1 目次 I. 会議概要 -Day 3 i. 会議名称 Academic Competitions (Scientific Poster, Public Poster, Movie ) ii. 開催期間 Cultural Booth & Chapter Exhibition iii. 開催地 iv. 開催テーマ -Day 4 Cultural Workshops II. 日本人参加者 Sightseeing at TMII Night at the Museum III. スケジュール -Day 5 IV. プログラム別報告書 Hospital Visits -Day 1 Community Services Ice Breaking Cultural Night Opening Ceremony -Day 6 -Day 2 AMSA International Session Keynote Lectures Closing Ceremony Academic Workshops Small Group Discussion V. 参加者の感想 Welcoming Party 2 I. 会議概要 3 II. 日本人参加者 ◆Regional Chairperson 田中碧 筑波大学 3 年(名刺係・Culture Night 係) ◆Chief Delegate 飯塚玄明 筑波大学 4 年(Scientific Poster・報告書係) ◆General Delegate 樋渡健悟 香川大学 4 年(Video・報告書係) 相川雄太 東京医科歯科大学 3 年(Public Poster・T シャツ係) 朝比奈由衣 東京女子医科大学 3 年(Scientific Paper・Culture Night 係) 新井佐和子 東京女子医科大学 3 年(Scientific Paper・Culture Night 係) 今氏晶梨 防衛医科大学校 3 年(Scientific Poster・Culture Night 係) 垣野星 九州大学 3 年(Public Poster・Culture Night 係) 加瀬早織 東京医科歯科大学 3 年(Scientific Paper・Culture Night 係) 木村仁美 筑波大学 3 年(Scientific Paper・名刺係) 竹内将 東京医科歯科大学 3 年(Scientific Poster・T シャツ係) 谷口雄大 筑波大学 3 年(Scientific Poster・名刺係) 松岡友樹 島根大学 3 年(Scientific Paper・報告書係) 森藤彬仁 京都大学 3 年(Scientific Paper・報告書係) 山本晴香 滋賀医科大学 3 年(Public Poster・Culture Night 係) 梁美紗 奈良県立医科大学 3 年(Video・カルチャーブース係) 安達有博 奈良県立医科大学 1 年(Scientific Poster・カルチャーブース係) 田中里奈 高知大学 1 年(Public Poster・カルチャーブース係) 南研人 千葉大学 1 年(Public Poster・カルチャーブース係) 4 III. スケジュール -Day 1 (1/10) ・Academic Competition (Video) ・受付 ・AMSA International Booth ・Ice Breaking ・Opening Ceremony -Day 4 (1/13) ・Cultural Workshop -Day 2 (1/11) @Taman Mini Indonesia Indah ・Keynote Lecture 1 ・Night Museum ・Keynote Lecture 2 @Museum Bank Indonesia ・Keynote Lecture 3 ・Academic Workshop 1 -Day 5 (1/14) ・Hospital Visit ・Academic Workshop 2 ・Academic Workshop 3 @Siloam Hospital Lippo Village ・Small Group Discussion Mochtar Riady Institute of Nanotechnology, MRCCC Siloam Hospital (グループごとのディスカッション) ・Community Services ・Welcoming Party ・Cultural & Farewell Party -Day 3 (1/12) -Day 6 (1/15) ・Academic Competition (Paper) ・AMSA International Session ・Academic Competition ・Closing Ceremony (Scientific Poster / Public Poster) 5 IV. プログラム別報告書 Day 1 Ice-Breaking とりあえず全員の顔合わせ。全員がお互いを探り合うような微妙な時間が過ぎる。 GM(グループのお世話係みたいな)が盛り上げてくれようとするが、彼らは彼らで仕事が忙しく、誰が 主導権を取っていいのやら、みたいな状況。 とりあえず自己紹介から始まり、なんとなくインドネシアの若者の飲み会ゲームみたいなのが始まる と、少し盛り上がりを見せた。動物のまねをしていくゲームだったがこれが意外とアイスブレイクになっ た。 そこから少し微妙な沈黙とかが流れつつも、とりあえずお互いの事は少しわかり、笑いもちょくちょく 出てきたところで終了した。実際の所、「ここからがアイスブレイキングの時間です」みたいに設けられ ているわけではなく、いつの間にか始まり、終わる感じなので、特に身構えることはない。 最初なので全員がぎこちないのだが、ここでうまくいかなくても焦ることもない(そもそもまだ到着して いない人もいた)。 気楽に過ごすとよい。私はそうした。ゆるゆる。 東京医科歯科大学 3 年 相川 雄太 6 Opening Ceremony 2015 年 1 月 10 日、ついに EAMSC-indonesia-が幕を開けました。アジアの国々から集まった約 300 人の医学生の歓声と熱気に包まれたオープニングセレモニーは、これからインドネシアで過ごす 6 日 間がどんなに充実したものになるかを物語っているようでした。今回のインドネシアでの EAMSC の責 任者や chain person、ゲストとして呼ばれていた方の話からは、インドネシアでこの歴史ある EAMSC が開催できたことの喜びや、このインドネシアにアジア各国から大勢の医学生が集まったことへの感 謝、そして一緒に今回の EAMSC を最高のものにしようという熱い思いがひしひしと伝わってきました。 その他にも、インドネシアの伝統舞踊が披露されるとそのアクロバティックな動きやとても大きな動物 のようなかぶりものに皆が圧倒されて、とても大きな拍手が起こっていました。また、AMSA international についての説明もあり、今回の EAMSC が初参加である私にとっても大変わかりやすく、 AMSA についての理解も深めることができました。 九州大学 3 年 垣野 星 7 Day 2 Keynote Lecture 1 会議 2 日目最初のプログラムである、Keynote Lecture 1 では性感染症(以下 STI)の疫学に関する 内容でした。最初に STI は若者の QOL(Quality of Life)に影響する点で、経済的側面を考慮して対策 を施すことは重要であると強調されました。そして、STI の拡大を防止する道具としての Surveillance, Good Definition, Accurate Tests, Done on Site, Reporting が必要であることを明示した上で、実際に感 染のほとんどが見逃されているクラミジア感染に対し、Surveillance を行うことが必要であるという具体 的な例を紹介されました。 また、淋菌の薬剤耐性やインドネシアの STI の現状にも触れ、経済的な格差が感染率の格差にも 繋がっていることもレクチャーの中で触れていました。時間の都合で、質問対応の時間がほとんどなく、 講義中に疑問に思った点について詳しく尋ねることが出来ませんでしたが、特に最初に触れた STI の 拡大を防ぐためのツールは、日本においてもまだまだ不十分であり、制度面を今後整備することが必 要であると感じました。 香川大学 4 年 樋渡 健悟 8 Keynote Lecture2 “PREVENTION & CONTROL of SEXUALLY TRANSMITTED INFECTIONS”をテーマに Dr.Wresti Indriatmi B. MAKES がお話して下さいました。 効果的な STI のケースマネジメントが必要だと強調しておられていて、STI に対してのコストが高い ほど STI になる危険性が低くて済み、逆にコストが低いほど(性行為時にコンドームを着けない等)STI にかかる危険性が高いとの相関を最初の方に説明して下さいました。 効果的な STI のケースマネジメントとして 5 つのポイントがあり、 1: 病因果学的診断もしくは症候としての診断 2: 薬 3: コンプライアンス(患者が定められた服薬を守ること)と STI についての stigma(社会的な汚名、不名 誉のしるし)の啓蒙活動 4: STI について相談すること 5: 正しい使い方の指導とともにコンドームを供給すること を中心にそれぞれの項目を具体例をふまえて説明をされました。 例えば、妊娠女性での梅毒や子宮頚癌のスクリーニングは重要であるとか、淋病は薬剤耐性菌が 生じやすい等の事項を 1~5 のポイントと関連付けてお話をいただきました。 現在医療は進歩し続けていて多くの STI は治療法は確立されています。けれども確立されているか らといって予防しなくていいというわけではありません。STI にかかってからでは取り返しのつかないこ ともあります。日本に限らず世界でもその啓蒙活動はあるにも関わらず STI の知識は浸透していない ように思えました。医学生であったとしても STI の知識は十分でないこともあります。 今回、医学生ですが、会議に参加する前 STI について全然知りませんでした。 しかし、今回の会議で STI の危険性について実感することができ、医学生として他の医学生や一般の 人に啓蒙活動していくなど何かしら関わっていきたいと思いました。 滋賀医科大学 3 年 山本 晴香 9 Academic Workshop Academic Workshop では、Keynote Lecture をふまえて、実践的な手技を学習しました。私たちのグ ループでは、実習室のような場所で、各自が豚の足にコンドームをつけたものを与えられて、それを陰 茎に見立て、包皮環状切除術を習いました。豚の足に針を刺したり、コンドームをはさみで切ったりし ました。 説明はすべて英語だったので、あまり細かいことは理解できませんでしたが、指導してくださった先生 は全員がよく見えるように、丁寧に作業の見本を示して下さったので、自分でもどうにか作業を進める ことができました。また、自分はすでに大学の授業で解剖実習を終えていましたが、自分のグループ にはまだ終えていない人がいて、おっかなびっくりはさみを握っている姿が印象的でした。 時間の関係で、最後まで手技を終えることはできませんでしたが、実習を体験して、自分がまだ実践 的なことは何もできない学生であることを強く意識しました。今後も自分の知識、技術ともに向上させ ていきたいと思います。 島根大学 3 年 松岡 友樹 10 Small Group Discussion 私たちのグループは、まず最初に、問診において重要なことは何であるかについて議論しました。そ の後『このような患者が来たら』という具体的なお題について、どのような順番で、どのような目的のも とに、どのような質問をして診断をしていくかについて話し合いました。 他のグループでは、医師役・患者役を決めて模擬問診を行うなど、グループ毎にいろいろな形で課 題に取り組んでいたようです。 皆英語で積極的に自分の意見を交わし合っていたので、感心しましたし、大変刺激にもなりました。 問診について主に話し合っていたので、皆知識が無くともある程度会話に加わることができましたし、 あまり発言していない人がいたら「~はどう思う?」と、英語の流暢なメンバーが発言を促すなど、皆 が参加できる、アットホームな雰囲気の discussion となりました。 東京女子医科大学 3 年 新井 佐和子 11 Welcoming Party 2 日目ラストのプログラムは Welcoming Party でした。 今回の Party のテーマは「90’s neon party」であり、「白い服を着用する」というドレスコードがありまし た。はじめにスペシャルゲストとしてミス・インドネシアの方が各国の医学生へ向けた面白いスピーチ をしてくださりました。その後、前菜からデザートまでインドネシアの名物料理の屋台が並ぶ中食事の 時間となり参加者たちは親交を深めていました。また会場にはフェイスペインティングのサービスもあ り、個性豊かなお互いの顔に吹き出す場面が数多く見受けられました。 料理に舌鼓をうったあとは、Dance Party の時間となりました。テーマの「90’s neon party」に相応しい ブラックライトの光る会場の中、各国の人たちが舞台上に上がって楽しそうにパワフルに踊っていまし た。その姿は多くの人々が昨日初対面だったとはとても思えず、また昼の Academic プログラムや Discussion では真面目に取り組んでいた参加者たちが、一転賑やかに踊っている姿がとても印象的 でした。 千葉大学 1 年 南 研人 12 Day 3 Paper Presentation 事前の書類による 1 次審査を通過した 11 か国が、本会議のために作成したペーパーについてのプ レゼンテーションを行いました。7 分間のプレゼンテーションに続き、8 分間の質疑応答がありました。 日本はトップバッターとして「B 型肝炎の知識の寡多とワクチン接種率の関係性について調査を行い、 B 型肝炎ワクチン接種率をいかにあげるか」ということをテーマにプレゼンし、審査員との間で活発な 質疑応答が行われました。発表者は堂々と発表しており、質疑応答も質問者の満足の行く回答を行 いました。 他の 10 か国の発表では AIDS、子宮頸癌などの発表を聞く事ができました。1位に入賞した香港は、 国が運営している匿名エイズ相談センターのデータを用い疫学研究を行うという非常に本格的な研究 でした。そのほか、エイズの治療法選択に関するメタアナリシス、エイズの知識に関するクロスセクシ ョナルスタディーなどテーマも手法も対象も各国異なっており、非常に興味深かったです。 筑波大学 3 年 谷口 雄大 13 Scientific Poster and Public Poster EAMSC 参加者各国の作成した Scientific Poster と Public Poster の展示と発表が行われました。 Scientific Poster は、EAMSC に参加した国 と地域がそれぞれテーマについて研究を行い、そ れを紹介するために 1 枚の大きなポスターを作成するものです。今年の EAMSC のテーマ、Sexually Transmitted Infections に基づいた 9 つの研究が、各国が趣向を凝らしたポスターによって紹介されま した。 それぞれの国と地域が、研究の内容と、研究内容をいかにわかりやすく、読みやすく示したポスター を作るかの両方に心を傾けていて、各国のポスターはグラフの配置や文字の色にまで気を使ったこと を感じさせるものでした。 Scientific Poster の対象が医学生や医療職者であるのとは対照的に、Public Poster は一般人を対象 に、テーマに基づいた知識を与えたり、行動を促すためのポスターを作成するものです。今年は、計 10 枚の Public Poster が作成されました。 真面目に STI の危険を訴えるものや、笑いを誘うようなものまであり、10 枚のポスターはいずれも、 何度見ても決して飽きのこないものでした。 島根大学 3 年 松岡 友樹 14 Movie Competition スケジュールの変更があり、ポスター発表の後に Movie Competition が始まりました。日本はトップ バッターということで印象を残すことが重要でしたが、未来の自分からメッセージが届いたり、映像中 に日本のポスターが登場したり、期待を超えるインパクトを残せたように感じます。上映後には一際大 きな拍手と歓声が湧き、多くの質問が寄せられました。 今回のムービーではすべての国が AIDS について取り上げていましたが、独特なストーリー展開と 映像で各チャプターの個性が光るものとなりました。1 位となった Taiwan の作品では、まず HIV に感 染した人(卵)が病気に悩まされ、誤解や偏見のために寂しく死んでいく様子を描いていました。しかし 後に HIV 基金が設立され、HIV 患者たちも笑顔で人生を送れるようになったというものでした。卵を 人に見立てて撮影しており、様々な表情がペイントで表現されていて印象的でした。 さらに複数の作品に delegate たち自身が出演しており、参加者から笑いが起こる場面が多くありまし た。どの作品もぜひもう一度観たいと思わせるものばかりで、終始盛り上った Movie Competition とな りました。 東京女子医科大学 3 年 朝比奈 由衣 15 Cultural Booth & Chapter Exhibition Academic Competition の発表が終わり、参加者がほっと一息ついた後は、Cultural Booth &Chapter Exhibition の時間でした。この Program は、参加各国がブースを設け、他国の delegate にその国独自 の文化を紹介したり、体験してもらったりする企画です。 参加者は、自分の国の伝統衣装やお揃いの T シャツを身に纏い、会場は色とりどりの華やかな雰 囲気で包まれました。日本のブースでは、食文化の紹介として、駄菓子やスナック菓子を用意しており、 これらはとても好評でした。他にも折り紙、けん玉、書道、似顔絵などの体験を用意しており、大いに 盛り上がりました。 自国の紹介以外にも、日本人参加者は持ち回りで他国のブースをまわり、初めて見聞きするような 食べ物を食べたり、おもちゃで遊んでみたりと、新しい文化に触れることが出来ました。またブースを 回りながら、他国の友人も増えるなど、大いに交流を深めることのできる Program でした。 東京医科歯科大学 3 年 加瀬 早織 16 Day 4 Cultural workshop 4 日目に行われた Cultural workshop では Taman Mini Indonesia Indah(TMII)を訪問した。TMII は 33 のインドネシアの地方の文化を紹介するレクリエーション施設で、それぞれの伝統的な建築、料理、 服飾やダンスなどについて学ぶことができる。今回は5大地方の街並みを歩いたり歓迎のダンスを見 学したほか、Angklung という竹を組み合わせた民族楽器の演奏を体験したり、スマトラ地方のサマ ン・ダンスの体験もできた。特にサマン・ダンスは宗教的メッセージを伝える内容で興味深かった。日 本と全く異なった伝統を学びながら様々な国からの参加者とそれぞれの国の伝統について話し、イン ドネシアだけでなくアジアの国やオーストラリアについても知ることができた。また、Cultural workshop ではこれらの活動を通して、Academic とはまた違ったリラックスした雰囲気の中で参加者同士交流を 深めることができ貴重な時間であった。 防衛医科大学 3 年 今氏 晶梨 17 Sightseeing at TMII 4 日目は、ホテルからバスに乗って Taman Mini Indonesia Indah というテーマパークを訪れました。 ここは州ごとにパビリオンに別れており、各パビリオンでその土地の様々な文化を体験できます。いく つかの班ごとに分かれて 5 つのパビリオンを見学しました。まずは、インドネシアの伝統的な舞踊を習 って音楽に合わせて踊りました。正座をしたまま踊るのは大変でしたが、班全員で一列になって踊り、 達成感を味わいました。また、インドネシアの打楽器の演奏も体験し、透き通った音色を楽しむことが できました。その他にも、カリマンタンやスマトラなどのパビリオンでは、伝統的な建造物を見たり舞踊 を鑑賞したりしました。インドネシアには多種多様な文化が根付いているということがよく分かり、興味 深いインドネシアの文化を身近に感じることができました。また、多くの参加者が写真を撮っており、グ ループ内での交流も大いに深めることができました。 高知大学 1 年 田中 里奈 18 Night at The Museum この日の晩、私達は Night at The Museum の会場に到着しました。そこは、Bank Museum であり、 インドネシアに入ってきた様々な紙幣とその歴史が紹介されていました。驚いたことに、インドネシアで は日本の紙幣が使われていたことがあり、日本の紙幣(昔のもの)が飾られていたのが印象的でした。 インドネシアが様々な国の影響を受けてきたことを実感しました。ディナーも建物内で食べました。い つも通りのビュッフェスタイルでしたが、建物の真ん中が広場になっており、舞台上でのパフォーマン スを見ながら食べることができました。すてきな食事の時間を過ごすことができました。食後にはグル ープ対抗のゲームが行われました。ゲーム内容は、各グループが建物内のチェックポイントで出題さ れる問題に答えていくというものです。走ったり、写真を撮ったり、ヒントを出し合ったりと大忙しでした が、とても楽しく盛り上がりました。協力して問題をクリアしてくことで、グループ内での仲も深まったよ うに思います。とても充実したひと時でした。 奈良県立医科大学 3 年 梁 美沙 19 Day 5 Hospital Visit Hospital Visit は EAMSC 5 日目のイベントで、参加者はみんな疲れていたのか、どのグループも人 数が少なかったです。僕のグループは、結局、14 人中 7 人しか参加していませんでした。そういう自 分も 4 日目の夜は全然寝ておらず、とてもしんどかったです。 Hospital Visit は、いくつかのグループに分かれて、それぞれ別の病院見学に行きました。 僕のいたグループはまず Siloam Hospital に見学に行きました。検査部や脳神経外科、薬剤部、放射 線科など様々な場所を見学させてもらいました。また、薬剤部や放射線科では、そこの職員の方にい ろいろ説明していただき、多くの新しい学びがありました。 その次に、隣にある公立病院に行きました。ER や血液透析部などを見学させてもらいました。案内 の人の説明がとても分かりやすかったです。とても多くの患者が来ているなとの印象を受けました。 僕は、まだ病院見学はしたことがなく、新鮮な経験をさせてもらいました。また日本の病院も見学さ せてもらい、インドネシアとの違いについても考えてみたいと思います。 奈良県立医科大学 1 年 安達 有博 20 Community Service Community Service として、大学内のキャンパスの道ゆく学生に STI について啓蒙するという活動を 行いました。また、標語が書かれたブレスレットを配布し、友人や家族にも今日の出来事、STI につい て話してもらうようにお願いしました。 休み時間で忙しく教室移動をしている学生に聞いてもらえるのか最初はとても不安でしたが、意外と 興味を持って聞いてもらうことができました。また、インドネシアではどんな教育をうけてきたか、インド ネシアの STI の現状についてなど、こちらが教えてもらうことも多く、非常に勉強になりました。 それだけではなく、日本に親しみを持っている人が多かったので、インドネシアと日本の学生生活の 違いなどを話したりと、全くの初対面であったにもかかわらず、仲良くなることができました。 インドネシアの非医療系学生の生活や、STI に対する認識を知ることができ、貴重な機会となりまし た。 筑波大学3年 木村仁美 21 Culture Night 会議最終日の前日夜、ホテルから 15 分ほどの距離にある大宴会場で Cultural Night が行われまし た。Cultural Night では支部ごとに歌やダンスなどの出し物をしました。会議期間中に睡眠時間を削っ て出し物の練習をしていただけに、どの支部もクオリティが高かったです。日本の発表は一番目でし た。1曲目は今日本で流行っている「妖怪体操第一」、2曲目はインドネシアでも JKT48 があることで 有名な「恋するフォーチュンクッキー」を踊りました。恋するフォーチュンクッキーの途中からは他の支 部の学生をステージの上に呼び、みんなで一緒に踊れてとても楽しかったです。またこのカルチャー ナイトでは各支部の学生が伝統的な衣装を着てきます。一度に多くの国の衣装を見ることができる貴 重な機会でした。グループの仲間たちとたくさん写真を撮り、楽しむことができました。最後には庭から 花火が打ち上がるのを見ることができました。日本人参加者の多くが浴衣を着ていたため、まるで日 本の夏の花火大会に来ているかのような感覚を味わうことができました。 筑波大学 3 年 田中碧 22 Day 6 AMSA International Session このセッションでは AMSA International という AMSA 全体の本部組織による挨拶や表彰、そして AMSA シンガポールによる次回 AMSC の宣伝がなされました。 EAMSC 参加の際に、補助金が与えられますが、今回はフィリピンからの参加者が授与されました。 また、AMSA International から贈られる(アカデミックコンペとは別の)各賞の発表があり、シンガポー ルが新加盟のチャプター(国・地域)の中で最優秀賞を受賞しました。今夏の AMSC 開催国でもある シンガポールは、急速に AMSA 会員を増やしており、勢いを感じました。AMSC の宣伝では、宿泊会 場となるシンガポール国立大学の設備の整った寄宿舎やマリーナベイサンズやボタニカルガーデン、 セントーサ島といった魅惑的な観光プログラムが紹介され、その都度参加者からは歓声が上がってい ました。AMSA Japan もシンガポールや他の国々の勢いに負けていられないと鼓舞されました。 京都大学 3 年 森藤 彬仁 23 Closing Ceremony Closing Ceremony は内容が盛りだくさんでした。次に行われる AMSC Singapore(2015 年7月)及び EAMSC Taiwan(2016 年 1 月)の宣伝のプレゼンが各支部の代表者により行われました。どちらも会 議に行きたいと思わせられるプレゼンでした。また本会議の前日の代表者会議での審議の結果、 2016 年の AMSC はフィリピンで開催されることが決まり、その報告もありました。次に Academic Competition の表彰式が行われました。以下が Academic Competition の結果です。 Scientific Paper Competition 1. Hong Kong 2. Australia 3. Singapore Scientific Poster Competition 1. Australia 2. Hong Kong 3. Indonesia Public Poster Competition 1. Thailand 2. Hong Kong 3. Singapore Movie Competition 1. Taiwan 2. Malaysia 3. Australia 日本は残念ながら入賞することができませんでした。しかし、他の支部の学生から良かったというコ メントをもらったり、アドバイスをもらえたので次回にいかせたら良いと思いました。そのあとは各支部 の Regional Chairperson のお土産交換が行われました。最後に AMSA International の旗がインドネ シアの議長から、次の会議開催国であるシンガポールの議長に受け渡されました。これで Closing Ceremony が終わってしまったと思ったら、全員グラウンドに行かされ、ブラスバンドの演奏を聞いたあ と、風船を渡され、風船を一斉に空へ飛ばす企画があることを知りました。”We care for people”という 意味を込めて一斉に風船を飛ばし、会議は幕を閉じました。 筑波大学 3 年 田中碧 24 V. 感想文 千葉大学医学部 1 年 南研人 「思い切って挑戦してみよう!」と参加を決意してから会議までの数か月、12 年ぶりの海外旅行とい うこともあり「大丈夫かな…」と何度も不安に襲われました。しかし、会議が終わった今「参加して良か った!勇気をだして参加して良かった!」と強く思います。 EAMSC の日々は大変充実していました。もちろん自分の英語力の拙さに悔しい思いを何度もしまし た。でも、アジア各国の医学生たちと過ごした濃密な日々はそれに勝る素晴らしいものでした。Public Poster での質問対応で、ある参加者が自分の拙い英語での説明に真剣に耳を傾け更に自分の説明 を褒めてくれたこと、Cultural Booth で日本のお菓子を紹介して食べてもらったこと、Community Service で見知らぬインドネシアの大学生に話しかけ STI の啓発活動を行ったこと、Cultural Night で 各国の参加者と一緒にダンスを踊ったこと etc.毎日が自分にとって印象的なことばかりでした! また今回、アジアの医学生たちと親交を深めると共に沢山の刺激を彼らから貰いました。「エネルギ ッシュな彼らに負けずに、もっと頑張らなくては!」と強く思わされました。 EAMSC を通して素晴らしい経験ができて本当に良かったです! 25 奈良県立医科大学 1 年 安達有博 今回の EAMSC は、僕にとって、初めての国際会議でした。EAMSC はたったの6日間でしたが、と ても濃い6日間でした。 この EAMSC で印象に残っているのは、「英語」と「Scientific Poster の発表」です。 「英語」に関して、会議中、常に、Listening と Speaking の両方でものすごく苦戦しました。でも、僕の 拙い英語に対しても、外国の参加者のみんなは何回も言い換えたり、理解しようとしてくれたり、とす ごく親切にしてくれて、その優しさのおかげで会議を楽しむことができたと思っています。この EAMSC で、英語のすごさ、大事さを、身をもって理解できた気がします。 今回、僕は S.Poster のグループに所属していました。英語でのプレゼンは初めてで、失敗しないかと ても不安でした。でも、作った原稿を何回も校正してもらい、発表を聞いてもらっては、改善点を言って もらいと、S.Poster のメンバーみなさんにとてもお世話になりながら、徐々に自信をつけることができま した。その結果、プレゼンもうまくいき、達成感であふれました。とても素晴らしい経験をさせてもらえて 良かったです。 EAMSC に参加できて良かったと心底思います。また、英語力を伸ばして参加したいです。 26 高知大学医学部 1 年 田中里奈 私にとって、今回の EAMSC は初めての国際会議となりました。私は留学経験などの長期海外滞 在経験がなかったので、毎日こんなにも英語を使って海外の友人と話すのもとても新鮮で、大変貴重 な機会となりました。今回の会議のテーマは STI でしたが、会議前に一生懸命日本人参加者と共に 話し合いながら public poster を制作する過程では、段々と理解を深め知識を広げることができ、達成 感以上のものを得ることができました。会議中は、海外の医学生の英語レベルや医学に対する意識 の高さに圧倒されたくさんの刺激を受けつつ、異文化交流を大いに楽しむことができました。同じ班の 海外からの参加者は、5 日間過ごすなかで私の拙い英語を一生懸命聞こうと努力してくれ、また日本 のことにも多くの興味をもって色々と話しかけてくれました。同じ班の参加者はもちろん、いつも優しく 気遣い、助けてくださった日本人参加者の皆さんにも感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうご ざいました。 27 京都大学医学部 3 年 森藤彬仁 AMSA の役員は 2 年目でありながら、国際会議に参加するのはこれが初めてでした。役員 1 年目の 時にアカデミック作品の作成に参画していたこともあり、ある程度勝手を知っているつもりでしたが、参 加者の立場で作品を作り上げていくのはとても大変でした。毎回、次の打ち合わせまでに何をするか を自分たちで考えて目標に向かっていくというアウトプットの経験は、日頃、授業の内容をインプットす るだけに留まる身としてはいいリハビリであり、何より楽しかったです。私にとって国際会議のようなイ ベントは、高校 2 年生の時に参加したアジア太平洋青少年サミット以来でした。その時は英語を使うこ とさえ一苦労でしたが、大学入試や AMSA の活動を通じて英語を練習したこともあり、今回はそれな りに話すことができ、進歩を感じました。国は違えど、医学生という同質性を持った学生の集まりという 特殊な環境はとても不思議なもので、お互いの文化を紹介しあう程度にとどまっていた今までの自分 の国際交流経験とは違い、すでに医学という共通理解を有するため、学術的フィールドを通じても外 国人と話せるという経験はきっと将来に役立つものだと思いました。 28 筑波大学3年 田中碧 私にとって今回の国際会議は3度目でしたが、今までと違った経験がたくさんでき、大変充実した1 週間を送ることができました。AMSA Japan の Regional Chairperson(RC)として会議が始まる前日に 開かれた AMSA International の Executive Committee Meeting に出席しました。このミーティングでは 各役員が活動報告をしました。私も AMSA Japan のここ6ヶ月の活動報告のプレゼンをしました。普段 他の国の人たちの前で英語のプレゼンをする機会はないので、とても貴重な経験となりました。他支 部の学生のプレゼンはクオリティが高く、聞いていて良い勉強になりました。このミーティングやその後 の食事会を経て AMSA International の Executive Committee(EC)および他支部の RC と仲良くなり、 会議期間中も何度も集まって写真をたくさん撮るなど親睦を深めることができました。 RC としては会議前から参加者のサポートを始め、想像以上に多くのタスクがありましたが、他の AMSA Japan の運営委員に支えられ、日本人参加者 19 名が会議を楽しみ無事に帰国できたことを大 変嬉しく思います。 29 東京女子医科大学 3 年 新井佐和子 私は、今回初めて国際会議に参加しました。一日中様々な国の学生たちと一緒に行動し、たくさん の友人に出会えた、大変濃密な日々を過ごすことができました。 まず感じたのは、周りの英語力の高さです。皆が英語で談笑している中、自分の言いたいことをすぐ に伝えられない、という事がとてももどかしく感じられました。しかし、グループメンバーが日本文化に 関心を持っていたため、会話は弾みましたし、話を聞いているだけでも、色々なことを知ることができ て、本当に面白かったです。 今回の会議に参加し、英語の必要性、STI 問題の実情について痛感することができました。これらに ついて、これから医師を目指していく私が、学生である今、知ることができて本当に良かったと思いま す。そして何より、本当に魅力的な、かけがえのない友人たちがたくさんできました!同じ目標を持つ 彼らと、これからも談笑し、また切磋琢磨していきたいと思います。 本当に貴重な、素晴らしい機会をありがとうございました。 30 島根大学 3 年 松岡友樹 EAMSC を通して、まずは、日本に閉じこもっていたならばきっと出会えなかっただろう、多くの魅力的 な海外の医学生と交流が生まれたことを嬉しく思います。彼らとの出会いは、今後の人生において、 貴重な財産になることでしょう。 また、同じグループのメンバーが流暢に英語で会話しているのを、自分にはほぼ理解できなかったの も、悔しい経験でした。それだけならまだしも、彼らは自分が英語が得意でないのを気遣って、片言の 日本語で話しかけてくれるのです。もっと英語の勉強をしなければならないと強く思いました。 それに、あれだけ苦労して作成した paper が受賞できなかったことを残念に思います。自分が paper を作成した経験を、きっと次の AMSC,EAMSC に活かしたいと思います。 最後になりましたが、自分にとって、今回の EAMSC 2015 は一生の思い出になりました。インドネシア の GM やグループのメンバー、 日本の delegates, 日本で paper 作成に協力してくれた AMSA のメン バー、みんなのおかげで心に残る EAMSC になりました。もしまた機会があれば、きっと次回の AMSC,EAMSC にも参加したいと思います。 31 筑波大学医学群医学類3年 木村仁美 EAMSC2015 in Indonesia は、AMSA の理念である、Action , Knowledge , Friendship をまさに体現 したものだったように思います。 まずは Action。渡航前の Scientific paper の準備に始まり、会議中には多くの初めてのことを経験す ることができました。 次に Knowledge。レクチャーもいくつか受けましたが、今回は手術の練習をするなど、実技面でも良 い経験ができました。また、各国の academic competition はとても素晴らしく、学生でもここまでやるこ とができるということに驚きました。 最後に強調しておきたいのが、Friendship。いろいろなアジアの国から集まったグループのメンバー と、たくさん話してたくさん踊って、たくさん歌ったことは一生忘れないでしょう。また、日本人参加者同 士もとても仲良くなることができ、非常に思い出深い会議となりました。 EAMSC の良いところは、この出会いがここで終わることなく、国を超えて、大学を超えてつながりつ づけることができることだと思います。このような貴重な機会をくださった AMSA 役員の方々に深く感 謝いたします。ありがとうございました。 32 奈良県立医科大学 3 年 梁美紗 私は今回 EAMSC に初めて参加しました。行く前はインドネシアでの治安や、現地の生活がとても気 がかりでした。しかし、実際に始まってみると、インドネシアの GM をはじめ、みんな気軽に声をかけて くれて親切にしてくれて、毎日を楽しむことができました。現地では様々な国の学生と接することがで きましたが、みんなエネルギーで満ちていて一緒にいるだけで楽しかったです。また、様々な国の学 生が英語という共通語を通じてコミュニケーションをとれることに感動しました。一方で、自分の英語力 の足りなさを実感し、色んな国の人とのコミュニケーションの道具としてもっと勉強しようと思いました。 EAMSC に参加したことで、自分の人生観さえも大きく変わったと思います。色んな国の学生が、英語 を使って自由に話す光景を6日間目の当りにして、もっと自由な気持ちで色んなことに挑戦してみたい という気持ちになりました。もし、インドネシアに行く前の自分に声をかけるとすれば、素晴らしい経験 になるから安心していってらっしゃいと言いたいです。 33 東京医科歯科大学3年 加瀬早織 私が EAMSC 2015 に参加を決めたのにはいくつか理由がありました。その中でもメインの理由は、 Academic の論文作成・発表に全力で取り組み、他国と勝負することでアジアのレベルを体感してみた かったということでした。 前述したように Academic Competition では本気で勝負したいと思っていたので、Paper 作成には全 力で取り組みました。会議に行く前から、STI についての知識を増やせたり、統計処理をしたり、英語 論文作成の経験ができたりと本当に学びは多かったと感じています。 そして迎えた会議本番。Paper Competition では結果として入賞することはできませんでした。アジア 各国の大学を巻き込んだ規模の大きい研究や、統計処理の難しい研究など、アジア各国のレベルの 高い発表を目の当たりにし、悔しいながらも大いに刺激を受けました。Academic の発表以外でも、各 国の delegate から刺激を受けることは多かったです。特に英語に関しては、母語でなくても日常会話 は勿論、医学英語も不自由なく使いこなす彼らを見て、気の引き締まる思いがしました。 海外の delegate と交流する中で見えた国柄の違い、また Competition を通じてアジアの医学生のレ ベルを体感できたことは、国内では経験できなかったことであり、今回の会議に参加して本当に良か ったと感じています。ここで得た学びや Friendship を一生の財産として大切に活かしていきたいと思い ます。 34 筑波大学医学群医学類 3 年 谷口雄大 今回の EAMSC 2015 は私にとって 3 度目の AMSA の国際会議でした。そのため、会議が始まる前 は「今回の EAMSC も過去に参加した 2 回とそれほど変わらないだろう」と考えていた部分があり、正 直それほど期待値は高くありませんでした。しかし、会議が終わった今は、本当に有意義な 6 日間だ ったと感じています。 まず、会議のホスト国であったインドネシアのおもてなしは非常に質の高いものでした。プログラム がよく練られていた上に、比較的時間通りに進行させていました。また、Cultural Night を打ち上げ花 火で締めくくるなど、豪華な企画も多かった印象です。 また、様々な人との出会いは、この会議に参加する最も大きな醍醐味だと改めて感じました。今回 新たに知り合った友達との思い出はもちろんですが、過去の会議で出会った仲間との再会は格別の 喜びでした。これは複数回 AMSC や EAMSC に参加した人の特権なので、ぜひ何度も参加してみて ほしいと思います。 そして、もう 1 つ感じたことは、「会議に参加するたびに感想は違う」ということです。2 年前、大学 1 回生として参加した時はただひたすら「海外の医学生はすごいなあ。英語がんばらなくちゃ」としか思 いませんでしたが、今回はもう少し気持ちの余裕を持ちつつ、「今回の経験を将来にどのように活か すか」ということを考えながら過ごせたと思います。 もし、この文章を読んでいる人の中で「これまでにも AMSC や EAMSC に参加したことがあるけれど、 次回も参加するだけの価値があるかどうか自信がなくて迷っている」 という人がいれば、きっと新たな 発見がありますから、ぜひ参加してみてほしいと思います。 35 滋賀医科大学 3 年 山本晴香 今回の EAMSC は私にとって初めての国際会議でした。元々は海外に興味はあったのですが、最初 は敷居が高いと怯んでいました。大学の友達に誘われたのを機に思い切って申込みに至りました。行 ってみたら当たり前のように周りの人は英語を話していました。グループの中には日本人は自分一人 だけ。間違って喋ったらどうしようと最初はビクビクしていてほぼ相手の話を聞くというスタンス…。そ れが最初の 2 日くらい続きました。向こうで体調も崩したこともあってあまり自分から話していませんで した。「ハルカあなたはシャイ過ぎるよ。英語は私だってあまり得意ではないけど話しているよ。」とル ームメイトに言われ、ハッとしました。話さないものは上達しない!と思い、少しずつですが話すように 心がけていきました。グループの雰囲気も明るいこともあってかみんなと過ごすのが楽しくなりました。 最初の 2 日間はタイムスケジュールが密なせいもあってか気が遠くなっていたのですが、残りの 4 日 間はあっという間に過ぎていきました。最終日はグループの仲間と別れるのが寂しすぎて号泣して GM さんと一緒にもらい泣きしてました。「ハルカ、ここでお別れじゃないよ、またどこかで会おう(See you again!)」、その言葉で笑顔でグループメイトとお別れの挨拶ができました。 この会議を通じて私が得ることができたのは国境を越えたかけがえのない友達です。友達ともっと話 したいから英語に対するモチベーションも以前とは段違いに高くなりました。英語だけじゃなくて他の 言語も学んでいきたいなと思えるようになりました。以前よりもできるものなら何でも挑戦していこうと いう気概も出てきました。それだけじゃないのですが、今回の会議で得れたものは書ききれません笑。 次回もまた参加してまたグループメイトに会いたい!むしろ単独で彼らを尋ねに行きたい!そう思える 友達ができたこの会議は人生の中で貴重な経験でした。 36 防衛医科大学 3 年 今氏晶梨 私は今回が初めての eamsc 参加でした。私の通う防衛医科大学校からは会議参加の前例がなく全く 雰囲気が分からない中で、しかし何かしてみたいという思いで参加しました。実際に参加してみるとと てもアットホームな雰囲気で、私が思っていた以上に多くの他国の学生と交流をすることができ本当 に参加して良かったと思います。academic では scientific poster を担当しましたが、ポスター作成も始 めてでしたので会議参加経験のある学生からたくさんのことを教わりながら作成し大変勉強になりま した。会議3日目に行われた発表では、各国の注目する STD 問題や対策の違いに気づくことができ ました。また、様々な企画やイベントを通して、他国の学生と交流を深め、輪を広げることができたの も大きな収穫であったと思います。このような経験は学生だからこそできることであり、得るものが大き いと思います。今までは参加がなかった私の学校からも今後参加できるよう、道を作っていけたら思 います。 37 九州大学 3 年 垣野 星 私にとって今回の EAMSC が初参加で、アジア各国から大勢の医学生が集まり“性感染症”をテーマ に各国のそれに対する問題を一緒に考えるということで、英語があまり得意ではない自分にとってこ のインドネシアでの6日間が充実なものになるのかとても不安でした。しかし、その不安は初日にどこ かへ飛んでいき一緒のグループの他の国の友達とすぐに仲良くなることができました。また、スカイプ の中でしか話したことのない日本の仲間にも実際に会うことができ、さらに自分たちの作った Public Poster をプレゼンする機会も与えてくれて、10月から MTG を重ねてポスターを作り上げた達成感を 感じることができました。さらに印象深いのは、他の国の文化について色々知ることができるのはもち ろんのこと、改めて日本の文化の素晴らしさを痛感することができたことです。6日間という短い期間 でしたが、英語、文化の違い、考え方の違い、各国での性感染症に対する問題の違いなど、様々なこ とを学ぶことができ貴重な時間を得ることができたなと思いました。 38 東京女子医科大学3年 朝比奈由衣 初めてづくしの6日間でした。EAMSC への参加はおろか日本の外に出ること自体が初めてで、準 備期間から緊張と不安でわけが分かりませんでした。事前の academic では情弱ゆえに paper の皆さ んに多大なる迷惑をかけましたが、たくさん助けてもらい頑張れました。 インドネシアの雨期は日本の夏より過ごしやすく感じました。スパイシーな食べ物も、辛い物好きの 私はとても気に入りました。レクチャーは全て英語で、ついていけない部分も多分にありましたが、話 の流れを想像しながら聞くよう努力しました。鶏の頭を使ったオペの実習では、消毒や麻酔の注射か ら切開と縫合までを体験しました。滑りやすくてブヨブヨしていて難しかったです。 グループにはマイペースな人が多かった気がします。私たち Group4 はグループ写真を撮る時に決 まって全員が集まらず、誰かしら自由行動してしまっていて面白かったです。でも最後には GM に関 する内輪ネタができるほど仲良くなりました。特にルームメイトの Athena(香港)とはダブルベットで眠っ た仲 (!) ということもあり一層親しくなれたと思います。2 人で日、英、広東、北京、韓の 5 カ国語に言 い換えるという遊びも開発しました。 今回の会議はその一瞬一瞬が刺激的で貴重な体験となり、今までの自分の行動範囲からは想像 できないほど多くの出会いがありました。今後もこの感動を忘れずに、大切にしていきたいです。素敵 な 6 日間をありがとうございました。 39 東京医科歯科大学医学部医学科3年 相川雄太 騒ぎ、踊り、写真を撮って撮られた。今回の自分の会議を形容するならそんなところだろう。もちろ ん発表とか、病院見学とか、色々と真面目なこともやったけれど、何より楽しかったのは、二日目の welcoming party で踊り明かしたのと、五日目の cultural night で騒ぎつくしたことだ。そう、気になる人 はぜひ次回の EAMSC に参加してみるといい。なんとも非言語的であった。 あと一つ、EMASC Indonesia を通して色んな友達ができた。ネパール、台湾、インド、ニュージーラ ンド等々、色んな国から人が来ていた。会議終了後、実は全員の顔を覚えているわけではないのだ が、「今度うちの国に来たらうちの家に来いよ!」みたいなことを言ってくれる友達ができたのは幸せ なことだと思う。 何を思いこの会議に参加するかは人それぞれだが、私は、文化の違う人々が何か、非言語的なも のを通してつながる機会、そういう風に捉えている。 そう、すごく楽しかった。 楽しかった。 40 筑波大学 4 年 飯塚玄明 今回はちょうど 1 年前の EAMSC に続き、2 回目の国際会議の参加となりました。前回の EAMSC で非常に悔しい思いをした論文(Paper)発表、そして英語でのコミュニケーション。もう後悔したくない、 そして他の参加者にも後悔してもらいたくないという思いで参加しました。 僕は今回、ポスター(s.poster)作成に関わりました。開始する時期が遅れてしまい、提出直前に忙し い時期が続いてしまった事は反省すべき所でしたが、最後まで詰める所は詰め、発表には万全の状 態で望ませる事ができたのかなと思っています。発表し終わった後の発表者の笑顔は個人的には忘 れる事ができません。 また英語でのコミュニケーションについては、今回は 18 人グループの中に日本人が 1 人だけ(前回 は 2 人)だったので朝から夜まで英語を使う環境が整い、とても楽しかったです。前回参加した時は 1 対 1 で何度か聞き返してなんとか会話ができるレベルでしたが、今回は集団の中にいても会話を楽し む事もでき、成長を感じる事もできました。前回の EAMSC で知り合った人もいたので、最初からアット ホームな感じで参加できたのも、2 回目に参加したことの醍醐味かなと思いました。 41 東京医科歯科大学 3 年 竹内将 今回は自分にとってはじめての国際会議でしたが、とても有意義な時間になりました。最初、飛行 機が遅れてしまったのにもかかわらず、夜遅くに GM が迎えに来てくれて非常に助かったのがとても 印象に残っています。自分は自分の大学のほうではずせない面接があったので、四日目に帰ってし まったのですが、その間に多くの友人ができました。同じグループで出会った delegates は勉強熱心で、 医学の知識に厚く自分も一医学生としてもっと精進しなければと再認識させられました。また、普段英 語で冗談を言ったり、馬鹿な話をしたりすることがないので、そのようなナチュラルな英語で会話でき る貴重な機会が得られたと思います。僕が帰ったあとも、グループではいろいろなことがあったようで、 先に帰ったのが悔やまれました。機会があれば次はぜひフルで参加したいです。 香川大学 4 年 樋渡健悟 今回の EAMSC は、一般の参加者としては初めての会議への参加でした。二年前に東京で開催さ れた EAMSC で GM(Group Moderator)を経験してとても刺激的だった会議をもう一度経験してみたい と思って、今回二年ぶりに参加することが出来ました。そして感じたことは、アジアの医学生のパワー でした。日本人と同じく英語が母語でない彼らであっても、外国語で会話を創り出していく力、そしてそ れを使って自分たちで世界に飛び出そうとしていく力を彼らと話していて感じました。そして、数年ぶり に再開した、かつて学生だった友人が今回は医師として会議に参加している姿を見て、次に会う時は 自分もどこか少し成長して話が出来れば良いなと思いました。たまにしか会うことは無いけど、そのた まに、のために自分も頑張ろうと思える、そんな人に出会えるところが魅力の一つなんだな、と思った 今回の会議でした。 42
© Copyright 2024 Paperzz