連結 - Mitsubishi Motors

平成 15年 3月期
決算短信 (連結)
上 場 会 社 名
三菱自動車工業株式会社
コード番号 7211
( URL http://www.mitsubishi-motors.co.jp/ )
代 表 者
取締役社長
問合せ先責任者
I
R室長
平成 15年 5月 26日
上場取引所 東 大 名 福 札
本社所在都道府県
東京都
ロルフ・
エクロート
横澤 陽一
決算取締役会開催日 平成 15年 5月 26日
親会社名 (コード番号: )
米国会計基準採用の有無
無
TEL (03) 6719 - 4206
親会社における当社の株式保有比率: %
1. 15年 3月期の連結業績(平成 14年 4月 1日 ∼ 平成 15年 3月 31日)
(百万円未満は切り捨て表示)
(1)連結経営成績
売 上 高
営 業 利 益
経 常 利 益
15年 3月期
14年 3月期
百万円
3,884,874
%
21.4
百万円
82,761
%
105.7
百万円
54,344
%
358.1
3,200,699
△ 2.3
40,227
-
11,863
-
潜在株式調整
株主資本
後1株当たり当
当期純利益率
期純利益
総資本
売上高
経常利益率
経常利益率
1株 当 た り
当期純利益
%
2.0
%
1.4
7.66
7.42
4.3
0.4
(注)①持分法投資損益
15年 3月期
2,373 百万円
14年 3月期
4,352 百万円
②期中平均株式数(連結) 15年 3月期 1,473,719,843 株 14年 3月期 1,470,163,352 株
③会計処理の方法の変更
有
④売上高、営業利益、経常利益、当期純利益におけるパーセント表示は、対前期増減率
0.4
15年 3月期
14年 3月期
百万円
37,361
当期純利益
%
231.9
円 銭
25.35
円 銭
23.43
%
13.6
11,256
(2)連結財政状態
総 資 産
株 主 資 本
百万円
15年 3月期
14年 3月期
株主資本比率
百万円
1株当たり株主資本
%
円 銭
2,425,352
280,294
11.6
188.95
2,894,560
270,663
9.4
184.10
(注)期末発行済株式数(連結) 15年 3月期 1,483,429,444 株 14年 3月期 1,470,163,352 株
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による
キャッシュ・フロー
投資活動による
キャッシュ・
フロー
百万円
15年 3月期
14年 3月期
財務活動による
キャッシュ・
フロー
百万円
現金及び現金同等物
期 末 残 高
百万円
百万円
17,596
17,546
△ 32,042
84,544
91,982
△ 4,882
△ 112,643
95,189
(4)連結範囲及び持分法の適用に関する事項
連結子会社数 124 社 持分法適用非連結子会社数 - 社 持分法適用関連会社数 25 社
(5)連結範囲及び持分法の適用の異動状況
連結(
新規)10 社 (除外)68 社 持分法(新規)
1 社 (
除外)
8 社
2. 16年 3月期の連結業績予想(平成 15年 4月 1日 ∼ 平成 16年 3月 31日 )
売 上 高
経 常 利 益
当 期 純 利 益
百万円
中間期
通 期
百万円
百万円
1,420,000
15,000
10,000
2,900,000
65,000
40,000
(参考)1株当たり予想当期純利益(通期) 26 円 96 銭
※上記記載の各数値は、現状での入手可能な情報に基づいた判断及び予測に基づき算出した見通しであり、リスクや不確実性を
含んでおります。また、今後の当社の事業を取り巻く経営環境の変化、市場の動向、為替の変動等により、実際の業績が現状の
見通しの数値と大きく変わる可能性があります。
1.企 業 集 団 の 状 況
当社グループは、当社、子会社 124 社、関連会社 25 社及びその他の関係会社 2 社(平成 15 年
3 月 31 日現在)で構成されております。
トラック・バス事業については、平成 15 年 1 月 6 日に会社分割により完全子会社化して三菱ふ
そうトラック・バス株式会社を設立し、平成 15 年 3 月 14 日に同社株式の 58%を売却した結果、
持分法適用会社となりました。
当社グループは乗用車及びその部品の開発、生産、販売を行なっており、開発は当社が中心と
なって行なっております。
国内においては、普通・小型乗用車、軽自動車については、当社が生産しているほか、一部レ
クリエーショナル・ビークル(パジェロ等)についてはパジェロ製造株式会社が生産しており、
東京三菱自動車販売株式会社等の乗用車販売会社が販売を行なっております。
このほか三菱自動車エンジニアリング株式会社が当社製品の開発の一部を、三菱自動車ロジス
ティクス株式会社が当社製品の国内輸送を、三菱自動車テクノサービス株式会社が当社製品の新
車点検や整備の一部を行なっております。
国内補用部品については当社が生産し、上記の当社製品販売会社及び東京三菱自動車部品販売
株式会社等の部品販売会社が販売を行なっております。
海外においては、北米ではミ ツ ビ シ ・ モ ー タ ー ズ ・ ノ ー ス ・ ア メ リ カ ・ イ ン ク(米国)が生
産・販売し、欧州ではネザーランズ・カー・ビー・ブイ(オランダ)が生産し、ミツビシ・モー
ターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ(オランダ)が販売を行なっております。その他地域では、ミ
ツビシ・モーターズ・オーストラリア・リミテッド(オーストラリア)及びエムエムシー・シテ
ィポール・カンパニー・リミテッド(タイ)等が、現地で生産の上販売しております。
また金融事業としては、三菱オートクレジット・リース株式会社及びミツビシ・モーターズ・
クレジット・オブ・アメリカ・インク(米国)が自動車のリース事業、販売金融等の事業を行な
っております。
以上述べました内容の系統図は次のとおりであります。(主な会社のみ記載)
−1−
国内製造会社
エンジニアリング及び情報システム会社
○パジェロ製造(
株)
☆ 三菱ふそうトラック・バス(株)
○ 三菱自動車エンジニアリング(株)
○ (株)エムエムシーコンピュータリサーチ 他
その他の関係会社
ダイムラークライスラーアーゲー
三菱重工業(株)
三菱自動車工業(株)
物流・その他サービス会社
海外製造及び販売会社
○ 三菱自動車ロジスティクス(株)
○ 三菱自動車テクノサービス(株)他
○
○
○
○
○
ミツビシ・モーターズ ・ノース・アメリカ・インク
ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ
ネザーランズ・カー・ビー・ブイ
エムエムシー・シティポール・カンパニー・リミテッド
ミツビシ・モーターズ・オーストラリア・リミテッド 他
国内販売会社
金融会社
○ 東京三菱自動車販売(株)
○ 東京三菱自動車部品販売(株)他
(国内会社)
☆ 三菱オートクレジット・リース(株)
(海外)
○ ミツビシ・モーターズ・クレジット・オブ・アメリカ・インク
顧客
製品・半製品・部品の流れ
サービス・その他
○:連結子会社
☆:持分法適用会社
≪トラック・バス事業売却による主要な関係会社の異動の状況≫
増加〔持分法適用会社〕
: (新規設立)
三菱ふそうトラック・バス(株)
減少〔連結子会社〕: (除外)
三菱自動車バス製造(株)、(株)パブコ、三菱自動車テクノメタル(株)
、東京三菱
ふそう自動車販売(株)等 41 社
尚、平成 15 年 3 月期連結決算では三菱ふそうトラック・バス(株)他上記会社の売上損
益は完全連結されております。
−2−
2.経
営
方
針
(1)経営の基本方針
当社は次の企業理念を今般確立し、
『次代を切り拓くコンセプトと走る歓び。
磨き続けてきた日本のものづくりの精神。
自然と共存する技術。
その進化とともに、
新しいカーライフの扉は、
私達が開きます。』
この理念の下、お客様、社会、投資家の皆様、そして、私たち自身に対し、次の5つのミッ
ションをかかげ、実行することを基本方針としています。
・ 明日を見つめ、お客様によろこんで頂ける、ワクワク、ドキドキするクルマ、心のこも
ったサービスを提案します。
・ 収益性の高い事業構造を作り上げ、世界の重点市場で存在感を確立します。
・ “三菱自動車”を、世界で際立つブランドに育てます。
・ 最高のクオリティで、全ての事業活動を行います。
・ 社会の一員としての責任を自覚し、その発展と地球環境の向上に尽くします。
(2)利益配分に関する基本方針
当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題の一つとして考えております。
自動車業界におきましては、世界市場での販売競争の熾烈化や環境対応の一層の推進など、
企業が存続、発展するための資金需要も大きく、このための資金とのバランスも考えながら、
株主の皆様へ成果の配分を安定的に維持することを基本方針としております。
(3)ストックオプション付与に関する考え方
当社は、「ターンアラウンド計画」を遂行し、連結業績向上に対する貢献意欲や士気を一層
高めるとともに、株主を重視した経営を一層推進することを目的とし、当社及び当社子会社
の取締役、執行役員及び社員に対し、平成 14 年にストックオプション制度を導入致しまし
た。
(4)中長期的な経営戦略
当社は、ダイムラークライスラー社(DC社)との戦略的な提携関係を構築しており、その
シナジー効果を充分に活かしつつ「ターンアラウンド計画」を推進中です。
今後ともDC社と当社は双方にとってメリットのある分野で大いに協力し、当社の存続・発
展に欠かせないコア事業や技術に経営資源を集中する事としております。
−3−
(5)対処すべき課題
「ターンアラウンド計画」の2年目にあたる本年度決算も目標利益額を達成致しました。
今後とも、この計画の達成に向けて、着実に実行してまいります。
対処すべき主要な課題は次の通りであります。
商品について
・顧客のニーズに合った商品のタイムリーな導入
・クォリティー・ゲート・システムを活用した新しい品質管理システムによる高品質な車作
りの持続
・プラットフォームの削減とDC社との共通化
・燃費改善、排出ガス浄化、リサイクル等の環境改善への取組み強化
・5月に発表した『グランディス』の成功の確実化
販売体制について
・日本や欧州での販売体制の再構築を柱とした販売会社との強固で密接な関係により、最高
のお客様サービスの実現
効率的経営について
・平成 15 年度までの資材費 15%低減、人員 14%(約 9,500 人)削減、生産能力 20%以上
削減の各目標を平成 14 年度内に達成済
・非コアビジネスのアウトソーシング推進によるコアビジネスへの集中の継続
・IT基盤構築により、効率的な業務の遂行、顧客情報や経営情報などの情報共有化推進、
社内コミュニケーションの強化並びにSCM(supply-chain management)の推進
・DC社との協力関係を活用したカナダ・メキシコ等の新規市場への参入
(6)コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は、健全な利益の追求、経営監視体制
の充実、執行スピードの増大、当社オリジナリティの追求、強い個性の社員の育成という
企業姿勢の具体化のため、経営体制の改革を常に怠らないことにあります。
② 委員会等設置会社に移行するか否かにつきましては、従来の制度の改革を進めた後、最終
的に判断する予定です。現状では取締役 10 名中、社外取締役が 3 名、監査役 4 名中、社外
監査役が 2 名おり、この経営体制の変更について、今後、社外役員とも十分な討議をする
必要があります。
なお、平成 14 年 6 月に内部監査チームを新設し、コンプライアンスと、業務効率の向上を
図ってまいりました。
−4−
③ 社外取締役マンフレッド・ビショフ氏は、DC社のマネージメントボード
メンバーであ
り、同社は当社の主要株主です。
社外取締役西岡
喬氏は、三菱重工業株式会社の取締役社長であり、また、社外監査役
槇田元生氏は、同社常務取締役であり、同社は当社の主要株主であり、また、主要取引先
です。
社外取締役佐々木
幹夫氏は、三菱商事株式会社の取締役社長であり、同社は当社の主要
取引先です。
社外監査役三木
繁光氏は、株式会社三菱東京フィナンシャル・グループ取締役社長並び
に株式会社東京三菱銀行頭取であり、同行は当社の主要取引銀行です。
なお、いずれの取引も、それぞれの会社での定型的な取引であり、社外取締役及び社外監
査役個人が直接利害関係を有するものではありません。
−5−
3.経 営 成 績 及び 財 政 状 態
(1)経営成績
当年度の連結業績の概況
当年度の世界経済は、米国経済の減速感が強まるとともに、国際情勢が緊迫化し、経済にも多
方面に亘る影響が懸念される状況となりました。
一方、我が国経済は、一部に緩やかな回復傾向が見られるものの、デフレ基調、株価の低迷、
金融機関の不良債権処理問題並びに企業倒産の増加等による個人消費の低迷等、依然厳しい環境
にありました。
自動車業界におきましては、当年度の国内販売は、国産車 558 万台(前年度比 101%)、輸入
車 28 万台(前年度比 103%)、合計で 586 万台(前年度比 101%)と前年度並にとどまりました。
一方、輸出につきましては、アジア向け等が好調なことから、480 万台(前年度比 113%)と前
年度実績を大幅に上回りました。
このような市場環境の中で、当社は、「ターンアラウンド計画」の 2 年目を終了しました。こ
の間、ブランド力向上と商品展開の充実、コスト削減、トラック・バス事業の分社化等コア事業
への選択と集中、業務プロセスの最適化に取り組んでまいりました。当社は更なる基礎固めと将
来への飛躍への準備を進めております。
当年度より連結財務情報開示の透明性並びに質の向上を図る為、海外連結子会社の会計年度の
終了日を 12 月 31 日から当社と同じ 3 月 31 日に変更することとしました。その結果、平成 15
年 3 月期連結決算には当該海外連結子会社に関しては平成 15 年 3 月末迄の 15 ヶ月間の財務結果
が反映されております。この期間変更により連結売上高は 4,334 億円増加、また連結利益は主と
して平成 15 年第1四半期(1-3 月)における北米の厳しい市場環境によりマイナス影響を受け
ました。この影響として営業損益は▲100 億円、経常損益▲131 億円、当期純損益▲65 億円とな
りました。
当年度の連結業績につきましては、連結売上高は 3 兆 8,849 億円(会計期間変更による影響の
4,334 億円を除いて前年度比 108%)と増収になりました。
利益面では、「ターンアラウンド計画」を着実に推進し、利益体質を追求した結果、営業利益
は 828 億円、経常利益は 543 億円、当期純利益は 374 億円となり、当年度の営業利益目標を達成
することができました。
−6−
セグメント情報
「事業の種類別セグメントの状況」
当年度の自動車に係る売上高は、3 兆 8,098 億円となり、営業利益は 1,244 億円となりました。
金融に係る売上高は、781 億円となり、営業損失は 401 億円となりました。
「所在地別セグメントの状況」
日本での売上高は、輸出金額の増加により、2 兆 3,542 億円(前年度比 1,554 億円の増収)と
なり、営業利益は 463 億円(前年度比 235 億円の増益)となりました。
北米での売上高は、売上台数の増加により 1 兆 2,050 億円(前年度比 3,084 億円の増収)とな
り、営業利益は 338 億円(前年度比 118 億円の減益)となりました。
欧州での売上高は、為替レート好転等により 7,618 億円(前年度比 2,187 億円の増収)となり
ました。営業損失は 105 億円(前年度比 74 億円の改善)となりました。
アジアでの売上高は、売上台数の増加により、2,387 億円(前年度比 810 億円の増収)となり、
営業利益は 120 億円(前年度比 115 億円の増益)となりました。
その他の地域での売上高は、2,974 億円(前年度比 690 億円の増収)となり、営業利益は 61
億円(前年度比 84 億円の増益)となりました。
なお、期末配当金につきましては、当年度も無配とさせていただく予定であります。
株主の皆様には大変申し訳なく存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
(2)財政状態
当年度のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローは、当年度から増
減を投資活動から営業活動へ変更した販売金融債権の増加があったものの、税引前当期純利益の
増加及び減価償却費等により、176 億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フロ
ーは有形固定資産の取得による支出があったものの、トラック・バス事業分社による事業の譲渡
及び投資有価証券の売却による収入等により 175 億円の収入となりました。財務活動によるキャ
ッシュ・フローは、借入金の返済や社債償還による支出があり、320 億円の支出となり、当年度
末における現金及び現金同等物の残高は 845 億円(期首残高比 106 億円の減少)となりました。
−7−
(3)キャッシュ・フロー指標のトレンド
平成 12 年
3 月期
平成 13 年
3 月期
平成 14 年
3 月期
平成 15 年
3 月期
株主資本比率(%)
12.5
8.6
9.4
11.6
時価ベースの株主資本比率(%)
13.6
17.1
16.8
16.7
6.8
10.4
14.2
57.3
債務償還年数(年)
*7.7
インタレスト・カバレッジ・レシオ
4.7
3.6
2.8
0.5
*3.8
*注)平成 15 年 3 月期から北米販売金融債権の増減を営業キャッシュフローに含めている為、従来同様の区分で計算
した場合の指標を記載
(注)株主資本比率:株主資本/総資産
時価ベースの株主資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
※
各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※
株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出してお
ります。
※
営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・
フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち
利子を支払っている全ての負債を対象としております。又、利払いについては、連結キャ
ッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(4)翌年度(平成 16 年 3 月期)の業績見通し
今後の世界経済は、米国経済の先行き懸念等により、不透明感が漂う中、我が国経済において
も個人消費低迷が続くことにより、販売競争の熾烈化は避けられず、当社を取り巻く市場環境は
一段と厳しさを増すものと思われます。
このような状況で現時点における平成 15 年度の業績の見通しは以下の通りであります。
連結業績
単独業績
29,000 億円
15,700 億円
経常利益
650 億円
300 億円
当年度純利益
400 億円
100 億円
売上高
−8−
4. 連 結 財 務 諸 表
連結損益計算書
(単位:百万円)
期
科
別 前 年 度
(平成14.4.1
(平成13.4.1
∼平成15.3.31)
∼平成14.3.31)
目
売
売
当 年 度
上
高
上
原
価
割賦未実現利益調整前
売上総利益売 上 総 利 益
割賦未実現利益調整額
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営
業
外
収
益
( 受取利息及び配当金 )
( その他の収益 )
営
業
外
費
用
( 支払利息 )
( その他の費用 )
経常利益
特
別
利
益
特
別
損
失
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
少 数 株 主 損 益
当
期
純
利
益
3,884,874
3,162,011
(減算)
722,862
167
723,029
640,268
82,761
19,193
( 10,155)
( 9,037)
47,611
( 36,710)
( 10,900)
54,344
29,653
41,791
42,206
3,045
1,798
37,361
3,200,699
2,639,181
561,517
233
561,751
521,523
40,227
20,518
( 10,767)
( 9,750)
48,882
( 32,609)
( 16,273)
11,863
9,577
53,316
△ 31,875
△ 42,654
(加算)
477
11,256
増
減
増減率
684,175
522,830
161,345
△ 66
161,278
118,745
42,534
△ 1,325
( △ 612)
( △ 713)
△ 1,271
( 4,101)
( △ 5,373)
42,481
20,076
△ 11,525
74,081
45,699
△ 2,275
26,105
連結剰余金計算書
(単位:百万円)
期
科
別 目
当 年 度
(平成14.4.1
∼平成15.3.31)
前
年
度
(平成13.4.1
∼平成14.3.31)
増 減
(資本剰余金の部)
資本剰余金 期首残高
220,816
220,816
資本剰余金 増加高
( 株式交換に伴う新株発行 )
3,664
( 3,664)
資本剰余金 期末残高
224,481
220,816
3,665
△ 188,756
△ 200,304
11,548
(-)
3,664
( 3,664)
(利益剰余金の部)
利益剰余金 期首残高
利益剰余金 増 加 高
( 当 期 純 利 益 )
( 持分法適用除外 )
( 新 規 連 結 )
利益剰余金 減 少 高
( 過年度持分法剰余金修正 )
利益剰余金 期末残高
37,400
( 37,361)
(-)
( 38)
11,548
( 11,256)
( 292)
(-)
25,852
( 26,105)
( △ 292)
( 38)
4,490
( 4,490)
(-)
4,490
( 4,490)
△ 155,847
−9−
△ 188,756
32,909
%
21.4
19.8
28.7
105.7
358.1
−
231.9
連結貸借対照表
(単位:百万円)
期
科
(流
(固
(流
(固
別
目
( 資 産 の 部 )
動
資
産)
現
金
預
金
受 取 手 形 ・ 売 掛 金
販 売 金 融 債 権
有
価
証
券
た
な
卸
資
産
短
期
貸
付
金
繰 延 税 金 資 産
そ の 他 の 流 動 資 産
貸
倒
引
当
金
定
資
産)
有 形 固 定 資 産
無 形 固 定 資 産
長 期 販 売 金 融 債 権
投 資 有 価 証 券
長
期
貸
付
金
繰 延 税 金 資 産
投 資 そ の 他 資 産
貸
倒
引
当
金
資
産
合
計
( 負 債 の 部 )
動
負
債)
支 払 手 形 ・ 買 掛 金
短
期
借
入
金
無 金 利 短 期 借 入 金
未 払 金 ・ 未 払 費 用
未 払 法 人 税 等
製 品 保 証 引 当 金
そ の 他 の 流 動 負 債
定
負
債)
社
債
長
期
借
入
金
無 金 利 長 期 借 入 金
退 職 給 付 引 当 金
繰 延 税 金 負 債
そ の 他 の 固 定 負 債
負
債
合
計
少 数 株 主 持 分
( 資 本 の 部 )
資
本
金
資
本
剰
余
金
利
益
剰
余
金
その他有価証券 評 価 差 額 金
為 替 換 算 調 整 勘 定
自
己
株
式
資
本
合
計
負債、少数株主持分
及び資本合計
当 年 度 末
(平成15.3.31現在)
前 年 度 末
(平成14.3.31現在)
増
減
( 960,717)
81,728
208,150
34,257
3,737
272,682
6,708
54,955
316,913
△ 18,416
( 1,464,635)
832,371
42,409
87,385
208,242
1,258
77,644
261,513
△ 46,190
2,425,352
( 1,098,991)
90,269
347,852
6,187
304,418
26,026
71,692
265,299
△ 12,754
( 1,795,569)
1,219,469
11,506
150,241
80,959
91,913
259,551
△ 18,072
2,894,560
( △ 138,274)
△ 8,541
△ 139,702
34,257
△ 2,450
△ 31,736
△ 19,318
△ 16,737
51,614
△ 5,662
( △ 330,934)
△ 387,098
30,903
87,385
58,001
△ 79,701
△ 14,269
1,962
△ 28,118
△ 469,208
( 1,645,671)
411,018
739,712
14,433
165,057
3,042
37,476
274,930
( 482,010)
98,690
170,217
24,736
119,778
10,532
58,055
2,127,681
17,376
( 2,056,643)
497,524
1,015,070
14,803
230,176
5,287
27,945
265,836
( 551,115)
112,699
176,822
40,709
176,558
17,184
27,140
2,607,759
16,138
( △ 410,972)
△ 86,506
△ 275,358
△ 370
△ 65,119
△ 2,245
9,531
9,094
( △ 69,105)
△ 14,009
△ 6,605
△ 15,973
△ 56,780
△ 6,652
30,915
△ 480,078
1,238
252,201
224,481
△ 155,847
252,201
220,816
△ 188,756
3,665
32,909
33,854
△ 74,394
△ 1
280,294
34,830
△ 48,428
△ 0
270,663
△ 976
△ 25,966
△ 1
9,631
2,425,352
2,894,560
△ 469,208
−10−
連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
期 別 科 目
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益(損失)
減価償却費
連結調整勘定償却額
貸倒引当金の増減額
退職給付引当金の増減額
受取利息及び受取配当金
支払利息
為替差損益
持分法による投資損益
有形固定資産売却損益及び廃却損
投資有価証券及び子会社株式売却損益
投資有価証券等評価損
株式交換差益
売上債権の増減額
たな卸資産の増減額
販売金融債権の増減額
債権売却留保額の増減額
仕入債務の増減額
その他
小計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の増減額
有価証券の増減額
有価証券の取得による支出
有価証券の売却による収入
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却による収入
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出
トラック・バス事業分社による株式の譲渡
貸付けによる支出
貸付金の回収による収入
少数株主持分の買取
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金及びコマーシャルペーパーの増減額
長期借入れによる収入
長期借入金の返済による支出
社債の発行による収入
社債の償還による支出
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増加額
現金及び現金同等物の期首残高
連結の範囲の変更に伴う収入及び支出
現金及び現金同等物の期末残高
−11−
当年度
前年度
(平成14.4.1
(平成13.4.1
∼平成15.3.31) ∼平成14.3.31)
増減
42,206
193,265
△878
50,709
8,321
△10,155
36,710
241
△2,373
3,358
△20,624
10,401
△1,399
△23,725
△44,595
△114,009
△89,891
59,563
△44,000
53,123
6,430
△34,289
△7,668
17,596
△31,875
146,537
28,381
△5,184
△24,888
△10,767
32,609
1,404
△4,352
△187
△3,998
1,377
−
107,132
65,361
−
−
△162,793
△12,611
126,144
10,381
△32,816
△11,726
91,982
74,081
46,728
△29,259
55,893
33,209
612
4,101
△1,163
1,979
3,545
△16,626
9,024
△1,399
△130,857
△109,956
△114,009
△89,891
222,356
△31,389
△73,021
△3,951
△1,473
4,058
△74,386
14
△189
−
−
△188,935
123,013
△2,546
20,703
−
59,257
△2,876
3,877
△1,993
7,221
17,546
633
−
△259
75
△155,840
124,899
△2,640
10,439
△3,558
−
△795,174
821,927
−
△5,384
△4,882
△619
△189
259
△75
△33,095
△1,886
94
10,264
3,558
59,257
792,298
△818,050
△1,993
12,605
22,428
89,601
95,599
△124,626
97,656
△187,870
△2,402
△32,042
△14,263
△11,162
95,189
517
84,544
137,871
44,076
△113,190
182,423
△363,579
△245
△112,643
4,870
△20,673
115,863
−
95,189
△48,270
51,523
△11,436
△84,767
175,709
△2,157
80,601
△19,133
9,511
△20,674
517
△10,645
連結財務諸表作成のための基本となる重要事項
(連 結 の 範 囲 に 関 す る 事 項 )
連 結 子 会 社 数 124 社
・国内連結子会社
66 社
東京三菱自動車販売株式会社
東京三菱自動車部品販売株式会社
パジェロ製造株式会社 他
・海外連結子会社
58 社
ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク(※)
ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ
ミツビシ・モーターズ・オーストラリア・リミテッド 他
(※ )ミ ツ ビ シ ・ モ ー タ ー ズ ・ ノ ー ス ・ ア メ リ カ ・ イ ン ク は 北 米 事 業 の ミ ツ ビ シ ・
モーター・セールス・オブ・アメリカ・インク他を合併し、名称変更
を行っております。
異動状況
・ 新 規 連 結 10 社
(新 規 設 立 )
エムエムシーエー・オートモーティブ・レシーバブルズ・トラストⅡ 他6社
(持 分 法 適 用 会 社 よ り 異 動 )
水島工業株式会社 他2社
・ 連 結 除 外 68 社
(合 併 )
ミツビシ・モーター・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカ・インク
他 24 社
(株 式 売 却 )
北信三菱自動車販売株式会社
(ト ラ ッ ク ・ バ ス 事 業 売 却 )
東 京 三 菱 ふ そ う 販 売 株 式 会 社 他 36 社
(清 算 結 了 )
三菱自動車中古車販売株式会社 他4社
(持 分 法 の 適 用 に 関 す る 事 項 )
持 分 法 適 用 会 社 数 25 社
・関連会社
25 社
三菱オートクレジット・リース株式会社
ピー・ティー・ミツビシ・クラマ・ユダ・モーターズ・アンド・マニュファクチ
ュアリング 他
異動状況
・持分法新規適用
1社
(新 規 設 立 )
三菱ふそうトラック・バス株式会社
・持分法適用除外
8社
(株 式 売 却 )
難波プレス工業株式会社
(ト ラ ッ ク ・ バ ス 事 業 売 却 )
函館三菱ふそう販売株式会社 他3社
(連 結 子 会 社 へ 異 動 )
水島工業株式会社 他2社
−12−
(会 計 処 理 基 準 に 関 す る 事 項 )
(1)重 要 な 資 産 の 評 価 基 準 及 び 評 価 方 法
①有価証券
満期保有目的債券…償却原価法
その他有価証券
時価のあるもの…当年度末日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額金は全部資本直入法により処理し、売却原価は移
動平均法により算定)
時価のないもの…移動平均法による原価法
②デリバティブ…………時価法(特例処理した金利スワップを除く)
③たな卸資産
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社…主として先入先出法による原
価法
在外連結子会社…………………………………・個別法による低価法
(2)重 要 な 減 価 償 却 資 産 の 減 価 償 却 の 方 法
①有形固定資産
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社
… 主 と し て 定 率 法 。 但 し 、 平 成 10 年 4 月 1 日 以 降 に 取 得 し た
建 物 (附 属 設 備 を 除 く )に つ い て は 定 額 法
在外連結子会社……主として定額法
②無形固定資産
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社…定額法
在外連結子会社…………………………………定額法
(3)重 要 な 引 当 金 の 計 上 基 準
①貸倒引当金
売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率、
貸 倒 懸 念 債権等の特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能
見込額を計上しております。
②製品保証引当金
製品のアフターサービスに対する費用の支出に備えるため、保証書の約款に従
い過去の実績を基礎に将来の保証見込みを加味して計上しております。
③退職給付引当金
従業員及び取締役・監査役の退職給付に備えるため、従業員分については当年度
末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当年度末において発
生していると認められる額を計上しております。なお、会計基準変更時差異につ
いては退職給付に係る会計基準の適用初年度において全額費用処理しておりま
す。
過去勤務債務は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の年数による定
額法により費用処理することとしております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の年数によ
る定額法により翌年度から費用処理することとしております。
取締役・監査役分については退職慰労内規に基づく当年度末要支給額を計上し
ております。
−13−
(4)重 要 な 外 貨 建 の 資 産 又 は 負 債 の 本 邦 通 貨 へ の 換 算 の 基 準
外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差
額 は損益として処理しております。なお、在外子会社等の資産又は負債は、連結
決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場によ
り円貨に換算し、換算差額は少数株主持分及び資本の部における為替換算調整
勘定に含めて計上しております。
(5)重 要 な リ ー ス 取 引 の 処 理 方 法
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社について、リース物件の所有権が借
主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引については、通
常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっており、在外連結子会社に
ついては通常の売買取引に準じた会計処理によっております。
(6)重 要 な ヘ ッ ジ 会 計 の 方 法
①為替予約
繰 延 ヘ ッ ジ 処 理 (予 定 取 引 に 係 る も の )
②金利スワップ
繰延ヘッジ処理又は金融商品に係る会計基準に定める特例処理
(7)そ の 他 連 結 財 務 諸 表 作 成 の た め の 重 要 な 事 項
①消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっております。
②割賦販売利益の計上基準
一部の連結子会社では割賦基準を採用しております。
(連 結 キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 計 算 書 に お け る 資 金 の 範 囲 )
連 結 キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 計 算 書 に お け る 資 金 (現 金 及 び 現 金 同 等 物 )は 、 手 許 現 金 、
随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅
少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資で
あります。
(会 計 処 理 方 法 の 変 更 )
(1)北米子会社間のリース補助金取引に関する会計処理変更
従来、一部北米子会社相互間のリース補助金取引に関しては、受領会社が計上していた前受
収益を対応する補助金費用と北米子会社連結において相殺消去しておりましたが、平成 15 年
1 月1日より当該前受収益を相殺消去しないこととしました。
この変更は、貸借対照表に計上されているリース資産を、より厳格に評価するために行いま
した。
この変更により、営業利益および経常利益は 237 百万円減少、税金等調整前当期純利益は
11,389 百万円減少しております。
また資産は 11,041 百万円、負債は 4,195 百万円それぞれ減少しております。
−14−
(2)海外連結子会社の決算期の統一
従来、海外連結子会社のうち決算日が連結決算日(3 月 31 日)と異なる連結子会社について
は、決算日の差異が3ヶ月を越えていないため各社の事業年度(いずれも 12 月 31 日決算)
の財務諸表に基づき連結し、決算日の差異の間に重要な事項が発生した場合には調整を行っ
てきました。当連結会計年度より連結財務情報開示の透明性ならびに質の向上を図るため、
会計年度の終了日を 3 月 31 日に変更し親会社の決算日と統一しました。この会計年度の変更
に当り、ミツビシ・モーターズ・オーストラリア・リミテッド等 12 社は、決算日を 3 月 31
日に変更し、また、ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク等 50 社は、3 月 31 日
に仮決算を行い、連結を行いました。この決算期変更により、海外子会社 62 社については、
平成 14 年 1 月 1 日から平成 15 年 3 月 31 日までの 15 ヵ月決算となっております。この決算期
変更に伴い、連結売上高は 433,364 百万円増加、営業利益、経常利益、税金等調整前当期純
利益、当期純利益は、10,030 百万円、13,123 百万円、24,920 百万円、6,486 百万円それぞれ
減少しております。
(表 示 方 法 の 変 更 )
(1)連 結 貸 借 対 照 表 関 係
(販売金融債権)
前連結会計年度において「短期貸付金」及び「長期貸付金」に含めて計上しておりました「販
売金融債権」については、重要性が増したため区分掲記することといたしました。なお、前
連結会計年度において「短期貸付金」及び「長期貸付金」に含まれている「短期販売金融債
権」及び「長期販売金融債権」は、それぞれ 21,165 百万円、59,637 百万円であります。
(2)連結キャッシュ・フロー計算書関係
(債権売却留保額の増減)
前連結会計年度において債権売却留保額の増減は、営業活動によるキャッシュ・フローの区分
の「その他」に含めて記載してきましたが、当連結会計年度より「債権売却留保額の増減」と
して表示することに変更しています。
−15−
(追加情報)
(1)連結キャッシュ・フロー計算書関係
(販売金融債権の増減)
従来、在外子会社における販売金融に係る貸付金の実行及び販売金融に係る貸付金の回収は、
投資活動によるキャッシュ・フローの区分に記載している「貸付けによる支出」及び「貸付
金の回収による収入」に含めておりましたが、当該子会社における貸付金の投資目的から販
売目的への変更により、当該子会社のキャッシュ・フロー計算書においても投資活動による
キャッシュ・フローから、営業活動によるキャッシュ・フローに変更となるため、当年度より
営業活動によるキャッシュ・フローの区分に「販売金融債権の増減」として記載しておりま
す。
この変更により、前連結会計年度と同一の基準によった場合と比べて、営業活動によるキャ
ッシュ・フローは 114,009 百万円減少、投資活動によるキャッシュ・フローは 15,208 百万円
増加しております。
(2)自己株式及び法定準備金取崩等会計
当連結会計年度から「自己株式及び法定準備金の取崩等に関する会計基準」(企業会計基準
1 号)を適用しております。これによる当連結会計年度の損益に与える影響はありません。
なお、連結財務諸表規則の改正により、当連結会計年度における連結貸借対照表の資本の部
及び連結剰余金計算書については、改正後の連結財務諸表規則により作成しております。
また、前連結会計年度についても改正後の表示区分に組替えております。
−16−
(注 記 事 項 )
(1)連 結 貸 借 対 照 表 関 係
①有形固定資産の減価償却累計額
1,280,828
②担保に供している資産
受取手形
99,723
投資有価証券
23,396
土地
18,090
機械装置及び運搬具
116,888
その他
33,297
担保付債務
短期借入金
99,224
長期借入金
29,022
③保証債務等
保証債務
9,691
保証債務に準ずる債務
5,171
④裏書譲渡手形
112
⑤債権流動化による譲渡残高
受取手形・売掛金
31,839
販売金融債権
935,660
⑥当年度末の「その他固定負債」残高には、投資の額がこれに対応
する資本の金額に満たないことによって生じた連結調整勘定
4,362 百 万 円 が 含 ま れ て お り ま す 。
(2)連 結 損 益 計 算 書 関 係
①特別利益の主な内訳
②特別損失の主な内訳
固定資産売却益
投資有価証券売却益
子会社株式売却益
構造改革損失戻入益
その他
固定資産処分損
投資有価証券評価損
繰延リース補助金収入の会計
方針変更による累積的影響額
特別対策費
その他
③研究開発費の総額(販売費及び一般管理費)
(3)連 結 キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 計 算 書 関 係
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されて
いる勘定科目の金額との関係
現金預金
取得日から3ヶ月以内に償還する有価証券
預金期間が3ヶ月を超える定期預金
現金及び現金同等物
−17−
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
3,526
14,366
6,569
2,575
2,615
6,885
10,401
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
11,152
5,099
8,254
77,956
百万円
百万円
百万円
百万円
81,728
3,732
△ 916
84,544
百万円
百万円
百万円
百万円
セグメント情報
(1) 事業の種類別セグメント情報
(単位:百万円)
当
年
度
自動車事業
金融事業
計
消去又は全社
連
結
Ⅰ.売上高及び営業損益
売
上
高
(1)外部顧客に対する売上高
3,809,474
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
計
75,399
3,884,874
―
3,884,874
288
2,746
3,035
△3,035
3,809,762
78,146
3,887,909
△3,035
3,884,874
―
営
業
費
用
3,685,399
118,284
3,803,684
△1,571
3,802,112
営
業
利
益
124,363
△40,137
84,225
△1,463
82,761
△154,027
2,425,352
Ⅱ.資産、減価償却費及び資本的支出
資
産
2,048,982
530,398
2,579,380
減 価 償 却 費
139,744
53,521
193,265
193,265
資 本 的 支 出
128,676
72,860
201,537
201,537
(単位:百万円)
前
年
度
自動車事業
金融事業
計
消去又は全社
連
結
Ⅰ.売上高及び営業損益
売
上
高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
計
3,104,045
96,653
3,200,699
2,358
2,672
5,030
△5,030
―
3,200,699
3,106,403
99,326
3,205,730
△5,030
3,200,699
―
営
業
費
用
3,056,526
104,334
3,160,860
△389
3,160,471
営
業
利
益
49,877
△5,008
44,869
△4,641
40,227
産
2,504,608
513,670
3,018,278
△123,717
2,894,560
減 価 償 却 費
100,500
46,036
146,537
146,537
資 本 的 支 出
64,842
93,657
158,500
158,500
Ⅱ.資産、減価償却費及び資本的支出
資
(注)1.事業区分の方法は、産業区分及び市場の類似性に基づいております。
2.各事業区分の主要製品等
(1)自動車…乗用車、トラック・バス
(2)金 融…販売金融等
−18−
(2) 所在地別セグメント情報
(単位:百万円)
当
年
度
日 本
北 米
欧 州
アジア
その他
計
消去又は全社
連
結
Ⅰ.売上高及び営業損益
売
上
高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
1,582,978 1,196,050
771,230
758,111
107,343
8,999
3,649
131,387
240,390 3,884,874
57,002
― 3,884,874
972,270 △972,270
―
計
2,354,208 1,205,049
761,760
238,731
297,393 4,857,144 △972,270 3,884,874
営
業
費
用
2,307,953 1,171,274
772,308
226,763
291,319 4,769,618 △967,506 3,802,112
営
業
利
益
33,775 △10,547
11,968
Ⅱ.資
46,255
産
1,424,496
970,459
297,037
87,934
6,073
87,525
△4,763
82,761
104,624 2,884,552 △459,199 2,425,352
(単位:百万円)
前
年
度
日 本
北 米
欧 州
アジア
その他
計
1,518,742
889,555
539,433
67,563
680,077
7,112
3,673
90,130
計
2,198,819
896,668
543,107
157,693
228,385 4,024,673 △823,974 3,200,699
851,130
561,078
157,200
230,684 3,976,116 △815,644 3,160,471
45,538 △17,971
492
消去又は全社
連
結
Ⅰ.売上高及び営業損益
売
上
高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
営
業
費
用
2,176,023
営
業
利
益
22,795
Ⅱ.資
産
2,175,866
843,977
222,648
100,146
185,405 3,200,699
42,980
△2,298
823,974 △823,974
48,557
△8,329
―
40,227
109,460 3,452,099 △557,538 2,894,560
(注) 1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.本邦以外の区分に属する主な国又は地域
(1)北米………米国
(2)欧州………オランダ
(3)アジア……タイ、フィリピン
(4)その他……オーストラリア、ニュージーランド、プエルトリコ、U.A.E.
−19−
― 3,200,699
(3) 海外売上高
(単位:百万円)
当
年
度
Ⅰ. 海外売上高
Ⅱ. 連結売上高
Ⅲ. 連結売上高に占める海外売上高の割合
北米
1,217,176
欧州
アジア
752,462
355,508
19.4%
9.2%
31.3%
その他
計
450,810 2,775,958
3,884,874
11.6%
71.5%
(単位:百万円)
前
年
度
Ⅰ. 海外売上高
Ⅱ. 連結売上高
Ⅲ. 連結売上高に占める海外売上高の割合
北米
欧州
アジア
その他
計
891,696
540,690
261,359
27.8%
16.9%
8.2%
330,441 2,024,187
3,200,699
10.3%
63.2%
(注)1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.本邦以外の区分に属する主な国又は地域
(1)北米………米国
(2)欧州………オランダ、イタリア、ドイツ
(3)アジア……タイ、マレーシア、台湾
(4)その他……オーストラリア、ニュージーランド、プエルトリコ
3.海外売上高は、当社及び連結子会社の本邦以外の国又は地域における売上高であります。
−20−
有価証券関係
有価証券
(1) 満期保有目的の債券で時価のあるもの
(単位:百万円)
当年度末
前年度末
(平成 15.3.31 現在)
(平成 14.3.31 現在)
連結貸借対
照表計上額
時
価
差
額
連結貸借対
照表計上額
時
価
差
額
時価が連結貸借対照表計上額を
超えるもの
国債・地方債等
小
計
合
計
-
-
-
336
337
0
-
-
-
336
337
0
-
-
-
336
337
0
(2) その他有価証券で時価のあるもの
(単位:百万円)
当年度末
前年度末
(平成 15.3.31 現在)
(平成 14.3.31 現在)
取得原価
連結貸借対
照表計上額
差
額
取得原価
連結貸借対
照表計上額
差
額
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの
株
式
小
計
14,441
69,582
55,141
30,599
93,186
62,587
14,441
69,582
55,141
30,599
93,186
62,587
△828
25,884
23,237
△2,647
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えないもの
株
式
15,409
14,580
小
計
15,409
14,580
△828
25,884
23,237
△2,647
合
計
29,850
84,163
54,312
56,483
116,423
59,940
(3) 前年度及び当年度中に売却したその他有価証券
(単位:百万円)
当年度
(自平成 14 年 4 月 1 日
売
却
額
20,288
前年度
至平成 15 年 3 月 31 日) (自平成 13 年 4 月 1 日
売却益の合計額 売却損の合計額
13,821
3
売
−21−
却
額
9,206
至平成 14 年 3 月 31 日)
売却益の合計額 売却損の合計額
2,845
2
デリバティブ取引
デリバティブ取引の契約額等、時価及び評価損益
(1) 通貨関連
(単位:百万円)
区分
取引の種類
当年度末
前年度末
(平成 15.3.31 現在)
(平成 14.3.31 現在)
契約額等
時
価
評価損益
契約額等
時
価
評価損益
為替予約取引
売建
米ドル
6,024
6,072
△47
72,701
74,137
△1,435
ユーロ
18,728
20,049
△1,321
112,754
118,833
△6,079
154
155
0
1,250
1,254
△4
1,976
2,117
△141
−
−
−
米ドル
−
−
−
46,115
46,416
300
ユーロ
−
−
−
3,471
3,483
11
−
−
−
−
−
−
(−)
−
−
−
−
△7,207
英ポンド
カナダドル
買建
市場取引以外の取引
通貨オプション
売建
米ドル
コール
8,791
(172)
−
32
139
(−)
ユーロ
コール
46,992
(746)
−
1,311
△564
(−)
買建
米ドル
プット
9,550
(212)
−
166
△45
(−)
ユーロ
プット
合
計
50,587
−
(894)
376
△518
−
−
△2,500
−22−
(2) 金利関連
(単位:百万円)
区
取引の種類
分
当年度末
前年度末
(平成 15.3.31 現在)
(平成 14.3.31 現在)
契約額等
時
価
評価損益
契約額等
時
価
評価損益
市場取引以外の取引
スワップ取引
支払固定、受取変動
合
計
82,938
△2,463
△2,463
78,694
△4,571
△4,571
−
−
△2,463
−
−
△4,571
(注)ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引は除いております。
−23−