休みのひとときを過ごすことが出来ました。春の嵐をアンパンチで吹き飛ば

「THE!リアルタイム」第 6 号 サポートセンター連 機関誌 平成 22 年 5 月 12 日(水)発行
発行者 サポートセンター連 広報担当 横浜市旭区柏町 59-2 Tel 045-360-9778 Fax 045-360-7004
社会福祉法人 訪問の家 ホームページ http://www.houmon-no-ie.or.jp/
≪「THE リアルタイム」は利用登録者の皆さん、並びに地域の方々を対象にお届けします。≫
普段、一時ケアに登録・利用してくれている学齢の方たちを対象にした春の余暇プログラムより…アンパ
ンマンミュージアムでのリアルショットです。 沢山のアンパンマンのキャラクターに囲まれ、楽しい春
休みのひとときを過ごすことが出来ました。春の嵐をアンパンチで吹き飛ばせ~(⊃'〇'⊂)=○
(P1)
(P2)
(P3)
(P4)
表紙/リアルショット/目次
十人十色~みんな違うから面白い
特集(新しいスタッフ紹介します)/ わたしのリアレポ / 徒然なるままに
地域交流の WA / 各インフォメーション / 編集後記
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「THE!リアルタイム」第 6 号 サポートセンター連 機関誌 平成 22 年 5 月 12 日(水)発行
市川美佳さん(以下美佳さん)1982 年 12 月 28 日の石原裕次郎さんと同じ
誕生日の 27 歳。趣味はネイル(美容)と車。美佳という名前は美しく賢くなる
ようにという意味でご両親がつけてくれたそうです。
美佳さんは、子どもの頃は自分も認めるほどドジな子だったそうですが、一
方でミニバスやエレクトーンを習う、活発的な面と清楚な面もありました。
中学ではブラスバンド部に入部しホルンを担当。全国大会で優勝した経験もあ
ります。このときは本当によく頑張ったそうです。中学の合唱コンクールでは、
エレクトーンを習っていたことからピアノの演奏を任され、全校生徒の前で伴
エステ時代の親友とツーショット
奏を弾きました。中学 3 年生くらいから美容に興味を持ち、お化粧を始めたのもこの頃だそうです。高校では毎日
お化粧をするのが日課になり、やんちゃなこともしながら楽しい青春時代を過ごしました(詳細は内緒…)。
高校卒業後、エステの事務、アパレルの販売員などいくつかの仕事を転々としていた頃…平成16年9月、ソファ
ーで横になって休んでいるとき、突然息苦しくなり頭も痛くなりました。そのまま意識がなくなり病院に搬送され、
2週間意識が戻らなかったそうです。結果、脳出血が原因で四肢麻痺、高次脳機能障害の診断をうけました。
リハビリを2年にわたり行いました。「はじめは失語があり、ほとんど話せなかった。言葉が話せないというのは
何とも言えない気持ちだった。また歩きたいのに歩けないのが本当に悔しかった。今でもその気持ちはあるんですけ
どね…」とあっさりした口調で美佳さんは話してくれます。「高次脳機能障害と聞いて、はじめは何それ?って感じ
でした。でも説明を受けていくことで、目に見えづらい障害、物を忘れてしまう障害など、自分の症状と同じだなと
思った」と自分の障害についても話してくれます。
その後、高次脳機能障害の方が多く利用する作業所に通うようになり、そこ
で働いている方たちから様々な刺激を受けたそうです。そして、2008年の夏
から連を利用し始めています。美佳さんにとって連はどんな場所でしょうか?
と聞くと「楽しい場所。作業だけでなくイベントも多いのでいろいろな経験が
できる場所、また連のメンバーにネイルをすると、喜んでくれてとても嬉しい」と
と話してくれ、将来の夢は?と聞くと、一言「やっぱり働きたい…」と。
おしゃれレクでネイルアート!
しかし今は自分が何をしたらいいか分からず、やりたいことが決まっていない段階だそうです。それでも「今は働く
ために体力をつけたり、作業所には一人で電車通勤する練習をしています」と目を輝かせて話してくれました。
美佳さんの昔からの写真を見せてもらうと、そこにはいつも友達と写っている美佳さんがいて、今も幼稚園や小学
校からの長い付き合いの親友がいるそうです。「結婚や出産で会う機会は減っちゃったんだ」と話す美佳さんは少し
寂しそうですが、そうやって友達を大切にするところが美佳さんの一番の魅力にも思えました。「働く」という夢に
向かって、連として応援・サポートして、美佳さんが輝き続けるお手伝いができればと強く感じました。
今回「十人十色」の第一回目の取材だったのですが、美佳さんに快く取材を受けていただき、とても楽しく笑顔で
話をしてくれました。様々な場所でいろいろな人と楽しく話せ、刺激を吸収できる美佳さんはとっても素敵な女性で
す。 (山口)
高次脳機能障害とは…交通事故や転落事故による脳外傷や、脳の病気(脳血管・脳腫瘍・脳疾患)障害等による脳損傷の後
遺症として、記憶障害・注意障害・機能障害・社会的行動障害などの認知障害が生じ、これに起因して日常生活・社会生活へ
の適応が困難となる障害。見た目からは正常と異常の判断がつきにくく、「見えない障害」とも呼ばれている。
2
「THE!リアルタイム」第 6 号 サポートセンター連 機関誌 平成 22 年 5 月 12 日(水)発行
①好きなこと ②好きな食べもの ③好きな言葉 ④みなさんにひとこと
阿部 光俊
(あべ みつとし)
生活支援
① ネットサーフィン、テニス
② 寿司、桃、そば
③ 二度寝
④ まだまだわからないことだらけなの
で、皆さんにご迷惑をかけてしまうと
思いますが、よろしくお願いします。
①
②
③
④
よさこいを踊ること、海をみること ①
②
メロンパン
③
努力に勝る才能はなし
マイペースですが、できるだけ多く ④
のものを吸収しながらがんばって
いきます。よろしくお願いします。
テニス、たばこ
誕生日などで出されるケーキ
時の流れに身をまかせ
いまだに連に慣れていません…。様々
な緊張を持っているので、落ち着いて
仕事を行っていきたいです。
川原 亜美可
羽田 航
(きし たまみ)
日中活動 工房1
旅行、お笑い、
音楽(吹奏楽、オーケストラ)
② 韓国料理、甘いもの
③ 「人は心だろうが!!」
ONE PIECE 21 巻より
④ よく笑い、よくしゃべります。皆さん
と一緒にいろいろな活動をするのが
楽しみです。よろしくお願いします!
(あべ あきよし)
日中活動 3B
(のせ えみこ)
日中活動 工房3
岸 珠美
①
阿部 彰義
能勢 江美子
(かわはら あみか)
日中活動 3B
(はた わたる)
日中活動 工房4
①
②
③
④
音楽を聴くこと(最近はビートルズ
など古いものが好きです)
かぼちゃの煮つけ、さんま
さばの味噌煮
おかげさま
連に来て早1ヶ月…。毎日があっと
いう間に過ぎ去っていますが、日々
精一杯がんばっていきます!!
①
②
③
④
インターネット、家族でキャンプ
ラーメン、トマト、みょうが、にが瓜
幸せはいつも自分の心が決める
初めてなこのお仕事、戸惑うこともた
くさんありますが、みなさんに助けて
いただいています。利用者さんの笑顔
がうれしいです。
若草が芽吹き、草花が次々と咲き始めるこの時期は、散歩
で出会う庭先の花々が目を楽しませてくれますね。ところで、
庭といえば、私には理想の庭があります。ターシャ・テュー
ダという方をご存知でしょうか? アメリカの絵本作家だっ
た彼女は、56 歳のときバーモンド州の田舎に家を建て一人
暮らしを始め、時間と手間をかけて、とても素敵な庭を創り
あげたのです。本屋さんでターシャの庭の写真集を初めて見
たとき、私はその美しさに魅了されました。
妖精がいてもおかしくないような幻想的な庭は、まるで絵
本の挿絵のようでもあり、彼女の描く絵と一体化しています。
彼女の庭は毎日手入れを怠らず、少しずつ積み重ねてきた証
しなのですが、ターシャは「ただ好きな花をそこらじゅうに
植えただけよ」と屈託ないのです。また、
「思いどおりに歩め
ばいいのよ」
「楽しみは創り出せるものよ」等々、彼女の言葉、
生き方は歳を重ねることも悪くない…
という気持ちにさせてくれます。
残念ながら、ターシャは 2 年前、92 歳の生
涯を終えましたが、私の心の中には今も憧れの
女性として生き続けているようです。
(うすは)
3
一枚のはがきが好き
こんにちわも さようならも
書かないはがきが好き
短い言葉しか書けない葉書きが好き
あなたに出すハガキがスキ
読んで下さい なんて言いません
ただ あなたの家のポストに
入るだけでいいのです (大貫和子)
工房1グループの大貫さんが、○○年前、俳
優の石橋正次さんのファンクラブに入ってい
た頃、自分の思いを書き留めた詩だそうです。
切なく…そして謙虚な詩ですね。
「THE!リアルタイム」第 6 号 サポートセンター連 機関誌 平成 22 年 5 月 12 日(水)発行
私たち「二季の会」は高齢者の健康増進
と地域の親睦を目的として、月4回・毎
週金曜日(主に午前中)に活動しておりま
す。第1~3週は講師の方が来てくださ
います。第4週は連を利用して楽しく
「太極拳」を初めて見学させていた
だきました。ゆっくりとした動きが
きれいで、いい運動になりそう…。
みなさんが終わったときには思わず
拍手をしていました。和やかな雰囲
気の中、取材にご協力をいただき
ありがとうございました。
(小菅)
自主練習をしています。私自身、足腰が
しっかりしてまいりましたことを実感
しております。ご希望がありましたら、
ぜひ見学においでください。
(代表 二宮さん)
<主な活動場所>
第1・3週:万騎が原地域ケアプラザ
第2週:本村スポーツ会館
第4週:サポートセンター連
~地域交流室 利用のご案内~
お申込みは、2ヶ月前の同日から先着順で承ります。
詳しくはお電話または窓口にてお問合せください。
3 月 13 日(土)、旭区地域自立支援協議会主催の「第 2
回旭区地域生活支援フォーラム」を開催しました。当
日は「障がいのある人たちの日中活動紹介」をメイン
テーマに、関係機関の支援者、当事者・家族、そして一
般地域の方々など 300 名近い来場者がありました。
また、後半のうすいまさと
さんのライブ&トークで会
場は大きく盛り上がり!
今回のフォーラムは幕を閉
じました。
熱唱するうすいさん
連の日中活動では、クッキーの製造と販売・牛乳
パックを使ったはがきづくり・音楽活動・野菜
販売・アルミ缶のリサイクルなどの活動を主に
行っています。ボランティアに興味をお持ちの
方は、是非下記の担当までご連絡下さい。
 活動時間:月~土曜日の 10 時~16 時
の間で、ご都合の良い時間帯を調整しま
すので、お気軽にご連絡ください。
 問合せ先:360-9778 担当:永井・妹尾
このたび、私ども法人(訪問の家)理事長の交代があ
りましたのでお知らせいたします。
法人設立時より 24 年間法人に在籍し、法人創設者で
ある日浦美智江前理事長の後任として、4 月 1 日よ
【日時】 6 月 23 日(水) 11:00~
【場所】 サポートセンター連 2 階地域交流室
※ 必ず保護者同伴でお願いします
※ お車での来場はご遠慮ください
り名里(増渕)晴美が訪問の家理事長に就任いたし
ました。前任者同様、当法人へのご支援を賜りますよ
う、よろしくお願い申し上げます。
*お問い合わせ* サポートセンター連 小菅まで
連のバス通り沿い
すでに 4 月を過ぎているというのに…暖かくなったり、す~ごく寒くなったり
と、おてんとうさまの意向がまったくよめませんが・・・先日はちらほらと残
る桜と雪(みぞれ)の奇跡の?!コラボレーションに感激しました。
ともあれサポートセンター連は早くも 3 年目の春を迎えています。旭区にきち
んと根を張るためにも、今年度は節目の年であると考えています。
また、
「THE リアルタイム」についても引き続きよろしくお願いいたします。
4
春らしく素敵な花壇ができました