東和製作所の考える磁石製品∼磁場源という考え方∼ 前項「なぜ永久磁石なのか？」で記述したとおり、磁石は様々な効果を発生します。磁石を使う方々は、この効果を発生させるために磁石を用います。永久磁石の場合永久磁石メーカは一般的に、【磁石材料】、【磁石寸法】、【極性】、 【表面処理（メッキなど）】、【（場合によって）表面磁束密度】を仕様として永久磁石を販売します。一方でユーザ側が永久磁石をそれだけで使用することはほとんどなく、それ以外の部品とあわせて使用します。多くの場合が強磁性体 とあわせて【磁気回路】を構成し、効果を発揮したい空間に【磁場】を構成します。重要なのはこの効果を発揮する空間における【磁場】です。さらにこの【磁場】は温度、湿度などの【環境条件】に依存しますし、永久磁石材料は ヒステりシス特性を持つため、【環境条件】の履歴も影響します。このように最終的に必要な【磁場】は非常に複雑な条件の上に成り立っています。 東和製作所では、最終的に効果を発揮する領域に必要な【磁場】を発生することが出来るものを【磁場源】と呼んでいます。東和製作所は私たちのことを【磁場源屋】であると考えています。 効果を発揮するために必要な磁場を発生する【磁場源】 【永久磁石材料】 【起磁源としての単体磁石】 Image Image Image Image 【磁気回路】 【環境条件】 Image 【磁場】 Image 【効果】 永久磁石の特性は環境条件 磁場発生の源、起磁源としての 効果を発揮する空間まで起 永久磁石は特に温度に敏感 に対し、ヒステリシスな特 単体永久磁石は特に材質とその 効果を発揮するためには磁場 磁源からの磁束を効率的に 安定した磁場の上に初めて であり、材質により特性は 性をもちます 体積が重要な要素になります の条件が安定する必要があり 運ぶための磁気回路 磁場を応用した効果が安定 大きく異なります、それ以 ます。磁場の条件は強度、極 耐環境条件を引き出すため 的に発揮されます。 外にも、使用する環境条件 の方向、それらの分布が考え にも重要な要素です 効果に対して最も最適な 水中、真空中などの対策が られます 磁場の仕様は何かしっかり 不可欠です と理解する必要があります 主な仕様 主な仕様 主な仕様 主な仕様 Br 材質 主な仕様 材質 温度／湿度 Hc 形状／寸法 磁束密度 形状／寸法 真空度 B-H 曲線 極性 強度 極性 機械的ストレス 温度係数 表面処理 方向性 等 等 分布 など 東和製作所が【磁場源屋】であるというのは、【磁場源】を構成するために必要な【永久磁石材料】、【単体磁石】、【磁気回路】、【環境条件】、【磁場】に対する技術と製造工程を保有していることによります。【効果】をいち早く発揮 したい、研究者、設計開発者、製造技術者などのすべての永久磁石ユーザの方々は【効果】の発揮に集中することが出来ます。永久磁石についてはプロである私たち東和製作所におまかせ下さい。
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