領域・教科名 理科(生活単元学習) NO 1 教具名

領域・教科名
教具名(ニックネーム)
NO 1
理科(生活単元学習)
浮沈子
教材作成のねらい
閉じられた液体中に外側から圧力を加えると,浮
沈子の中に液体が入り沈む。加圧をやめると浮沈子
の中の液体が外に出て浮くことを視覚的に見せ,水
圧について理解をする。
(使用時に工夫したこと)
・ 予めビーカーに水を入れ,浮沈子が浮くように水の量を加減しておく。
・ 浮沈子の水の量が多すぎると加圧による浮き沈みが早く,少ないとゆっくりであるが大きな力でペ
ットボトルを押す必要があるので,生徒の手の力で押せる程度に配慮した。
成果と課題
生徒は喜んで浮沈子の製作をしたが,科学的な意味を理解していたかどうかが課題として残る。
成果としては,身近にはお風呂やプールで体験をしているが,水圧について興味を持つことができた
のではないかと思う。
領域・教科名
教具名(ニックネーム)
NO 2
理科
アンモナイトのレプリカ
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
絶滅して現在では見ることができない示相化石の
一つであるアンモナイトのレプリカを作ることで,
化石に興味を持たせる。
(使用時に工夫したこと)
・ 生息してしたアンモナイトの実際の色は現在では見ることはできないが,生徒には自由な発想で個
人の好みで着色をさせた。
・ 石膏の雌型と雄型を接着するタイミングを逃すと,うまく接着することが出来ないので固まる時間
を見計らって接合した。
成果と課題
・ 化石に興味を持つことができたことは成果である。
・ 着色することで,アンモナイトの本来の目的を持たせるのではなく,美術的な意味に傾いたのは課
題である。
-1-
領域・教科名
NO 3
理科
教具名(ニックネーム)
アブラナの花のクラフト
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
アブラナの花の構造(花びら4枚,めしべ6本,お
しべ1本,がく4枚)を理解するため,拡大したク
ラフト紙でアブラナの花を作ることで,花のつくり
を理解する。
(使用時に工夫したこと)
ストローを茎に見立て,その周りにそれぞれの部位を貼り付けていく際,数mmのずれできれいな花び
らの形にならないので,細かい作業に留意させた。
成果と課題
拡大クラフト紙でアブラナの花を作っていくことで,花びらの構造に興味を持つことができたことは成
果である。
領域・教科名
教具名(ニックネーム)
NO 4
理科
天球の星座(冬)
教材作成のねらい
(作品や教材プリント)
冬の代表的な星座(オリオン座)と北の北極星,
北斗七星,カシオペヤ座の位置に穴を開け,星
座の動きを電球で照らして確認する。
(使用時に工夫したこと)
カップ麺の容器に線香で穴を開ける際に,線香の火の粉が容器に落ちて穴が開かないように苦労をし
た。線香を強く抑えすぎると折れるので,抑えすぎないように留意させた。
成果と課題
北の星座は北極星を中心に反時計回りに回り,南の空のオリオン座が東から南,西に移動することを
確認できた。実際に星座のアプリをダウンロードした生徒や,夜半球で作った星座を実際に見たことを
報告してくれた生徒もいた。
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領域・教科名
教具名(ニックネーム)
NO 5
理科
葉脈標本
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
ヒイラギモクセイの表脈標本を作ることで,植物の
葉の維管束を視覚的に見せ,理解を深める。
(使用時に工夫したこと)
・ 葉肉を煮溶かすために水酸化ナトリウム水溶液を使用したので,生徒の皮膚につかないように留
意させた。
・ ピンセットや割り箸を使って,直接葉に手が触れないようにした。
・ 肉厚の葉を持つ植物を探す。
成果と課題
葉脈標本を作ることで,生徒は維管束(道管,師管,形成層)について,興味を持ち学習することがで
きたことは成果である。
領域・教科名
NO 6
国語
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
辞書の活用(iPad を利用して)アプリ(大辞林)
・国語の時間での漢字学習において,漢字の読み・
意味を調べるときに,このアプリは非常に有効であ
る。
(使用時に工夫したこと)
iPad の画面に漢字を書くとき,手で書くほうがよい生徒と,タッチペンを使う生徒を確認する。
成果と課題
特に,読めない漢字を調べる場合,部首・画数などから辞書で調べることは難しい。このアプリでは,
タブレットに“手書き”することで候補の漢字が出てくるため,その中から選択できることがこのアプ
リの大きなメリットである。電子辞書などの入力が難しい生徒でも,iPad の大きな画面では手で書く
ことが可能になってくる。
-3-
領域・教科名
教具(ニックネーム)
NO 7
保健体育
ころがし卓球
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
○筋力が弱い人や,腕の可動域が狭い人でもころが
し卓球が楽しめるための教具。
○卓球台の両サイドにダンボール等で落下防止の
策を作り,プレーヤーの部分でボールを落下しない
ようにして競技する。相手側に落下すると得点。
(使用時に工夫したこと)
・軽く作るためにダンボールや軽い素材の持ち手を使用した。
・握力や指の可動域に個人差があるので,持ち手に変化を持たせた。
成果と課題
・当たり面を広くしたがそれでも卓球台の広さをカバーできない児童生徒もいた。
・もっと軽い素材がないか。
・持ち手を替えられる工夫ができないか。
領域・教科名
教具(ニックネーム)
NO 8
保健体育
ディスク転がし台
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
○車椅子等からディスクを転がして的を狙ったり,
コースから外れずに転がる距離を競ったりする。
○行きたい方向を自分で決定できる。
○できるだけ自分の手から円盤を転がせるように
する。
○高さを変えることで転がるスピードを調整する。
(使用時に工夫したこと)
・自らの手からディスクを入れられるようにした。
・転がるスピードを変えられるようにした。
成果と課題
・ディスク転がし台を使わない人と競技しても対等に競技できる。
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領域・教科名
教材作成のねらい
・英語劇
NO 9
英語
(作品や教材プリント)
「饅頭怖い」
落語の「饅頭怖い」を題材とした
英語劇。
○英語劇を通して,コミュニケーシ
ョン力を高める。
○自分の役が他の人に大きくかかわ
ることを実感する。
○英語を観客の前で発表することで
英語に対する自信をつける。
○劇をすることの楽しさを知る。
(使用時に工夫したこと)
・いろいろな題材が生徒からでできたが,著作権の関係から,昔話関係とした。
・それぞれに台詞を決め,役割を決めた。3年生を中心に役決めを行った。
・役決めは先ず,自分のやりたいもの,又はやれそうなものを中心に決めた。(強制はしない)
成果と課題
・生徒が練習の中で「自分の台詞をもっと増やしてほしい。
」と言うようになった。
・クラス別の練習では,他の人の台詞も言わなくてはいけないので,自然とたくさんの英語を覚えるこ
とができた。
・演出を自分たちで考えるようになった。衣装を自分で用意する生徒もでてきた。
・はじめはステージに出たくない生徒もいたが,最後は全員舞台に登場できた。
・台詞を家・病棟に持ち帰って練習していた。
・うまくできなくて悩んでいる友達を励ませるようになっていった。
・授業に積極的に取り組むようになった。
・終わった後の反省会では,主役の生徒が「皆に支えてもらっているのがよく分かった。安心して演技
ができた。全員が主役なんだと思った。
」と答えていたのが印象的だった。
・友達の演技を見ることで,自分の役割を一生懸命しようという姿が,全員に見られた。
・中学部全体で行う場合は,教育課程上の位置づけを明確にして実施する。
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領域・教科名
教具名(ニックネーム)
日本史A(高等部3年・単一)
NO 10
地図『広島の地域に伝わる話』
画像
教材作成のねらい
日本史Aの授業では,近現代の歴史に関わり,身
近な生活文化や地域社会の変化などから,生徒が興
味・関心を持ちやすい事象を採用することが求めら
れている。また,生徒の主体的な追究・解決の姿勢
を養うために,夏季休業を中心に自主的な課題研究
として取り組んだ。
(使用時に工夫したこと)
民話や伝承が語る教訓や地域の様子を想像させながら進めた。分布図としたが,色に変化を持たせた
り,イラストを入れたりすることで楽しい作品となった。
成果と課題
テーマ選定∼調査・資料収集∼分析∼表現といった過程について,苦労しながらも,その手法を習得
していた。日頃の学習以上に,主体性や達成感を持たせることができた。
なお,この作品は,第51回広島県地図ならびに地理作品展において『広島県教育委員会賞』を受賞
し,茨城県で開催された第16回全国児童生徒地図優秀作品展に出品された。
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領域・教科名
NO 11
生活単元学習
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
・ 季節を感じられるもの。
・ 視覚的に楽しめるもの。
(使用時に工夫したこと)
・
雨を表現する材料として,少しの力で裂けるバロンテープを使用した。
・ 上を向いていることが多いため自然な体制で作品を楽しめるようにした。
・ うちわであおいで風の強弱を楽しんだり,
「台風」の様子を再現したりして,季節感を味わえるよう
にした。
成果と課題
・ 雨だれやカエルなど,バロンテープに付けた材料が少し重かったので改良が必要。
領域・教科名
NO 12
生活単元学習
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
・ 音,感触,動きを通して自己の身体の動きを感
じる。
・ 既存の力を遊びを通して保持する。
(使用時に工夫したこと)
・ 本人が握れる太さの容器を使用した。
・ 容器の中に鈴を入れた。
・ シールになっている折り紙を容器に貼り,
「ちぎる,貼る,押さえつける」という動きを連続的に行
った。特にしっかりと押さえつける作業では,初めはどれくらい握るかこちらが目標を設定し,次
第に本人の目標に合わせるよう移行した。
・ ボールとして手から離れやすいように凹凸のあるものを使用した。
成果と課題
・ シールを押し付ける作業では,握る数を10に設定したが,本人が30,40,100と意識して
長くしてく様子がうかがえた。自分で見ながらボール(ドラえもん)を投げ,倒れたときの音を聞
き,倒れた本数を数え,ゲームとしても楽しむことができた。
・ ベッドとの高さが調整できるような工夫が必要。
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領域・教科名
教具名(ニックネーム)
NO 13
生活単元学習
ボウリングゲーム
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
支援スイッチを使ってボウリングを楽し
めるようにする。
(使用時に工夫したこと)
ワゴンに乗せて,移動が簡単にできるようにした。
ボールが手元に返ってくるようにした。
材料に使った木の木目の美しさや肌触りのやさしさを損なわないようにした。
成果と課題
病棟に持っていけるので,ベッドサイド学習で使うことができた。
領域・教科名
教具名(ニックネーム)
NO 14
生活単元学習
サッカーゲーム
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
・複数の生徒で一緒に考えながら製作でき,完成後
もみんなで楽しめるように考えた。
(使用時に工夫したこと)
電動車椅子の生徒も自分で操作できるように工夫をした。
成果と課題
生徒が作品の完成に期待感がもてていた。
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領域・教科名
教具名(ニックネーム)
NO 15
生活単元学習
My four seasons story
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
病上学習の生徒がいろいろな素材に触れながら,そ
れらを使って自分だけの季節を表現する。
(使用時に工夫したこと)
・ 和紙を基調とした本作りをした。その和紙はベッドサイドで生徒に語りかけながら,色を決め染め
ていった。
・ りんごはシュレッダーからでた紙に色をつけて貼り付け,もこもこした感じを出した。
・ それぞれにふさわしいお話をつけていった。
・ しっかり素材を触った後の成形の部分は教員が主にやったが,出来上がりが暖かい雰囲気になるよ
うに工夫した。
・ 色は和紙のやさしさとまた,鮮やかさとを出すようにした。
・ 絵本作りなので,生徒のそばでしっかり語ることで,ファンタジーの世界に誘うようにした。
成果と課題
・ しっかりといろいろな素材を触らせることができた。
・ いつも手をこぶしのように硬くしているので,素材を触ることで,ゆっくりと伸ばし,リラックス
できた。
・ 出来上がりが味のある作品に仕上がり,教材・教具フェアではたくさんの人から,高い評価を得る
ことができた。
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領域・教科名
教具名(ニックネーム)
NO 16
生活単元学習
野鳥のシルエット
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
野鳥のシルエットを切り抜くことで,野鳥に興味を
持つことをねらいにした。
(使用時に工夫したこと)
野鳥を見て描くことも考えたが,予めシルエットを厚紙(工作用紙)に写し取り型紙を作りそれを元
に野鳥をマーブリングした和紙に書き写し切り抜いた。和紙をマーブリングすることで,きれいな野鳥
が完成した。
成果と課題
生徒はいずれも意欲的に作業を行った。課題としては,野鳥の脚などの細かい部分の切り抜きに苦労
をしていた。もっと大きさを工夫する必要があったかもしれない。
領域・教科名
教具名(ニックネーム)
NO 17
生活単元学習
糸電話
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
音は物体が振動することによって発生しているこ
とを理解する。
振動は物質を介して伝わり,伝わる際には伝わるも
のも振動することを理解する。
(使用時に工夫したこと)
少し長めの糸を使いました。
成果
・声を紙コップに向けて発すると,紙コップが振動しているのが分かり,音が空気を介して紙コップに
伝わっていることと,音は振動であることが分かる。
・糸を張って,片方のコップに向かって声を発すると,もう片方のコップが振動していることが分かる
ので,糸を介してコップ間で振動が伝わったことが分かる。
・糸を指でつまむと,音が聞こえなくなることから,糸に伝わった振動が指によって止められると,音
が聞こえなくなる。このことからも,音は振動であることが分かる。
・振動している紙コップから音が聞こえることから,オーディオ機器からどのように音が出ているのか
考えることができる。
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領域・教科名
NO 18
生活単元学習
教具(ニックネーム)
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
・ 食品模型・用具セット
○皮をむく・包丁で食品模型を「切る」などを体験
する。
○食品の中の状態を確認する。
○調理実習の準備学習として,包丁の動かし方・左
手の添え方などを体験する。
(使用時に工夫したこと)
・食品はできる限り実物に近い状態で製作した。
・切断模型はマジックテープを利用すると思いのほか力が必要となるため,マグネットを利用した。
成果・課題や問題点
・当初病棟児童を対象に製作したが,実体験の少ない単一の生徒にも「包丁の扱い方」などが実感でき
た。
・マグネットの種類により磁力が異なり,
「持ち上げるだけでずれやすい」
「切っても切り離れない」な
どの状態になるため,マグネットを検討する必要がある。
領域・教科名
教具(ニックネーム)
NO 19
生活単元学習
TUKAMOTO工房
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
○日常生活に役立つものを製作する。
○布・糸・用具などの感触を楽しむ。
○適した支援スイッチを利用しミシンを扱う。
○自分がスイッチ動かすことにより音が出る。その
音や振動を楽しみ,ミシンが作動することを実感
する。
○作品が完成するという達成感を味わう。
(使用時に工夫したこと)
・数種類のスイッチを試用し,生徒の状態に応じたスイッチを用いた。
・特徴を生かしたシンボルマークを考案した。
成果と課題
・周囲の方からの声かけがあり,本人もしっかりと達成感を感じたように思う。
・速度調整不可のミシンのため,スイッチを離すタイミングがずれ,縫い目がずれることがあった。
・手の位置により授業内で数回スイッチの調整が必要であった。
- 11 -
領域・教科名
教具(ニックネーム)
漢字かるた
教材作成のねらい
○
NO 20
生活単元
(作品や教材プリント)
漢字はすべて部首に属しており,漢字は
いくつかのパーツを組み合わせた形だとい
うことを理解する。
○
難しい(画数の多い)漢字や初めて見る
漢字でも「へん」や「つくり」を意識して
↓
(表)
↓
(表)
みると,何を意味しているか分かることを
理解する。
○
同じへんを持ち,日常生活でよく出てく
る漢字を読めるようにする。
(裏)
(裏)
漢字
(さかなへん)
鮎,鮪,鰹,鯛,鮭,鰯,鰻,鯨,鯉,鮫
(きへん)
杉,柿,桜,梅,梨,松,楓,桃,栗,椿
(読みカード)
(読みカード)
(使用時に工夫したこと)
○
日常生活の中でよく出てくるものの漢字とした。
○
「へん」と関連付けて考えやすい「きへん」
「さかなへん」の漢字を使用した。
○
ただ覚えるのではなく,表が漢字,裏が写真のかるたをつくり,ゲーム感覚で楽しめるようにした。
成果と課題
○
ゲーム感覚で楽しく学習することができた。
○
急遽,対応した授業のため1時間だけであったが,担任や国語の教諭と連携し,生活年齢に対応し,
実物と関連付けやすい「つちへん」や「さんずい」の漢字かるたも作成し,継続して取り組めばよか
った。
○
学齢期に準じた漢字では作成できていない。
- 12 -
領域・教科名
NO 21
自立活動
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
・ 少しでも少ない支援で鈴を鳴らすことができ
る
(使用時に工夫したこと)
・ H さんは緊張で手が動くことがあり,そのときに鈴が一緒になることがあった。そのときに,褒め
るとやる気を出し,教員の言葉かけを聞いて,自分で手を動かそうとすることがあった。
・ 2人とも最初に耳元で鈴を鳴らし,これから鈴を鳴らすことを意識させるようにした。
成果と課題
・ T くんは低体温であることと手の指が少し曲がったままの状態であるため,本人が負担なくはめる
ことができ,暖かい素材のもこもこの靴下に鈴をつけた。本人が自分の意志で鈴を鳴らすことは難
しいが,鈴を耳元で鳴らし,今から鈴を鳴らすことを意識させ,教員と一緒に鈴を鳴らした。
・ H さんは,自分で楽器を握り鳴らすことが難しいため,手にはめた状態で鳴らすことができる靴下
の鈴自体はよかったと思う。
領域・教科名
NO 22
自立活動
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
・ 一週間の曜日・天気
○朝の会で今日の曜日の型を触り,曜日を知る。
○今日の天気を肌で感じ,天気の型を触る。
(使用時に工夫したこと)
・ H さんが体調の良い時には,実際に日光や風を感じることができる場所へ移動し,肌で感じたり言
葉をかけたりしたときに,一緒に天気の型に触るようにした。
・ T くんは,移動が難しいため,雨の時には「つるつるの傘のマークだね」,曇りの時には「ふわふわ
の綿の雲だね」などの言葉をかけるようにして,体調の良い時には丁寧に触るようにした。
成果と課題
・
手のひらより一回り大きいサイズにおさめたことで,どんな体位でもほぼ触ることができた。
セロファン,綿,フェルト,モール,もこもこ,ふわふわ,ギザギザなどいろいろな素材の布など
を使用することで,曜日や天気を形だけでなく感触でも違いをつけることができた。
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領域・教科名
NO 23
余暇活動
教具名(ニックネーム) 西特バレミントン(3 人制バトミントン、4 人制バトミントン)
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
○
多くの人が同時に競技を楽しむ。
○
最後まであきらめない気持ちを養う。
○
友達と協力しようという気持ち勝ち・負けを通
して気持ちのコントロール力を養う。
(使用時に工夫したこと)
○「僕も楽しく!あなたも楽しく!」をモットーとし、競技を楽しむ。
○
相手を馬鹿にする発言は,マイナス得点とする。
○
怪我をしないということ・危険行為の回避を毎回全員で確認する。
○
準備・片づけを 2 点以上する。
○
相手コートには何度で返してもよいこととする。
○
サーブに対しては、その人のレベルに応じてハンディが与えられる。
○
ギャラリーはしっかり応援する。
成果と課題
・昼休みに行ったが、体を動かすことで、気分転換が図れ、昼からの授業に取り組む心の準備ができた。
・ギャラリーがしっかり応援することで、成長を見守ってもらえるという安心感と自信につながった。
・パートナーのミスをいつも指摘していた生徒が次第に励ませるようになっていった。
・少人数の学校で、出席状況によっては、自分一人きりになる状況がありそうな時も、体育館に行けば
一人ではないという、「所属する場所がない」という不安がなくなる。
<課題>
勝ちたいがために人のエリアに入り込むことで危険なプレーになりそうなことがある。もっと声かけ
をしていくとよい。
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領域・教科名
NO 24
余暇活動
教具名(ニックネーム) 西特風船バレー
(作品や教材プリント)
教材作成のねらい
○
多くの人が同時に競技を楽しむ。
○
最後まであきらめない気持ちを養う。
○
友達と協力しようという気持ち・仲間を信じる
気持ちを養う。
(使用時に工夫したこと)
○「僕も楽しく!あなたも楽しく!」をモットーとし、競技を楽しむ。
○
相手コートには何度で返してもよいこととする。
○
全員が一回は風船に触らないと相手コートに返せないようにした。
成果と課題
○
パートナーのミスをいつも指摘していた生徒が次第に励ませるようになっていった。
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