平成22年度(PDF504KB)

財団法人
Ⅰ
北九州市芸術文化振興財団
平成22年度事業実績
《総括事項》
財団法人北九州市芸術文化振興財団は、市民の芸術文化活動の振興に関する事業を行うと共に、
埋蔵文化財の発掘調査、研究及び保護等を行い、文化の薫るまちづくりと市民の豊かな芸術文化の
創造に寄与することを目的とする法人である。
本財団は、北九州市より指定管理者の指定(期間:平成21年4月1日から平成26年3月31日)を受
け、全国的にも優れたクラシック音楽専用ホール「響ホール」、北九州市の文化拠点「北九州芸術
劇場」、市民の芸術文化活動支援施設「大手町練習場」の3つの芸術文化施設の管理運営を行って
いる。また、これらを活用し、クラシック音楽や演劇等の公演を実施、市民が優れた芸術文化に接
する機会や市民の文化活動の場を提供する等、市域の芸術文化活動の振興に取り組んでいる。
本年度は、音楽事業として「響ホールフェスティヴァル」
、
「響シリーズ」
、
「響ホールへようこそ」
と銘打ったコンサートをはじめ、合唱組曲「北九州」演奏会や「パイプオルガンコンサート」等を
実施した。また、育成事業として、情緒豊かな子どもたちの育成のための「北九州市少年少女合唱
団」と「北九州市ジュニアオーケストラ」の運営、地域の音楽文化育成事業として、学校や地域コ
ミュニティへの訪問コンサートを行い、地域の方とアーティストとの出会いの場を作る「音楽アウ
トリーチ事業」を実施した。
また、市民に、より良質な芸術文化を提供するために、北九州芸術劇場を中心に「創る」「育つ」
「観る」をコンセプトに多様な事業を行っている。
「創る」では、北九州芸術劇場オリジナルの演劇作品の制作・上演を行い全国に発信。「育つ」
では、劇場塾やドラマ創作工房をはじめ舞台芸術の手法を使った人材育成や教育普及事業を実施、
「観る」では、観る楽しみを知ってもらうため、芸術性あふれる優れた公演を市民に幅広く提供し
ている。
これら3つのコンセプトに基づき、北九州芸術劇場プロデュース作品として「BEN」や「リー
ディングセッション」等の創造事業5件、「ワークショップ事業」、「教育普及事業」等の学芸事業
10件、「“0、1、2才のための人形劇場”:てるてるジョウくんとあそぼう!」、「じゃじゃ馬馴ら
し」、
「カンパニーデラシネラ:点と線」や、
「山海塾:二つの流れ-から・み」等の公演事業17件、
関係団体との提携で様々なジャンルを公演する提携・協力事業9件、「演結び」をキーワードに劇
場だけでなく街の中でも“演劇”の持つ魅力を紹介する「北九州演劇フェスティバル2011」を実施
した。
情報提供事業としては、芸術文化情報センターの運営や文化情報誌「かるかる」
、公演情報誌「ス
テージ通信Q」、文化総合情報誌「ひろば北九州」を刊行し、市内の芸術文化活動の周知及び公演
情報の提供を行った。
- 1 -
その他、埋蔵文化財発掘調査及び保存、調査研究や報告書刊行の事業と埋蔵文化財センターの維
持管理を北九州市などから受託している。
埋蔵文化財発掘調査については、発掘17件・整理20件、合計37件の事業を実施した。
なお、本財団の職員数は、平成23年3月31日現在、105人である。
《受託事業》
1
芸術文化の振興・育成
北九州市から指定管理事業として、市民の多様な芸術文化ニーズに対応した公演事業や育成事
業を受託、実施し、芸術文化の振興に寄与した。
⑴
公演事業
市民が優れた芸術文化に接する機会や、市民の文化活動の発表の場を提供するため、北九州
芸術劇場、響ホールや市内ホールでの公演事業を実施した。
事
業
名
時期・場所等
内
容
等
入場者数
(人)
第40回
北九州市ファミリー劇場
-角笛シルエット劇場-
各市民会館、
北九州芸術劇場大ホール
5月25日(火)
~6月1日(火)
7公演
劇団角笛に よる子ども 向け
シルエット劇。
幼い頃から 舞台芸術に 親し
んでもらうため、幼児・親子
が楽しめる 良質の観劇 の機
会を提供した。
北九州少年少女合唱祭
戸畑市民会館大ホール
7月4日(日)
市内及び近 郊の少年少 女合
唱団9団体10組の出演に よ
る合唱祭を開催。
834
パイプオルガン
コンサート
アルモニーサンク
北九州ソレイユホール
2月27日(日)
九州厚生年 金会館から リニ
ューアルした、アルモニーサ
ンク北九州 ソレイユホ ール
と連携して、パイプオルガン
コンサートを実施した。
1,546
レディースコーラス
フェスティバル
響ホール
3月13日(日)
市内及び近 郊の女声合 唱グ
ループ45団 体による合 唱の
祭典。
1,432
合唱組曲「北九州」演奏会
アルモニーサンク
北九州ソレイユホール
3月6日(日)
ふるさと讃 歌である合 唱組
曲「北九州」の演奏会。
出演:北九州をうたう会、市
内少年少女合唱団、九
州交響楽団、市内中学
高校合唱部、小倉祇園
太鼓
他
1,580
人形浄瑠璃「文楽」
戸畑市民会館大ホール
3月5日(土)
2公演
ユネスコの 世界無形文 化遺
産にも登録された、日本の伝
統芸能である「文楽」の公演
を実施した。
880
- 2 -
4,860
※(参
考)
事
業
名
時期・場所等
2010北九州国際音楽祭
響ホールほか
10月6日(水)~
11月23日(火)
セミナー
響ホールほか
11月3日(水・祝)
~7日(日)
インターナショナル・オペ
ラセミナー2010 in 北九州
⑵
発表会
オペラ「魔笛」ガラコンサ
ート
響ホール
11月8日(月)
内
容
等
およそ2ヶ月にわたって開催されたクラ
シック音楽の祭典。
平成22年度は第23回を迎えた。
ヨーロッパ・オペラ界の重鎮ゲルト・イッ
カー教授による世界の舞台を目指す、日本
全国の若いオペラ歌手とコレペティのた
めのセミナーをヨーロッパ圏外では、北九
州市において今回初めて開催した。演奏技
術の向上をはじめ、留学や世界の舞台への
貴重なステップとして、広く演奏家の応募
を募り、レッスン(日本語通訳付)は全て
一般公開した。
【受講生】
31人
【入場者数】 延204人
また、オペラ「魔笛」を題材に、セミナー
の受講生による発表会を開催した。
【入場者数】
154人
育成事業
ジュニアオーケストラ、少年少女合唱団の運営等を実施し、青少年の育成を図った。
事
業
名
時期・場所等
練習:月3回 日曜日
北九州市ジュ
ニアオーケス
トラ育成事業
北九州市少年
少女合唱団育
成事業
定期演奏会
8月29日(日)
北九州芸術劇場
大ホール
チャリティースプ
リングコンサート
3月27日(日)
北九州芸術劇場
大ホール
練習:毎週土曜日
定期演奏会
12月23日(木)
戸畑市民会館
大ホール
内
容
等
オーケストラ活動を通じて、団員の演奏技
術や音楽性の向上に努め、情操豊かな青少
年の育成及び市民文化の向上を図る。
今年度は、8月に第28回定期演奏会、3月
に第14回チャリティースプリングコンサ
ートを開催した。
また、8月に開催されたジュニアオーケス
トラ・フェスティバル2010 in NIIGATAに
参加した。
ジュニアオーケストラ・フェスティバル
8月20日(金)~22日(日)
りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)
合唱団の活動を通じて、団員の合唱技術や
音楽性の向上に努め、情緒豊かな青少年の
育成及び市民文化の向上を図った。
- 3 -
入場者数
(人)
第28回
定期演奏会
856
第 14 回 チ ャ リ
ティースプリ
ングコンサー
ト
908
551
インターナシ
ョナル・ミュー
ジック・アカデ
ミー北九州
2
本市出身で毎夏ヨーロッパで開かれてい
るユーロ・ニッポン・ミュージック・フェ
受講生 32
スティバルの音楽監督を務める川口ヱリ
サをはじめ、国際的に活躍する講師陣の指 (聴講生を含む)
導によるピアノ、ヴァイオリンの講習会及
コンサート
びオープニングコンサートを開催した。
入場者 370
今回は、東日本大震災の影響で、シュピー
ゲル弦楽四重奏メンバーのうち3名が来
北できなかったことから、規模を縮小して
実施した。
3月20日(日)
~26日(土)
響ホール
受託施設の維持管理
北九州市から委託を受けて、次の施設の維持管理を実施した。
⑴
埋蔵文化財センターの維持管理
埋蔵文化財の調査や、出土品その他の考古資料の整理、収蔵及び研究等を行う埋蔵文化財セ
ンターの維持管理を受託した。また、ここ1~2年間で出土した文化財を展示する埋蔵文化財
速報展を実施した。年間総入館者数は3,647人であった。
【埋蔵文化財速報展】
第1回
長浜遺跡 ・・・「近世漁師町長浜浦を掘る-小倉北区長浜遺跡第5~第7地点の調査」
第2回
能行遺跡 ・・・「石器を作る弥生時代の村-能行遺跡第4地点」
第3回
城野遺跡 ・・・「城野遺跡から出土した旧石器と弥生の石器」
第4回
高槻遺跡 ・・・「石で作られた斧と武器-高槻遺跡第 13 地点」
3
埋蔵文化財の発掘調査研究
北九州市などから委託を受け、埋蔵文化財の発掘調査、研究及び保存等を行った。
⑴
埋蔵文化財の発掘調査及び整理事業
NO.
事業名
遺跡名
区分
遺跡の概要
1
中貫長野1号線
峠遺跡第5次調査
発掘
2
横代南町山手1号線
小原遺跡、石田・原遺跡
発掘
集落跡
3
城野駅南口線
城野遺跡4区
発掘
弥生時代集落跡
4
大門木町線
小倉城三ノ丸跡第8地点
発掘
整理
小倉城三ノ丸跡
5
7号線(城野工区)
重留遺跡第 11 地点B区・C
区
発掘
整理
集落跡
6
長野緑地整備事業
長野尾登遺跡他
整理
集落跡
7
中貫貫弥生が丘1号線
山田遺跡2区・3区
整理
集落跡
8
長行東3号線
伊崎遺跡第2地点5区
整理
弥生時代集落跡
9
長野 27 号線外1線
長野尾倉遺跡第2地点
整理
弥生時代集落跡
- 4 -
整理
古墳時代集落跡
10
中吉田 70 号線歩道バリアフリ
ー化整備工事
馬場田遺跡
11
松尾町公園整備事業
高槻遺跡第 13 地点
12
東二島 47 号線
日吉神社遺跡第3地点
13
長野団地公営住宅建設
峠遺跡第4次調査
14
15
長浜地区住宅市街地総合整備事
業
北九州学術・研究都市北部土地
区画整理事業
発掘
集落跡
整理
発掘
弥生時代集落跡
集落跡
整理
集落跡
整理
近世漁師町
店屋遺跡
整理
江戸時代屋敷跡
長浜遺跡第8地点
発掘
16
思永中学校PFI整備事業
小倉城三ノ丸跡第6地点3
区・5区
整理
小倉城三ノ丸跡
17
すがお小学校増築
山本遺跡
整理
集落跡
18
19
おさゆきリハビリテーション病
院新築移転工事
国有地内埋蔵文化財発掘調査及
び整理業務
備後守屋鋪跡
発掘
城野遺跡3区
発掘
武家屋敷跡
整理
弥生時代集落跡
20
宅地造成(高野一丁目)
高野遺跡第4地点
発掘
集落跡
21
宅地造成(東貫三丁目)
高島遺跡第4次調査
発掘
古墳時代集落跡
22
(仮)アースコート西小倉駅前
小倉城三ノ丸跡第9地点
整理
小倉城三ノ丸跡
23
マンション建設
大手町遺跡第9地点
整理
中世集落跡
24
小倉魚町3丁目複合商業施設開
発事業ビル新築工事
魚町遺跡
発掘
江戸時代町屋敷跡
25
クリニック新築工事
鍛冶町遺跡第3地点
発掘
小倉城下町跡
26
店舗併用住宅新築(大門二丁目) 大門遺跡第5地点
発掘
小倉城下町跡
27
集合住宅新築(蜷田若園三丁目) 水町遺跡第2地点
発掘
集落跡
28
集合住宅建築(湯川新町一丁目) 水町遺跡第3地点
発掘
集落跡
29
長屋住宅建設
石田遺跡第2地点
整理
集落跡
30
北九州丸山デジタル中継放送所
建設
三角山城跡
整理
山城跡
31
松ヶ江デジタル中継放送局建設
猿喰城跡
整理
山城跡
32
宅地造成工事
重住遺跡
整理
弥生時代集落跡
計
⑵
17 件
報告書等の刊行
20事業を行い、下記報告書等を発刊
長浜遺跡第3地点ほか
年報、研究紀要
22冊
2冊
- 5 -
20 件
⑶
その他
【現地説明会】
発掘調査を実施する中で、より成果があった遺跡について、その内容を市民に公開した。
城野遺跡3区(国有地内埋蔵文化財発掘調査業務)
参加者 135 名
【発掘調査報告会】
発掘調査のうち、話題性の高い遺跡について、パワーポイント等を使用し市民に説明した。
城野遺跡ほか2遺跡の遺跡発掘報告会「第5回 発掘レポート最前線!」を開催
参加者 94 名
【発掘体験】
自主事業として「発掘体験 in 城野 君は2000年前の弥生土器を掘り出せるか?」を、城野遺
跡にて実施
参加者 75名
《指定管理事業》
北九州芸術劇場、響ホール、大手町練習場の3つの芸術文化施設の指定管理者として、各施設を
活用した文化創造事業の実施と、運営及び管理を行った。
1
文化創造事業の実施
市民へ優れた芸術文化を提供するために、北九州芸術劇場と響ホールを中心とした公演事業、
地域の音楽文化育成事業、芸術文化情報の収集及び提供事業を実施した。
⑴
舞台芸術等の振興(自主事業)
①
創造事業
北九州芸術劇場オリジナルの演劇作品等を制作し、公演を実施した。
事
業
名
北九州芸術劇場
プロデュース
/市民参加企画
合唱物語
「わたしの青い
鳥 2010」
北九州パントマ
イム教室
時期・場所等
北九州芸術劇場中劇場
7月 11 日(日)
1公演
北九州芸術劇場稽古場
8月 25 日(水)
~29 日(日)
発表会:8月 29 日(日)
内
容
等
メーテルリンクの「青い鳥」を原作にオリ
ジナルの曲と詞を創り、市民参加の合唱と
朗読で物語をすすめていく作品。
作品には参加者の自分史や幸福感も取り
込み、さらに公演ではお客様にも幸福感を
インタビューし、会場一体となって幸せ探
しを行った。
第一線で活躍中のパントマイミスト小島
屋万助と羽島尚代を講師に迎えて、小学3
~6年生を対象にした(パントマイム)ワ
ークショップを開催した。参加者にパント
マイムを通じて想像することや体で表現
することの楽しさを感じてもらった。
- 6 -
入場者数
(人)
533
51
北九州芸術劇場
リーディングセ
ッション
北九州芸術劇場小劇場
9月 18 日(土)
vol.16
・19 日(日)
「かんしゃく玉」
2公演
「『 か ん し ゃ く
棒』改め『オーバ
ーペイ症候群に
ついて』」
vol.17
合唱交響曲
「わが星」
シアターコラボ
2010
11 月 27 日(土)
・28 日(日)
3公演
vol.17 柴幸男
(ままごと)
新しい劇団が生まれること、今、演劇活動
をしている人のさらなる充実、という目標
北九州芸術劇場創造工房 のもと、各種の講座を開催し、修了後は研
修で学んだことを実践する場として“公
他
演”づくりを実施した。“期間限定の劇団
12 月 18 日(土)
を作る”というスタイルで劇団作りを学ぶ
・19 日(日)
とともに、本来劇場ではない場所での上演
により、演劇的な空間の作り方について学
2公演
ぶ機会を提供し、人材の育成を図った。
(講座)
11 月 29 日(月)
~12 月 17 日(金)
北九州芸術劇場
プロデュース
「BEN」
演劇界の第一線で活躍する演出家を招き、
国内外の魅力的な戯曲を用いて、北九州
芸術劇場独自の「北九州芸術劇場リーデ
ィングセッション」を行った。特徴とし
ては、役者は脚本を手にしているという
vol.16
こと、生演奏の音楽とのセッションであ
277
ること、本格的なスタッフワークが入る
ということ。出演者はオーディションに
よって決定し、地元俳優の育成にも寄与
vol.17
した。
399
演出:vol.16 岩井秀人
(ハイバイ)
北九州芸術劇場小劇場
2月 21 日(月)
~27 日(日)
9公演
あうるすぽっと
(東京)
3月4日(金)
~6日(日)
3公演
(講座)
演出・俳優、制作、照明、音響、
舞台技術
北九州芸術劇場のオリジナルプロデュー
ス作品として、国内で活躍するアーティス
ト・カンパニーによる作品づくりに取り組
み、全国に「演劇のまち北九州」を発信し
た。
「TOTO株式会社」と協働して北九州ら
しさを感じさせる作品づくりに取り組む
とともに、地域で活動する役者を出演者に
起用するなど“モノづくりの街・北九州”
を市内外に発信した。
作:鈴木聡(ラッパ屋)
演出:松村武(カムカムミニキーナ)
主な出演:穴迫信一、有門正太郎(飛ぶ劇
場)、井口誠司(劇団テアトル
ハカタ)、池田幸子 他
- 7 -
計
676
119
講座生
18
1,745
②
学芸事業
地域の人々とつながり、共に育っていくために、学校や地域でのアウトリーチ(教育活動)
や作品の創造を支える専門家を育成する講座、舞台技術を身近に体験するワークショップな
どを実施した。
事
業
名
時期・場所等
内
容
等
参加者数
ワークショップ事業
劇場塾
子どものため
の演劇ワーク
ショップ
「チャレンジ
!えんげき」
2010
「高校生のた
めの演劇塾
2010」
教育普及事業
「ドラマ・ワーク
ショップ」
これからの九州演劇界を担う人たちを対
象に演劇人育成のための実践型講座を実
施した。
《戯曲を読んでみる講座》
「おバカな人物とは!?モリエールを読
んで大笑いしよう」
《トークセッション》
「あなたとわたしの恋愛悲喜劇」
講師:後藤香
北九州芸術劇場創造工房
日程:6月 26 日
6月~1月
《戯曲を書いてみる講座》
「10 分くらいの短編なら誰にでも傑作
が書ける!?」
講師:泊篤志
日程:7月 10 日
《俳優講座》
「2日間の俳優実践講座」
講師:木野花
日程:1月 15 日・16 日
(人)
子どもたちに、演劇に深く楽しく親しんで
もらうための演劇ワークショップ。
6日間のワークショップ期間の中で子ど
もたちがプロの指導を受けながら作品発
表を行うもの。参加した子どもたちにも、
発表を見た家族にも大好評だった。
(ワークショップ6回、成果発表1回)
参加者
35
北九州芸術劇場小劇場
7月27日(火)
~8月1日(日)
(成果発表)
8月1日(日)
83
観覧者
122
計
157
北九州芸術劇場大・中
・小劇場・創造工房
8月9日(月)
~11 日(水)
北九州地域の高校演劇のレベルアップを
目的に、高文連北九州支部と提携し、戯曲、
演技演出、舞台、照明、音響の各分野の講
座を実施。
事前にモデル作品の制作を行い、初日の上
演を基に講座を展開、最終日には成果発表
を行った。
(講座4回、成果発表1回)
84
市内小学校
(江川小ほか4校)
9月~3月
演劇を使って、気持を「伝える」
・
「受け取
る」など表現力、想像力、創造性を高める
ことを目的に実施。
特色は、担任と打合せ、各クラスの状況や
学習の目当てに合わせた内容を講師と一
緒にプログラム化したこと。
(16回)
339
- 8 -
教育普及事業
「学校出前演劇ワ
ークショップ」
市内小学校
(永犬丸西小、南小倉小
の2校)
11 月 11 日(木)
・12 日(金)
俳優たちが学校に出向いて行う演劇の体
験型ワークショップ。子どもたちに演劇の
楽しさを体験してもらった。
平成 20 年度まで実施していたプログラム
の全面見直しを行い、新たに作成した作品
「ワクワク☆イメージ工房」を市内小学校
にて実施した。
(2回)
バックステージツ
アー
北九州芸術劇場
(大ホール)
8月 25 日(水)
~27 日(金)
(中劇場)
10 月 13 日(水)
・14 日(木)
地元演劇人のナビゲートによって劇場の ハ ゙ ッ ク ス テ ー
舞台裏を見学するほか、舞台機構、音響、 ジツアー
照明スタッフによる劇場機構の役割、機材
213
の解説、操作の体験からなるツアーを実施
した。
職場体験
10 月は中学生の職場体験受入として実施。
6
(8回)
コンテンポラリー
ダンス
普及・育成事業
「月1ダンス部」
「身体を動かすきっかけに」、
「コンテンポ
ラリーダンスを楽しもう」をモットーとし
て、毎月1回コンテポラリーダンスの第一
線で活躍している振付家・ダンサーを招き、
北九州芸術劇場創造工房
ダンスを楽しむプログラムを実施した。
他
ダンス初心者~経験者、身体を動かしたか
5月~3月
ったけれど機会がなかった方など、参加者
を幅広い間口で受け入れることで、北九州
のダンス層の新規開拓と活性化を図った。
(43回)
229
「エンゲキで私イ
キイキ、地域イキ
イキ」
沢見市民センター
湯川市民センター
枝光北市民センター
7月~2月
演劇を通して、人や地域がイキイキするこ
とを目標に地域の市民センターと協働し
て実施する3年プログラムの2年目。
初心者を対象に3名の講師が 1 週間程度の
ワークショップを行い、ミニ発表会を実施
した。
生きがいの創出や、地域や人と人との関係
性づくりに寄与した。
(19 回)
152
北九州芸術劇場・
CCA北九州・北
九州市立美術館共
同プログラム
「演じられたポー
ル・セザンヌ」
北九州市立美術館本館
1月 13 日(木)
午前の部・午後の部
CCA北九州、北九州市立美術館との連携
により、市内の小学5・6年生を対象に演
劇と絵画作品鑑賞で構成される美術鑑賞
教育を実施した。
作・演出:泊篤志(飛ぶ劇場)
出演:寺田剛史、木村健二(飛ぶ劇場)
102
「教育普及研究事業」
普及事業実施のため各種セミナー等に参加
北九州芸術劇場創造工房
した。また学芸事業の活動を記録し、今後の
4月~3月
事業に生かすための報告書の作成を行った。
- 9 -
133
-
③
公演事業
市民に、より良質な舞台芸術を提供した。
事
業
名
cube presents
「相対的浮世絵」
時期・場所等
北九州芸術劇場
中劇場
4月 10 日(土)
・11 日(日)
2公演
Doris&Orega
Collection Vol.5
「ナンシー」
北九州芸術劇場
中劇場
6月5日(土)
・6日(日)
内
容
等
劇団MONOが 2005 年に上演した「相対
性浮世絵」を再構築し、新たな作品として
上演した。
作:土田英生
演出:G2
出演:平岡祐太、袴田吉彦 他
入場者数
(人)
1,179
北九州でもお馴染となった西村雅彦主演
の新作公演を上演した。
演出:山田和也
出演:西村雅彦、飯島直子 他
1,259
木の実ナナ主演の女性の自立と生き方を
描いた作品を上演した。
出演:木の実ナナ 他
949
毎年取り組んでいる「大人も一緒に子ども
たちの劇場シリーズ」のひとつとして、劇
場では初めてとなる乳幼児向けの公演を
上演した。
脚本・演出・美術・人形操演:
たいらじょう
183
2公演
OFF-BROADWAYMUSICAL
「イカれた主婦-ANGRY
HOUSEWIVES-」
北九州芸術劇場
大ホール
6月 14 日(月)
1公演
“0、1、2才のための
人形劇場”
「てるてるジョウくん
とあそぼう!」
NYLON100℃
「2番目、或いは3番
目」
北九州芸術劇場
小劇場
6月 15 日(火)
2公演
北九州芸術劇場
中劇場
7月 31 日(土)
・8月1日(日)
3公演
月猫えほん音楽会
2010
北九州芸術劇場
中劇場
8月5日(木)
1公演
ブロードウェイミュー
ジカル
「ピーターパン」
子供のためのシェイク
スピア
「お気に召すまま」
北九州芸術劇場
大ホール
8月19日(木)
「わが闇」、
「神様とその他の変種」など毎
回好評を得ているKERAワールドの新
作公演を上演した。
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ、みのすけ 他
毎年恒例のジャズと絵本の読み聞かせラ
イブ。
演出:吉澤耕一
企画・構成:能祖将夫
出演:佐山雅弘、本多愛也 他
夢と希望に溢れた、心に残るミュージカル
ナンバーを3年ぶりに上演した。
1,713
570
1,193
1公演
北九州芸術劇場
中劇場
9月5日(日)
1公演
「子供のため」と銘打ちながらも、「子供
騙しや子供に媚びない」しっかりした芝居
創りをして、わかりやすく楽しいシェイク
スピア劇として幅広い年齢層に提供した。
脚本・演出:山崎清介
- 10 -
431
「ツドエ meets 北九州」 北九州芸術劇場
小劇場
9月 25 日(土)
vol.4
・26 日(日)
表現・さわやか
「アラン!ドロン!」
3公演
vol.5
劇団 PA!ZOO!!!
「酒と笑いとシャル
ロットとうどん」
小松政夫とイッセー尾
形のびーめん生活 in
小倉
12 月 18 日(土)
・19 日(日)
3公演
北九州芸術劇場
中劇場
10 月2日(土)
・3日(日)
出会いをテーマに、北九州芸術劇場が注
目する劇団を選出し、制作支援を行い公演
を上演した。
vol.4
作・演出:池田鉄洋
出演:佐藤真弓、いけだしん
vol.4
463
他
vol.5
作・演出:ぎゃお
出演者:ともつ、高木優一郎、木村健二(飛
ぶ劇場)他
毎年好評を博しているイッセー尾形の公
演。今回は小松政夫とのふたり芝居を上演
した。
vol.5
315
計
778
1,032
2公演
久光製薬カルチャー・
スペシャル
「じゃじゃ馬馴らし」
北九州芸術劇場
大ホール
11 月5日(金)
~7日(日)
4公演
演劇集団キャラメルボ
ックス
「サンタクロースが歌
ってくれた」
カンパニーデラシネラ
「点と線」
北九州芸術劇場
大ホール
11 月 13 日(土)
・14 日(日)
3公演
北九州芸術劇場
中劇場
12 月 12 日(日)
1公演
ラッパ屋
「YMO~やっとモ
テたオヤジ~」
北九州芸術劇場
中劇場
1月8日(土)
・9日(日)
3公演
蜷川幸雄演出によるオールメールシリー
ズにて上演した。
演出:蜷川幸雄
出演:市川亀治郎、筧利夫、山本裕典、
月川悠貴 他
4,837
累積動員数が 200 万人を超える人気劇団
による結成 25 周年の公演。北九州では初
の公演を実施した。
脚本・演出:成井豊
出演:西川浩幸、上川隆也、近江谷太朗 他
3,329
松本清張の「点と線」を現代舞踊(コンテ
ンポラリーダンス)として舞台作品化し上
演した。
脚本・演出・振付:小野寺修二
美術:ニコラ・ビュフ
341
北九州芸術劇場ではお馴染みの演出家鈴
木聡による“大人のエンターテイメント”
を目指す劇団の新作公演を上演した。
作・演出:鈴木聡
380
- 11 -
山海塾
「二つの流れ-から・
み」
北九州芸術劇場
中劇場
1月 22 日(土)
・23 日(日)
2公演
北九州芸術劇場
中劇場
2月 11 日(金)
窓の彼方へ
1公演
パンクオペラ
「時計じかけのオレン
ジ」
北九州芸術劇場
大ホール
2月 18 日(金)
~20 日(日)
4公演
④
パリ市立劇場を本拠地として世界的に評
価の高いコンテンポラリーダンス(舞踏)
カンパニーの新作公演の日本初演。北九州
芸術劇場との共同プロデュース作品は、
「時のなかの時-とき」
、
「降りくるもののな
かで-とばり」に続き、3作品目となった。
演出・振付・デザイン:天児牛大
828
音楽と演劇のコラボレーション企画。音楽
の抽象と演劇の具象を融合させることで
無限大に広がる世界を創出。公演の約1カ
月前に地域住民の参加によるワークショ
ップを開催し、数名が本公演に出演した。
作・演出:内藤裕敬
演奏:仲道郁代
390
スタンリー・キューブリック監督の傑作映
画でも知られる不朽の名作を舞台化し、上
演した。
演出:河原雅彦
出演:小栗旬 他
4,837
提携事業
劇団やアーティスト、民間企業と事業提携して、さまざまなジャンルの公演を実施した。
事
業
名
春風亭小朝独演会 2010
(提携事業)
時期・場所等
北九州芸術劇場
中劇場
4月2日(金)
・3日(土)
2公演
イッセー尾形のこれか
らの生活 2010 in 小倉
(提携事業)
小林賢太郎演劇作品
「ロールシャッハ」
(提携事業)
北九州芸術劇場
中劇場
5月 22 日(土)
2公演
北九州芸術劇場
中劇場
10 月 22 日(金)
~24 日(日)
内
容
等
年間 250 席に及ぶ公演だけでなく、CMや
バラエティ番組でも活躍、落語界のユニッ
トとしてお馴染みとなった「六人の会」で
もその才能を遺憾なく発揮している落語
家・春風亭小朝の独演会。
毎年好評を博しているイッセー尾形のひ
とり芝居を上演した。
演出:森田雄三
出演:イッセー尾形
入場者数
(人)
1,210
768
ラーメンズの小林賢太郎が作・演出を手が
ける演劇プロジェクトの作品を上演した。
2,409
4公演
- 12 -
立川志の輔独演会
(協力事業)
北九州芸術劇場
中劇場
10 月 28 日(木)
TVやCM・ラジオでもお馴染の立川志の
輔の独演会。
出演:立川志の輔 他
673
1公演
飛ぶ劇場 vol.31
「蛙先生」
(提携事業)
北九州芸術劇場
小劇場
11 月 12 日(金)
~14 日(日)
北九州を本拠地に全国へ作品を発信し続
ける、劇団「飛ぶ劇場」の新作公演を上演
した。
作・演出:泊篤志
463
5公演
MONO第 38 回公演
「トナカイを数えたら
眠れない」
(提携事業)
北九州芸術劇場
小劇場
11 月 20 日(土)
・21 日(日)
TV番組の脚本や舞台戯曲の映画化など
で注目を浴びている土田英生率いる劇団
の新作公演を上演した。
作・演出:土田英生
221
2公演
劇団二番目の庭
第 15 回公演
「なにもない/なにも
しない」
(協力事業)
南河内万歳一座
「ラブレター」
(提携事業)
北九州芸術劇場
小劇場
12 月3日(金)
~5日(日)
北九州を拠点に活動している劇団二番目
の庭の新作公演を上演した。
作・演出:藤本瑞樹
231
4公演
北九州芸術劇場
小劇場
1月 22 日(土)
・23 日(日)
大阪を拠点に活動する南河内万歳一座に
よる公演を上演した。公演前には関連ワー
クショップを実施した。
作・演出:内藤裕敬
314
3公演
LDC-J シンポジウム・
ワークショップ in
北九州
(提携事業)
北九州芸術劇場
中劇場
3月 24 日(木)
・25 日(金)
5講座
地域の芸術文化をささえる専門家や舞台
技術者を育成するために、舞台技術シンポ
ジウム・ワークショップを開催した。日本
の第一線で活躍する舞台照明デザイナー
を講師に招き、舞台照明デザインの魅力、
最新の照明機材の検証、現場での公演明か
りの作り方などを体感できる内容で実施
した。
- 13 -
138
⑤
北九州演劇フェスティバルの実施
演劇の持つ総合芸術としての波及力を活用し、
「演劇の街・北九州」を内外にアピールし、
「文化の薫るまちづくり」の一翼を担った。
事
業
名
北九州演劇フェスティ
バル 2011
⑵
時期・場所等
北九州芸術劇場
小劇場 他
3月1日(火)
~20 日(日)
内
容
等
今年の北九州演劇フェスティバル 2011
は、「演結び」をキーワードに劇場の中だ
けではなく街の中でも、表現力・想像力な
ど“演劇の持つ力”を楽しめる企画を「触
れる」
「見つける」
「つながる」という3つ
の切り口で展開した。
触れる:
「寄席京町小屋」
「5g軽くなる演
劇」「未来へ伝える物語」
見つける:トークイベント(3回)
つながる:公演「三人姉妹」
入場者数
(人)
1,799
音楽文化の振興
①
響ホール公演事業(自主事業)
音楽専用ホールとしての響ホールの特性を生かし、質の高い音楽鑑賞の機会を提供した。
事
業
名
2010 響シリーズ第 1 弾
ダン・タイ・ソン
ピアノ・リサイタル
響ホールフェスティヴ
ァル 2010
響ホールへようこそ
Concert for KIDS
~0才からのクラシッ
ク~
2010 響シリーズ第2弾
ラデク・バボラーク
& 清水和音
デュオ・リサイタル
時期・場所等
響ホール
5月 29 日(土)
内
容
等
1980 年、東洋人初のショパン国際ピアノコ
ンクール優勝という衝撃的な世界デビュ
ー以来、30 年にわたり華々しい活躍で聴衆
を魅了し続けてきた“ピアノの詩人”が、
ショパン生誕 200 年のメモリアルイヤーに
響ホールに登場した。
日本を代表するピアニストであり作曲家
響ホール
でもある野平一郎をプロデューサーに迎
6月 26 日(土)
え、フルーティストの佐久間由美子のほ
・27 日(日)
か、国内トップクラスの弦楽四重奏団や声
<特別プログラム> 楽家、ギタリストにより、世界初演となる
西日本工業倶楽部 野平氏の作品や、現代音楽の牽引車の一
6月 23 日(水) 人、ブーレーズの作品などを届けた。
響ホール
8月 22 日(日)
響ホール
9月 23 日(木)
入場者数
(人)
696
26 日
251
27 日
253
23 日
106
未就学児が親子で鑑賞できる約1時間の
ファミリーコンサート。楽しいお話やリズ 午前の部
597
ム遊びなど、子どもたちが飽きない趣向を
凝らしつつも、大人にも十分聴き応えのあ
午後の部
る演奏会を開催した。午前の部は0才か
589
ら、午後の部は3才から入場可能とした。
常に奇跡の名演を聴かせる“ホルンの革命
児”が、相性ピッタリのビルトゥオーゾ清
水和音とデュオを組んだ、中高生からプロ
に至るまでブラス界待望のリサイタルを
開催した。
- 14 -
564
響ホールへようこそ
小松亮太「ザ・キング・
オブ・タンゴ」
2010 響シリーズ第3弾
新イタリア合奏団 &
幸田浩子 & 南紫音
~クリスマス・コンサ
ート~
響ホールへようこそ
栗コーダーカルテット
2010 響シリーズ第4弾
響ホール室内合奏団コ
ンサート
②
響ホール
11 月 28 日(日)
日本人バンドネオン奏者として最も知名
度の高い“若き天才”が、デビュー10 周
年を経てタンゴの名曲ばかりを自身の手
による珠玉のアレンジで演奏。
弦やパーカッションの仲間たちも彩りを
添える、“キング・オブ・タンゴ”の名に
ふさわしい贅沢なコンサートを開催した。
響ホール
12 月 18 日(土)
イタリアの名門アンサンブルが紡ぎだす、
超一級品の技巧と味わい深い音色。アンサ
ンブルというツリーをさらに美しく飾る
オーメントは、名花・幸田浩子と可憐なヴ
ァイオリニスト南紫音。ちょっと贅沢なク
リスマスのひとときを演出した。
響ホール
1月 23 日(日)
響ホール
2月 13 日(日)
BGMや効果音としてテレビ等で彼らの
音を聞かない日はないと言ってもよいく
らい、近年、その“脱力ぶり”で人気上昇
中のヒーリングミュージック・ユニット
「栗コーダーカルテット」。彼らを響ホー
ルへ招聘し、ほのぼのとした上質の“癒し”
のひとときを演出した。
1998 年に地元の若手プロの弦楽器奏者に
よって創立された“響ホール室内合奏団”
によるコンサート。前回のコンサートでも
好評を博した「世界の9人のチェンバリス
ト」の一人、中野振一郎を再びソリストに
迎え、今回新たに管楽器を加えた編成で、
荘厳なるバロック音楽の世界を華やかに
届けた。
681
661
643
496
地域の音楽文化育成事業
市民が身近に音楽に触れる機会を提供するとともに、地元アーティストや市民等が自ら企
画する音楽事業を支援した。
事
業
名
音楽アウトリーチ事業
時期・場所等
市内小学校・市
民センターほか
5月~2月
内
容
等
著名な音楽家による鍵盤ハーモニカを使
った作曲ワークショップを実施した。
(2箇所)
北九州音楽協会所属の演奏家によるアン
サンブルのコンサート及び打楽器等によ
るワークショップを実施した。
(4箇所)
- 15 -
入場者数
(人)
104
271
市内小学校・市
民センターほか
5月~2月
響ホール音楽アウトリーチ事業として、平
成22・23年度登録アーティスト(地元演奏
家)及び財団法人地域創造の音楽活性化事
業登録アーティスト(モデルアーティス
ト)、21年度までのOB登録アーティスト
による訪問コンサートを実施した。
本年度は、九州電力から2箇所の小学校訪
問アウトリーチ事業を受託したほか、響ホ
ールのステージ上でのアウトリーチ事業
を開催するなど、多様な形態によるアウト
リーチ事業の展開を行った。 (32箇所)
響ホール
2月 20 日(日)
ガラ・コンサー
ト 2011
響ホール音楽アウトリーチ事業として小
学校や市民センターで訪問コンサートを
実施した、平成 22・23 年度登録アーティ
スト(地元演奏家)2組、財団法人地域創
造の音楽活性化事業登録アーティスト(在
京演奏家)1組及び地元出身アーティスト
1組が、その集大成として響ホールでコン
サートを開催した。
響ホール
7月30日(金)
受講生
市民団体から寄付を受けて響ホールに設
58
置しているチェンバロに触れて体験する
(聴講生を
機会を市民に提供した。
含む)
音楽アウトリーチ事業
(前頁から)
チェンバロ体験教室
⑶
2,543
579
芸術文化情報の収集及び提供事業
市内の芸術文化活動の周知や公演情報の提供を図った。
事
業
名
時期・場所等
内
容
等
文化情報誌「かるか
る」の発行
毎月1日発行
/8,500部
市内公共ホール、文化施設等における文化
イベント情報を掲載。
北九州芸術劇場&響
ホール情報誌「ステー
ジ通信Q」の発行
年4回発行
/15,000部
北九州芸術劇場・響ホールで行われる公演
情報を紹介した。
芸術文化情報センタ
ーの運営
北九州芸術劇場プレイガイド、インフォメ
ーション、アートライブラリー、市民ギャ
北九州芸術劇場内
ラリー、アート&エコスペース、ホームペ
ージ等で公演の情報提供等を行った。
芸術劇場チケットク
ラブ会員制度
-
チケットの販売促進等のための会員制度。
特典:チケットの先行予約、ポイント積立
による割引、公演情報の提供等
会員数:3,006人(平成23年3月31日現在)
-
音楽事業を支援する会員を募集し、チケッ
トの販売促進等を行う制度。会員数:502人
特典:チケットの割引購入、チケットの先行
予約、クーポン券進呈、情報提供等
ひびき音楽友の会
会員制度
- 16 -
利用者数
(人)
54,820
2
施設の運営及び管理
北九州市から指定管理を受けて、次の施設の運営及び管理を実施した。
⑴
芸術文化施設の運営及び管理(3施設)
市内にある芸術文化施設のうち、多目的に使用できる大ホール、演劇専用の中劇場、多機
能に使用できる小劇場等を有する北九州芸術劇場、音響効果に優れた音楽専用の響ホール、
また、音楽、演劇、舞踊をはじめとする市民の芸術文化活動を支援する場である大手町練習
場の運営及び管理を実施した。
施
設
平成22年度
名
利用件数
平成21年度
利用人員
利用件数
増減比較
利用人員
利用件数
利用人員
北九州芸術劇場
1,656
311,374
1,646
285,548
10
25,826
響
1,676
61,796
1,616
63,464
60
▲1,668
大手町練習場
8,388
123,572
8,275
116,986
113
6,586
計
11,720
496,742
11,537
465,998
183
30,744
ホ ー ル
《その他の自主事業》
1
地域文化の情報提供事業
⑴
市民生活・文化の振興事業
①
「ひろば北九州」の刊行
事
業
名
「ひろば北九州」の刊行
②
事
時期・場所等
毎月1日発行/
3,000 部
内
容
等
地域文化の振興を目的とする文化総合情
報誌。
購読会員へ送付するほか、各市民センター
など公的施設に無償贈呈するとともに、一
部は市内書店で販売した。
購読会員
個人会員
1,456 部
団体会員
232 部
市民参加事業の実施
業
名
時期・場所等
・9月16日(木)
津和野探訪
歴史と自然を探
・3月12日(土)
訪する会
講演会
(史跡探訪)
「宗像大社・古代祭
祀の原風景」
内
容
等
市内及び近郊の様々な歴史や自然を再発
見する購読会員を対象とする事業。
平成22年度は、文豪森鴎外のふるさと「津
和野」の探訪等を実施した。
- 17 -
参加者
及 び
応募数
参加者数
津和野
28人
北九州まちかど
エッセー
(随筆募集)
⑵
募集期間
8月1日
~10月31日
平成5年度以降、毎年度実施しており、第
18回目となる22年度は「残したい・伝えた
い“北九州の音”」をテーマに募集を行っ
た。
応募総数
22年度の理事長賞「霧笛の彼方~懐かしき
123点
かな門司での暮らし」等入賞3作品および
奨励賞(学生枠)2作品は「ひろば北九州」
平成23年2月号に全文掲載し、音にまつわ
るふるさとの思い出や感動を紹介した。
出版物の刊行
①
印刷物の制作
「小倉室町・城内の歴史記録」及び「北九州市ゆかりの文化人シリーズ」第三弾を発刊した。
・長崎街道の起点であり、小倉のまちの中心市街地を担ってきた小倉室町地区の変遷を検
証する「地図で見る-近代の小倉室町と城内」を発刊した。
・火野葦平没後50年記念事業として、これまでに「ひろば北九州」に掲載された記事を取
りまとめ、「火野葦平とゆかりの人びと」と題して発刊した。
②
書籍の販売等
北九州市からの受託を含め、各種の書籍を当財団及び市内書店で販売した。
主な取扱い書籍は次のとおりである。
「北九州むかしばなし」、「北九州市の建築」、「ものづくりの心を未来へ」、「門司港レトロ
物語」、
「北九州市の土木」、
「北九州市の野鳥たち」、
「てくてくマップ北九州(門司・八幡東・
戸畑)」、
「北九州彩時記(春・夏)」、
「北九州市史」
(全10巻)、
「北九州市産業史」、
「北九州市
公害対策史」、「北九州市公害対策史解析編」、「北九州市土木史」、「五市対等合併の歴史的評
価」、「住みよい都市」、「川が変えたまち」、「海峡の風」、「地図で見る-近代の小倉室町と城
内」、「火野葦平とゆかりの人びと」
2
その他
市民の文化振興を図るとともに、既存の施設等の利用や活性化を図るため、各種事業を実施し
た。
事
業
名
時期・場所等
内
容
等
ハープ研究会
通年・毎月2回
×2グループ
響ホール
ハープ愛好家の研究教室
チェンバロ教室
通年・毎月2回
響ホール
チェンバロの演奏法を学ぶ機会を市民に
提供する。
- 18 -
参加者数
43 回/年
329
42 回/年
248