第1章 子どもと子育て家庭を取り巻く現状

第1章
1
子どもと子育て家庭を取り巻く現状
子どもを取り巻く環境の変化
(1) 人口等の状況(少子化の動向)
平成 26 年4月1日現在の西和賀町の人口は男性が 2,971 人、女性が 3,390
人
で、合計 6,361 人となっており、世帯数に関しては 2,397 世帯で、1 世帯あたり 2.6
人となっています。
総人口を年齢層別に年少人口(0歳から 14 歳まで)、生産年齢人口(15 歳から 64
歳まで)、老年人口(65 歳以上)の3階層に分けてみると、年少人口が 492 人(7.7%)、
生産年齢人口が 3,126 人(49.1%)、老年人口が 2,743 人(43.1%)となっています。
(参考)湯田地域・沢内地域の人口構成(平成26年4月1日)
人
湯田地域
沢内地域
400
350
300
250
200
150
100
50
0
年齢
人
西和賀町の人口構成(平成26年4月1日)
男
女
450
400
350
300
250
200
150
100
50
0
年齢
4
(2)
人口の推移
平成 17 年から平成 26 年までの人口推移をみると、湯田地域・沢内地域とも人口
は慢性的な減少傾向にあり、この 10 年間で 1,405 人の減となっています。
湯田・沢内地域の人口の推移(住民基本台帳人口:4月1日現在)
湯田地域
人
沢内地域
合計
10,000
7,766
7,601
7,435
8,000
7,278
7,093
6,991
6,843
6,533
6,668
6,361
6,000
3,932
3,932
3,774
4,000
3,834
3,669
3,661
3,713
3,610
3,550
3,471
3,565
3,483
3,441
3,372
3,263
2,000
0
17年
18年
19年
20年
21年
22年
3,329
3,405
23年
3,257
3,204 3,104
24年
25年
26年
(3)
出生数・合計特殊出生率の推移
出生数は、平成5年に湯田地域で 29 人、沢内地域で 36 人と両地域の合計で 65 人
であったものが、平成 20 年においては湯田地域で 17 人、沢内地域で 7 人、両地域
で 24 人となっており、平成6年以降、出生数の増減はあるものの両地区を合わせて
も 50 人を超えることはなく、下降の一途を辿っている傾向にあります。
人
西和賀町(湯田地域・沢内地域)の出生数の推移
湯田地域
沢内地域
60
50
40
36 31
28
30
20
10
29
28
25 27
29
16
19
21
20
25
21 29 23
21
16
24
19
21
15
23
17
18
18
22
14
16
13
15
17 18
7
15
14 916
13
7
13
8
0
5
全国
合計特殊出生率
人
岩手県
湯田地域
沢内地域
西和賀町
4.00
3.50
3.00
2.50
2.38
2.34
2.59
2.48
2.09
2.00
1.50
2.28
2
1.96
1.43
1.51 1.57
1.85
1.51
1.51
1.29
1.29
1.26
1.32
1.34
15年
16年
17年
18年
19年
1.54
1.53
1.32
14年
1.00
1.72
1.72
1.45
1.44
1.45
1.371.28
1.37
1.39
1.42
1.39
21年
22年
23年
20年
1.69
1.44
1.41
24年
(資料:岩手県動態統計)
また、1人の女性が生涯に産むと推定される子どもの数を示す合計特殊出生率は、
平成 14 年は湯田では 2.38 人、沢内では 2.34 人、岩手県では 1.54 人、全国では 1.32
人となっています。平成 20 年には西和賀では 1.28 人、岩手県では 1.45 人、全国で
は 1.37 人であり、全国および岩手県の数値を下回ったものの翌年以降は、比較する
と本町の数値が若干高い数値となっています。
(4) 年少人口の推移
0歳から 14 歳までの年少人口の状況を見ると、平成 16 年には 889 人であったが、
平成 26 年においては 492 人と総人口の 7.7%であり、年々減少傾向にあり、平成 16
年から平成 26 年の間で 397 人も減少しています。
人
1,000
西和賀町の児童数の推移(住民基本台帳人口:4月1日現在)
889
758
800
717
690
661
618
605
582
550
600
527
492
25年
26年
400
200
0
16年
17年
18年
19年
20年
21年
6
22年
23年
24年
(5)
就労状況
①本町の就労状況
本町の 15 歳以上の就業率をみると、男性・女性の就業率はともに低下しています。
男女別就業者数
3000
2779
2500
2000
2404
2158
2102
1947
1841
1777
1500
男性
1487
女性
1000
500
0
平成7年
平成12年
平成17年
平成22年
(資料:国勢調査)
「20 歳から 24 歳まで」と「50 歳から 54 歳」でピークとし、30 歳代を谷間とす
るM字型曲線を示しています。これは、女性の結婚後から子どもの育児期間が終了
するまでの離職がその一因と考えられます。
女性の年齢別就業者数
300
238
250
253
222
265
228
199
200
104
150
100
50
0
91
17
12
14
87
64
32
92
45
158
144
112
107
60
44
223
210
114
99
205
151
118
114
86
75
62
15~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
平成12年
14
87
92
107
144
199
238
222
228
210
205
平成17年
12
32
45
44
60
75
99
118
114
86
62
平成22年
17
64
91
104
112
114
158
253
265
223
151
平成12年
平成17年
平成22年
(資料:国勢調査)
7
2
次世代育成支援後期行動計画の達成状況と具体的な取り組み
(次世代後期行動計画H22~H26)
平成 25 年度までの「西和賀町次世代育成支援行動計画(後期行動計画)」の実施状況を
記載しています。
1 子育て家庭に対する支援の充実
(1) 保育サービスの充実
事 業 名
通常保育事業
事 業 内 容
実 施 状 況
国の保育指針に基づき、子ども 【実績】
たちが現在最も良く生き、望ま 5か所で実施
しい未来を作り出す力の基礎を 公 立 保 育 所 ( 3 園 ) 7 : 30 ~ 18 : 30 開 所
培います。
私立保育園(2 園)
7:30~18:00 開所
保護者の労働または疾病等によ 【評価・課題等】
り、家庭において当該児童を保 全体の児童数が年々減少しているが、未満児の入所が施
育することができないと認めら 設により偏りがあり、保育体制が厳しい
れる場合、保護者に代わり保育
所で保育を実施します。(11 時間
開所)
延長保育事業
保護者の多様な労働環境に対応 事業を実施していない
するため、11 時間開所時間の前
後において 30 分、1 時間の延長
保育を検討していきます。
休日保育事業
日、祝等の保育ニーズ、保護者が 事業を実施していない
勤務等により保育ができない場
合について保育する事業です。
病児・病後児保 児童等が病気または病気の回復 【実績】
育事業
期であり、集団保育の困難な期 1か所(病児保育)
間、児童を保育所、病院等の専用 さわうち協立診療所で実施
スペースにおいて一時的に預か 月~土 8:00~18:00
りができるよう検討していきま ・延べ利用人数 174 名 ・実利用人数 104 名
す。
一時保育事業
保護者の冠婚葬祭、傷病等の緊 【実績】 利用なし
急時に一時的に行う保育事業の 【評価・課題等】
継続を図ります。
せんだん保育所で実施しているが周知不足である
8
乳児保育事業
多様な労働環境に対応するた 【実績】
め、また、産休明けからの実施に 公立・私立 5か所
実績15名
ついて需要の動向を見ながら実 【評価・課題】
施に向けた検討をしていきま 産後明けから働きたい保護者からの要望はあるが、建物
す。
の基準要件、職員体制等が課題
障害児保育事
健常児とともに集団保育が可能
【実績】
業
な障害児一人ひとりの障害の種
公立・私立 5か所で実施
類、程度に応じ、常に家庭、専
利用者なし
門機関との連携を密にしたきめ
細やかな保育の実施をしていき
ます。
保育所(園)地 地域住民との世代間交流を始と 【実績】
域活動事業
する保育所地域活動を、保育所 ・大学生、高校生との交流
の実情に合わせて実施していき ・西和賀福祉まつり
ます。
・地域の事業所主催の交通安全教室
・老人クラブ等世代間交流
・町内高齢者福祉施設との交流
保育所(園)庭 保育所に入所していない親子に 【実績】
開放事業
園庭を開放し、遊び場の提供や 保育所(園)5か所
保育者・子どもたちとの交流の ・保健師による巡回相談(毎月第2月曜日)
機会を提供し、支援に努めます。 ・園開放(毎週月曜日)
保育所(園)危 火災への対応、部外者の侵入を 【実績】
機管理整備事 防止するなど安全に配慮し、危 保育所(園) 5か所
業
機管理を充実します。
・避難訓練(月 1 回)
・駐在所による見回り(私立)
保育園遊具等 遊具の整備、拡充を行い、保育環 【実績】
整備事業
境の充実に努める。
公立保育所 3か所
・毎年、町が遊具の保守点検を実施し、必要に応じて修
理する
保育所等改築 老朽化した保育所の改築を計画 【実績】
事業
的に進め、保育環境の整備に努 実施なし
めます。
保健・医療・福 ケースワーカー、医師、看護師、 【実績】
祉の一体化
保健師、保育士が連携し、出産か 病児保育事業を(医)協和会へ委託実施
ら子育てまで支援できる多機能 【評価・課題】
(病後児保育、相談的機能を含 ・実施事業所が独自で、企業訪問をしたり、チラシの配
む)を持った施策を実施し、保 布など町民に対する周知を図っている
健・医療・福祉の一体化を推進し
ます。
9
(2)
放課後児童対策の推進
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
放課後児童ク 保護者が昼間家庭にいない小学 【実績】
ラブ
生(おおむね 10 歳)に対し放課 湯田小・沢内小に隣接し2か所で実施
後児童クラブでの保育を行いま ・湯田学童クラブ 登録数 29 人
す。
・沢内学童クラブ 登録数 36 人
【評価・課題】
登録児童数が増加してきているため、施設の児童 1 人あ
たりの面積基準がクリアできなくなってきている。
子どもの居場 休日や放課後等の子どもの「居 【実績】
所づくり
場所」について検討します。
子ども・子育て支援ススタッフ会議の場で、旧川尻小学校
への設置について検討(学務課)
【評価・課題】
旧川尻小学校の消防設備の改修工事が必要となり、莫大
な経費がかかる
(3)
子育て支援の拠点整備
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
地域子育て支 地域の子育て家庭に対する育児 【実績】
援事業
支援、相談業務等を行います。
乳幼児健診時及び随時育児相談を行い、子育て支援を実
施
【評価・課題】
乳幼児健診のあり方(会場、頻度等)について、住民のニ
ーズを踏まえて検討する必要がある
サークル支援 親自身が子育てについて仲間づ 【実績】
事業
くりやコミュニケーションを図 社会福祉協議会を中心に子育てサロンに支援者として参
り、育児力を高めることができ 加し、母親等の仲間作りの支援を行った
るようサークルづくりやサーク
ル活動に対しての支援を行って
いきます。
育児学級と育 育児学級を親の交流の場として 【実績】
児サークルと 活用し、育児サークルへとつな 参加者数が低迷していることから、育児サロンの保健師、
の連続的な支 げていく場となるよう支援を行 栄養士が参加して育児相談やおやつ作り等を実施
援
います。
10
(4)
柔軟な育児サービスの整備
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
住民参加型サ 有資格者や子育て経験のある人 【実績】
ービスの創設
を登録して行うサービスを創設 実施なし
するよう検討します。
【評価・課題】
ファミリー・サポート・センター機能を有する事業と捉え、今後検討。
託児コーナー 不特定多数の人が利用する施設 【実績】
等設置推進事 において、託児・授乳コーナー等 ・月に 1 度、地域内の施設等を巡回しながら、子育てサ
業
の設置を促進します。
ロンを実施し、母子協、民生委員、保育士経験者の方をボ
また、ボランティアの育成、登録 ランテイアとして人材確保した。
制を活用して、人材の確保を図 (社会福祉協議会)
り実施していきます。
・保健師の派遣(保健福祉課)
各種行事等開催における託児コ 【評価・課題】
ーナーの確保を推進します。
子育ての悩みや不安の解消を図り、お互いの情報交換の
場を提供できた。
(5)
経済的負担の軽減
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
保育料負担軽 保育所(園)の保育料について、 【実績】
減事業
子育て支援を推進するため、第 第3子以降等の保育料減免
3子以降の保育料を減免し、保 実績43件
護者の負担軽減を図ります。
子ども手当給 児童を養育している家庭の生活 【実績】
付事業
の安定と次代の社会を担う児童 延べ支払児童数
の健全な育成及び資質の向上の 5,496 人
ため、子ども手当を支給すると 支払額 61,430,000 円
ともに諸制度の普及啓発に努め
ます。
児 童 扶 養 手 父親と生計を同じくしていない 【実績】
当・特別児童 児童、障害を持っている児童を ・ひとり親申請者数 3件
扶養手当給付 養育している家庭の安定と自立 ・ひとり親転入者
事業
の促進を図るため、児童扶養手 ・特児手当申請者数
当及び特別児童扶養手当を支給
します。
乳幼児医療費 乳幼児をはじめ6歳までの就学 【実績】
助成事業
前児童への医療費の助成を実施 受給者数 145人
します。
11
1件
1件
奨学金貸付事 高校生および大学生への奨学金 【実績】
業
貸付人数の拡充を図り、保護者 <学務課>
の負担軽減に努めます。
貸与者 20 人(25 年度新規貸与者 5 人)
11,160,000 円貸与
<社会福祉協議会>
貸付実績なし
2安心できる母子保健の推進
(1) 妊産婦保健と母親・父親支援事業の充実
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
母子健康手帳 安全な出産へ導いていくために 【実績】
の早期交付の は、妊娠を早期に把握し、妊娠初 母子健康手帳交付20件のうち、早期交付(11週以内)
啓発
期から医学的管理と保健指導が が19件であり、妊娠初期から医学的管理・保健指導を実
大切であり、早期に母子保健手 施した。
帳の交付が図られるよう啓発に
努めます。
有職妊産婦の 妊娠初期からの一貫した健康管 【実績】
健康管理
理と教育・指導を実施します。
母子健康手帳交付時、有職妊婦への各種制度を説明し、健
康管理について周知した。
健康診査の充 妊娠中毒症の異常を早期に発見 【実績】
実・妊婦健診
し、適切な指導及び援助を行い 妊婦健康診査受診票を 14 枚交付し、妊婦に対し、妊婦に
母子の健康保持増進が図れるよ 対して異常の早期発見及び安全な出産への保健指導を実
うにしていきます。また、妊産婦 施。
健康診査については、委託医療 また、妊婦が健康診査を受けやすいよう、妊婦の早出によ
機関を広めます。
り委託医療機関の拡大を行った。
育児学級の充 保護者や乳幼児が交流しなが 【実績】
実
ら、育児のノウハウを知るため 妊婦が少なく、母親学級は開催を見合わせていますが、妊
の育児相談について、参加を奨 婦健診票交付時に妊婦と面接し、個別指導を実施、
励するとともに、実施回数や内 医療機関で実施している学級事業への参加を促したり、在
容を充実していきます。
宅の妊婦へは、子育てサロンへの参加も呼びかけを実施し
また、妊娠時期からの交流を図 ている。
り、父親・母親としての役割につ
いて理解を深めるためにも妊娠
期からの参加を促します。
男性の育児参 子育てに代表される家庭責任に 【実績】
加
対して男性も積極的に関わり、 中学3年生を対象にふれあい体験学習を実施し、そのなか
ともに家庭責任として担うよう で現役の父親による子育ての講話の機会を設けた。
働きかけを行っていきます。
12
また、両親や男性を対象とした 【評価・課題】
育児に関する講座の機会等の充 新病院での事業実施が可能かどうか検討する必要がある。
実に向けて検討をして推進して
いきます。
里帰り出産し 里帰り出産した母親への保健委 【実績】
た母親への支 員による情報提供の協力を促進 里帰り出産した母親や実家等の希望により随時訪問を実
援
します。また、電話による呼びか 施。
けなどにより、育児学級や検診
への参加を促します。
(2)
子どもの健康づくりと疾病予防の推進
事 業 名
事 業 内 容
乳幼児・園児 乳幼児健康診査について、
年1
健診
実 施 状 況
【実績】
回の反省会を継続し、健診ス 健診終了後のスタッフ間での情報交換を行い、必要時、保育
タッフの確保及び研修や受診 園(所)と連携しながら、個々の発育発達をフォローしていま
者からの意見・要望を吸い上 す。健診によりフォローが必要な児については、自立支援協
げ、健診の質を向上させ、母子 議会こども支援部会において情報提供し、適切な支援のあり
が気持ちよく健診できるよ
方について検討しています。
う、体制を整備していきます。
【評価・課題】
また、疾病の早期発見に努め、
自立支援協議会こども支援部会の開催頻度が少ない。
適切な指導、援助を行い、一貫
した健診事業の充実に努めて
いきます。
就学時検診
疾病の早期発見、育児支援、心 【実績】
身障害児等の異常を早期に発 教育委員会や学校と連携し、健全な身体での入学に臨めるよ
見し、必要に応じて医療機関 う、必要に応じ医療機関受診を勧めた。
の受診を勧め、心身ともに健
全な体で入学できるよう努め
て行きます。
未受診者指導 健診未受診者に対しては、再 【実績】
の充実
通知により受診を促すと同時 健診未受診者に対し、通知や電話連絡等により受診勧奨しま
に、訪問、電話連絡等により状 した。保育園(所)との連携も密にし、状況把握に努めた。
況把握に努めていきます。
訪問指導の推 母子の健康と健やかな成長を 【実績】
進
図るため、新生児訪問、乳幼 出産後、町内にいる母子の新生児訪問を実施しました。里帰
児、妊産婦訪問等を引き続き り出産した母子にも訪問を実施。
推進していきます。また、特に
初妊産婦、町外から嫁いでき
た妊婦に対する訪問を強化し
ていきます。
13
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
歯科衛生事業 乳幼児歯科保健指導乳児歯科 【実績】
の充実
検診、学校歯科検診、妊婦歯科 幼児歯科健診や乳児健診等で母親をはじめとする乳幼児を
指導などの充実を図ります。 とりまく人々に対し個別に指導し、口腔衛生意識の向上を図
また乳幼児を取り囲む周囲の った。
人々の口腔衛生意識の向上、 また、保育園(所)や学校でも歯科検診を実施し、各家庭での
特に母親に対する指導を継続
口腔衛生意識の向上に取り組んだ。
し、充実していきます。う歯の
【評価・課題】
減少を図るため、保健師や栄
2 歳児から急激にむし歯の罹患率が高くなるため、年齢に沿
養士と協力しながら、生活習
った指導の方法について検討する必要がある。
慣の改善に向けた啓蒙を充実
していきます。
保育園との検 特に発達に課題のある子ども 【実績】
診結果・経過 については、保育園入園以降 なんでも相談(保育園(所)巡回)で、継続的に児の状況把握
の連携
も保護者や保育士や保健師な をしながら、必要により専門機関(県立療育センター・児相)
どと連携して継続的な支援を につなげていく。
行い、気がかりなケースに対 【評価・課題】
して専門医との連携を図りま 自立支援協議会こども支援部会の開催頻度が少ない。
す。
継続性・一貫 発達に遅れある子どもに対し 【実績】
性のある療育 て継続的・一貫性のある療養 自立支援協議会子ども支援部会において、関係者間で、継続
を進めるため を進めるために子育て専門職 的な療養に向けた支援のあり方について協議している。
のネットワー ネットワーク会議の活用を図 【評価・課題】
クの形成
ります。
自立支援協議会こども支援部会の開催頻度が少ない。
予防接種にお 予防に重点をおいた子どもの 【実績】
ける高接種率 健康づくりとして、集団、個別 乳幼児健診で予防接種の接種状況について確認し、未接種者
の維持
接種の高接種率の維持と未接 に対して、接種時期を逃すことがないよう勧奨したり、接種
種者の接種に努めていきま スケジュールの確認を行った。
す。
集団接種:二種混合(ジフテリア・破傷風)
【評価・課題】
二種混合予防接種は、ワクチンの事情からも集団が適当であ
り、継続する。
14
(3)
子育て支援のための相談体制の整備
事 業 名
健康相談事業
事 業 内 容
実 施 状 況
地域ぐるみで健やかに子どもを 【実績】
産み育てるため地域住民の自主 健やかに子どもが育つように地域・親等の育児相談に対応
的な活動や育児不安を持つ母親 した。
などへの相談指導を推進しま
す。
地域子育て支 誰もが、いつでも気軽に相談で 【実績】
援推進体制の きる体制の整備と充実が必要で 担当者同士が横の連携を密にして、子どもの健康づくり、
整備
あり、地域において最も身近な 保育所(園)の利用体制、
医療費助成等子育ての相談支援を
児童福祉施設である保育所を、 行った。
地域子育て支援のステーション
として位置づけ、子育ての知識、
経験、技術などを生かした相談
支援体制の構築を検討していき
ます。
妊産婦・育児 相談内容に応じてきめ細やかな 【実績】
相談
保健指導を行い、妊娠初期の不 妊婦健診票交付時や健診等、
あらゆる機会を捉えて相談を
安また、育児不安の解消に努め 行い、不安解消に努めた。
ていきます。
なんでも相談
町内保育所(園)において、月 1
【実績】
回の巡回相談室を開設して個別 公立・民間保育所(園)を交互に毎月巡回相談を実施した。
相談に応じていきます。
相談体制の整 さまざまな機関で行っている子 【実績】
備と充実
育てに関する諸事業を、より住 県の巡回相談や県立療育センターの発達相談支援を活用
民のニーズに合った相談体制に して専門的な見地から相談事業を実施した。
なるよう、整備・充実に努めてい
きます。
発達相談事業
集団健診等において発達に遅れ 【実績】
が見られ経過観察となった子ど 県の巡回相談や県立療育センターの発達相談支援を活用
もを対象に、健やかな発達を促 して専門的な見地から相談事業を実施した。
すため、発達相談を実施します。
受診後フォロ 健診で判明した、フォローを必 【実績】
ー体制の充実
要とする子どもに対しては、訪 訪問指導等により、
保護者とのコミュニケーションをはか
問指導等による事後指導を徹底 りながら、必要な医療や相談に導いた。
していきます。
15
(4)
思春期保健対策の充実
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
思春期教室事 小学校高学年・中高生・保護者・ 【実績】
業
関係者に対する性教育、喫煙、ア
保健所事業に共催して高校生のピアエデュケーション事
ルコール依存、薬物乱用など、啓 業を実施した。
発指導の講演会等を開催する。
(5)
次代の親の育成
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
ふれあい体験 中学生を対象に保健指導の分野 【実績】
学習
として学校と連携を取りなが 中学校・保育園(所)・小児科医との連携をとりながら、
ら、中学生と母親や乳児とのふ 中学生が乳幼児とのふれあいを通じて、母性や父性の心
れあう機会をつくり、父性や母 を養い、生命の尊厳について学習した。
性としての心を養い育て、生命 【評価・課題】
の尊厳について教育することを 中学校では、家庭科の時間数が限られており、この事業の
ねらいとして、実施していきま ための日数確保等に苦慮している。
す。
(6)
食育の推進
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
食生活学習の 日常生活の基本から、食べるこ 【実績】
充実
とが楽しいと感じさせることが 乳幼児健診の事後指導では母子の食生活について、親子
できるように食生活に対する学 クッキングでは作る楽しさや食べる喜び、学校では調理
習の充実に努めていきます。
実習・規則正しい生活習慣や成長期の食生活・郷土料理等
また、健康づくりの実践から生 について学習をした。
活習慣病の一次予防を重視し、 【評価・課題】
年代に即した食生活の定着を目 保育所や学校と連携をとり進めていく必要がある。
指します。
地域生活の連携から、食文化を
大切に、さらに「健康の輪」を広
めていきます。
母子栄養管理 妊産婦や乳幼児の正しい食生活 【実績】
事業
の普及を図るため、妊産婦等を 乳幼児健診の時や社協の子育てサロン等で母子の栄養に
対象とした食に対する学習の機 ついて相談支援をした。
会や情報の提供に努める。
【評価・課題】
子供の人数が減少して来ているので、集まる機会をとら
え効率良く実施する必要がある。
16
親と子の料理 食生活改善推進委員等の協力を 公立保育所の年長児親子を対象に親子クッキングを実施
教室の実施
得て、母親を対象としておやつ した。また、社協の子育てサロンの時に子供の食生活の話
作りなどの料理教室を実施しま やおやつの作り方や試食を実施した。
す。
【評価・課題】
子供の人数が減少して来ているので、集まる機会をとら
え効率良く実施する必要がある。
栄養指導事業 育児学級参加者への栄養指導、 【実績】
の充実
小学校での栄養素の働き、食生 乳幼児健診の事後指導の際に、離乳食のすすめ方や、母親
活、生活習慣病の説明などの事 に生活習慣病予防も兼ねて栄養指導をした。
業をさらに充実させます。
小・中学生に、規則正しい生活習慣、食生活について指
導した。
【評価・課題】
子供の人数が減少して来ているので、集まる機会をとら
え効率良く実施する必要がある。
3
職業生活と家庭生活との両立の支援
(1) 多様な働き方の実現及び男性を含めた働き方の見直し
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
育児・介護休業 育児休業や介護休暇制度の導入 【実績】
制度の導入・利 と利用しやすい職場環境づくり 町独自施策は実施していない。
用の促進
に努めるよう事業所等に働きか
けをしていきます。
勤務時間短縮 働きながら子育てができる職場 実績】
等の推進
環境づくりに向けて、勤務時間 町独自施策は実施していない。
短縮、有給休暇等の取得がしや
すいなど、関係機関等との連携
を図りながら、啓発活動に努め
ていきます。
求人情報の提 町内外企業の求人情報やハロー 【実績】
供
ワークからのニュース等によ 西和賀町無料職業紹介所を開設し、職業紹介責任者を置
り、情報の提供をしていきます。 き、求人求職情報の提供を実施。
【評価・課題】
今年度9月よりハローワークの持っている求人情報を、
職業紹介事業を行う地方自治体等にオンライン提供する
サービスが開始されたことから、更なるサービスの向上
が期待できる。
17
男女平等意識 男女が共に参加できる社会の実 【実績】
の確立
現をめざし、共に理解しあう意 (生涯学習課)
識の向上を図るため、住民・団 ・男女共同参画プラン冊子発行
体・事業所等にあらゆる機会を ・ダイジェスト版全戸配布
通じ、啓発活動を実施していき (観光商工課)
ます。
・商工分野での町独自施策の実施予定はなし。
【評価・課題】
計画内容の周知・普及が必要。
(2)
仕事と子育ての両立の支援
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
出産・子育て 個人のキャリアアップを図るた 【実績】
後の再就職等 め、放送大学、各種通信講座等の 広報等による情報提供を実施した。
に関する学習 啓発と学習支援及び入学相談を
支援
実施していきます。
子育て支援関 子育て支援関連労働施策に関す 【実績】
連労働普及啓 るパンフレットや資料を作成・配 商工分野での町独自施策は実施していない。
発活動
布し、
子育てしやすい職場制度の
整備を図ります。
子育て支援型 子育てしながら働き続けること 実績】
雇用環境整備 ができる雇用環境を整備するた (観光商工課)
のための相談 めに、
労働関係施策に関する相談 商工分野での町独自施策は実施していない。
援助
の受付やコンサルティングを行 (保健福祉課)
う。
実施なし。
4
次代を担う世代の育成
(1) 子どもの生きる力の育成に向けた教育環境の整備
事 業 名
体験学習推進
事 業 内 容
実 施 状 況
児童生徒の生活体験、社会体験、 【実績】
自然体験等、体験活動を推進し ブナの森自然塾さそう館事業
ていきます。
年 4 回 延べ 74 人
【評価・課題】
体験機能・利用促進の充実。
中・高校生への 地域諸団体や、関係機関との連 【実績】
総合的な学習
携を図りながら、地域体験の場 町内 42 事業所の協力を得ながら、勤労体験や職場体験学
を確保し、生きる力を確保し、生 習、インターンシップを実施し、望ましい職業観と将来
きる力を育む総合的な学習を支 を見つめる力の育成を図った。
援していきます。
18
(2)
地域教育団体への支援と連携
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
総合型地域ス 全国各地で設立されている「総 【実績】
ポーツクラブ 合型地域スポーツクラブ」の事 近隣の総合型スポーツクラブ運営団体と意見交換を実
の育成
例を参考にして、地域や学校・学 施。にしわがスポーツクラブの設立に向け将来的な事業
年を超えてスポーツ活動が行わ 運営を検討中。
れるよう検討します。
【評価・課題】
将来的な事業運営の資金見通しが課題。
地域スポーツ・ 地域団体や小・中・高校も含め、 【実績】
文化活動指導 町内で子どものスポーツ、文化、 スポーツ推進委員の研修等の実施。
者の育成
教育活動を担う指導者・運営者
の連絡会を開催し、情報交換、指
導方法、運営方法の検討や研修、
新たな活動メニューの開発と指
導者の育成を行います。
課外活動のた 放課後や土曜・日曜に行われる 【実績】
めの情報提供
子どものスポーツ・文化活動や 実績なし。
地域教育活動に参加するための 【評価・課題】
情報を提供し、どの地域で行わ 情報共有のシステム化。
れている活動へも気がねなく参
加できるようなシステムについ
て検討します。
(3)
生きる力を育てる地域教育活動の推進
事 業 名
実 施 状 況
事 業 内 容
社会教育の充 既存の社会教育施設において青 【実績】
実
年層を対象に、現代的、地域課題 出前講座開催 21 件 445 人
を含めた学習講座等を開催する 町民大学講座開催 9 回 155 人
など充実策を講じていきます。
ま
た、
生涯の各期における学習活動
を積極的に講じていきます。
スポーツ少年 指導者講習会への参加を奨励し、 【実績】
団指導員の育 スポーツ少年団の指導員の養成 各スポーツ少年団に対して指導者講習会への参加を奨
成
に努めます。
励。
【評価・課題】
指導者の高齢化により継続性が課題となっている。
19
事 業 名
実 施 状 況
事 業 内 容
夜間に及ぶ練習、休日の練習試合など活動が活発な少年
団があり、児童生徒への影響が懸念される。
演劇講座の開 表現することを通じて子どもの 【実績】
催
芸術文化の振興と社会参加の促 ・湯田中学校 1~3 学年 15 日
進を図ります。
・沢内中学校 3 学年 14 日
自然とのふれ 林道、登山道、遊歩道等を利用し 【実績】
あいの場の確 体力づくり等をしながら自然観 (建設課)
保
察の中でさまざまな動植物等と 下前相沢線(白糸の滝駐車場まで)の落石撤去、部分的
ふれ合いができるような場の確 な路面復旧
保に努めていきます。また、昔な 本屋敷雫田線(南本内登山道に通じる)路面復旧
がらの川遊び等ができる河川づ 安ヶ沢線の路面復旧
くりに努め、
つりや川遊びを通し (生涯学習課)
、エコミュージア
て自然と親しむ環境の整備に努 自然塾さそう館事業(サマースクール)
めていきます。
ム事業等で観察会の実施
(保健福祉課)
各保育所で、行事で自然観察会を行ったり、川遊びを体
験させたりと保育の中で実施している。
【評価・課題】
(建設課)
26 年度から山岳観光に利用される町道(本屋敷雫田線、
下前相沢線、下の沢線、高下線、安ヶ線)5 路線の道路パ
トロールとを委託し、併せて軽度の路面整備も行う。
(生涯学習課)
自然観察会の開催は実施できており、環境整備について
は他課との連携が必要である。
(保健福祉課)
保育課程の中で、十分に自然と触れ合うことができる環
境づくりに努めている。
自然体験・農 西和賀町の環境を活かして自然 【実績】
業体験学習の 体験・農業体験学習を推進しま (生涯学習課)
推進
す。
既存事業に対し西和賀町の子 ・ブナの森自然塾さそう館事業
どもが参加しやすい条件整備を 年 4 回 延べ 74 人
するとともに、
新たな活動メニュ (農林課)
ーについても検討します。
・親子森林体験ふれあい事業
20
事 業 名
実 施 状 況
事 業 内 容
25/10/12 10:00~15:30
参加者 56 名(親 13 子 26 その他関係者 17)
内容 樹木医より森の働きの学習
木工教室(間伐材利用のイス、木の実の飾り等)
福祉教育・ボ 年間を通じた福祉教育・ボランテ 【実績】
ランティア学 ィア学習事業を整備・実施しま (教育委員会)
習推進事業
す。
実施なし
(保健福祉課)
実施なし
福祉教育活動 各学校で実施している福祉活動 【実績】
事業
継続を図るため、
福祉教育活動へ (保健福祉課)
の支援を行います。
実施なし
世代間交流事 高齢者大学や老人クラブ、
社会福 【実績】
業
祉協議会などと連携して子ども (生涯学習課)
と高齢者の世代間交流事業を行 町としての事業は無し。各教育振興運動組織で事業を実
います。
施。
(保健福祉課)
各保育所で、老人クラブとの交流事業を実施。
(伝承活動、
わらぞうり作り等)
文化活動体験 町内の文化伝承行事を一覧化し、 【実績】
学習推進事業
参加希望があればその行事に参 地域の伝統行事への参加を希望する際に、各地域へ照会
加できるような側面的支援を行 し回答する。
います
子ども学習サ 子どもの体験学習活動等を支え 【実績】
ポ ー タ ー 養 るボランティアを養成し、
それぞ 学校支援地域本部事業においてボランティアを登録し、
成・派遣事業
れの活動へ派遣するなどのコー 要請に応じて派遣した。登録者実数 75 人
ディネートを行います。
【評価・課題】
住民が参画する機会の拡大。
学校における 学校における総合的学習をより 【実績】
総合的学習に 豊かで充実したものにするため 農作業の体験指導や自然体験学習など地域の方々の協力
対する地域の に、
地域ぐるみで事業づくりに協 を得ながら交流事業を実施。
推進
力します。
21
(4)
環境を活かした子どもの地域間交流の推進
事 業 名
事 業 内 容
町外住民の農 町内において実施する子どもの
実 施 状 況
【実績】
業・自然体験 農業体験・自然体験学習、文化活 (生涯学習課)
等参加サポー 動、遊び支援事業を通じ、町外か ・ブナの森自然塾さそう館事業
ト事業
らの参加を積極的にPRすると
年 11 回 延べ 554 人
ともに申し込みや受け入れ体制
(農林課)
を整備します。
・町グリーンツーリズム協議会にて中学生の修学旅行の
誘致可能性の検討を実施。
保健福祉課と観光商工課は実績なし。
【評価・課題】
(生涯学習課)
体験機能・利用促進の充実
(農林課)
受け入れ農家の育成
中学生海外派 米国へ中学生を派遣し、現地の中
【実績】
遣事業と海外 学生との交流やホームステイ、社
海外派遣研修事業補助金 2,272,000 円
中学生の受入 会施設の見学を通じて異文化体
平成 26 年 1 月 4 日~1 月 12 日
れ
験を深め、国際的視野と国際協調 湯田中学生 6 人、沢内中生 2 人、引率者 2 人
の精神を養い地域づくりに寄与
ホームステイ、ワシントンDC見学、パイル中学校訪問
する青少年を育成する。また、海
【評価・課題】
外の中学生が来町した際は、ホー
パイル中学校の予算上の問題から、26 年度の受入事業を
ムステイや町内見学などを行い、 実施できなかった。
交流を深めます。
国際担当講師 アメリカからの派遣講師を町内
【実績】
による国際理 の保育所(園)、小中学校及び社会 国際理解担当講師1名を町内小中学校5校に派遣
解教育
教育活動に派遣し、外国語教育や
国際理解教育の充実・推進を図り
ながら、西和賀町教育の発展に資
する。
(5)
子どもの遊びの支援
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
地域子ども会 地域ごとにキャンプや祭りなど 【実績】
事業の促進
を通じ、異年齢児が交流する場を 教育振興運動の中で各地区ごとに実施。
もち、地域の兄弟関係を作るよう 【評価・拡大】
働きかけます。
住民が参画する機会の拡大。
22
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
「遊びリーダ 中学生・高校生等に小学生等と一 【実績】
ー」養成事業
緒に遊び、
安全確保を行う
「役割」 ブナの森自然塾さそう館事業の中で中学生が主体的にリ
を担ってもらうべく講習会を開 ーダーとして活動するよう指導している。
催します。
遊び場の整備 安心して子ども連れで外出でき、 【実績】
と充実
また、子どもが楽しく安全に遊ぶ (保健福祉課)
ことができる遊び場の整備に努 児童遊園を 5 カ所のうち、1ヶ所廃止とし、遊具も撤去
めていきます。
した。他は遊具の点検、修理を行った
夢があり、工夫する楽しさがあ (教育委員会)
り、自然と子どもの自由な発想を 実績なし
大切にし、親子や子ども同士、親 (建設課)
同士が自由に交流できる公園や 湯本湖岸公園維持管理委託
水辺空間などの整備を既存の公
園等を有効活用しながら、推進し
ていきます。
児童遊園の遊具は毎年点検し
て、必要に応じ修繕等をしており
ます。遊具の整備等が必要な場
合、各課と連携を図りながら進め
ていきます。
(6)
子どもへの情報提供と社会参加の推進
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
小学生・中学生 悩み事の相談日、
相談先などの広 【実績】
を対象とした 報をはじめ、感想文、行事予定な 実施なし
広報誌の発行 どを掲載する広報誌の発行を検
事業
討します。
「子ども会議」 子どもが意見を言いやすい雰囲 【実績】
実施事業
気で、考えていることや希望、町 実施なし
や大人への要望を話すことので
きる機会の設定を検討していき
ます
IT 環境の整備
誰もが気軽に簡単にインターネ 【実績】
ットや電子メールを活用するこ 基盤整備は 24 年度で事業が完了。
とができるよう、
町の基盤を整備
する。
23
5
子育て家庭にやさしい安全・安心な生活環境の整備
(1) 良好な住居環境の確保と生活環境の整備
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
良質な住宅の 子育て世帯の広くゆとりある住 【実績】
整備
宅の実現のため、民間活力等を利 (建設課)
用するなど、良質なファミリー向 26 年度整備に向け、若者向け賃貸住宅の検討をした。
け、若者向け賃貸住宅の整備を検 (町民課)
討していきます。
実績なし
生活環境の整 家庭からの生活雑排水等から清 【実績】
備
らかで豊富な水質を保全し、子育 (建設課)
てに快適な生活環境を守ってい 公共下水 74.5% 農集 72.3% 浄化槽 63.7%
きます。
(町民課)
和賀川清流を守る会による、河川敷の清掃作業(年1回
実施)
公共的施設の 公共施設等が子ども連れでも利 【実績】
諸整備
用しやすいように、ベビールー (建設課)
ム、授乳スペース等の設置等、各 実績なし
施設整備の充実を検討していき (各課)
ます。
実績なし
安心して外出 妊産婦や子ども連れ、障害者等に 【実績】
できるまちづ 配慮した、
「ひとにやさしいまち 実施なし
くり
づくり」の整備を推進していきま
す。
子育て支援の 子育て世代が利用・取得しやすい 【実績】
ための住宅環 公営住宅、一戸建て住宅について 実施なし
境整備
検討し、子育て支援を意図した生
活環境整備を行います。
24
(2)
安全な道路交通環境の整備並びに交通安全対策の推進
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
交通安全対策 交通安全協会との連携を深め、子 【実績】
の推進
どもを含めた交通弱者の安全対 (町民課)
策に努め、交通マナーの向上によ ●新一年生への、黄色い帽子配布
る事故防止に努めていきます。
・湯田小学校 24人
また、交通安全グッズ(帽子、ス ・沢内小学校 13人
テッカー等)の配布及び交通安全 ●交通安全教室(自転車教室)の開催
教室等による指導を徹底すると ・湯田小学校 春・秋2回
ともに交通安全施設の整備につ ・沢内小学校 春
1回
いては、子どもベビーカーや高齢 (保健福祉課)
者の視点に立った整備に努めて 各保育所において、入所児童への指導を実施
いきます。
(教育委員会) 実績なし
チャイルドシ チャイルドシート、ジュニアシー 【実績】
ートの無償貸 トを確保し、町内で乳幼児のいる 平成 21 年度で事業を廃止している。
与
世帯に対して無償で貸付をし、乳
幼児の安全対策を推進していき
ます。
子どもの交通 子どもの安全に配慮した交通安 【実績】
事故防止対策 全施設の整備を促進するととも
事業
施設整備として、若畑地区の高齢者創作館付近の県道
に、交通事故防止についての広 沿いと大野地区の県道沿い十字路にカーブミラーの設
報・啓発活動に務めます。
置・交換を行った。
また、町内の新入学児童の家庭に道路への飛び出し防止
ストップマットを配布した。北上警察署や、北上地区交
通安全協会等からの、広報誌を活用し啓発活動を実施し
た。
6
支援を必要とする児童への取組の推進
(1) 母子家庭等の自立支援の推進
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
妊産婦・乳幼 妊産婦、乳幼児及び母子家庭の 【実績】
児及び母子家 医療費の負担を軽減するため、 乳児:145 人、妊産婦:9 人、ひとり親:112 人
庭医療費助成 医療給付制度を継続実施し、医 父のみ 3 世帯、母のみ 43 世帯
事業
療費の助成に努めます。
母子福祉資金 母子家庭に対し就学資金等を貸 【実績】
等貸付事業
し付け、経済的自立の助成と児 実施なし
童の福祉を推進します。
25
【評価・課題】
平成 26 年 10 月から父子に対する貸付も開始。
(2)
子どもを犯罪から守る活動及び防犯対策の推進
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
防犯対策の推 子どもの誘拐等の犯罪を防ぐた 【実績】
進
めに、通園、通学路や公園・広場 (町民課)
等地域環境の中で、犯罪の発生 ・北上地区防犯協会連合会との連携による「おにっこキャ
しない環境整備を推進していき ラバン」事業での防犯対策思想の普及活動実施。
(かたく
ます。
りの園・湯田小学校で開催)
また、防犯協会、防犯連絡所等と
※防犯啓発チラシ及び用品等 配布
連携を図り、不審者に対する対 ・北上地区防犯協会連合会の防犯啓蒙ちらしの配布。
応指導や地域における防犯ネッ (教育委員会)
トワークの構築などについて検 各地区に登下校の際にスクールガードをお願いしてい
討していきます。
る。不審者等があった時は、各学校に一斉通達をしてい
る。
児童家庭相談 地域に密着した相談の充実を図 【実績】
事業
るとともに、要保護児童に関す 就学相談の実施
る通告義務についての広報・啓 児童相談による定期巡回を利用して困難ケースについて
発に努めます。いじめや不登校 指導を受ける。
など、家庭の児童養育に関する 延べ相談件数2件
実人数2人
相談への指導・援助の充実を図
り、児童の自主性、社会性の支援
に努めます。
(3)
子育て支援団体の活動
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
子育ち子育て 子育て事業、その他子どもの健 【実績】
支援会議
全育成を目的とする事業の充実 保育・保健・福祉連携会議を年 2 回開催し、各関係機関
及び活性化により、地域福祉の と連携を図っている。
増進を図ることを目的とし活動
しています。
26
(4)
ストレスを抱えた子どもへの対応と援助ネットワークの形成
事 業 名
事 業 内 容
心の教室相談 子どもたちが悩み等気軽に話
員設置事業
実 施 状 況
【実績】
せ、ストレスを和らげることの 湯田中学校と沢内中学校にそれぞれ1名を配置している。
できる第三者的相談員を配置
し、子どもたちが心のゆとりを
持てるような環境をつくりま
す。
スクールカウ スクールカウンセラーの設置や 【実績】
ンセラーによ 巡回相談について調査研究し、 県スクールカウンセラー配置事業で、沢内中学校・湯田
る相談支援
学校における相談援助体制の充 中学校に1名派遣
実を目指します。
子育て支援専 子ども・家庭相談に関する相談 【実績】
門職ネットワ 員・専門職等が連携して援助活 自立支援会議を実施している。
ーク会議の設 動が展開できるようにするため
置
に定期的なネットワーク会議を
開催し、子どもや家庭のライフ
サイクルにも合わせた適切な援
助が可能となるよう務めます。
子ども 110 番 子ども 110 番の家について、関
の家 推進事業
【実績】
係機関と協力して、子どもたち 湯田地区「子ども 110 番の家」・沢内地区「子どもを見
が安全に生活できる環境整備に 守る家」設置。
努めます。
(5)
【評価・課題】 事業の周知・普及
児童虐待防止対策の充実
事 業 名
事 業 内 容
実 施 状 況
要保護児童対 児童虐待の早期発見・対応に向け 【実績】
策地域協議会
て「要保護児童対策地域協議会」 実施要綱に基づき、代表者会議、実務者会議等を開催し、
を開催し、
関係機関等の連携を図 早期解決のための検討や見守りのための情報交換を実
りながら適切な対応ができる取 施。
組を目指します。
【評価・課題】
児童虐待等の通報や相談がない場合でも、各関係機関と
の情報共有する機会を増やしていくべき。
27