短期滞在者用国別情報 マレーシア

マレーシア
短期滞在者用国別情報
本情報は国別生活情報より短期滞在(出張)用の情報を抜粋したものです。
1. マレーシアプロフィール
(1)正式名称
(和文)マレーシア
(英文)Malaysia
(2)政体
立憲君主制(議会制民主主義)
(3)首都
クアラルンプール
(4)面積
33万平方km (日本の約0.9倍)
(5)人口
2,840万人(2010年)
(6)民族
マレー系 66%、中国系 25%、インド系 8%
(注:マレー系には中国系及びインド系を除く他民族を含む)
(7)言語
公用語 :マレー語 ほかに中国語、タミル語、英語
(8)宗教
イスラム教、仏教、儒教、ヒンズー教、キリスト教、アニミズム
(9)略史
14世紀末マレー半島南部にマラッカ王国成立。18世紀後半からイギリスがペナンなどに植民地を建設、
1919年に半島支配を確立。1942~45年の日本占領を経て、57年マラヤ連邦がイギリスから独立。63
年シンガポール、サバ、サラワクを加え、マレーシアとなる。同65年シンガポールが分離、独立。
(10)在留日本人
10,401人(2011年10月1月現在)
(11)気候
季節風の影響を受け、一年を通じて高温多湿であるが、降雨量の多い北東モンスーン季と比較的少な
い南西モンスーン季があり、ところによっては短い乾季がある。クアラルンプールの年平均気温は摂氏
26度である。
【参考】「国別協力情報ファイル」国際協力機構
「外務省ホームページ-各国・地域情勢-」外務省
『最新世界各国要覧 10訂版2000』東京書籍
2. 業務のための基礎データ
(1)JICA事務所の概要(マレーシア事務所)
住所 :Suite 29.03, Level 29, Menara Citibank, No.165, Jalan Ampang, 50450 Kuala Lumpur, Malaysia
連絡先 :国番号 :60
市外局番 :03
電話 :+60-3-2166-8900
FAX :+60-3-2166-5900
URL :http ://www.jica.go.jp
E-mail :[email protected]
執務時間 :8 :3 0~16 :30 (昼休み12:00~13 :00)
休日 :(3)の「官公庁の休日」に準じる。
事務所までの交通 :
【空港から】
空港からは、Airport Limo(空港タクシー)の配車係(カウンター)に、行き先、車種(エコノミーかプレミアム)を告げると、タ
クシーを手配してくれる。エコノミーの場合、片道は56.60リンギ(約18米ドル)、プレミアムが92.40リンギ(約29米ドル)。
空港タクシー運転手には、「Jalan Ampang」地区にある「Menara CitibankかHotelNikko」へ行くように伝える(注 :
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Menara CitibankとHotel Nikkoの1階部分と地下駐車場はつながった構造になっている)。
【空港以外から】
タクシーの利用を勧める。ホテルなどで客待ちをしているタクシーか、無線タクシーを必ず利用すること。市内には流しの
タクシーもあるが、安全の問題からできる限り利用しないこと。無線タクシーは数社あり、電話をかけて呼び出す。タクシー
は車体が赤と白の2色が多いが、なかには黄色のものも走っている。料金は、市内であれば、おおむね4~5リンギ程度で
ある。
<無線タクシー>
Public Cab
電話 :03-6259-2020
Comfort
電話 :03-8024-2727
Sunlight Taxi 電話 :03-9057-1111
Saujana Cab 電話 :03-2162-8888
Super Cab
電話 :03-7875-7333
(2)JICA事務所周辺地図
(3)日本との時差、
サマータイム
日本との時差 :-1時間。日本より1時間遅れる。
サマータイム :年中真夏なので、実施していない。
(4)祝日、連邦官公庁祝日 :
の休日(2012年)
1月 1日
元日
1月 23~24日
中国正月
2月 1日
連邦区記念日
2月 5日
マホメット誕生日
2月 7日
ヒンズー教祝日 (Thaipusam)
4月 11日
新国王の戴冠日
5月 1日
メーデー
5月 5日
仏誕節
6月 2日
国王誕生日
8月 19~20日
ラマダン明け
8月 31日
独立記念日
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9月 16日
建国記念日
10月 26日
犠牲祭
11月 13日
ヒンズー教祝日(Deepavali)
11月 15日
イスラム教暦新年
12月 25日
クリスマス
※なお、13州にそれぞれ異なる独自の州祭日(ほとんどは州サルタン/元首の誕生日)がある。
連邦官公庁の休日 :上記祝日と土・日。なお、祝日が日曜日の場合、翌日(月曜日)が自動的に休日
となる。
(5)ビジネスアワー
官庁 8 :00~17:00(土・日休み)
銀行 9 :30~16:30(土・日休み)
商店 10 :00~22 :00(日曜日はほとんどの店が半日営業か休み、ショッピングセンターはほとん
どが年中無休)
(6)言語
業務 :英語が十分に通用するが、マレー語(役所の主要言語)ができるとさらによい。
ホテル、買い物、食事 :英語が通用するが、現地の一般庶民を対象とした市場、一般商店などでは
マレー語や中国語(標準語、広東語など)が使われることもある。
(7)通貨
通貨 :リンギ(RM、1リンギ=100セン)
(8)通貨レート
為替レート :1米ドル=3.130 リンギ、 1リンギ=25.014 円 (JICA2012年8月統制レート)
(9)関係機関
【在外日本関係機関】
●日本大使館
所在地 :11, Persiaran Stonor, Off Jalan Tun Razak, 50450
電話 :03-2177-2600
URL :http ://www.my.emb-japan.go.jp/
●日本貿易振興機構(JETRO)クアラルンプールセンター
th
所在地 :9 Floor, Chulan Tower, No.3, Jalan Conlay, 50450 Kuala Lumpur.
電話 :03-2171-6100
URL :http ://www.jetro.go.jp/
●国際交流基金(JFKL)
所在地 :18th Floor, Northpoint, Block B, Mid-Valley City, No.1, Medan Syed Putra, 59200 Kuala
Lumpur.
電話 :03-2284-6228
URL :http ://www.jfkl.org.my/
●日本人商工会議所(JACTIM)
所在地 :Millennium Block, Jalan Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpur.
電話 :03-2142-7106
●KL 日本人会(The Japan Club of Kuala Lumpur)
所在地 :No.2, Jalan 1/86, Section 94, Taman Seputeh, 58000 Kuala Lumpur.
電話 :03-2274-2274
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【マレーシアの関係官公庁】
●Corporate Services & International Section, Economic Planning Unit, Prime Minister's
Department (首相府経済企画院法人サービス・国際局)
所在地 :Level 2, Block B5, Federal Government Administration Centre, 62502 Putrajaya.
電話 :03-8888-2875
●Look East Policy Unit, Public Service Department, Prime Minister's Department(首相府人事院東
方政策局)
所在地 :Level 4, 5 & 6, Block C1, Federal Government Administration Centre, 62510 Putrajaya
電話 :03-8885-3431
(10)有用サイト
http ://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html (外務省「各国・地域情勢」)
http ://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/index.html (外務省「渡航関連情報」)
http ://www.malaysia.gov.my/EN/Pages/default.aspx (マレーシア政府公共サービス諸機関)
3 入国・出国情報
(1)入国時
1998年6月、KLIAが開港した。空港内は各種施設が充実しており、免税店やブティック、飲食店、郵便局、銀行、ビジ
ネスセンター、託児所などがある。到着コンコース(level 3)にあるPassenger Assistance Centreでは、ホテルやレンタ
カーの予約など、各種サービスが受けられる。下図を参照。
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2011年6月より指紋認証システムが導入されたため、外国人入国者の入国データは登録されるような体制が整った
ので、2012年6月1日から入国カードの記入・提出は不要になった。
動植物の持ち込みには検疫証明書が必要である。トラブルを避けるため、できればペットの持ち込みはやめたほう
がよい。
入国審査時には、マレーシア来訪の目的、期間、滞在場所などを聞かれる。働くことを目的としている人には、通常2
週間~1カ月程度の臨時ビザが渡される。
その有効期間内に出入国管理局本部へ行って、長期滞在ビザと数次再入国ビザを得る必要がある。いずれも有効期
間は最長 1 年である。延長が必要な場合は、有効期限の 1 カ月前までに手続きを行う必要がある。ビザ切れは不法滞
在となり、過大な罰金を課せられる。
(2)帰国時
出国時の諸手続きは次のとおりである。
・電光掲示板を見て、チェックインカウンター番号を確認する。
・係官の指示に従い、航空機に預ける手荷物をX線に通す。
・出発2時間前までにチェックインする。
・出国審査へ向かう。出国審査では滞在ビザが有効か否か確認されるのみである。
リコンファームは72時間前までに一度行い、念のために搭乗当日にもフライト変更を含め再度確認する必要がある。
(3)出迎え
該当情報なし。
(4)市内への移動
24時間営業のタクシーリムジンがある。税関を出て右に進むとタクシーチケットの販売デスクがあるので、そこで行き
先を告げ、チケットを購入して乗車する。深夜・早朝は50%の割り増し料金となる。
4 通信
(1)電話
電信電話事業は、1986年6月に民営化されたTelekom Malaysia Bhd.(テレコム・マレーシア、以下テレコム。詳細は
国別生活情報イエローページを参照)が行っている。テレコムの民営化により、サービスは充実している。インターネッ
トや携帯電話のサービスも取り扱っている。
公衆電話はダイヤル直通で、市内通話は3分間10センである。
外国人向け住居の多くでは電話は設置済みであるが、新設する場合は、家主を通してテレコムに申し込むのが一般
的である。申し込みから設置までに数カ月を要することがある。
(2)携帯電話
携帯電話も普及しており、申し込み当日から使用できて便利である。ただし、電波の届かない地域もあるので、購入
時に確認が必要である。
主な携帯電話会社は次のとおりである。
・Celcom
・Maxis
・DIGI
(3)ファクシミリ
普及しており、特に問題はない。
(4)郵便
郵便事業はPos Malaysia(マレーシア郵便会社)が行っている。主要都市では郵便物は戸別に配達されており、比較
的安全であるが、小都市ではP.O.Box(私書箱)を設ける必要がある。
課税対象になる小包は、郵便局から届いた通知書と、パスポートを持参して引き取りに行く。この場合、荷物を開封し
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て内容検査を受ける必要がある。
日本へ郵送する場合の料金は、書類空送が140セン(~20g)、小包空送が41.20リンギ(250gまで)、書類海送が145
セン(~50g)、小包海送が38.00リンギ(1kgまで)である。
所要時間は航空便で 4~7 日、船便では 1 カ月程度を要する。
(5)国際宅配サービス
国際宅配サービスによる日本への配達日数は通常2~3日で、郵便よりも早く確実に届く。頻繁に使う場合は、割安企
業向け料金が適用される登録制度(コーポレートアカウント)を利用するとよい。
クアラルンプールの主な国際宅配サービス会社は次のとおりである。
・OCS (M) Sdn. Bhd
・POS MALAYSIA
・FedEx
(6)インターネット
かなり普及しており、主なインターネット・プロバイダーは次のとおり。また、当地では「WiFi(無線LAN)」というマーク
のあるStarbucksコーヒー他、McDonald、KFCやOld Town で無料で利用できる。
・TM
・U mobile
・Maxis
・Yes
・Celcom
・DiGi
5 気候、服装
マレーシアは一年中、ちょうど日本の夏にあたる暑い気候である。日中の気温は摂氏35度近くまで上がり、湿度も高い。
年間の気温の変化は少ないが、一日の気温差は大きく、朝晩は涼しいので、特に夜間の外出の際には冷えないように注
意する。また、建物内の冷房がかなりきいているため、外出時は常に長袖の服を携帯することを勧める。
価格にこだわらなければ、素材、デザイン、色、柄など、自分の好みに合った衣類のほとんどが入手できる。一般的に
衣料品の質はよく、日本製品も高価ではあるが出回っている。ただし、麻製品はあまり見かけず、サマーウール 100%
のスーツなどは限られた店でしか扱っていない。
6 衛生状況、健康管理
国別医療情報( https://libportal.jica.go.jp/fmi/xsl/library/public/data/medical-p.html )を参照。
7 交通機関
<バジェット・タクシー(普通タクシー)>
マレーシアの都市部ではタクシーが発達しており、クアラルンプールのような大都会では、24時間サービスの無線タク
シーも走っている。また、大都市間をつなぐ乗り合いタクシーもあり、便利である。
料金は次のようになっている(メーター制で、距離による算出と時間による算出がある)。ただ、夜間や降雨時は、メータ
ーを止めているタクシーが見られ、事前の金額交渉が必要である。また、近年、不良タクシードライバーが見られ、乗車
時には注意が必要である。
a)初乗り料金は3リンギ、その後115mごとに0.1リンギ加算される。
b)渋滞時は最初の3分間まで3リンギ、その後21秒ごとに0.1リンギ加算。
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c)3人以上乗車する場合、トランクに荷物を積む場合は1人1個あたり1リンギ加算。
d)電話予約は1回につき1リンギ加算。
e)深夜から早朝(00:00~06 :00)はメーター料金の50%割り増しになる。
f)高速道路の使用料は全額乗客負担。
注:ブルー・タクシー(エクゼクティブ・タクシー)の初乗り料金は6リンギ、その後150mごとに0.3リンギ加算される。
クアラルンプール周辺の主なタクシー会社とその電話番号は次のとおりである(詳細は国別生活情報イエローページ
を参照)。
・Comfort Radio Taxi Service
・Public Cab Radio Taxi Service
・Sunlight Taxi Radio Service
・Uptown Ace Supercab
<鉄道>
・KTM Commuter :クアラルンプール市とその周辺地域(通称クランバレー)で 運行している。通勤時間は大変混雑し、
また、ダイヤの乱れがしばしば見られる。
・LRT=Light Rail Transit :クアラルンプール市内を走る近距離小型電車。
・KL Monorail :クアラルンプール中心部の繁華街あたりを走るモノレール。
その他、マレー半島を縦断(バンコク~マレーシア~シンガポール)する長距離国際列車もある。
寝台車には1等寝台(冷房付き、冷房なし)、2等寝台がある。また、普通車にも特等、1等、2等の区別があるので注意
すること。
<バス>
長距離バス網が発達しており、ほとんどの都市、町にアクセス可能で、便数も多い。通常、鉄道やバスのチケットは1週
間前から発売されるが、国民の休日(日本のゴールデンウイークのような連休が年間3回ほどある)にあたるチケットは1
カ月前から発売されるので、注意すること。
<国内航空>
マレーシア航空が、クアラルンプールからクアンタン、クアラトレンガヌ、イポー、ペナン、アロースター、コタバル、ジョ
ホールバル、クチン、シブ、ビントゥル、ミリ、ラブアン、コタキナバル、サンダカン、ラハドトゥ、タワウ間を運航している。
また、エア・アジアやファイヤーフライなどの格安航空会社も近年、国内外の主要な都市へ運航されている。
8 宿泊
日本人がよく利用するクアラルンプールの主なホテルは以下のとおりである(詳細は国別生活情報イエローページを
参照)。
クアラルンプールでは、ホテルを含め各所でクレジットカードが使用できるが、最近クレジットカードで物品を購入した
際にデータを盗まれ、本人の知らないうちに高額な買い物に使用されるという被害が頻発しているので、ホテルでも極力
使用しないほうがよい。
<一般ホテル>
・Mandarin Oriental, Kuala Lumpur
・Hotel Intercontinental Kuala Lumpur (旧Nikko)
・Corus(旧Ming Court)
・Renaissance
・Prince Hotel & Residence
・Shangri-La
<単身者向けのホテル経営サービスアパートメント>
・Lanson Place
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・PNB Darby Park
9 電気事情
(1)電圧
電圧は240Vなので、日本から持参した製品を使用する場合は変圧器が必要である(ノートパソコンの場合は日本製
でも240Vに対応できる場合もある)。
(2)コンセント、モジュラージャックの形
コンセントはイギリス式の3つ穴か2つ穴である。モジュラージャックは日本と同様の形状である。
(3)家電製品
日本製を含め、ほとんどの家電製品が入手可能である。
10 食事
(1)一般事情
クアラルンプールには数多くの日本食レストランがあり、ランチタイムには夕食時よりも安い料金でサービスをしてい
る。ただし、現地の日本食は他国の料理と比較して「高級料理」として位置づけられているため、日本と同様の価格であ
る。
マレー料理店は数多くあり、手軽な値段で料理を楽しめる。中国料理店も市内に多数ある。ホテル内にもよいレストラ
ンはあるが、価格はローカル店の2~3倍である。安くておいしいローカル店を探すのは楽しみのひとつでもあり、お勧
めである。
西洋料理店はホテルを中心に数多くあるが、高価である。インド料理は香辛料がたっぷり入った南インド料理と、それ
ほど辛くない北インド料理が楽しめる。また、隣国タイの料理店が何軒かある。
(2)飲食店
人数が多い時は予約を入れたほうがよい。税・サービス料として15%加算されるので、チップは必要ない。
クアラルンプールの主なレストランは次のとおり(詳細は国別生活情報イエローページを参照)。
<日本料理>
・かみむら
・弁慶(べんけい)
・和さび(わさび)
・大公稲ぎく(たいこういなぎく)
・勘八(かんぱち)
・宗像(むなかた)
・嵯峨野(さがの)
・楽膳(らくぜん)
<マレー料理>
・Seri Melayu(スリ・メラユ)
・Kelantan Delights (ケランタン・ディライト)
・Madam Kwan's(マダム・クワンズ)
・Revolving Tower Restaurant Seri Angkasa(スリ・アンカサ)
・Ibunda (イブンダ)
・Bijan (ビジャン)
<中国料理>
・Toh Lee(桃李)
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・Lai Po Heen(ライ・ポー・ヒン)
・Xin Cuisine(シン・キュイジーン)
・Hakka Restaurant(ハッカ・レストラン)
・Shang Palace (シャン・パレス)
<インド料理>
・Bombay Palace(ボンベイ・パレス)
・Passage Thru India(パッセージ・スルー・インディア)
・Sagar Restaurant(サガール・レストラン)
<タイ料理>
・Coca Restaurant(コカ・レストラン)
・Baan 26 (バアン26)
・Bangkok Jam Thai Restaurant & Bar (バンコク・ジャム・タイ)
<韓国料理>
・Koryo-won(コリョ・ウォン)
・Restaurant Koong Jung(レストラン・クン・ジュン)
・Park's Garden Kohiang B.B.Q. Restaurant(パークスガーデン・コヒアン・バー
ベキューレストラン)
<シーフード料理>
・Eden Village(エデン・ビレッジ)
<イタリア料理>
・Ciccio Ristorante Bar Pizzeria
<フランス料理>
・Le Bouchon(ル・ブション)
11 安全対策
※生命・財産に直結するこ
とでもあり、治安・安全情
報に関しては、各自の責任
において最新かつ正確な情
報を入手してください。
11‐1 暴動、クーデターなど
(1)一般事情
該当情報なし。
(2)対処法
1969年の人種暴動による国会機能の停止事件以降は、着実に秩序を回復し、今日では「安定
した国」といわれている。
しかし、政策・政治家批判など不穏な空気がある時は、集会、デモなどが行われている場所、
裁判所前、広場、モスク周辺など、多くの人が集まる場所には不用意に近づかないこと。
11‐2 強盗、盗難
(1)一般的治安状況
該当情報なし。
(2)住宅の防犯対策
最近のマレーシアでの強盗・窃盗事件の傾向は次のとおりである。
・従来、銀行、スーパーマーケット、宝石店などが強盗の主な対象であったが、最近では一般
家屋もターゲットになっている。多くの場合、深夜から早朝にかけて2~5人の集団によって犯
行が行われている。ナイフなどのほか、銃器を所持するケースも増えており、家人が抵抗した
ために殺人に発展したケースもある。
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・空き巣、忍び込みなどの侵入窃盗は多く発生している。無施錠、戸締まりの甘い出入口や窓
から侵入するケースがほとんどであるが、なかには天井裏から侵入した例も散見される。忍び
込みはたいてい深夜に行われるが、家人が気づいて抵抗した場合は、居直り強盗と化し殺人
に発展するケースもあり、要注意である。
以上を踏まえて次の点に留意すること。
<建造物による防衛>
・各出入口は二重扉(1つは鉄格子)にすること。なお、バールなどによるこじ開け防止のため、
扉と支柱の接続部を補強することが望ましい。
・本扉にはのぞき窓と強固な鍵を複数取り付ける。その他の出入口も必ず1ドア2ロックとする。
できれば、出入口1カ所につき3~4種類の錠(鉄格子扉を含む)をかけることが望ましい。
・すべての窓に、容易に取り外せない鉄格子を取り付けることが望ましい。
・寝室を防護すること。寝室の出入口も1ドア2ロックにし、就寝前の施錠を忘れないこと。
<コンドミニアムの防犯>
日本人の間では一戸建てからコンドミニアムへ移転する人が増えている。ほとんどのコンドミ
ニアムには専属のガードマンが複数おり、建物全体の警備にあたっているからである。ガードマ
ンのよしあしは防犯上非常に重要であり、住居を決める際は、その警備体制を調べることが大切
である。ただし、警備体制がしっかりしているコンドミニアムは家賃も相応に高いものとなる。
(3)市中での防犯対策
特に人通りの少ない路上でのひったくり、駐車場などでの恐喝などが多発している。
・夜間・早朝(暗いうち)の外出は短距離でも車を利用すること。
・夜間・早朝(暗いうち)の単独行動は極力避けること。
・照明のない道路は歩かないこと。
・駐車の際は、荷物は座席に放置せず、必ずトランクのなかに入れること。
・治安が悪いといわれる地域への外出をできる限り避けること。
・タクシーは比較的安全といわれているが、夜間、女性が1人で乗車することは極力避けること。
(4)注意すべき場所、危険地域
人込みの多いところでは、常に用心する。特にバスターミナル、バス停、ショッピングセンター、
市場、駅などにスリ集団が頻繁に現れるので、油断しない。
(5)被害時の心得
犯罪に直面した時は、まず抵抗しない。付近に不審な人がうろついている場合は、ためらわず
に最寄りの警察に通報する。各警察署の電話番号は次のとおりである。
警察 :999
・クアラルンプール及び近郊のHOTLINE: 03-2115-9999
11-3 火災、風水害、地震
(1)一般的災害発生状況
地震による大災害はない。火災は時折、木造建物の密集地帯で発生している。
雨季には東海岸を中心にたびたび洪水による浸水が起きている。
(2)防災対策
クアラルンプール市内の、周囲に比べ低い土地や地下駐車場などにおいて、年に1~2度浸水
することがある。それも考慮に入れて住宅地域を選定すること。
(3)被災時の心得
あわてず、冷静沈着に行動するのが賢明である。緊急連絡網などを使って、その被害状況を
速やかに関係機関に連絡するとともに、必要に応じて救援を促すこと。
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11-4 緊急連絡先電話番号
・日本大使館 TEL :03-2177-2600
・警察・救急 TEL :999
・消防 TEL :999
12 その他
12-1 禁止されている言動(タブー)
マレーシアでは、各民族が独自の文化、言語、宗教を保ちつつ、他民族の多様な風俗習慣をも尊重して生活している。
通常、男性は洋服を着ているが、家でくつろぐ時や式典の時には民族特有の衣装をまとう。女性の服装は、都会では洋装
化が進んではいるものの、バジュクルーンと呼ばれる裾の長いツーピースを着るのが一般的で、インド系女性の多くはサリ
ーを着用している。中国系女性は年配者を除いて完全に洋装である。
食習慣については、イスラム教徒は豚肉、ヒンズー教徒は牛肉を食べることが禁じられている。また、イスラム教徒は、鶏
肉やマトンも、宗教の礼に則って(通称HALAL ハラル)食肉処理されたもの以外は食さない。
留意すべき各民族の風俗習慣や称号は次のとおりである。
<マレー系>
・左手は不浄なものとされているので、握手や物の受け渡しには必ず右手を用いる。
・人さし指で人をさすのはきわめて失礼なことである。あえて人をさす場合は、握りこぶしを作り、親指で示す。
・頭は神聖な場所とされているので、子供の頭をなでたりしてはいけない。
・王族と同席する際は、足を組んではいけない。また、背中を見せるのは失礼とされているので、王族の前から退く時は注
意すること。
・18 :45~19 :30ごろは夕刻のお祈り(Magrib)の時間なので、訪問や電話は避ける。パーティーやレセプションも19 :
30以降に開始するのがよい。
・マレー人の家では靴を脱ぐ。先方が手を出さない限り、女性に握手を求めない。また、女性のほうからイスラム教徒の男
性に握手を求めるのも失礼とされる。
・一夫多妻の風習があるので、むやみに家族関係のことは話題にしないほうがよい。
・イスラム教徒と食事をする時は、決して豚肉料理およびアルコールを摂らない。
・男児は12歳で割礼を受ける。これは家族の大きな祝い事である。
・ハリラヤプアサは断食のあとにある祝日で、この時期に休暇をとる人が多く、帰省したり、友人同士が家を訪問しあったり
する。
<中国系>
・第一子または男児出産の30日後に客を招待して祝う。
・太陰暦の正月(中国正月)を祝い、この時期に休暇をとる人が多い。
・結婚祝いの贈り物は、式のあとに渡すのは縁起が悪いとされているので、前に渡す。
・借金は中国正月の前に返済する。
・2個以上の物を贈る時は、必ず偶数個にする。
<インド系>
・ヒンズー教の信者にはベジタリアンが多い。
・イスラム教徒をもてなす際は豚肉、牛肉は避けること。
・病死者は必ず火葬にする。
・正月は祝日ではなく、内輪でひっそりと過ごす。これに代わるものとして「ディバリ」という祝日があり、この時期に家族や
友人を訪問し合う。
<王族の称号>
・「Tunku」または「Tengku」は、王族の意味を持つ。
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・ペラ州では、「Raja」は王族の意味を持つ。ペルリス州ではサルタンがこう呼ばれる。
・「Ungku」または「Engku」は、ジョホール州で用いられる。「Tunku」「Raja」の下位である。
<一般の称号>
・「Tun」(男女)は、王族以外の人に与えられる最高の称号で、国王によって授けられる。その夫人は「Toh Puan」と称され
る。この称号は子孫には引き継げない。
・「Tan Sri」(男女)は、王族以外の人に与えられる2番目に高い称号で、国王によって授けられる。その夫人は「Puan Suri」
と呼ばれるが、子孫に引き継げない。
・「Datuk Seri」または「Dato’ Sri」(男)、「Datin Seri」または「Datin Sri」(女)は、州のサルタンもしくはサルタンのいない州
にあっては国王によって与えられ3番目の称号である。因みに、「Datuk Seri」は連邦の国王及びペナン州・マラッカ州・サ
バ州・サラワク州の元首より授与され、「Dato’ Sri」はその他の9つの州のサルタンより授与される。
・「Datuk」または「Dato」(男)、「Datin」(女)は、州のサルタンもしくはサルタンのいない州にあっては国王によって与えら
れる4番目の称号である。因みに、「Datuk」は連邦の国王及びペナン州・マラッカ州・サバ州・サラワク州の元首より授与さ
れ、「Dato」はその他の9つの州のサルタンより授与される。
・「Encik」(男)は、Mr.と同じ意味で使う。「Tuan」も同じであるが敬語である。
「Cik」(女)は未婚の女性に用い(Missと同じ)、「Puan」(女)は既婚の女性に用いる。
短期滞在者用国別情報/マレーシア―12
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