公会計システム 機能仕様要求書2

■公会計システム 機能仕様要求書2
№
1
機能区分
全般
機能仕様
機能項目
環境
クラウド対応を考慮してWebブラウザで使用可能なシステムであること。
2
総務省制度
平成27年1月23日に提示された「統一的な基準による地方公会計マニュアル」に対応していること。
3
導入実績
「統一的な基準による地方公会計制度」に対応したシステムを5団体以上導入していること。
4
ユーザー管理
ユーザー管理
ユーザー任意に管理ができること。権限によってメニュー表示有無の設定ができること。
CSVデータによる取込み、書出しができること。
5
マスタ管理
会計マスタ
ユーザー任意での追加・変更・削除が可能であること。年度毎に管理を行い、年度によって会計コードを変更しても会計毎の残高が継承されること。
CSVデータによる取込み、書出しができること。
6
部門マスタ
ユーザー任意での追加・変更・削除が可能であること。年度毎に管理を行えること。
CSVデータによる取込み、書出しができること。
7
勘定科目マスタ
ユーザー任意での追加・変更・削除が可能であること。年度毎に管理を行えること。
CSVデータによる取込み、書出しができること。
8
補助科目マスタ
土地、建物、工作物等の資産の種類を管理するマスタを有すること。
ユーザー任意での追加・変更・削除が可能であること。年度毎に管理を行えること。
CSVデータによる取込み、書出しができること。
耐用年数マスタ
補助科目に対して、資産属性・構造・用途によって耐用年数が自動的に設定できること。
また資産属性・構造・用途別の耐用年数設定が任意に変更できること。
ユーザー任意での追加・変更・削除が可能であること。年度毎に管理を行えること。
CSVデータによる取込み、書出しができること。
10
起債管理設定マスタ
地方債種類・地方債事業を管理するマスタを有すること。
地方債データと地方債事業の連関を管理するマスタを有すること。
地方債事業と施設の連関を管理するマスタを有すること。
ユーザー任意での追加・変更・削除が可能であること。年度毎に管理を行えること。
CSVデータによる取込み、書出しができること。
11
その他マスタ
施設マスタ、地目マスタ、地区マスタ、単位マスタ等、固定資産管理に必要なマスタを有すること。
CSVデータによる取込み、書出しができること。
12 開始時処理
固定資産
運用開始時、初期用固定資産のCSVデータを取り込めること。
総務省標準ソフトウェア形式のデータレイアウトでも取込み可能であること。
13
その他資産・負債
運用開始時、金融資産等のその他資産・負債(固定資産以外)のCSVデータを取り込めること。
14 固定資産台帳
管理項目
平成27年1月23日に提示された「資産評価及び固定資産台帳整備の手引き 31頁」で提示された固定資産台帳の①基本項目、②追加項目を全て網羅して
いること。
任意で管理できる項目を5つ以上保持していること。
15
金額管理
資産内容は、当期取得額、減価償却累計、期首簿価、当期減価償却、期末簿価、稼働年数、除売却累計、評価増減等累計、当期徐売却、当期評価増減等
が管理できること。
16
異動内容管理
異動履歴は、異動履歴番号、異動年度、異動日、異動事由、異動金額、稼働年数、耐用年数、数量、単位
及び、財源金額として国県等補助金、地方債、税収等、その他、支出命令番号、摘要が管理できること。
17
検索
検索には、資産の種類(土地、建物、工作物等)、施設、財産番号、執行機関、取得日、異動事由、地区、資産名称等が選択できること。
各項目は複数選択が可能であること。
9
1
■公会計システム 機能仕様要求書2
№
機能区分
機能仕様
機能項目
18
減価償却
定額法による減価償却の自動計算ができること。また仕訳伝票を自動作成できること。
手引きの償却率表に基づいて計算することと、償却率表の変更にも対応できること。
19
地図
緯度・経度の情報より地図情報を表示できること。
20 固定資産台帳(取込)
異動データ
資産異動のCSVデータ取込みにより固定資産データが登録可能であること。
無償(寄付等)取得等の非資金取引について、固定資産情報取込み時の異動事由により仕訳が自動的に作成できること。
総務省標準ソフトウェア形式のデータレイアウトでも取込み可能であること。
仕訳データは財務帳票の「仕訳帳」により確認する事ができること。
21
異動事由
異動事由については、新規、寄付、所管換え、当初取得、評価替え、売却、除却、合筆、分筆、本勘定振替え、訂正、調査判明、移管、交換、リース取得、誤
記載減少に対応できること。
22
財源充当データ
財源情報のCSVデータ取込みにより、「国県等補助金」「地方債」「税収等」「その他」を全資産に登録可能であること。
23 固定資産台帳印刷
固定資産台帳印刷
固定資産台帳の印刷、Excelへの出力ができること。
24
固定資産台帳一覧印刷
固定資産一覧の印刷、Excelへの出力ができること。
25
資産総括表
資産異動サマリー(概要)を補助科目と異動事由のマトリクス形式で印刷、Excelへの出力ができること。
26 執行データ
複式仕訳
27
取込・変換
28
変換パターン設定
29
仕訳情報
仕訳情報は、歳入/歳出、年度、会計、執行日、伝票番号、公会計伝票番号、主管課、執行機関が表示されること。
30
明細情報
仕訳明細は、借方区分、科目名、金額と貸方区分、科目名、金額、摘要が表示されること。
摘要は最大200文字まで入力できること。
31
仕訳方式
日々仕訳方式、期末一括仕訳方式のどちらでも対応できること。
32
日々仕訳
日々仕訳では執行データを直接入力、または財務会計システムより連携し、複式仕訳データを作成できること。
出納整理期間中に前年度・当年度の処理が行えること。
前年度処理後に変更された残高を当年度に正しく反映できること。
33 マッチング
執行データ(突合データ出力)
変換パターン設定では一意に定まらない歳入歳出伝票(資産と費用計上への配分等)について、判断するためのデータを主管課毎にCSV形式で出力でき
ること。
地方財政法に規定された単年度の財務会計の執行データを用いて単式から複式に変換させ、複式仕訳を発生させられること。
総務省標準ソフトウェア形式のデータレイアウトでも取込み可能であること。
歳入・歳出伝票データ全てをデータとして保持し、複式仕訳データに変換できること。
仕訳の変換は、特定の職員以外は複式を意識せずに行えること。また、制度・方式の変更にも柔軟に対応すること。
単式から複式に変換するルール・仕訳パターン・勘定科目はユーザー任意での追加・変更・削除が可能であること。
制度・方式の変更に伴い年度毎に管理できること。
款項目節事業及び、伝票種別、金額の指定により仕訳を設定できること。
CSVデータによる取込み、書出しができること。
2
■公会計システム 機能仕様要求書2
№
機能区分
機能仕様
機能項目
34
執行データ(マッチング)
出力されたCSVデータに資産または費用の判断(出力したCSVデータに財産番号や補助科目コード等の必要項目を追記)を行い取り込めること。
1つの執行データより「資産と費用」への配分ができること。
1つの執行データより複数の資産への配分ができること。また、複数の執行データより1つの資産への配分ができること。
当処理での取り込みにて仕訳データを作成できること。仕訳データは仕訳帳により確認する事ができること。取込みでエラーとなったデータは画面に表示で
きること。
35 決算整理
仕訳登録
未収金等の決算整理仕訳データを直接画面から入力できること。
仕訳パターンマスタ等を用いて、登録補助できること。
CSVデータによる取込み、書出しができること。
36
仕訳照会
伝票番号、主管課や科目等を指定した検索・照会ができること。
37 起債管理
地方債データ取込
当年度の地方債毎の残高データをCSV 形式にて取り込み、登録を行えること。
38 財務四表
財務四表
財務四表(BS・PL・NW・CF)の印刷、Excelへの出力ができること。
金額は円、千円、百万円単位での選択が可能であること。
注記を入力でき、枠外に出力することが可能であること。
39 補助簿
制度対応
仕訳、財務書類は、平成27年1月総務省「統一的な基準による地方公会計マニュアル」に基づく財務書類を作成できること。
40
財務書類作成に際しては、制度・方式の変更にも耐えられるよう、科目の組換等、柔軟に対応すること。
41
仕訳帳
仕訳帳の印刷、Excelへの出力ができること。
歳入、歳出、年度、会計、執行日、財務伝票番号、公会計伝票番号、主管課、執行機関、摘要、単式科目にて検索できること。
42
総勘定元帳
総勘定元帳の印刷、Excelへの出力ができること。
年度、会計、勘定科目、年月にて検索できること
43
日計表
日計表のExcel出力ができること。
日付の範囲指定ができること。また、期間内に発生した科目以外の出力も選択可能とすること。
44
単式科目別集計表
単式科目別に発生額を集計した帳票をExcel出力できること。
45
減価償却明細表
減価償却明細表の印刷、Excelへの出力ができること。
補助科目毎の取得価額、減価償却累計額及び比率が表示できること。
46
残高試算表
残高試算表の印刷、Excelへの出力ができること。
月単位での選択が可能であること。
47 附属明細表
財源情報の明細
財源情報の明細がExcel出力ができること。
48
資産項目の明細
有形固定資産の明細、有形固定資産に係る行政目的別の明細がExcel出力できること。
49
地方債関連
地方債データ取込にて取り込まれた起債データと起債管理設定マスタによって地方債等(借入先別)の明細、地方債等(利率別)の明細、地方債等(返済期
間別)の明細、特定の契約条項が付された地方債等の概要がExcel出力できること。
3
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№
機能区分
機能仕様
機能項目
50
その他の明細書
以下のフォーマットがExcel出力ができること。
投資及び出資金の明細、基金の明細、貸付金の明細、長期延滞債権の明細、未収金の明細、・地方債(借入先別)の明細、地方債(利率別)の明細、地方
債(返済期間別)の明細、特定の契約情報が付された地方債の概要、引当金の明細、補助金等の明細、財源の明細、資金の明細
51 整合性
固定資産台帳・貸借対照表
現金主義単式簿記に基づく財務会計の執行データ及び、固定資産の異動データから発生させた複式仕訳より作成された貸借対照表の勘定科目別の残高
と、固定資
産台帳に登録された資産の勘定科目別残高が一致すること。
52
予算執行との整合性検証
仕訳結果の集計と、歳入歳出決算額が照合できること。
53 連結
調査票取込
連結決算用のデータ取込みができること。
54
連結精算表
連結精算表データの印刷、Excelへの出力ができること。
金額は円、千円、百万円単位での選択が可能であること。
55 行政コスト計算書設定
人件費配賦
人件費を配賦する機能を有すること。また配賦率は任意に設定できること。
56
施設事業配賦
事業と施設の紐づけ配賦する機能を有すること。また配賦率は任意に設定できること。
固定資産への修繕費は直接計上して計算されること。
固定資産への維持管理費の配賦比率を任意に設定できること。
57 施設別
将来の資産更新必要額
登録済みの固定資産について、建物、公共施設、その他の単位で将来にわたって必要となる更新額をExcel出力できること。
58
施設別行政コスト計算書
行政コスト項目を施設別に集計した分析帳票をExcel出力できること。
59
施設別ライフサイクルコスト計算書
施設別に総維持補修費、維持補修費予想額などよりライフサイクルコスト、更新必要額をExcel出力できること。
60 事業別
予算事業別行政コスト計算書
行政コスト項目を予算事業別に集計した分析帳票をExcel出力できること。
61
行政目的別行政コスト計算書
行政コスト項目を行政目的別(予算科目)に集計した分析帳票をExcel出力できること。
62
事務事業別行政コスト計算書
行政コスト項目を事務事業別に集計した分析帳票をExcel出力できること。
63
施策事業別行政コスト計算書
行政コスト項目を施策事業別に集計した分析帳票をExcel出力できること。
64
部門別行政コスト計算書
行政コスト項目を部門(主管課)別に集計した分析帳票をExcel出力できること。
65 資金マネジメント
財務四表の経年比較
財務四表を過去3年分と、前年差額・前年比率をExcel出力できること。
66
歳入歳出資金移動日計表
日毎の歳出・歳入情報より歳計残高を算出し、推移をグラフ化してExcel出力できること。
67
短期資金計画表
当年度の資金収支計算書と、地方債の情報より今後10年の資金計画表をExcel出力できること。
4
■公会計システム 機能仕様要求書2
№
機能区分
機能仕様
機能項目
68 住民説明
指標一覧出力
平成27年1月23日に総務省より提示された「財務書類等活用の手引き」に基づく指標資料が一覧でExcel出力できること。
指標とは以下の13種類を示す。
(住民一人当たり資産額、有形固定資産の行政目的別割合、歳入額対資産比率、資産老朽化比率、純資産比率、社会資本等形成の世代間負担比率、(将
来世代負担比率)、住民一人当たり負債額、基礎的財政収支(プライマリーバランス)、債務償還可能年数、住民一人当たり行政コスト、性質別・行政目的
別行政コスト、行政コスト対税収等比率、受益者負担の割合)
69 予算編成
予算データ取込
予算科目毎に来年度予算データを取り込めること。また、複式データに変換できること。
70
予測減価償却処理
登録済みの固定資産において仮の減価償却処理を行い、算出結果を予算複式データに登録できること。
71
予測財務四表
予算複式データを用いて予測財務四表をExcel出力できること。
72
予算実績対比分析表
予算事業毎に、行政コスト項目・予算科目別に前年度実績、当年度予算を集計し、来年度予算の策定資料をExcel出力できること。
73 まちづくり
財政シュミレーション
財務書類と固定資産台帳より得られるデータを元に30年以上の財務シミュレーションが一覧で会計毎にExcel出力できること。
74 運用保守
ログ管理
システムのログを適時確認することができること。
75
バックアップ/年次繰越(バックアップ) データベースのデータを適時バックアップできること。
76
バックアップ/年次繰越(バックアップ) CSVファイルにて全てのファイルの書き出し、取り込みができること。
77
バックアップ/年次繰越(復元)
バックアップされたデータを任意に復元できること。
78
バックアップ/年次繰越(年次繰越)
過年度の確定データについて変更をできないように制御できること。
ただし、過年度帳票については任意に出力できること。
79
ヘルプ
操作中の画面の操作方法を確認できるオンラインヘルプを表示できること。
80
進捗管理
各業務の取り込み件数や実施有無等、業務の進捗が適時把握できること。
81
元号管理
和暦元号が変更となった場合に即時に対応が可能であること。
5