はじめに 日頃、皆さまには格別のご愛顧をいただき厚く御礼申し上げます。 JA ひだは、情報開示を通じて経営の透明性を高めるとともに、当 JA に対するご理解を一層深めていただくために、主な事業の内容や組織概要、 経営の内容などについて、利用者のためにわかりやすくまとめた「ディス クロージャー誌 2014」を作成しました。 皆さまが当 JA の事業をさらにご利用いただくための一助として、是非 ご一読いただきますようお願い申し上げます。 今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 平成 26 年 7 月 飛騨農業協同組合 PROFILE プロフィール (平成 26 年 3 月 31 日現在) ◇設立 平成 7 年 4 月 ◇貯金 ◇本店所在地 高山市冬頭町 1 番地 1 ◇貸出金 2,809 億円 752 億円 ◇事業区域 高山市、飛騨市、下呂市、白川村 ◇長期共済保有高 9,366 億円 ◇出資金 63 億円 ◇販売品販売高 185 億円 ◇総資産 3,083 億円 ◇購買品供給高 196 億円 ◇単体自己資本比率 19.29% ◇役員数 34 名 ◇組合員数 37,471 人 ◇職員数 755 名 (准職員、嘱託職員、臨時職員は含みません。) JA ひだの管内である飛騨地域は岐阜県の北部に位置し、東に 3,000m 級の乗鞍岳をはじめ とする北アルプスや御岳、西に 2,700m 級の白山連峰を望む高い山々に囲まれ、高山祭り、奥 飛騨温泉などで有名な「高山市」をはじめ、古川祭り、三寺参りの「飛騨市」、下呂温泉、小 坂の滝の「下呂市」、そして世界遺産白川郷合掌づくりのある「白川村」の 3 市 1 村からなる、 自然が豊かで観光地の多い地域です。 農産物は、昼夜の大きな気温差、冷涼な気候、豊富でおいしい水など、飛騨特有の自然の恵 みにより、「飛騨こしひかり」は銘柄米として高い評価を受けています。トマト・ほうれんそう は全国に先駆けて「雨よけハウス」による栽培を導入した結果、生産販売は大きく飛躍し、全 国に誇る大産地となりました。 また、名牛「安福号」の血を引く、黒毛和種の最高級ブランド「飛騨牛」の飼育が盛んに行 われています。「飛騨牛」は全国和牛能力共進会(和牛のオリンピック)で日本一に輝くなど全 国でその名が知られ、日本一のブランド和牛としての地位を築きました。 飛騨の農業は、恵まれた自然環境と先人たちによって培われた歴史によって、農畜産物のトッ プブランド産地となっています。 ■ディスクロージャー誌とは、農業協同組合法第54条の3に規定する「業務及び財産の状況に関する説明 書類」のことです。 ■記載金額は、単位未満を切り捨てて表示していますので、合計額と一致しない場合があります。 Contents −目 次ー ごあいさつ ……………………………………………… 1 経営理念・農業振興・地域貢献・リスク管理 経営理念 ……………………………………………… 2 経営方針 ……………………………………………… 2 農業振興と地域貢献 ………………………………… 3 平成25年度の行事経過・ふれあい活動 … ………… 4 リスク管理の体制 …………………………………… 7 法令等遵守方針 ……………………………………… 8 反社会的勢力への対応に関する基本方針 ………… 9 利用者保護等管理方針 ……………………………… 9 個人情報保護方針 …………………………………… 10 情報セキュリティ基本方針 ………………………… 10 利益相反管理方針 …………………………………… 11 金融商品の勧誘方針 ………………………………… 12 金融円滑化にかかる基本方針 ……………………… 12 金融ADR制度への対応 … …………………………… 13 JAひだ 総合リスク管理体制図 … ………………… 14 自己資本管理方針 …………………………………… 15 自己資本比率の状況 ………………………………… 15 経営の健全性の確保と自己資本の充実 …………… 15 事業のご案内 信用事業 ……………………………………………… 16 JAバンクシステムについて … ……………………… 16 ○貯金業務 ……………………………………… 18 ○融資業務 ……………………………………… 24 JAひだのホームページ … …………………………… 26 共済事業 ……………………………………………… 27 経済事業 ……………………………………………… 29 福祉事業 ……………………………………………… 30 指導事業 ……………………………………………… 31 JAグリーン株式会社(子会社) … ………………… 31 業績及び財務の状況 平成25年度事業概況 ………………………………… 32 5年間の主要な事業の状況 …………………………… 32 決算の状況 …………………………………………… 33 貸借対照表 損益計算書 注記表 剰余金処分計算書 部門別損益計算書 信用事業の状況 ……………………………………… 47 利益総括表 資金運用収支の内訳 受取・支払利息の増減額 貯金業務・科目別貯金平均残高 ・定期貯金残高 貸出業務・科目別貸出金平均残高 ・金利条件別貸出金残高 ・担保の種類別貸出金残高 ・使途別貸出金残高 ・業種別貸出金残高 ・担保別の債務保証残高 ・主要な農業関係貸出金残高 ・リスク管理債権残高 ・貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ・元本補てん契約のある信託にかかる貸出 金のリスク管理債権の状況 ・貸出金償却の額 内国為替取扱実績 有価証券・種類別有価証券平均残高 ・商品有価証券種類別平均残高 ・有価証券残存期間別残高 ・有価証券の時価情報等 ・金銭の信託の時価情報等 ・金融先物取引等、金融等デリバティブ取 引、有価証券店頭デリバティブ取引 共済事業の状況………………………………………… 53 経済事業の状況………………………………………… 54 経営指標………………………………………………… 55 自己資本の充実の状況………………………………… 56 自己資本の構成に関する内容 自己資本の充実度に関する事項 信用リスクに関する事項 信用リスク削減手法に関する事項 派 生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリ スクに関する事項 証券化エクスポージャーに関する事項 出資等エクスポージャーに関する事項 金利リスクに関する事項 連結業務の状況(連結ディスクロージャー) グループの概況 ……………………………………… 64 子会社等の状況 連結事業年度の主要な経営指標 直近の2連結会計年度における財産の状況 ………… 66 連結貸借対照表 連結損益計算書 連結キャッシュ・フロー計算書 連結注記表 連結剰余金計算書 連結事業年度のリスク管理債権の状況 連結事業年度の事業別経常収益等 連結自己資本の充実の状況 ………………………… 78 自己資本の構成に関する事項 自己資本の充実度に関する事項 信用リスクに関する事項 信用リスク削減手法に関する事項 派 生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリ スクに関する事項 証券化エクスポージャーに関する事項 出資等エクスポージャーに関する事項 金利リスクに関する事項 JA の概要 沿革 …………………………………………………… 85 期末組合員数 ………………………………………… 86 主な生産者組織・協力組織 ………………………… 86 機構図(概略) ……………………………………… 87 店舗一覧(金融店舗・Aコープ・Yショップ) … ……… 89 店舗一覧(給油所・LPGセンター・その他施設) ……… 90 JAひだ管内図 … ……………………………………… 91 財務諸表の正確性等にかかる確認 ………………… 93 ごあいさつ 組合員や地域の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。 日頃から、JA ひだの事業運営に格別のご理解とご協力を賜り深く感謝とお礼を申し上 げます。 平成 25 年度の我が国の情勢は、「アベノミクス」と呼ばれる政府の経済対策や海外経 済の持ち直し、平成 26 年 4 月からの消費税増税を控えた駆け込み需要などにより、緩 やかな持ち直しの動きがみられた 1 年でありました。 農政分野では、農政改革として「農地中間管理機構の創設」、「経営所得安定対策の 見直し」、「水田フル活用と米政策の見直し」、「日本型直接支払制度の創設」が決定され、 平成 26 年度からの実施に向けた対応を行っていかねばなりません。 また、規制改革をめぐる動きとして、規制改革会議・農業ワーキンググループから「農 業改革に関する意見」が出されました。その中の一つである農業協同組合の見直しの提 言に対しては、総合農協の解体、組合員への新たな利用制限の導入、全農の株式会社化、 中央会制度の廃止など、組織の理念や組合員の意思、経営・事業の実態とはかけ離れた 内容であり、JA グループの解体に繋がるものと受け止めざるを得ず、極めて大きな問題 があると捉えており、注視してまいります。 海外との関係に目を向けますと、TPP(環太平洋連携協定)交渉をめぐる日米協議は 今年 4 月の首脳会談を経ても合意には至りませんでしたが、危機が先送りされたに過ぎ ず、引き続き JA グループでは国会決議を踏まえた対応を求め、日本の農業を守り抜くた め今後とも働きかけていく所存であります。 このような情勢下において、JA ひだは今年度創立 20 周年を迎えることとなりました。 組合員の皆様にはご理解・ご利用・ご結集いただき農協運動にご参画をいただいたこと、 地域住民の皆様には JA ひだに対するご愛顧に、それぞれ感謝をお伝えするとともに、今 年度は節目の年であると共に新たな挑戦の年と位置付け、これからも皆様からの負託に 応えるため「平成 26 年度事業計画」を策定し、その実現に取り組み、併せて「第 6 次 中期 3 か年計画」の第 2 年度であることから、来年度における 3 か年計画の達成に向け て着実な取り組みを進めて参ります。 最後に、平成 26 年度も大変厳しい経済情勢下ではありますが、役職員が一丸となって 今まで以上のサービス向上を目指し、組合員・地域の期待に応え、安定した経営基盤を 確立してまいりますので、より一層のご結集を賜りますようお願い申し上げます。 平成26年7月 飛騨農業協同組合 代表理事組合長 経営理念・経営方針 “ 一人は万民のために・万民は一人のために ” を合言葉に、協同の力で経済的・社会的地位の向上 を図ることを目的としてわが国の JA が組織されました。 JA ひだは、合併以来目標として掲げている「大きく強くなり組合員・農家、地域住民に貢献する」 ことの実践を通じ、組合員の経済的、社会的地位の向上および農業の振興を図り、地域経済の活性化 に資することを基本理念としています。 経営方針 農業情勢や JA を取り巻く環境が変化する中、「新たな食料・農業・農村基本計画」や農地法改正 等への対応、担い手の確保・育成等の支援、出向く営農渉外による生産者や組織とのつながりを深め 農業振興を図ります。また、「安全・安心」な農畜産物を安定して提供するために、農業生産工程管 理手法(GAP)の推進等一層の充実と営農基盤を強化し、農業経営の安定に取り組み農業生産額の 向上を図ります。 「食と農」、「元気な高齢者への取り組み支援」等の地域活動を展開して、幅広い年代への総合的な 支援体制と事業を通じ元気で潤いのある豊かな地域づくりに貢献することを目指していきます。 これらの「農業振興」や「地域貢献」を遂行するため、組合員加入促進による組織基盤の拡充を図り、 地域のメインバンクとしての信用事業、総合保障としての共済事業、利用者ニーズに応える生活関連 事業等各事業を展開し、内部管理態勢の充実・強化、人材育成と活力のある職場づくりに取り組むな ど JA の経営基盤の強化を図ります。 基本目標 1. 多様な担い手の育成と農地の利活用対策の実践 2. 安全・安心な飛騨農畜産物ブランドの生産向上と販売戦略の実践 3. 「食と農」、 「助け合い」を軸とした活動の実践 4. JAの組織基盤ならびに事業基盤の拡充と事業別戦略の実践 5. 内部管理態勢の構築強化と経営安定化策の取り組み強化 6. 施設の合理化・効率化と整備をめざす計画の実践 7. 次代を担う人材の育成と活力ある職場づくりの実践 −2− 経営理念・経営方針 経営理念 農業振興と地域貢献 農業振興と地域貢献 JA ひだは、社会・経済基盤の変化によって組合員・地域住民の価値観が多様化している中で、協 同組合活動が担っている社会的責任を強く認識し、その原点である「営農とくらしを守る」を基本に、 地域農業の振興と地域社会の活性化を図るため、各事業を通じさまざまな活動を展開しています。 〈ミニデイサービス〉 〈年金友の会 ゲートボール大会〉 〈JA ひだ職員組合による清掃活動〉 1) 安全・安心・健康な農産物の供給とクリーン農業への取り組み 安全・安心で美味しい農産物への消費者志向が一層強まる中、これに応えるべく減農薬・減化学 肥料栽培等への取り組むと共に、行政・生産者団体と協力して、廃ビニール等の回収や、防虫ネッ トの使用等を行い、環境及び健康に配慮した農業生産に取り組んでいます。 2) 福祉活動の実践 組合員・地域住民を対象とした健康診断・健康管理活動を実施しています。また平成 12 年度から 介護保険法に基づく介護事業にいち早く取り組み、「JA ひだ在宅サービスステーション」を立ち上 げ介護活動を実施しています。 また、女性部活動の一環としての助け合い組織「山びこの会」では、介護予防活動としてのミニ デイサービスや、配食サービス、介護ボランティア等に取り組んでいます。 3) 地域社会づくり JA ひだは、“ 地域と共に ” をモットーに地域とのふれあいの場、また農業に対する理解を深めて もらうための場を多く持つことに努めています。青少年を対象とした活動では、平成 20 年度より高 山市の指定管理者として荒城農業小学校を運営しており、管内の子ども達に対し農業を通じた自然 との共生・学習の場を提供しています。また、青年部・女性部が主体となった食農教育にも力を入 れています。 高齢者を対象とした活動では、ゲートボール大会やグラウンド・ゴルフ大会などを開催し、元気 な老後を送っていただけるよう “ ふれあいの場づくり ” を行っています。また、健康管理の一環と して、毎日健康チェックができる在宅健康管理システム(LP ガス 24 時間監視システムの通信基盤 を活用したネットワークシステム)を使用した健康管理活動を積極的に行っています。 そのほか、農業青色申告部会の結成により、青色申告の普及活動にも取り組んでおり、文化的あ るいは総合的な事業活動を通じ、元気な地域づくりに貢献したいと考えています。 4) ボランティア活動 JA ひだ職員組合では、日頃お世話になっている地域への感謝を表すとともに地元に貢献するため、 平成 21 年から継続して清掃活動(クリーンキャンペーン)を行っています。 平成 25 年度の活動は以下のとおりです。 支 部 名 実施日及び活動内容 参加人数 丹生川支部 5月28日(火) 支店周辺清掃活動 30 名 吉城経済支部 6月上旬~6月19日(水) 管内清掃活動 40 名 国府支部 7月12日(金)、9月5日(木) 側溝泥上げ、清掃作業 40 名 高原支部 11月1日(金)~11月12日(火) 清掃作業 67 名 本店支部 本店経済支部 合同 11月2日(土) 本店前歩道の清掃作業 79 名 −3− 農業振興と地域貢献 平成 25 年度の行事経過・ふれあい活動 新採用職員入組式、定期人事異動辞令交付式 蚕糸農業振興祈願祭 第 62 回生きびな祭、飛騨農協青年部 通常総会 飛騨やまっこ出荷組合 通常総会 JA ひだ稲作協議会 通常総会 荒城農業小学校 入学式 JA ひだ女性連絡協議会 総会 第 1 回理事会、第 1 回監事会、飛騨肉牛生産協議会 通常総会 5 月 21 日 27 日 6 月 3 日 4 日 5 日 6 日 17 日 24 日 27 日 第 2 回監事会、JA ひだ肉豚出荷協議会 通常総会 第 2 回理事会 地区別総代会(高原地区) 地区別総代会(下呂市地区) 地区別総代会(吉城地区) 地区別総代会(高山・丹生川・大野・荘白川地区) 年金友の会 第 9 回 JA ひだグラウンド・ゴルフ大会 JA ひだ農業生産組織連絡協議会 総会 第 18 回通常総代会 第 3 回理事会、第 3 回監事会、JA ひだ助け合い組織「やまびこの会」 総会 〈子どもたちの食農体験学習〉 JA ひだでは、子どもと大人が一緒に農業や食を通して様々なことを感じてもらおうと、食農体 験学習を開催しています。 高山市の指定管理者として取り組んでいる『荒城農業小学校』では、JA ひだ管内の小学生 81 人が入学し、農家先生やボランティアスタッフの協力により、年間 15 回の授業を実施しました。 参加者は、種まきや田植え、農産物の収穫、稲の脱穀などの農作業、収穫した農産物の調理や販売 といった体験を重ね、農業と食の大切さについて学びました。 飛騨管内だけではなく県外の消費地においても、飛騨農協青年部や JA ひだ女性部、関係機関の 協力により、小学校への出前講座や、保育園児への農業体験などを実施しています。 −4− 農業振興と地域貢献 4 月 1 日 3 日 5 日 9 日 20 日 22 日 26 日 農業振興と地域貢献 〈第 18 回JAひだ農業まつり〉 平成 25 年 10 月 19 日から 20 日にかけて、アグリパーク(高山市上切町)で開催した『第 18 回 JA ひだ農業まつり』は、天候には恵まれませんでしたがおよそ 2 万 3,000 人もの方に ご来場いただき、盛況のうちに閉会を迎えました。 『おいしさ再発見 ! 飛騨の魅力が “ ここ ” にある !』というテーマのもとに、青年部・女性部 の皆さんによるバザー、採れたて新鮮な飛騨産農産物のバザーの他、お米の試食人気投票など を実施しました。 また、特設ステージではさまざまなショーなどを催し、訪れた方々に大いに楽しんでいただ きました。 7 月 15 日 27 日 31 日 8 月 3 日 21 日 27 日 9 月 3 日 22 日 30 日 10 月 10 日 19 日 29 日 30 日 11 月 1 日 6 日 7 日 10 日 11 日 12 日 14 日 29 日 JA ひだ女性部リーダー研修会 JA ひだ旗争奪飛騨少年野球大会 ~ 31 日、 オートパルフェア(益田会場) ~ 28 日 第 4 回理事会、第 4 回監事会 オートパルフェア(高山会場) ~ 4 日 年金友の会 第 18 回 JA ひだゲートボール大会 第 5 回理事会 第 5 回監事会 国道 41 号高山国府バイパス・中部縦貫自動車道高山 IC 開通式典 第 6 回理事会、第 6 回監事会 第 4 回岐阜県 JA ひだグラウンド・ゴルフ大会 第 18 回 JA ひだ農業まつり ~ 20 日 第 3 回 JA ひだ年金友の会 ゴルフ大会 第 7 回理事会 第 7 回監事会 第 28 回岐阜県 JA ゲートボール大会 地区別総代会(高原地区) 第 6 回荒城郷まほろば文化村まつり 地区別総代会(下呂市地区) 地区別総代会(吉城地区) 地区別総代会(高山・丹生川・大野・荘白川地区) 第 8 回理事会 −5− 農業振興と地域貢献 焼肉ハウス味蔵天国 起工式、JA ひだ女性部代表者交流会 第 9 回理事会、第 8 回監事会、第 1 回理事・監事協議会 仕事納め式 2 月 4 日 15 日 22 日 27 日 28 日 外国人技能実習生歓迎式 荒城農業小学校 卒業式 ガス器具展示会 ~ 23 日 岐阜県 JA 女性部大会 第 11 回理事会 3 月 1 日 4 日 8 日 10 日 19 日 24 日 27 日 31 日 ガス器具展示会 ~ 2 日 第 9 回監事会 第 19 回 JA ひだ農機ショー ~ 9 日 飛騨蔬菜出荷組合 通常総会 飛騨メロン研究会 通常総会 JA ひだ果実出荷組合協議会 通常総会 JA ひだ花卉出荷組合 第 17 回通常総会、第 12 回理事会、第 10 回監事会 決算 仕事始め式 オートパルフェア(高山会場) ~ 13 日 美の祭典 ~ 19 日 オートパルフェア(益田会場) ~ 19 日 外国人研修生修了式 外国人実習生送り出し機関歓迎会 高山市との災害時応援協定調印式 第 10 回理事会 〈第 6 回荒城郷まほろば文化村まつり〉 11 月 10 日、高山市国府町の荒城郷まほろば文化村で、 「荒城郷まほろば文化村まつり」が開かれ、 悪天候にも関わらず、2,300 人もの方にご来場いただきました。 第 6 回目となったまつりでは、ホウレンソウやネギ、豚肉など 13 種類の地元食材をたっぷり使 用した同町の郷土料理「梨打ち鍋」のほか、飛騨牛の串焼きや各種農畜産物のバザーが並び、ステー ジでは地元の国府小学校 4 年生児童 50 人による「国府ばあちゃん弁当の歌」の合唱や民謡、フラ ダンスなどの発表が行われ会場を沸かせました。 来場者は「美味しい飛騨の味が味わえるこのまつりを毎年楽しみにしている。今年もお腹一杯で 大満足です」などと笑顔で話していました。 −6− 農業振興と地域貢献 12 月 16 日 20 日 30 日 1 月 6 日 12 日 17 日 18 日 20 日 25 日 27 日 29 日 リスク管理の状況 リスク管理の体制 [リスク管理基本方針] 金融の自由化・国際化等の進展により、金融機関業務は益々多様化・複雑化しており、それに伴い 信用リスク、市場リスク、流動性リスク、オペレーショナル・リスク(事務リスク、システムリスク) 等金融機関の抱える様々なリスクも増大し、経営状況に影響を与えている。 系統金融機関においても、これら様々なリスクが経営状況等に影響を与えることが想定され、各種 リスクを従来以上に的確に把握・分析し、統合的に管理して健全性を確保することが急務となってい る。 当 JA は、リスク管理を経営の最重要課題の一つとして位置付け、適正なリスク・コントロールを 行い、「健全性の維持」を達成するため安定的な収益の確保を目指すこととする。 なお、個々のリスクについては、リスクごとに管理部署を明確にして設置するとともに、これらの 部署が一体となり、各種リスクを総合的に管理運営する。 1)信頼性向上にむけた内部統制整備方針 当JAは、組合員・利用者に対する経営の信頼性を向上させるため、組織風土・組織基盤づくりや 法令遵守の徹底および、業務の見直しと改善に取り組み、当組合の内部統制を整備します。 このため、下記の事項を実施します。 1 当 JAの内部統制が有効かつ効率的に機能するよう、組合組織の体制、活動、ITを適切な仕組みに 整備、運用します。 2 業務の流れ、統制上の要点を可視化し、全職員で共有することで、不祥事未然防止に向けた取り 組みを行います。 3 専門性の高い業務について、業務の流れ、統制上の要点を可視化し、該当部署や内部監査担当部 署の職員が共有することで、専門性の高い業務に固有のリスクの低減に向けた取り組みを行いま す。 4 当JA全体の統制活動の評価、業務の可視化を通じて抽出された改善点について継続的な業務改善 の取り組みを行います。 2)信用リスク管理方針 信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産の価値が減少ないし消失し、金融機 関が損失を被るリスクのことです。 当JAでは、事業推進部門の金融部と審査部門の資金部に分離し、審査基準及び審査体制の整備など により、貸出資産の健全性の維持・向上を図っています。 審査にあたっては、特定の業種及び貸出先に偏ることのないよう留意するとともに、個々の案件に ついても担保価値のみにとらわれることなく、貸出先の信用力、事業内容及び成長性を十分審査し、 リスク管理の徹底を図っています。 また、自己査定の実施については、「資産査定要領」に基づいた「資産査定事務手続」により、保 有する資産を個別に検討して回収の危険性または価値の毀損の危険性の度合いに従い区分して、資産 の不良化によりどの程度危険にさらされているかを判断しています。 3)市場関連リスク管理方針 市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク要因の変動により、資産・負債の価値 が変動し損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスクのことです。 当JAでは、金利リスク、価格変動リスク等の市場リスクを把握することにより、収益化及び財務の 安定化を図っています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通し等を考慮し、理事会において運用方針 を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、情報交換及び意思決定を行っ ています。 また、組織面では、資金部資金運用課を市場部門、金融部為替業務課を事務管理部門、金融部推進 指導課をリスク管理部門とし、それぞれ相互けん制機能が働くように役割を明確化しています。 −7− リスク管理の状況 4)流動性リスク管理方針 5)オペレーショナル・リスク管理方針 オペレーショナル・リスクとは、業務の過程・役職員の活動もしくは、システムが不適切であるこ とまたは外生的な事象による損失を被るリスクのことです。 当JAでは、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及び流動性リス ク以外のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の過程 において、損失を被るリスクと定義しています。事務リスク、システムリスクなどについて、事務手 続を整備し、定期検査等を実施するとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握 する体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映ができるよう努めます。 当JAのオペレーショナル・リスクは、事務リスクについては各業務主管部と総合企画部、システム リスクについては総務経理部がそれぞれ管理しており、これらの部署が連携をとり統合的に管理運営 しています。 6)事務リスク管理方針 事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、または事故・不正等を起こすことにより、金融機関 が損失を被るリスクのことです。 当JAでは、事務の多様化や事務量の増加に対応して、正確な事務処理を行うため、「統一事務手 続」を遵守するとともに、自主検査を実施し事務リスクの軽減に努めています。また、事故・事務ミ スが発生した場合には、発生状況を把握し改善を図るとともに、内部監査により重点的なチェックを 行い、再発防止策を実施しています。 7)システムリスク管理方針 システムリスクとは、コンピュータ・システムの停止または誤作動などシステムの不備等に伴い損 失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機関が損失を被るリスクの ことです。 当JAでは、総務経理部が系統グループである信連・全共連・全農・県JA電算センターと連携の上、 コンピュータ・システムの安定稼働・防災・事故・トラブル防止のため、安全かつ円滑な運用に努め るとともに、システムの万一の災害・障害等に備え、「システムリスク管理マニュアル」を策定して います。 法令等遵守方針 当 JA はコンプライアンス(法令等遵守)を経営の最重要課題の一つとして位置付け、コンプライアン ス・プログラムに基づき、地域の組合員・利用者から信頼される JA を目指し、安心感と透明度の高い 業務運営を行うことを基本方針としています。具体的には、日常の活動や業務運営の指針となる「JA 綱 領」を基本原則として、基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」 を策定し、毎年見直しをしています。 また、コンプライアンス統括責任者のもと、本支店にコンプライアンス責任者及び担当者を設置し、日 常業務運営における違法行為及び事故の未然防止に努めるとともに、定期検査等により遵守状況をチェッ クしています。 このような態勢により、あらゆる機会を通じて役職員教育に努め、健全かつ適切な業務運営を行うとい うコンプライアンス意識の周知徹底を図っています。 −8− リスク管理の状況 流動性リスクとは、運用と調達の期間のミスマッチや予期せぬ資金の流出により必要な資金の確保 が困難になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被る リスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができなかったり、通常よりも 著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のこ とです。 当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流 動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素 と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握した上で、運用方針などの策定の際に検討を 行っています。 リスク管理の状況 反社会的勢力への対応に関する基本方針 飛騨農業協同組合(以下「当JA」といいます。)は、事業を行うにつきまして、平成 19 年 6 月 19 日 犯罪対策閣僚会議幹事会申合わせにおいて決定された「企業が反社会的勢力による被害を防止するため の指針」(以下、「政府指針」という。)等を遵守し、反社会的勢力等に対して断固とした姿勢で臨むこと をここに宣言します。 また、マネー・ローンダリング等組織犯罪等の防止に取り組み、顧客に組織犯罪等による被害が発生し た場合には、被害者救済など必要な対応を講じます。 (運営等) 1. 当JAは、反社会的勢力等との取引排除および組織犯罪等の防止の重要性を認識し、適用となる法令等 や政府指針を遵守するため、当組合の特性に応じた態勢を整備します。 また、適切な措置を適時に実施できるよう、役職員に指導・研修を実施し、反社会的勢力等との取引排 除および組織犯罪等の防止について周知徹底を図ります。 (反社会的勢力との決別) 2. 当JAは、反社会的勢力等に対して取引関係を含めて、排除の姿勢を持って対応し、反社会的勢力によ る不当要求を拒絶します。 (組織的な対応) 3. 当JAは、反社会的勢力等に対しては、組織的な対応を行い、職員の安全確保を最優先に行動します。 (外部専門機関との連携) 4. 当JAは、警察、公益財団法人暴力追放推進センター、弁護士など、反社会的勢力等を排除するための各 種活動を行っている外部専門機関等と密接な連携をもって、反社会的勢力等と対決します。 (取引時確認) 5. 当JAは、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づく取引時確認について、適切な措置を適時に 実施します。 (疑わしい取引の届け出) 6. 当JAは、疑わしい取引について、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づき、速やかに適切な 措置を行い、速やかに行政庁に届け出を行います。 利用者保護等管理方針 当 JA は、農業協同組合法その他関連法令等により営む信用事業の利用者(利用者になろうとする者を 含む。以下同じ。)の正当な利益の保護と利便の確保のため、以下の方針を遵守します。また、利用者の 保護と利便の向上に向けて継続的な取り組みを行っていきます。 1. 利用者に対する取引または金融商品の説明(経営相談等をはじめとした金融円滑化の観点からの説明 を含む。)および情報提供を適切かつ十分に行います。 2. 利用者からの相談・苦情等については、公正・迅速・誠実に対応(経営相談等をはじめとした金融円滑化 の観点からの対応を含む) し、利用者の理解と信頼が得られるよう適切かつ十分に対応します。 3. 利用者に関する情報については、法令等に基づく適正かつ適法な手段による取得ならびに情報の紛失、 漏洩および不正利用等の防止のための必要かつ適切な措置を講じます。 4. 組合が行う事業を外部に委託するにあたっては、利用者情報の管理や利用者への対応が適切に行われ るよう努めます。 5. 組合との取引に伴い、組合の利用者の利益が不当に害されることのないよう、利益相反管理のための 態勢整備に努めます。 −9− リスク管理の状況 個人情報保護方針 1. 個人情報を適正に取り扱うために、個人情報の保護に関する法律その他、個人情報保護に関する関係 諸法令および農林水産大臣をはじめ主務大臣のガイドライン等に定められた義務を誠実に遵守しま す。 2. 利用目的をできる限り特定したうえ、あらかじめご本人の同意を得た場合および法令により例外とし て扱われるべき場合を除き、その利用目的の範囲内でのみ個人情報を取扱います。 3. 個人情報を取得する際、適正な手段で取得するものとし、利用目的を、法令により例外として扱われる べき場合を除き、あらかじめ公表するか、取得後速やかにご本人に通知又は公表します。ただし、ご本 人から書面で直接取得する場合には、あらかじめ明示します。 4. 個人情報を適切に保管・管理するとともに、取扱う個人データを利用目的の範囲内で正確・最新の内容 に保つよう努めます。さらに、従業者および委託先に対し適正な監督を行い、個人情報の外部への漏洩 防止に努めます。 5. 法令により例外と扱われるべき場合を除き、あらかじめご本人の同意を得ることなく、個人データを 第三者に提供しません。 6. 保有個人データにつき、法令に基づきご本人からの開示、訂正等に応じます。 7. 取り扱う個人情報につき、ご本人からの苦情に対し迅速かつ適切に取り組み、そのための内部体制の 整備に努めます。 8. 取り扱う個人情報について、適正な内部監査を実施するなどして、本保護方針の継続的な改善に努め ます。 情報セキュリティ基本方針 当 JA は、組合員・利用者等の皆様との信頼関係を強化し、より一層の安心とサービスを提供するため、 組合内の情報およびお預りした情報のセキュリティの確保と日々の改善に努めることが当 JA の事業活動 の基本であり、社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守することを誓約します。 1. 情報資産を適正に取扱うため、コンピュータ犯罪に関する法律、不正アクセス行為の禁止に関する法 律、IT基本法その他の情報セキュリティに関係する諸法令、および農林水産大臣をはじめ主務大臣の 指導による義務を誠実に遵守します。 2. 情報の取扱、情報システムならびに情報ネットワークの管理運用にあたり、適切な組織的・人的・技術 的安全管理措置を実施し、情報資産に対する不正な侵入、紛失、漏えい、改ざん、破壊、利用妨害などが 発生しないよう努めます。 3. 情報セキュリティに関して、業務に従事する者の役割を定め、情報セキュリティ基本方針に基づき、組 合全体で情報セキュリティを推進できる体制を維持します。 4. 万一、情報セキュリティを侵害するような事象が発生した場合、その原因を迅速に解明し、被害を最小 限に止めるよう努めます。 5. 上記の活動を継続的に行うと同時に、新たな脅威にも対応できるよう、情報セキュリティマネジメント システムを確立し、維持改善に努めます。 − 10 − リスク管理の状況 当 JA は、組合員・利用者等の皆様の個人情報を正しく取り扱うことが当JAの事業活動の基本であり 社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守することを誓約します。 リスク管理の状況 利益相反管理方針 当 JA は、お客さまの利益が不当に害されることのないよう、農業協同組合法、金融商品取引法および関係 するガイドラインに基づき、利益相反するおそれのある取引を適切に管理するための体制を整備し、利益相反 管理方針(以下、「本方針」という。)を次のとおり定めます。 1. 対象取引の範囲 本方針の対象となる「利益相反のおそれのある取引」は、当組合の行う信用事業関連業務、共済事業関連業 務または金融商品関連業務にかかるお客さまとの取引であって、お客様の利益を不当に害するおそれのある 取引を言います。 2. 利益相反のおそれのある取引の類型 「利益相反のおそれのある取引」の類型および主な取引例としては、以下に掲げるものが考えられます。 (1)お客さまと当JAの間の利益が相反する類型 (取引例) ○秘密保持契約を締結して特定部署が入手したお客さまの情報が他部署に漏洩し、他の取引に利用 される場合。 ○抱き合わせ販売や優越的地位の濫用等に該当する取引を行う場合。 (2)当JAの「お客さまと他のお客さま」との間の利益が相反する類型 (取引例) ○農業法人等の買収において、当JAが買収側・被買収側双方と融資および助言・指導等の取引関係 を有する場合や複数の農業法人に対して経営アドバイス等を行う場合。 ○接待・贈答を受け、または行うことにより、特定の取引先との間で一般的な水準から乖離した水準 で取引を行う場合。 3. 利益相反のおそれのある取引の特定の方法 利益相反のおそれのある取引の特定は、以下のとおり行います。 (1)利益相反のおそれのある取引について、利益相反管理統括部署があらかじめ類型化します。 (2)各部署においては、取引を行う際に、当該取引が利益相反のおそれのある取引として類型化された取引 に該当するか確認します。 (3)利益相反のおそれのある取引に該当すると判断した場合は、利益相反管理統括部署に報告します。 (4)各部署で、利益相反のおそれのある取引に該当するか判断しかねる場合、または、類型には該当しない が利益相反のおそれのある取引に該当すると疑われる場合は、利益相反管理統括部署に相談します。 (5)利益相反管理統括部署は各部署からの相談を受けて、各部署と協議のうえ(必要に応じて関係部署と協 議)、当該取引が利益相反のおそれのある取引であるかの特定を行います。 4. 利益相反の管理の方法 当JAは、利益相反のおそれのある取引を特定した場合について、次に掲げる方法により当該お客さまの保 護を適正に確保いたします。 (1)対象取引を行う部門と当該お客さまとの取引を行う部門を分離する方法 (2)対象取引または当該お客さまとの取引の条件もしくは方法を変更し、または中止する方法 (3)対象取引に伴い、当該お客さまの利益が不当に害されるおそれがあることについて、当該お客さまに適 切に開示する方法(ただし、当JAが負う守秘義務に違反しない場合に限る。) (4)その他対象取引を適切に管理するための方法 5. 利益相反のおそれのある取引の記録および保存 利益相反の特定およびその管理のために行った措置については、当JAで定める内部規則に基づき適切に 記録し、保存します。 6. 利益相反管理体制 (1)当JAは、利益相反のおそれのある取引の特定および利益相反管理に関する当JA全体の管理体制を統 括するための利益相反管理統括部署およびその統括者を定めます。この統括部署は、営業部門からの影 響受けないものとします。また、当JAの役職員に対し、本方針および本方針を踏まえた内部規則等に関 する研修を実施し、利益相反管理についての周知徹底に努めます。 (2)利益相反管理統括者は、本方針にそって、利益相反のおそれのある取引の特定および利益相反管理を実 施するとともに、その有効性を定期的に適切に検証し、改善します。 7. 利益相反管理体制の検証等 当JAは、本方針に基づく利益相反管理体制について、その適切性および有効性を定期的に検証し、必要に応 じて見直しを行います。 − 11 − リスク管理の状況 金融商品の勧誘方針 1. 組合員・利用者の皆さまの商品利用目的並びに知識、経験、財産の状況および意向を考慮のうえ、適切な金 融商品の勧誘と情報の提供を行います。 2. 組合員・利用者の皆さまに対し、商品内容や当該商品のリスク内容など重要な事項を十分理解していただく よう努めます。 3. 不確実な事項について断定的な判断を示したり、事実でない情報を提供するなど、組合員・利用者の皆さま の誤解を招くような説明は行いません。 4. 電話や訪問による勧誘は、組合員・利用者の皆さまのご都合に合わせて行うよう努めます。 5. 組合員・利用者の皆さまに対し、適切な勧誘が行えるよう役職員の研修の充実に努めます。 6. 販売・勧誘に関する組合員・利用者の皆さまからのご質問やご照会については、適切な対応に努めます。 金融円滑化にかかる基本方針 当 JA は、農業者の協同組織金融機関として、「健全な事業を営む農業者をはじめとする地域の組合員利用者 に対して必要な資金を円滑に供給していくこと」を「当JAの最も重要な役割のひとつ」とし位置付け、当JA の担う公共性と社会的責任を強く認識し、その適切な業務の遂行に向け、以下の方針を定め、取り組んでまい ります。 1. 組合員利用者からの新規融資や貸付条件の変更等の申込みがあった場合には、組合員利用者の特性及び事 業の状況を勘案しつつ、できる限り、柔軟に対応するよう努めます。 2. 事業を営む組合員利用者からの経営相談に積極的かつきめ細かく取り組み、組合員利用者の経営改善に向 けた取り組みをご支援できるよう努めてまいります。また、役職員に対する研修等により、上記取り組みの 対応能力の向上に努めてまいります。 3. 組合員利用者から新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みがあった場合には、組合員利用者の経験等 に応じて、説明及び情報提供を適切かつ十分に行うように努めてまいります。また、お断りさせていただく 場合には、その理由を可能な限り具体的かつ丁寧に説明するよう努めます。 4. 組合員利用者からの、新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みに対する問い合わせ、相談、要望及び苦 情については、公正・迅速・誠実に対応し、組合員利用者の理解と信頼が得られるよう努めてまいります。 5. お客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の申込みについて、関係する他の金融機関や日本政策金融公 庫、住宅金融支援機構、農業信用基金協会等との緊密な連携を図るよう努めてまいります。また、これらの 関係機関等から照会を受けた場合は、守秘義務に留意し、お客様の同意を前提に情報交換に努めます。 6. 組合員利用者からの上述のような申込みに対し、円滑に措置をとることが出来るよう、必要な体制を整備 いたしております。具体的には、 (1)組合長以下、関係役員部長を構成員とする「コンプライアンス委員会」 にて、金融円滑化にかかる対応を一元的に管理し、組織横断的に協議します。 (2)金融担当常務を「金融円滑化管理責任者」として、JA全体における金融円滑化の方針や施策の徹底に努 めます。 (3)各支店に「金融円滑化管理担当者」を設置し、各支店における金融円滑化の方針や施策の徹底に努めま す。 7. 本方針に基づく金融円滑化管理体制について、 その適切性及び有効性を定期的に検証し、 必要に応じて見直 しを行います。 − 12 − リスク管理の状況 当 JA は、貯金・定期積金、共済その他の金融商品の販売等の勧誘にあたっては、次の事項を遵守し、組合員・ 利用者の皆さまに対して、適正な勧誘を行います。 リスク管理の状況 金融 ADR 制度への対応 ①苦情処理措置 当 JA では、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホームページ・チラシ 等で公表するとともに、JA バンク相談所や JA 共済連とも連携し、迅速かつ適切な対応に努め、苦情等の解決を 図ります。 当 JA の苦情等受付窓口 本 店( 金 融 部 ) 国 府 支 店 古 川 支 店 河 合 支 店 宮 川 支 店 杉 崎 支 店 信 包 支 店 向 町 支 店 高 山 支 店 大 八 支 店 桐 生 支 店 千 島 支 店 松 倉 支 店 清 見 支 店 宮 支 店 久 々 野 支 店 0577-36-3010 0577-72-3115 0577-73-3811 0577-65-2231 0577-63-2005 0577-73-2328 0577-75-2053 0577-73-5300 0577-32-0107 0577-32-0461 0577-34-0865 0577-33-8331 0577-34-0800 0577-68-2206 0577-53-2311 0577-52-3000 朝 日 支 高 根 支 丹 生 川 支 荘 川 支 白 川 支 神 岡 支 殿 支 本 郷 支 奥 ひ だ 支 萩 原 支 浅 水 支 小 坂 支 馬 瀬 支 下 呂 支 竹 原 支 金 山 支 店 店 店 店 店 店 店 店 店 店 店 店 店 店 店 店 0577-55-3201 0577-59-2244 0577-78-1011 05769-2-2007 05769-6-1301 0578-82-1123 0578-82-1142 0578-86-2001 0578-89-2001 0576-52-1008 0576-55-0234 0576-62-3151 0576-47-2211 0576-25-3040 0576-26-3111 0576-32-4111 ☆ご相談受付時間 窓口:平日 9 時~ 15 時 電話:平日 9 時~ 17 時 上記本支店のほか下記の窓口でも受け付けます。 ≪信用事業相談・苦情等受付窓口≫ TEL:0577-36-3020(総合企画部) 電子メール:[email protected] 受付時間 : 午前 9 時~午後 5 時(金融機関の休業日を除く) ② 紛争解決措置 当 JA では、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。 ○信用事業 ◦岐阜県 JA バンク相談所(TEL:0120-200-787 午前 9 時~午後 5 時 金融機関の休業日を除く) ◦岐阜県弁護士会示談あっせんセンター (TEL:058-265-0020 月~金 午前 9 時~午後 5 時 祝日、年末年始を除く) ◦愛知県弁護士会紛争解決センター (TEL:052-203-1777 月~金 午前 10 時~午後 4 時 祝日、年末年始を除く) (注)弁護士会は、お盆等が休日になる場合がありますので詳しくは弁護士会にご確認ください。 ○共済事業 ◦ (社)日本共済協会 共済相談所 (TEL:03-5368-5757) ◦ (財)自賠責保険・共済紛争処理機構 (TEL:本部 03-5296-5031) ◦ (財)日弁連交通事故相談センター (TEL:本部 03-3581-4724) ◦ (財)交通事故紛争処理センター (TEL:東京本部 03-3346-1756) 最寄りの連絡先については、上記または①の窓口にお問い合わせください。 − 13 − リスク管理の状況 JAひだ 総合リスク管理体制図 理 事 会 監事会 − 14 − 支店 リスク管理の状況 本店 自己資本の状況 自己資本管理方針 自己資本管理とは、自己資本充実に関する施策の実施、自己資本充実度の評価及び自己資本比率の算定を行うこと です。 当 JA では、内部留保の積み増しにより、自己資本の充実に努めています。 また、「自己資本比率算出要領」及び「自己資本比率算出事務手続」を制定し、系統 BIS システムにより、自己資 本比率を的確に算出しています。 なお、組織面では、事業推進部門から独立した総合企画部が自己資本比率を算出し、けん制機能を確保しています。 当 JA は、これらの態勢整備と適切な自己資本管理により、十分な自己資本の維持に努めます。 自己資本比率の状況 当 JA では、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、財務基盤の強化を経 営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、不良債権処理及び業務の効率化等に取り組んだ 結果、平成 26 年 3 月末における自己資本比率は、19.29% となりました。 経営の健全性の確保と自己資本の充実 当 JA の自己資本は、組合員の普通出資によっています。 項 目 項 目 発行主体 飛騨農業協同組合 資本調達手段の種類 普通出資 コア資本に係る基礎項目に算入した額 6,358 百万円 当 JA は、「自己資本比率算出要領」を制定し、適切なプロセスにより正確な自己資本比率を算出して、当 JA が 抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己資本の維持を図ると ともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。 また、平成 19 年度から、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種リスクを個別の方法で 質的または量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・対照し、自己資本充実度を評価することにより、 経営の健全性維持・強化を図っております。 − 15 −
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