「こんな学校でいいの?」 「携帯電話やスマートホンは何をするためのもの

奈良市立都南中学校
生徒指導だより
平成26年6月16日(月)
都南中学校 生徒指導部
(文責 吉田 央)
「こんな学校でいいの?」
最近、校内のゴミが尐しずつ増えてきているように思います。校舎の外や廊下な
どで、アメやガムの包み紙が落ちていたり、噛んだあとのガムがそのまま吐き捨て
られいたり・・・。ひどい話ですが、先日は駐輪場に置かれていた自転車にガムが
つけられていたということもありました。自転車の持ち主の生徒は大変不快な気持
ちになっていました。また、学校内で落ちていたガムを踏んでしまい、靴にべった
りと張り付いてしまったというような経験をした人もいます。なぜそのようなこと
を平気でできるのでしょうか。吐き捨てたガムが自然と無くなっていくものではな
いことくらい中学生ならば想像がつくはずです。また、「誰かがこのガムを踏むの
ではないだろうか」といった予想もできるはずです。
本来、学校生活の中で不要なものは持ってこないという校則がありますが、「尐
しくらいならかまわない」「ばれなかったらいいや」といった安易な気持ちでルー
ルを破り、自分中心にものを考えて学校生活を送っている人もいるのではないでし
ょうか。
生徒のみなさんにお願いします。今よりもほんの尐しだけで構いません。自分の
周りのことを考えて行動してください。都南中で生活する全校生徒600人が1人
1つずつゴミを拾うと、学校から一度に600個のゴミが無くなるように、ひとり
ひとりが尐しずつ行動をするだけで、学校として大きく変わっていくはずです。
「携帯電話やスマートホンは何をするためのものでしょうか」
携帯電話は私たちの生活を便利なものにしてくれていますが、その反面、様々な
問題の原因ともなっています。特に最近、中学生の間で、スマートホンのアプリが
原因となるトラブルがたくさん発生しています。都南中学校でも、メッセージアプ
リ(LINE)に書き込んだ内容をめぐって友達どうしのケンカに発展したり、SNS
(facebook)に、写っている人に許可なく勝手に写真を投稿するといったような問
題が起こっています。
もともと、携帯電話は緊急に連絡をとる必要性から開発され、進化してきました。
その進化の中で、携帯電話にメールやインターネットの機能が備えられてきました。
そして、現在は、通話よりもインターネットへの接続が中心となったスマートホン
(これは言い換えれば「電話機能付超小型コンピュータ」ですね)が広がりを見せ
ています。機能が増え、コンピュータと同様の様々な使い方ができるようになりま
した。しかし、もう一度考えてください。
携帯電話やスマートホンは、他人を攻撃したり、傷つけたりをするようなもので
は決してありません。そのような使い方は間違っています。友達に自分の考えてい
ることを伝えるのに、LINE だけではきちんと伝わらないでしょう。また、facebook
に投稿する内容も、表現の仕方ひとつで友達を傷つける結果になるかもしれません。
携帯電話やスマートホンについて、もう一度自分自身の使い方を見直し、正しい
使い方をしましょう。