デジタル一眼レフカメラを用いた 太陽の見かけの大きさ 埼玉県立豊岡高等学校 天文部 新井遼 伊藤拓海 大久保友克 鎌田直樹 柴崎遼 杉田慎之介 多田健一 遠峰翼 中島和弥 (1年次) はじめに 太陽の見かけの大きさは太陽と地球の距離 が変化するため、一年間で約3%変化する。 それを2011年に先輩方がジュニアセッション で発表したことを参考にして研究した。 使用機材 • PENTAX istDS2 • 望遠レンズ BORG 45EDU (口径45mm 焦点距離 500mm) • 三脚 • 遮光レンズ(ND-400 52mm×2) 観測と解析方法 • 太陽が出ている日に渡り廊下に出て、太陽を カメラで5枚撮影する。 • 太陽の見かけの大きさを「Makali’i」で値の大 きい方の端を測り、もう一方の端の値を引い た値(ピクセル)を用い、差をとって測定した。 ものさしを用いた太陽の見かけの 大きさの計算方法 1mの物体を 50m離れた所から撮影 1.1464°= 68.784′ であった 1mのものさしは 1171pixel であった 68.784÷1171 = 0.058739′/ pixel ものさし 1m 50m 1.1464°= 68.784′ 結果1 34 33.5 33 太 32.5 陽 の 32 大 き 31.5 さ 31 ( 分 角 30.5 ) 30 0 100 200 300 400 500 日数 結果2 ・遠日点のある7月頃に極小値 ・1月5日の近日点に向けて値が大きくなっている ・大きさが約3.48%変化した デジタル一眼レフでも太陽の大きさの変化が捉えられた まとめ ・今回、このような研究をしたことにより、太陽が1 年で見かけの大きさが変化して、それが約 3.48%変化していることなど、活動してきた1年 でとても多くのことを学ぶことが出来た。 また、画像処理やピクセルを使用してグラフの作 成や計算など、私達にとっては初めての経験で、 分からない事もあったが、研究をやり遂げる事 が出来た。この経験を次回に活かしていきたい。
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