こちらをクリック - オフィスまごころ

養育費をし っかり払っても ら う ・ し っかり払うための
養育費取決め基本マニ ュ アル
は じ め に
はじめまして。
離婚夫婦問題専門の行政書士・平良吉章です。
このたびは、「養育費をしっかり払ってもらう・しっかり払うための、養育費取
り決め基本マニュアル」のダウンロードをご希望いただき、ありがとうございま
す。
このマニュアルには、養育費の支払い方や取り決めるための基礎知識、そして最
後に離婚協議書のサンプルをつけてあります。
離婚でお悩みの皆様のお役に立てるように、専門用語をなるべく使わずに、要点
を押さえて説明してありますので、
ご夫婦での離婚協議の資料として、ぜひご利用ください。
沖縄県那覇市国場948番地3 2F
オフィスまごころ
離婚夫婦問題専門行政書士・心理カウンセラー 平良吉章
★離婚情報満載ブログ: http://www.e-rikon.jp/def/
★離婚夫婦問題相談ホームページ: http://www.e-rikon.jp/
★発達障がい子育て支援ブログ: http://www.taira8.com/blog/
★養育費無料算定サービス:http://ws.formzu.net/fgen/S43320259/
★離婚協議書作成サービス: http://www.e-rikon.jp/def/page-3212
★離婚協議書チェックサービス: http://www.e-rikon.jp/def/page-2510
★養育費の基礎知識
1.そもそも養育費とは?
養育費とは、子どもが成長していくために、必要な費用です。
日本の裁判所は、子どもの両親に対して、親には子どもが社会に出るまで扶養す
る義務があり、また親と子どもが同じレベルの生活をさせる義務があると示して
います。
2.養育費はいつから支払う?
一般的には離婚が成立した日の月からが多いです。
ただし、離婚後に養育費の未払いがあったときなどは、離婚が成立したときまで
遡って請求することができます。
3.養育費はいつまで支払う?
養育費は子どもが社会に出ることができるようになるまで支払う義務があります。
一般的に考えられているのは、成人に達する20歳までですが、近年は短大や専
門学校、大学などを卒業するまで支払ってもらう約束をすることも多くなりまし
た(私がお手伝いをさせていただいた離婚のほとんどが大学卒業まででした)。
また、逆に高校卒業後に就職した場合などは、就職したときや高校を卒業したと
きまで支払えばいいと考えられていますし、子どもが障害をもっていたり、重い
病気などで働くことができな場合は、当然、一生扶養する義務があります。
4.養育費の相場は?
残念ですが、これが相場ですというものはありません。
ただし、近年、家庭裁判所では養育費の額を簡単に計算できるように、養育費の
算定表を使用する場合があり、この算定表を1つの基準・参考額として考えるこ
とが多くなってきました。
養育費算定表は、東京と大阪の家庭裁判所の裁判官と調査官が協力して作成した
もので、養育費を支払う側と支払ってもらう側の
年収がわかれば、子どもの年
齢と人数に応じてあてはめていくことで、簡単に養育費の金額を算出できるんで
すね。
※養育費算定表のダウンロードできるページは
http://www.e-rikon.jp/def/archives/292.html です。
※養育費の無料算定サービスはhttp://ws.formzu.net/fgen/S43320259/ です。
5.養育費算定表の使い方
家庭裁判所が使っている養育費の算定表をダウンロードしてみてください。
※養育費算定表のダウンロードは
http://www.e-rikon.jp/def/archives/292.html です。
まず、子どもの年齢と人数に該当するページを探します。
次に義務者の年収(養育費を支払う側)と権利者(支払ってもらう側)の
年収
をえんぴつなどで印をしてください(※年収は税込み額です。自営業者と給与所
得者に分かれていますので、間違えないようにしてください)。
夫と妻の年収の交差するところが養育費の金額になります。
家庭裁判所もそのままあてはめて
決めているわけではないので、家庭裁判所の
基準、養育費算定表は参考程度でいいと私は思います。
また、多くの方がご夫婦で話し合って決めているので、子どものことを中心に考
えて夫と妻が冷静に話し合って決めることが一番大切ですね。
6.話し合いで決めることが難しいときは?
夫婦の話し合いで養育費を決めることが難しいときは、家庭裁判所の調停を利用
することができます。
離婚前の場合は、離婚調停(夫婦関係調整調停)を申立てて、離婚の話し合いの
中で養育費のことを話し合って決めていくことができるんですね。
また、離婚後の場合は、養育費の調停を申し立てて、家庭裁判所で話し合い、決
めていくこともできます。
離婚調停は審判に以降することはほとんどありませんが、養育費の調停の場合、
調停の話し合いで合意しないときは、審判といって、家庭裁判所の裁判官が職権
で決定してくれるので、紛争状態にあったり、話し合いすらできない状態の場合
は、先に離婚をして、離婚後に養育費の調停を申し立てるという
思います。
方法もいいと
★養育費の支払い方法
(1)毎月支払う場合
養育費は毎月支払う方法が一般的な支払い方法です(原則です)。子ども
が2人以上いる場合は、子ども全員の合計金額ではなく、「1人3万円」
などと、決める必要があります。
(2)毎月の養育費に増額することもできる
例えば、子どもが2人いて毎月1人3万円の養育費の支払いをして、7月
と12月のボーナス月には、10万円を加算して支払ってもらうこともで
きます。
(3)一括で支払うこともできる
養育費は月々支払うことが一般的ですし、原則です。ただし、当事者で合
意できるのであれば、離婚の際に一括で支払う約束をしてもOKです。
(4)過去の養育費を支払ってもらうこともできる
例えば離婚する前に別居をしていて、別居期間中にお金をもらっていなか
った場合、離婚の際に婚姻費用として相手に請求することができますし、
養育費として請求することもできます。
(5)怪我や病気などの取り決め
離婚後、子どもが怪我や病気などで入院したりして、医療費が多額にかか
る場合があります。生命保険や損害保険などに加入していない場合は、か
なりの出費になります。そのような場合に備え、離婚のときに支払っても
らう約束もできますし、約束がない場合でも、通常の養育費を大幅に上回
ったときは請求することができます。
(6)入学金や授業料などを別で支払ってもらえる
月々の支払いのほか、大学や専門学校などへ進学する際の、入学金や授業
料などを支払ってもらうこともできます。
(7)段階的に養育費を増額することもできる
例えば、小学校に入学したら1万円増額、中学校に進学したら1万円増額
などと、段階的に養育費を増額することを取り決めることができます。
(8)養育費の金額について将来協議することもできる
一旦取り決めた養育費は、変更することは難しいものです。しかし将来の
ことは誰も予測がつかないのも事実ですよね。
病気などで働けなくなったときなど、夫婦共に生活状況や経済状況が変化
することも予想されます。そのようなことに備えて、将来養育費の額につ
いて協議することを、離婚協議書や公正証書で約束することができます。
★離婚協議書と公正証書をつくりましょう。
離婚の際の取り決めは、口約束だとお互いにうやむやにされたり、後で言った言
わなかったと紛争の原因にもなります。
約束事は、必ず離婚協議書や公正証書にすることをおすすめします。
※離婚の取り決めを公正証書にすると、万一支払いが滞った場合は、裁判の判決
を経ずに、給与などの財産を差し押さえることができます。
離婚協議書作成サポートは http://www.e-rikon.jp/def/page-3212
離婚協議書チェックサービスは http://www.e-rikon.jp/def/page-2510
養育費無料算定サービスは http://ws.formzu.net/fgen/S43320259/
メモ *********************************
離 婚 協 議 書 ( サ ン プ ル )
第1条(離婚等の合意)
沖 縄 太 朗 ( 以 下、 「甲」 と い う ) と 沖 縄 花 子 ( 以 下、 「乙」 と い う ) は、 本
日、 協 議 離 婚 す る こ と、 及 び そ の 届 出 は 乙 に お い て 速 や か に こ れ を 行 う こ と を
合 意 し、 か つ 本 件 離 婚 に 伴 う 給 付 等 に つ い て、 次 の と お り 合 意 し た。
第2条(親権及び監護権)
当 事 者 間 の 未 成 年 の 子、 沖 縄 新 太 郎 ( 平 成 1 9 年 5 月 2 1 日 生、 以 下
「丙」 と い う )、 及 び 沖 縄 菊 子 ( 平 成 2 0 年 7 月 2 0 日 生、 以 下 「丁」 と い
う ) の 親 権 者 及 び 監 護 者 を 乙 と 定 め る。
第3条(養育費)
甲 は 乙 に 対 し、 丙 及 び 丁 の 養 育 費 と し て、 平 成 2 6 年 2 月 か ら、 丙 と 丁 が 満
2 0 歳 に 達 す る 日 の 属 す る 月 ま で、 1 人 に つ き 1 ヵ 月 金 4 万 円 の 支 払 い 義 務 が
あ る こ と を 認 め、 こ れ を 毎 月 末 日 限 り、 乙 の 指 定 す る 金 融 機 関 の 預 金 口 座 に 振
り 込 ん で 支 払 う も の と す る。
2 入 学、 進 学、 事 故 又 は 病 気 等、 特 段 の 事 情 に よ り そ の 出 費 が 通 常 の 養 育 費 を
大 幅 に 上 回 る と き は、 別 途 そ の 必 要 費 用 の 2 分 の 1 を、 前 項 の 養 育 費 に 加 算 し
て 支 払 う。
第4条(子供との面会交流)
乙 は 甲 に 対 し、 子 ど も ら と 面 会 交 流 す る こ と を 認 め る。 面 会 の 回 数、 日 時、
場 所、 方 法 等 に つ い て は、 子 の 福 祉 を 尊 重 し て、 そ の 都 度 両 者 誠 実 に 協 議 し、
決 定 す る。
2 面 会 交 流 の 実 施 に あ た り、 飛 行 機 や 電 車 な ど の 利 用 が 生 じ る 場 合 の 旅 費 等、
及 び レ ジ ャ ー 費 等 に つ い て は、 そ の 全 額 を 甲 が 負 担 す る。
第5条(債務の負担)
甲 は 乙 に 対 し、 甲 名 義 の 債 務 に つ い て は、 甲 の 負 担 と 責 任 に お い て 解 決 す る
こ と、 及 び 乙 に 一 切 負 担 さ せ て は な ら な い こ と を 約 束 す る。
第6条(通知義務)
甲 と 乙 は、 各 々、 住 所、 居 所、 職 場、 電 話 番 号、 メ ー ル ア ド レ ス 等 に 変 更 が
生 じ た と き、 及 び 婚 姻 等 に よ り 身 分 に 変 更 が 生 じ た と き は、 1 週 間 以 内 に 相 手
方 に 通 知 し な け れ ば な ら な い。
第7条(清算条項)
甲 と 乙 は、 本 件 離 婚 に 関 す る 問 題 に つ い て は、 以 上 を も っ て す べ て 解 決 し た
も の と し、 今 後、 慰 謝 料、 財 産 分 与 等 名 目 の 如 何 を 問 わ ず 何 ら の 請 求 を し な い。
第8条(強制執行認諾)
甲 は、 本 契 約 に よ る 金 銭 債 務 の 履 行 を 遅 滞 し た と き は、 直 ち に 強 制 執 行 に 服
す る 旨 陳 述 し た。
第9条(公正証書の作成)
甲 と 乙 は、 本 協 議 書 に 基 き、 速 や か に 公 証 人 役 場 に お い て、 強 制 執 行 認 諾 条
項 付 公 正 証 書 を 作 成 す る。
以 上 本 契 約 の 成 立 を 証 す る た め 本 協 議 書 2 通 を 作 成 し、 甲 と 乙 が 署 名 押 印 の
上、 各 1 通 を 保 有 す る。
平成26年*月**日
甲 住所:
氏名: 印
乙 住所:
氏名: 印
最 後 に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
プロの作家ではないので、きっと読みづらい箇所もあったと思います。
ここで、少しだけ私の話をさせて下さい。
私は、平成15年に行政書士として事務所を開業し、沖縄県で最初の離婚専門
の行政書士・夫婦問題カウンセラーとして、離婚の手続や離婚協議書・公正証書
の作成などをさせていただいてきました。
数年前からは、離婚の問題は法律では解決できないことを知り、心理カウンセラ
ーとして、心の悩みを抱えた方のカウンセリング、夫婦カウンセリング、離婚カ
ウンセリング、怒りや不安のコントロール、お子さんのことについての相談やア
ドバイスなども行っており、これまでに5000件以上の相談実績があります。
離婚をする人、夫婦関係を修復する人・・・。
協議離婚で円満に離婚をする人・・・。
調停で離婚をする人もめる人・・・。
裁判になってしまった人・・・。
私はこれまで、たくさんの離婚や夫婦間の問題に関する相談を受け、様々な問題
にかかわってきました。
そして、この数年間の間に、
離婚や夫婦間の問題で悩んでいる人たちが、
間違った方法や情報に振りまわされていることを知りました。
私たち相談を受ける立場の人間は、離婚で悩む方に対し、その悩みをしっかりと
受けとめ、そしてその方に合った解決方法を導くことが大切だと私は思っていま
す。
そのためには、法律で離婚を見るのではなく、その人の抱えている問題を、様々
な視点から見る能力が必要ですし、それが一番大事だと思っています。
なぜなら、離婚は人間関係が壊れた(壊れかけた)、から起きた問題だからです。
最後に、ひとつだけお伝えしたいことがあります。
離婚を決意したとき、もしあなたにお子さんがいらっしゃったら、
今まで以上にお子さんを愛して下さい。
その愛をお子さんに伝えて下さい。
そして、離婚や夫婦の問題で困ったときは、
1人で悩まずに、誰かに相談して下さい。
必ず、あなたの悩みは解決できます。
あなたとあなたの大切な人の幸せを、心からお祈りしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このマニュアルをぜひ、あなたと大切なお子さんの幸せの一歩のために、ご活用
ください。
平成25年12月
離婚夫婦問題専門の行政書士・心理カウンセラー 平良吉章
★離婚情報満載ブログ: http://www.e-rikon.jp/def/
★離婚夫婦問題相談ホームページ: http://www.e-rikon.jp/
★発達障がい子育て支援ブログ: http://www.taira8.com/blog/
★養育費無料算定サービス:http://ws.formzu.net/fgen/S43320259/
★離婚協議書作成サービス: http://www.e-rikon.jp/def/page-3212
★離婚協議書チェックサービス: http://www.e-rikon.jp/def/page-2510