大里西小学校いじめ防止基本方針 1 2 学校教育目標 進んではげむ子ども 重点目標 自分で考え、言葉や行動で表そう H26.8版 いじめ防止などの重点目標 重点① 重点② 互いのよさを知り 自分で考えて判断し 思いやる心の育成 行動する子の育成 思いやり 学校中に あふれてる 重点③ 関わりの中で学び合う 授業での居場所づくり 3 いじめ防止等の基本的な考え方 いじめは、いじめを受けた児童に大きな心の傷を与えるのみならず、その生命または身体に重大な 危険を生じさせる恐れがあります。まさに人権を侵害するものであり、決して許されない行為です。 私たちは「いじめは絶対に許さない」という確固たる信念のもと、保護者や地域の方々と力を合わせ て子どもを見守り、いじめ防止に関する取組を行います。 いじめ問題の未然防止の基本は、認め合い、信頼し合う人間関係づくりから始まります。私たちは、 全ての教育活動を通して、児童人一人一人が個性や能力を十分に伸長し、自分が大切にされていると いう実感をもてる集団づくり・学校づくりをします。その中で、互いのよさを認め合い、その存在を 大事に思い合う人間関係を築き、安心・安全に学校生活を送ることができるように努めます。 いじめの早期発見には、児童と児童、児童と教職員、保護者と教職員との信頼関係を深め、日頃か ら、何でも相談できる環境をつくり、児童の些細な変化やわずかな兆候を見逃さないことが重要だと 考えます。また、児童の「いじめは絶対にしない・許さない」という意識と態度を育てることも大切 です。 「大西っ子の合言葉」をもとに、よりよい生活を送らせる中で、正しい判断をして行動できる子 どもの育成を目指します。 私たちは、 「いじめはどの学校・学級でも起こりうるものであり、全ての児童に関係する問題である」 という基本認識に立ち、いじめゼロの学校を目指して組織的に取り組み、一丸となっていじめ問題に 対峙します。 4 大里西小学校のいじめ防止等に関する取組 (1)いじめの未然防止 <学級経営> ○日頃から何でも話せる温かな学級づくりをします。 <生徒指導> ○「大西っ子の合言葉」をもとによりよい生活の基盤を作り、自分や友達のよさを見つけさせます。 ○善悪の判断を身に付けさせ、正しい行動をとらせます。 <授業改善> ○児童一人一人が分かる喜びを感じながら主体的に学ぶ授業改善の工夫に取り組み、授業の中での 居場所づくりをします。また、意見のつながりを大切にし、お互いの考えを認め合う授業を目指 します。 ○道徳の時間や人権教育を通して、思いやりの心を育てたり人権意識を高めたりします。 <特別活動> ○あいさつ運動に取り組み、互いに声をかけ合う意義や良さを感じ取らせます。 ○異学年同士のペア活動を充実させ、下級生を思いやったり上級生を慕ったりする心を育てます。 <相談体制> ○生徒指導部会をもち、児童の気になるあらわれを全職員で話し合える体制を整えます。 (2)いじめの早期発見 <共に活動> ○休み時間や給食の時間、清掃活動など、学級担任が児童と共に過ごすことで、人間関係の様子や こじれを見つけます。 ○日記指導や学習指導を通して、子どもの心の変化を捉えます <情報交換> ○学級担任一人でなく、学年・学校全体で児童を見守り育てる意識をもちます。また、生徒指導主 任を中心に学年会や生徒指導部会、日頃の会話などで気になる子どものあらわれについて情報交 換をすることで、いじめの早期発見に努めます。 <調 査> ○年間を通して3回、児童に「生活に関する調査」を行い、個々がもつ悩み事について調べます。 悩みを抱えている子どもには、学級担任が話を聞くなどして対応します。 <相談体制> ○担任、生徒指導担当、養護教諭、コーディネーター、SC等がそれぞれの立場で児童の相談に乗 ります。 ○わくわく教室や校長室を緊急駆け込み所にし、子どもの悩みをじっくり聞きます。 (3)いじめへの適切な対処 「いじめはやめさせる 絶対に許さない」という強い決意をもち、苦しむ被害者の立場に立って解決にあたります。 ①いじめ防止対策委員会への報告と対策協議 いじめを見つけたら学校長にすばやく報告し、その後、いじめ防止対策委員会や教育委員会等関係機関へも 連絡します。 ②解決への基本的な流れ いじめの指導はスピードが命です。情報を得たら、全職員ですぐに対応します。 ア.徹底した事実確認 ○関係者から個別に事情を聞き取り、 「いつ」 「どこで」 「だれと」 「何を」 「どのように」したのかを明確 にします。食い違いがある場合には再度の聞き取りを繰り返します。 ○関係学年の児童全員にアンケートを取り、事実を明らかにします。 イ.被害児童、保護者への謝罪 ○学校長、教頭、担任が迅速に訪問し、被害者へ報告をします。 ウ.加害児童、保護者への指導 ○加害児童、保護者に対し、事実を報告し、何が問題点であったか、また、今後どうするべきかを指導 します。必要に応じて、教育委員会や警察と相談・連携して進めます。 エ.保護者会の開催 ○職員、被害児童・保護者、加害児童・保護者が一堂に会し、事実を共有する場を設けます。被害児童 の保護者が加害児童・保護者に直接強い悲しみや怒りを伝え、問題の再発を防ぎます。 ○必要に応じて関係学年全体、または学校全体の保護者会の機会をもちます。 (4)保護者との連携 ○児童について気になるあらわれが見られたときには、すぐに連絡相談を取り合えるよう、日頃から保 護者との信頼関係を深めます。 ○地域や家庭での児童の様子について情報をいただけるよう、協力しあいます。 ○いじめ問題が見つかった場合、加害児童・被害児童がともに次のステップへ進めるような手だてを保 護者を交えて相談し、納得了解のうえで対策を進めます。 (5)関係機関との連携 ○必要に応じてカウンセラーや臨床心理士、医療機関、警察、児童相談所などとも問題を共有し、多く の専門機関の協力を得ながら問題の解決に臨みます。
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