バス清掃及び車内清掃等作業に関する業務仕様書 1 業務場所及び作業項目は、次のとおりとする。 (1) 業務場所は、交通局中央営業所構内とする。 (2) 作業項目は、「普通清掃」・「大清掃」・「観光バス清掃」・「周遊バス清掃」の4項目 について行うものとする。 2 契約期間は、平成26年4月1日から平成27年3月31日までとする。 3 作業内容は、別紙作業基準表によるほか、次のとおりとする。(作業量は、別表を参照) (1) 「普通清掃」仕様 ① 清掃作業時間は、午後5時30分から午後11時までする。出勤時は出勤簿に押印を して月末報告書に添付すること。 ② 作業内容は次のとおりとする。 (ア)車内の床面及びステップをほうき・モップ等で掃き出し、ごみ等はビニール袋に回 収して処分場に出すこと。なお、床面が汚れているときは、雑巾・モップで水拭きを して拭き取ること。 (イ)アルカリ性液等の希釈した水で固く絞ったタオルをもって、全席のシートカバーと 吊革・握り手・換気扇カバーを拭き取ること。 ③ 作業した車両番号は、現場責任者で確認をし、清掃台数を報告書とともに運行管理者 に報告すること。 ④ 作業終了時は、現場責任者が出勤担当者に退勤報告をして作業を終えること。 ⑤ 上記作業指示台数は、概ね次のとおりとし、運転勤務により変動する。 中央営業所:平日85両、土曜日、日曜日及び休日70両 (ただし、8月14日~8月15日は土曜日、日曜日及び休日とみなす) ⑥ 上記普通清掃に付随して行う業務として、「車内消毒撒布」を行うものとする。当該 業務の仕様は、次のとおりとする。 「車内消毒撒布」仕様 (ア) 清掃作業時間は、午後5時30分から午後11時までとする。出勤時は、出勤 簿に押印をして月末報告書に添付すること。 (イ) 消毒の撒布は、毎月末に全車(留置き車両も含む)を対象に行うものとし、床 面(シート席下部を含む)全面に撒布すること。 (ウ) 消毒液薬品は、塩化ベンザルオスバン液「ダイゴ」100倍液を使用するもの とする。 (エ) 撒布終了後は、車内に掲示してある消毒表に作業従事者の押印をし、全車施工 完了時は、整備管理者に作業終了時の報告を行い、検査合格の証を得ること。 (2) 「大清掃」仕様 ① 清掃作業時間は、午前8時00分から午前11時30分までとする。出勤時は、出勤 簿に押印をして月末報告書に添付すること。 ② 各車両の清掃は、各営業所を出庫する10分前に終えることし、終了時間までに在車 している全ての車両を完了させること。 ③ 各車両の清掃は、出勤担当者の指示に従い、乗務員が洗車機にて洗車した後、洗車場 まで誘導し、確実に行うこと。 ④ 作業内容は、天井部を除く前後側面の車外(タイヤ・タイヤホイール・窓ガラス・バン パー・照明灯カバーを含む全面)とし、洗剤をもって泡立て洗浄し、水洗い後ドライ ワイパー等で水を拭き取り、セーム皮等の吸水性のあるタオルで拭き取るものとする。 (洗車機をもって水洗いをしても可とする。) ⑤ 車内天井部をタオルで拭き取るものとする。 ⑥ 作業が終了した車両は、構内回送をし、車庫に納めること。 ⑦ 作業した車両番号は、現場責任者で確認をし、清掃台数を報告書とともに運行管理者 に報告すること。 ⑧ 作業終了時は、現場責任者が出勤担当者に退勤報告をして作業を終えること。 ⑨ 上記作業指示台数は、概ね次のとおりとする。 中央営業所:平日15両、土曜日、日曜日及び休日10両 (ただし、8月14日~8月15日は土曜日、日曜日及び休日とみなす) ⑩ 上記大清掃に付随して行う業務として、「洗車場等側溝汚泥作業」を行うものとする。 当該業務の仕様は、次のとおりとする。 「洗車場等側溝汚泥作業」仕様 (ア) 業務場所及び作業回数は、次のとおりとする。 ○ 自動車完成検査場横バス洗車場及び分離槽を毎週1回金曜日に実施すること。 ○ 食堂裏自動車洗車場分離槽、観光バス駐車場下簡易分離槽及び自動車洗車機沈 砂槽を2週間毎に1回金曜日に実施すること。 (イ) 作業内容は、次のとおりとする。 ○ バス洗車場の清掃 ○ 分離槽及び沈砂槽の清掃 ○ 回収した汚泥は、局構内指定場所(鉄箱・土砂溜め場)に投棄(処分は含まな い)すること。 (ウ) 作業にあたっては、係員と連絡を密にし、バス洗車等に支障のない時間(一時間 程度)に行い、作業終了後は管理係員に報告すること。 (3) 「観光バス清掃」・「周遊バス清掃」仕様 ① 清掃作業時間は、午後5時30分から午後11時までとする。出勤時は、出勤簿に押 印をして月末報告書に添付すること。 ② 各車両の清掃は、出勤担当者の指示に従い、整備工場車庫に入庫した後、確実に作業 を行うこと。 ③ 作業内容は、天井部を除く前後側面の車外(タイヤ・ホイール・窓ガラス・バンパ ー・照明灯カバーを含む全面)とし、洗剤をもって泡立て洗浄し、水洗い後ドライワ イパー等で水を拭き取り、セーム皮等の吸水性のあるタオルで拭き取るものとする。 ④ 車内天井部をタオルで拭き取るものとする。 ⑤ 作業した車両番号は、現場責任者で確認をし、清掃台数を報告書とともに出勤担当者 に報告すること。 ⑥ 作業終了時は、現場責任者が出勤担当者に退勤報告をして作業を終えること。 ⑦ 上記作業指示台数は、概ね次のとおりとする。(当日使用していない車両は除く。) 中央営業所:観光バス8両、周遊バス4両、 4 計12両 受託者は、次に記載された事項を、作業員に周知徹底させること。 (1) この業務に必要な用具、消耗品(雑巾・モップ・洗剤・ほうき・ホース・ドライワイパ ー・バケツ・タオル・吸水性モップ及びタオル等)及び消毒液撒布器具は、全て受託者の 負担とする。 (2) 清掃作業をする際、洗車用の給水は、ストップノズル付のホースを使用し、節水に心掛 けること。 (3) 受託者は、この業務を遂行するにあたり、車内に忘れ物(貴重品を含む遺留品)を発見 したときは、作業従事者は、速やかに出勤担当者に発見した車号と現物を報告し、明渡す こと。 5 受託者は、受託業務を処理するにあたって、次に掲げる事項について留意することとし、 交通局から不都合な点を指摘されたときは、速やかに是正をし、必要な措置を講じること。 (1) 作業員の風紀、衛生その他身元一切に関しても責任を負うこと。 (2) 出勤表を作成して1月ごとに交通局に提出すること。 (3) 作業員が出勤したときは、自ら出勤表に押印させ、出退勤を運行管理者に報告させるも のとすること。また作業員が休暇、遅刻、早退するときは、交代の作業員を遅滞なく配置 すること。 (4) 作業員に対しては、常に服装を正させ、作業を安全かつ確実に行わせること。 (5) 常に言語、態度に留意し、他人に不快の念を与えないように指導を行い、作業員に徹底 させること。 (6) 作業時間中に施設・設備・機械器具を破損したとき、又は破損箇所を発見したときは、 係員に速やかに届けること。 (7) 作業者は、作業のため車輌の移動を行う場合は、免許保持者が行うとともに事故防止に 十分留意すること。また、労務災害等の事故防止に努めるとともに、車両の往来に十分注 意し、特に夜間作業時においては反射材を活用するなどして構内事故防止に努め、安全に 作業が行えるように配慮すること。 (8) 受託期間中、仕様書の一部に変更事項が生じたときは、本局担当者と協議をし、見直し 作業に着手できるものとすること。 (9) 受託期間中に委託者より作業に要する洗浄剤または、消耗品を試験使用させるときは、 事前に協議をして実施できるものとする。その際の物品は、委託者負担とする。 6 労働環境の確認に関する特記事項 (1) 受注者は、本契約の履行に従事する従業員に係る労働環境に関し、鹿児島市交通局指 定の「労働環境に係る調査票」を記入し、本契約締結後速やかに提出するものとする。 (2) 鹿児島市交通局は、「労働環境に係る調査票」の内容に疑義が生じたときは、受注者 の事業所等において、関係書類の確認、本契約の履行に従事する従業員からの聞き取り 調査等を行うことができるものとする。 (3) 鹿児島市交通局は、(2)の結果、受注者の本契約の履行に従事する従業員の労働環境が 不適切であると認められる場合は、受注者に対し改善を指示するものとし、受注者は、当 該指示により行った改善の内容を記載した報告書を鹿児島市交通局に提出するものとする。 7 受託者は、契約締結後、速やかに作業員名簿(氏名・作業経験年数及び採用年月日等を記 載)を交通局に提出するものとし、作業員に異動が生じたときは、直ちに異動届を提出する こと。 ※ 契約については単価契約とする。 15 土 日 ・祝 124 8,680 10 作業日数 241 3,615 8 70 作業日数 周遊バス車両数 241 20,485 作業日数 観光バス車両数 普通清掃車両数 月~金 中央 営業 所 ※ 85 作業日数 大清掃車両数 別表(年間作業量) 365 2,920 4 365 1,460 124 1,240 この別表で示す日数は、最大値(周遊バスは、予備車1台分を含む。)であり、台数に ついては、作業指示により多少の変動がありうる。 車 両 清 掃 作 業 基 準 表 (普通清掃) 区 分 清 掃 方 法 内外 大 別 細 別 床 床 ステップ 適 要 塵芥・土砂を箒で掃きと モップは洗浄された り、よく絞ったモップ等で拭 ものを使用すること。 き取る。 柱 窓 枠 車 内 ガ ラ ス 吊 革 吊 棒 棒 にぎり棒 装 具 固く絞ったタオルで、拭 く。 汚染部分は洗剤を使用し除 去する。 ガラスについては、前面を 除く。 作業のため、入口ド ア・出口ドア等を開け たときは作業終了後完 全に閉めること。 き損部分があった場 合は運行管理者に報告 すること。 (大清掃) 区 分 内外 大 別 シート 細 別 シート及び 背受面 背受裏面 床 床 ステップ 車 両 清 掃 作 業 基 準 表 清 掃 方 法 適 要 固く絞ったタオルで拭き、乾い たタオルで拭く。 汚損部分は洗剤を使用し除去す る。 最後部のシートを 取り外し、塵芥等を 掃き出すこと。 塵芥・土砂を箒で掃きとり、よ く絞ったモップ等で拭き取る。 モップは洗浄された ものを使用すること。 区 分 内外 大 別 細 別 窓ガラス 系統幕ガラス ドアガラス 外 板 清 掃 方 法 摘 要 中型車は洗剤を使用し水洗い 後、大型車洗車機通過後ドライワ イパー等で拭き取り、乾いたタオ ルで拭く。 後輪より後部は洗剤を使用し水 洗いし、乾いたタオルで拭く。 側 面 柱 扉 窓 枠 車 内 広 告 枠 ガ ラ ス 腰 板 吊 革 吊 革 棒 にぎり棒 装 具 広 告 枠 灯 具 天 井 換 気 扇 クーラー吹出口 水拭きし、乾いたタオルで拭 く。 汚染部分は洗剤を使用し除去す る。 作業のため、錠・金 具等を外したときは作 業終了後完全に施錠す ること。 き損部分があった場 合は運行管理者に報告 すること。 車 外 洗剤を使用し水洗いし、乾いた タオルで拭く。 広 告 板 窓 戸 袋 外 板 バンパー 前 照 灯 黄 灯 車 幅 灯 尾 灯 制 動 灯 フラッシャー ミ ラ ー 方向幕ガラス 前後面 系統幕ガラス リヤガラス 後部エンジン ルーム 上張り 水拭きし、汚損部分は洗剤を使用 して除去後、タオルで拭く。 洗車機が故障した場 合は大型車も洗剤を使 用し水洗いする。 洗剤を使用し水洗し、乾いたタ オルで拭く。 後部ひな段 フェンダー 泥土を水洗い除去する。 スピーカー タ イ ヤ 洗剤を使用し水洗いする。 車内ミラー フロントガラス 洗剤を使用し水洗い後、乾いた タオルで拭く。 区 分 内外 大 別 細 別 シ-ト シート及び 背受面 背受裏面 床 車 内 床 ステップ 窓 枠 装 具 灰 皿 雨 傘 その他 窓閉の確認 観 光 バ ス 清 掃 作 業 基 準 表 清 掃 方 法 区 分 摘 要 内外 固く絞ったタオルで拭いた後、 乾いたタオルで拭く。 汚損部分は洗剤を使用し除去す る。 塵芥及び土砂等を掃き取り、 モップ等で拭き取る。(モップ等 は洗浄後固く絞り使用すること) ステップ台を水で洗いし、綺麗 に流した後、モップ等で拭き取 る。(モップ等は洗浄後固く絞り 使用すること) 側面と扉を固く絞ったタオル等 で拭いた後、乾いたタオルで拭 く。 窓枠は、内側から固く絞ったタ オル等で拭いた後、乾いたタオル で拭く。 ドアガラス 側 面 座席の下 通 路 運転席 マットは、ステップ 台に立て置く。 汚染部分は、洗剤を 使用して除去する。 降灰が付着している 時は灰を落とす。 作業のため、錠、金具をはずし たときは、作業終了後完全に施錠 すること。 き損部分があった場合は、運行 管理者に報告すること。 作業終了後は、窓が完全に閉っ ていることを確認すること。 清 掃 方 法 細 別 窓ガラス 塵を除去して表面を固く絞ったタ オルで拭く。 当日使用した雨傘は、車内にひ ろげて置く。 大 別 外 板 扉 車 外 前後面 外 板 バンパー 前 照 灯 黄 灯 車 幅 灯 尾 灯 制 動 灯 フラッシャー ミ ラ ー 方向幕ガラス 系統幕ガラス リヤガラス 後部エンジン ルーム上張り 洗剤を使用し水洗い後、乾いた タオルで拭き取る。 フェンダー 泥土を水洗い除去する。 タ イ ヤ 洗剤を使用し水洗いする。 フロントガラス 雨が降った時、車内 (シ-ト等)が濡れる ため。 洗剤を使用し水洗い後、ドライ ワイパ-等で拭き取った後、乾い たタオルで拭き取る。 洗剤を使用し水洗い後、乾いた タオルで拭き取る。 適 要 区 分 内外 車 内 観光地周遊バス(シティビュー)清掃作業基準表 清 掃 方 法 細 別 シ ー ト 及 び 固く絞ったタオルで拭いた後、 シート 背 受 面 乾い たタオルで拭く。 汚損部分 背 受 裏 面 は洗剤を使用し除去する。 運転席・座席の下・通路・展望 室の塵芥及び土砂等を掃き取り、 床 ブラシで水洗いし、乾いたモップ 等で拭きとる。 ステップ台を水で洗いし、綺麗 床 に流した後、モップ等で拭きと る。(モップ等は洗浄後固く絞り ステップ 使用する。) 側面と扉は固く絞ったタオル等 で拭いた後乾いたタオルで拭く。 大 別 柱 窓 枠 ガ ラ ス 腰 板 にぎり 棒 装 具 その他 天 井 水拭きし、乾いたタオルで拭 く。汚染部分は洗剤を使用して除 去する 区 分 摘 要 内外 大 別 き損部分があった場 合は、運行管理者に報 告すること。 清 掃 方 法 細 別 き損部分があった場 合は、運行管理者に報 告すること。 窓ガラス ドアガラス 側 面 外 板 車 外 洗剤を使用し水洗い後、ドライワ イパ-等で拭き取り、乾いたタオ ルで拭く。 扉 前後面 灯 具 外 板 バンパー 前 照 灯 黄 灯 車 幅 灯 尾 灯 制 動 灯 フラッシャー ミ ラ ー 方向幕ガラス 系統幕ガラス リヤガラス 後部エンジン ルーム上張り 外板スカート(木目模 様部)はタワシを使用 し水洗いする。 洗剤を使用し水洗いし、乾いた タオルで拭く。(ミラー裏面含 む) フェンダー 泥土を水洗い除去する。 タ イ ヤ 洗剤を使用し水洗いする クーラー吹出口 スピーカー フロントガラス 洗剤を使用し水洗い後、乾いた タオルで拭く。 前面・側面 洗剤を使用し水洗い後、乾いた タオルで拭く。 車内ミラー 換 気 扇 摘 要 屋根看板
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