平成24年8月10日発行(毎月10日発行)昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 第732号 表 紙 写 真 「愛犬マルちゃん」 寒河江市 大 原 昇 愛犬のマルチーズのマルちゃんと、365日「チェリーランド」で散歩しています。 ある夏の日の1コマです。 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 主な演題及び講師 取得単位 会の名称及び主催者又は連絡先 9月1日(土) 「胃食道逆流症の治療 18:00~20:00 ~難治例、バレット食道癌への対応も含めて~」 山形市 東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野特命教授 小池智幸 山形国際ホテル 「声の病気とその治療」 【参加費 1, 000円】 新宿ボイスクリニック院長/東京医科大学耳鼻咽喉科 兼任教授 渡嘉敷亮二 日医生涯教育 2単位 第6回山形県GERD研究会 9月4日(火) 「メタボリックシンドロームと消化器疾患 18:30~20:00 -増大する大腸腫瘍と酸関連疾患- 」 寒河江市 山形県立中央病院内科(消化器)第一診療部副部長 武田弘明 グランデール寒河江 日医生涯教育 1. 5単位 寒河江市西村山郡医師会学術講演会 9月5日(水) 「生物学的製剤時代の関節リウマチ治療戦略 19:00~20:30 ~薬物治療と手術的治療(上肢手術を中心に)~」 山形市 甲南加古川病院リウマチ膠原病センター ホ テ ル メ ト ロ ホ ゚ リ タン山形 副センター長 中川夏子 【参加費 1, 000円】 日医生涯教育 1単位 第25回山形リウマチ研究会 アストラゼネカ叙 察08038152063 近藤 寒河江市西村山郡医師会 察0237864291 加藤 旭化成ファーマ叙 察0236243762 千田 9月7日(金) 「肺高血圧症診療の現状-診断のピットフォールと治療薬の選択-」 日医生涯教育 18:50~20:40 神戸大学大学院医学研究科 循環器内科学 戦略的客員教授 1. 5単位 山形市 神戸薬科大学 臨床薬学教授 江本憲昭 山形国際ホテル 「膠原病性肺高血圧症の特殊性と早期診断の重要性 」 【参加費 1, 000円】 聖マリアンナ医科大学 リウマチ・膠原病・アレルギー内科 教授 山田秀裕 第3回山形肺高血圧症研究会 9月8日(土) 15:00~18:30 山形市 大手門パルズ 日医生涯教育 3. 5単位 第36回山形県乳腺疾患研究会学術集会 日医生涯教育 2単位 Me di calTr i bune心血管病セミナー 「エストロゲンレセプター陽性乳癌の生物学的特性と内分泌療法」 北海道大学病院乳腺・内分泌外科教授 山下啓子 9月8日(土) 「at 極期であるPAD患者のインターベンション治療の i s 14:00~16:00 進歩と病診連携の重要性」 山形市 山形大学医学部内科学第一講座助教 高橋 大 山形ビッグウイング 「動脈硬化は全身病-at という概念-」 i s 国際医療福祉大学教授 重松 宏 ァ ーマ シ ュ ーテ ィ カ ル ス ゙シ ゙ ャ ハ ゚ ン叙 ア ク テ リ オ ンフ 察08059061994 古賀 アストラゼネカ叙 察0227222171 渡辺 叙メディカルトリビューン コンベンション部 察0332397273 横田 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 主な演題及び講師 取得単位 会の名称及び主催者又は連絡先 9月12日(水) 「がん治療症例検討会」 18:45~19:45 (外科、呼吸器内科、放射線科) 山形市 山形市立病院済生館 日医生涯教育 1単位 第27回済生館がん治療症例検討会 9月12日(水) 18:30~20:30 天童市 天童ホテル 「近未来の高血圧診療と血圧測定」 東北大学大学院医薬開発構想講座教授 今井 潤 日医生涯教育 2単位 第175回三郡市医師会合同学術講演会 9月12日(水) 19:00~21:00 山形市 ホ テ ル メ ト ロ ホ ゚ リ タン山形 「血液検査データーが語る患者リスク 日医生涯教育 !ここまでわかる血液検査-」 -エキスパートの読解法! 2単位 高知大学医学部消化器内科学教授 西原利治 「NSAID、低用量アスピリンの消化管傷害の現状と今後の展望」 独協医科大学消化器内科主任教授 平石秀幸 「消化器内科医が遭遇する胸痛」 東北労災病院副院長・消化器内科部長 大原秀一 による長期管理の光と影」 「PPI 島根大学医学部内科学講座第二教授 木下芳一 ネキシウムライブ中継シンポジウム 9月20日(木) 19:00~20:30 山形市 山形国際ホテル 「循環器領域における新しい抗凝固療法を考える」 日本大学医学部内科学系循環器内科学分野主任教授 平山篤志 日医生涯教育 1単位 山形県臨床内科医会学術講演会 9月21日(金) 18:15~20:15 山形市 山形医学交流会館 「治療可能になった難治性筋疾患 -糖原病実型(ポンペ病)診断のポイント-」 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター 神経研究所疾病研究第一部部長 西野一三 日医生涯教育 2単位 山形大学神経内科・小児科合同 神経筋疾患学術講演会 9月29日(土) 「ヘルパーによる医療的ケア」 13:30~16:00 日本ALS協会理事 川口有美子 山形市 山形市保健センター 山形市立病院済生館 第二診療部外科 察0236255555 守本 天童市東村山郡医師会 察0236544528 山口 アストラゼネカ叙 察08038152063 近藤 山形県臨床内科医会事務局 察0236665200 金子 ジェンザイム・ジャパン叙 バイオ医薬品事業本部 察0335604400 勝山 日医生涯教育 2. 5単位 平成24年度難病専門研修講演会 独立行政法人国立病院機構山形病院 察0236845566 管理課長 佐藤 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 1 目 次 生涯教育のお知らせ お知らせ 本会保健医療第3部よりお知らせ………………………………………………………………………………… 2 YBCラジオ番組「ドクターアドバイスできょうも元気」放送中……………………………………………… 3 第21回「やまがた健康塾」のご案内……………………………………………………………………………… 3 山形県医師会会員専用ページのアカウント及び メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて……………………………………… 4 勤務医のページ 済生館における脳卒中地域連携…………………………………………山形市立病院済生館 齋藤伸二郎… 5 郡市地区医師会コーナー 軍事技術と泌尿器科イノベーション……………………………………………米沢市医師会 小関 清夫… 7 寄 稿 ドクター・ヘリ……………………………………………………………………………山形市 武田 和夫… 9 山形県の偉人堰「真壁 仁」…………………………………………………………… 山形市 武田 昌孝… 10 親 睦 第39回山形県医師会親睦ゴルフコンペに参加して…………………………… 山形市医師会 結城 正明… 11 学 術 山形県急性心筋梗塞発症登録評価研究事業 平成22年のまとめ ………………………………………………………山形大学医学部内科学第一講座 和根崎真大 ほか… 13 山形県の小学校における学校保健………………………………………芳賀小児クリニック 芳賀 惠一… 18 21世紀の子どもたちの心と体を守るために…………………………………… 山本内科医院 山本 弘史… 20 筆 硯 家庭内事情と男女共同参画……………………………………………山形県医師会常任理事 吉岡 信弥… 24 県医師会だより 第3回常任理事会…………………………………………………………………………………………………… 25 第5回全理事会……………………………………………………………………………………………………… 29 健康スポーツ医学委員会…………………………………………………………………………………………… 34 山形県糖尿病対策推進会議………………………………………………………………………………………… 35 学術委員会…………………………………………………………………………………………………………… 36 産業医委員会………………………………………………………………………………………………………… 37 地域医療連携体制検討委員会……………………………………………………………………………………… 38 学校保健委員会……………………………………………………………………………………………………… 39 県医日誌……………………………………………………………………………………………………………… 40 会員異動……………………………………………………………………………………………………………… 42 医師国保だより……………………………………………………………………………………………………………… 43 医療機関厚生年金基金だより……………………………………………………………………………………………… 48 編集後記……………………………………………………………………………………………………………………… 49 〔ホームページ〕ht 〔Eメール〕ke t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ ni s hi @yamagat a. med. or . j p 2 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 本会保健医療第3部よりお知ら 本 3部よ よりお 療第3 保健 健医 医療 本会 会保 せ 知らせ お知 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県医師会常任理事 救急・大規模災害等対策委員会担当理事 大 内 清 則 本会では、平成23年3月11日に発生した東日本大震災を受け、救急・大規模災害等対策委員会において、 今後の課題を協議したところです。その中で、日頃からの備え、迅速な対応及び長期対応を念頭に置きな がら、医師会としての態勢の整備を図っていくこととなり、村山南部(山形市、上山市)、村山北部(天 童市東村山郡、寒河江市西村山郡、北村山地区) 、最上(新庄市最上郡) 、庄内(酒田地区十全堂、鶴岡地 区) 、置賜(南陽市東置賜郡、長井市西置賜郡、米沢市)及び山形大学医師会の6ブロック体制として、 コーディネーターを設置することとなりました。 その後、ブロック毎に協議のうえ、下記のとおり本会医療救護班派遣調整担当医(医師会ブロックコー ディネーター)が決定いたしました。 また、現在まで、救急・ 大規模災害等対策委員会担当理事打合せ会ならびに医師会ブロックコーディネー ター会議で検討を重ね、本会の災害対応策について下記のとおり決定いたしましたので、お知らせいたし ます。 1.山形県医師会 医療救護班派遣調整担当医(医師会ブロックコーディネーター) 金谷 透 (医師会 村山南部ブロックコーディネーター) 関根 智久 (医師会 村山南部ブロックコーディネーター) 三條 忠夫 (医師会 村山北部ブロックコーディネーター) 山科 昭雄 (医師会 最上ブロックコーディネーター) 本間健太郎 (医師会 庄内ブロックコーディネーター) 髙橋 秀昭 (医師会 置賜ブロックコーディネーター) 川前 金幸 (山形大学医師会ブロックコーディネーター) 2.平成24年度 山形県医師会災害対応の実行計画及び訓練等について ①通信手段について ○衛星携帯電話の購入を見送ることとし、本会役員、医師会ブロックコーディネーター、郡市地区医 師会長・事務局の携帯電話番号やメールアドレスを整備する。 ○山形県の行う訓練に合わせて、メール等にて訓練を実施する。 ②ビブスについて ○赤色のビブスを作成し、県医師会、各郡市地区医師会(10枚ずつ)に備える。 ③のぼりについて ○のぼり「診察中」(黄色地に黒字)を作成し、医療機関へ配付する。 ④発電機について ○停電時に山形県医師会事務局のパソコンと照明の電源を確保するため、プロパンガス発電機、ガス ボンベ、蛍光灯ランプを備える。 ○電気自動車は電源を確保できるので、県医師会会用車の更新時に考慮する。 ⑤記録誌について ○東日本大震災に対する対応や活動内容をまとめた記録誌(はじめに→会長挨拶→事実( 時系列)→県医師 会の活動→各郡市地区医師会の事実・活動→総括と展望)を作成し、会員並びに関係団体へ配付する。 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 3 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 「 YBC バイス スでき 気」 ょうも も元気 きょ アド ドバ ついて につ クタ ター ーア 」の放 放送に 「ド ドク て 去 Cラジ 組「ドクターアドバイスできょうも元気」の放送につい ジオ番組 救 YBCラジオ番 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県医師会では、月曜日から金曜日まで下記の時間、県民向けにYBCラジオで健康情報番組「ドク ターアドバイスできょうも元気」を放送中です。 健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さんに聴取をお勧め下さい。 9月の放送予定は下記のとおりです。 【放送時間:月曜日から金曜日 6時30分~6時45分、12時40分~12時55分】 放送日 テーマ 出演者 所属医療機関名 9月3日~7日 肝機能障害について 柄澤 哲 先生 柄 澤 9月10日~14日 子どもの予防接種 三須 久子 先生 三須小児科内科医院 9月17日~21日 中・高年の肩の痛みについて 村 成幸 先生 吉 9月24日~28日 頭痛さんさようなら 藤田登志也 先生 やまのべ藤田クリニック 岡 医 病 院 院 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 第21回「やまがた健康塾」のご案 第 第2 21 内 」のご ご案内 康塾 塾」 がた健 健康 まが やま 1回 回「 「や 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 本会では、県民への最新の医療情報の提供や、地域で活躍する開業医の紹介、かかりつけ医の普及、医 療連携の推進、また、さまざまな課題をかかえる医療の現状を県民に広報するため、健康セミナー「やま がた健康塾」を開催しております。 第21回「やまがた健康塾」の概要は下記のとおりですので、患者さんに聴講をお勧め下さい。 記 日 時 平成24年9月20日(木) 15:00~16:00 会 場 天童市民文化会館 天童市老野森1-1-1 TEL 0236541511 テーマ 「高齢社会の精神疾患~うつ病と認知症について~」 講 師 深澤 隆 先生(秋野病院) 4 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 山形県医師会会員専用ページのアカウント及 山 ウン ジのア アカウ 員専 専用ペー 会会 会員 県医 医師 師会 ント及 及び 山形 形県 び ージ 救 去 メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについ メ 救 去 の自 自動 いて 知文 文書 書の る周 周知 ストに につい グリ リス ルによ よる ーリン ング メー ール て メー 動配信 信・メ 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県医師会では、会員専用ページを開設して おります。このページでは会員および医療機関の 情報、県医師会および各地区医師会の行事などを 花笠メーリングリスト 会 員 専 用 の メ ー リ ン グ リ ス ト「花 笠 M L」 (hanagas aml @yamagat a. med. or . j p)を立ち上げ 公開しております。会員の先生方の専用ページと ております。 なっており、アクセスするためにはアカウントが 花笠MLは、県医師会会員どうしが情報・意見交 必要となります。 換を行う場を提供します。また、この趣旨を通じ て地域医療の発展、更には医療全体の向上に寄与 会員専用ページのアカウント することを願うものです。 ◆ユーザ名: 未加入の会員は、これを機会に是非ご参加くだ y+日医会員番号(日医刊行物送付番号) さい。 ◆パスワード: 生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁 (例) :1950年1月2日の方:500102 ※準会員の方は、本会までお申し込みください。 周知文書の自動配信 申し込み先 周知文書の自動配信、メーリングリスト「花笠 ML」への参加を希望される先生は、本会宛メール (ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p)にてお申し込み ください。 周知文書あるいは県医師会からのお知らせを メールを利用して行っております。希望された会 山形県医師会ホームページ: 員には、県医師会ホームページの会員メニュー「新 ht t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ 着文書」をメールにて配信いたします。ご希望の メールアドレス: 会員は、是非お申し込みください。 ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p 会員フォーラム 会員同士での情報交換(災害時等)やディスカッ 花笠MLアドレス: hanagas aml @yamagat a. med. or . j p ションの場としてホームページの会員メニューに 「会員フォーラム」を設置しております。是非ご活 用ください。 ◇花笠メーリングリストでは、現在、下記のようなことについて、意見交換をしております◇ 斬山形こどもの腎研究会のお知らせ 斬ヒブワクチン、7価肺炎球菌ワクチンの接種回数 間違いと接種時期の間違い 斬タンデムマススクリーニングは 斬肺炎マイコプラズマの 流行( 最上地区) 斬診療所の管理怠る 千葉の医師逮捕=ニュースです 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 5 済生館における脳卒中地域連携 山形市立病院済生館 齋 藤 伸二郎 なでしこジャパンに代表されるロンドンオリン そして維持期のリハやケアを担う療養型病院、介 ピックでの日本選手団、特に団体戦やリレーなど 護施設などが一人の患者にそれぞれの立場で関わ での彼/彼女らの活躍に『日本の若者も捨てたも ることになります。そのためシームレスな医療や のではない。チームプレーができるじゃないか。』 診療情報の共有化が求められます。そのツールと と嬉しい思いがします。私は卒後2年目の半年間 して連携パスが重要な意味を持っています。また、 の麻酔科研修を除いて脳神経外科診療に30年携 患者や家族にとっては、連携パスにより脳卒中発 わってきました。限られた時間の中で最大限の情 症早期から自宅退院までのおおよその道筋が示さ 報を集め、診断し、最善の治療法を決定し、それ れ、目的と展望を持ち治療を受けることが期待さ を的確に行うことが要求される脳神経外科にとっ れます。 てチーム医療は欠かせません。 『脳神経外科は舟と 一緒。どこかひとつでも穴があれば沈んでしま 済生館では、平成20年4月に山形市医師会主導 う。』と恩師である嘉山孝正教授に鍛えて頂いたた で作成された脳卒中地域連携パスの運用を開始し め、昨今の多職種連携や病病連携/病診連携など ました。本パスは医療者用パスと患者用パスとか には比較的抵抗無く入って行けたと思っておりま らなり、それぞれを従来の診療情報提供書、入院 す。嘉山教授から『村山地区の急性期脳卒中医療 診療計画書として機能させています。普遍性を高 を充実させるように』とのミッションを頂き、済 めるために急性期病院での治療内容やその期間に 生館に赴任し6年が経ちました。この間、平川秀 特に制限は設けず、重篤な合併症を有しリハに専 紀館長始め館内のスタッフの方々の多大なご支援、 念できない患者以外をすべて対象にしています。 ご協力のもと、包括的な急性期脳卒中診療を行う 記載する情報は日常生活動作のステップ達成度を 体制が整ってきました、また日頃、会員の先生方 中心に最大公約数的なものとし、医師、看護師、 とは脳卒中診療を通して顔の見える連携をさせて リハスタッフ、地域連携室スタッフが記載を分担 頂いており大変有り難く思っております。 しています。現在このパスを使用している施設は、 急性期病院は済生館と山形県立中央病院の2施設、 急性期医療を行ううえで地域連携は避けては通 回復期リハ病院は国立病院機構山形病院、篠田総 れません。医療は高度化、専門化や機能分化の流 合病院、みゆき会病院、至誠堂総合病院の4施設、 れと限られた人的/物的資源を有効に活用すると そして50近くの診療所です。患者は急性期病院退 いう観点から一病院完結から地域完結型へと変化 院の際にパスを持参し、回復期リハ病院から転院 しているのはご存知のとおりです。脳卒中はその あるいは退院する際は、紹介元の急性期病院にも 典型とも言える疾患で、普段の健康管理、二次予 同じ情報が戻るような循環型パスです。 防や在宅医療を担うかかりつけ医、急性期病院、 回復期リハビリテーション(以下、リハ)病院、 済生館におけるパスの運用状況ですが、平成21 6 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 年度と22年度の2年間ににパスを使用し回復期リ 養であった58名中20名が経口摂取可能となって ハ病院に転院した患者は453名であり、この期間に いました。 済生館に入院した脳卒中患者の約40%に当たりま す。済生館での平均在院日数は40日で、その内訳 このように済生館では年間200名以上の脳卒中 は入院からパス使用決定までが16日、決定から転 患者が本パスの運用下に回復期リハ病院に転院し、 院申し込みまでが7日、転院申し込みからの待機 シームレスな医療を受けられるようになりました。 期間が17日でした。回復期リハ病院退院時の患者 しかし、利用施設の拡大、病診連携の充実、I T化 の状態が済生館に戻ってきた360例のパスから など取り組むべき問題は数多く残されています。 判ってきました。回復期リハ病院での平均在院日 広域を網羅する事務局もありません。質の評価も 数は82. 5日で、済生館での在院日数40日と併せる これからで、PDCAサイクルで言えばDoが始まっ と122. 5日となり、患者は約4ヶ月の間、急性期治 たところでしょうか。私は今年度から、本医師会 療と回復期リハ治療を受けています。回復期リハ の地域医療連携体制検討委員会に参加させて頂い 病院からの退院先は自宅が55%、介護施設などが ております。自分自身が地域連携医療の中で『穴』 19%で、計74%が退院していました。療養型病院 になっていないか、甚だ心許ない限りですが、少 への転院は13%、脱落が13%です。脱落例は50例 しでも多くの脳卒中患者の転帰と満足度の向上に でその主な原因は肺炎10例、脳卒中再発5例、イ 貢献できる機能的な連携体制作りに微力ながら取 レウス5例などでした。日常生活動作の指標とし り組んで行きたいと思っております。 てBar t helI ndexを見ますと、済生館退院時29. 8か 会員の諸先生におかれましては今後ともご指導 ら回復期リハ病院退院時54. 5と24. 7点の利得でし ご鞭撻をお願い申し上げます。 た。また、済生館退院時に嚥下困難のため経管栄 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 7 軍事技術と泌尿器科イノベーション 米沢市医師会 小 関 清 夫 本年4月に記念すべき第100回、日本泌尿器科学 た。想像すらしていなかったロボットを用いた手 会総会が東大泌尿器科の本間教授(小生と東大同 術療法の出現です。 期入局)のもとで開催されました。総会の主題は ダヴィンチ・サージカルシステムと言う内視鏡 「新百年への扉・・・新たなJUA」とされ、一世 下手術支援ロボットで主に前立腺癌治療に用いる 紀が過ぎ去り次の世紀の扉が開くという狙いを表 先進医療適用機器です。もともとは92年の湾岸戦 すものでした。新日本フィルハーモニーの演奏に 争時に、前線にロボットを置き、本国からの遠隔 始まる祈念式典では世界の著名な泌尿器科医師お 操作で負傷兵の手術を行うことを目的に開発され よび日本各界の著名人をお迎えし厳粛かつ素晴ら たもので、戦場でのあらゆる傷害に対応できる万 しいものでした。 能の機械というのがきっかけでした。ロッボト 小生も一泌尿器科医として35年過ぎた今、泌尿 アームには7つの関節がありミリ単位以下の細密 器科の医療技術の進歩にはただただ驚かされ、ま な動きや回転が可能で1秒間に百万回以上の安全 たその技術の進歩が軍事技術の開発と深い係りが チエックが働く画期的な医療機器です。2000年に ある事を痛感しており、これらの雑感につき愚考 医療機器として出現し、日本でも2006年に導入さ してみます。 れ今後標準的手術術式となる可能性が高い技術と 新人の頃は、タングステンランプの膀胱鏡、D なりました。山形大学病院にも導入され、本年8 IPで始まりましたが、CTはおろかエコーすら 月から本格始動の運びとなりました。 もありませんでした。ほどなくファイバー膀胱鏡 これらの医療技術は軍事技術の副産物でありま が導入され視野は格段に良くなり内視鏡手術の幕 さに「破壊から創造へ」を地で行く画期的な出来 開けとなりました。 事となりました。うがった見方をすれば、かつて まず起ったのがドイツで開発された体外衝撃波 ゼロ戦や戦艦大和を開発した我が国も戦争放棄に による結石治療(ESWL)でした。第二次世界 ともなう武器開発中止が医療技術の遅れを引き起 大戦のドイツ軍の秘密兵器として戦車や潜水艦の こしている可能性も否定できないかも知れません。 乗組員を無力化する兵器としての開発は失敗に終 その他、近年の技術革新としては、超音波機器 わったものの医療技術として日の目を見た事は画 による尿路結石の破砕および前立腺癌治療、IM 期的な事でした。 RT・陽子線・重量子線・組織内照射療法を用い 次に起ったのが米国の宇宙戦争(スターウオー た前立腺癌の放射線治療、不妊症に対する精巣精 ズ作戦)に起因するレーザー光線治療でした。敵 子採取法(TESE)による顕微授精、新規免疫 国の衛星、ミサイル破壊の技術は尿路結石、BP 抑制剤による異なる血液型に対する腎移植の成功、 H,癌治療に用いられ医療技術として福音をもた 腹膜・血液透析技術の進歩、CDDP等新規抗癌 らす事となりました。 剤による癌化学療法の精巣腫瘍・尿路上皮癌に対 最近ではロボットを用いた手術が導入されまし する画期的治療成績の向上、膀胱上皮内癌にたい 8 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 するBCG膀胱内注入療法、腎癌に対するイン 今回の泌尿器科学会総会での新しい企画として、 ターフェロン・分子標的療法、ED治療薬バイア 日本泌尿器科学会と朝日新聞社が合同で「泌尿器 グラの開発、などなど近年の泌尿器科のブレーク 科とわたし」という懸賞論文募集が一般の方々を スルーを伴う技術進歩は枚挙にいとまなく、まさ 対象に行われました。約1500通の応募の中から、 に眼を見張る画期的なものがあります(おかげで 小生の医院で治療を受けている患者さんが栄えあ 大分、勉強させられました)。 る第2位の朝日新聞社賞を受賞されました。誠に かつての皮膚・泌尿器科学とはもはや完全に様 もって光栄の至りである事を感謝しております。 相が一変し、泌尿器科は扱う領域が広くなりハイ 近年最も進歩した医学領域の一つが泌尿器科で テク化、メジャー化し、現役の臨床医は着いてい あり、このような時代の進歩をまのあたりにでき くのが精一杯といった所です。たくさんの若手先 た幸運に一臨床家として感謝し、更なる泌尿器科 生方の新規参入に大いに期待したい所です。 の発展を願わずにはおれない昨今です。 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 9 ド クター・ヘリ 山形市 武 田 和 夫 先ごろ医師会の集まりで、山形県が計画してい た。このように運用は大変で、校長室の本棚の百 る救急ヘリコプターの話を聞いた。現在もヘリコ 科事典のように、大切に飾って使わないのが一番 プターを使って患者の緊急輸送は行われているが、 楽かも知れない。 救急車と同じで操縦士と整備士に消防の救急救命 航空自衛隊のスクランブルの戦闘機は24時間整 士が同乗して飛んでいる。救急車に医師も同乗す 備して、パイロットも交替で数名が靴を履いたま るドクター・カーは既にあちこちで運用されてい ま待機している。常備消防車と同じである。呼出 る。確かに医師も同乗していれば、注射などの医 しが無ければ平和に感謝する。 療行為も現場で出来るので便利だろう。 ドクター・ヘリは操縦士、整備士のほかに4人 昨年の3. 11の後、ニューオルリンズの水害で活 が乗れる、医師と看護師が乗れば、後は患者の席 躍した、ヴィジョン・バンという眼科診療のセッ は2名分である。ヘリは直線的に移動でき移動時 トを一式積んだ巨大なバスを、慶応大学の坪田教 間を短縮できる、救急車とランデブーして患者を 授の個人的繋がりでアメリカからロシアの輸送機 運ぶが、さらに重要なのは崖崩れなどで車や人が で緊急輸送してもらった。アメリカサイズなので 行けない孤立部落などでの活躍である。でも移送 大きな道路と学校のグランドなどでの活動に限定 が2名以内なら良いが、3人4人なら輸送する順 され、田舎の狭い道には入れなかった。それでも 番を決めねばならない。最初の人を救急車に引き このような診療車の必要が認められ、今年1億円 渡して急いで引き返すのか。有視界飛行なので暗 の予算がついて、日本サイズの車が宮城県に配置 くなると飛べなくなる、トリアージは難しい。選 される。でもその維持管理は大変だろう。 別基準は医学的重症度だけなのか、社会的条件も ライオンズクラブやソロプチミストが、周年記 含めて決められるのだろうか。意識不明で助かる 念事業に自治体に救急車を寄贈したとの新聞報道 可能性は20%以下の人と、社会復帰が80%見込め を見る。贈る方は何百万円か集めてメーカに車を る人とどちらを先に緊急輸送で乗せるのか。基準 注文するだけだが、贈られた方は、ガソリン代な を作らず、ケースバイケースなどと現場に任され どのメンテナンス、運転者、救急士の確保、給料、 てはたまらない。昔、米軍の航空基地に行った時、 勤務体制などを考えると、さぞ頭が痛いだろうと 壁に日本近海の地図があり、数字が気象図のよう 思う。J I CAでアフリカに派遣された後輩が、現地 に書いてあった、聞けば海水温などから生存可能 の大病院でもフィルムを買う金が無くなったり、 時間で、この時間を過ぎれば遭難事故捜索を打ち 技師がよそに移動したりすると、せっかく贈られ 切るとのこと。非情でも合理的基準は必要である。 たレントゲン装置も埃に埋もれていると嘆いてい 10 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 もな県会太入て山 なけ国、郎選、形 っれ民山に。当市 たば教形師こ時宮 『な育詩事の、町 地ら研人。事農生 参 考 下 な 究 協 昭 が 村 ま 資 水 い 所 会 和 詩 に れ 料 』と)、七を流。 主、の県年志布勤 ・・ 宰百代青のすし勉 本山 。姓表年第契てな の形 蔵がを婦一機い農 郷新 王百務人詩とた民 土人 坊姓め文集な『で 館 国 平 を る 化 『 る 講 あ 記 お描か会街。義る 清いた議の十録と 松 坂読 水たわ、百九』同 俊売 の詩ら県姓歳で時 夫新 森を、原』で勉に 著 聞 に 一 農 水 を 上 強 、 山 『貫業爆発京。好 共形 峠しこ禁表し大学 同支 』てそ止。、正の 出局 の書全協以尾十青 版編 詩きて議後崎四年 発者 碑続の会対喜年だ がけ科、外八自っ 行 建た学山的を作た 立。に形文訪の彼 さ県よ農化ね詩は れ文っ民活、が仕 て化て文動そ『事 い会豊学(の抒の るのか懇芸後情合 。動に話文高詩間 脈さ 懇村』を とれ会話光に見 、 真ま か 壁 べ 仁じ ん ( 一 九 〇 七 〜 一 九 八 四 ) 詩 人 (二 支 韻 平 起 ) 一 藏 農 百 朝 王 業 姓 陽 真 山 宣 レ負 麓 刻 詩 碑 山 形 県 の 偉 人 堰 壁 爭 言 背 高 四 レ振 二 仁 筆 海 鍬 力 馳 時 一 の 蔵ざお 王うさ 山んろ く 麓 農うぎ 業ょう 闘とう そ 争 う 詩し 碑ひ を 刻きざ む 筆つり 力ょく を 高たか め ひ ひ 百ゃく 姓しょ 宣うせ ん 言 げん 四しか 海い に 馳は す ち 朝ょう よ 陽 う 背せ に 負お う て 鍬くわ を 振ふる う の 時とき 山 形 市 武 田 昌 孝 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 11 第39回山形県医師会親睦ゴルフコンペに参加して 山形市医師会 結 城 正 明 週間天気予報では、雨の確率80%であったのを ディキャップをいただき優勝することができまし 覆し、快晴のもと8時36分爽やかな風も気持ち良 た。 くインコースからスタートした。10番ホール右に 朝5時起きをして遥々庄内に来た甲斐がありま 落とすと1ペナルティとのこと、極端に左の土手 した。 に打ち込み、つま先上がりからのセカンドショッ 特に同伴競技者の中島先生には各ホールの攻め ト7番アイアンを短く持ってアゲインストの風の 方を教えていただき、小野寺先生には老獪なマ 中コンパクトに振りぬくことができ2オン、2 ジェスタドライバーのティショットを見せていた パットのパー。まずまずのスタートができ11番 だきました。神林先生のボーリングを思わせるよ ホール。右の土手を転がり下りあと100ヤードの絶 うなよせの巧さにも感服しました。 好の位置。ピッチングでピンそばへバーディチャ 日本海を眺めながらまずまずのコンディション ンスかと思われたらトップして奥へOB。ツイテ の湯の浜カントリークラブを満喫し、帰りにメロ いないと思ってあがってみるとそこが隠しホール。 ンをお土産に買って帰りました。 後半もバンカーで2度たたきダブルボギーをた 事務局には大変でしょうが山形県内色々なとこ たいたところが隠しホールとなって、9. 6のハン ろでこのコンペをやってほしいと希望します。 12 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 第39回山形県医師会親睦ゴルフコンぺ成績表 RANK 優 勝 準優勝 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 氏 名 結 城 正 明 柴 田 雄 二 保 坂 淳 中 島 良 明 磯 田 昇 原 田 順 二 神 林 隆 明 斎 藤 恭 一 小野寺 俊 直 菅 原 源 也 佐 藤 紀 嗣 原 田 次 郎 神 宮 彰 中 村 秀 明 鈴 木 伸 男 栗 谷 義 樹 大 森 典 夫 土 門 斉 高 橋 則 好 丸 岡 喬 武 田 雅 身 北 條 昌 知 佐 藤 満 雄 松 本 秀 一 三 浦 二三夫 福 原 晶 子 所 属 山 形 北村山 北村山 酒 田 山 形 上 山 北村山 山 形 鶴 岡 酒 田 上 山 山 形 新・最 鶴 岡 鶴 岡 酒 田 長・西 酒 田 北村山 酒 田 寒・西 山 形 鶴 岡 新・最 鶴 岡 鶴 岡 OUT 40 42 45 38 40 58 59 46 46 54 45 56 47 47 56 50 44 51 46 40 47 54 46 47 61 56 I N 40 42 52 43 41 52 52 46 45 54 51 52 41 46 53 47 46 47 51 43 53 46 48 58 57 54 GROSS HDCP 80 9. 6 84 132 97 25. 2 81 7. 2 81 7. 2 110 36. 0 111 36. 0 92 16. 8 91 15. 6 108 32. 4 96 20. 4 108 32. 4 88 12. 0 93 16. 8 109 32. 4 97 20. 4 90 13. 2 98 20. 4 97 19. 2 83 4. 8 100 21. 6 100 21. 6 94 13. 2 105 24. 0 118 36. 0 110 27. 6 NET 70. 4 70. 8 71. 8 73. 8 73. 8 74. 0 75. 0 75. 2 75. 4 75. 6 75. 6 75. 6 76. 0 76. 2 76. 6 76. 6 76. 8 77. 6 77. 8 78. 2 78. 4 78. 4 80. 8 81. 0 82. 0 82. 4 NOTE BG、NP XNP、NP 水平 水平 DC、NP XNP、NP DC、NP 小波 NP NP NP 大波 DC、DC 大波 小波 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 13 山形県急性心筋梗塞発症登録評価研究事業 平成22年のまとめ 山形大学医学部 内科学第一講座 和根崎 真大、西山 悟史、平山 敦士、渡邉 哲、久保田 功 山形大学医学部 公衆衛生学講座 寳澤 篤、深尾 彰 山形県医師会 有海 躬行 1.はじめに た。平成22年の山形県人口動態統計調査 ( 県健康福 「山形県急性心筋梗塞発症登録評価研究事業」は 祉部健康福祉企画課による一般公表)の結果 を基 平成5年4月に山形県より山形県医師会が登録業 の発症率は47. に算出したAMI 7/10万人年であっ 、平成18年度から山形県 と診断された557例についての解析結果を た。AMI 1) ,2) 務の委託を受け発足し 医師会の事業として実施してきた。平成21年度よ 以下に述べる。 り再び山形県の事業として、山形大学が事業委託 を受け実施している。平成5年4月から平成22年 表3.患者背景 ( 2) 12月までの登録総数は8, 857名に達し、各年のまと 男性375例、女性182例がAMI として登録された。 めは山形県医師会報において毎年公表している。 女性患者 ( 79±11歳)は男性患者 ( 69±13歳)に比 長年の蓄積データを解析したところ、診断・治 し有意に高齢であった。患者住所による地区別発 療・予防医学の観点から意義深い知見が得られ、 症 数 は、庄 内 地 区158例 ( 28%)、最 上 地 区67例 国際学会と英文誌において報告した。本稿では平 山形市を除く)125例 ( 22%)、 ( 12%)、村山地区 ( 、置賜地区100例 ( 、県外 山形市98例 ( 18% ) 18% ) 9例 ( 2%)であった。昨年の解析結果とほぼ同様で 成22年1月から12月までの第18年目の調査結果 を報告するとともに、過去18年間の登録者数、平 均年齢、冠動脈形成術施行率と急性期死亡率の年 ᕆᕈᔃ╭᪪Ⴇ∝ߩᖚ⠪⢛᥊ 次推移を示し考察する。 ↵ᕈ ᅚᕈ ว⸘߹ߚߪᐔဋ 表2.平成22年登録症例 ( 1) ✚ ᢙ 県内25施設より合計616症例を登録頂いた。二 ᐕ 㦂 ᱦ r r r 重登録症例37例を除外した579例のうち、WHOの り 㐳 EO r r r 診断基準 に準じ557例を急性心筋梗塞と診断し ㊀ MI r r r 3) ⊓㍳∝ ⊒ ∝ ᢙ ᐣ ౝ ᦨ ጊ ጊᒻᏒࠍ㒰ߊ ጊ Ꮢ ⟎ ⾦ ᕆᕈᔃ╭᪪Ⴇ⊒∝₸ ਁੱᐕ ⋵ ᄖ ᐔᚑᐕጊᒻ⋵ੱญ ੱ 2XU↵ᕈᐕ㦂り㐳㊀ߪᐔဋrᮡḰᏅࠍ␜ ᕆᕈᔃ╭᪪Ⴇ ⓭ὼᱫ ේ࿃ਇߥߤ ว⸘ ᒻ 14 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 あり、地区別発症数の割合は山形県の地区別人口 痛・下痢等の消化器症状を認めた。非典型的な症 総務省統計局による平成22年国勢調査)にほ 比( 状として肩・上腕・背部の痛みが挙げられた。性別 ぼ一致した。 毎に臨床症状の検討を行ったところ、胸部症状の 自覚は女性に比し男性において有意に多かった。 表4.冠動脈疾患の危険因子 ( 3) これは女性が男性に比べ約10歳高齢であることが 冠危険因子としては、高血圧症を64%、喫煙歴 関連していると考えられた。呼吸困難、失神は男 を53%に認めた。喫煙歴は、女性に比し男性にお 女間で有意差を認めなかった。嘔吐は、男性に比 いて有意に多かった。特に男性の喫煙者は、全男 し女性において有意に多かった。 性登録症例の72%、全喫煙者の93% ( 244/ 262例) 発症時の状況は、安静時 ( 、仕事・労 AMI 35%) を占めていた。糖尿病と高脂血症の合併頻度は、 、睡眠中 ( 、起床時 ( 、食事・ 作中 ( 18%) 14%) 10%) それぞれ30%、34%であった。脳卒中の既往を有 であった。その他の発症状況として、 飲酒中 ( 3%) する例を14%に、心筋梗塞の再発例を12%に認め 平 排尿・排便中、入浴中・直後、一過性の興奮時( た。解析可能症例における男女別血清脂質レベル 成22年では麻雀・パチンコ中)、運転中等が欄外 では、男性の中性脂肪が女性に比し有意に高値で に挙げられており、注意が必要である。 あった。 ᕆᕈᔃ╭᪪Ⴇ⊒∝ᤨߩ⥃ᐥ∝⁁ߣ⁁ᴫ 平成19年までの登録データをもとに、冠危険因 発症率の関係を検討し、平成21年 子の推移とAMI の日本循環器学会総会及び心筋梗塞研究会におい て発表を行った。最終的な報告は、平成22年の日 本循環器学会総会にて発表を行い、英文誌にて報 4) 告した 。 േ⣂ෂ㒾࿃ሶ ㊀ⶄࠅ ↵ᕈ ᅚᕈ ว⸘ 㜞ⴊ∝ ♧ዩ∛ 㜞⢽ⴊ∝ ༛ᾍᱧ ⣖තਛߩᣢᓔ ᔃ╭᪪Ⴇߩᣢᓔ ✚ࠦࠬ࠹ࡠ࡞ (OIFN r r r ਛᕈ⢽⢌ (OIFN r r r *&.ࠦࠬ࠹ࡠ࡞ (OIFN r r r .&.ࠦࠬ࠹ࡠ࡞ (OIFN r r r ᣢᓔਇ߮࠺࠲ᰳ៊ߪ⸃ᨆࠃࠅ㒰ᄖ 2XU↵ᕈ ↵ᕈ ⥃ᐥ∝⁁ ㊀ⶄࠅ ⢷ ∩ ⢷ ㇱ ⛉ ᛗ ᗵ ๆ ࿎ 㔍 ᄬ⌇ᥝᗧ⼂ૐਅ ཌྷฯฯ᳇᳇ಽਇ⦟ ಄ ߿ ᳨ ో り ୱ ᕃ ᗵ ᔃ┃ㇱ∩⣻∩ਅ∯ ᢔ∩∽ࠇ ⢋⣨ 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高くなるにつれ、急性期死亡率は有意に上昇した 。 ( Ki l l i pI4%,I I15%,I I I23%,I V 52%) 性別毎に比較すると、女性の重症心不全 ( Ki l l i p Ⅲ,Ⅳ)の 割 合 は、男 性 に 比 し 有 意 に 多 か っ た ᪪Ⴇㇱ ㊀ⶄࠅ ೨ო ਅო ო ߘߩઁ ᔃ╭ㅺ⣕㉂⚛ ⇣Ᏹ Ⴚ⇇ၞ ਇቢో ᱜᏱ 㕖․⇣⊛ ណⴊߥߒ㧔ਇࠍ㧕 r %2-ᦨ㜞୯ +7 ́ ́ ́ 。女性 .73/ 375例;19%、P<0. 01) ( 63/ 182例;34% vs において重症心不全患者が多いこともまた、女性 の急性期死亡が高率であることの一因と考えられ た。 㒮ᤨߩᔃਇో㊀∝ᐲߣᕆᕈᦼᱫ₸ߩ㑐ଥ - K N N K R ಽ 㘃 ↵ᕈ ᅚᕈ ว⸘ ᱫᢙ ₸ ᔃਇోߥߒ シ∝ᔃਇో +++ ㊀∝ᔃਇో 表7.急性期死亡率と原因 ( 6) +8 ᔃේᕈ࡚ࠪ࠶ࠢ 平成22年の急性期死亡率 ( 発症28日以内の AMI ਇ 2XU↵ᕈ ∛㒮ኈ߹ߢߩᤨ㑆ߣⴊᷡ%2-୯ߪᐔဋrᮡḰᏅ߮ ਛᄩ୯ ࡄࡦ࠲ࠗ࡞ ́ࡄࡦ࠲ࠗ࡞ࠍ␜ + ++ であった。死亡原因の 死亡率)は15. 3% ( 85/ 557例) ᕆᕈᦼ ⊒∝ᣣએౝᱫ₸ߣᱫේ࿃ 9.再灌流療法の手技別施行数と急性期死亡率の 表 関係 ( 8) ↵ᕈ ᅚᕈ ว⸘ ࡐࡦࡊᄬ⺞ ਇᢛ⣂ ᔃ⎕ⵚਛ㓒⓫ሹ ⴚᓟᱫ ᔃ⤳એᄖߩේ࿃ ߘߩઁ㧔⚦ਇ㧕 ว⸘ 登録症例のうち424例 ( 76%)に対して、急性期に ౣἠᵹ≮ᴺߩᚻᛛᣉⴕᢙߣᕆᕈᦼᱫ₸ߩ㑐ଥ ✚ ᢙ ᱫ⠪ᢙ ᱫ₸ ⴊᩖṁ⸃ߩ㕒ᵈ ⴊᩖṁ⸃ߩᵈ ✕ᕆേ⣂ࡃࠗࡄࠬⴚ ⴊⴕౣᑪⴚᧂᣉⴕ ⚻⊹⊛േ⣂ᒻᚑⴚ 㧔߁ߜਇᚑഞ㧕 ㊀ⶄࠅ ᕆᕈᦼᱫ₸ ᕆᕈᦼ⚻⊹⊛േ⣂ࠗࡦ࠲ࡌࡦ࡚ࠪࡦᣉⴕ₸ 16 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 経皮的冠動脈インターベンション ( PCI )が施行さ 高齢化は、近年の高いPCI 施行率にも関わらず急性 施行率は、男性に比し有意に低 れた。女性のPCI 期死亡率改善が頭打ちにある一因と考えられた。 かった( 121/ 182例;66% vs .303/ 375例;81%、 施行困難例や複合併存疾患を有す 今後さらにPCI 。急性期PCI 施行群は、非施行群に比し有 P<0. 01) 。平 意に死亡率が低かった ( 8% vs .37%、P<0. 01) 成20年度までの報告をもとに、性別毎の死亡率と 施行率の推移を検討し、平成22年の心筋梗塞 PCI 研究会と平成23年の日本循環器学会総会にて報告 施行率向上に鈍化の懸 る例の増加が予想され、PCI 念がある。 ࿑⊓㍳∝ᢙߣᐔဋᐕ㦂ߩᐕᰴផ⒖ ∝ᢙ ⊓㍳⠪ᢙ ᐕ㦂 ↵ᕈ ᐕ㦂 ᅚᕈ ᐕ㦂 ᱦ を行った。 10.経皮的冠動脈インターベンション施行率と急 図 性期死亡率の年次推移 ( 1) PCI 施行率はこの17年間で飛躍的に増加し ( 平 、急性期死亡率を初期 成6年 26%→ 平成22年 76%) 平成5年 の20%台から10%台半ばへと低下させた ( 6) ,7) 施行 3%) 。平成22年のPCI 20. 8%→ 平成22年 15. 率は前年同様約8割であったが、急性期死亡率は前 年よりやや増加した(平成21年12. 2%)。また最近 10年間の急性期死亡率は明らかな改善傾向は認め ていない(1115%で推移)。急性期死亡率の改善 施行率の上昇が鍵になると考えられる。 にはPCI ࿑⚻⊹⊛േ⣂ࠗࡦ࠲ࡌࡦ࡚ࠪࡦᣉⴕ₸ߣᕆᕈᦼᱫ₸ߩᐕᰴផ⒖ * * * * * * * * * * * * * * * * * * ᐕ 12.まとめ 平成22年の山形県における急性心筋梗塞発症率 は47. 7/10万人年、急性期死亡率は15. 3%であっ た。女性患者は男性患者に比し有意に高齢であっ た。登録症例の主な臨床所見は近年の解析結果と 同様であった。男性の喫煙者が全男性登録症例の 72%、全喫煙者の93%を占めており、引き続き禁 煙の啓発が必要である。 2%+ᣉⴕ₸ 2%+ᣉⴕ₸ ᱫ₸ ᱫ₸ * * * * 施行率は76%であった。PCI が施行 急性期のPCI された症例の急性期死亡率 ( 8%)は、冠血行再建術 非施行例の死亡率 ( 37%)に比し有意に低値であっ 成功率は98%であった。迅 た。急性期におけるPCI 施行は、AMI の急性期死亡率を低 速かつ確実なPCI 下させる上で最も重要な因子と考えられた。 施行率は飛 過去18年間で、山形県におけるPCI * * * * * * * * * * * * * * ᐕ 図11.登録症例数と平均年齢の年次推移 ( 2) 山形県におけるAMI の登録症例数と男女別平均 8) 発症者数は年々増 年齢の年次推移を示す -12)。AMI 発症者数は3期ぶ 加傾向にあるが、平成22年のAMI 躍的に増加し、急性期死亡率は初期の20%台から 施行率は 10%台半ばへと低下した。平成22年のPCI 前年同様約8割であったが、急性期死亡率は最近10 年間では改善傾向を認めず、死亡率の改善は頭打 ち傾向にある。急性心筋梗塞症例の平均発症年齢 困難な症例が増 は上昇傾向にあり、今後さらにPCI 加することが予想される。 りに前年比で減少した。発症年齢は年々上昇を認 め、平成22年もさらに発症年齢の上昇を認めた。 平成5 特に女性の平均発症年齢の上昇は著しい ( 年 72±10歳 → 平成22年 79±11歳) 。AMI 患者の 13.謝辞 平成23年も全国規模の学会にて本事業の結果を 発表することができました。また平成24年7月に 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 2年ぶりに開催された心筋梗塞研究会において 17 5)西山 悟史、廣野 摂、竹石 恭知、柴田 洋雄、 YI A優秀賞を受賞することができました。これも 18年間にわたり本事業に御協力頂きました医師会 久保田 功:急性心筋梗塞症例における発症か 会員の皆様方のおかげであり、厚く御礼申し上げ える影響.心臓 2008;40:83844 ら病院到着までの時間が医療費と予後にあた ます。 6)I t oH,Kubot aI ,YokoyamaK,Yas umur aS, 本登録評価事業は平成21年度より再び県の事業 参考文献 Tomoi ke H: Angi opl as t y but not t hr ombol ys i si mpr ovess hor t t er m mor t al i t y of acut e myocar di al i nf ar ct i on. A mul t i cent ers ur veyi nYamagat a,Japan.Jpn Hear tJ.1999;40:3839 7)Kubot aI ,I t oH,YokoyamaK,Yas umur aS, t er acut e Tomoi ke H:Ear l y mor t al i t y af myocar di ali nf ar ct i on:obs er vat i onals t udy i n Yamagat a,19931995.Jpn Ci r cJ.1998; 18 62:414- 1)山形県環境保健部,山形県医師会,山形大学第 8)西山 悟史、廣野 摂、竹石 恭知、久保田 功、 となり、平成22年度より、がん登録と同様に患者 氏名等の個人情報が登録可能となりました。これ により、今後、慢性期予後の検討が可能となり、 更に本事業の重要性は増していくものと思われま す。今後とも益々のご協力とご支援を賜りたく宜 しくお願い申し上げます。 一内科:山形県急性心筋梗塞発症登録研究事 武田 憲夫、有海 躬行、遠藤 克二:山形県急性 業.平成5年の中間報告(第一報).山形県医師 心筋梗塞・突然死発症登録評価研究事業 -平 会会報.平成6年;514:5859 成17年のまとめ.山形県医師会報 平成19年; 2)久保田功、廣野摂、福井昭男、野崎直樹、奥 山雅基、竹石恭知:山形県における急性心筋 665:2024 9)西山 悟史、廣野 摂、竹石 恭知、久保田 功、 梗塞症の短期ならびに長期予後の実態につい 武田 憲夫、有海 躬行:山形県急性心筋梗塞・ て.山形医学.2002;20;6976 突然死発症登録評価研究事業 -平成18年のま 3)Tuns t al l PedoeH,Kuul asmaaK,AmouyelP, Ar vei l er D, Raj akangas AM, Paj ak A: Myocar di ali nf ar ct i on and cor onar y deat hs on i nt he WHOMONI CA Pr oj ect :Regi s t r at i pr ocedur es ,event r at es ,and cas ef at al i t y r at esi n38popul at i onsf r om 21count r i esi n .Ci r cul at i on 1994;90:583f ourcont i nent s 612 4)Ni s hi yama S, Wat anabe T, Ar i mot o T, Takahas hi H, Shi s hi do T, Mi yas hi t a T, Mi yamot oT,Ni t obeJ,Shi bat aY,Kont aT, o T,Fukao A,Kubot aI : Kawat a S,Kat Tr endsi ncor onr yr i s kf ct or samongpat i ent s he wi t h acut e myocar di ali nf ar ct i on overt l as tdecade:t heYamagat a AMIr egi s t r y.J At her os cl erThr omb2010;17:98998 とめ.山形県医師会会報 平成20年;678:1520 10)西山 悟史、渡邉 哲、久保田 功、武田 憲夫、 深尾 彰、有海 躬行:山形県急性心筋梗塞発 症登録評価研究事業 -平成19年のまとめ.山 形県医師会会報 平成21年;689:1519 11)西山 悟史、佐々木 真太郎、渡邉 哲、久保 田 功、武田 憲夫、深尾 彰、有海 躬行:山形 県急性心筋梗塞発症登録評価研究事業 -平成 20年のまとめ.山形県医師会会報 平成22年; 702:1418 12)西山 悟史、和根崎 真大、渡邉 哲、久保田 功、寶澤 篤、深尾 彰、有海 躬行:山形県 急性心筋梗塞発症登録評価研究事業 -平成21 年 の ま と め.山 形 県 医 師 会 会 報 平 成23年; 718:1317 18 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 山形県の小学校における学校保健 芳賀小児クリニック 芳 賀 惠 一 山形県小児科医会2010年度調査研究として、小 用率は小児科医校90%、内科医校82%で、肥満は 学校の現状と会員の校医活動を顧みることを目的 肥満度による判定が小児科医校88%、内科医校 に、本会会員と県内全小学校を対象にアンケート 71%、ローレル指数の併用も小児科医校34%、内 調査を実施しました。この中から、主に小学校側 科医校60%ありました。脊柱側弯や運動による身 からみた学校保健と校医活動の実態及び小児科医 体の障害などの確認は60%前後でした。定期健診 の現状について報告します。アンケートの対象と 後の事後措置として受診勧告は96%で通知され、 なる小学校308校中回答177校で、回答率57. 5%、 多くは喘息、肥満、低身長でした。成長曲線の利 対 象 と な る 小 児 科 医83人 中 回 答53人、回 答 率 用をせず肥満判定をしない学校は、必要を感じな 63. 1%でした。なお、アンケート調査の概要は2010 い、校医の指示が無いという理由をあげており、 年9月山形市で開催された第30回東北・北海道小児 肥満に関しては小児科校医の間に指摘する基準の 科医会連合会総会で発表し、その詳細は山形県小 相違がありました。定期健康診断に関して、適確 児科医会会報第57号に発表しております。 なアドバイスと健康相談、校医により指摘が違わ 職務執行準則で定められている定期健康診断と ないこと、小児科の専門的な情報、精神的問題へ 健康相談に90%以上の小学校が期待していますが、 の相談、精神発達の把握という要望が小学校より 計画立案や特に環境衛生に関しての期待は低いも ありました。 のでした。小児科校医の実施率は定期健診は100%、 学校保健委員会は、平均2時間年1. 5回以上実施 健康相談は74%で、計画立案は40%、環境衛生 され、90%以上が学校の先生の計画立案でした。 17%でした。 保健委員会の86%が定期健康診断の評価と付随し 定期健康診断は、平均すると1回2時間弱の所 た質疑応答や病気の解説で、最近の学校保健にお 要時間で2日前後実施されており、児童数の多い ける悩ましい課題と認識されている心の問題、性 学校が所要時間も回数も多くなる傾向がみられま の問題、スポーツ障害、薬物乱用の問題等が話題 した。 として採りあげられていました。保健委員会に校 定期健康診断では、プライバシー保護の工夫が 医の出席を望む小学校が15%あり、要望として小 90%以上、見落とさないための工夫も校医が小児 児科の新しい情報、心身の話題、専門以外の幅広 科医である学校(以下小児科医校)88%、校医が い知識があげられました。 内科医など小児科医以外の医師である学校(以下 健康相談は80%以上の小学校が必要と回答して 内科医校)63%でみられました。プライバシーの いる一方、定期実施は19%、不定期実施は45%で 保護は、衝立やスクリーンの使用が90%以上、聴 した。健康相談を実施しない理由として、アドバ 診はシャツ着用あるいはバスタオル着用約15%、 イスが不適切な校医、相談に応じない校医、多忙 男女別に入室させるなどです。見落とさない工夫 な校医に相談できない学校、時間の確保が難しい は、保健調査票の活用や資料を準備して事前に打 学校、体制づくりが不十分な学校が指摘されてお ち合わせをする、要養護児童や気になる児童につ り、その他に保健室対応や近くの医療機関が主治 いては事前に知らせるなどでした。成長曲線の利 医として関わることがありました。 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 19 小学校には問題を抱えた児童がいます。小児科 を望む小学校が61%あり、その理由は意思疎通と 医校と内科医校の順に心・異常行動が63%と51%、 相談、児童の様子の観察でした。県内小学校308校 アレルギー 51%と27%、感染症51%と31%、肥満・ に対し小児科校医は約50人で、その多くは中規模 やせ59%と33%ありまましたが、性に関する問題、 校、大規模校を担当していますので 県内児童の スポーツ障害、タバコ・薬物についてはそれぞれ 40%は小児科校医が担当しているものと推定され 10%前後でした。小学校が相談した相手は、心・ ます。 異常行動の62%が校医以外の児童相談所や精神科 小児科校医は、感染症について100%、肥満・や 医、カウンセラーなどでした。一方、感染症の89%、 せ83%、アレルギー 69%、心・異常行動54%、ス アレルギーの72%、肥満・やせの65%が校医への ポーツ障害26%、性に関する問題14%、スポーツ 相談でした。どの問題も3〜4%の学校は相談し 障害に関しては14%が相談を受けていましたが、 ていませんでした。 相談された小児科校医はどの項目に対しても80% 教育講演のテーマは、タバコ・薬物と救命救急 〜100%対応していました。一方、相談の無かった 処置が多く、感染症、心・異常行動、性に関する 小児科校医の中で対応可能としているのは、アレ 問題と続き、肥満・やせ、アレルギー、スポーツ ルギー 73%、肥満・やせ60%、タバコ・薬物45%、 障害は少数でした。感染症については82%の学校 スポーツ障害32%、心・異常行動27%、性に関す で校医が担当していましたが、異常行動の80%が る問題24%でした。 精神科医、教員、カウンセラー、臨床心理士、家 小学校における学校保健の現状から、個々の校 庭相談員、性に関する問題の88%は婦人科医、助 医は、定期健康診断、学校保健委員会、健康相談 産師、タバコ・薬物問題の84%は警察、保健師、 に従事し、児童に関する専門情報を発信して身近 教育事務所、薬剤師、少年指導専門員、救命救急 な問題に取り組むこと、さらに、児童に派生する 処置の96%は消防や日赤と多くの場合校医以外の 専門分野に関する問題については、小児科医会の 職種の方々が講師を務めていました。 全県的な対応体制と医師会の各専門医会の対応体 今後、問題を相談する場合の相手として想定し 制が必要と考えられ、今後の学校保健に関わる医 ているのは、感染症と肥満・やせは校医、アレル 師会の目指すべき方向の一つではないかと思われ ギーの半数は皮膚科医、スポーツ障害は整形外科 ます。 医、性に関する問題は婦人科医、心・異常行動は 精神科医とする回答が多数を占めました。 (平成24年7月8日、ホテル青森にて開催された第 校医として小児科医を望む小学校が89%、小児 24回東北学校保健・学校医大会において発表した 科医に相談したい小学校が70%以上あります。さ ものである。) らに、健診、保健委員会以外にも校医の学校訪問 20 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 21世紀の子どもたちの心と体を守るために 山本内科医院 山 本 弘 史 現代の我が国が抱える問題は、将来の子どもた ちの問題でもあります。子どもたちの心と体を守 る視点から、以下の3つの問題をとりあげます。 1.年間の自殺者数が、3万人を10年以上越えて いる問題。 2.10代の性感染症の増加と、人工妊娠中絶の増 加の問題。 3.原発事故と今後の課題。 まず、各国の10万人当たりの自殺者数を見ると、 我が国は、先進7か国では、トップで、アメリカ の2倍以上です。(S1) S2 S1 日本人の自殺の動機第1位は、20歳未満では、 学校問題で、50歳代では、経済問題です。 年齢別自殺率の日米比較では、日本では、50歳 代が多くなっています。 失業率の各国との比較では、日本は、むしろ低 いことがわかります。(S2) アメリカと比較すると、日本の失業率は半分程 度です。 日本においては、1.50歳代の自殺が多いこと。 2.経済的基盤を失うと、生きる意欲や希望を失 う。という特徴があります。 アメリカでは、日本より失業率が高いのですが、 自殺が少ない理由として、1.経済力ではなく、 自分自身に価値を見出す。2.自殺は罪であると のキリスト教の教えがある。3.多様な社会のた め、経済的困窮の精神的衝撃が、緩和される。な どの理由が考えられます。 対策は、次のように考えます。 1.生きること自体に価値があると教える。 (経済力、学校生活) 一つのことを絶対視しない。 2.シンプルに、自殺はいけないと教える。 3.自分や友人の良い点を見出す努力。 4.悩みを相談できる窓口の設置。(保健室) 5.命を大切にする本との出会いの機会をつくる。 などです。 絵本や、書籍の例として、幼年期:けがをした 恐竜。 少年期:葉っぱのフレディ。アルプスの少 女ハイジ。 青年期:生かされて(ルワンダ内戦を 生き延びた話)などがあり、良書発掘が、大人の 大きな責任であると考えます。 次に、若い人たちと性の問題を考えます。表で 示すように、昭和30年と、平成8年を比較すると、 人工妊娠中絶は、平成8年が昭和30年に比べて、 20歳未満のみで倍増し、その他のすべての年代で は、平成8年が、昭和30年よりも半分以下に減っ ています。(S3) また、20歳未満の人工妊娠中絶の推移をみると、 (S4) 1975年を境に急激な上昇が始まっています。 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 S3 21 若い人たちへの指導は、現在、自己判断を適切 に、というものが主流です。しかし、それでは、 結局、性行動を容認していることになり、それは、 実は中立的な考えではありません。指導の立場と しては、容認する立場と、自制を勧める立場の2 つがあると思います。(S6) S6 S4 次のように、勧めたいと考えます。(S7) S7 性感染症である、クラミジアの感染率をみると、 若い年代のみで、年ごとに感染率が増加していま す。(S5) S5 さて、未婚率は増加し、出生率は低下していま す。 (S8)(S9) なぜ、若年層で、人工妊娠中絶と、性感染症が 増加したのかという理由は、メディアを通して、 性行動に向かわせる考え方が広まったためである と、多くの人は考えています。 その事は、メディアの表現の変化をみると裏付 けられます。 このように、10代の性行動の早まりは、結婚や、 出生には結びついてはいません。 若い人たちには、早すぎる性行動は、リスクが あることを伝え、より大切な結婚を目指すべきで あると伝えたいと思います。自制は、その結婚へ の大きな原動力になるはずです。 まとめは、次のスライドの通りです。(S10) 22 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 S8 S11 S9 S12 S10 S13 最後に、原発事故と、今後の課題について考えます。 まず、我が国でも盛んな、太陽光発電ですが、 実は、ドイツには遠く及びません。(S11) 経済規模を考えると、日本の自然エネルギー分 野での立ち遅れは、深刻です。 原子力発電所数では、日本は、ドイツの3倍で、 世界で第3位となっています。(S14) (S12) 風力発電では、ドイツの10分の1なのです。 地熱発電では、フィリピンは、日本の3倍です。 (S13) このように、我が国は、極端に原発に特化した、 原発国家なのです。今回の事故の問題にとどまら ず、そもそも原発とは、子どもたちに笑顔を約束 する存在なのかを、もう一度考えなす必要がある 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 23 S14 S16 と思います。しかし、子どもの命ということを第 1に考えるならば、答えは明確です。(S15) です。生命をはぐくんできた、この楽園の環境を 守 り、取 り 戻 し て い き た い と 心 か ら 思 い ま す。 S15 (S17) S17 原発は安いと言われていますが、実際は、 廃炉費用、使用済み燃料の処分費用と、概算すら 不可能な高コスト建造物です。(S16) 附言:福島市の小児科の先生より、コメントを いただきました。 「福島での生活は安全であり、今 後も福島県で、がんの増加はない。」とのことです。 我が国は、2回の被ばくと、4基もの原発事故 を経験した国として、世界に先駆けて新たな放射 能被ばくのない国造りを目指すべきであると考え ます。 そのために、私たち医師は、情報隠しにまどわ されず、甚大な被害をもたらした放射能汚染の事 実に向き合い、原発の危険性に警鐘をならし続け ることが、子どもたちを守ることにつながると信 じます。 宇宙線は、大気により遮断され、地中の放射性 物質も極めて少ない、奇跡の星であるのが、地球 小生も、心よりそうであることを願っています。 しかし、いまだに、市民の方も日本国民も、不安 をぬぐいさることができないでいます。今後、原 発事故と放射能汚染の心配をしなくてすむ社会を つくることが、子どもの命を守るために、最も重 要なことであると考えます。 (平成24年7月8日、ホテル青森にて開催された第 24回東北学校保健・学校医大会において発表した ものである。) 24 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 家庭内事情と男女共同参画 山形県医師会常任理事 吉 岡 信 弥 生来、出不精の私は夜は飲みに出ると眠たくなるので、家でちびりちびりゴロゴロと映画か読書。休 みの日は庭の雑草取り、散歩がてら近くの道の駅を通って本屋でぶらぶら。そんな毎日を過ごしており ます。 ところが、この7月の後半は24日市救急会議、25日移動県医全理事会、山形市医師会との懇談会、夜は 三郡市医師会ビアパーティ。27日から新潟へ。28日は富山で男女共同参画フォーラム。30日市理事会。 31日保健所医療監視。8月1日県病院協議会との懇談会。2日県勤務医部会役員会、夜は大規模災害ブロッ クコーディネーター会議。という具合で、家でちびりちびりゴロゴロではない状況になっていました。 事の始まりは七月中旬のことです。妻と娘二人が「夏休みにどこか行きたいよねえ」 「韓国は?仙台 から」「いいわねえ〜それ!」 「んじゃあ、お盆休みならパパも行けるし〜調べてみましょう」 。ふんふ んと聞いておりました。 数日後、 「お盆は普段の倍だって!料金」 「それに、キャンセル待ちみたいだよ」カレンダーを見なが らネットで検索しながら相談している三人組。「あ!それならさあ!」さも名案と話しだしたのは妻で した。「7月30日から8月2日の間ならパパはほとんど家にいないじゃない。ここいいんじゃない?」 娘達は早速ネットで検索し始めて「あったよ!仙台発着ロッテホテル二泊三日。これどう?」三人組 「いい!いい!決定!」 ん?ん?ん? お盆休みにパパも一緒の韓国はどうなったんだ!? さすが、私の予定を熟知してい た妻の作戦勝ちです。 部活のあった長男も私と同じ国内残留組のメンバーの一人でしたが、この間一度も会うことはありま せんでした。洗濯物と酒の瓶が順調に増えていましたので、たぶん、彼も元気に部活と飲み会を日々こ なしていたようです。 この原稿は韓国の垢擦りやらマッサージ。免税店やその他のショッピング。辛い辛い食事。飛行機の 食事等々。ひと通りの土産話を聞いてから、先ほど届いた宅配便の「はい、おみやげ!」と大きな段 ボール箱いっぱいの韓国海苔を見てから書いています。 もうすぐやってくる私の一週間のお盆休み。やはり、ちびりちびりゴロゴロで終わりそうです。時間 はたっぷりとありそうなので、まじめに医師会のことや消費税のこと、医政や自由なMLの語らい等に ついて考えてみようかなと思っています。 特に公私ともに「男女共同参画」については真剣に考えなくてはなりません! 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 25 県医師会だより 第 3 回 常 任 理 事 会 日 時、平成24年7月11日(水) 午後3時30分~ 会 場、県医師会館役員室 出席者 会 長 有海 躬行 副 会 長 栗谷 義樹、中條 明夫、清治 邦夫 常任理事 大内 清則、中目 千之、渡辺 眞史 吉岡 信弥 事 務 局 海和事務局長ほか事務局員 〔Ⅰ〕報告事項 1.会員訃報 敢 会員氏名 長谷川 功 先生 【山形市医師会】 死亡年月日 7月4日(水) 98歳 告 別 式 7月8日(日) 午後2時 会 場 セレモニーホール山形 喪 主 長谷川 勉 様 有海会長より、山形市医師会にお願いし弔意 を表した旨報告。 柑 会員氏名 佐藤 友昭 先生 【寒河江市西村山郡医師会】 死亡年月日 7月5日(木) 55歳 告 別 式 7月7日(土) 午後2時 会 場 セレモニーホールあすなろ会館 喪 主 佐藤 雄幸 様 有海会長より、折居理事に参列していただき 弔意を表した旨報告。 2.Ai学術シンポジウム 7月1日(日) 日本医師会館 清治副会長出席 清治副会長より、講演では、児童虐待の見逃し を防ぐにはどうしたらよいか、MRIやCTを撮 れば痕跡は発見できる。しかし、それを鑑定書と して書いてくれる先生が全国に25人くらいしか いなく困っているとの話があった旨報告。 3.健康スポーツ医学委員会 7月3日(火) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 大内常任理事より報告。 (詳細については本誌別掲) 4.糖尿病対策推進会議 7月4日(水) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 中目常任理事より報告。 (詳細については本誌別掲) 5.学術委員会 7月6日(金) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 栗谷副会長より報告。 (詳細については本誌別掲) 6.東北学校保健・学校医大会 7月7日(土)・8日(日) ホテル青森 有海会長ほか役員出席 中條副会長より、特別講演と一般演題で放射線 に関することが取り上げられ印象が強かったこと 及び防煙教育については本会から以前より繰り返 し発表しているが、東北地方各県や医師レベルで 共有されておらず、温度差が大きい感じであった 旨報告。また大内常任理事から、担当理事の意見 交換会において、青森から、規則上管理学校医が 教職員の産業医を兼ねているとされており、その 実態から、産業医として不作為を問われた事例が あったことを受けて今回提起されたもので、今後 教育行政と協議していくべき課題である旨報告。 7.第39回親睦ゴルフコンペ 7月8日(日) 湯の浜カントリークラブ 栗谷副会長、福原議長出席 栗谷副会長より、26名の参加があり、天候にも 恵まれ和やかに開催された旨報告。 26 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 8.産業医委員会 7月10日(火) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 中目常任理事より報告。 (詳細については本誌別掲) 9. 会議・行事等 敢 山形市医師会総会・懇親会 6月27日(水) 山形グランドホテル 有海会長出席報告。 柑 仙台市医師会ドクタークラブとの親善野球 大会 7月1日(日) 米沢市西部野球場 中條副会長出席報告。 桓 山形大学顧問会議 7月4日(水) 山形大学本部 有海会長出席報告。 棺 在宅医療・在宅看護教育センター設置準備会 7月9日(月) 山形大学医学部 有海会長出席報告。 款 医師信用組合常務会 7月11日(水) 県医師会館 有海会長、栗谷副会長出席報告。 I〕通知事項 〔I 5.レセプト電算処理システムに係る特定器材 コードの記録について 了知し、調査に協力することと決定。 (本会会員 専用ホームページ「新着文書」に掲載) 6.レセプト電算処理システムに係る傷病名コー ドの記録について 了知することと決定。 (本会会員専用ホームペー ジ「新着文書」に掲載) 7.平成24年度本組合被保険者の健康診断及び特 定健康診査実施に関する協力方お願いについて 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 8.「 予防接種後健康状況調査の実施について」の 一部改正について 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 9.不活化ポリオワクチンに関する要望書の提出 について 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 1. 「山形大学重粒子線がん治療施設設置推進協議 会」委員の委嘱について 10.雇用管理に関する個人情報のうち健康情報を 有海会長が委員を受諾することと決定。 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 2.第20回ノバルティス地域医療賞候補者募集に ついて 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 3.医療関係職種の籍又は名簿の訂正申請に課さ れる登録免許税の課税標準である登録件数の取 り扱いについて 取り扱うに当たっての留意事項の改正について 〔Ⅲ〕協議事項 1.第58回仙台ドクタークラブとの親善野球大会 開催について 7月22日(日) 寒河江市民野球場 大内常任理事が会長の代理として出席すること と決定。 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 4.窓口負担についてのアンケート調査へのご協 力のお願い 了知し、調査に協力することと決定。 (本会会員 専用ホームページ「新着文書」に掲載) 2.東北医師会連合会理事・代表者合同会議の開 催について 8月11日(土) ホテルメトロポリタン仙台 正副会長が出席することと決定。 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 27 3.ビアパーティーの開催について 7月27日(金) 割烹「三桝」 12.公益社団法人山形県防犯協会平成24年度賛助 渡辺常任理事が出席することと決定。 会費を納入することと決定。 4.第57回山形県国保地域医療学会の開催について 9月21日(金) パレスグランデール 「平成24年度山形県産業安全衛生大会」ご協賛 13. 有海会長が出席することと決定。 5.平成24年度 勤務医会員数・勤務医部会設立 状況等調査について 会費納入について のご依頼について 10月10日(水) 河北町総合交流センター サハトべに花 協賛了承。 14.保険医療機関等に対する固定資産税(市町村 回答は栗谷副会長に一任することと決定。 6.平成25年春の叙勲候補者(学校保健功労)に ついて 税)減免措置 に関する調査について 事務局が対応することと決定。 追 加 要 項 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 I〕通知事項 〔I 7.学校保健委員会の会長委嘱委員の委嘱及び解 職について 委嘱 齋藤 慶一(新県小児科医会会長) 解職 横山 新吉(前県小児科医会会長) 1.日医「女性医師支援センター事業ブロック会 議」 (北海道・東北ブロック)開催予定について 12月9日(日) ホテル青森 委嘱並びに解職することと決定。 了知することと決定。 8.各種検診委員会委員の推薦について 委嘱 上野 義之 消化器検診委員会委員 (胃がん部会委員・大腸がん部会委員) 2. 「第6回女性医師支援セミナー」の開催について 7月21日(土) 勝山館(仙台市青葉区) 委嘱することと決定。 9.平成24年(2012)前立腺がん検診に関するア ンケート調査のお願い 欠席することと決定。 (本会会員専用ホームペー ジ「新着文書」に掲載) 3.平成24年度診療報酬改定関連通知の一部訂正 について(その5)及び厚生労働省「疑義解釈 資料の送付について(その7)」の送付について 回答は中目常任理事に一任することと決定。 10.救急病院等の認定に関する意見の聴取について 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 白鷹町立病院 4.一般名処方マスタの整備について 本会としても認定することが適当である旨回答 することと決定。 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 「第16回重症心身障害児(者)を守る会東北ブ 11. ロック大会」=山形研修会=後援依頼 9月1日(土)・2日(日) 天童ホテル 5.第25回介護福祉士国家試験の実施について 了知することと決定。 後援了承。 28 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 I I〕協議事項 〔I 1.山形県言語聴覚士会発足10周年記念ならびに 言語聴覚の日記念大会のご案内 8月25日(土) 記念式典及び特別講演、祝賀会 山形ビッグウィング他 祝電を打電することと決定。 2.消化器検診(胃がん・大腸がん)委員会委員 の推薦について 委嘱 東澤 俊彦 消化器検診委員会委員 (胃がん部会委員・大腸がん部会委員) 款 休日・夜間診療体制の充実。特に、西村山・ 北村山地区の体制について (清治副会長) 当日の司会は中條副会長が担当し、各議題につ いては上記のとおり担当することと決定。 7.山形県病院協議会との懇談会における議題に ついて 8月1日(水) メトロポリタン山形 折居理事を推薦することと決定。 斬病院協議会提出議題 敢 消費税負担の実態と消費税率アップへの対 応について (栗谷副会長) 柑 在宅医療推進に向けて地域医療連携システ ムの構築について (中目常任理事) 桓 糖尿病、慢性腎臓病に関する病診連携の推 進について (大内常任理事) 棺 県内の医師・看護師不足について (清治副会長) 4.第50回山形県精神保健福祉大会の後援について 10月10日(水) 山形ビッグウィング 斬県医師会提出議題 敢 勤務医部会の設立について (栗谷副会長) 委嘱することと決定。 3.山形県国保保健事業推進委員会委員の推薦に ついて 後援了承。 5.知事との懇談会における県の提出議題について 8月29日(水) ホテルメトロポリタン山形 敢 保健医療計画等の策定について(健康福祉 企画課) 柑 山形県在宅医療推進モデル事業について (地域医療対策課) 桓 医療と介護の連携の強化について(長寿社 会課) 了知し、当日それぞれ議論することと決定。 6.山形市医師会役員との懇談会における山形市 医師会の提出議題について 7月25日(水) 山形市医師会館 敢 消費税が上がった時の対策について (有海会長) 柑 連携パス強化の取り組みについて (大内常任理事) 桓 在宅医療推進の取り組みについて (折居理事) 棺 最近問題となりつつある小児の肥満対策に ついて (渡辺常任理事) それぞれの議題について上記のとおり担当す ることと決定。 8.東北地方社会保険医療協議会委員の推薦について 中條副会長を推薦することと決定。 9.その他 個人が刑事告訴する件を地区医師会が組織とし て支援することについて協議し、県医師会の立場を 明らかにするとともに、地域医療の確保を図る観点 から穏やかな対応を求める見解を満場一致で決議 し、同地区医師会の会員に発することと決定した。 〔 Ⅳ 〕医師連盟関係 協議事項 敢 近藤洋介政経セミナーについて 7月30日(月) 山形グランドホテル パーティー券2枚を購入することと決定。 柑 執行委員会の開催について 7月22日(日) 日本医師会館 有海委員長及び栗谷副委員長が出席すること と決定。 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 第 5 29 回 全 理 事 会 日 時、平成24年7月25日(水) 午後3時30分~ 会 場、山形市医師会館 4階大ホール 出席者 会 長 有海 躬行 副 会 長 中條 明夫、清治 邦夫 常任理事 大内 清則、深尾 彰、齋藤 忠明 中目 千之、渡辺 眞史、吉岡 信弥 理 事 折居 和夫、江口 儀太、齋藤 聰 江口 拓也、神村 裕子、 三條 典男 監 事 小林 正義、大泉 晴史、尾形 浩 議 長 福原 晶子 副 議 長 島田 耕司 事 務 局 海和事務局長ほか事務局職員 オブザーバー 【山形市医師会】 副 会 長 門馬 孝 理 事 小松 芳之 議 長 有川 卓 事 務 局 近藤事務局長心得ほか事務局職員 〔Ⅰ〕報告事項 1.第3回常任理事会 7月11日(水) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 中條副会長より、県医師会会員用HPに出てい るとおりであり、ご覧いただきたい旨報告があり、 了承。 2.診療に関する相談申し込み状況 中條副会長より、4件の相談があり、中には筋 が違うのではと思えるものもあるが、それぞれ真 摯に対応した旨報告。 3.第3回救急・大規模災害等対策委員会担当理 事打合せ会 7月12日(木) 県医師会館 大内常任理事ほか役員出席 大内常任理事より、今年度の災害対策として計 画している医療救護班の装備や停電時に事務局機 能を維持するもの等について詳細の打ち合わせを 行い、実施に移していく旨報告。 4.在宅医療推進モデル事業住民対象研修会 7月13日(金) サハトべに花 有海会長、折居理事出席 折居理事より、県に在宅医療への取り組みを働 きかけてきた結果、昨年度に福祉系の団体も入っ た県在宅医療推進協議会が立ち上がり、今年度か らモデル事業を始めた。県医師会は、山大医学部 と共同して退院支援部署応援プロジェクト事業を 計画、その手始めとして270名程の参加を得て住民 対象研修会を開催した旨報告。 5.乳がん検診中央委員会 7月13日(金) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 中目常任理事より、22年度の検診成績では40歳 代から50歳代の発症が多いので、この年代の受診 率を上げる工夫が必要であるとの報告があり、協 議では、今年度もマンモグラフィ読影講習会を山 形市で開催すること等検討した旨報告。 6.第1回都道府県医師会長協議会 7月17日(火) 日本医師会館 有海会長出席 有海会長より、各県からホットな議題が提出さ れた。医療類似行為にかかる療養費が増嵩してお り、医師の同意書はきちんと書く必要がある。消 費税問題は、日医が毎年政府への税制改正要望の トップに掲げ損税の解消を訴えている。これまで の経緯を検証し、根拠を明らかにして政府に向 かっており、この度は中医協の場で論議されてい る。検案医の組織化については、本県医師会とし ても取り組むべき課題である。詳しくは医師会 ニュースを見ていただきたい旨報告。 7.保険医療機関の個別指導 7月18日(水) 山形ビッグウイング 大内常任理事立会い報告。 30 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 8.地域医療連携体制検討委員会 7月23日(月) 県医師会館 有海会長ほか役員出席 折居理事並びに大内常任理事より報告。 (詳細に ついては本誌別掲。) 9.学校保健委員会 7月24日(火) 県医師会館他 有海会長ほか役員出席 4.大雨による被災者に係る被保険者証等の提示 等及び公費負担医療の取扱いについて 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 5.療養病床及び一般病床に係る基準病床数の算 定に使用する数値等の一部改正について 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 清治副会長より報告。 (詳細については本誌別掲。) 10.会議・行事等 敢 第18回日本警察医会総会・学術講演会 7月15日(日) ホテル青森 清治副会長出席報告。 6. 「体育活動中の事故防止に関する調査研究協力 者会議」の報告書について 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 柑 山形県医療審議会医療法人・医師定員特例 部会 7月20日(金) 県庁 栗谷・中條副会長出席報告。 7.季節性インフルエンザワクチンの供給について 桓 第58回山形市医師会と仙台ドクタークラブ との親善野球大会 7月22日(日) 寒河江市民球場 大内常任理事出席報告。 8.国民の健康の増進の総合的な推進を図るため の基本的な方針の全部改正について 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) I〕通知事項 〔I 1.「医療用医薬品へのバーコード表示の実施要 項」の一部改正についておよび質疑応答集(Q &A)の送付について 了知することと決定。 (本会会員専用ホームペー ジ「新着文書」に掲載) 9.今後の特定健康診査・特定保健指導の在り方 について~「保険者による健診・保健指導等に 関する検討会」とりまとめ~ 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 「救急の日」及び「救急医療週間」の実施につ 10. 2.平成24年度第1回山形県公立大学法人評価委 員会の開催について 8月9日(木) 県庁 有海会長出席することと決定。 3.出入国管理及び難民認定法及び日本国との平 和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出 入国管理に関する特例法の一部を改正する等の 法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備に 関する省令の公布について 了知することと決定。 いて 9月9日(日) ~9月15日(土) 1週間 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 11.日本救急医療財団「第3回非医療従事者に対 するAED普及啓発シンポジウム(埼玉会場) 」 について 8月18日(土) さいたま市 ときわ会館 了知することと決定。 (本会会員専用ホームペー ジ「新着文書」に掲載) 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 12.東北各県医師会救急・災害医療担当理事連絡 協議会の開催について 9月8日(土) ホテルメトロポリタン仙台 了知することと決定。 31 7.東北各県医師会広報担当理事連絡協議会の開 催にかかるアンケート調査依頼について 9月8日(土) ホテルメトロポリタン仙台 回答は渡辺常任理事に一任することと決定。 13.平成24年度「山形県ナースセンター事業運営 追 加 要 項 委員会」委員の委嘱について I〕通知事項 〔I 清治副会長が受諾することと決定。 〔Ⅲ〕協議事項 1.平成24年支部創設125周年記念山形県赤十字大 会へのご案内 10月18日(木) 天童市「ほほえみの宿滝の湯」 事務局長が代理して出席することと決定。 2.日医生涯教育協力講座セミナー「家庭血圧測 定の重要性~仮面高血圧の診療の実際~」の実 施について 平成25年度事業として計画することと決定。 3.東北各県医師会医療保険担当理事連絡協議会 の開催にかかるアンケート調査依頼について 9月8日(土) ホテルメトロポリタン仙台 回答は中條副会長に一任することと決定。 4.「地域医療フォーラム2012」の開催について 9月16日(日) 秋葉原コンベンションホール(フォーラム) 1.日本医師会における新公益法人制度移行前後 に係る代議員会等開催スケジュールについて 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 2.平成24年度診療報酬改定関連通知の一部訂正 について及び日本医師会作成「改定診療報酬点 数表参考資料」の正誤について 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 3.大雨による被災者に係る被保険者証等の掲示 等及び公費負担医療の取扱いについて(熊本県) 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 4.厚生労働省の違法ドラッグ乱用防止啓発に係 るホームページについて 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 清治副会長、中目常任理事が出席することと決定。 5.救急ポスター及びCAB+Dカードの送付に ついて 5.平成24年度独立行政法人国立病院機構山形病 院重症心身障がい児施設協力会の会費納入につ いて 各郡市地区医師会長宛通知するとともに、関係 先に配布することと決定。 (本会会員専用ホーム ページ「新着文書」に掲載) 納入することと決定。 6.救急救命士法施行規則の一部を改正する省令 等の施行について 6.第44回産業医学講習会の開催について 10月6日(土)~10月8日(月) 日本医師会館 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 7.風しん対策の更なる徹底について 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 32 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 8.4種混合ワクチン(DPT-IPV)の定期 接種導入について 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本 会会員専用ホームページ「新着文書」に掲載) 9.平成24年度山形県・長井市合同総合防災訓練 9月2日(日) 長井市内 齋藤( 聰) 理事出席することと決定。 I I〕協議事項 〔I 1.第3回TPP交渉参加阻止に向けた対策会議 の開催について 7月27日(金) 山形県JAビル 海和事務局長が代理して出席することと決定。 2. 「山形急性心筋梗塞地域連携懇話会」のご後援 のお願い 10月6日(土) ホテルメトロポリタン山形 8.平成24年度全国医師会勤務医部会連絡協議会 の開催について 10月6日(土) 松山全日空ホテル 栗谷・清治副会長、大内・吉岡常任理事、神村 理事出席することと決定。 9.保険医療機関の指導について 敢 集団的個別指導 斬8月21日(火) 山形ビッグウイング 大内常任理事立会 斬9月4日(火) 酒田市中央公民館 栗谷副会長立会 柑 個別指導 斬9月11日(火) わくわく新庄 三條理事立会 斬9月19日(木) 出羽庄内国際村 中目常任理事立会 斬9月25日(火) 酒田市中央公民館 栗谷副会長立会 10.第43回全国学校保健・学校医大会並びに都道 後援了承。 3.ご後援依頼(開放型病床懇話会) 8月2日(木) ホテルメトロポリタン山形 後援了承。 府県医師会連絡会議の開催について 11月10日(土) ホテル日航熊本 都道府県医師会連絡会議には清治副会長、学校 保健・学校医大会には、中條・清治副会長出席す ることと決定。 (本会会員専用ホームページ「新着 文書」に掲載) 4.山形県臨床内科医会学術講演会への後援のお 願いについて 9月20日(木) 山形国際ホテル 11.乳がん検診委員の辞任について 後援了承。 解職することと決定。 5.平成24年度糖尿病予防キャンペーン東日本地 区講演会について 10月8日(日) 山形テルサ 12.山形県医師会消化器検診委員会委員及び呼吸 県医師会並びに山形県糖尿病対策推進会議の後 援を了承し、当日は有海会長出席と決定。 解職 梅津 重三郎 乳がん検診委員会委員 器検診委員会委員の辞任について 解職 田中 直 消化器検診委員会委員(胃がん部会) 呼吸器検診委員会委員 解職することと決定。 6.検案医・検案業務体制整備等委員会(仮称) の設置について 会内に設置し推進することとし、合わせて、検 案にかかる担当部を保健医療第1部に変更するこ とと決定。 7.臨時適正検査に伴う専門医の推薦依頼について 人選は清治副会長に一任することと決定。 13.第47回山形県小児保健会研修会の後援について 後援を了承し、助成金を交付することと決定。 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 14.その他 33 〔 Ⅳ 〕医師連盟関係 敢 来年3月の主要行事予定。 3月6日(水) 山形県公衆衛生学会(本会主管) 県立保健医療大学 3月9日(土) 郡市地区医師会長会議、 定例代議員会・総会、合同懇親会 山形国際ホテル 柑 三條理事より、性犯罪の被害者に対しては 初診の費用が公費負担されているが、その後 の処置費用等は被害者の負担となっている現 状にある。これも県によっては話し合いに よって医会などが対応にあたっている所もあ るが、現場が混乱していることから、日本医 師会として担当行政機関に申し入れを行って はどうかと、日医母体保護法等に関する検討 委員会の席上要望してきたいとの提案があり、 了承。 報告事項 敢 日医連医政活動研究会 7月16日(月) 日本医師会館 吉岡常任執行委員出席報告。 柑 日医連執行委員会 7月22日(日) 日本医師会館 有海委員長、栗谷副委員長出席報告。 協議事項 敢 第2回「日医連医政活動研究会」開催につ いて 主幹事に島田執行委員、副幹事に吉岡常任執 行委員を、担当役員には清治会計責任者を充て ることと決定。 理事会終了後、山形市医師会役員との懇談会 が開催された。 私たちの事業は、 医療と介護、そして教育の 「 三位一体 」 3つが力を合わせながら、やさしさを強さに、思いをかたちに。 医療関連 事業 医事トータル業務 滅菌・SPDサービス 医事コンサルティング ヘルスケア 事業 訪問介護 教育事業 通所介護 福祉用具レンタル 在宅改修 他 医療事務・ホームヘルパー養成 他 株式会社ニチイ学館 山形支店 〒990-0039 山形市香澄町3丁目1-7 朝日生命山形ビル 5 F TEL0 23−641−3359 34 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 健康スポーツ医学委員会 本会健康スポーツ医学委員会は、去る7月3日(火) 午後3時30分より、県医師会館において開催された。 初めに有海会長より、 「この委員会活動が活発化 して、特に市民公開講座は、参加者も増えており、 興味を持って参加していただいていると考えてい る。日常の生活、或いは職場にスポーツを取り入 れていくか。また、生活習慣病を克服する成人向 けのスポーツについてもどのように定着させてい くのか、いろいろ課題がある。 スポーツ医に関する資格を活かしていくにはど うすべきか。少しずつスポーツに対して興味を向 けていただくということも大切である。 この委員会の活動をさらに活発なものにしてい くために、忌憚のないご意見を賜りたい。」との挨 拶があり、続いて委員長に井田委員、副委員長に 高橋委員を選出し、井田委員長の司会で協議が進 められた。 主な協議内容は次のとおりである。 出席者 会 長 有海 躬行 副 会 長 中條 明夫 担当理事 大内 清則、齋藤 忠明、吉岡 信弥 齋藤 聰 委 員 長 井田 英雄 副委員長 高橋 則好 委 員 井田 英雄、高橋 則好、吉岡 信弥 須藤 俊亮、佐藤 顕、前田 慎吾 ○委員長、副委員長選出 委員長に井田英雄委員、副委員長に高橋則好委 員を選出。 ○報 告 1.平成23年度健康スポーツ研修会について 大内常任理事より、対象者を学校関係者等にも 広げたが、寒い時期ということもあり、参加者が 少なかった旨報告。 2.平成23年度市民公開講座について 大内常任理事より、一般市民に健康とスポーツ の関係を知ってもらうために開催し、大勢の参加 者があり盛会に終了した旨報告。 3.その他 斬健康スポーツ医学委員会答申について 斬山形県医師会スポーツ医等名簿について 大内常任理事より、日医健康スポーツ医学委員会 答申、山形県医師会スポーツ医等名簿について説明。 ○協 議 1.平成24年度健康スポーツ研修会について 再研修会の単位取得もできるような内容で開催 することとし、次のとおり予定することと決定。 斬日時及び会場 日時:平成24年10月27日(土) 午後3時~5時 7) 会場:酒田玉姫殿 (酒田市北新橋119日時:平成25年3月7日(木) 午後7時~9時 会場:未定(山形市) 斬内容及び講師 敢「発育期と運動特論」 (山形県立総合療育訓練センター 井田 英雄 先生) 柑「健康スポーツ医における保健指導」 (公益財団法人やまがた健康推進機構 横山 紘一 先生) 2.平成24年度市民公開講座について 次のとおり予定することとし、詳細については、 担当理事に一任とすることと決定。 斬テーマ 「脳とスポーツ」 斬開催日 平成24年11月18日(日) 斬会 場 山形市保健センター 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 35 山形県糖尿病対策推進会議 山形県糖尿病対策推進会議は、去る平成24年7 月4日(水)午後3時30分より、県医師会館において 開催された。 初めに有海会長より、「日頃、糖尿病を中心とし た事案について、先生方からは大変お力を頂いてお り順調に推移しているところである。この会は、行 政の方々を初め、各医療関係団体の皆様によって行 なわれている会である。皆様の協力がないと進まな い会であろうと思っている。昨年の公開講座および ライトアップの時期は寒い時であったが、今年度も 熱意を持って取り組んでいきたいと思っている。」 との挨拶があり、続いて副会長に間中委員を選出し、 間中副会長の司会で協議が進められた。 主な協議内容は次の通りである。 出席者 斬山形県医師会 会 長 有海 躬行 担当役員 中條 明夫、深尾 彰、中目 千之 斬山形県糖尿病対策推進会議 会 長 有海 躬行(山形県医師会) 副 会 長 間中 英夫(日本糖尿病学会) 委 員 松橋 昭夫(日本糖尿病協会山形県支部) 鈴木 基(山形県歯科医師会) 佐藤 宏(山形県薬剤師会) 濱口 菊枝(山形県看護協会) 上野 和子(山形県栄養士会) 阿彦 忠之(山形県健康福祉部) オブザーバー 県保健薬務課 奥井 千明、加藤 真貴 〇報 告 1.平成23年度事業について 陰 糖尿病公開講座(世界糖尿病デー 2011) 間中副会長より、公開講座を平成23年11月10 日(土)山形市において、基調講演、講演等を行い、 参加者数は62名であったこと、また、日没時よ り世界糖尿病デーにちなんで、文翔館をブルー にライトアップした旨報告。 隠 糖尿病研修会 間中副会長より、平成24年2月18日(土)山形市 において、医師を対象に研修会を開催し、参加 者数は44名であった旨報告。 ○協 議 1.平成24年度事業について 陰 糖尿病公開講座(世界糖尿病デー 2012) 今年度の糖尿病公開講座の開催について協議 の結果、公開講座については、鶴岡地区医師会 に協力をお願いし、鶴岡市において11月10日(土) に開催し、詳細については、間中副会長および 中目常任理事に一任することと決定。また、ラ イトアップについては、山形市の文翔館で行う ことと決定。 隠 糖尿病研修会 今年度の糖尿病研修会の開催について協議の 結果、平成25年2月23日(土)午後4時より開催し、 内容については間中副会長へ一任することと決 定。 2.県ホームページを活用した糖尿病重症化予防 のための情報発信について 県保健薬務課より、県ホームページに糖尿病に 役立つ情報として、糖尿病のイベント情報、食事 療法のパンフレット等の情報を発信することにな り、関係団体への情報提供依頼があった。 3.その他 陰 平成24年度糖尿病予防キャンペーン東日本 地区講演会 (主催 糖尿病財団、糖尿病協会) 平成24年10月8日(月 祝日) 間中副会長より、標記講演会を開催し、講演 および特別講演、パネルディスカッションを予 定している旨説明。 隠 糖尿病の医療体制の構築に医師会が関わっ ているかということについて 阿彦委員より、今年度は医療計画の見直しの 年であるが、国が示した医療計画作成指針の中 では、糖尿病の初期医療の場合かかりつけ医が おこなうとなっているが、初期ほど専門医がお こなうべきとのことで、糖尿病の専門医がいる 医療機関を公表している旨説明があり、今後の 医療体制等について、間中副会長が窓口になっ て相談を受けることに決定。 36 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 学 術 委 員 会 本会学術委員会は、去る7月6日(金)午後3時30 分より、県医師会館2階会議室において開催され た。初めに有海会長より「医師会は学術団体であ る。シンポジウムや生涯教育講座では、これまで 時節にふさわしい主題やテーマで勤務医の過重労 働や時間外の救急医療の問題等を取り上げてきた。 いろいろな問題点を整理し、お互い理解を深めな がら今日に至っている。 今般、勤務医部会を立ち上げることとなった。 これは、シンポジウムやいろいろな事業活動での 意見を踏まえての成果である。勤務医環境の改善 に向け、医師会と勤務医の新しい関係を構築する ためにも多くの先生方のお力をお借りしたい。忌 憚のないご意見をいただければありがたい。」との 挨拶があり、続いて委員長に、鈴木委員、副委員 長に内村委員を選出し、鈴木委員長の司会で協議 が進められた。 主な協議内容は次の通りである。 出席者 会 長 有海 躬行 副 会 長 栗谷 義樹 担当理事 深尾 彰、神村 裕子 委 員 長 鈴木 民夫 副委員長 内村 文昭 委 員 菅原 一彦、菊地 惇、原田 一博 小野 和彦、八戸 茂美、齋藤 潔 多田 久人、笹井 祐之 ○報 告 1.平成22年度生涯教育申告集計結果について 深尾常任理事より、山形県医師会の平成22年度 生涯教育申告集計結果は、会員1, 708名中1, 236名 が単位を取得、取得者率は72. 9%で、単位とカリ キュラムコードの合計の平均は28. 8(全国平均は、 31. 3)、また、47都道府県中25番目で、東北では岩 手県についで2番目であった旨説明があり了承さ れた。 ○協 議 1.平成24年度生涯教育制度について 深尾常任理事より、平成24年度生涯教育制度は、 ・23年度と同様の内容で、平成22年に制度 平成22 が改正されてから3年目となる。単位数とカリ キュラム数の合計が、60以上取得した会員に、平 成25年12月1日に認定証が発行される。 日医雑誌、日医e-ラーニングなど、いろんな 方法での単位・カリキュラムの取得が可能であり、 専門分野だけでなく、より広く、多くのカリキュ ラムコードの取得を目標にしていただくことなど、 周知願いたい旨説明があり了承された。 2.日医生涯教育講座の開催について 深尾常任理事より、日医生涯教育講座はその 時々の医療情勢や会員のニーズ、生涯教育に対す る重要性などを考慮し、毎年、山形と庄内の2地 区で開催している旨説明があり、今年度の生涯教 育講座の開催について協議の結果、例年どおり山 形地区、庄内地区の2地区で開催、山形大学医学 部耳鼻科欠畑教授、同整形外科高木教授のお二人 に講師を依頼することにし、詳細については、鈴 木委員長並びに深尾常任理事に一任することと決 定した。 3.日医生涯教育協力講座セミナーについて 深尾常任理事より、日本医師会から、現在3つ のテーマで開催要請がある旨説明があり、次のと おり予定することとし、詳細については深尾常任 理事に一任することに決定。 陰「てんかんの診断から最新の治療まで」 平成24年10月20日(土) 於、産業創造支援センター 隠「心房細動と脳梗塞」 :詳細については、来年 度の委員会で協議することとした。 韻「認知症の診断から最新の治療まで」 :ブロッ ク別のセミナーとして、宮城県医師会が担当 で開催するにあたり、協力することとした。 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 37 産 業 医 委 員 会 本会産業医委員会は、去る7月10日(火)午後3時 30分より県医師会会館2階会議室において開催さ れた。 初めに有海会長より「山形県内の産業保健活動に、 中心的なお役目を担っていただき比較的順調に推 移している。ただ、最近産業保健に関わる機構が変 化し、特に従業員50名未満の事業所が対象の地域産 業保健センター事業は山形県医師会に移され、RI C 山形事務所も廃止になると聞いている。いかなる状 況にあっても労働者の健康保持増進が産業医の役 目であり、避けて通れない。いろんなアイデアをい ただき、また研修も深め、力を発揮して事業にあ たっていただきたい」との挨拶があり、続いて委員 長に菅原委員、副委員長に江口委員を選出し、菅原 委員長の司会で協議が進められた。 主な協議内容は次のとおりである。 出席者 会 長 有海 躬行 副 会 長 中條 明夫、清治 邦夫 担当理事 齋藤 忠明、中目 千之、神村 裕子 委 員 長 菅原 保 副委員長 江口 拓也 委 員 篠原 正夫、安達 善裕、髙橋 則好 中里 敬、原田 正夫、松橋 昭夫 髙橋 秀昭 オブザーバー 産業保健推進セ ン タ ー 副所長 石井 俊二 〇協 議 1.平成24年度産業医研修会の開催について 山形県医師会主催の産業医研修会(リフレッ シュ研修)を県内4ヶ所で、産業保健セミナーを10 月、山形ビッグウイングにおいて開催することと 決定。 石井産業保健推進センター副所長より、産業保 健推進センター主催の平成23年度研修会実績及び 平成24年度研修会計画について報告。 2.平成24年度各郡市地区医師会主催の産業医研 修会(スキルアップ専門研修、スキルアップ実 地研修)について 山形市、寒河江市西村山郡、上山市、北村山地 区、新庄市最上郡、酒田地区医師会十全堂、南陽 市東置賜郡、長井市西置賜郡、米沢市の9つの郡 市地区医師会に委託して開催することと決定。 3.平成24年度地域産業保健センター事業について 菅原委員長より、地域産業保健センター登録産 業医等の報告と山形県地域産業保健センター事業 の進め方について説明があり、地区医師会の担当 役員を決めて推進することと決定。 4.その他 ○委員長、副委員長選出 委員長に菅原委員、副委員長に江口委員を選出。 ○報 告 1.平成23年度産業保健事業について 齋藤常任理事より、平成23年度産業保健事業及 び産業医研修会実績等について報告。 事業場におけるメンタルヘルス対策、研修会の テーマ等について意見交換をした。 38 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 地域医療連携体制検討委員会 本会地域医療連携体制検討委員会は、去る7月 23日(月) 午後3時30分より県医師会館において開 催された。 初めに有海会長より「地域医療連携はこれから 非常に重要な施策になっていく。山形県において も、保健医療計画が間もなく出来上がるが、その 中でも在宅医療を中心に組み立てが行われている ところであり重要な柱のひとつとなっている。今 後、地域医療連携は多職種との連携を図ることが 大切である。本日は忌憚のないご意見を賜りた い。」との挨拶があり、三科委員長の司会で協議が 進められた。 主な協議内容は次のとおりである。 出席者 会 長 有海 躬行 副 会 長 栗谷 義樹、中條 明夫 担当理事 大内 清則、齋藤 忠明、渡辺 眞史 折居 和夫、江口 拓也 委 員 長 三科 武 副委員長 武田 憲夫 委 員 齋藤伸二郎、谷口 央、渋間 久 後藤 利昭、伊藤 正尚 ○委員長、副委員長選出 委員長に三科委員、副委員長に武田委員を選出。 〇議 題 1.昨年度の委員会報告(3月16日開催) 大内常任理事より、昨年度の委員会で下記のこ とが協議された旨報告。 陰在宅医療と訪問看護ステーションについて 隠地域連携パスの効率的な運用を図ることについて 韻精神科医部会の設立に向けての働きかけについて 2.在宅医療推進への取り組みと地域連携パスの 現状 大内常任理事より、山形県在宅医療推進モデル 事業の取組み、地域連携パス担当事務局の意見、 地域連携パスの検討、地域医療再生計画の概要、 精神科救急の現状について説明し、協議のうえ問 題点を整理した。また、8月29日に開催される知 事との懇談会に地域連携パスについて提案する旨 説明。 3.今年度の地域医療連携活動計画(予定)につ いて 陰 在宅医療 折居理事より、在宅医療推進モデル事業として、 本会と山大医学部との共同のモデル事業「退院支 援部署応援プロジェクト」、天童市東村山郡医師会 のモバイルを使って連携を取り合う「I CT利活用 による在宅関連多職種連携システム」、本会の地域 保健研究事業にて実施することとなった南陽市東 置賜郡医師会の「医師不足の地域での在宅医不在 時支援および在宅医療における医療連携の導入と 後方支援病院の体制整備事業」を今年度実施する 旨説明。 隠 地域連携パス パスの効率的な運用を図るためにも、県に対し 事務局設置の働きかけをおこなっていくことと なった。 韻 精神科救急医療体制 県内の様々な立場の精神科の先生方の意見を集 約し、精神科医部会の設立に向けて働きかけをお こない精神科救急医療体制の強化を図っていくこ ととなった。 吋 みんなで救急医療を考えるネットワーク 大内常任理事より、住民、医療機関、医師会、 行政が連携し初期救急医療体制整備に向けての ネットワークづくりを取組んでいきたい旨説明。 有海会長より、福岡県医師会の対外広報活動、 医療モニター制度「メディペチャ」 (県民と医療に ついて意見交換をする)について紹介があった。 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 39 学校保健委員会 本会学校保健委員会は、去る7月24日(火) 午後1 時30分より県医師会館ほかテレビ会議にて開催さ れた。 初めに有海会長より、 「テレビ会議での開催との 事で能率的に進めて参りたい。課題が沢山あるが、 本日は忌憚のないご意見を頂戴したい。」との挨拶 があり、続いて委員長に斎藤慶一委員、副委員長 に中山裕一委員を選出し、斎藤委員長の司会で協 議が進められた。 主な協議内容は次のとおりである。 出席者 会 長 有海 躬行 副 会 長 清治 邦夫 担当理事 大内 清則、齋藤 忠明、折居 和夫 三條 典男 委 員 長 斎藤 慶一 副委員長 中山 裕一 委 員 金子 尚仁、中井 伸一、小幡 仁子 小林 達、金村 應文、大滝 晋介 伊藤 末志、粕川 俊彦、齋藤 聰 3.第24回東北学校保健・学校医大会について 平成24年7月7日(土)、8日(日) 於、ホテル青森 清治副会長より、 「腎臓病学校検診への対応」と 題した特別講演や震災関連の報告があった旨説明。 4.学校健診における応援医師の派遣について 清治副会長より、米沢市医師会より提起された 応援医師の派遣について、県教育委員会と交渉の 結果、大規模県立学校の健診の業務軽減を図るた め、協力内科医の配置が決定された旨報告。 ○協 議 1.平成24年度本会学校医大会の開催について 大会の開催時期、運営について協議の結果、開 催日は12月1日(土)とし、テーマについては執行部 に一任と決定。 2.学校健診における児童の肥満について ○報 告 1.第42回全国学校保健・学校医大会 平成23年10月29日(土) 於、ホテル・センチュリー静岡(静岡市) 清治副会長より、5つの分科会とITに関する 特別講演があった旨報告。 2.平成23年度本会学校医大会について 平成23年12月3日(土) 於、県産業創造支援センター 清治副会長より、10名の学校保健功労者の表彰 や講演を行ったが、全体の参加者が少なく、今後 の検討課題である旨報告。 県小児保健会では標記に関する基準を定め、学 校健診に活用されるよう県教育委員会へ提案して いるが、それが生かされていない現状であること から、本会としても検討していくこととした。 40 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 斬7月 1日 医師会長宛通知。 Ai学術シンポジウムが日本医師 会館で開催され、清治副会長出席。 斬〃 斬〃 望書の提出について、各郡市地区医師会長宛 仙台市医師会ドクタークラブとの 通知。 親善野球大会が米沢市西部野球場で開催され、 中條副会長出席。 斬〃 3日 候補者の推薦依頼について、各郡市地区医師 健康スポーツ医学委員会を県医師 4日 糖尿病対策推進会議を県医師会館 第20回「ノバルティス地域医療賞」 斬〃 会長宛通知。 会館で開催。 斬〃 不活化ポリオワクチンに関する要 斬〃 で開催。 医療関係職種の籍又は名簿の訂正 申請に課される登録免許税の課税標準である 斬〃 会報編集会議を県医師会館他で開催。 登録件数の取り扱いについて、各郡市地区医 斬〃 山形大学顧問会議が山形大学で開 師会長宛通知。 催され、有海会長出席。 斬〃 6日 の一部訂正について(その5)及び厚生労働 学術委員会を県医師会館で開催。 省「疑義解釈資料の送付について(その7)」 斬〃7日~8日 東北学校保健・学校医大会がホテ の送付について、各郡市地区医師会長宛通知。 ル青森で開催され、有海会長、中條・清治副会 長、大内常任理事、神村理事、小林監事出席。 斬〃 カントリークラブで開催。 斬〃 斬〃 第39回親睦ゴルフコンペを湯野浜 8日 9日 在宅医療・在宅看護教育センター 設置準備会が山形大学医学部で開催され、有 斬〃 10日 11日 健功労)について、各郡市地区医師会長宛通知。 第3回常任理事会を県医師会館で 地区医師会長宛通知。 医師信用組合常務会が県医師会館 13日 斬〃 斬〃 20日 山形県医療審議会医療法人・医師 22日 第58回山形市医師会と仙台ドク タークラブとの親善野球大会が寒河江市民球 乳がん検診中央委員会を県医師会 場で開催され、大内常任理事出席。 雇用管理に関する個人情報のうち 斬〃 健康情報を取り扱うに当たっての留意事項の 改正について、各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 第1回都道府県医師会長協議会が 副会長出席。 斬〃 館で開催。 斬〃 17日 定員特例部会が県庁で開催され、栗谷・中條 研修会がサハトべに花で開催され、有海会長、 斬〃 第18回日本警察医会総会・学術講 日本医師会館で開催され、有海会長出席。 在宅医療推進モデル事業住民対象 折居理事出席。 15日 演会がホテル青森で開催され、清治副会長出席。 第3回救急・大規模災害等対策委 員会担当理事打合せ会を県医師会館で開催。 斬〃 険組合被保険者の健康診断及び特定健康診査 斬〃 12日 平成24年度山形県医師国民健康保 斬〃 実施に関する協力方お願いについて、各郡市 で開催され、有海会長、栗谷副会長出席。 斬〃 平成25年春の叙勲候補者(学校保 斬〃 産業医委員会を県医師会館で開催。 開催。 斬〃 一般名処方マスタの整備について、 各郡市地区医師会長宛通知。 海会長出席。 斬〃 平成24年度診療報酬改定関連通知 斬〃 地域医療連携体制検討委員会を県 医師会館で開催。 斬〃 24日 学校保健委員会を県医師会館他で 開催。 「予防接種後健康状況調査の実施 について」の一部改正について、各郡市地区 23日 斬〃 25日 第5回全理事会並びに山形市医師 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 会役員との懇談会を山形市医師会館4階大 斬〃 ホールで開催。 斬〃 26日 斬〃 を、各郡市地区医師会長宛送付。 斬〃 会長宛通知。 理事連絡協議会が日本医師会館で開催され、 大内常任理事出席。 の一部訂正について及び日本医師会作成「改 退院支援担当者会議が済生館で開 27日 定診療報酬点数表参考資料」の正誤について、 第3回TPP交渉参加防止に向けた 対策会議がJ Aビルで開催され、海和事務局長 各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 出席。 斬〃 いて、各郡市地区医師会長宛通知。 アルカディアソフトパークビア 斬〃 出席。 いて(熊本県)、各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 斬〃 郡市地区医師会長宛通知。 師会長宛通知。 斬〃 地区医師会長宛通知。 斬〃 され、有海会長出席。 斬〃 28日~29日 第25回全国有床診療所連絡協議 導の在り方について~「保険者による健診・ 会宮崎大会がシーガイヤ・コンベンションセン 保健指導等に関する検討会」とりまとめ~に ターで開催され、清治副会長、三條理事出席。 斬〃 斬〃 て、各郡市地区医師会長宛通知。 療養病床及び一般病床に係る基準 30日 勤務医部会シンクタンク委員会を 県医師会館で開催。 国民の健康の増進の総合的な推進 を図るための基本的な方針の全部改正につい 斬〃 第96回置賜医会が伝国の杜で開催 斬〃 今後の特定健康診査・特定保健指 ついて、各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 第8回男女共同参画フォーラムが 内・吉岡常任理事、神村理事出席。 ルについて、各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 28日 富山第一ホテルで開催され、栗谷副会長、大 日本医師会における新公益法人制 度移行前後に係る代議員会等開催スケジュー 救急救命士法施行規則の一部を改 正する省令等の施行について、各郡市地区医 厚生労働省の違法ドラッグ乱用防 止啓発に係るホームページについて、各郡市 「救急の日」及び「救急医療週間」の 実施について、各郡市地区医師会長宛通知。 「体育活動中の事故防止に関する 調査研究協力者会議」の報告書について、各 斬〃 大雨による被災者に係る被保険者 証等の掲示等及び公費負担医療の取扱いにつ 学校保健に功績のある学校医の推 薦方依頼について、各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 大雨による被災者に係る被保険者 証等の提示等及び公費負担医療の取扱いにつ パーティーが三桝で開催され、渡辺常任理事 斬〃 平成24年度診療報酬改定関連通知 斬〃 催され、折居理事出席。 斬〃 検案医・検案業務体制整備等委員 会委員の推薦依頼について、各郡市地区医師 都道府県医師会救急災害医療担当 斬〃 日本医師会テレビ健康講座「ふれ あい健康ネットワーク」の放送及びポスター 消化器検診中央委員会を県医師会 館で開催。 41 31日 循環器検診中央委員会を県医師会 館で開催。 斬〃 山形大学蔵王協議会臨時総会が山 病床数の算定に使用する数値等の一部改正に 形大学医学部大講義室で開催され、渡辺常任 ついて、各郡市地区医師会長宛通知。 理事出席。 42 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 会 員 異 動 7月31日現在会員数 1, 598名 A会員 703名 B会員 893名 C会員 2名 準会員 115名 ○ 会 員 訃 報 死亡年月日 平成24年7月4日 平成24年7月5日 平成24年7月31日 ○ 入 月 日 6.1 〃 〃 〃 7.1 〃 〃 〃 〃 〃 〃 月 日 6. 30 〃 7. 31 享 年 98歳 55歳 92歳 会員区分 B B B B B B 準 B B B B 氏 名 伊 藤 竜 古 屋 紀 彦 後 藤 真 一 斉 藤 聖 宏 井 上 明 中 野 寛 之 齋 藤 恒 徳 池 谷 龍 一 太 田 智 子 須 藤 一 志 藤 祥 子 備 考 会員区分 B A→B 準→A B B A B B A B 氏 名 武 田 宰 長 井 良 彦 今 野 昭 宏 谷 口 央 高 橋 由美子 西 川 友 康 細 田 香 苗 笹 壁 弘 嗣 萩 野 武 志 荻 生 徳 寛 備 考 医師会の異動 会員区分変更 新規開業 勤務先変更 〃 施設名称・診療科目変更 施設名称・診療科目変更 現住所変更 法人化 施設異動 会員区分 B B B 氏 名 須 藤 明 舟 山 哲 金 子 優 備 考 動 郡市地区医師会 南陽市東置賜郡 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 寒河江市西村山郡 寒河江市西村山郡 新 庄 市 最 上 郡 長井市西置賜郡 米 沢 市 ○ 退 氏 名 長 谷 川 功 佐 藤 友 昭 土 屋 春 雄 会 郡市地区医師会 鶴 岡 地 区 鶴 岡 地 区 鶴 岡 地 区 鶴 岡 地 区 山 形 市 上 山 市 北 村 山 地 区 新 庄 市 最 上 郡 酒田地区医師会十全堂 南陽市東置賜郡 米 沢 市 ○ 異 月 日 6.1 7.1 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 郡市地区医師会 山 形 市 寒河江市西村山郡 山 形 市 会 郡市地区医師会 天童市東村山郡 上 山 市 山 形 大 学 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 43 医師国保だより 山形県医師国民健康保険組合公告第536号 (組合会議長・副議長の選任) 平成24年7月19日開催の本組合第111回通常組 合会において、組合会議長・副議長の互選を行っ た結果、次のとおり選任され直ちに就任いたしま したので公告します。 平成24年7月19日 山形県医師国民健康保険組合 理事長 徳 永 正 靱 記 組 合 会 議 長 和 田 潤 一 組合会副議長 斎 藤 万一郎 山形県医師国民健康保険組合公告第537号 (平成23年度事業報告・決算・財産目録・ 剰余金処分・平成24年度会計補正予算) 本組合の平成23年度事業報告・決算・財産目録・ 剰余金処分・平成24年度会計補正予算について平 成24年7月19日開催の第111回通常組合会におい て、それぞれ議決されましたので公告します。 平成24年7月19日 山形県医師国民健康保険組合 理事長 徳 永 正 靱 山形県医師国民健康保険組合 平 成 23 年 度 事 業 報 告 平成23年度の本組合を取り巻く動きとしては、 一つ目は、医師国保組合等に対する定率国庫補助 金廃止を盛り込んだ国保法改正法案や後期高齢者 医療制度廃止法案を含んだ「社会保障と税一体改 革関連法案」が今国会に提出されましたが、消費 税増税等の税制改革で調整が難航、民主・自民・ 公明の3党で修正協議を重ね、6月15日に合意が なされました。 しかし、消費税増税を始めとする税制分野は、 ほぼ3党で一致したものの、社会保障分野は、年 金・医療とも新たに議員立法で「社会保障制度改 革推進法案」の提出により、 「社会保障制度改革国 民会議」を新設、推進法施行後1年以内に審議結 果等を踏まえ実施するとし、事実上の棚上げとな りました。 二つ目は、一昨年の全国建設工事業国保組合に よる組合員無資格加入に端を発した組合員の資格 問題が医師国保組合にも波及し、会計検査院の実 地検査により、 「医業に従事しているか否か」につ いて、監督官庁である厚生労働省あてに処置要求 と意見表示が出されたことから、厚生労働省と全 国医師国保組合連合会で協議を行い、指針を作り 各国保組合に示すこととしていましたが、ようや く3月末に厚生労働省から通知が出されました。 この通知には「同種の事業又は業務に従事する 者の判定基準に関する指針」が示されており、平 「判定基準 成24年度末までに「組合規約の改正」、 の策定」を行い、遅くとも平成25年から判定基準 による資格の管理を行うこととされています。 また、組合員資格の管理については、加入後の 定期的な再確認を2〜3年に1回以上実施するこ ととされており、確認にあたっては、陰組合員の 住所。隠組合員が判定基準に定める業務に従事し ていること。韻組合員が健康保険の適用を受ける べき者である場合、健康保険適用除外承認が適切 に行われていること。以上3項目について客観的 な証拠書類で確認するよう求めています。 このため、本組合においても今年度中に「組合 規約の改正」、「判定基準の策定」、「組合員資格の 再確認」を実施せざるを得ず、再確認調査の際は ご協力をお願いいたします。 本組合の平成23年度事業状況については、後ほど 詳細をご説明申し上げますが、被保険者数は前年度 末に比べ、28人減少し2, 424人、保険給付費につい ては、支払額で57, 389千円増加の353, 487千円と前 年度より19. 38%増と大幅な伸びとなりました。 また、健康診断については、特定健康診査も併 せて行いましたが、受検者数は一般健康診断・特 定健康診査とも昨年度より若干減少しました。 財政状況については、歳入合計で839, 747千円、 歳 出 合 計 で655, 628千 円、歳 入 歳 出 差 引 残 額 は 184, 120千円となり、前年度からの繰越金を除いた 単年度実質収支は18, 712千円の赤字となりました。 これは、保険給付費の増加、特に入院医療費及び これに伴う高額療養費が増加したため、組合負担 額で昨年度より約2. 5ヶ月分多い支払となったこ とによるものです。 社会保障改革については、 「社会保障制度改革国 44 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 民会議」に検討を棚上げされたことから、定率国 庫補助金廃止の問題は、いつ再燃するか判らない 状況にあります。 今後とも健全財政の維持と財政基盤の安定を図 りたい考えていますので、ご理解とご協力を賜わ りますようよろしくお願いいたします。 平成23年度山形県医師国民健康保険組合歳入歳出決算書 歳 入 単位:円 款 項 1 国民健康保険料 2 使用料及び手数料 3 国 庫 支 出 金 4 前期高齢者交付金 5 県 支 出 金 6 共同事業交付金 7 財 産 収 予算現額 1 国民健康保険料 1 手 1 国 2 国 数 庫 庫 負 補 料 担 助 金 金 1 前期高齢者交付金 1 県 補 助 金 1 共同事業交付金 入 1 財 産 運 用 収 入 2 財 産 売 払 収 入 1 準 備 金 繰 入 金 2 他 会 計 繰 入 金 8 繰 入 金 9 繰 越 金 10 諸 収 1 繰 越 金 1 加算金、延滞金及び過怠金 2 預 金 利 子 3 雑 入 歳 入 合 計 入 調 定 額 453, 894, 000 453, 894, 000 1, 000 1, 000 131, 510, 000 2, 252, 000 129, 258, 000 2, 000 2, 000 2, 000 2, 000 22, 299, 000 22, 299, 000 533, 000 532, 000 1, 000 4, 000 3, 000 1, 000 202, 831, 000 202, 831, 000 204, 000 3, 000 50, 000 151, 000 811, 280, 000 収入済額 451, 072, 800 451, 072, 800 2, 000 2, 000 171, 030, 542 2, 627, 399 168, 403, 143 0 0 0 0 14, 358, 000 14, 358, 000 523, 162 523, 162 0 0 0 0 202, 831, 556 202, 831, 556 257, 048 0 46, 422 210, 626 840, 075, 108 不納欠損額 450, 745, 000 450, 745, 000 2, 000 2, 000 171, 030, 542 2, 627, 399 168, 403, 143 0 0 0 0 14, 358, 000 14, 358, 000 523, 162 523, 162 0 0 0 0 202, 831, 556 202, 831, 556 257, 048 0 46, 422 210, 626 839, 747, 308 収入未済額 0 △ 327, 800 0 △ 327, 800 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 △ 327, 800 歳 出 合 2 総 3 保 項 会 務 険 給 費 費 付 費 4 後期高齢者支援金等 5 前期高齢者納付金等 6 老人保健拠出金 7 介 護 納 付 金 8 共同事業拠出金 9 保 健 10 積 11 諸 12 予 3, 149, 000 3, 149, 000 △ 1, 000 △ 1, 000 △ 39, 520, 542 △ 375, 399 △ 39, 145, 143 2, 000 2, 000 2, 000 2, 000 7, 941, 000 7, 941, 000 9, 838 8, 838 1, 000 4, 000 3, 000 1, 000 △ 556 △ 556 △ 53, 048 3, 000 3, 578 △ 59, 626 △ 28, 467, 308 単位:円 款 1 組 予算現額と収入 済額との比較 事 業 立 支 金 出 備 費 金 1 組 1 総 2 徴 1 2 3 4 5 6 合 務 予算現額 会 管 収 理 療 養 諸 高 額 療 養 移 送 出 産 育 児 諸 葬 祭 諸 傷 病 手 当 費 費 費 費 費 費 費 費 金 1 後期高齢者支援金等 1 前期高齢者納付金等 1 老人保健拠出金 1 介 護 納 付 金 1 共同事業拠出金 1 特定健康診査等事業費 2 保 健 事 業 費 1 積 立 金 1 償還金及び還付金 費 1 予 歳 出 合 計 歳入歳出差引残額 184, 119, 710円 備 費 3, 033, 000 3, 033, 000 53, 844, 000 52, 946, 000 898, 000 357, 350, 700 312, 201, 150 27, 247, 620 1, 000 14, 706, 930 500, 000 2, 694, 000 110, 428, 000 110, 428, 000 35, 541, 000 35, 541, 000 7, 000 7, 000 57, 565, 000 57, 565, 000 12, 224, 000 12, 224, 000 33, 738, 000 9, 540, 000 24, 198, 000 5, 946, 142 5, 946, 142 12, 535, 000 12, 535, 000 129, 068, 158 129, 068, 158 811, 280, 000 支出済額 2, 145, 554 2, 145, 554 42, 517, 689 41, 925, 051 592, 638 354, 596, 651 310, 269, 311 27, 246, 620 0 14, 286, 720 100, 000 2, 694, 000 110, 426, 151 110, 426, 151 35, 539, 871 35, 539, 871 5, 948 5, 948 57, 564, 059 57, 564, 059 12, 223, 000 12, 223, 000 23, 096, 654 6, 711, 682 16, 384, 972 5, 942, 142 5, 942, 142 11, 569, 879 11, 569, 879 0 0 655, 627, 598 翌年度繰越額 不 用 額 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 887, 446 887, 446 11, 326, 311 11, 020, 949 305, 362 2, 754, 049 1, 931, 839 1, 000 1, 000 420, 210 400, 000 0 1, 849 1, 849 1, 129 1, 129 1, 052 1, 052 941 941 1, 000 1, 000 10, 641, 346 2, 828, 318 7, 813, 028 4, 000 4, 000 965, 121 965, 121 129, 068, 158 129, 068, 158 155, 652, 402 予算現額と支出 済 額 と の 比 較 887, 446 887, 446 11, 326, 311 11, 020, 949 305, 362 2, 754, 049 1, 931, 839 1, 000 1, 000 420, 210 400, 000 0 1, 849 1, 849 1, 129 1, 129 1, 052 1, 052 941 941 1, 000 1, 000 10, 641, 346 2, 828, 318 7, 813, 028 4, 000 4, 000 965, 121 965, 121 129, 068, 158 129, 068, 158 155, 652, 402 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 45 財 産 目 録 種 別 金 額 金 67, 424, 765円 給付費支払準備金 58, 634, 739円 保健事業引当準備金 142, 596, 911円 特 別 積 立 役 慰 員 労 退 金 職 積 死 立 亡 金 16, 691, 094円 職 手 員 当 退 金 職 積 死 立 亡 金 76, 010, 844円 国 払 保 基 連 金 合 預 会 託 支 金 1, 860, 000円 山 用 形 組 県 合 医 出 師 資 信 金 100, 000円 品 12, 423, 031円 備 22 年 23年 度 22 年 23年 度 22 年 23年 度 22 年 23年 度 22 年 23年 度 22 年 23年 度 22 年 23年 度 年 度 当 初 購 年 度 入中 処 年 度 分中 合 度 増 度 増 度 増 度 増 度 増 度 増 度 増 事 平成23年度末現在 説 明 61, 482, 623円 処 分 額 0円 5, 942, 142円 58, 634, 739円 処 分 額 0円 0円 142, 596, 911円 処 分 額 0円 0円 16, 658, 132円 支 給 額 0円 32, 962円 392, 563円) (生活資金会計繰出額 4, 105, 037, 818円 74, 486円 支 給 額 29, 101, 460円 1, 860, 000円 償 還 金 0円 0円 100, 000円 0円 印 2肘 付 回 転 椅 子 3折 り 畳 み 椅 子 7 印 1 ミーティングテーブル 1 ファイリングキャビネット 4 庫 8 回 転 椅 子 6 ソニーカッセトレコーダー 1式 庫 椅 子 3単 4 ファイルキャビネット 2 机 器 棚 1食 1 テープレコーダー 1 庫 蔵 庫 1冷 1 耐火ファイリング 1 ス レ ビ 6テ 1 業務電算システム (ソフト ) 1式 ク 5コ ー ト 掛 け 1 富士ゼロックスカラー複合機 1 機 1シ ュ レ ッ ダ ー 2間 仕 切 り パ ネ ル 1式 ー メ ラ 1カ 2 石油ファンヒーター 1 ル 1カ メ ラ 用 ラ イ ト 1富 士 通 パ ソ コ ン 1 庫 3ス タ ン ド 扇 風 機 1 国保実績報告書システム (ソフト ) 1式 機 開 書 庫 1片 1 シンラインキャビネット 1式 机 2 スチールロッカー 3 高額療養費電算システム (ソフト ) 1式 机 4会 議 用 テ ー ブ ル 6 スタッキングチェア 6 理 長 組 合 両 開 書 カ ウ ン タ ー 書 タ イ プ 用 耐 火 書 ユ ニ ッ ト ケ ー デ ス ク ラ ッ ラ チ ッ ト 穿 孔 テ ィ ー サ ー バ テ ー ブ ス チ ー ル 書 電 話 両 袖 片 袖 事 務 コロナ対流型石油ストーブ 1 会議テーブル 2 業務電算システム修正(ソフト) 1 富士ゼロックスカラー複合機 1 375, 741, 384円 計 平成23年度決算剰余金処分 記 歳入歳出差引残額 184, 119, 710円 処 分 額 184, 平成24年度に繰越 119, 710円 (内 50, 000, 000円は繰越し済) 差 引 額 0円 平成24年度歳入歳出補正予算(第1号) 歳 入 単位:千円 款 9 繰 越 項 金 1 繰 越 金 補正されなかった款項にかかわる額 歳 入 合 計 補正前の額 補正額 185, 050 △ 930 185, 050 △ 930 歳 出 184, 120 184, 120 629, 717 0 629, 717 814, 767 △ 930 813, 837 単位:千円 款 計 項 4 後期高齢者 支 援 金 等 1 後期高齢者支援金等 5 前期高齢者 納 付 金 等 1 前期高齢者納付金等 7 介護納付金 1 介護納付金 8 共 同 事 業 拠 出 金 1 共同事業拠出金 11 諸 支 出 金 12 予 備 費 1 償還金及び還付金 1 予 備 費 補正されなかった款項にかかわる額 歳 出 合 計 補正前の額 117, 899 117, 899 30, 080 30, 080 58, 570 58, 570 14, 583 14, 583 1, 852 1, 852 136, 769 136, 769 455, 014 814, 767 補正額 62 62 △ 228 △ 228 △ 68 △ 68 △ 1, 137 △ 1, 137 10, 254 10, 254 △ 9, 813 △ 9, 813 0 △ 930 計 117, 961 117, 961 29, 852 29, 852 58, 502 58, 502 13, 446 13, 446 12, 106 12, 106 126, 956 126, 956 455, 014 813, 837 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 46 傷病給付金は、第1種組合員は185日分1, 850千 円、第3種組合員は97日分970千円、計で282日分 2, 820千円、第1種組合員分がまとめて申請があっ たため支給額が増加しました。また、第3種組合 分も昨年度の支給が18日分180千円だったために 大幅に増加しました。 死亡弔慰金は、第1種組合員は2件550千円、第 3種組合員は15件5, 050千円、計で17件5, 600千円、 前年度比60. 0%増、2, 100千円の増加となりました。 出産給付金は、昨年度3件300千円でしたが、今 年度は8件800千円で、5件500千円増加しました。 介護手当金は、2件400千円で前年度と同じで した。 高齢者褒賞給付金は、昨年度16件1, 600千円でし たが、今年度は9件900千円で、7件700千円減少 しました。 生存退会給付金は、第1種組合員3件600千円、 第3種組合員3件700千円、計6件1, 300千円で、 前年度比27. 8%減、500千円減少しました。 合計では、第1種組合員52件6, 400千円(前年度 比58. 0%増)、第3種組合員67件10, 900千円(前年 度比17. 1%増)、計17, 300千円(前年度比29. 5%増)、 昨年度より3, 940千円増加しました。 山形県医師国民健康保険組合共済会公告第90号 (平成23年度事業報告・決算・剰余金処分) 本共済会の平成23年度事業報告・決算・剰余金 処分について、平成24年7月19日開催の第76回総 代会において、それぞれ議決されましたので公告 します。 平成24年7月19日 山形県医師国民健康保険組合共済会 理事長 徳 永 正 靱 山形県医師国民健康保険組合共済会 平 成 23 年 度 事 業 報 告 1.会員の状況 平成23年度末の会員数は、第1種組合員624人、 第3種組合員170人、合計794人、前年度末に比べ 11人減少の794人となっています。 2.諸給付金の状況 傷病見舞金は、第1種組合員は520日分2, 600千 円、第3種組合員は576日分2, 880千円、計で1, 096 日分5, 480千円、前年度比1. 8%、100千円の減少と なりました。 平成23年度山形県医師国民健康保険組合共済会歳入歳出決算書 歳 入 単位:円 款 項 1 会 費 2 繰 入 金 3 繰 越 金 4 諸 収 入 1 共 済 会 予算現額 会 費 1 繰 入 金 1 繰 越 金 1 預 金 2 雑 歳 入 合 計 利 子 入 調 定 額 29, 233, 000 29, 233, 000 1, 000 1, 000 39, 775, 000 39, 775, 000 409, 000 408, 000 1, 000 69, 418, 000 収入済額 28, 554, 000 28, 554, 000 0 0 42, 396, 336 42, 396, 336 335, 985 335, 985 0 71, 286, 321 不納欠損額 28, 554, 000 28, 554, 000 0 0 42, 396, 336 42, 396, 336 335, 985 335, 985 0 71, 286, 321 収入未済額 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 679, 000 0 679, 000 0 1, 000 0 1, 000 0 △ 2, 621, 336 0 △ 2, 621, 336 0 73, 015 0 72, 015 0 1, 000 0 △ 1, 868, 321 不 用 額 単位:円 予算現額と支出 済 額 と の 比 較 歳 出 款 1 項 総 務 費 2 給 付 費 3 積 立 金 4 繰 出 金 5 予 備 費 1 2 会 総 1 給 1 積 立 金 1 繰 出 金 備 費 務 1 予 歳 出 合 計 歳入歳出差引残額 51, 164, 327円 議 管 予算現額 付 理 諸 費 費 費 6, 973, 000 2, 036, 000 4, 937, 000 18, 600, 000 18, 600, 000 2, 000 2, 000 1, 000 1, 000 43, 842, 000 43, 842, 000 69, 418, 000 支出済額 翌年度繰越額 2, 821, 994 1, 280, 439 1, 541, 555 17, 300, 000 17, 300, 000 0 0 0 0 0 0 20, 121, 994 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 山形県医師国民健康保険組合共済会 平成23年度決算剰余金処分 記 歳入歳出差引残額 51, 164, 327円 処 分 額 51, 平成24年度に繰越 164, 327円 (内 15, 000, 000円は繰越し済) 差 引 額 0円 予算現額と収入 済額との比較 4, 151, 006 755, 561 3, 395, 445 1, 300, 000 1, 300, 000 2, 000 2, 000 1, 000 1, 000 43, 842, 000 43, 842, 000 49, 296, 006 4, 151, 006 755, 561 3, 395, 445 1, 300, 000 1, 300, 000 2, 000 2, 000 1, 000 1, 000 43, 842, 000 43, 842, 000 49, 296, 006 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 47 平成24年4月分の保険給付費の状況 本組合被保険者にかかる4月分の療養諸費及びその他の諸給付については、次のとおりです。 1.療養諸費 4月分の療養諸費の状況は、組合負担額で入院8, 426千円、入院外8, 299千円、歯科2, 264千円、診療費合計 で18, 989千円となりました。4月分の組合負担額の前年度比では入院30. 43%減、入院外0. 82%増、歯科 11. 87%減、診療費計で17. 12%減となっています。 また、調剤は11. 79%増とやや高めになっています。 療養諸費 区 分 件数 第1種 入 院 医 組合員 入院外 第 2 種 入 院 組 合 員 科 及 び 世 帯 員 入院外 計 歯 科 第1種組合員 第2種組合員 及 び 世 帯 員 計 調 剤 入院時食事療養費 訪 問 看 護 療 養 費 移 送 費 療 養 諸 費 合 計 本 年 度 累 計 前 年 度 同 期 比 日数 費 用 額 円 12 122 233 324 12 142 683 924 940 1, 512 101 152 223 373 324 525 505 (596) ( 22) (679) 1 21 25 0 1, 795 1, 795 94. 2 - 一 部 負 担 金 他 薬剤一部負担金 負 組合負担額 円 8, 331, 940 4, 807, 480 3, 301, 230 6, 950, 610 23, 391, 260 930, 990 2, 285, 340 3, 216, 330 7, 206, 640 453, 364 289, 750 211, 520 0 34, 768, 864 34, 768, 864 87. 6 円 5, 996, 758 3, 374, 304 2, 429, 546 4, 924, 148 16, 724, 756 651, 239 1, 612, 999 2, 264, 238 5, 088, 154 278, 374 202, 825 148, 062 0 24, 706, 409 24, 706, 409 88. 3 2.その他組合の諸給付 4月分のその他の諸給付は、高額療養費30件 3, 382, 700円、出 産 育 児 一 時 金4件1, 680, 000円、 傷病手当金8件900, 000円を給付しました。 平成24年度 保険給付費支払額の状況 平成23年度 平成24年度 23年度実績月平均 24年度当初予算月平均 法 1 件 当 り 1 人 当 り 額 費 用 額 費 用 額 円 2, 297, 171 1, 423, 913 675, 236 1, 667, 069 6, 063, 389 277, 409 632, 948 910, 357 1, 848, 349 174, 990 42, 525 63, 458 0 9, 103, 068 9, 103, 068 85. 0 円 0 0 0 0 0 0 0 0 0 - 円 38, 011 9, 263 196, 448 359, 393 603, 115 2, 342 39, 393 41, 735 270, 137 0 44, 400 0 0 959, 387 959, 387 96. 6 694, 328 20, 633 275, 103 10, 177 24, 884 9, 218 10, 248 9, 927 14, 271 20, 607 289, 750 8, 461 0 19, 370 19, 370 92. 9 種 別 件 数 金 額 備 考 円 高 額 療 養 費 30 出産育児一時金 4 葬 費 0 傷 病 手 当 金 8 祭 計 42 3, 382, 700 1, 680, 000 第2種組合員4人 0 900, 000 第1種組合員4人 5, 962, 700 4.共済会の諸給付金の状況 4月分の共済会の諸給付は、傷病見舞金10件 1, 020, 000円、死亡弔慰金1件350, 000円、高齢者 褒賞給付金2件200, 000円、生存退会給付金2件 400, 000円を給付しました。 共済会の諸給付金の状況 種 別 件数 金額 備 考 円 30,669 29,775 29,457 29.457 円 13, 331 7, 692 1, 834 3, 861 9, 646 1, 490 1, 270 1, 326 2, 972 187 119 87 0 14, 338 14, 338 88. 6 その他組合の諸給付 合 3.保険給付費支払額の状況 4月分の保険給付費は30, 669千円で、前年に比 べ152千円の減少となっています。 担 傷 病 見 舞 金 10 1, 020, 000 会員5人 傷 病 給 付 金 0 0 死 亡 弔 慰 金 1 出 産 給 付 金 0 介 護 手 当 金 0 高齢者褒賞給付金 2 生存退会給付金 合 計 2 15 350, 000 会員1人 0 0 200, 000 会員2人 400, 000 会員2人 1, 970, 000 48 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 厚生年金基金だより(No.207) 算定基礎届・賞与支払届提出にご協力いただき御礼申し上げます 算定基礎届・夏期支給分賞与支払届提出にはご多忙のところ多大なるご協力をいただきありがとうございま した。お陰様にて7月末には算定基礎届を日本年金機構山形事務センター宛回送いたしましたので、ご報告い たします。 事業概況(平成24年度第1四半期分:平成24年6月30日現在) 1.役員及び事務組織 理 代 議 事 8名 員 18名 2.掛金率(報酬標準給与月額に対して) 職 員 数 3.加入員及び標準給与 男子 1名 女子 3名 普 通 掛 金 加 算 掛 金 事務費掛金 135 事 業 所 数 事業所あたり 加入員数平均 4. 6 掛金率(%) 1. 0 加 入 員 数 構 人 男 子 51. 6 女 子 計(平均) 0. 25 成 合 計 5. 85 比 標準給与月額平均 人 % 1, 688 5, 272 6, 960 24. 3 75. 7 100. 0 円 312, 762 247, 715 263, 491 ※加入員数の今年度増加数釈2 24名(+3. 3%) 錫錫錫錫錫錫錫錫錫錫若 4.給 付 敢 年 金 柑 一 時 金 人 数 年 金 額 人 年金受給権者 新規年金裁定者 失権者(亡くなられた方) 1, 324 39 3 一人当り平均額 円 円 363, 562, 697 15, 203, 600 520, 100 274, 594 389, 836 173, 367 人 数 脱退一時金 選択一時金 遺族一時金 通算企業年金選択 5.年金資産 残高・利回り(平成24年度通期) 勘 定 科 目 運 用 委 託 先 委 託 割 合 時 価 残 高 修正総合利回り % 信 年 金 信 託 託 給付専用ファンド み ず ほ 信 託 銀 行 50. 0 三菱 UFJ信託銀行 0. 0 50. 0 100. 0 0. 0 0. 0 0. 0 0. 0 0. 0 0. 0 0. 0 0. 0 100. 0 資 年 金 信 託 産 三井住友信託 小 計 第一生命保険 第 1 特 約 明治安田生命保険 保 小 計 険 第一生命保険 日本生命保険 資 一 般 勘 定 明治安田生命保険 産 小 計 計 合 計 - 百万円 7, 119 136 3, 402 837 11, 494 735 361 1, 096 502 1, 078 246 1, 826 2, 922 14, 416 一 時 金 額 人 % △ 2. 71 0. 01 △ 4. 55 △ 3. 92 △ 3. 29 △ 4. 86 △ 5. 01 △ 4. 91 0. 31 0. 31 0. 31 0. 31 △ 1. 71 △ 2. 98 33 24 4 13 一人当り平均額 円 円 4, 954, 500 18, 847, 200 2, 334, 300 1, 460, 600 150, 136 785, 300 583, 574 112, 354 構成割合と24年度通期市場収益率 市場収益率 資 産 の 種 類 構 成 割 合 (ベンチマーク) % 国 内 債 券 国 内 株 式 外 国 債 券 外 国 株 式 一 般 勘 定 そ の 他 キャッシュ等 合 計 48. 0 14. 6 7. 7 13. 2 12. 7 0. 6 3. 2 100. 0 % 1. 5 △ 9. 74 △ 3. 63 △ 7. 52 - - 0. 01 - 山形県医師会会報 平成24年8月 第732号 49 編 集 後 記 降雨量の少なかった梅雨も明け、いきなりの真 意見を聞き、必要と判断すれば遺族の承諾なしで 夏日・猛暑日の連続でしたが「花笠まつり」も終 解剖できると規定しています。また解剖しない場 え、立秋もすぎ、朝晩過ごしやすくなった今日こ 合でも、医師や警察官が遺体から血液や尿を採取 の頃です。しかしまだまだ残暑も厳しい予報のよ して薬毒物検査が出来るようになります。一方、2 うで、日中の温度変化や真夜中・早朝のロンドン 年間の時限立法である推進法は、内閣府に推進会 五輪中継観戦後遺症で体調を崩される方も多いよ 議を設置し、解剖を担う専門機関の全国整備や法 うです。今回の日本五輪チームでは、いわゆる団 医学者の育成などを進めると規定しています。解 体競技・団体種目での活躍が目立ち、またぞろ「絆」 剖で死因が感染症と判明した場合は、保健所など が持ち出されそうな気配です。 に通報し公衆衛生に役立てるとしているほか、医 さて、国会では擦った揉んだの挙句、ようやく 療事故による死亡を対象とした制度は「政府が別 消費増税関連8法案が8月10日に可決成立しまし 途検討する」との条文も盛り込まれています。消 た。消費税率の引き上げ日程はすでに決定してい 費増税関連8法、死因究明2法いずれも金のかか ますが、社会保障制度の改革問題については、そ る所や意見の分かれる所は「先送り」の感があり の議論の場となる「社会保障制度改革国民会議」 ます。高齢者人口の増加にともなう在宅や施設で の20名の委員も議論する内容もまだ決定されてい の看取り、厳密な死因の特定が困難な「孤立死・ ません。日医も是非参画してほしいものです。ま 孤独死」が増えています。推進法・調査法が成立 た、我々にも身近な法案として、犯罪死の見逃し したことにより、異状死体発見時には犯罪事件性 防止のため死因究明制度を抜本的に改善するため の有無の調査も含め、より精緻な検案業務の遂行 の議員立法2法が6月15日、可決成立しています。 が求められます。今後、増加するであろう「検案 基本理念や体制整備を定めた「死因究明推進法」 業務」に対応すべく、数多くの医師会員に検案業 (推進法)と、実務面に関する「警察などが取り扱 務の内容や技術を習得して頂きたいものです。 (中條 明夫) う死体の死因・身元調査に関する法」(調査法)の 二つの法律です。調査法は、警察が法医学者らの 平成24年8月5日 印刷 平成24年8月10日 発行 山 形 県 医 師 会 会 報 第732号 ¥ 525 本会会誌の誌代525円は、 山形県医師 発 行 者 有 海 躬 行 編 集 委 員 栗 谷 義 樹 〃 〃 〃 中 條 明 夫 清 治 邦 夫 渡 辺 眞 史 山形県医師会 会会費賦課微収規程第2条別表に定め 発 行 所 社団法人 2473 山形市松栄一丁目6番73号 〒990TEL023-666-5200 FAX023-647-7757 る会費の中に含まれる。 印 刷 所 ㈱ 誠 文 堂 印 山形市本町一丁目7番50号 刷
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