改正薬事法の医療機関に対する影響 改正薬事法のポイントと医療機関への影響 はじめに 我々臨床工学技士を取りまく環境は日々変化をしています。今年の4月には新たに4学科の大学が新 設され、数年後には養成施設より沢山の卒業生が送り出されてきます。 その人達の雇用を確保する事も (社) 日本臨床工学技士会の大きな役割ですが、働く技士個々の資質を 上げる努力も忘れてはいけないと考えます。 昨今、医療施設に行われる自治体の医療監視、そして特定機能病院に行われている厚生労働省の医療 監視などでは特に医療機器の安全を担保する役割を担うのは、はっきり臨床工学技士の仕事だと明言し ています。この様な状況の中で、従来医師のパートナーとして臨床における診療支援に重点をおいた業 務から、医療機器による安全をどの様に担保すべきかを考える際、我々のおかれている法律環境も充分 把握しなければならない事も事実です。 そこでこの関連法規検討委員会は臨床工学技士がおかれている法律環境を分かりやすく分析をすると いう目的で活動しています。そして今回この書を作成するにあたり薬事法が改正された事により臨床工 学技士として何をしなければいけないかをお示し致しました。医療器機の保守や安全を担保する上でお 役に立てば幸いです。 1.改正薬事法の主なポイント 平成17年7月に交付された薬事法の改正は、医薬品、医療機器の品質、有効性および安全性の確保を 目的に、国際的な整合性や企業活動の多様化など、社会経済情勢の変化に対応するために行われたもの で、昭和35(1960)年に現行薬事法が制定されて以来の抜本的改正です。 改正薬事法では、業界のみならず医療機関側にもその安全性を求めているのが大きな特徴といえます。 改正薬事法の主なポイントを図1に示しました。 ᡷ ᱜ ⮎ ᴺ 䈏 ቯ 䈘 䉏 䈢 ⢛ ᥊ 㽲 ᬺ⇇䈮ኻ䈜䉎ක≮ᯏེ䈮ଥ䉎ోኻ╷䈱ᛮᧄ⊛䈭⋥䈚 㽳 䇸䊋䉟䉥䊶䉭䊉䊛䈱♿䇹䈮ኻᔕ䈚䈢ో⏕ኻ╷䈱లታ 㽴 Ꮢ⽼ᓟోኻ╷䈱లታ䈫䇮ᛚ䍃⸵นᐲ䈱⋥䈚 㽵 ක≮ᯏ㑐䈫䈱䉋䉍ᷓ䈇ㅪ៤䈮䉋䉎ක≮ో䈱⏕䈱ᔅⷐᕈ (䌥䌸䋺ක≮ᯏ㑐䈎䉌䈱ႎ๔ᐲ䈭䈬) 図1 改正薬事法の主なポイント 2.医療機器にかかわる安全対策の見直し 医療機器の分類と、認証の承認制度がリスクに応じて図2のように改正されました。これらは国際整 合性(ISO)に準処されています。すなわち医療機器のリスクに応じたクラス分類制度が導入されまし た。 ක≮ᯏེ䈮ଥ䉎䇸䉦䊁䉯䊥䊷䇹䈫䇸ోኻ╷䇹䈱⋥䈚 ࿖ 㓙 ಽ 㘃 ⁁䈫ᡷᱜᓟ 䊥䉴䉪䈮䉋䉎 ක≮ᯏེ䈱ಽ㘃 㪜㪬 䌆䌄䌁 ᐲ ᐲ ⷐ ⷐ ⽼ᄁⷙ ᖚ⠪䈻䈱ଚኂⷅ䈏㜞䈒䇮ਇౕว䈏 ↢䈛䈢႐ว䇮↢䈮ෂ㒾䈮⋥⚿䈜䉎 ᕟ䉏䈏䈅䉎䉅䈱 䋨䋩䊕䊷䉴䊜䊷䉦䊷䇮ੱญᔃ⤳ᑯ 䉴䊁䊮䊃 ᛚ ਇ ⷐ ᛚ ਇ ⷐ ਇౕว䈏↢䈛䈢႐ว䈪䉅䇮ੱ䈻䈱 䊥䉴䉪䈏Ყセ⊛ૐ䈇䈫⠨䈋䉌䉏䉎䉅䈱 䋨䋩䌍䌒䌉䇮㔚ሶᑼⴊ⸘䇮㔚ሶౝⷞ㏜ ᶖൻེ↪䉦䊁䊷䊁䊦䇮㖸ᵄ⸻ᢿⵝ⟎ ᱤ⑼↪ว㊄ ਇౕว䈏↢䈛䈢႐ว䇮ੱ䈻䈱䊥䉴䉪 䉪 䈏Ყセ⊛㜞䈇䈫⠨䈋䉌䉏䉎䉅䈱 䊤 䉴 䋨䋩ㅘᨆེ䇮ੱᎿ㛽䇮ੱᎿๆེ 㸉 䊋䊦䊷䊮䉦䊁䊷䊁䊦 䉪 䊤 䉴 㸊 ᡷᱜᓟ ㅧⷙ ਇౕว䈏↢䈛䈢႐ว䈪䉅䇮ੱ䈻䈱 䉪 䊥䉴䉪䈏ᭂ䉄䈩ૐ䈇䈫⠨䈋䉌䉏䉎䉅䈱 䊤 䉴 䋨䋩ᄖ⸻ᢿ↪ᯏེ䇮㌃ዊ‛䇮䌘 㸇 ✢䊐䉞䊦䊛䇮ᱤ⑼ᛛᎿ↪ຠ 䉪 䊤 䉴 㸈 ⴕ⮎ᴺ ⽼ᄁᬺ䈱 ዯਇⷐ ╙ ਃ ⠪ ⸽ ᐲ ᦠ 㕙 ክ ᩏ 䈅 䉍 䊥 䉴 䉪 ৻ ⥸ ක ≮ ᯏ ེ ᭂ 䉄 䈩 ૐ ▤ ℂ ක ≮ ᯏ ེ ㅧᛚ ਇⷐ ታ ⺞ ᩏ 䈱 䉂 ಽ 㘃 ᡷ ᱜ ᓟ ㅧ䈮ଥ䉎 ᄢ⤿ᛚ 㜞 ᐲ ▤ ℂ ක ≮ ᯏ ེ రᄁⷙ ⽼ᄁᬺ䈱 ዯਇⷐ రᄁᛚ ਇⷐ ⽼ᄁᬺ䈱 ዯ ૐ ቯᯏ㑐 䈮䉋䉎⸽ ⽼ᄁᬺ䈱 ዯ ᛚ ᔅ ⷐ ⽼ᄁⷙ ⽼ᄁᬺ䈱 ⸵น䈱 ዉ ਛ 㜞 రᄁ䈮 ଥ䉎 ᄢ⤿ᛚ 図2 医療機器のクラス分類 具体的には多種多様な医療機器につき、人体に与えるリスクに対応した安全対策を講じるため、国際 分類等を踏まえ、以下の3つの類型に分類されました。 一般医療機器 [極めて低リスク医療機器] 人体へのリスクが極めて低い医療機器 (例:メス、ピンセット、X線フィルム等) 管理医療機器 [低リスク医療機器] 人体へのリスクが比較的低い医療機器 (例:MRI、電子式血圧計、消化器用カテーテル等) 高度管理医療機器 [高リスク医療機器] 人体へのリスクが比較的高い医療機器 (例:透析器、透析装置、ペースメーカ、放射線治療装置等) また医療機器の販売業者・賃貸業者に対しては、安全対策の強化と効率化のために次のような許可制 度となりました。 ・高度管理医療機器 ---------------【許可制】 (特定保守管理医療機器) ・管理医療機器 --------------------【届出制】 (特定保守管理医療機器を除く) ・一般医療機器 --------------------【許可・届出不要】 3.特定保守管理医療機器の新設 医療機器の中でも、保守点検、修理その他の管理に専門的な知識および技能を必要とすることから、 その適正な管理が行なわなければ疾病の診断、治療または予防に重大な影響を与える恐れがあるものと して指定するものは、高度管理医療機器、管理医療機器、一般医療機器にかかわらず、マトリックス的 に「特定保守管理医療機器」として設定されました。 [例] 透析装置、レントゲン装置、CT装置、人工呼吸器等 ※高度管理医療機器、管理医療機器、一般医療機器にかかわらず指定されます。 4.製造販売業にかかわる改正 ■製造販売業に対して: ・製品表示(特定保守管理医療機器である旨 等) ■販売業・賃貸業に対して: ・許可が必要(高度管理医療機器と同様) ・販売記録等 15年保存 ■修理業に対して: ・付加的な許可要件・遵守事項 (専門講習受講、記録・手順書など) ■医療機関にとっては: ・付随的に不具合報告の徹底等が要求されます。 市販後安全対策の一環として医療機関側からの不具合報告書などの提供など、現場での医療に立 脚したフィードバックが強く望まれています。 5.医療機器修理業 ■製造業の一類型から独立した業態として規定 ■製造業の許可では、自ら製造した製品のみ修理可能 ■製造業であっても、自ら製造した製品以外を修理する場合は、新たに修理業の許可の取得が必要 ※医療機器修理業に関して従来製造業の一類型として制定されていましたが、上記の様に変更されま した。なお、臨床工学技士の修理に関しては、自ら属する院内においてのみ可能とされています。 ᬺ⇇䈮ኻ䈜䉎ᴺ♽䈱 䇭䇭䇭䇭ᄌൻ ᴺᡷᱜ೨ ᴺᡷᱜᓟ ㅧ㑐ଥ 䌇䌍䌐 ຠ⾰㑐ଥ 䌇䌑䌐 䌇䌍䌐䇮䌇䌍䌐䌉䋨⋭䋩 ㅧ䊶ャ⽼ᄁᬺ䈱⸵นⷐઙ ㅧ⽼ᄁᬺ 䈱⸵นⷐઙ ↪ౕ䌇䌐䌍䌓䌐䋨ㅢ⍮䋩 䌇䌖䌐 Ꮢ⽼ᓟోኻ╷䈮䈧䈇䈩ⷙቯ 䈚䈩䈇䉎䇯 ⸵นⷐઙ䈪䈲䈭䈇䇯 図3 GQP (Good Quality Practice) ・製造販売品質保証基準(省令) ・品質管理に関する製造販売業の許可要件 ・GMP適用・非適用に関わらず適用される。 従来のGMP・GMPIの品質保証に関わる部分を取り出し、新たに許可要件となりました。 䌇䌃䌐 䌇䌍䌐 䌇䌑䌐 䌇䌖䌐 (注)・GCP(Good Clinical Practice):「臨床試験の実施の基準」 ・GMP(Good Manufacturing Practice):「製造管理及び品質管理の基準」 ・GMPI(Good Manufacturing Pratice for Import):「輸入品に対するGMP」 GVP (Good Vigilannce Practice) ・製造販売後安全管理基準(省令) ・製造販売業における市販後安全対策の許可要件である。 ・製造販売業者の遵守事項でもある。 ・全ての製造販売業者に適用される。 ක≮ᯏེਛฎຠ䈮ኻ䈜䉎ోኻ╷䈱⋥䈚 ⽼ᄁ䈶⾓⾉ᬺ⠪ 㽵ㅧ⽼ᄁᬺ⠪䈎䉌 䈱ᵈᗧ㗄ዅ⟵ോ 㽲ਛฎຠ ⽼ᄁ╬䉕ⴕ 䈭䈉೨䈱ㅢ ⍮⟵ോ 㽴ᔅⷐ䈮ᔕ 䈛䇮ᵈᗧ 㗄ᜰ␜ ㅧ⽼ᄁᬺ⠪ 㽳ㅢ⍮䈘䉏䈢ਛฎຠ䈱 ຠ⾰⏕⟵ോ 㽲ਛฎຠ ୃℂ䈱 ㅢ⍮⟵ോ 㽴ᔅⷐ䈮ᔕ 䈛䇮ᵈᗧ 㗄ᜰ␜ ୃℂᬺ⠪ 㽵ㅧ⽼ᄁᬺ⠪䈎䉌 䈱ᵈᗧ㗄ዅ⟵ോ ਛฎຠ⽼ᄁ䍃⾓⾉䊶ୃℂᤨ䈱ㅧ⽼ᄁᬺ⠪䈱ㅢ⍮ᐲ䈱ขᛒ䈮䈧䈇䈩䈲䇮એਅ䈱㗄䉕ㅢ ⍮䈮䈍䈇䈩␜䈜䈖䈫䈫䈚䈩䈇䉎䇯 㽲ㅧ⽼ᄁᬺ⠪䈲䇮ਛฎຠ䉕⽼ᄁ䊶ਈ䊶⾓⾉⧯䈚䈒䈲ୃℂ䈜䉎ᣦ䈱ㅢ⍮䉕ฃ䈔ข䈦䈢㓙䈲䇮ᵈᗧ㗄 䉕ᜰ␜䈜䉎㓙䈲ㅦ䉇䈎䈮ᜰ␜䉕䈚䈭䈔䉏䈳䈭䉌䈭䈇䇯䉁䈢䇮ᜰ␜䈜䉎㗄䈏䈭䈇႐ว䈮䈧䈇䈩䉅䇮ᜰ ␜㗄䈏䈭䈇ᣦ䉕⽼ᄁ䈶⾓⾉ᬺ⠪⧯䈚䈒䈲ୃℂᬺ⠪䈮ㅢ⍮䈜䉎䈖䈫䇯䋨ㅢ⍮䈪␜䈜੍ቯ䋩 㽳⽼ᄁ䈶⾓⾉ᬺ⠪䈲䇮ਛฎຠ䉕⽼ᄁ䊶ਈ䊶⾓⾉䈜䉎೨䈮䇮ୃℂᬺ⠪䈲ୃℂ⚳ੌᓟක≮䈱ᯏེ䉕ᒁ 䈐ᷰ䈜೨䈮䇮ㅧ⽼ᄁᬺ⠪䈎䉌䈱ᜰ␜䈏䈭䈇႐ว䇮⧯䈚䈒䈲ᜰ␜䈏䈭䈇ᣦ䈱ㅢ⍮䈏䈭䈇႐ว䈲䇮䉇 䉃䉕ᓧ䈭䈇႐ว䉕㒰䈐䇮ਛฎຠ䉕⽼ᄁ䊶ਈ䊶⾓⾉⧯䈚䈒䈲ᒁᷰ䈚䈏䈪䈐䈭䈇䈖䈫䇯䋨ᐔᚑ䋱䋶ᐕ䋷䋹 ᣣઃ䈔⮎㘩ᯏ⊒╙䋰䋷䋰䋹䋰䋰䋱ภ䋩 図4 ᬺ⇇䈮ኻ䈜䉎ක≮ᯏེ䈱ലᕈ䊶ోᕈ䉕 ⏕䈜䉎䈢䉄䈱ข䉍⚵䉂䋨ᴺᡷᱜᓟ䋩 䌇䌃䌐 䌇䌍䌐 ⎇ⓥ䊶㐿⊒Ბ㓏 䌇䌑䌐 ㅧ䊶ャᲑ㓏 䌇䌖䌐 ⽼ᄁᲑ㓏 ㆡቱᖱႎ䉕䊐䉞䊷䊄䊋䉾䉪䊶ᵴ↪ 図5 6 .業界と医療機関との相関 より高い安全性を確保するために、業界側には図5に示すようなルールが設定されました。 また、今回の改正薬事法に先行して、平成15年7月31日からは苦情、不具合情報、安全情報を医療機 関側から厚生労働省へ提出することが義務付けられています。 ක≮ᯏ㑐 ㅧ⽼ᄁᬺ⠪ ຠ⩄ ᖱႎឭଏ ▤ℂ⋙〈䇮 ᗧዅ㊀ ข䉍䉄 䌇䌍䌐ዅ⁁ᴫ ⏕╬ ✚ㅧ⽼ᄁ ⽿છ⠪ ▤ℂ⋙〈䇮 ᗧዅ㊀ ᗧౕ↳䇮 ႎ๔ ᗧౕ↳䇮 ႎ๔ ో▤ℂㇱ㐷 䌇䌍䌐 ᜰ␜䊶ㅪ⛊ ຠ⾰▤ℂㇱ㐷 ో▤ℂ ⽿છ⠪ ຠ⾰▤ℂ ⽿છ⠪ 䌇䌖䌐䈮䉋䉍ⷙቯ 䌇Q䌐䈮䉋䉍ⷙቯ 䊶ో▤ℂᖱႎ䈱ᬌ⸛╬ ㅪ៤䍃දജ 䊶ຠ⾰ᖱႎ䈱㓸䇮ᬌ⸛╬ 䊶ో⏕䈱䈢䉄䈱ភ⟎ታᣉ 䊶ຠ⾰⏕䈱䈢䉄䈱ᬺോታᣉ ᖱႎ㓸 ⧰ᖱ䇮ਇౕวᖱႎ䇮ోᖱႎ 図6 7.医療機関側からの情報提供がKeypoint 業界側は図6に示すように厚生労働省に対して副作用等報告、再審査・再評価、感染症定期報告の報 告義務があります。ただし重要なことは、それらの生データは医療機関側 (病院、診療所、薬局等) から の副作用等の情報に基くものです。従って、今後全ての医療機関側の情報は益々重要となってきます。 Ꮢ⽼ᓟోኻ╷䈱లታ䈮䈧䈇䈩䋨ో䉟䊜䊷䉳䋩 ᡷᱜ 䈭䈍䈚䈱䊘䉟䊮䊃 ฝ࿑䈮䈍䈇䈩 ⊕ᛮ䈐 䈱ㇱಽ ㅧ⽼ᄁᬺ⠪ ⮎䊶㘩ຠⴡ↢ ክ⼏ળ 䇳Ꮢ⽼ᓟోኻ╷ㇱ㐷䈲䈠䉏 䈮⋧ᒰ䈜䉎ㇱ㐷䈱⸳⟎䉕䇮䇺ዅ 㗄䇻䈎䉌䇺⸵นⷐઙ䇻䈮ᒁ䈐䈕 䉎䇯 䇳Ꮢ⽼ᓟో▤ℂ⽿છ⠪䈱㈩⟎ 䉕䇮 䇺ዅ㗄䇻䈎䉌䇺⸵นⷐઙ䇻 䈮ᒁ䈐䈕䉎䇯 䇳ᓥ᧪䈎䉌↪╬ႎ๔䇮ౣክ ᩏ䊶ౣ⹏ଔ⾗ᢱ䈱ឭ䉕᳞䉄䈩 䈇䈢䈏䇮䈠䉏䉌䈮ട䈋䈩䇮ᗵᨴ∝ ቯᦼႎ๔䈱ឭ䉕᳞䉄䉎䇯 ⋧⺣ ታ ⴕ 䋨⥄ਥ࿁ ╬䋩 ᗧ ෘ↢ ഭ⋭ Ꮢ⽼ోኻ╷ㇱ㐷 ↪╬ႎ๔ ౣክᩏ䊶ౣ⹏ଔ ⾗ᢱ ᗵᨴ∝ቯᦼႎ๔ ోኻ╷䈱 ቯ ⹏ଔ䊶ಽᨆ Ꮢ⽼ᓟో ▤ℂ⽿છ⠪ 䈱㈩⟎ ᬺോᚻ㗅ᦠ 䈱ᚑ 㓸⸘䊶⸃ᨆ ↪╬ ᖱႎ ∛㒮 ⸻≮ᚲ ⮎ዪ ↪╬ ᖱႎ ↪╬ᖱ ႎ䈱㓸 ᖱႎ䈱ឭଏ 䊶↪䈱ᵈᗧ ᡷ⸓䈱䈍⍮䉌䈞 䊶✕ᕆోᕈᖱႎ 図7 図6 ᬺോ⸥㍳䈱 ሽ ⡯ຬ䈱ᢎ ⢒䊶⸠✵ 医療機関からの副作用報告制度 医療機関が、医薬品の副作用、医療機器の不具合やこれらによる感染症などについて厚生労働省に報 告制度が施行されました(図8、9)。 これまで述べたとおり、医療機器の安全性をより高めるために、医療機関からの医療現場に立脚した 副作用などの報告制度がますます重要となります。 また医療機器に対するこれらの報告は、医療機器の性格上、医療機関内の臨床工学技士が中心的に 担っていくことになります。 ක≮ᯏ㑐䈎䉌䈱ෘ↢ഭ⋭䈻䈱 ↪╬䈱⋥ធႎ๔ᐲ䈫䈲 ᓥ᧪ ᓥ᧪ ᣂᐲ ᣂᐲ ක≮ᯏ㑐 ⮎ዪ ෘ↢ഭ⋭ ᴺൻ ㅧᬺ⠪╬ ක≮ᯏ㑐䈎䉌ෘ↢ഭ⋭䈻 䈱⋥ធ䈱↪╬ႎ๔䈮䈧 䈇䈩䈲䇮䈖䉏䉁䈪ㆇ↪䈱 ᐲ䈮䉋䉍ⴕ䉒䉏䈩䈍䉍䉁䈚䈢䇯 ක≮ᯏ㑐 ⮎ዪ ෘ↢ഭ⋭ ㅧᬺ⠪╬ ᐲ䈱ቯ⌕䉕〯䉁䈋䇮࿁䇮 ක≮ᯏ㑐䈎䉌䈱⋥ធ䈱 ↪╬ႎ ๔䈮䈧䈇䈩ᴺൻ䈘 䉏䉁䈚䈢䇯 図8 ක≮ᯏ㑐䈎䉌䈱↪╬ႎ๔ᐲ䈱ⷐ ක≮ᯏ㑐䈪ᓧ䉌䉏䈢ක⮎ຠ䊶ක≮ᯏེ䈱↪䈮䉋䉎↪䇮ᗵᨴ∝䇮ਇౕ ว╬䈱ᖱႎ䉕ㆡᱜ↪䈮↢䈎䈚䇮ㅦ䉇䈎䈭ోኻ╷䉕ⴕ䈉䈢䉄䈱ᐲ䈪䈜䇯 ᔅⷐ䈮ᔕ䈛䇮⏕䈱ଐ㗬 ડᬺ ᔅⷐ䈮ᔕ䈛䇮⺞ᩏ䈱ᜰ␜ ෘ↢ഭ⋭ ක≮ᯏ㑐 ⮎ዪ ක⮎ຠ䇮ක≮ᯏེ䈫䈱㑐ㅪ䈏⇼ 䉒䉏䉎↪䇮ਇౕว䇮ᗵᨴ∝䇮 䈭䈬䈪䈅䈦䈩↢䈮㊀◊䈭ᓇ㗀 䈏䈅䉎䈫ᕁ䉒䉏䉎႐ว ෘ↢ഭ⋭䈮ႎ๔䉕䋣 ක≮ᯏ㑐 ⮎ዪ ല䈭ోኻ╷䉕ડ↹䊶 ┙᩺䈚䇮ක≮ᯏ㑐䉇ડᬺ 䈮䊐䉞䊷䊄䊋䉾䉪䈚䈩䈇䉁䈜䇯 図9 平成15年7月30日から既に厚生労働省への直接報告制度が先行して施行されています。当会でも啓発 ポスター(図10)を作成し、情報提供を呼び掛けております。 医療機器の適正な使用により より安心のできる医療の提供を! 改正薬事法が平成15年7月30日から施行されます 医療機器の不具合は医療機関から直接厚生労働省へ報告することが法制化されました 医療機関 医療機器の不具合に 関する報告 厚生労働省 報告書 医療 安全 機器 性情 報告 報 書 例えば、こんな時には厚生労働省ま でご報告を! 詳しくは、 http://www .mhlw.go.jp をご覧下さい。 報告書は、 医療機器の不具合により ○死亡、障害、治療のための入院又はその延長 が起こったとき、又はそのおそれがあるとき ○感染症が起こったとき ○添付文書に記載されていない事象が起こっ 報告先:厚生労働省医薬食品局安全対策課 TEL.03-3595-2435 FAX.03-3508-4364 http://www .pharmasys .gr.jp /info/houkoku.html をご覧下さい。 直接報告が 法制化されました たときなど 引き続き、医療機器企業等が収集する不具合等の 情報収集活動にもご協力をお願いします。 医療機器の不具合に関する 報告書の作成は 臨床工学技士が 担っています。 平成17年度より「医療用具」が「医療機器」と法制上の名称が変更 されることを踏まえ、このポスターでは「医療機器」という名称 を前倒しして用いています。 (社)日本臨床工学技士会 図 10 1.副作用・不具合情報の報告件数 平成13年度までに業界や医療機関から報告された副作用・不具合件数は図11に示すように、医療機器 の不具合報告が急増しています。今後、さらに医療現場、特に臨床工学技士からの報告が強く望まれて います。 ᬺ⇇䉇ක≮ᯏ㑐䈎䉌䈱ႎ๔ઙᢙ䈱ផ⒖ ක⮎ຠ䈱↪ ක≮ᯏེ䈱ਇౕว 㪈㪇㪇㪇㪇 㪉㪌㪇㪇㪇 㪏㪍㪇㪏 㪐㪇㪇㪇 㪏㪇㪇㪇 㪉㪉㪋㪌㪈 㪉㪇㪇㪇㪇 㪈㪌㪇㪇㪇 㪎㪇㪇㪇 㪍㪇㪇㪇 㪈㪍㪏㪊㪈 㪌㪇㪇㪇 㪈㪇㪇㪇㪇 㪋㪇㪇㪇 㪋㪇㪐㪋 㪌㪇㪇㪇 㪊㪇㪇㪇 㪉㪇㪇㪇 㪈㪐㪈㪋 㪇 㪈㪇㪇㪇 ᐕ ᐲ ᐲ 㪈㪍㪍 㪈㪈㪐 㪉 䋸ᐕᐲ 䋹ᐕᐲ 㪈㪇ᐕᐲ 㪈㪈ᐕᐲ 㪈㪉ᐕᐲ 㪈㪊ᐕᐲ 㪈㪊 ᐕ ᐲ 㪈㪉 㪈㪈 ᐕ ᐕ ᐲ ᐲ 㪈㪇 䋹ᐕ 䋸ᐕ ᐲ 㪇 ᬺ⇇䈎䉌䈱ႎ๔ ක≮ᯏ㑐䈎䉌䈱ႎ๔ 図 11 䈋 䈳 䇮 䈖 䉖 䈭 ᤨ 䈮 䈲 ෘ↢ഭ⋭䈮ႎ๔䉕䋣 Ҕၲೞ֥ỉɧφӳỆợụ ṺരʧẆᨦܹẆၲỉẺỜỉλᨈӍỊẸỉࡨᧈầ ឪẮẾẺểẨẆӍỊẸỉấẸủầẝỦểẨ Ṻज़௨ၐầឪẮẾẺểẨ Ṻช˄૨Ệᚡ᠍ẰủềẟễẟʙᝋầឪẮẾẺểẨ ễỄ 図 12 ࠍ⋡⊛ߩ৻ߟߣߒߡቯߐࠇ߹ߒ ోᕈߩ⏕ࠍࠃࠅᒝൻߔࠆߎߣ ᡷᱜ⮎ᴺߪක≮ᯏེߩലᕈ ᡷᱜ⮎ᴺ ާෘ↢ഭ⋭ި ᵈ㧟 ක≮ᯏ㑐 ႎ๔ᦠߩᚑߪ⥃ᐥᎿቇᛛ ჻߇ᜂᚻߢߔ ߦ┙⣉ߒߚਇౕว╬ߩႎ๔ߩឭ߇ᦸ߹ࠇ߹ߔޕ ߟද⺞ߒޔක≮ᯏེߩലᕈోᕈ⏕ߦߦዧജߒߥߌ ╬߇ߍࠄࠇ߹ߔ ޕ ԙGQP ߮ GVP ᐲޔGMP ߩᒝൻ ߐࠇࠆߎߣߦࠃࠅޔක≮ᯏེߩലᕈోᕈ߇࿑ࠄࠇߡ߹ߔޕ ౕ⊛ߦߪԘක≮ᯏེߦଥࠊࠆࠧ࠹ࠞޟ㧙ߩޠዉޟޔోኻ╷ ߒ⋥ߩޠᵈ㧠㧦ᄙߊߩᖱႎࠍ߽ߣߦޔෘ↢ഭ⋭߆ࠄోኻ╷ߦ㑐ߔࠆᜰዉᜰ␜߇ ߩⷰὐ߆ࠄᐲߩᄢߥ⋥ߒ߇࿑ࠄࠇ߹ߒߚޕࠎߖ߹ࠅߥ߫ࠇ ޕ ᵈ㧝㧦Ꮢ⽼ᓟోኻ╷ߩలታߩߚޟㅧ⽼ᄁᬺ⸵ޠนᐲ߇ᣂߚߦቯߐࠇޔലᕈోᕈ⏕ ᵈ㧟㧦ᬺ⇇ߣක≮ᯏ㑐㧔⥃ᐥᎿቇᛛ჻㧕ߪߦⴕ߁ߴ߈㗄ࠍㆩߒ ✚วᯏ᭴ ෘ↢ഭ⋭ ާක⮎㘩ຠዪోኻ╷⺖ި 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