<イングリッシュ・ライブラリー 本の紹介 4>

<イングリッシュ・ライブラリー 本の紹介 4>
2011.9.20.
今回は、
『サム』、
『ゴルディロックスと三匹の熊』、
『逆さまの日』の 3 冊を紹
介します。
① サム(
サム( Sam The Garbage Dog ) C・サイモン作
・サイモン作
ノラ犬サムは、ゴミ捨て場(garbage dump)で生活しています。サムは、ゴ
ミ捨て場で、何を食べて生きているのでしょう。サムは、ゴミ捨て場のどこで
寝ているのでしょう。何を楽しんでいるのでしょう。それは、
「よい生活(a good
life)」だったのです。でも…..サムは、ひとりぼっちでした。
ある日、ゴミ捨て場に、ローズィーと母親が、ゴミを捨てにやってきます。
そして、ローズィーに拾われます。ついに、サムに一
緒に暮らせる家族ができたのです。サムの住み慣れた
ゴミ捨て場での生活習慣は、変わるのでしょうか。変
わったこと、それは、サムは、もうひとりぼっちでは
ないということです。
1ページに1行! シンプルな絵本です。
サムの愛らしくユーモアのある表情、でもどこか悲哀
を感じます。
かわいらしい絵と共に英語の響きを楽しんでみてく
ださい。
② ゴルディロックス
ゴルディロックスと三匹の
三匹の熊(Goldilocks
Goldilocks and the Three Bears
Bears)
rs)
L.A. ヒル作
ヒル作
この本の作者は、A.L.ヒルです。もともと詠み人知
らずの口承の物語でしたが、1837 年にイギリスのロ
へんさん
バート・サウジー(Robert Southy)の編 纂 した書物に
収められてから広く知られるようになりました。
8歳の少女ゴルディロックスは、いろいろなことに
きょうみしんしん
興味津々です。一人で森に散歩に行き、道に迷ったゴ
ルディロックスは、一件の家の中に入ります。その家
のダイニングテーブルには、大(big),中(middle-sized)、小(small)、三つのお椀
かゆ
に入ったお粥(porridge)がありました。おいしい(good)のでしょうか。大きなお
椀のお粥には、塩がたくさん入っています。中くらいのお椀のお粥には、全く
砂糖が入っていません。最後に口にした小さなお椀のお粥は、甘く、ほどよい
塩加減がありました。次に、疲れていたゴルディロックスは、寝室に入ります。
そこにも大、中、小、三つのベッドが置いてありました。ゴルディロックスは、
三つの中で一番寝心地のいいベッドを見つけました。ゴルディロックスがその
ベッドで眠っている間に、出かけていた熊の家族が戻ってきます。実は、その
家は、森の熊一家が住んでいる家だったのです。
さか
③ 逆さまの日
さまの日(Backwards Day)
Day)
J・ウォルブ
・ウォルブ作
ルブ作
「『逆さまの日』に学校に行くと、すべてを逆さまにやります。」で始まるこ
の本は、『逆さまの日』の学校生活を描いています。
洋服は後ろ前、メガネも逆さま。
「おはよう。(Good morning.)」のかわりに、
「お
休みなさい。(Good night.)」
教室では、生徒は皆、後ろ向きに座ります。
アルファベットは、A, B, C,….からではなく、
Z, Y, X,…..から読み始めます。
本は、最後のページから読み始め、終わるのが
最初のページ。
「はい。(Yes.)」の時に、「いいえ。(No.)」と
言います。
少なくしてほしい時に、
「もっとたくさん。」と
言います。『逆さまの日』には、生徒ではなく、校長先生がテストを受けて
成績をつけられます。
『逆さまの日』に下校する時は、もちろん、
「おはよう
ございます。(Hello.)」
もし、学校にこんな『逆さまの日』があったら、きっと私たちは、混乱し
てしまうでしょう。でも、もしかすると、いつも見ているのと違った角度か
ら、色々なことを見ることができるかもしれませんよ。
1ページに3~4 行!「逆さま」の絵と共に軽やかな英語を楽しみましょう。
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