株式会社マルイ 社会・環境活動報告書 2012 〒708-8505 岡山県津山市二宮 71 TEL.0868-28-8111 http://www.maruilife.co.jp/ ※この冊子は再生紙を使用し地球にやさいしい印刷方法で作成されています。 環境保全への行動指針 2011年は、3月11日に発生した東日本大震災、それに 続く原子力発電所崩壊による放射能汚染問題等、地域の 食のライフラインを支える私たちにとって、二酸化炭素排 出削減、地球温暖化の防止などの環境を守る事に加えて、 安心で安全な食材の提供が益々大切になりました。また企 業の社会的責任面でも、行政、地域と共同でマルイネット スーパー宅配便によるお客様の安否確認の実施や警察署 との連携による、犯罪のない明るい住みよい社会の実現 運動に積極的に関わった1年でありました。 岡山、鳥取県でスーパーマーケットを営む株式会社マル マルイは経営基本方針“絆” をもとに環境に関する法律、規制、条例 及びその他要求事項を順守します。 基本 方針 具体的取組み事項 スーパーマーケットの 使命を果たす TOP MESSAGE ① 電気・燃料の消費に伴う二酸化炭素排出量の削減 ② 食品廃棄物の抑制 ③ 水使用量の削減など省資源の推進 ④ 環境に配慮した商品の販売 ⑤ 環境に配慮した店舗作り イは、お客様に信頼され、喜ばれ、安全・安心な商品を提供 するだけでなく、お客様と共に地域の環境対策や省エネル ギーへの取り組、防災・防犯を継続的に考えて行くことが 大切と考え、企業一丸となって取り組みます。 本年は岡山県の12店舗全てで 「岡山エコ事業所認定」 を 取得した他、鳥取市内3店舗では 「鳥取市ごみ減量等推進 優良事業所」 表彰など、環境活動が外部機関でも認められ るようになりました。 また、社員はもちろん大人から子どもまで地域のひとり 一人の環境やエネルギーへの関心を高めるための活動や ●上記項目の周知徹底を行うとともに定期的な見直し、 継続的な改善を行います。 ●環境への取組みを環境活動レポートとして取りまとめ公開いたします。 経営基本方針 私たちマルイの願いは、人と人、地域と企業が 「絆」 で結ばれ すばらしい未来をつくることです。 「絆」 1.お客様との絆を大切にする 2.取引先様との絆を大切にする 3.社内の絆を大切にする 4.地域との絆を大切にする 5.絆を大切にして収益構造の改革 「食育」 活動にも積極的に取り組んでまいります。 今後も、お客様、地域の皆様、お取引先様など多くの方々 との 「絆」 を大切に歩んでまいります。 会社概要 ■本 社 〒708-8505 岡山県津山市二宮71 TEL.0868-28-8111 ■創 業 昭和6年2月 ■設 立 昭和33年8月 ■資本金 1億4000万円 ■代表者 代表取締役社長 松田 欣也 ■売上高 445億円 (グループ総売上 平成24年4月期) ■従業員 2,450名 (グループ総人数 平成24年5月現在) ■事業内容 スーパーマーケットチェーン、食品全般、日用雑貨、惣菜商品製造 ■グループ (有) サンインマルイ、 (株) ランディーズ、 (有) アントレ、(株)バッカス、 (株) エスマート、勝央開発(株) (株)わたなべ生鮮館、(株)ハートデリカ 代表取締役社長 松 田 欣 也 スーパーマーケット マルイ/岡山県 スーパーマーケット マルイ/鳥取県 ●マルイ本店 ●ウエストランド店 ●イーストランド店 ●ノースランド店 ●志戸部店 ●高野店 ●勝北店 ●勝央店 ●湯郷店 ●勝山店 ●アルティ店 ●大福店 ●湖山店 ●薬師町店 ●宮長店 ●アプト店 ●倉吉中央店 ●車尾店 ●両三柳店 ●ホープタウンマルイ店 スーパーマーケット エスマート ●福富店 ●城東店 ●下中野店 ●泉田店 ●妹尾店 ●玉野店 ●庭瀬店 ●柳川いちば ●高松店 ●湖山店 ●湯所店 ●川端店 ●末広店 ●吉成店 ●桜谷店 ●緑町店 ●めいりん店 ●つのい店 ●上河原店 ●河辺店 バッカス(酒類販売) ●ウエストランド店 ●イーストランド店 ●ノースランド店 ●志戸部店 ●高野店 ●勝央店 ●勝山店 ●湖山店 ●宮長店 ●倉吉店 ●アプト店 ー1ー ー2ー スーパーマーケット わたなべ生鮮館 ハート・デリカ (惣菜・製造・販売) その他 100円ショップ、 レンタルビデオ店などを運営。 私たちの目標と成果 環境目標及びその実績(原単位:売り場面積当りの使用量) 対象店舗総数 総エネルギー量 2008年度 2010年度 2011年度 20店舗 21店舗 20店舗 基準年度 実 績 目 標 17.15 17.039 16.93 99% 16.68 97% 16.12 94% 32.42 32.18 31.14 96% 31.53 97% 30.90 95% 電力の使用量 kwh/㎡ 64.21 63.71 96% 62.45 97% 61.17 95% 廃棄ロスの削減 円/㎡ 290.5 187.9 162.5 56% 163.8 56% 140.4 48% 食品リサイクル %/年 率の向上 23.6 24.9 29.2 124% 40.3 171% 45.0 191% 0.272 0.202 0.198 73% 0.182 67% 0.182 67% m/㎡ 3 コピー用紙使用量 枚/年 2,527,902 に策定した 「環境評価プログラム」 の 「エコアクション21」 の認証を岡山県の小売業として初めて取得しました。 2011年11月8日から3日間、EA21中央事務局の中間 地域の食の安心、安全を担う企業市民として、環境方針に 審査が実施され、ハートデリカの正式受審、初回審査未 も掲げている通り環境保全・循環型社会の構築は必然で 実施の鳥取市、倉吉地区、岡山県北のスーパーマーケッ あると考えたからです。 ト10店舗、酒のバッカス11店舗と本部(連続受審)が審 具体的な取組みは行動指針にある5項目であり、そのため 査を受け、 「 EA21ガイドラインに適合」の評価をいただ に従業員に教育を通じて周知徹底を図っております。今後 きました。中でも店舗において、環境目標活動計画や毎 とも、コンプライアンスの順守はもちろんのこと、環境に 月の環境負荷削減実績、環境に配慮した商品作り等の見 やさしい企業を目指し様々な活動を企業全体として推進 える化を初め、地産地消の推進、食品廃棄物の削減、再 利用促進など自主自立活動が高い評価をいただきまし していきます。 た。一方、マニフェスト管理や消防訓練等で指摘もいた 〈認証・登録証〉 2,520,000 61.69 2,469,000 98% 主な環境負荷の実績 (総量) ■ 「EA21」 中間審査で引き続き認証の 有効性が確認されました。 2011年3月18日、マルイは環境省がISO規格をベース だいており、全社を上げて改善をしてまいります。 二酸化炭素 ton-CO 2 排出量 2008年度 (基準年度) 2010年度 2011年度 16,273 17,612 17,085 ton 3,477 3,418 3,290 一般廃棄物排出量 ton 3,255 3,211 3,100 産業廃棄物排出量 ton 222 207 190 109.4 109.6 104.0 m 136,484 110,635 ton 10.87 10.84 総排水量 コピー用紙使用量 3 98,562 12.67 ton-CO2 廃棄物排出量 ton ton 2009年9月に1年後のEA21取得を目指した取り組みに入 り、原単位 (営業面積当りの環境負荷) ではエネルギー使用 量や廃棄物削減において着実に基準年度、前年度をクリアし てきました。2011年度に 「ゴミ計量化システム」 を導入して 月次管理を徹底して環境保全に努めてまいります。 ー4ー 2010 2011 3,477 3,418 3,290 2008 2010 2011 3,255 3,211 3,100 2008 2010 2011 222 207 190 2008 2010 2011 109.4 109.6 104.0 2008 2010 2011 110,635 98,562 2010 2011 店頭回収リサイクル ton 総排水量 廃棄物の店舗別分別管理を徹底 (25種類) 、 また店舗漏水対 極的な商品訴求などサービスの充実に取り組む中で、削減 ー3ー 2008 産業廃棄物排出量 m 136,484 3 2008 コピー用紙使用量 を目指しましたが、大幅増加となりました。2012年はさらに 認証・登録番号0006788 17,085 一般廃棄物排出量 ton 2011年度の総括 一方コピー用紙は、 コミュニケーションの徹底や店頭での積 〈審査風景〉 17,612 16,273 廃棄物排出量 店頭回収リサイクル ton 2,946,000 117% 2,800,000 111% 二酸化炭素排出量 策を実施して総排水量の2年連続大幅削減をいたしました。 〈審査風景〉 目 標 ℓ/㎡ 節水 マルイは 「エコアクション21 (EA21) 」 の 認証を取得しました 20店舗 実 績 二酸化炭素 kg-CO2/㎡ 排出量 (原油換算) ECO ACTION 21 2012年度 ton 10.87 10.84 2008 2010 12.67 2011 環境に配慮した店舗の特徴と設備 ※実際の売り場レイアウトとは異なります。 ※一部の店舗で導入準備中の設備もございます。 美味しくて安心・安全な商品なら 「マルイ!」 …と信頼していた だけるように私たちマルイグループでは地域社会との調和を めざした、店舗づくりに取組んでいます。設備面においては省 エネ推進のための努力と工夫を、また廃棄物削減に関して は、 リサイクル推進のためのシステムと店舗づくりを基本とし て考えながら、お客様に便利で快適にご利用いただける店舗 づくりを心がけています。 適温管理 店内・バックルーム・通路 25℃ (冬場24℃)、作業場 18℃、店長室28℃ (冬場 20℃)…など季節に合わ せて適温管理を徹底して います。 だれでも使いやすいバリアフリー店舗 駐車場から段差なしでご入店できる店舗構造や車いすでも 買い物しやすい売り場レイアウトを心がけています。 エコトレー使用の推進 ゴンドラ照明 商品に近いところに照明を設置する ことで、天井灯を省きます。 再生トレーの使用を促進 させ回収∼再資源化を進 めていきます。 省エネエアコン ・LED照明 冷 却 機 器 をこまめに 清 掃・メンテナンスして効率 よく稼動させています。 簡易包装に ご協力ください。 ゴミ計量 オープンキッチン ガソリン車からハイブリッド車へ 変更しています。 25種類のゴミに分別して、 再生利用の促進を図ります。 小分け袋詰め、 ノントレー 対面販売で揚げたて、作りたてをご 提供。作りたての美味しさと安心を ご提供。ばら売りで容器の節約にも なります。 牛、豚、鶏、 ミンチの小分け袋詰め ノントレー化を進めていきます。 料理レシピ、安全・安心食材の提案な ど直接お客様へメッセージをお伝え する努力を続けています。 鮮魚加工スペース 精肉加工 スペース 鮮魚売場 精肉売場 食品売場 ナイトカバー 省エネ複合機導入 消費電力が少なく環境に 優しい複合機を導入。 バックヤード 牛乳パックを再利用したトイレット ペーパーや地球にやさしい原料で作 られた洗剤など、環境に配慮した商品 を取り扱っています。 容器を持参して必要な量だけ 購入できるシステムを導入。 ー5ー デイリー 商品売場 明るく清潔な床も節電の一環 きれいに掃除された床は店内照 度アップにつながります。衛生面 はもちろん、こんなところも節電 に効果的です。 惣菜売場 菓子・パン売場 エコ商品の取扱い お酒の量り売り 惣菜 キッチン 生活雑貨売場 夜間、冷凍ケースなどの冷気を 逃がさないカバーを 使用しています。 地元の高校と協力して生徒達の 育てた青果物を販売。 ハイブリッドの社用車 整備されたゴミ庫で分別管理に よる再資源化を促進しています。 ハニカム掃除標準化 キッチンサポートコーナー設置 地元高校の青果物を連携販売 ゴミの分別管理 デジタルサイネージ 青果売場 レジカウンター サービスカウンター 再生利用 お酒売り場 リアルタイムにお得な情報が提供 できるデジタルPOPを導入。 マイバッグ持参の推奨 マイバッグ持参の方へのポイント付与 などの取り組みを実施しています。 魚のアラ、食用油、牛脂・豚脂、野菜くずなど 再生利用が可能なごみを無駄にしません。 トイレ 容器回収BOX 食 品トレー 、ペットボトル 、牛 乳 パック、透明トレーなどのリサイク ルに取り組んでいます。 純水、 ドライアイス、氷の提供 イートインコーナー設置 食品の鮮度管理や毎日使う安全 街のコミュニティーとしてコーナーの 安心な水について考えています。 一角で料理教室を開催しています。 ー6ー トイレの節水・節電 節水型のトイレや自動消灯の 照明を設置しています。 マルイは自社ブランド「Mam Hear t」の商品開発を平成16年から開始して、品質第一を ベースに安全・安心・美味しいを追求しています。 「Mam Hear t商品」の開発は、 まさに食の 安全・安心をお届けするマルイの歴史であります。 「Mam Heart」 (マム・ハート) とは、地域に深く関わり、共に生き、共に発展する企業として、 食を支え人々の心のよりどころとなる頼もしい「母のような存在」でありたいという考えを基 本にマルイが開発した自社ブランドの商品です。 ■地場の農産物や特産を活性化すると共に 地球規模で環境を考える。 地場農産物は、店舗近隣で農業を営まれる方々と契約し、地元で栽培された農産物を販売日の朝に収穫し、店に納品し ていただいています。こうした取り組みは、生産者の方々とお客様との交流、地産地消の促進…そして生産者の顔がみ える安心感に繋がります。現在では全店舗で地場農産物を取り扱っています。またマルイでは 「有機栽培」 「低・無農薬」 の安全・安心に取り組む生産者を応援し、積極的に店舗での販売に取り組んでいます。 ●限られた水産資源を大切にします。 水産資源の枯渇や養殖漁業が及ぼす環境負荷を考え、 マム・ハート 〈ナチュラル〉 ﹁年間マムハート賞﹂ 受賞商品︵抜粋︶ 環境に優しい商品を開発します 環境に配慮した商品づくり② 自社ブランド 「Mam Heart」 の開発 マム・ハート 〈ベーシック〉 マム・ハート 〈セレクション〉 消費と供給のバランスを常に考える事が大切と考えま マム・ハート 〈デリシャス〉 す。廃棄する水産物が減れば環境負荷も軽減します。 顔 の 見 え る 履 歴 の 毎日の生活に欠かせ 素材・製法・味にとこと おふくろの味や新し ないリーゾナブルな んこだわった安心・安 い 味 、安 心 安 全で心 はっきりした青果・ 価格のお値打ち商品 全な特選高品質商品 のこもったオリジ ナ 畜産・水産商品 ルデリカテッセン商品 〈平成18年〉 ●お餅3種 〈平成19年〉 ●宮城女川産銀鮭 白もち、豆もち、 とち もちの 3 種 類 、岡 山 県産もち米使用の安 全安心の逸品。 〈平成21年〉 ●手作り味噌 〈平成20年〉 ●湯種製法食パン メーカーブランド品の200 円価格帯に対して、湯種製法 使用で、もちもち感を出して 毎日の生活に欠かせない リーズナブルな価格で提供。 旬の国産銀鮭。美味 しい秋鮭を冷凍でな くチルドで提供。 〈平成22年〉 ●こだわり豆腐 味噌汁文化圏にあっ て買い換え頻度を月 1 回にした2 倍 容 量 の味噌を開発。 ●地元の特産を使った商品開発。 津山産・米粉をはじめとする地域の特産品を 〈平成23年〉 ●四万十うなぎ蒲焼き 岡山県産大豆使用 の安心安全の美味し い豆腐を開発。ヒット 商品になりました。 清流四万十川で育ま れた安心安全のうな ぎを使用。ふっくらと した肉質が人気! 使ったオリジナル商品の開発にも積極的で す。その地域で昔から栽培されている物や地 ● 「地産地消」 青果売り場と青果量り売り 元で開発された商品は私たちの誇りです。 地元高校の青果物を連携販売 大福店のオープン (2006年) から岡山県立高松農業高校と連携販売 を実施しています。また岡山県立興陽高校にも参画いただき、地元 高校生が丹精こめて育てた青果物は入荷して鮮度の高いうちに完 売するよう取り組んでいます。また生徒の皆さんでは、店内でDVD 撮影などをして、店頭での状況を確認するなど熱心に取り組まれて います。 ●高松農業高校 ●興陽高校 2010年8月にオープンしたアルティ店では、地元の岡山県立久世高 環境に配慮した商品づくり① 校と連携して野菜などを販売しており、お客様から好評をいただい ています。まだ連携期間が短く取り扱い品目は少ないが、今後は生 ■エコマーク商品・詰め替え商品 産だけでなく課外学習として店頭販売のカリキュラムが出来ないか 環境負荷が少なく環境保全に役立つと認められた商品にマークを付 けお客様が購入する時の目安になるよう導入されたエコマーク商品 の拡販に努めてまいります。 と計画しており、一層の広がりを見せています。 ■小分け、量り売り商品 当社の商圏において、必要な分量だけ購入したいという ニーズが増えています。鶏肉、牛、豚、 ミンチの小分け、さ らに簡易包装でのお渡しで食べ残しの防止やゴミの削減 に努めています。また酒類販売店のバッカス各店とマルイ の一部の店舗では、お客様が容器持参で必要な量だけ購 入出来る 「焼酎」 の量り売りのシステムを導入しています。 岡山エコ事業所認定証 環境にやさしい堆肥、不揃い品、生ゴミ減量商品、地元で の商品調達の強化等、エコ・環境を切り口の商品開発に 取り組んでいます。産地開発58アイテム566品目、プラ イベートブランド開発43/177、商品開発160/298 ・津山活うなぎ・北海道産冷凍生たら・鳥取県産浜ゆで親かに ・太平洋産マグロ中トロ・山陰沖産はたはた丸干・えてかれい ・北海道産真ほっけ・辛子明太子・真庭シャインマスカット ・WILLGOLDバナナ・パイン・蒜上生椎茸 津山活うなぎ ・勝央町ジャンボにんにく ・岡山県産すき焼きねぎ ・きくらげ・ひらたけ ・国産焼鳥串 ・原木椎茸 ・浜松餃子 ・骨なしフライドチキン 勝央町 ジャンボにんにく ー8ー ドライグループ 生鮮グループ 詰め替え・付け替え商品の品揃えを増やし売場の陳列量を拡大し、 本体容器や汎用の空容器などとのセット販売に取り組んでいます。 ●久世高校 2011 年開発商品 (財)日本環境協会が 審査認定しています。 ー7ー ●料理コンテスト 環境・エコ商品、生活シーン関連の売場、商品の開発を メインに取組んでいます。産地開発4アイテム61品目、 プライベートブランド開発6/11、商品開発803/979 ・デカふらのメロンゼリー・万能おかず生姜・活魚竹輪 ・和風キムチ・国産麦茶・料理する韓国餅とっぽぎ ・音代丸のツナ・コムタンラーメン・海鮮王ラーメン ・ゆずサイダー・高知馬路村ゆず茶・ポップコーン ・ドライフルーツ・ワッフルカスタード ・おちあい羊羹・巾着 ・ミネラルお茶パック ・お茶石鹸 ・クッキングシート等 ・米粉のバウムクーヘン 米粉のバウムクーヘン ■電力使用量と二酸化炭素(CO2) エネルギー使用量と温室効果ガス排出量を削減し、化石 燃料の資源枯渇や地球温暖化防止に努めます。当社が排 出する二酸化炭素の99%は電力使用によるものです。 空調や冷蔵冷凍設備の節電、扉開放厳禁など使用節約と 効率化で電力使用量の削減に取組みました。更に、バック 31.53 32.0 16,505 16,273 16,000 30.9 31.5 31.0 購入電力 99.2% 30.5 15,500 08年 10年 11年 ■省エネ複合機 12年 ■水道水使用量(千m3)と原単位(m3/m2) ■節水の取り組み 作業場での節水取り組み(節水 コマ、清掃作業の標準化など) に 136.5 132.9 112.2 110.5 0.272 加えて、漏水対策やハートデリカ 0.202 0.182 ■ハニカム掃除標準化 0.182 の水無洗米システム導入などで 大幅な水使用削減をしました。 08年 10年 11年 12年 ■液化石油ガス (LPG) 使用量削減の取り組み 販売にリンクした製造計画で効 率的な使用の推進は継続して実 施しています。加えてガスエア コン店舗の空調温度管理の徹底 や各店舗でのガス調理器から電 ■省エネ空調、LED照明 ■液化石油ガス(LPG)使用量(m3)と原単位(m3/m2) 63.282 59.712 施して削減に努めました。 0.196 0.192 08年 10年 11年 0.185 ■鮮魚スポット照明LED化 12年 100,000 4.5% 1.8% 3.8% 20,000 60,000 31,985 39,500 牛乳パック 26,193 32,480 59,760 37,500 40,000 0 0 43,600 39,600 40,901 09年 10年 11年 ■リユース・リサイクル マルイの店舗が地域のリサイクル活動の拠点になるよう、食品トレー、ペットボトル、牛乳パックの 既設回収BOXに加えて、透明トレーBOXを全店に設置しました。また鳥取市内3店舗 (平成24年 鳥取市ごみ減量等推進優良事業所表彰) では、古新聞や缶類の回収も積極的に実施しています。 車の導入など積極的に推進しています。 の45%) 、発泡スチロール (重量ベースで2%) は、すべて古紙および再生原料にリサイクルさ 1,200 ■冷ケース定時温度管理 高速道路における制限速度維持等 適正速度運行の励行。 1,000 1,052 内循環資源 1,076 932 800 600 空ぶかし厳禁。急発進、急加速厳禁。急ブレーキ厳禁。 タイヤの適正空気圧厳守 エアコンの控えめ使用。アイドリング最小限。 適切ギア選択。エコステッカー貼り付け。 生利用にまわすよう取り組んでいます。一方、商品納入形態の大半を占める段ボール (廃棄物 ■食品廃棄物 (ton) 食品廃棄物 て、更新に合わせてハイブリッドカーや多人数移動用大型 ー9ー 120,000 80,000 10.3% ペットボトル れています。 「エコドライブ」の定着を図っています。さらに社用車とし 効率走行 17.8% 17.4% 食品トレー 食品廃棄物は、出来るだけ出さないように分別管理などでコントロールしており、積極的に再 0.187 ■ガソリンの節約 経済走行 140,000 44.4% ■食品廃棄物(生ゴミ、牛脂・豚脂、魚のアラ、廃油)、段ボールの再利用促進 58.453 56.765 磁調理器への交換推進などを実 50% 45% 40% 35% 30% 25% 20% 15% 10% 5% ■容器回収 (kg) その他 32.18 ■店舗から出るゴミの種類と構成 店頭回収 32.5 17,085 17,000 16,500 17,612 32.42 分別管理、5種類 (牛/豚脂、アラ、廃油、店頭回収) の再生利用を店舗別に見える化を図る。 発泡スチロール 17,500 善を図るため全店に 「ゴミ計量化システム」 を導入、一般廃棄物、産業廃棄物合わせて25種類に 再生物質 33.0 18,000 EA21認証取得を通じ、廃棄物削減と再生利用向上に一定の成果を上げてきました。更なる改 段ボール エネルギー源別 CO2排出割合 ■二酸化炭素排出量(ton) と原単位(kg-CO2/㎡) ■ゴミ計量のデータ化と分別管理の徹底 生ゴミ も取り組みました。 設定温度を 守ります! 廃棄物・排出物削減取組み 可燃ゴミ ルーム通路や作業場の照明の適正化や自動消灯化などに ゴミを減らし資源として活用するシステム 全社をあげてエコロジーに取り組みます 省エネ・省資源活動 400 200 ■ハイブリッドカー等の社用車 0 265 09年 345 268 10年 11年 ー10ー ■段ボール、発泡スチロール排出量 (ton) 段ボール 発泡スチロール 1,800 1,617 1,575 1,600 1,233.6 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 66 64 50 0 09年 10年 11年 ■魚のアラ、牛脂・豚脂、廃食用油、野菜くず 食品廃棄物削減の取組みを進めながら、使えるものを再利用する循環型の社会を作ることを目 指しています。魚のアラ、牛脂・豚脂、廃食用油は既に取組んでおり、一部店舗では野菜くずを学校 で飼育しているうさぎや養鶏場、養豚場に餌として提供、更に再利用実施率の向上に努めます。 マルイグループ 各店舗 食用油 肥料 魚のアラ 油脂製品 牛脂・豚脂 動物の餌 うさぎ、鶏、豚 野菜くず 農産物育成 肥料 ■店頭回収 (ペットボトル、牛乳パック、食品トレー、透明トレー) マルイの店舗がリサイクル活動の拠点となるよう、2011年は透明トレー回収BOXも全店に設 置して、お客様と共にリサイクル活動に取り組みました。 ■魚のアラの再生状況:飼料(魚粉、魚油) ■食用油の再生状況:再生油脂 ■牛脂・豚脂の再生状況:ラードに再生 次世代の新しいお店づくりを目指します ゴミを減らし資源として活用するシステム 循環型社会への取組み 環境・情報対応型店舗 (スマートストア) SMART STORE ■次世代のスーパーマーケットを視野に入れながらの店舗づくり スマート=[賢い・高機能]そんな意味がぴったりのスマートストアーがマルイの追求する未来の スーパーマーケットの姿です。ただモノを買うだけのスーパーマーケットでは無く、顧客一人ひと りの生活をより楽しく充実したものにするために、地域の情報ステーションとしての機能を充実さ せたり、省エネや環境問題を率先して推進するコミュニティリーダーとしての役割を目指します。 ●お客様とのお約束宣言 ●ソーラーパネル ●EV 急速充電器 ●デジタルサイネージ ●LED 照明や省エネエアコン ●青果の量り売り ●産地地消コーナー ●レシピカードの配布 ●エコステーション(回収 BOX) ■野菜くずの活用:動物のエサに利用 ■トレー再利用の状況:エコトレー ー11ー ー12ー 地域の食卓を 豊 かに、楽しく 食育の取り組み① 地域のお客様の食卓を豊かに、楽しくするために、従来の取り組みに、様々な生活シーンや顧客ニーズに起因 するさまざまな課題を、 「食」 や 「料理」 の提案を通じて解決するという 「ミール・ソリューション」 の視点を強化。 食を取り巻く課題を解決するお手伝いと食環境の整備を目的に、関係者間の協業フィールドを拡大し、若年層 からシニアまで、世代に応じた細やかな提案や体験の場を創出。地域コミュニティの形成と交流に深く関与す る試みに取り組んでいます。 店舗での食育活動 地域の食文化の継承 食育の日や女性による生活者視点 での提案 出前授業や講演会を通じた 世代間交流 スポーツ・文化交流事業 体験と気付きの場の提供 食育絵画コンクール、各種スポーツ大 会の運営を通じた次世代への取組 メーカーとの共催、自社企画の実施 地域社会との融合 産官学連携事業 広域イベント 「フードフェスタ」 の企画・運営 行政・教育機関との商品開発、 産地形成プロジェクト ■店舗での食育活動・食に関する情報提供 従来の食育の日 (毎月19日) の取り組みや料理教室の開催、 クッキングサポートに加えて、新たに 「おうちごはん カレンダー」 の発行やメーカーとの協業による食育提案、 レシピコンテストの開催、 「タニタ食堂監修料理レシピ」 などを各種媒体で紹介、毎日の献立作りにお役立ていただいています。 食を通じて 健康的でいきいきとした 暮らしのお手伝いを 続けていきます。 「食べること」 は生きるうえで最も大切なことであり、食品スーパーマーケットである私たちマルイの 店舗は、多くの生活者が日常的に訪れる場所、つまり家庭の「冷蔵庫」の役割を担っています。店頭 で、地域社会で、食に関する正しい知識やさまざまな体験を通じて、世の中に溢れる膨大な情報のな かから、自らが本当に必要とする 「食」 を選び取る力を養う。その結果、子どもから高齢者まで、より多 くの人々が食の楽しさ、大切さを共有し、理解を深めることで心身ともに豊かで健やかに暮らしてい くことが出来る。私たちはそんな健康的でいきいきとした暮らしを実現するためのお手伝いをさせ て頂いています。単なる情報や商品のやりとりではなく、人と人を介した確かなコミュニケーション が、 「食」 を通じて地域との絆を深めていくと考えています。 ●おうちごはんメニューカレンダー ●料理教室 ● 「マルイの食育の日」 (毎月19日) の提案事例 ■産官学連携による商品開発 平成19年度農林水産省「食育先進地モデル実証事業」への参 画をきっかけに始まった、くらしき作陽大学食文化学部栄養 学科との共同開発による 「食育バランス弁当」は28品目を数 え、栄養バランスに配慮し、旬を感じるヘルシーなお弁当とし て支持されました。この考えは地元の岡山県立津山東高等学 校食物調理科との取組へと引き継がれ、より地域密着、広範 囲な年代層にマッチした事業展開へとつながっています。 ー13ー ー14ー ●キッチンサポートコーナー メーカー各社、行政、教育機関など、地域の関係者が連携し、さまざまな気付きの場や体験の 機会を提供することで、家庭や地域における交流やコミュニケーションの活性化に寄与し、未 来を担う次世代の子どもたちの食環境を整備していく試みを続けています。また、シニア世代 には健康的な生活を維持するために、食べること、料理をすることの大切さを再認識してもら うとともに、活動量や生活実態に応じた食生活のヒントを提供。地域コミュニティとの繋がりを 保持し、豊かでいきいきとしたライフスタイルを継続するためのセミナーや交流イベントなど、 新たな提案も行っています。 ●メーカー共催イベント」 ●食とエコの体験キャンプ 未来を担う子どもたちが ■食を通じた体験と気づきの場の創出 健 やかであるために 健やかな心をはぐくむ お手伝いを続けていきます 食育の取組② 食育の取組③ 世代を超えて、幅広い年代に 「食」 についての興味を持っていただくために、わかりやすく親しみやす い公募コンテストを企画開催したり、情操教育に役立つ文化芸術活動も積極的に応援しています。 ■文化活動 ●食育月間『子ども絵画コンクール』主催 4回目の開催となる2011年度は、岡山・鳥取両県から2,411点もの作品が寄せられ、 うち151点が入賞の栄誉に輝きました。 ●食育月間『子ども絵画コンクール』審査風景 ●食育月間『子ども絵画コンクール』作品紹介(一部を掲載させていただいています) ■地域社会との融合 農林水産省「食育先進地モデル実証事業」の一環として、 3年間にわたって開催した「地産地 消フェスタin美作大学」を発展させる形で、2011年には「MARUIフードフェスタ2011」を 開催。広域的に食を考え、体験するイベントとして、地域との連携を軸に多彩なブースやワー ●社長賞(高学年) ●入選作(高学年) ●社長賞(中学年) ●入選作(中学年) ●社長賞(低学年) ●入選作(低学年) クショップを展開。 2日間で約11,000名のお客様にお越しいただきました。 2012年は地域、世代間交流をさらに深化させ、子どもからシニアまで楽しめる新しい企画、 展開を予定しています。 ●MARUIフードフェスタ2011 ■2012年度の取り組み紹介 地域企業、団体を中心に開催されている 「親子エコフェスタ2012」 に環境推進企業としてはじ めて参加しました。 ●親子エコフェスタ ー15ー ー16ー 株式会社マルイは地域に根ざした企業として地域スポーツの振興を積極的にサポートしています。 岡山湯郷ベルのオフィシャルスポンサー、岡山ファジアーノのピッチボード協賛に加えて、岡山県北 では初めての情報発信ステーションとしての「津山フットボールギャラリー」をウエストランド店内に 開設しました。また未来に羽ばたく青少年のスポーツ支援も従来から積極的に行っています。 ●岡山県学童軟式野球大会主催 ●ニッポンハム少年野球教室主催 社会・文化・ボランティア活動 ■犯罪のない明るい住みよい社会の実現をお手伝いします マルイは津山警察署と協定を結び、推進企業として積極的に防犯啓発活動に取り組んでいま す。またマルイネットスーパー宅配便は行政・地域と連携を取り、見守り隊 (津山市、真庭市、美 作市) を創設。お客様の安否確認の実施や中山間買物支援モデル地域対応を図っています。 ●犯罪の起きにくい社会づくり推進・応援企業調印・パトロール隊出発式 ■生活弱者・買い物弱者をサポートします 真庭市高齢者等見守り活動の組織図 中山間地の支援 (津山市、美作市とも同様の取組をしています) 市役所 協力依頼 ●津山フットボールギャラリーのあるウエストランドにて、岡山湯郷ベルの ●中村真衣 水泳教室主催 宮間、福元両選手のオリンピック報告会を開催 絆がつなぐ日々の暮らしの ■スポーツ・文化支援活動 パ ートナーを目指します スポーツ活動を通じて地域との ﹁絆﹂ を結びます よ り強い 食育の取組④ 真庭市内の「マルイ宅配便」 利用者を対象に、電話注文や 配達業務等において利用者 の異変がみられた場合、必要 に応じ警察署・消防署への緊 急連絡とともに真庭市担当窓 口へ連絡し対応する。 連絡 支局 相談対応 異変・通報 本人 注文 ネットスーパーを通じて中山間地の 買い物の困難な方を支援しています。 様々なメディアにも紹介されました。 異変・通報 配送 配送業者 ●鳥取ちびっこマラソン大会主催 ●岡山湯郷ベルジュニアサッカー教室主催 ●ガイナーレ鳥取スポンサー (エスマート) ︿ その他 ﹀ ●美作少年野球大会協賛 ●鳥取五大会陸上協議会協賛 ●鳥取さわやか車椅子マラソン&湖山池ハーフマラソン大会協賛 ●鳥取布施陸上大会協賛 ●岡山県、鳥取県交流少年軟式野球大会主催 真庭消防署/真庭警察署 ■文化活動や学生・児童の職場体験などを支援します ●鳥取しゃんしゃん祭り協賛 ●津山国際総合音楽祭協賛 ●地元学生、児童の受け入れ ※イメージ画像 ※イメージ画像 岡山湯郷ベルのオフィシャルスポンサーとして応援しています。 ●津山ごんご祭り協賛 ■美しい街づくりに参加 津山納涼ごんごまつり実行委員会より 吉井川クリーンボランティアとして 感謝状をいただきました ボランティア活動では、同じ流通小売業の仲間と地域の美化運動を推進しています。 マルイは日本女子サッカーリーグ所属の 岡山湯郷ベルのオフィシャルスポンサー として応援しています。 ー17ー ー18ー
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