平成 27 年度 いわき市市政モニター通信 総 括 この総括表は、平成27年度のいわき市市政モニターからいただいた、市政に 対する意見・要望と、それに対する市当局の考え方をまとめたものです。 行政経営部 秘書室 ふるさと再生課 モニター通信一覧 番号 件 名 1 四倉町大浦小学校 子供見守り隊について (防災無線を利用した見守り放送について) 2 「久之浜・大久支所」の改称について 3-① 防犯灯LED化に係る補助について 3-② 行政改革について 回答部署 ページ 危機管理課 1 総務課 1 市民生活課 2 総務課 2 4 非常用地下貯水槽について 危機管理課 配水課 3 5 プレミアム付商品券について 商工労政課 3 6 防犯灯の設置について 市民生活課 4 7 平中央公園の水路について 公園緑地課 4 8 非正規労働者の救済について 商工労政課 5 9 公民館及び関連施設の第3日曜閉館について 生涯学習課 5 10 平地区の除染について 除染対策課 6 11 廃校となった三和地区小中学校の利活用について 教育政策課 6 12-① 総合磐城共立病院の看護の研修について 総合磐城共立病院 看護部 7 12-② ゴミの収集車について 清掃管理事務所 7 番号 件 名 13 自治会設置の防犯街灯の管理費について 14 地域活性化に係る取組みについて 15 保健委員について 16-① いわき-浪江線(通称山麓線)について 16-② いわき市の農業・農村振興への意見 回答部署 ページ 市民生活課 8 ふるさと再生課 8 保健所総務課 9 都市計画課 9 農政課 10 17 側溝の土砂あげについて 道路管理課 10 18 いわき市森林・林業・木材産業振興に係る意見 農林水産部 11 19-① 公共施設予約案内システムについて 文化・スポーツ課 11 19-② ゴミ回収用袋について ごみ減量推進課 12 河川課 20 防潮堤の整備について 産業・港湾振興課 12 21 ゴミ収集について 清掃管理事務所 13 生涯学習課 13 文化・スポーツ課 14 復興支援室 14 22-① 公民館使用条件の緩和について 22-② 勿来体育館のシャワー設備について 23 相双地区避難者受け入れについて 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 番号 1 地域の子ども達の安全対策として、いわき市防災無線を利用して、大浦小学校の下校時間に 見守り放送を流してはどうか。 【行政経営部 危機管理課 回答】 本市の防災行政無線は、津波や土砂災害などの災害情報を迅速かつ的確に伝達するため、沿岸部 に123か所、土砂災害警戒区域(大規模な地滑り危険区域)2か所に屋外拡声子局を設置しているとこ ろです。 ご要望いただいた下校時の見守り放送につきましては、本市の無線局免許の通信可能項目が防災 情報に限定されており、見守り放送等の防犯情報の放送は、無線局の目的外使用とみなされる可能性 があること、また、屋外拡声子局が内陸部に設置されていないこと等の理由から、ご意見案の活用は、 現時点では困難ですので、ご理解くださいますようお願いいたします。 なお、学区内の不審者等情報につきましては、各小・中学校において「学校メール」を配信しているほ か、特定の地域に限定した情報提供はできないものの、市が運用している「いわき市防災メール」にお いて市内全域を対象とした防犯情報を配信することも可能なことから、今後担当部署と協議してまいり たいと考えております。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 2 いわき市市制施行50周年の節目にあたり、「久之浜・大久支所」の名称を「久之浜支所」に 改称してはどうか。沿岸漁業の基地「久之浜港」を、強くアピールすることが出来ると思う。 【総務部 総務課 回答】 御存じのとおり、本市の各12支所の名称については、基本的に合併以前の旧市町村名を用いてお り、御指摘の「久之浜・大久支所」が唯一、合併以前の2つの町と村を併せた区域を所管する支所とし て、現在の名称を称しているところです。 支所名の改称については、地区の皆さまの合意が図られていることが前提であると認識しており、今 後、久之浜・大久地区の御要望等として改称の声が高まり、地域の皆さまの御理解が得られれば、適 宜、対応してまいりたいと考えております。 1 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 3-① 防犯灯を蛍光灯からLEDに変更する際の、補助を検討して欲しい。 【市民協働部 市民生活課 回答】 現在、防犯灯設置につきましては、設置費用の全額を対象として補助を行っておりますが、補助対象 を新規設置に係る場合に限定しており、老朽化等に伴い機器更新を行う場合の費用などは、補助対象 としておりません。 しかしながら、近年、蛍光灯型防犯灯の生産中止に伴い、蛍光灯型からLED型への切り替えが進ん でいること、また、省エネルギーのさらなる促進や電気料金を含めた維持管理費用の負担軽減を図る 観点から、蛍光灯型防犯灯からLED型防犯灯への切替えは有効であるものと考えられますので、今 後、新規に設置する防犯灯の補助に加え、地区の防犯灯の配置状況や全体計画を策定する中で、ご 提言の内容なども参考にしながら、当該補助のあり方などについて検討していきたいと考えておりま す。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 3-② 行政改革について(旧行政境界を撤廃して、効率的な配置計画にした方が良いのではない か。) 【総務部 総務課 回答】 本市の支所につきましては、市民の皆様との合意形成を図りながら、平成21年3月に策定いたしまし た市出先機関再編計画に沿って、平成22年4月に、12支所体制を、出先機関が有する機能の違いに よって、総合的な行政サービスを提供する4箇所の基幹的な支所(小名浜、勿来、常磐、四倉)と、基本 的な行政サービスを提供する8箇所の支所(内郷、遠野、小川、好間、三和、田人、川前、久之浜・大 久)に見直しを行い、内郷支所及び小川支所の経済土木課を本庁機関に集約するなど、道路等の公 共施設の整備及び維持管理業務については、本庁機関と4箇所の基幹的な支所に集約することによ り、組織の簡素・効率化と市民サービスの質的向上を図ってきたところであります。 支所を初めとする出先機関につきましては、少子高齢化や中山間地域の人口減少の進行、道路網・ 高速情報通信網の整備の進展など、社会情勢が大きく変化する中で、時代に即した体制への見直し が求められておりますことから、今後におきましても、絶えず検証を行って参りたいと考えております。 2 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 4 非常用地下貯水槽についての認知度が低い。自宅近くの設置場所だけでも、全市民に知って 欲しい。 認知度を高めるため、「すいどういわき」や「防災マップ」、「広報いわき」などに、設置 場所の地図を掲載してはどうか。 【行政経営部 危機管理課 回答】 いわき市防災マップについては、今回の改訂において、新たに津波浸水想定区域や土砂災害警戒 区域など地区の危険区域を掲載するとともに、指定避難所の見直しなどを実施いたしました。 今後も、新たな土砂災害警戒区域の指定や河川洪水浸水想定区域の見直し等に対応するため、適 宜改訂する予定ですので、次回改訂の際には、非常用地下貯水槽の掲載方法についても、検討して まいりたいと考えております。 【水道局 配水課 回答】 非常用地下貯水槽の設置場所については、水道局のホームページ上で、設置箇所の地図を常時閲 覧できるよう掲示するほか、水道局が年4回発行している「すいどういわき」で適時お知らせして参りまし たが、今回頂きましたご意見を市民のみなさまのニーズと受けとめまして、今後は、転居・転勤等の時期 に合わせ、適切な方法で更なる周知を図って参りたいと考えております。 また、当該設備は災害時に重要な役割を果たすことから、今後は、広報いわきや防災マップを活用 し、広く設置場所を周知してまいりたいと考えております。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 5 プレミアム付商品券の発売にあたっては、公平に購入できるような方策が必要と考える。 【商工観光部 商工労政課 回答】 いわき市プレミアム付商品券発行事業につきましては、市内の商工団体等で組織する実行委員会で 実施しているものでありますが、商品券の販売にあたっては、購入を希望する多くの方が購入できるよ う、購入者の利便性や本市の広域性を考慮し、市内58か所の郵便局(簡易郵便局を除く)及び39か所 の商業施設(スーパー等)で販売することとしました。 また、就労の多様化を踏まえ、販売開始日については、商業施設を休日(7月26日の日曜日)から、 郵便局を平日(7月27日の月曜日)からとし、販売数についても、多くの方が購入できるよう先着順で1 人につき3冊までとしました。 これらの販売方法等については、広報紙への掲載はもとより、新聞広告や折込チラシ、さらにはポス ター掲示など様々な広報を通して周知を図ったところです。 おかげさまで、大きな混乱もなく商品券は完売となりましたが、今後も同様の事業を実施する際は、今 回いただいたご意見等を参考としながら、より多くの方が購入することのできる方策について、検討して 参りたいと考えております。 3 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 6 防犯灯については、新設の場合のみ市の補助対象となっているが、修繕の場合でも、器具一 式を交換する場合については補助の対象とするよう検討して欲しい。 【市民協働部 市民生活課 回答】 近年、蛍光灯型防犯灯の生産が終了となったことに伴い、防犯灯の整備につきましても蛍光灯型か らLED型への切替えが進んでおりますが、省エネルギーのさらなる促進や電気料金を含めた維持管 理費用の負担軽減を図る観点から有効であるものと考えられますので、現在、市におきましては防犯灯 の整備に係る支援策として、新規に防犯灯を設置する場合について、LED型防犯灯の設置に係る費 用の全額を補助しているところであります。 これまで設置してきた防犯灯については、そのほとんどが蛍光灯型であり、耐用年数に応じて順次L ED型への切り替えが必要となっております。 このことから、市としましては、現在地区において設置している防犯灯の配置状況、設置年度等を踏 まえ、整備計画を策定し、その中で、補助のあり方について検討して参りたいと考えております。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 7 平中央公園の水遊び場に、水が入れられていない。小さな子供を遊ばせるために有効に活用 してはどうか。 【都市建設部 公園緑地課 回答】 平中央公園の池や水路などの水景施設につきましては、公園をご利用いただく皆様が自然的要素の 一つである、水の流れを感じながら集い、憩える環境を形成するために、いわき芸術文化交流館アリオ スの整備に併せた平中央公園の改修時に整備した施設でありますが、近年は、水路、池の水が抜けて しまう事象が発生し、水の循環が出来ない状況となっておりますことから、ご指摘いただきましたとおり、 現在は、流水を休止している状況にあります。 このようなことから、市といたしましては、業者に調査を依頼し、復旧に向けた検討を行いましたが、現 時点では、原因箇所の特定に至らず、具体的な補修工事に着手できていない状況であります。 しかしながら、平中央公園は、アリオスに来場いただく方はもとより、多くの市民の皆様に親しんでいた だいている公園でありますことから、本来の施設利用が可能となるよう、引き続き、専門業者とともに、原 因究明を進め有効な補修方法を見出し対応して参りたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存 じます。 4 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 8 非正規労働者に対する正規社員への後押しや、働きやすい環境づくりへの支援強化をしてほ しい。 【商工観光部 商工労政課 回答】 福島労働局の資料によりますと、「正社員」1人の求職者数に対してどれだけの求人があるかを示す 有効求人倍率は、本年1月時点では、福島県が0.97倍、全国では0.76倍となっております。 また、福島県の「正社員」「正社員以外」の2つの就職割合を比較したものでは、「正社員」の就職割合 が、平成23年度36.5%、平成24年度42.7%、平成25年度42.5%、平成26年度44.5%と、年々増加して おりますが、いずれも「正社員」が占める割合は、半数以下となっている状況です。 福島労働局では、正社員希望者に対する就職支援や人材確保に向けた雇用管理の改善を、本年度 の「最も重点的に取り組む施策」の一つに掲げ、非正規労働者の雇用の安定、人材育成、処遇改善な どを支援しております。 ①企業側への働きかけ ・非正規雇用求人の正社員への転換や雇用管理改善の働きかけによる正社員求人の確保 ・非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップ等に取組んだ事業主に助成する「キャリアアップ助 成金」 の活用 【助成対象】 (正規雇用への転換、職業訓練、賃金テーブルの改善、健康診断制度の導入、短時間労働者の週 所定 労働時間延長による社会保険加入など) ②求職者への対応 ・正社員求人への積極的なマッチングとして、ハローワークの担当者制としたきめ細やかな職業相談 や、 応募書類の作成指導など 市といたしましても、一般・学生求職者と企業求人のマッチング機会創出のために「合同企業説明会」 を開催しております。労働局(ハローワーク)や就職応援センターなどの相談ブースを設置するなど、関 係機関と連携を図りながら、一人でも多くの求職者が正社員として就職できるよう努めております。 同時に、高校生に対しては、早い時期から就職に対する意識の醸成を図るとともに、早期離職を防ぐ ため、職場体験や企業見学などを行う事業も実施しております。 また、いわき市勤労者福祉サービスセンターにおきましては、臨時職員も含めた中小企業の福利厚 生の向上を目的に、会員の人間ドックや健診受診費用の助成、余暇活動としてツアー行事の開催やチ ケット助成などの取組みを、多数実施しております。 今後とも、各関係機関と連携を図りながら、非正規労働者の正規社員化の促進や就労希望者の早期 就業、臨時職員を含めた中小企業の労働者の福利厚生の向上を図ってまいりたいと考えております。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 9 市立公民館及び関連施設については、毎月第3日曜日が休館になっているところが多いよう だが、他の土日と同様に開館・利用できるようにして欲しい。 【教育委員会事務局 生涯学習課 回答】 市立公民館及び当該施設に付設する図書館、文化センターの休館日につきましては、本市が定める 施設管理に係る規則に基づき、全館統一して第3日曜日を休館日としております。 休館日は、公民館等の施設利用者の安全性や利便性を確保する観点から、施設や設備の定期点 検・修理等を実施する日として、施設管理上不可欠と考えておりますので、御理解くださるようお願いい たします。 なお、休館日であっても、選挙など、公の行事等で教育委員会が特に必要と認める場合には、臨時 に開館し、市民サービスの向上に資することとして弾力的に対応しております。 5 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 10 平地区の除染について 【行政経営部 除染対策課 回答】 1.工程が遅れているようだが、市全体ではいつ頃になるのか。 A.工程の遅れにつきましては、本市やその周辺地区(双葉郡など)において、原発事故の収束作 業や国の直轄除染、さらには災害復旧や復興事業の事業量の増加などで、市町村における除染作業 員の確保が大変難しい状況下にあるため、除染を請け負う業者が直ぐには決まらなかったことが原因と なっており、皆様に大変ご迷惑をお掛けしております。 なお、現在の住宅除染の工程につきましては、平地区は今年度中の除染作業完了を、市全体としま しては、平成28年度内の完了を目指して進めております。 2.調査時より限定数値・測定方法が国の指示で変わり、施工個所が変わると言われた。この ような変更は住民に前もってきちんと周知すべきでは。(昨年全体会議・回覧で周知してある のに残念) A.方針の変更はなく、当初より国の基準である高さ1mで空間線量率0.23μSv/h以上の箇所があ れば、除染を行っても良いとされておりましたが、市と業者の連携不足により、誤った除染範囲の説明 を行ってしまい、混乱を招いてしまったことについて、大変申し訳なく思っております。 また、住民の皆様への周知につきましては、世帯ごとに状況が異なることから、戸別に丁寧な説明を させていただいたところです。 3.作業終了の報告に約2ヶ月かかっている。数値を心配している住民は不安に感じていた。 中間連絡(TEL等で)でもあれば良かったと思う。 A.作業終了後報告(事後モニタリング結果)の遅れにつきましては、除染作業及び事後モニタリングの データ整理に時間を要したことと、地区ごとにまとめて発送を行ったことから、時間がかかってしまったも ので、皆様に不安を与える結果となってしまい、大変申し訳なく思っております。 今後、作業終了後の測定結果につきましては、早い段階でお知らせできるよう検討してまいります。 番号 11 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 三和地区で廃校となった小・中学校の建物について、利活用できないか。今後の対応につい て知りたい。 また、利活用の検討にあたっては、市単独ではなく、地域も含めてはどうか。 【教育委員会事務局 教育政策課 回答】 まず、今般の三和地区の学校再編の経緯について、ご説明させていただきます。 全国的な傾向と同様に、本市におきましても、人口減少と少子化を背景として、中山間地域を中心に、 本来学校が有する集団生活の学びや社会性の醸成などが困難なほどに小規模校化が進行してきてい る学校が生じてきております。 こうした中、三和地区におきましては、平成19年に地区の再編促進組織である「三和町学校統合促進 期成同盟会」が結成され、地区の方々の意向確認のためのアンケート調査をはじめ、地域主体で学校 再編についての検討が進められてきたところです。 市教育委員会においては、平成25年度から期成同盟会と連携し、保護者や地域住民の皆様、学校 関係者の方々と協議を重ねてまいりました。 その結果、沢渡小学校(現、三和小学校)と三和中学校を三和地区の小中学校とすることについて、 平成26年10月に合意形成が図られたことを受け、学校再編を行ったものであります。 学校再編に伴い三和地区では、小学校4校、中学校3校が廃校となりましたが、用途が廃止された施 設については、他の行政目的での利活用を検討し、これが無い時には解体というのが原則です。 しかしながら、“地域のシンボルであり、地域コミュニティの核であった学校施設を、何らかの形で利活 用できないか”との地域の声を踏まえ、市の一般的な取り扱いを原則としながら、民間での利活用も含 めた検討を、庁内の検討組織において進めているところです。 6 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 12-① 総合磐城共立病院について、看護職員の対応の仕方や言葉使いが雑で、不信感を感じてい る。 看護師の教育を行い、名実ともに市内の代表的な病院として市民に愛されるよう、育てて いって欲しい。 【総合磐城共立病院 看護部 回答】 現在、看護職員の接遇に関しては、入職時の研修をはじめ、日頃より接遇マニュアルを声に出して確 認し、言葉使いや気配りなど思いやりの態度で接する指導・教育を行っております。また、転室に関し ては、医師の指示のもと、患者様やご家族に説明し同意を頂いて実施しています。 今回のご意見を真摯に受け止め、市立病院の看護師として真心ある態度で接し、市民に愛されるより 良い接遇ができる看護師の育成に一層努力してまいります。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 12-② ごみ集積所にゴミが散乱していても、収集人によっては片付けない人がいる。 収集車にはホウキやチリトリが備わっているのだから、片付けを徹底して欲しい。 【生活環境部 清掃管理事務所 回答】 ごみの収集作業におきましては、収集後に集積所周辺の清掃を行い、清潔の保持に努めるよう定 め、指導しておりますが、今後も御指摘のように収集後の集積所にごみが散乱することのないよう、収集 作業員に対し改めて周知徹底してまいります。 7 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 13 住民からの要望も多く、自治会では防犯灯を増設しているが、管理費がかさみ、自治会財政 を圧迫している。次のとおり対策を意見する。 ①自治会の負担を軽減するため、電気料金の一部を市が補助。 ②節電対策としてLED街灯を積極的に使用。 ③既存街灯もLED化を進める。 ④モデル地区を設定して比較検討を実施。 ⑤国の交付金を活用。 【市民協働部 市民生活課 回答】 現在、市としての防犯灯の整備に係る支援策として、新規に防犯灯を設置する場合について、LED 型防犯灯の設置に係る費用の全額を補助しているところであります。 一方、これまで設置してきた防犯灯については、そのほとんどが蛍光灯型であり、また、蛍光灯型の 防犯灯の生産終了に伴い、今後順次LED型への切り替えが必要となっております。 このことから、市としましては、基本的には、LED型の防犯灯に切り替える方針であり、現在設置して いる防犯灯の配置状況、設置年度等の状況を踏まえ、整備計画を策定し、その中で、支援の方法につ いて検討して参りたいと考えております。 番号 14 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 企業等が、年に一日は有給休暇をとれる日を作り、ふるさとを訪れ、農作業の手伝いや知人 宅の手伝い、地元の祭礼等に参加することを促すなど、地元の人と交流を促進するようなこと を実施すれば、地域の人手不足も解消でき、人間関係にも変化があると思う。 【行政軽視部 ふるさと再生課 回答】 今回いただきました御提案は、魅力あふれる地域づくりの推進や地域に根差した市民文化の継承、 さらには地域コミュニティの再生やワーク・ライフバランスの実現など、本市におけるまちづくりの理念や 方向性において、重要な視点であると認識しております。 このことから、現在見直し作業を進めております「新・いわき市総合計画後期基本計画」や今後の市 政運営におきまして、参考にさせていただきたいと存じます。 8 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 15 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 市保健委員が市内全域に配置されているが、その活動に、以前のような活発さが欠けるので はないかと感じている。 活動推進のため、保健委員への指導を強化するとともに、女性委員の比率を上げて欲しい。 【保健福祉部 保健所 総務課 回答】 1 保健委員の活動 保健委員は、市内13地区に設置する『地区保健委員会(以下「委員会」という。)』に所属し、以下の 様々な活動を行っております。 なお、地区毎に抱える問題等は異なることから、地区内の事業は、各委員会が主体性を持って決定 することとしております。 委員会の連絡調整組織である『保健委員会連合会』においては、平成26年度に、委員会活動の活性 化を図るための助成制度(※)を創設したところであり、地区の実情に応じた更なる事業展開を図ること のできる環境を整えたことから、市におきましては、当該助成制度を活用した積極的な活動について、 各地区の委員会に対し働きかけて参りたいと考えております。 (※) 講演会やセミナーの開催等、地域住民への衛生・健康普及活動及び啓発に関する事業を 対象に、50,000円を上限として助成。 【参考:地区保健委員会の主な活動内容】 ・市保健委員会連合会総会及び講習会への出席 ・年二回の市民総ぐるみ運動 ・衛生普及に関する先進地視察研修 ・街頭献血事業 ・各種集団健診への受診勧奨 ・精霊送り収取管理 ・健康をテーマとしたセミナー等の実施 ・河川・海岸・山間部のゴミ清掃及び除草作業 ・不法投棄及び河川巡回監視業務 ・集合狂犬病予防注射の実施協力 ・その他地区住民の健康相談等 【参考:市内各地の衛生環境、保全(ねずみ等の駆除)について】 衛生普及活動の促進及び下水道設備等のインフラ整備が促進された結果、ねずみ等による生活環 境への悪影響発生件数は年々減少しており、また、薬害による自然環境への悪影響が懸念されること から、現在、市では噴霧器を使用しての駆除は積極的に推奨しておりません。 2 女性委員の増員について 保健委員については、各地区からの推薦を受けた方に対し市長が委嘱しておりますが、今後、委員 の女性比率向上のため、候補者選出の際の女性候補者の推薦について、留意して参りたいと考えて おります。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 16-① 「いわき‐浪江線」の混雑解消のため、四倉地区の市街化区域を拡大し、双葉地方で働く人 たちの宅地供給を図って欲しい。 いわき南部地域に生活圏を集中させないよう、いわき北部を活用し、交通渋滞等の緩和を図 ることが重要であると考える。 【都市建設部 都市計画課 回答】 市街化区域と市街化調整区域は、将来の人口推移や産業集積の状況などを見据え、市全域の視点 からその規模を設定しております。 今後ますます人口減少が進む見込みである中、市街化区域の拡大は難しい状況でありますが、震災 以降、久之浜地区において、被災した市街地の再生整備に向けた土地区画整理事業の実施をはじ め、比較的大規模な市街化区域の未利用地を活用した民間の宅地開発が進められているほか、四倉 地区においては、県による双葉郡等の避難者の生活再建に向けた復興公営住宅の整備や「市街化調 整区域における地区計画制度」を活用した宅地整備が検討されるなど、新たな宅地供給に向けた取り 組みは着実に進められておりますので、御理解くださいますようお願いいたします。 9 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 16-② TPPへの参加や国際的な流れから、貿易の自由化は止められない。 そのような状況の中、いわき市においては、「担い手不足」や「ほ場の整備・集積」、「産 地化」等において問題点があると思う。 いわき市の農業・農村振興について、意見を述べたい。 【農林水産部 農政課 回答】 ご存じのとおり、TPPは10月5日に12か国により大筋合意されました。今後、各国首脳が署名し、それ ぞれの国での議会で承認後、発効となりますが、それに併せ、国においては、TPP関連対策を講じて いくとしております。 本市におきましても、TPPによる影響が考えられることから、国や県などの動向を注視し、必要に応じ て農林水産業に関する施策を講じていきたいと考えております。 なお、ご指摘いただきました「担い手不足」や「ほ場整備 集積」、「産地化」などに関する貴重なご意 見は、TPP対策をはじめとする今後の本市農政に関する取組みを実施する際の参考にさせていただき ます。 番号 17 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 側溝の土砂上げができないため、泥の堆積とともに植物が生い茂り、水の流れが悪くなって いる。 行政で、堆積した泥を除去して欲しい。 【土木部 道路管理課 回答】 震災後、原発事故により本市にも放射性物質が拡散したことから、汚染の程度に関わらず、市民総ぐ るみ運動での側溝の土砂上げの自粛をお願いしている状況にあります。 今回の相談内容につきましては、現地調査の結果、市道の側溝の流れが悪く排水に支障を来してい ることを確認しており、今年度内に小名浜支所経済土木課(℡54-2111)において、側溝底盤の勾配を 調整して流れをよくする工事を行う予定でありますのでご理解願います。 なお、懸案の側溝土砂上げにつきましては、国に対し、側溝土砂の処理方法等を早期に示すよう継 続的に強く要望し、一日も早く再開できるよう取り組んで参りたいと考えております。 10 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 18 森林を保護しながら、森林の持つ多様性に着目して産業を興す、土壌・環境を整備すること が大切であると考える。 現在、林業や木材産業においては様々な問題を抱えており、自治体においても、そのような 問題を解決すべく色々と計画を立てているが、抜本的な解決策を見いだせていない状況にあ る。 そのような中、森林・林業・木材産業の目指す姿について、意見を述べたい。 担当部(農林水産部)へ参考送付。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 19-① 「公共施設予約案内システム」において、単なる「枠取り」として申込み、直前や当日に キャンセルしたり、連絡なしにキャンセルするなど、他の利用者が迷惑を被るような事態が発 生している。 一見、利用者の利便を図ったようなこの制度も、このような現状では、市民のための制度と は言えないと考える。 【教育委員会事務局 文化・スポーツ課 回答】 市営体育施設の公共施設予約システムにおける予約につきましては、予約の効力を利用日当日まで としたことにより、使用申請のために事前に施設に出向く必要がなくなり、予約案内システムの利用者 の皆様の利便性の向上に役立っているところであります。 しかしながら、御指摘の通り、一部の直前キャンセル等のマナー違反により、本当に施設を使用した い方が迷惑を被っている状況が発生していることから、施設窓口やシステムのお知らせ欄に注意喚起 の掲示を行っておりますが、十分な効果が得られておりません。 このことから、利用者の利便性を確保しつつ、直前キャンセルを防止するための効果的な対策につい て、引き続き検討して参りたいと考えております。 11 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 19-② モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 古乾電池等の回収においては、小さな透明ビニール袋が使用されることが多い様だが、一 方、先日100mlガラス瓶数本を同様に小さなビニール袋で出したところ、「市既定の袋でな い」との理由で回収されなかった。 極端に大きくなく、透明で中身が見えるものであれば、必ずしも市既定の袋でなくても良い のではないか。 【生活環境部 ごみ減量推進課 回答】 本市のごみ袋の規格につきましては、ごみの分別収集の実施について検討するために設置した「い わき市ごみ収集処理改善対策協議会」から、「規格の袋に統一すべき」との提言を受けたことから、昭 和56年4月に規格(たて70cm×横50cm、無色透明)を統一しました。 平成21年には、環境基本計画の改定に合わせて、環境に関する市民アンケートを実施し、その項目 の1つとしてごみ袋の規格についてお尋ねしたところ、今の袋だけでよいとする意見が約半数であった こと、また、ごみ袋の規格に対するご意見もあまりないことから、当面は現行のごみ袋の規格で対応した いと考えております。 しかしながら、高齢世帯の増加による課題の一つとして、ごみ排出の面においても、できるだけ負担を かけることのないような取り組みが求められていることは認識しておりますことから、そうした取り組みの 一環として、ごみ袋の規格についても検討して参りたいと考えております。 なお、廃乾電池については、年2回の回収でも1家庭から排出される量は、その他のごみに比べて極 めて少ないことから、中身の見える袋であれば排出を可としております。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 20 現在、永崎海岸において防潮堤の整備が行われているが、高い防潮堤は、その高さのみなら ず、海が見えなくなってしまうことで、かえって畏怖の念を抱かせると思う。 そのような防潮堤を造るよりも、壊れたままとなっている江名や中之作の沖防波堤を、早期 に復旧して欲しい。 【防潮堤関係:土木部 河川課 回答】 【沖防波堤関係:商工観光部 産業・港湾振興課 回答】 いわき市は、約67kmの海岸線を持っておりますが、海岸管理者である福島県では、このうち津波や高 潮等の発生により市民の生命・財産の保全に大きく影響があると考えられる約28kmの区間において、 海岸堤防の整備を実施しております。 福島県によりますと、県内の海岸堤防の高さは「明治三陸津波」の水位と「50年に一度発生する可能性 がある高潮」の水位を比較して、より高い水位を設計条件として堤防の高さを設定しているとのことであ り、いわき市内の海岸線においては、久之浜地区の一部を除き「50年に一度発生する可能性がある高 潮」の水位を根拠としてTP(東京湾平均海面)+7.2mの高さで整備することとなっております。 また、早期復旧についてご要望のありました江名地区及び中之作地区における「沖防」の復旧工事 につきましては、港の管理者である福島県が災害復旧工事を進めており、江名港の沖防波堤につきま しては、今年の9月に復旧工事が完了しております。また、中之作港の沖防波堤につきましては、現 在、早期復旧を目指して工事中であり、平成27年度中に完成するとのことです。 しかしながら、これらの施設は波浪を和らげる効果は期待できるものの、津波や高潮の水位そのもの を下げる効果はないことから、津波・高潮に対するハード面での対策を講じようとすれば、現在施工中 の防潮堤は「沖防」の有無にかかわらず設置しなければならないものと考えております。 市といたしましても、これらの防潮堤は市民の皆様の生命・財産を守るためには必要な施設であるも のと判断しておりますのでご理解賜りたいと考えております。 12 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 21 ゴミ収集の際に、集積所に散乱したゴミについても、片付けてもらえないか。 【生活環境部 清掃管理事務所 回答】 ごみの収集作業におきましては、収集後に集積所周辺の清掃を行い、清潔の保持に努めるよう定 め、収集作業人に指導しておりますが、御指摘のように収集後の集積所にごみが散乱することのないよ う、改めて清潔の保持について指導してまいります。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 22-① 勿来公民館は、運動エリア以外の共用空間が無く、雨天時の大会開催の際の休憩スペースの 確保が困難な状況である。 隣接する錦公民館の使用条件を緩和し、体育館利用者の休憩等に利用させてはいかがか。 【教育委員会事務局 生涯学習課 回答】 公民館は、学習・文化活動やレクリエーション・スポーツ活動などを行うことを目的として、社会教育法 に基づき設置している社会教育施設であり、利用目的が同法の規定「学校の教育課程として行われる 教育活動を除き、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動」に合致するかどうか を判断し、各部屋の貸出許可を行っております。 このため、単なる飲食や休憩を目的とした利用については許可しておりませんが、スポーツ活動や社 会教育に関係する集会やミーティング等を目的とした利用であれば貸出が可能ですので、施設責任者 である公民館長に事前に御相談いただきますようお願いします。 13 平成27年度いわき市市政モニター通信の内容 番号 22-② モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 勿来体育館のシャワー設備は、水シャワーのみ使用可能となっており、温水での利用ができ ない状況にある。 ホームページには「シャワー有」と記載されており、温水シャワーが使用できるものと判断 される方もいると思うので、対策を講じるべきと考える。 【教育委員会事務局 文化・スペーツ課 回答】 体育施設におけるシャワー設備の設置状況としましては、複合的な体育施設として位置付けている総 合体育館及び南部アリーナにおいてはコイン式の温水シャワーを設置しておりますが、勿来体育館、 関船体育館及び内郷コミュニティセンターにおいては、利用者数や整備に係る費用等を勘案して水 シャワーを設置し、無料で提供しております。 また、御指摘のありましたホームページでの表記につきましては、市ホームページではシャワーの有 無を表記しておりませんが、本市以外のインターネットサイトにおいて「シャワー(有)」の表記が見受け られたため、現在、サイト管理者に対し、表記の削除又は修正を依頼しております。 番号 モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容 23 相双地区からの避難者については、気の毒と思う一方で、色々な市民感情があると思う。 避難者の受け入れ状況や市の対応などの情報を、広く市民に広報することが大切であると考 える。 【行政経営部 復興支援室 回答】 市としましても、御意見のとおり、多くの避難者を受け入れている現状を市民の皆さまに御理解いただ くことは、大切であると考えております。 また、避難者の方々に安心して生活していただくには、地域に溶け込み、市民と交流を深めていただ くことが重要であると考えており、いわき市長と双葉郡8町村長との意見交換会において、必要であると 提言のあった交流施設(コミュニティ交流広場(パークゴルフ場)や鹿島公民館交流施設(講堂)等)に ついて、整備を進めているところです。 そのほか、避難者の受入れ等により増加した焼却ゴミへの対応につきましては、老朽化により廃止予 定としていた北部清掃センターを、予定を変更して継続使用することとし、設備改良工事を進めており ます。 これらの事業は、国の交付金や県の補助金を活用して実施していますが、避難者の方々を受け入 れ、また、交流を図っていく必要があるということから整備等を認められたものであり、このことを広く市 民の皆さまにお知らせするため、広報いわき2月号において、特集記事として掲載しました。 今後におきましても、市民の皆さまと避難者の方々の融和が図られ、共生していけるよう、様々な機会 を捉え、意を用いて取り組んで参りたいと考えております。 14
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