財務会計システム借上及び保守委託業務

財務会計システム借上及び保守委託業務
(長期継続契約)
仕
様
書
安房郡市広域市町村圏事務組合
仕
1.
様
書
業務名
財務会計システム借上及び保守委託業務(長期継続契約)
2.
業務場所
安房郡市広域市町村圏事務組合 事務局・消防本部
3.
契約期間
平成 25 年 11 月 1 日から平成 30 年 10 月 30 日までの 60 ヶ月とする。
4.
目的
本組合の財務会計システムは、平成 20 年 6 月に株式会社内田洋行製の財務会計システム
「e-ActiveStaff 財務会計システム」を導入してから既に 5 年以上が経過しており、今後、財
務会計システム用サーバー等機器の保守及び維持管理が困難となることが予想される。
機器の保守可能期間終了後は、不具合発生時に修理等の対応が不可能な状況となるため、現
行の「e-ActiveStaff 財務会計システム」で行っている作業を今後も継続するために、今回シ
ステムの更新を行おうとするものである。
財務会計システム用サーバーの更新にあたっては、現行の「e-ActiveStaff 財務会計システ
ム」のデータを移行し、過去のデータについても使用可能としなければならない。
また、平成 23 年 1 月から 5 年間の賃貸借契約により、株式会社内田洋行製の人事給与システ
ム「e-ActiveStaff 人事給与システム」が財務会計システムと同じサーバーにて稼働している
ため、人事給与システムの移行作業も併せて行い、継続使用ができる環境とすること。なお、
人事給与システムのサーバーは、財務会計システムと同じサーバーを使用しても別途用意して
も差し支えないものとする。
以上、財務会計システムの更新および人事給与システムの移行を行うことにより、システム
を継続的に安定稼動させることを目的とする。
5.
業務の指示及び監督
受託者は、本業務を施行するにあたり、当該契約に基づき本組合事務局担当者と密接な連絡
をとり、その指示及び監督を受けるものとする。
6.
導入(見積)範囲
本業務の対象となる導入の範囲は、次のとおりとする。
(1)財務会計システム
ア 予算編成システム
イ 執行管理システム
ウ 決算システム
エ
決算統計システム
・上記業務のパッケージ費用、サポート費用、研修費用、必要なカスタマイズ費
用、データ抽出・移行費用など全てを含むものとする。
・システムの詳細は、別紙「機能要件書」の機能を有することを前提とする。仕
様書に満たない場合は、カスタマズにて対応するものとし、その費用も見積に
含めるものとする。
(2)人事給与システムの移行
(3) 財 務 会 計 シ ス テ ム 兼 人 事 給 与 シ ス テ ム 用 サ ー バ ー 及 び 周 辺 機 器 (1台 )
ア
デ ー タ 退 避 装 置 (1台 )
イ
無 停 電 電 源 装 置 (1台 )
ウ
カ ラ ー 液 晶 デ ィ ス プ レ イ (1台 )
・上 記 構 成 は 財 務 会 計 シ ス テ ム 用 サ ー バ ー と 人 事 給 与 シ ス テ ム 用 サ ー バ ー を 兼 ね
た場合であり、人事給与システム用サーバーを別途用意する場合については、
上記の外に必要な機器を用意すること。
機器調整費・搬入費
・サーバー設置については特殊な設置環境整備を行わなくてもよい機器とする。
・ 接 続 ク ラ イ ア ン ト は 最 大 10台 程 度 と し 、 シ ス テ ム 運 用 に 支 障 を 来 た さ な い 性 能
の機器を選定すること。
(4)基 本 ソ フ ト ウ ェ ア (1式 )
ア
データベースソフトウェア
イ
自動電源制御・自動退避用ソフトウェア
ウ
その他稼動に必要なソフトウェア
(5)財 務 会 計 用 ク ラ イ ア ン ト (1台 )
OS: Windows7 Professional(32bit)/CPU:Celeron G1610(2.6GHz)以 上 /メ モ リ
ー : 2GB以 上 /ハードディスク: 250GB以 上
導 入 ソフト:Microsoft Office Personal 2010、 そ の 他 稼 動 に 必 要 な ソ フ ト ウ ェ ア
(6)ハ ー ド ウ ェ ア 保 守 費
提案機器ハードウェアの当日訪問修理
・提案機器ハードウェアを正常かつ円滑に使用できるよう保守を行うこと。
・ 保 守 ま た は 修 理 を 要 す る 場 合 ,通 報 に 基 づ き 速 や か に 保 守 担 当 技 術 者 を 派 遣 し
て必要な保守業務を行うこと。
・ 保 守 対 応 は 土 曜 ・ 休 ・ 祭 日 を 除 き ,月 曜 日 か ら 金 曜 日 の 8: 30~ 17: 30を 基 本 と
するが、他時間帯についても別途協議の上、必要に応じた保守対応が可能な体
制 で あ る こ と 。保 守 担 当 技 術 者 の 訪 問 の 時 間 帯 は 、上 記 時 間 帯 の 終 了 4時 間 前 ま
でに受け付けた障害については、当日中に保守担当技術者を訪問させるものと
し 、4時 間 前 以 降 に 受 け 付 け た 障 害 に つ い て は 、翌 日 以 降 の 最 初 の サ ー ビ ス 時 間
帯が属する日に保守担当技術者を訪問させるものとする。
(7)ソ フ ト ウ ェ ア 保 守 費
問い合わせ対応
・ 電 話 、FAX、eメ ー ル 等 に よ り 利 用 中 の シ ス テ ム に 関 す る 各 種 問 い 合 わ せ に 対
応すること。
財務会計システム保守対応
・ シ ス テ ム の バ グ( 瑕 疵 )と 判 断 さ れ る シ ス テ ム 障 害 対 応 お よ び シ ス テ ム を 使
用 し て い る と き に 発 生 す る ト ラ ブ ル に つ い て 、そ の 原 因 を 調 査 し 、障 害 の 切
分け、障害箇所の特定、保守作業の実施により、トラブルの解決あるいは状
況の改善を図ること。
7.
見積書の表記方法
上 記 「 6.
導 入 (見 積 )の 範 囲 」 の (1)か ら (7)に つ い て 、 60ヶ 月 リ ー ス 時 の 月 額
費 用 (保 守 費 用 含 む )を 表 記 す る も の と す る 。
8.
財務会計システムの基本要件
財務会計システムの基本要件は、次のとおりとする。
(1)既存システムの継承
本業務において導入する財務会計システムは、パッケージシステムとし、既存財務会計シス
テムの機能を原則として継承できるものとする。よって既存財務会計システムのデータ等全
てのデータについて完全移行を行い、本組合の業務に与える影響を最小とすること。
(2)機器の機能要件
導入する機器は、確かな納入実績と、操作性、機能性および経済性に優れ、信頼性の高い機
器を採用すること。なお、必要性が認められる場合には、機器および機能を追加すること。
また、業務の追加や法改正などを考慮し、導入後5年間は増設の必要のない最適な機器で構
築すること。
機能要件については次の内容を、導入システムが問題無く稼動するための必要十分条件とし
て満たすこと。
ア
サーバー
・サーバーの性能は、実績を含め信頼性が高く、本組合の業務を安全かつ円滑に行える
性能であるものとする。
・サーバーは、タワー型サーバーとし、保守性に優れた省スペース環境を実現すること。
・万一の障害時には、即日復旧可能な保守体制が用意されていること。
イ
バックアップ機器
・バックアップは自動処理が十分可能なものとすること。
ウ
管理端末
・業務端末の性能は、当該業務を円滑に行える性能であるものとする。
エ
無停電電源装置
・電源に異常が生じた際、業務を終了し、サーバーの正常シャットダウンが可能な容量を
持ったものを導入すること。
オ
その他必要な機器
・システム稼動に必要と考えられる機器及び設備等についても納入すること。
・サーバー管理ソフトウェア、バックアップ管理ソフトウェア等必要と考えられるソフト
ウェアについても納入すること。
(3)機器の設置条件
機器の設置については、本組合事務局担当者と協議し行うものとする。
(4)財務会計システムの切り替え
本業務においては、新財務会計システム稼動と同時に既存財務会計システムの停止を予定
している。システム運用経費に係る二重投資を回避する観点や、既存機器の老朽化の観点
から、並行稼動は原則として行わない。なお、既存システム稼動機器については、平成 25
年 11 月中に撤去を予定している。
9.
業務ソフトウェアの要件
財務会計システムを構築する際に導入する業務ソフトウェアは、次の要件を満たすこと。
(1)安定性及び操作性
ア
画面構成や操作性等に優れ、常に安定した動作が保証されたシステムであること。また、
システム切り替え時の職員負荷を最小限とするため、既存財務会計システムと同様の画
面構成や操作性を有し、その項目配置や項目名称(表現)についても、既存システムのも
のを踏襲することとする。
イ
ユニバーサルデザインに準拠し、利用者にやさしい操作性を有すること。
(2)安全及び確実なデータ移行
既存財務会計システムのデータ分析を実施し、既存財務会計システムが保有するデータにつ
いては、新財務会計システムの稼動及び既存財務会計システムの停止と同時に全て移行しな
ければならない。データ抽出・移行に係る経費についても積算すること。
ア
データの安全な管理が可能であること。
イ
移行範囲は既存財務会計システムが保有する全てのデータとし、いずれの資産につい
ても完全移行するものとする。
・科目別集計データ
・全伝票データ(既存財務会計システム稼動移行過去5ヶ年分、取消データを含む)
・積算根拠データ
・債権者データ
ウ
データ移行に際しては、本組合事務局担当者及び既存財務会計システム保守業者と協
議を行うこと。
(3)効率的な運営
効果的な入出力機能、バッチ処理の容易性、バックアップの自動運転等の効率性を有するシ
ステムであること。
(4)安全対策
ログイン ID、パスワード等による安全対策が施されており、不当なアクセスからデータ保護
を図れること。
10
人事給与システム移行要件
現在稼働中の「e-ActiveStaff 人事給与システム」については、ソフトウェア及びデータを新
財務会計システムの稼動及び既存財務会計システムの停止と同時に完全移行し、本組合事務局担
当者の稼働確認を取ること。なお、人事給与システムのサーバーは、財務会計システムと同じサ
ーバーを使用しても別途用意しても差し支えないものとする。移行に関しては、それに係る経費
についても積算し、本組合事務局担当者及び既存人事給与システム保守業者と協議を行うこと。
11
その他
受託者は、本業務を遂行するにあたり、当該契約に基づき本組合事務局担当者と密接な連絡を
とり、その指示及び監督を受けるものとする。