発行 税理士法人 HOP 〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町 7-16 幸ビル 4F TEL:03-5614-8700 FAX:03-5614-8701 http://www.zeirishihoujin-hop.com 第 17 号 発行日 2011 年 11 月 16 日 第2回 「交際費と会議費って 何が違うの?」 実務の現場では「交際費」と紛らわしい科目がいくつもあり、 使用する科目の判断に悩むことが多々あります。今回は、交際費 と混同しやすい「会議費」について解説していきます。 < 会議費とは… > 「会議費」には金額等の明確な判断基準はなく、税務署の解釈 指針である通達において、以下の要件が示されています。 ① 会議の実質を伴うもの ② 社内または通常会議を行う場所であること ③ 通常供与される昼食の程度を超えない金額であること 税務署はこれらの要件を判断基準とする傾向にあるため、この 基準から外れると「交際費」であると指摘します。しかし、会議 の実質を伴う飲食代は基本的には「会議費」になるはずです。そ のため、会議費を巡っては納税者と税務署で争いになることもし ばしば。そのような争いを回避すべく、税理士はその飲食が会議 の実質を伴うか否かを検討して、最終的な判断をしています。 <“会議費”主張のポイント > その飲食代が会議費であることを主張するためのポイントを、 先月号の例を使って、確認していきましょう。 領 収 書 平成 23 年 10 月 17 日 ㈱××商事 様 ¥21,000 飲食代として お食事処HOP < 裏 面 > 計3名 ㈱××商事 佐藤 ㈱××商事 鈴木 ㈱△△堂 田中氏 取引先と打合せ 赤字の部 分が判断 のポイン トです!! 領収書の裏面より、この日の会合が取引先との打合せであった ことがわかります。ただ、会議の実質については、相手や会議の 内容から実態で総合的な判断をします。そのため、打合せ内容は なるべく詳細に明記しておく必要があります。 次に場所ですが、仮に、お酒が提供されるお店であっても会議 費とすることはできるでしょう。しかし、その飲食が会議である ことを証明するためには、社会通念上、会議を行う場所としてふ さわしい場所である必要があります。 最後は金額です。この場合、1人当たりの金額は 7,000 円とな ります。先月号でも解説しましたように、1人当たりの金額が 5,000 円を超える飲食代については「交際費等」に該当しますが、 会議の実質を伴う飲食であれば 5,000 円を超える金額であって も、会議費として取り扱うことができます。特に、金額の高いも のについては、その飲食が会議の実質を伴うものであったことを 誰にでもわかるようにしておくことが重要です。それでも判断に 困った時は税理士にご相談ください。 闘う税理士 小川 の 11 月といえば、 「酉の市」ですね。HOPでは、毎年、門前仲 町の富岡八幡宮にある大鳥神社にお参りし、熊手を購入してい ます。HOPを設立した年に、何気なくお参りして以来、毎年 一年を感謝し、新しい年を迎える準備のために参拝するように なりました。熊手を売る出店には、前年に買った人の木札が用 意されていて「HOP」の名前もあります。毎年「今年も潰れ ないで、熊手を買いに来たよ!」って、会話を交わしています。 HOPは来年 10 周年を迎えますが、これもひとえにクライア ントの皆様とスタッフのみんなのおかげです。今後 10 年、20 年 とみんなで熊手を買いに行ける事務所であり続けたいです。 クライアント様 紹介コーナー さ ん あ い ら ん ど ☆ SUN * ISLAND ☆ 今回は、沖縄県宮古島にあるダイビングショップ サンアイランド様(以下、敬称略)を紹介します。 サンアイランドでは、体験ダイビングからライセンス保有者向 けのダイブマスターコースまで、様々なコースがあるため、海が さらに楽しくなること間違いなしです。 他のエリアにはない起伏溢れる地形や、自然が織りなす穴の造 形美、瑠璃色の中に鮮やかに映えるサンゴ、白くきめ細かい砂地、 フィッシュウォッチングが宮古島独特の見所なんだそうです。 この写真を見ると、自分の目で見て感 じて、感動を味わいたくなりますよね。 宮古島でリフレッシュ!なんて、 素敵な旅行はいかがでしょうか? 美しい景色は見たいけど、沖縄まで 行く時間が…という方は、ぜひブログ を読んでみてください。美しい景色と、 ほのぼのした時間に、心が癒され ますよ。 株式会社 サンアイランド TEL : 0980−73−9229 営業時間 : 9:00 ∼ 18:00 住所:沖縄県宮古島市平良字久貝284−1 HP : http://www.sunisland-miyako.com/index.html takeブログ : http://d.hatena.ne.jp/sunisland/ スタッフコラム 稲毛田 明 変化が早すぎる今の時代において、会社が継続企業として存在 するためには、常に走り続けなければいけないですよね。 ある事業の売上がボトルネックに達するまでは、その事業の売 上げを伸ばすために奔走し、その事業の売上がボトルネックに達 しているのであれば、その事業の効率化や、新事業の立ち上げ、 上昇に奔走しなければならない。苦しいですが、これは今の時代 を生きる企業の宿命です。 今が最高だと思った瞬間から、企業は必ず衰退のステージに入 ってしまいます。 こんな時代を疲弊せずに継続企業として生き抜くためには、仕 事をする上での使命感や目標、喜びを大切にするのが一番だと思 います。 HOPも、いつの時代も変わらないものを大切にしながら、常 に新しい風を求めて変化し続ける集団でいたいと思います。 ☆ HOPの輪 今後の活動予定 ☆ ◎ 12 月 15 日(木) 大忘年会 2011 年の締めくくりは、 玉海力さんのちゃんこ鍋を囲んで、 今年一年を振り返りましょう。
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