第648号 - 山形県医師会

Date: 2005/08/26 Fri 16:55:20
平成17年8月10日発行 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕
第648号
表
紙
写
真
『田代島に集う帆走艇』
河北町 鈴
木
明
朗
強い日差しの下、激しく風と潮を奪い合ったヨットレースが終わり、艇たちは静かな島の港
に係留され明日の戦いまで眠りにつきます。
(仙台ベイチームチャレンジカップ・石巻市 田代島にて)
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
目
1
次
生涯教育のお知らせ
がんネットTVカンファレンス
産業医研修会一覧表
日本医師会認定健康スポーツ医制度再研修会
お知らせ
!」放送中……………………………………………… 2
YBCラジオ番組「朝だ!元気だ!6時半!
山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及び
メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて…………………………… 2
第11回山形県医師会学術大会一般演題募集について………………………………………………… 4
勤務医のページ
雑感……………………………………………………………………………上山病院 小山 隆信… 5
郡市地区医師会コーナー
警告しないという罪……………………………………………米沢市
寄
学
たかだ内科
田
一男… 6
若葉と落ち葉……………………………………………………………………山形市 武田
山形百山
(兜山)…………………………………………………………………山形市 武田
南フランスの旅
(Ⅰ)
……………………………………………………………山形市 長嶋
水泳を楽しむ……………………………………………………………………上山市 渡辺
和夫… 8
昌孝… 9
愼… 10
好博… 14
稿
術
北村山公立病院における表在性膀胱癌の治療成績
北村山公立病院
親
睦
筆
硯
泌尿器科
根本
第32回山形県医師会親睦ゴルフコンペに参加して…………………米沢市医師会
監査を終わって……………………………………………………山形県医師会監事
県医師会だより
勺
他… 15
舟山
尚… 19
小田
純士… 21
第4回常任理事会………………………………………………………………………………………… 22
第4回全理事会…………………………………………………………………………………………… 31
乳がん検診中央委員会…………………………………………………………………………………… 37
県医日誌…………………………………………………………………………………………………… 39
会員異動…………………………………………………………………………………………………… 41
編集後記…………………………………………………………………………………………………………… 42
〔ホームページ〕http://www.yamagata.med.or.jp/ 〔Eメール〕[email protected]
2
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
「朝だ!元気だ!6時半
朝
!
」
YBCラジオ番組
Y
BC ラ
朝だ!元気
気だ
だ!6時
時半
半!
!
!」放送中
」放
放送
送中
中
ラジ
ジオ
オ番
番組
組「
山形県医師会では、月曜日から金曜日まで
毎 日 朝6時30分 か ら15分 間、県 民 向 け に
YBCラジオで健康情報番組「朝だ!元気だ!
健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さ
んに聴取をお勧め下さい。
9月の放送予定は下記のとおりです。
6時半」放送中です。
【放送時間:月曜日から金曜日の毎朝6時30分〜6時45分】
放送日
テーマ
出演者
医療機関名
9月5日〜9日
安全な入浴のために
近藤
廉平
さゆり内科歯科クリ
ニ
ッ
ク
9月12日〜16日
高血圧治療のガイドラインについて
羅
美杰
羅
9月19日〜23日
脳ドックについて
新宮
正
三
9月26日〜30日
腰下肢痛と神経根ブロックについて
中村
武
舟
医
友
院
堂
山
病
病
院
院
山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及び
山
山形
形県
県医
医師
師会
会会
会員
員専
専用
用ホ
ホー
ーム
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及び
び
メ
メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて
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周知
知文
文書
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自動
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つい
いて
て
山形県医師会では、会員専用ホームページ
をメールを利用して行っております。希望さ
を開設しております。このホームページでは
れた会員には、県医師会会員用ホームページ
会員および医療機関の情報、県医師会および
の「医師会ニュース」をメールにて配信いた
各地区医師会の行事などを公開しております。
します。自動配信については、花笠MLではな
会員の先生方の専用ページとなっており、ア
クセスするためにはアカウントが必要となり
ます。
く、専用のツールを利用します。
〈花笠メーリングリスト〉
会員専用のメーリングリスト「花笠ML」
([email protected])を 立
〈会員専用ホームページのアカウント〉
◆ユーザ名:
y+日医会員番号(日医刊行物送付番号)
◆パスワード:
ち上げております。
メーリングリストとは、あるアドレスに送
信する(花笠MLの場合は上に書いたアドレス
となります)と、参加会員すべてにメールが
生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁
配信されるというしくみです。花笠MLは、県
(例):1950年1月2日の方:500102
医師会会員どうしが情報・意見交換を行う場
〈周知文書の自動配信〉
周知文書あるいは県医師会からのお知らせ
を提供します。また、この趣旨を通じて地域
医療の発展、更には医療全体の向上に寄与す
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
ることを願うものです。
現在、この周知文書の自動配信・花笠メー
〈花笠メーリングリストでは、現在、下記のよう
なことについて、意見交換をしております。〉
リングリストを使用して県医師会から有用な
中古内視鏡
情報を提供しております。未加入の会員は、
美術展のご案内
これを機会に是非ご参加ください。
三九美術館のご案内
周知文書の自動配信、メーリングリスト「花
3
医療費圧縮へ都道府県別計画
笠ML」への参加を希望される先生は、本会宛
学術講演会「小児の急性中耳炎」のご案内
メール([email protected])に
RSVの不思議・手洗いが肝心?
てお申し込み下さい。
アメリカ心臓協会(AHA)公認BLS講習会
がんネットへのお誘い
山形県医師会ホームページ:
http://www.yamagata.med.or.jp/
会員専用ホームページ:
https://member.yamagata.med.or.jp/
メールアドレス:
[email protected]
花笠MLアドレス:
[email protected]
おたふく難聴に注意!
クラビットは一日一回投与が世界標準!
中医協の在り方に関する有識者会議報告:
日医のコメント
学校保健・学校医大会
肺癌と気管支内視鏡
HbA1c検査
保険医療機関の指定取り消し
インフルエンザA1件
山形県医師会会報への投稿についてお願い
1.投稿者は、本会の会員または会員との共著者であることを原則とします。
2.内容は、学術論文、随想、短歌、趣味に関するものなど、なんでも結構です。 3.原稿は横書きとし(短歌、俳句等は除く)、当用漢字、現代かなづかいを使って 下さい。
明らかな誤字・脱字等は、情報広報部にて訂正いたします。(外国語はパソコン か活字体でとくに明瞭に。)
4.原稿用紙は、原則として県医師会所定のもの(一行22字×21行)をご使用下さ い。ご希望の方にはお送り致します。(4枚で1頁)
5.パソコン使用の場合は、Eメール添付、FD・CDを送付して頂いても結構です。 6.学術関係のものは、臨床医家向きにお書き下さい。
7.原稿の締切は毎月月末です。
8.原稿の採否は情報広報部できめさせていただきます。
9.別刷希望の方はあらかじめお申し出下さい。(30部以上の場合は、実費をいただ きます。)
10.その他については、事務局(023−631−4350)にご照会下さい。
4
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
第
第11回山形県医師会学術大会一般演題募集について
第1
11
1回
回山形県医
医師
師会
会学
学術
術大
大会
会一
一般
般演
演題
題募
募集
集に
につ
つい
いて
て
なお、出題の申込みについては、下記によ
第11回山形県医師会学術大会を下記のと
り所属の郡市地区医師会に、期日までお申し
おり開催することになりました。
込み下さいますようお願いします。
つきましては、
一般演題を募集いたしますの
で、
多数ご出題下さるようご案内申し上げます。
記
1.日 時 平成17年11月26日(土) 午後2時〜
2.場
所
山形市「ホテルメトロポリタン山形」
3.日 程 14:00
開 会
14:10〜15:50 会員一般講演
16:00〜17:00 特別講演 「遺伝子の個性と個別化医療」
山形大学医学部
器官病態統御学講座
生命情報内科学分野
教授
加藤
丈夫
先生
17:00〜18:00 特別講演 「介護保険 ― 最近の話題から ―」(仮題)
厚生労働省老健局
18:00〜
老人保健課長
三浦
公嗣
先生
懇親会
4.演題等諸申込みについて
①
会員一般演題は1人7分以内(追加討論2分)と致します。
なお、抄録(400字詰原稿用紙1〜2枚)は、山形県医師会学術雑誌に掲載致し
ますので当日必ずご提出下さい。
②
ご発表は、パソコンあるいはスライドが使用できます。
③
出題申込みは9月20日まで所属の郡市地区医師会へお願いします。
5.その他
プログラムは出来次第改めて全会員に送付致します。
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
雑
感
上山病院
かかりつけ医
「かかりつけ医」という言葉が医師会の刊行物に
5
小
山
隆
信
いが生じかねません。
こんな理不尽がまかり通るな
んて、もう少し手の打ちようはないのでしょうか。
出てきますが、そのことに違和感を持つのは私だ
けでしょうか。
「かかりつけ」とか「行きつけ」と
かいう言葉は、利用する方の言葉であって、利用
重箱の隅を楊枝でほじくる
誰かがやる必要があります。
もちろん良い意味で。
される側が言ってしまうのは、なんだかなあとい
う感じがします。
宇野内野手
時々大ポカもあったけれど、エラーを恐れて守
研修制度
研修医の全国的な大学離れが話題かつ問題にな
りました。今時の学生ですから自分の研修先を選
備範囲を狭めるようなことは、はなから頭にな
かった中日の遊撃手。星野監督は彼をかばいまし
たが、その気持ち、今になってよーく分かります。
択する際には色々な情報を集めているに違いあり
ません。そんな中で、医師の養成を第一義とする
ギブアンドテイク
大学が、臨床研修の場として選ばれにくかったと
これがうまく出来なくて精神科の門を叩く人が
いうことは、重く受け止めなければならないと思
増えています。人間関係のみならず自然界の要諦
います。臨床の研鑽の場としてのあるべき姿を皆
と言えるかも知れません。
で検討する必要があると思います。
自己申告制度
医学部倫理審査会
アナクロニズム
新しい治療や研究方法の是非を検討する場とし
てよく出てきますが、法的にはどのように位置づ
自己負担
けられるのでしょうか。検討する事柄が法律の届
日本社会に根強かった悪平等は、昨今ほころび
かない領域なのかもしれませんが、人の生死に関
が目立つようになりました。払える人には相応の
わる問題を、当事者の大学の判断にゆだねるとい
負担をしてもらい払えない人は皆で支える、これ
うのはおかしな気がします。
しかない訳で、それ以外のやり方では早晩行き詰
ることは火を見るよりも明らかです。
適
応
アルツハイマー性痴呆にしか使用を認められて
学会認定医や専門医
いない薬が、他の認知症にとっても第一選択の薬
これからはますます中身が問われるようになる
だったり、同じようなことは枚挙にいとまがあり
でしょう。個人が水準を維持し続けるための仕組
ません。二重帳簿ならぬ二重病名簿でも作ってお
作りが大事だと思います。
かないと、何も知らない他の医者が見た時に間違
6
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
警告しないという罪
米沢市
たかだ内科
田
一
男
●健康法の第一は、まず悪習慣をやめることであ
アスベスト線維が細かいほど、またアスベスト曝
る。悪習慣をやめないでいろいろな健康法を試み
露量の多いほど発生頻度が高くなる傾向にある。
ることは、毎日毒を飲みながら一方で薬を飲むよ
しかし、ごくわずかの曝露でも発生することがあ
うなものだからである。新しい習慣を身につける
り一定していない。…悪性中皮腫の場合は症状発
よりも、古い習慣をやめることのほうがはるかに
現から2年以内に呼吸不全、心不全で死亡する。
むずかしいことがあるものだが、喫煙の習慣もそ
わが国はアスベストの主用消費国であるので、環
のひとつであろう。20歳以上の男性の70パーセン
境衛生学的な対策が必要である。
(図説・臨床看護
ト以上、女性の14パーセントがこの習慣に染まっ
医学、呼吸器、同朋舎出版、1986年)
ている。喫煙がなぜ悪習慣かというと、それが人
体に絶大な悪影響を及ぼすからである。肺や心臓
これは20年前に書いた原稿ですが、わざわざ
の病気のあるものはタバコに起因することが知ら
引っ張り出して来たのには訳があります。タバコ
れている。
とアスベストの有害性は、当時既に医師仲間では
肺癌を例にとってみよう。米国の調査によれば、
周知の事であったことを示すためでした。医学界
肺癌の発生、死亡に最も大きく寄与するものはタ
の常識が、政策として国民に届くまでには、ずい
バコであり、米白人男性の肺癌の90パーセントは
ぶんと長くかかるものです。日本医師会が本格的
喫煙によると推定されており、日本の推計でも、
に禁煙キャンペーンに取り組んだのは2003年3
男の肺癌の65パーセントは喫煙によると報告さ
月(禁煙日医宣言)からですし、アスベストに関
れている。日本の肺癌死亡率は、諸外国に比し中
心が集まったのは、2004年世界アスベスト東京会
位にあるが、死亡の伸び率では男性1位、女性3
議(11月)以後、マスコミがその健康被害を大々
位である。つまり肺癌によって死亡する日本人が
的に取り上げたからです。
欧米では早くから、
パッ
近年急増しているということなのである。最近は
ケージに「中毒になる」
「肺癌になる」と警告文を
ヘビースモーカーを夫や親にもつ妻、子供たちへ
入れ、公共施設のアスベスト対策を進めていま
の影響が問題になっている。喫煙は本人のみなら
した。
ず、周囲の人々にも悪影響を及ぼすことがわかっ
病気を治す立場にある者が、ある病気の原因を
てきた。
(みどりのまきば第6号、恵泉キリスト教
知っていてそれを人々に伝えず、そのために誰か
会、1984年)
が病気になれば、伝えなかった者は病気の責任を
問われるでしょうか。問われると思います。この
●原発性胸膜腫瘍のうちで大部分を占めるのは、
国では、まだあたりまえとはなっていないようで
胸膜中皮細胞由来の中皮腫である。限局性(多く
すが、聖書の原理が活きている欧米では社会倫理
は良性)のものと、びまん性(悪性)のものに分
として定着しているのではないでしょうか。
新約聖
けられ、後者はアスベスト(石綿)との関係が注
書のヤコブの手紙にはこうあります。
「こういうわ
目されている。アスベストを扱う労働者では、10
けで、
なすべき正しいことを知っていながら行なわ
パーセント近くにびまん性悪性中皮腫が認められ、
ないなら、それはその人の罪です。
(4章17節)
」
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
7
ここで思い起こされるのが旧約聖書のエゼキエ
をとらせないなら、その結果の責任を日本医師会
ル書です。エゼキエルは紀元前6世紀、バビロン
は問われる。しかし警告をしても国民や厚生労働
捕囚の頃のユダ王国の預言者で、イスラエルの滅
省が無視すれば、責任は問われない。
」ということ
亡と回復を預言しました。少し引用してみます。
になるでしょうか。日本医師会を、循環器学会や
「人の子よ。わたしはあなたをイスラエルの家の
呼吸器学会あるいは医師としてもいいでしょうし、
見張り人とした。あなたは、わたしの口からこと
厚生労働省を国あるいは当該業界と言ってもいい
ばを聞くとき、わたしに代わって彼らに警告を与
でしょう。現実はもっと複雑で、責任の所在が明
えよ。 わたしが悪者に、
『悪者よ。あなたは必ず
確でない場合もありますが、
「なすべきことを知っ
死ぬ。』と言うとき、もし、あなたがその悪者にそ
ている者」の責任は免れるわけにいきません。
の道から離れるように語って警告しないなら、そ
先ほどの聖書の箇所をよく読むと、神の最終関
の悪者は自分の咎のために死ぬ。そしてわたしは
心事はエゼキエルにあるのではなく、イスラエル
彼の血の責任をあなたに問う。あなたが、悪者に
の民の救いにあることがわかります。
その道から立ち返るよう警告しても、彼がその道
「わたしが悪者に、
『あなたは必ず死ぬ。
』と言っ
から立ち返らないなら、彼は自分の咎のために死
ても、もし彼が自分の罪を悔い改め、公義と正義
ななければならない。しかし、あなたは自分のい
とを行ない、その悪者が質物を返し、かすめた物
のちを救うことになる。(33章7−9節)」
を償い、不正をせず、いのちのおきてに従って歩
「人の子」とはエゼキエルのこと。
「わたし」と
むなら、彼は必ず生き、死ぬことはない。彼が犯
は万物の創造主なる神。当時「見張り人」は城壁
した罪は何一つ覚えられず、公義と正義とを行
の上に立ち、敵の来襲、災害などの危険を人々に
なった彼は必ず生きる。
(33章14−16節)」
いち早く伝えました。
エゼキエルが語るべき警告とは次のようなもの
でした。
すなわち神は、イスラエルの民が自分の罪を悔
い改めて、公義と正義を行い、永遠の魂の救いを
得てほしいと望んでおられるということです。
「彼らにこう言え。
『わたしは誓って言う。― 神
われわれ医師は、国民のこころとからだの健康
である主の御告げ。― わたしは決して悪者の死を
を維持するために存在していると考えられます。
喜ばない。かえって、悪者がその態度を悔い改め
国民の健康にとって脅威となるあらゆる問題に精
て、生きることを喜ぶ。悔い改めよ。悪の道から
力的に取り組み、解決していく使命と責任があり
立ち返れ。イスラエルの家よ。なぜ、あなたがた
ます。事実を知っていながら無策を通し続ける行
は死のうとするのか。』
(33章11節)」
政側の責任はもっと重いと言えますが、それでわ
人々が罪を犯していたら、悔い改めて悪の道か
れわれの責任が軽減される訳ではありません。マ
ら立ち返り、神に従うように警告する。これが見
スコミが取り上げなければ存在しない「事実」も、
張り人としてのエゼキエルの任務です。この任務
残念ながらあり、
「事実」を国民に知らしめようと
を怠れば人々は自分の罪の故に死に、その死の責
したら、マスコミとは協力関係を築くことです。
任はエゼキエルに帰せられます。警告してもそれ
協力して行政側に働きかけることで、期すべき結
に従わなければ、人々はやはり自分の罪のゆえに
果を最短で得られる可能性も出て来ます。
死にますが、その死の責任をエゼキエルは問われ
ません。
タバコとアスベストについて言えば、
「日本医師
創造主が人間の永遠の救いを切望しているよう
に、われわれも国民のこころとからだの健康を熱
望していくものでありたいと願わされます。
会やマスコミが、厚生労働省や国民にタバコの健
「愛する者よ。あなたが、
たましいに幸いを得て
康被害を警告せず、禁煙のための有効な手段を講
いるようにすべての点でも幸いを得、また健康で
じさせないなら、その結果の責任は日本医師会や
あるように祈ります。(ヨハネの手紙第三1章2
マスコミにある。日本医師会が厚生労働省にアス
節)
」
ベストの有害性を警告せず、使用禁止などの対策
8
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
若
葉
と
落
ち
葉
山形市
武
田
和
夫
若葉の季節といえば山形では4月5月で、挨拶
八つ手の葉も黄色になり茶色になり、少しの風で
状も新緑の候と始まる。では落ち葉の季節はとな
かさりと落ちる。黄色から褐色になるのは葉の落
れば当然、桜の葉が散り柿の葉が落ちる10月頃を
ちる時の当然の変化であるが、斑入りアオキの場
思うが、これは積雪に備えて葉を落とし枝折れを
合は斑に黒く変色するのが、自然の落ち葉として
防ぐ落葉樹のことで、常緑樹はそうでもないよう
の変化で、特に病気というわけではなかった訳で
である。
ある。変色した葉が落ち全ての葉が緑になったア
桜などは風に吹かれて春は花吹雪、秋には紅葉
吹雪である。散り方が派手で後はきれいさっぱり
オキは、先端の葉も大きく成長している。
多くの昆虫や鮭などは卵を生めばそれで世代交
と裸の枝だけが残り、きわめてメリハリが良い。
代で生涯を終わる、両生類も一部の子守蛙などは
一方杉や檜、アオキや八つ手などの、冬でも緑の
オタマジャクシに成るまで子育てをする、鳥は飛
葉を付けている木の落ち葉の季節はいつなのだろ
べるように成るまで、哺乳類も自分で餌が捕れる
う。常緑樹といわれ四季を通じて緑なので、落ち
まで子供を育て見守る。草木も春の新芽を期待し
葉の季節が無いようであるが、庭掃除をしている
て秋に散る落葉樹もあり、アオキや八つ手などは
と落ち葉の季節は確実にある。
冬でも青い葉で光合成をし、春に新芽が大きく
秋は桜などの落ち葉掃きに追われて気にも止め
なったのを確認し安心して散るのだろう。
ぬが、檜などは雪の上に沢山の褐色の山を築く、
人間もただ心臓が動いていれば良いのか、寝た
ヒマラヤ杉は5月に毎朝大量の葉を落とし、歩き
きりや痴呆(あえてこの名称を使う)に成らず、
かたが悪いと滑って転びそうになる。斑入りアオ
綺麗にこの世から消えるのが良しとすべきなのか。
キは5月に入ると枝の根元に近い大きな葉が、見
北欧のように医療で短期間チューブを付けるのは
るからにわくら葉という感じで黒く斑に変色して
認めても、ただ単に生命を保持するためのチュー
くる。見栄えが悪いので幹を揺さぶって落とそう
ブは拒絶し、口から栄養が入らなくなれば自然の
とするが落ちない、直接葉を引っ張っても抵抗が
法則に従い、神の御許に参るのが良いとするコン
ある。枝の先端には綺麗な新緑の葉が出始めてい
センサスを皆で作るべきか。
るが、まだそれほどの大きさにはなっていない。6
極めて不謹慎だが、もし聖路加の日野原先生が
月に入ると枝の根元に近い変色した大きな葉が、
万一脳卒中で倒れられたら、大勢いる弟子たちは
独りでにどんどん落ちてくる。木の葉は時期が来
どんな治療法を選択するのだろうか、その時もあ
ると水分が来なくなり、自然に落ちるものである。
るがままの自然体を貫けるだろうか。
10
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
南フランスの旅
(Ⅰ)
山形市
長
嶋
愼
コート・ダジュール、プロバンス、ルルド、ボル
心地で天使湾とよばれるニース海岸に沿って走る
ドーの旅行の順序と写真
全長3.5kmの大通りで真青な海が視界いっぱいに
広がっており、1820年にイギリスの居留者によっ
はじめに旅に出ることは、平生の習慣的な関係
て造られたため「イギリス人の散歩道」と名付け
から逃れることで解放されることの嬉しさである。
られている。海岸全体は小石の浜で、気候も15 ℃
旅はすべての人に多かれ少なかれ漂泊の感情を抱
で海岸沿いには高級ホテルが立ち並んでいた。
かせるものであり、脱出も漂泊であり、感傷を伴
うものである。
人生を生きている人は誰でもユートピアンであ
ニースを出たバスがサン・ポール・ド・ヴァン
スにつく、前方の城壁に囲まれた丘の上に16世紀
につくられた「鷲の巣村」が見え特徴が保存されて
り真に自由な人は人生においても真に自由で人生
いるので、
フランスで人気が高い名所の一つである。
そのものが終焉を伴う旅であると「パスカルに於
森の中の美術館といわれている世界でも有数の
ける人間の研究」で哲学者の三木清氏は提言して
現代美術館(マーグ財団美術館)を訪れ、マティ
いる。南フランスは古くは紀元前6世紀以降ギリ
ス、ピカソ、シャガールやブラックの絵画や「ミ
シャ、ローマ時代に起源し特有な開放的な雰囲気
ロの迷路」のユニークな庭を鑑賞した。カーニュ
と強い光が織り成す色と地中海の青い海に輝き
18世紀中期から現代を代表する芸術家たちが創
作意欲に燃え諸々の作品を制作した。これを鑑賞
するため、また5ケ所の世界遺産即ちアルル、ア
ビニヨン、ポンデュガール、カルカッソンヌ及び
サンテミリオンを探索すべく15日間で図1のご
と く2004年11月 初 旬 に エ ー ル フ ラ ン ス 航 空
AF255便で成田を出発し、ニースに到着する。
ニースはコートダジュール(紺碧の海岸)の中
図1
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
11
シュルメールではオリーブやオレンジの木が茂り、
ルノワールが1919年に生涯を終えるまで過ごし
たアトリエを訪れ、美術館にはカーニュ時代の絵
画、彫刻、収集品、家具なども展示してあった。
16世紀頃から始まった香水産業シャネル№5
はじめディオールやイッセイなど香水で有名なグ
ラースの国際香水博物館を訪れる。
「プリンセス雅
子」と呼ばれている香水もあった。グラース出身
でロココ時代に活躍した画家フラゴナールの華や
かで、生き生きしていて官能美に満ちた筆触の作
品をフラゴナール美術館で見ることが出来た。そ
の後ナポレオン街道を下り曲がりくねった狭い道
でよくも事故がおきないものかと思った。ヴェル
ドン大峡谷の広がる雄大な景色を眺めながら陶器
ムスティエ焼の里であるサントマリーに着く、4
日目にフランス第2の都市でプロバンス地方の中
心地マルセイユにつく、マルセイユは紀元前6世紀
ギリシァ人が港町として建造しその後ローマ帝国
の支配下で発展した。標高154mの山の上に立つ黄
な寺院ノートルダム・ド・ウ・ガルド寺院がそびえ
金のマリア像で、高さ46mでビザンチン様式の壯麗
立ち寺院の中の莊厳な礼拝堂に入ることが出来た。
テラスを出て地中海に浮ぶイフ島やマルセイユ
の街を展望することが出来た。
プロバンス地方はふりそそぐ太陽と温暖な気候
で内陸部は起伏に富み石灰岩質の山とその麓に広
がるオリーブ畑がみられるエクス・アン・プロヴァ
ンスを訪れこの地で生れこの地で没した近代絵画
の父とよばれたセザンヌのアトリエを訪れ多くの
画題にしたサント・ヴィクトワール山を東に望む
ことができ地中海の青さとよくマッチしていた。
5日目レ・ボー・ド・プロヴァンスを訪れ石灰
岩質の岩山に廃墟となった城塞があり北側の地獄
谷はダンテが(
曲地獄編)の着想を得た所で道
が狭く吹き荒れるミストラル(南フランス特有の
季節風)に悩まされ、私は杖をたよりに倒されな
い様にやっと歩くのが精一杯でした。
ミストラルは次の日も吹き荒れその中をエグモ
12
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
ルトへ。聖王ルイ19世築造のどっしりとしたコン
スタンスの塔を見学しそのあと3人の聖マリアの
土陸伝説のあるサント・マリー・ド・ラ・メール
の町を訪れその後米作地帯やフラミンゴの生息地
であるカマルグに着く。そしてローヌ川の流れる
町明るい陽光の下にはローマ人が残した多くの古
代遺跡があり、ゴッホの絵画の舞台となった憧れ
アルピーユ山脈が迫りオリーブの木の間に糸杉が
小枝を伸ばし、紀元前1世紀に建てられた凱旋門
は町の南端に残り神殿には今でも泉が湧いており
遺跡の入口は博物館になっていた。
のアルルに到着することが出来た。1世紀末ごろ
ゴッホが1888年の2月に画家として理想郷と
ローマ植民地時代に建設された2万人収容の巨大
すべく光を求めて南フランスのアルルを訪れ、そ
闘技場を見学した。大きさは長径136m、短径
の南へ約3㎞ の場所に「跳ね橋」のモデルになっ
107m、高さ21m2層の60あるアーチに囲まれ
た橋があり現在ゴッホの橋として人家もまばらな
ローマのコロッセオの半分位と思われ、柱や梁の
寂しい所にあった。またアルピーユ山脈の麓でひ
構造や裝飾など所々にギリシアの影響が見られ、
まわりの絵を描いたという所にもいったが、広々
その後サン・トロフィーム教会と回廊を見学する。
とした畑があり11月初旬なのでひまわりはなく
この教会は中世のロマネスク美術が美しく残り7
秋の陽光が溢ふれ輝いてゴッホがここで懸命に製
世紀の創建で12世紀に今の様式となった正面入
作した心境がわかる様な気がした。
口の裝飾彫刻(ボルタイユ)と受胎告知の絵は有
「夜のカフェ・フォーラム」の一品を描いた所に
名とのことで回廊に立つ円形の彫刻は美観を呈し
行きここは彼がいつも来てた好きな所で、黄色い
てした。
家の壁と椅子がおいてあった。ゴッホがいかに黄
その後サン・レミ・ド・プロヴァンスは目前に
色に憧れていたかがわかった。
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
13
ここはアルル郊外のアリスカンという所で古代
入院する。この写真は施療所の庭でその後病状悪
ローマの墓地で両側の小径は石棺があり、落葉を
化しサンレミド・プロヴァンスにある精神病院に
ふみながらミストラルの中を歩いて来た。コー
入院し除々に回復する。この写真は病院で左側に
ギャンと共同生活の時に二人で来て各々作品を描
糸杉がみられゴッホが入院した病室から見られた
いておる。
畑で、窓からは光が病室に一杯入っていた。
ゴッホはその後精神に変調をきたし「耳朶切り
事件」をおこしアルルのオテルデユーの施療院に
(次号へつづく)
14
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
水
泳
を
楽
し
む
上山市
渡
辺
好
博
今年の夏は、中山町プールで大いに水泳を楽し
エーゲ海のミコノス島へ足をのばし、エーゲ海で
んだ。日本水泳連盟公認の立派な50メートルプー
泳いだ。爽快な気分を満喫した。海辺にはトップ
ルである。
レスの美人が並んでいる。こんなすばらしい海浜
小学校時代は夏になると、体操の時間は学校の
で泳いだことは生涯の思い出であった。
プールで水泳と決まっていた。夏休みは浜名湖へ
山形市で海水浴をするとなると、庄内浜か福島
よく連れて行ってもらって楽しんだ。学校でも臨
県か宮城県かということになる。しかし周囲の至
海学校といって、1週間朝から晩まで浜名湖での
近距離にたくさんの温水プールがあるので、屋内
遊泳があった。
で泳ぐとなるとなんら不自由は感じない。しかも
大学生時代は、娯楽も少なかったので、夏休み
冬でも泳げる。
期間は専ら新潟海岸で、海水浴を楽しんだ。お盆
最近、水中歩行は健康にもよいというので、多
を過ぎると土用波とくらげに悩まされるので、7
くの人がプールで歩いている。泳ぐ人には少し邪
月と8月上旬しか泳がなかったが、大いに堪能し
魔である。特に夏休みになると混雑して、ゆっく
た。整形外科に入局してからも、昭和30年の入局
りと泳ぐ気分になれない。
したころは、教室もそう忙しくなかったので、夏
ところが、中山町プールはそう混雑しない。特
になると医局も半ドンということになり、白衣の
に戸外の50メートルプールはすいている。悠然と
下に水着をつけて、看護婦さんともども、大学の
泳いでいられる。水温も適度である。海で泳ぐの
裏手の海岸で泳いだ。水泳は、なんと言っても海
には及ばなくとも、水泳を楽しむには十分である。
が一番気分がよい。プールでは四方が仕切られて
ゆっくり泳いでも1時間1,000メートルは泳げる。
いて何か物足りない。
健康には最適である。私の夏の趣味のトップは水
ドイツでの学会の帰りにギリシャに立ち寄り、
泳ということにしている。
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
15
北村山公立病院における
表在性膀胱癌の治療成績
北村山公立病院
泌尿器科
日本医科大学付属病院
泌尿器科
はじめに
根
松
本
沢
一
勺、富
郎、清
田
水
祐
宏
司
之
統計学的検定として、生存率および非再発率は
膀胱癌は、前立腺癌に続き2番目に多い尿路悪
性腫瘍である。膀胱癌の70〜80%を占める表在性
Kaplan−Meier法 を、治 療 効 果 の 解 析 に はLog
rank法を用いて群間比較を行った。
膀胱癌は比較的予後良好な癌であるが、
多中心性発
生の生物学的特徴などより再発がその臨床上の問
結
果
題点となっている。表在性膀胱癌の再発予防には、
1.年齢および性差
抗癌剤やBacillus Calmette-Guerin(以下BCG)
初診時年齢は、50歳〜95歳で、平均年齢は
を用いた膀胱内注入療法の有効性が確認されてい
74.4±8.7歳 で、80歳 以 上 の 症 例 が20/70例
る。
今回、
われわれは、
当院における表在性膀胱癌の
(28.6%)認められた(図1)
。性差は男性49例、
臨床および病理学的因子ならびに膀胱内注入療法
女性21例と男性に多く見られた(表1)。
を中心にその治療成績を検討したので報告する。
2.受診動機
対象および方法
受診動機は、肉眼的血尿がその大半を占め、顕
対象は、1995年6月から2004年6月までに北
村山公立病院
泌尿器科において新規表在性膀胱
微鏡的血尿を含めると血尿を主訴に受診した症
例 が56/70例(80.0%)に 及 ん で い た(表1)
。
癌と診断された70例。それらの患者背景および膀
以下、排尿障害など自覚症状を有する症例が続い
胱鏡など画像診断にて得られた腫瘍性状など臨床
ていたが、自覚症状は有さず他疾患の経過観察中
的および病理学的項目を検討した。術前検査とし
に画像診断にて偶然発見された症例が5例認め
て全例に膀胱鏡を施行し、その他CTなどを用い臨
られた(表1)
。
床病期を決定した。治療は全例に経尿道的膀胱腫
瘍 切 除 術(Transurethral resection of bladder
tumor:以下TUR−Btと略す)を施行し、可能な
限り再発予防目的に抗癌剤またはBCGを用いた
膀胱内注入療法を追加した。抗癌剤としては塩酸
エピルビシン(ファルモルビシン◯)またはマイ
R
トマイシン(マイトマイシンC◯)を、BCGは乾
R
燥BCGである東京172株(イムノブラダー ◯)を
R
使用した。病理学的所見は、TUR−Btにて得られ
た検体を膀胱癌取扱い規約1) に準じて診断した。
図1
表在性膀胱癌の年齢分布
16
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
表1 表在性膀胱癌の臨床および病理学的項目の検討
項
目
1.性
2.受診動機
表2 BCG治療群における再発危険因子の検討
症例数(例)
再発危険因子
男性
49
腫 瘍 性 状
女性
21
数
単発 vs 多発
0.09
肉眼的血尿
50
大きさ
3cm未満 vs3cm以上
0.55
p値
顕微鏡的血尿
6
病理学的所見
排尿障害
6
異型度
G1+G2 vs G3*
0.61
排尿時痛
3
深達度
pTavspT1
0.72
その他
5
*G:Grade
3.腫瘍性状
数
大きさ
単発
30
多発
40
1cm以下
16
全例にTUR−Btを施行し、7例は後療法を施
1〜3cm
35
行せず経過観察とした。また、1例はほぼ全周
3cm以上
19
4.病理所見
異型度
深達度
5.治
療
G1*
9
5.治
療
性に上皮内癌を認めたため膀胱全摘術が施行さ
れた。残り62例に膀胱内注入療法を施行し、抗
G2
34
癌剤注入例が10例、BCG注入例が52例であっ
G3
26
た。使用した抗癌剤の内訳は、塩酸エピルビシ
不明
1
pTis#
2
pTa
14
pT1
54
TUR−Bt
ン50mgが6例、マイトマイシン40mgが4例
であった(表1)
。
次に、BCG投与症例の臨床的検討を行った。
7
BCG投与量としては、全例に80mgが投与され、
TUR−Bt+抗癌剤
10
TUR−Bt+BCG
52
完遂例は47/52例(90.4%)で、5例は副作用に
その他
1
*G:Grade, #Tis:上皮内癌
て治療が完遂出来なかった。副作用としては、
41
/52例(78.8%)に頻尿など膀胱刺激症状や発熱
など何らかの副作用を認めたが、播種性BCG感
3.腫瘍性状
染や萎縮膀胱など重度の副作用は認められな
腫瘍数では、40/70例(57.1%)と半数以上
かった。完遂例の投与回数は6回投与例が43例、
が多発例であった(表1)
。腫瘍の大きさは、
12回投与例が4例であった。BCG膀胱内注入療
1cm以下が16例、1〜3cmが35例、3cm以
法を施行した症例の非再発率を図2に示す。1
上が19例であった(表1)
。
年非再発率は77.6%、3年非再発率は60.7%、5
年非再発率は50.2%であった。表2にBCG膀胱
4.病理学的所見
内注入療法における再発危険因子を統計学的に
全例が、移行上皮癌であり、異型度はGrade1
9例、Grade2
検討したが、
いずれも有意差は認められなかった。
34例、Grade3 26例、不
明例が1例であった。また、深達度はpTis(上
皮内癌のみ)の症例が2例、pTaが14例、pT1
が54例であった(表1)
。
6.生 存 率
死亡例は6例で、全症例での5年生存率は
84.1%であった(図3)
。死亡例の内訳は、4例
が再発により病期進行した症例であった。残りの
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
図2
表在性膀胱癌の非再発率
図3
17
表在性膀胱癌の生存率
2例は、初診時にほぼ全周性に腫瘍を認め、いず
BCG膀胱内注入療法の1、3および5年非再発率
れも85歳以上の超高齢者にて膀胱全摘術などの
はそれぞれ約70、60および50%と報告されてお
積極的な治療が施行できなかった症例であった。
り、自験例はそれらと同様の結果が得られており
満足行く成績であった。表在性膀胱癌における再
考
察
発危険因子としては、腫瘍数(多発>単発)、腫
過去10年間に当院で経験した新規表在性膀胱
瘍 の 大 き さ(3cm以 上 >3cm以 下)、異 型 度
癌の臨床的項目および治療成績を検討した。受診
(Grade3>Grade1な い し2)お よ び 深 達 度
年齢では、諸家の報告
2、3)
と同様に70歳代が最も多
(pT1>pTa)がその要因として挙げられている8、9)。
くなっていたが、自験例では80歳以上の患者が約
自験例ではBCG投与群においてそれらの因子を
30%認められた。当院における前立腺癌の臨床的
比較検討したが統計学有意差は認められなかった。
4)
検討でも報告した如く 、この結果には当院の置
現在、欧米諸国を中心に、それら再発危険因子に
かれている地域性などが強く関与しているものと
より表在性膀胱癌を低、中および高リスクの3群
考えられた。性差および受診動機については、既
に分類し、それぞれのリスク群に応じた治療プロ
存の報告の如く、男性に多く認められ血尿を主訴
トコールを導入することが提唱されている9)。それ
とした受診が最も多かった。腫瘍性状や病理学的
らは、全例にBCG膀胱内注入療法を施行すること
所見では、諸家の報告と比較して、多発性、pT1
は過剰治療の危険性があることを指摘するものと
およびGrade3の症例が多くなっていたが、高齢
考えられる。BCG治療は抗癌剤と比較して副作用
者ではその傾向があることはすでに報告されてお
の発現率が高く、
治療が完遂できない症例も少なく
3、
5)
、それらを支持する結果となっていた。
ないとされている。副作用の軽減を目的にBCGの
表在性膀胱癌はTUR−Btの治療のみでは、その
投与量を減量させたプロトコールも検討され、
副作
大半に再発が認められるため再発予防への取り組
用の発現が少なく再発危険の低い症例にはほぼ同
みが積極的に行われている。再発予防としては膀
等の治療効果を得たとの報告も見られる10、11)。
特に、
胱内注入療法が基本となっており、投与薬剤はマ
高齢者ではBCG投与による副作用が出現しやすい
イトマイシンなどの抗癌剤およびBCGを中心と
とされており、高齢者症例の多い当院においては、
した免疫療法剤の2つが柱となっている。近年ま
リスク分類による治療ガイドラインの導入やBCG
でに、抗癌剤使用と比較してBCG膀胱内注入療法
投与量の減量など表在性膀胱癌に対する再発予防
り
が治療効果に優れていることが確認されている
6、7)
。
プロトコールの改善が必要であると考えている。
18
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
carcinoma, J Urol 161; 1124-1127, 1999
参考文献
1)日本泌尿器科学会・日本病理学会(編)
、泌
尿器科・病理
膀胱癌取扱い規約 第3版
金原出版、2001.
2)野口
純男、他:膀胱癌の臨床的観察、泌尿
紀要、39;1131−1138、1993
3)三方
律治:ぼうこう癌の臨床的検討、日本
外科系連合学会誌、24;198−202、1999
4)根本勺、他:当院における前立腺癌の臨床統
計的変遷、北村山公立病院雑誌、8;35−39、
2003
5)田代和也、他:80歳以上の高齢者ぼうこう癌
8)黒田
昌男、他:表在性膀胱癌の治療 ― 手
術か膀胱注入療法か ― 内視鏡手術、泌尿外;
10,1117 ― 1121、1997
9)Smith JA, et al: Bladder cancer clinical
guidelines panel summary report on the
management of nonmuscle invasive
bladder cancer (stages Ta, T1 and Tis), J
Urol 162; 1697-1701, 1999.
1
0)Martinez-Pineiro JA, et al: Long-term
follow-up of a randomized prospective
trial comparing a standard 81 mg dose of
の臨床、日本老年医学会雑誌、35;905−909、
intravesical bacille Calmette-Guerin with
1998
a reduced dose of 27 mg in superficial
6)Shah JB、et al: Novel therapeutics in the
treatment of bladder cancer, Curr Opin
Urol 14; 287-293, 2004
bladder cancer, BJU international; 89,
671-680, 2002
1
1)Sufficient prophylactic efficacy with
7)Malmstrom PU, et al: 5-year follow-up of a
minor adverse effects by intravesical
randomized prospective study comparing
instillation of low-dose bacillus Calmette-
mitomycin C and bacillus Calmette-Guerin
Guerin for superficial bladder cancer
in patients with superficial bladder
recurrence Int J Urol; 10, 183-189, 2003
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
19
第32回山形県医師会親睦ゴルフコンペに参加して
米沢市医師会
舟
山
尚
第32回親睦ゴルフ大会は海の日の前日7月17
日(日曜)ブラッサムガーデンクラブで開催され
ました。週間天気予報では梅雨模様で雨マークと
なっていたので心配していましたが、当日はそん
な兆候はまったくなく朝からカンカン照りで歩く
とすぐ汗が吹き出てくる暑い一日でした。
竹内輝博副会長の挨拶に続いて松下
三郎理事
よりルールおよびアトラクションの説明がありま
した。参加された先生は31名で、朝8時に各4組
がOUT、IN同時にスタートしました。
私はこの日の大会のために前日の土曜日、練習
場に行ってきました。コイン5コ(250球)を打
ち込んできました。マットの上ですと少しのダフ
リではアイアンでもウッドも気持ち良く飛んでく
れます。ドライバーもそこそこ真っ直ぐ飛んでい
たので明日はいけるぞと思って練習を終ってきま
した。夜は全英オープンを見ました。明日は早起
きしなければならないので早目に切り上げようと
思ったのですが、ついついタイガーのプレーに魅
了され電気を消したのは午前1時を過ぎてしまい
ました。朝5時半に起き、6時に家を出ました。
ゴルフ場に着いたのは7時20分でした。もう殆ど
の先生が到着されており、この大会に対する意気
込みが感じられました。私はOUTの2組目のス
タートでしたが、一番ティーに立った時は肩に力
が入っているのが自分でも分かるくらい緊張して
いました。練習場では納得したショットがコース
に出ると上手くいかないものです。OBになるボー
ルなんて練習場では1打もなかったのが前半で2
発も出てしまいました。42で上がられたのは上々
でした。後半のスタートまで1時間位待ちでした
のでお昼は生ビールを一杯飲み、縁起をかついで
カツカレーを食べました。美味しかったです。
後半に入るとダフリ、ザックリ、トップの連続
となってしまいました。根本的に下手なのだとつ
くづく思ってしまいました。下手は下手なりに上
手くやろうとしないことなんですよね。肝に銘じ
ていてもボールを目の前にすると忘れてしまうの
がゴルフなんでしょうか。後半はOBなしの46で
した。
20
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
午後3時半頃から懇親会、表彰式が開かれまし
ティー以外リラックスしてプレー出来たのも先生
た。順次入賞者の発表が行われ、そして優勝者の
の御蔭と思っております。菅野節夫先生にはス
発表でまさか自分の名前を呼ばれるとは思っても
ティディーなゴルフを見させていただきました。
いませんでしたので驚きました。ダブルペリアの
70歳を過ぎているとは思えないプレーには驚か
隠しホールのイタズラか、幸運に幸れたのか?こ
されました。ありがとうございました。
れもひとえに良きパートナーに恵まれたものと
最後に当大会を開催するに当たり県医師会の幹
思っています。同伴の渡辺徳夫先生には楽しい会
事の諸先生、担当職員の皆様に深く感謝申し上げ
話 で 終 始 気 配 り を し て い た だ き ま し た。一 番
ます。
第32回山形県医師会親睦ゴルフコンペ成績表
RANK
優
勝
準 優 勝
3
4
5
6
7
8
9
10
舟
村
斎
小
中
三
高
遠
齋
柿
氏
山
山
藤
川
島
浦
野
藤
藤
崎
名
尚
英太郎
恭 一
俊 一
良 明
二三夫
満 夫
健 次
浩 司
所 属
米 沢
酒 田
山 形
長・西
酒 田
鶴 岡
米 沢
米 沢
寒・西
新・最
OUT
42
45
41
47
38
44
37
44
45
43
IN
46
42
39
45
42
45
39
44
48
46
GROSS
88
87
80
92
80
89
76
88
93
89
HDCP
16.8
15.6
8.4
20.4
8.4
16.8
3.6
15.6
20.4
15.6
アトラクション
◎ベストグロス賞
高
野
◎Xニヤピン賞
満
夫(米
沢)
◎ドラゴン賞
斎
藤
恭
一(山
形)2ケ
菅
野
節
夫(山
形)
保
坂
淳(北村山)
◎ニヤピン賞
柿
崎
舟
山
尚(米
(新・最)
保
坂
淳(北村山)
遠
藤
健
次(米
沢)
沢)
◎水平賞
◎小波賞
阿
部
武
田
宏
一(山
形)
阿
部
宏
一(山
形)
隆(寒・西)
三
浦
二三夫(鶴
岡)
横
山
彰
夫(寒・西)
阿
部
貞
義(北村山)
山
川
正
紀(山
形)
後
藤
慎
一(北村山)
渡
辺
徳
夫(寒・西)
中
島
良
明(酒
松
下
遠
藤
田)
三郎(長・西)
健
次(米
沢)
◎大波賞
NET
71.2
71.4
71.6
71.6
71.6
72.2
72.4
72.4
72.6
73.4
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
21
監 査 を 終 わ っ て
山形県医師会監事
小
田
純
士
昨年春、小林正義・中里純両先生とともに、県医師会監事に選任され、ほぼ1年を経て6月
8日の信用組合総代会をもって平成16年度の会計監査が終わったところである。監事は、県医
師会本来の職だけでなく、医師会が係るいくつかの団体の監事役も兼務することになっている。
医師会協同組合、信用組合、有限会社カスミ、そして山形県医師連盟の会計監督者にも指名さ
れた。4〜6月にかけて医師会代議員会をはじめ各団体の総会等で会計監査上問題なしと報告
出来た。県医師会会報に公示された通りである。各役員、職員の適切な事業遂行の結果であり、
また会員諸先生の御協力のおかげと、感謝申しあげるところである。
監事は会の会計・財産の監査だけでなく事業内容の監督にも当たると定款に記されているも
のである。1年間の監査を終えるに際して、細かいことも含めて次のような点が指摘されたこ
とを報告したい。
①現金の出納等の詳しい確認は、各金融機関などの残高証明書と照らし合わせるのであるが、
当協同組合の財産目録中の貯金局の証明書に、大きな数字、金額の打ち間違いが存在した。
金融機関の生命線ともいうべき証明のあやまりが起こることに驚いたのであった。総代会ま
でに局の訂正を受けたのであるが、単純ミスは専門家の間でも起こりうることに気づかされ
たのである。
②県医師会が十数年保有しているキャプテン山形㈱への出資金の妥当性が検討され、回収が画
られた。医師会の資産の活用にも、監事として責任をもたねばならぬと痛感した。
③営利事業としての協同組合や信用組合の決算では、昨今の低金利にも左右されて、次第に収
支が窮屈なものになってきている。現在赤字基調ではないが、今後の運営如何によっては、
母体の県医師会の負担になる可能性も考えられ、事業収益の拡大のため一層の努力が求めら
れる。融資運用力の強化や販売の拡充等とともに、情報の収集や商品の開発等が必須であり、
きめ細かい力の蓄積が肝要である。諸先生方の御理解と御支援をお願いするところである。
④医師連盟の運動のすすめ方にしても様々な意見が出された。地方での政治活動活性化のため、
15年度より日医医師連盟の還付金を10%増額して50%を支給すると強調されて来た。とこ
ろが日医の決算では従来通りの40%に固定された。
県連盟の収入が、百数十万円の減額として決算されたのである。その理由として若手会員
研修会の発足や、地方選出自民党国会議員との懇談会費用にあてたとの弁明がなされるよう
に思うが、このような中央主導の活動を反省しての増額ではなかったのだろうか。今後の医
師連盟の運動に関して、地方レベルでの政治活動の重要性を長期的な展望でとらえる必要が
あると思われる。
⑤これら2、3の点を指摘した上で、各機関の会計監査を行い、法令・定款に適合していると
報告した。医師会活動には、かくも広範囲な事業が包括されるものであることを認識し、今
後の発展のために、会員諸先生方のさらなる御協力を心よりお願いするものである。
22
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
県医師会だより
第
4
回
常
任
理
事
会
日 時、平成17年7月13日(水) 午後3時30分〜
会
場、県医師会館
出席者
3.第37回産業医学講習会について
会
長
有海
躬行
副 会 長
竹内
輝博、三須
良彦、須藤
俊亮
常任理事
佐藤
泰司、三原
一郎、武田
憲夫
板坂
勝良、鈴木
明朗、中條
明夫
6月23日(木) 〜25日(土) 日本医師会館
竹内・須藤副会長出席
竹内・須藤副会長より、産業医に必要な法的知
識の解説、産業医学総論、健康管理概論等に関し
事 務 局
伊藤事務局長ほか事務局員
〔Ⅰ〕報告事項
ての講習が行われた旨報告。
4.本会呼吸器検診中央委員会について
6月27日(月) 県医師会館ほか(テレビ会議)
1.社会保険医療担当者の集団的個別指導・個別
有海会長ほか役員出席
指導について
鈴木常任理事より、本年度の研修会開催、肺が
6月23日(木) 庄内町・響ホール
立会
ん患者の症例検討会などについて協議した旨報告。
竹内副会長
5.本会学校医委員会について
6月28日(火) 山形市・山形テルサ
立会
板坂常任理事
7月7日(木) 山形市・山形テルサ
立会
板坂常任理事
6月29日(水) 県医師会館ほか(テレビ会議)
有海会長ほか役員出席
佐藤常任理事より、委員会の概要はHPに掲載の
とおりであるが、学校医は従来の3科体制に4科
を加えた流れになっている旨報告。
立会い役員より、それぞれ報告。
2.都道府県医師会医師年金担当職員連絡会につ
(詳細については、本誌前月号に掲載済)
6.本会乳がん検診中央委員会について
7月6日(水) 県医師会館ほか(テレビ会議)
いて
6月23日(木) 日本医師会館
有海会長ほか役員出席
市村経理係長、川口主事出席
鈴木常任理事より、前年度の検診実績の報告、
市村経理係長より、医師年金は5万人以上の加
入者があり、我が国最大の年金であるとの挨拶が
あり、制度内容、加入促進運動などについて説明
があった旨報告。
マンモグラフィ講習会の開催、隔年検診、マンモグ
ラフィ装置の精度管理等について協議した旨報告。
(詳細については、本誌別掲)
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
7.第11回本会学術大会実行委員会について
23
山形県腎友会設立30周年記念祝賀会並び
に第3回定期大会
7月7日(木) 県医師会館
7月3日(日) オーヌマホテル
有海会長ほか役員出席
有海会長出席報告。
武田常任理事より、11月26日(土)ホテルメトロポ
リタン山形での開催、特別講演の演者などを決め
第2回ICF合同研修会実行委員会
7月4日(月) 山形市総合福祉センター
た旨報告。
佐藤常任理事出席報告。
8.都道府県医師会臨床検査精度管理担当理事連
絡協議会について
山形県四師会禁煙推進委員会
7月8日(金) 日本医師会館
7月7日(木) 県歯科医師会館
鈴木常任理事出席
鈴木常任理事より、臨床検査に関するアンケー
中條常任理事出席報告。
ト調査結果の報告、精度管理調査の実情報告、シ
国立病院機構山形病院重症心身障害児施設
協力会総会
7月7日(木) 同病院
ンポジウムが行われた旨報告。
市村経理係長出席報告。
9.会議・行事等について
佐藤兵衛先生の叙勲を祝う会
7月8日(金) 寒河江市・ホテルシンフォニー
日本警察医会総会並びに学術講演会
6月25日(土) オーヌマホテル
有海会長出席報告。
有海会長出席報告。
10.その他
山形県乳幼児予防接種広域化に関する話し合い
6月29日(水) 県医師会館
有海会長、佐藤常任理事出席
医師信用組合常務会
7月13日(水) 県医師会館
有海会長、竹内副会長出席
佐藤常任理事より報告。
竹内副会長より報告。
山形市医師会懇親会
6月29日(水) ホテルキャッスル
〔Ⅱ〕通知事項
有海会長出席報告。
1.平成17年度山形県農薬危害防止運動の実施に
医師国保組合理事会
ついて
6月30日(木) 県医師会館
有海会長、松下・藤山理事出席
竹内副会長より、県健康福祉部長並びに県農林
水産部長から、平成17年度山形県農薬危害防止運
有海会長より報告。
動の実施について通知がある旨説明があり、各郡
市地区医師会長宛通知すること決定。
安田恒人先生叙勲祝賀会
7月2日(土) ホテル仙台プラザ
有海会長出席報告。
24
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
2.平成17年度の医療法第25条第1項の規定に基
る旨説明。
づく立入検査の実施について
6.定期のインフルエンザ予防接種の実施について
竹内副会長より、日本医師会長から、平成17年
度の医療法第25条第1項の規定に基づく立入検
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、定期
査の実施に当たっての留意事項がまとめられ、Ⅰ.
のインフルエンザ予防接種の実施について通知が
安全管理のための体制の確保等、Ⅱ.院内感染防
ある旨説明。
(本会会員用ホームページ「医師会
止対策、Ⅲ.最近の医療機関における事件等に関
ニュース」に掲載)
連する事項、Ⅳ.立入検査後の対応その他と全体
を分けて行うとの通知がある旨説明があり、各郡
市地区医師会長宛通知することと決定。
(本会会員
7.冊子「医療機関における個人情報の保護」と
地域がん登録事業について
用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
鈴木常任理事より、以前、松田徹先生から、日
3.公道等を隔てた医療機関における施設の一体
性について
本医師会冊子
「医療機関における個人情報の保護」
に、
「地域がん登録事業への診療情報の提供につい
ては、本人の同意は必要ない」ということを明示
竹内副会長より、県健康福祉部長から、公道等
するよう意見があり、日本医師会へ善処方を依頼
を隔てた医療機関における施設の一体性について、
していたが、今般、日本医師会長から回答があっ
原則として渡り廊下等を設けて接続することとし
た旨説明。
てきたが、渡り廊下等を設けなくとも医療機関と
しての一体性があると認められるための要件が示
されたとの通知がある旨説明。
(本会会員用ホーム
8.平成17年度臨床検査精度管理調査の実施につ
いて
ページ「医師会ニュース」に掲載)
鈴木常任理事より、日本医師会長から、平成17
4.国内における変異型クロイツフェルト・ヤコ
ブ病の発生を受けた献血の受入れに係る措置の
年度臨床検査精度管理調査の実施について通知が
ある旨説明。
実施に伴う血液製剤の回収等について
9.
「がん治療専門医」をめぐっての提言について
佐藤常任理事より、日本医師会常任理事から、
国内における変異型クロイツフェルト・ヤコブ病
鈴木常任理事より、日本医師会長から、
「がん治
の発生を受けた献血の受入れに係る措置の実施に
療専門医」をめぐっての提言がまとめられたとの
伴い、過去に提供した血液がこの度の措置に該当
通知がある旨説明。
(本会会員用ホームページ「医
する血液である場合の留意事項・血液製剤の回収
師会ニュース」に掲載)
等について通知がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長宛通知することと決定。
(本会会員用ホー
10.平成17年度山形県検診技術研究費補助金交付
ムページ「医師会ニュース」に掲載)
要綱の制定について
5.合併に伴う新町への契約継承について
鈴木常任理事より、県健康福祉部長から、平成
17年度山形県検診技術研究費補助金交付要綱の
佐藤常任理事より、余目町長並びに立川町長か
制定について通知がある旨説明があり、マンモグ
ら、7月1日に合併し庄内町となるが、妊婦健康
ラフィ講習会について交付申請することとした。
診査委託契約は庄内町に継承されるとの通知があ
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
11.救命救急センターの評価結果(平成17年度)
25
16.第六次看護職員需給見通し策定に係る実態調
について
査について
中條常任理事より、日本医師会常任理事から、
須藤副会長より、県健康福祉部長から、第六次
救命救急センターの評価結果(平成17年度)が公
看護職員需給見通し策定に係る実態調査について、
表され、県立中央病院、公立置賜総合病院ともA
各関係施設長宛依頼したとの通知がある旨説明。
評価である旨説明。
〔Ⅲ〕協議事項
12.山形県救急業務高度化推進協議会「薬剤投与
プロトコール作成ワーキンググループ」の設置
について
中條常任理事より、
県救急業務高度化推進協議会
1.本会と県知事との懇談会開催について
9月15日(木) ホテルメトロポリタン山形
竹内副会長より、本会と県知事との懇談会開催
事務局から、
18年4月からの救急救命士の薬剤投
について説明があり、座長は竹内副会長と決定。
与の実施に伴うプロトコール作成等専門的な課題
なお、協議題については次回全理事会で検討する
に取組むため、
「薬剤投与プロトコール作成ワーキ
こととした。
ンググループ」
を設置したとの通知がある旨説明。
2.世界医師会準会員の更新について
13.国民健康保険の「高齢受給者証」及び「被保
険者証」の記号番号の変更について
竹内副会長より、日本医師会長から、世界医師
会準会員の更新依頼がある旨説明があり、更新す
板坂常任理事より、真室川町長から、国民健康
ることと決定。
保険の「高齢受給者証」及び「被保険者証」の記
号番号が8月1日及び9月1日に変更されるとの
通知がある旨説明。
(詳細については、本誌前月号
に掲 載 済)(本 会 会員用ホームページ「医師会
3.東北医師会連合会理事・代表者合同会議の開
催について
8月2日(火) 仙台ホテル
ニュース」に掲載)
竹内副会長より、東北医師連合会長から、東北
14.国保における画面審査について
医師会連合会理事・代表者合同会議への出席案内
がある旨説明があり、正副会長出席と決定。
板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、
国保における画面審査について、導入可能な国保
連合会から順次導入されるとの通知がある旨説明。
15.国民健康保険被保険者証の更新に伴うポス
ター掲示のお願いについて
4.納涼パーティの開催について
8月5日(金) ハイジアパーク南陽
竹内副会長より、南陽市東置賜郡医師会長から、
納涼パーティへの出席案内がある旨説明があり、
有海会長出席と決定。
板坂常任理事より、山形市長から、国民健康保
険被保険者証の更新に伴い、被保険者証は、一人
1枚のカード化、ポスター掲示について、山形市
医師会会員及び周辺の会員へ直接送付するとの通
知がある旨説明。
26
5.
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
岡隆一先生「叙勲受章記念祝賀会」の開催
について
委
嘱
佐藤
忠宏
(医療政策委員会、医事紛争処理委員会)
9月3日(土) ホテルメトロポリタン山形
竹内副会長より、南陽市東置賜郡医師会長から、
竹内副会長より、宮澤発起人代表から、 岡隆
医療政策委員会並びに医事紛争処理委員会委員の
一先生「叙勲受章記念祝賀会」への出席案内があ
解職並びに委嘱依頼がある旨説明があり、それぞ
る旨説明があり、有海会長出席と決定。
れ了承。
6.平成17年度北方四島交流訪問事業への派遣団
11.第13回ノバルティス地域医療賞候補者募集に
員の推薦について
ついて
竹内副会長より、北方領土返還促進協議会長か
竹内副会長より、ノバルティス地域医療賞委員
ら、平成17年度北方四島交流訪問事業への派遣団
会から、第13回ノバルティス地域医療賞候補者募
員の推薦依頼がある旨説明があり、推薦を見送る
集案内がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
ことと決定。
宛通知することと決定。
7.平成17年度東北医学会評議員の委嘱について
12.がん征圧月間ポスターへの貴会名称の掲載に
ついて
竹内副会長より、東北医学会長から、有海会長、
竹内・三須・須藤副会長に対して、平成17年度東
三原常任理事より、県結核成人病予防協会長か
北医学会評議員の委嘱依頼がある旨説明があり、
ら、がん征圧月間ポスターへの本会名称の掲載依
承諾することとした。
頼がある旨説明があり、
掲載を承諾することとした。
8.
「自浄作用活性化推進に向けて
―ハンドブッ
13.平成17年毎月勤労統計調査特別調査に対する
ク―(案)」へのご意見の募集について
調査協力依頼について
竹内副会長より、日本医師会長から、
「自浄作用
三原常任理事より、日本医師会長から、平成17
活性化推進に向けて
―ハンドブック―(案)
」へ
の意見募集がある旨説明があり、本会自浄作用活
年毎月勤労統計調査特別調査に対する調査協力依
頼がある旨説明があり、協力了承。
性化委員宛通知し意見を求めることと決定。
14.山形県臨床研修病院ガイダンスの広報誌への
9.県医師会代議員の辞職について
辞
職
新澤
掲載について
陽英
三原常任理事より、県健康福祉部長から、山形
竹内副会長より、南陽市東置賜郡医師会長から、
県医師会代議員の辞職依頼がある旨説明があり、
県臨床研修病院ガイダンスの広報誌への掲載依頼
がある旨説明。
了承。
15.山形県医師修学資金貸与制度の広報誌への掲
10.各種委員会委員の辞退・委嘱について
辞
退
新澤
載依頼について
陽英
(医療政策委員会、医事紛争処理委員会)
三原常任理事より、県健康福祉部長から、県医
師修学資金貸与制度の広報誌への掲載依頼がある
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
旨説明。
(本会会員用ホームページ「医師会ニュー
21.ご依頼について
7月20日(水) ホテルキャッスル
ス」に掲載)
16.平成17年度山形県北方領土返還促進協議会会
費の納入について
27
武田常任理事より、山形循環器懇話会世話人か
ら、第159回懇話会への後援依頼がある旨説明が
あり、後援了承。
三須副会長より、県北方領土返還促進協議会長
から、平成17年度会費の納入依頼がある旨説明が
あり、会費支出了承。
22.「第39回山形心臓超音波研究会」への御後援
のお願いについて
8月24日(水) ホテルメトロポリタン山形
17.平成17年度賛助会費納入のお願いについて
武田常任理事より、山形心臓超音波研究会代表
三須副会長より、県防犯協会連合会長から、平
成17年度賛助会費納入依頼がある旨説明があり、
世話人から、
「第39回山形心臓超音波研究会」へ
の後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
賛助会費支出了承。
23.第59回東北医師会連合会総会並びに学術大会
18.学会御支援のお願いについて
の役員依頼について
18年3月4日(土) 山形市保健センター
武田常任理事より、岩手県医師会長から有海会
三須副会長より、赤十字血液センター所長から、
長に対して、第59回東北医師会連合会総会並びに
第88回日本輸血学会東北支部例会に対する支援
学術大会副会長の就任依頼がある旨説明があり、
並びに後援依頼がある旨説明があり、名義後援の
受諾了承。
み了承。
24.主催講演会における山形県医師会の後援につ
19.生涯教育協力講座セミナー「慢性呼吸器疾患
講座」実施について
武田常任理事より、日本医師会長から、生涯教
育協力講座セミナー「慢性呼吸器疾患講座」実施
いて
8月25日(木) 山形市立病院済生館
武田常任理事より、済生館館長から、診ます会
講演会への後援依頼がある旨説明があり、
後援了承。
について通知がある旨説明があり、実施すること
とし、詳細については武田常任理事一任と決定。
25.山形県乳腺疾患研究会の共催依頼について
9月3日(土) 勤労者福祉センター
20.山形県医師会後援のご依頼について
7月16日(土) 山形国際ホテル
武田常任理事より、県乳腺疾患研究会代表世話
人から、研究会への共催依頼がある旨説明があり、
武田常任理事より、県脳ドック研究会代表世話
共催了承。
人から、第5回研究会への後援依頼がある旨説明
があり、後援了承。
26.消費税アンケートについて
須藤副会長より、日本医師会長から、消費税に
関するアンケート調査依頼がある旨説明があり、
会員のために有益な方法を採用してもらうよう回
28
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
答することと決定。
32.「山形県新生児聴覚検査事業検討会」委員の
推薦について
27.山形県医師会第9回協力貯蓄の新規発足につ
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、
「山形
いて
県新生児聴覚検査事業検討会」委員の推薦依頼が
須藤副会長より、県医師会第9回協力貯蓄の新
規発足について説明があり、医師信用組合並びに
ある旨説明があり、耳鼻科、婦人科、小児科の各
部会に推薦依頼することと決定。
殖産銀行と契約締結了承。
33.教師用指導資料中学校・高等学校における
28.本会思春期保健対策委員会(仮称)の設置及
「性といのちの学習」
の手引き有償頒布について
び委員の委嘱について
佐藤常任理事より、県学校保健連合会長から、
佐藤常任理事より、本会思春期保健対策委員会
中学校・高等学校における「性といのちの学習」
の設置及び委員の委嘱について説明があり、それ
の手引きの有償頒布について通知があるが、100
ぞれ了承。
部は無料配布される旨説明があり、聞き置くこと
とした。
29.平成17年度高齢者インフルエンザ予防接種業
務委託契約書(案)について
34.各種検診委員会委員の辞退について
南陽市東置賜郡医師会
佐藤常任理事より、平成17年度高齢者インフル
エンザ予防接種業務委託契約書(案)について説
明があり、委任状について一部訂正し進めること
辞
退
新澤
陽英
消化器検診委員
(胃がん部会・大腸がん部会)
辞
退
永山
武州
乳がん検診委員
とした。
鈴木常任理事より、南陽市東置賜郡医師会長か
30.平成17年度健康づくりリーダー養成事業山形
県老連大学校健康学部講師について
ら、各種検診委員会委員の解職依頼がある旨説明
があり、了承。
9月14日(水) 酒田市総合文化センター
35.平成17年度本組合被保険者の健康診断実施に
佐藤常任理事より、県老人クラブ連合会会長か
関する協力方お願いについて
ら、
県老連大学校健康学部への講師派遣依頼がある
旨説明があり、竹内副会長を推薦することと決定。
鈴木常任理事より、県医師国民健康保険組合理
事長から、平成17年度被保険者の健康診断実施に
31.第55回全国学校保健研究大会の開催について
関する協力依頼がある旨説明があり、協力了承。
11月10日(木)・11日(金) 滋賀県立芸術劇場
36.山形県国民保護協議会(平成17年度第2回)
佐藤常任理事より、県スポーツ保健課長から、
第55回全国学校保健研究大会の開催案内がある
旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通知するこ
とと決定。
及び同協議会幹事会(平成17年度第1回)の開
催について
山形県国民保護協議会
7月27日(水) ホテルキャッスル
山形県国民保護協議会幹事会
7月15日(金) 自治会館
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
29
中條常任理事より、県知事から、山形県国民保
催に伴う議題提出並びに出席案内がある旨説明が
護協議会及び同協議会幹事会への出席案内がある
あり、板坂常任理事出席、提出議題については次
旨説明があり、国民保護協議会は欠席、同幹事会
回全理事会で協議することと決定。
は、伊藤事務局長出席と決定。
42.医師連盟関係について
37.第4回山形県障害者スポーツ大会のご案内に
職域支部代表者懇談会について
7月25日(月) パレスグランデール
ついて
9月4日(日) 山形県総合運動公園総合体育館他
竹内副会長より、自民党山形県支部連合会長か
中條常任理事より、第4回山形県障害者スポー
ツ大会会長から、スポーツ大会への出席案内があ
ら、職域支部代表者懇談会への出席案内がある旨
説明があり、欠席と決定。
る旨説明があり、欠席と決定。
追
加
要
項
38.第27回産業保健活動推進全国会議の開催に
〔Ⅰ〕通知事項
ついて
9月15日(木) 日本医師会館
1.偽造向精神薬処方せんについて
須藤副会長より、日本医師会長から、第27回産
業保健活動推進全国会議への出席案内がある旨説
明があり、松下理事出席と決定。
板坂常任理事より、県健康福祉部長から、県内
の調剤薬局から、偽造向精神薬処方せんを持参し
た者がいたので、薬局から疑義照会があった場合
39.「平成17年度山形県産業安全衛生大会」のご
協賛のご依頼について
10月4日(火) 寒河江市文化センター
須藤副会長より、県産業安全衛生大会実行委員
は速やかに対応願いたいとの通知がある旨説明。
(詳細については、本誌前月号に掲載済み)
(本会
会員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
〔Ⅱ〕協議事項
長から、「平成17年度山形県産業安全衛生大会」
への協賛依頼がある旨説明があり、協賛了承。
1.平成16年度事業報告及び平成17年度事業計
画について
40.山形県保険者協議会設立総会への出席について
8月1日(月) 自治会館
竹内副会長より、日本国際連合協会山形県本部
から、平成16年度事業報告及び平成17年度事業計
板坂常任理事より、県健康福祉部長から、県保
険者協議会設立総会への出席案内がある旨説明が
画について、書面審査依頼がある旨説明があり、
原案とおり承認することと決定。
あり、有海会長出席と決定。
2.貸付審査等運営委員会委員の推薦依頼について
41.東北各県医師会医療保険担当理事連絡協議会
の開催に伴う議題提出方依頼について
9月10日(土) ホテルメトロポリタン盛岡
竹内副会長より、県社会福祉協議会長から、貸
付審査等運営委員会委員の推薦依頼がある旨説明
があり、大友
板坂常任理事より、東北医師会連合会長から、
東北各県医師会医療保険担当理事連絡協議会の開
尚先生を再推薦することと決定。
30
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
3.高次脳機能障害者・家族の会(仮称)への協
9.平成17年度日本呼吸器学会東北地方会「肺の
日」公開講演会後援のご依頼について
力依頼について
8月6日(土) 霞城セントラル
竹内副会長より、設立準備会世話人から、高次
脳機能障害者・家族の会(仮称)への協力依頼が
ある旨説明があり、協力了承。
中條常任理事より、日本呼吸器学会東北支部会
から、平成17年度日本呼吸器学会東北地方会「肺
の日」公開講演会への後援依頼がある旨説明があ
4.本会顧問会計士の委嘱について
竹内副会長より、本会顧問会計士の委嘱につい
て説明があり、協議の結果、顧問会計士を委嘱す
り、後援了承。
10.日本医師会認定産業医制度産業医学研修会申
請書提出について
12月7日(水) 山形市医師会健診センター
ることが了承され、今後人選を進めることとした。
5.第2回東北ブロック医師臨床研修制度連絡会
須藤副会長より、山形産業保健推進センター所
長から、日本医師会認定産業医制度産業医学研修
議の開催について
8月5日(金) 仙台医療センター
会指定申請依頼がある旨説明があり、日本医師会
へ上申了承。
武田常任理事より、東北厚生局長から、
第2回東
北ブロック医師臨床研修制度連絡会議への出席案
11.長井市西置賜郡医師会産業医研修会について
10月22日(土) 長井市西置賜郡医師会館
内がある旨説明があり、武田常任理事出席と決定。
6.「やまがたウェルフェア2005」名義後援のお
8月27日(土)・28日(日)
須藤副会長より、
長井市西置賜郡医師会長から、
日本医師会認定産業医制度産業医学研修会指定申
願いについて
山形ビッグウイング
佐藤常任理事より、山形新聞社広報局長から、
請依頼がある旨説明があり、
日本医師会へ上申了承。
12.放送大学学生募集要項等の御送付について
「やまがたウェルフェア2005」への名義後援依頼
がある旨説明があり、名義後援了承。
三原常任理事より、放送大学山形学習センター
所長から、放送大学学生募集要項等が送付されて
7.本会救急・大規模災害等対策委員会委員の委
いる旨説明があり、各郡市地区医師会長宛送付す
嘱について
ることと決定。
中條常任理事より、本会救急・大規模災害等対
13.医師連盟関係について
策委員会委員を委嘱したい旨説明があり、
委嘱了承。
近藤洋介政経セミナーのご案内
7月25日(月) 山形国際ホテル
8.第18回健康スポーツ医学講習会の開催について
[前期] 10月28日(金)
・29(土) 日本医師会館
竹内副会長より、近藤洋介衆議院議員から、近
[後期] 11月25日(金)
・26(土) 日本医師会館
藤洋介政経セミナーへの出席案内がある旨説明が
あり、パーティ券を購入することと決定。
中條常任理事より、日本医師会長から、第18回
健康スポーツ医学講習会の開催案内がある旨説明。
(詳細については、本誌前月号に掲載済み)
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
第
4
回
全
理
事
31
会
日 時、平成17年7月27日(水) 午後3時30分〜
会
場、酒田市・十全堂社(移動理事会)
出席者
2.診療に関する相談申込状況
(6月分)
について
【山形県医師会】
会
板坂常任理事より、6月分の診療に関する相談
長
有海
躬行
副 会 長
竹内
輝博、三須
良彦、須藤
俊亮
常任理事
佐藤
泰司、武田
憲夫、板坂
勝良
鈴木
明朗、中條
明夫
松下
三郎、大沼
藤山
忠信、山科
理
事
監
事
中里
純
議
長
舟山
尚
副 議 長
栗谷
義樹
は、県医師会での受付4件、診療・病気に対する
央、佐藤
苦情・相談であった旨報告。
3.社会保険医療担当者の集団的個別指導・個別
紀嗣
指導について
昭雄
6月30日(木) 米沢市・アクティ米沢
立会
舟山議長
7月19日(火) 山形市・あこや会館
事 務 局
伊藤事務局長ほか事務局員
立会
板坂常任理事
7月21日(木) 鶴岡市・鶴岡市勤労者会館
オブザーバー
立会
【酒田地区医師会】
会
長
齋藤
好正
副 会 長
本間
清和
理
事
佐藤
菅宏、吉田
監
事
村山英太郎
議
長
佐藤
中里監事
7月26日(火) 山形市・あこや会館
立会
元
裕士
板坂常任理事
立会い役員より、それぞれ報告があった。
4.マンモグラフィ読影講習会実行委員会について
7月15日(金) 県医師会館
事 務 局
越後谷事務局長ほか事務局員
〔Ⅰ〕報告事項
有海会長、鈴木常任理事出席
鈴木常任理事より、8月20日・21日開催に向け
ての準備、受講者の選定を行った旨報告。
1.第4回常任理事会について
7月13日(水) 県医師会館
5.第32回会員親睦ゴルフコンペについて
7月17日(日) ブラッサムガーデンクラブ
竹内副会長より、第4回常任理事会の報告は既
有海会長、竹内副会長、松下理事出席
にお送りしているとおりである旨説明があり、そ
れぞれ了承された。
松下理事より、舟山議長が優勝した旨報告。
32
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
6.第17回東北学校保健・学校医大会について
〔Ⅱ〕通知事項
7月23日(土)・24日(日) 秋田ビューホテル
有海会長、竹内・須藤副会長、
佐藤常任理事出席
1.必ずしも高度でない先進医療の特定療養化に
ついて
佐藤常任理事より、一般演題6題、
「これからの
板坂常任理事より、日本医師会長から、必ずし
学校医像を考える、学校医は何をすべきか」
をテー
も高度でない先進医療が7月1日から特定療養費
マにシンポジウムが行われ、私が「これからの学
制度の中に組み込まれ、 選定療養 として位置付
校医−学校保健・地域連携推進事業から見えるも
け、保険診療との併用が認められたとの通知があ
の」と題して発表してきた旨報告。
る旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知す
ることと決定。
7.会議・行事等について
2.DPCにおける診断群分類の見直しについて
第6回日本医師会健康スポーツ医学委員会
7月14日(木) 日本医師会館
板坂常任理事より、日本医師会長から、急性期
中條常任理事出席報告。
入院医療の診断群分類に基づく1日当りの包括評
価制度(DPC)において、9つの診断群分類を7月
第1回山形県国民保護協議会幹事会
7月15日(金) 自治会館
1日から出来高払いに移行させる見直しが行われ
たとの通知がある旨説明。
伊藤事務局長出席報告。
3.介護保険法等の一部を改正する法律の施行に伴
平成17年度先天性代謝異常等検査技術検
う主治医意見書の記載に係る留意事項について
討会
7月20日(水) 県衛生研究所
須藤副会長出席報告。
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、介護
保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う主治
医意見書の記載に係る留意事項について通知があ
医師国保組合通常組合会
7月21日(木) 県医師会館
有海会長、松下・藤山理事出席
るが、主治医意見書の中に「痴呆」と記載があっ
た場合においても、当分の間「認知症」として取
り扱うとの通知がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長あて通知することと決定。
有海会長より報告。
山形県高齢者保健福祉推進委員会
7月25日(月) 自治会館
有海会長出席報告。
(本会会員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
4.介護保険法改正に伴う介護報酬等見直し(平
成17年10月実施)に関する諮問・答申の送付に
ついて
佐藤常任理事より、日本医師会介護保険担当理
事から、介護保険法改正に伴う介護報酬等見直し
(平成17年10月実施)に関する諮問・答申が送付
されている旨説明があり、各郡市地区医師会長あ
て通知することと決定。
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
5.養鶏場の業務従事者等に対する健康調査の実
出議題について説明があり、次回常任理事会にお
施について
いて協議すること決定。
佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理
2.東北各県医師会長会議の開催について
対策室長から、高病原性鳥インフルエンザに関す
33
8月19日(金) 仙台市、福寿司
る全国一斉サーベイランスの実施に伴い、養鶏場
の業務従事者等に対する健康調査が実施されると
竹内副会長より、東北医師会連合会会長から、
の通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
東北各県医師会長会議への出席案内がある旨説明
あて通知することと決定。
があり、有海会長出席と決定。
6.厚生労働省通知「たばこ対策緊急特別促進事
3.平成17年度保健衛生関係功労者山形県知事表
業の実施について」
彰候補者の推薦について
中條常任理事より、日本医師会長から、厚生労
竹内副会長より、県健康福祉部長から、平成17
働省通知「たばこ対策緊急特別促進事業の実施」
年度保健衛生関係功労者山形県知事表彰候補者の
についての協力依頼がある旨説明があり、各郡市
推薦依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師会
地区医師会長あて通知することと決定。
長あて通知し、候補者の推薦を求めることと決定。
7.
「救急の日」及び「救急医療週間」の実施につ
4.
「医療ガス取扱い保安講習会」に対する後援依
頼について
いて
9月4日(日)〜9月10日(土)
8月30日(火) 山形ビッグウイング
中條常任理事より、日本医師会長から、
「救急の
竹内副会長より、日本医療ガス協会山形県支部
日」及び「救急医療週間」の実施についての協力
長から、
「医療ガス取扱い保安講習会」に対する後
依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師会長あ
援依頼がある旨説明があり、後援了承。
て通知することと決定。
5.平成17年度独立行政法人国立病院機構山形病
8.厚生労働省「医療安全の確保に向けた保健師
院重症心身障害児施設協力会の会費納入について
助産師看護師法等のあり方に関する検討会」中
間まとめの送付について
三須副会長より、山形病院重症心身障害児施設
協力会会長から、平成17年度会費の納入依頼があ
松下理事より、日本医師会常任理事から、厚生
る旨説明があり、支出了承。
労働省「医療安全の確保に向けた保健師助産師看
護師法等のあり方に関する検討会」において、4
つの検討課題について中間の取りまとめが行われ
たとの通知がある旨説明。
〔Ⅲ〕協議事項
6.
「第10回山形県臨床H.
Pylori研究会」へのご後
援のお願い
9月10日(土) 山形県立中央病院
武田常任理事より、県立中央病院間部克裕医師
から、
「第10回山形県臨床H.
Pylori研究会」への
1.本会と知事との懇談会への提出議題について
竹内副会長より、本会と知事との懇談会への提
後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
34
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
7.
「過重労働による健康障害防止キャンペーン」
大滝
晋介
循環器検診委員
辞退
谷川
秀樹
呼吸器検診委員
の実施に伴うご後援依頼について
委嘱
須藤副会長より、山形産業保健推進センター所
新庄市最上郡医師会
長から、
「過重労働による健康障害防止キャンペー
委嘱
阿部
茂
呼吸器検診委員・同中央委員、循環器検診委員
ン」の実施に伴う後援依頼がある旨説明があり、
辞退
後援了承。
細矢
寿一
消化器検診委員(胃がん部会)
8.第8回東北ブロック感染症危機管理会議講演
鈴木常任理事より、上記医師会長から、各種検
会の開催について
8月8日(月) 仙台国際センター
診委員会委員の委嘱並びに解職依頼がある旨説明
があり、それぞれ了承。
佐藤常任理事より、東北厚生局長から、第8回
東北ブロック感染症危機管理会議講演会への出席
案内がある旨説明があり、本会からは欠席、各郡
12.山形県国民健康保険等柔道整復施術療養費審
査委員会委員の推薦について
市地区医師会長あて通知することと決定。
板坂常任理事より、県国民健康保険団体連合会
9.平成17年度在宅医療の推進のための実地研修
事業の委託について
理事長から、山形県国民健康保険等柔道整復施術
療養費審査委員会委員の推薦依頼がある旨説明が
あり、次のとおり推薦することと決定。
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、平成
高柳
誠先生、須田
暁先生、鈴木俊博先生
17年度在宅医療の推進のための実地研修事業の
委託契約依頼がある旨説明があり、委託契約了承。
なお、各郡市地区医師会長あて通知し、実施希
13.東北各県医師会医療保険担当理事連絡協議会
への提出議題について
望の郡市地区医師会へ委託することとした。
板坂常任理事より、東北各県医師会医療保険担
10.平成17年度山形県成人病検診従事者指導講習
当理事連絡協議会への提出議題について説明があ
事業に係る委託契約について
り、板坂常任理事に一任と決定。
鈴木常任理事より、県知事から、平成17年度山
14.本会と病院協議会との懇談会への提出議題に
形県成人病検診従事者指導講習事業に係る委託契
ついて
約依頼がある旨説明があり、委託契約了承。
武田常任理事より、本会と病院協議会との懇談
11.各種検診委員会委員の辞退・委嘱について
会への提出議題について説明があり、次回常任理
事会において協議することと決定。
南陽市東置賜郡医師会
辞退
永山
武州
消化器検診委員(胃がん部会)
15.平成17年度北海道・東北ブロック医師会広報
担当理事連絡協議会の開催について
9月10日(土)
酒田地区医師会
委嘱
新澤
ホテルメトロポリタン盛岡ニューウィング
陽英
消化器検診委員(胃がん部会・大腸がん部会)
佐藤常任理事より、岩手県医師会長から、平成
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
35
17年度北海道・東北ブロック医師会広報担当理事
郡市地区医師会には直接送付されている旨説明。
連絡協議会への出席案内がある旨説明があり、三
(本会会員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
原常任理事出席と決定。
〔Ⅱ〕協議事項
追
加
要
項
1.第113回日本医師会臨時代議員会の開催につ
〔Ⅰ〕通知事項
いて
10月2日(日) 日本医師会館
1.2005年世界医師会サンティアゴ総会の開催に
竹内副会長より、日本医師会長から、第113回
ついて
10月12日(水)〜15日(土)
日本医師会臨時代議員会への出席案内がある旨説
ハイアットリージェンシー ・サンティアゴ
明があり、日医代議員出席と決定。
竹内副会長より、日本医師会長から、2005年世
界医師会サンティアゴ総会の開催案内がある旨
2.山形県保健医療推進協議会〔病院部会〕の開
催及び委員の指名について
8月29日(月) あこや会館
説明。
2.
「中医協の在り方に関する有識者会議」報告書
に対する日本医師会のコメントについて
竹内副会長より、県健康福祉部長から、有海会
長に対し、県保健医療推進協議会病院部会委員の
就任依頼並びに病院部会への出席案内がある旨説
板坂常任理事より、日本医師会長から、
「中医協
明があり、委員を受諾し、委員会に出席と決定。
の在り方に関する有識者会議」報告書に対し、日
本医師会ではコメントを公表したとの通知がある
旨説明。
3.社団法人山形県鍼灸マッサージ師会創立80周
年記念式典並びに祝賀会のご案内について
9月18日(日) 山形イン
3.インフルエンザワクチンの安定供給対策につ
いて
竹内副会長より、県鍼灸マッサージ師会会長か
ら、創立80周年記念式典並びに祝賀会への出席案
佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理
対策室長から、インフルエンザワクチンの安定供
内がある旨説明があり、欠席し、祝電を打電する
ことと決定。
給対策について、必要以上のワクチンを購入しな
いこと、また、シーズン終了後にワクチンを返品
4.平成17年度東北医師会連合会事務職員研修会
することのないよう周知方依頼がある旨説明があ
開催に伴う貴会事務職員のご派遣方について
9月2日(金)〜3日(土)
り、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。
ホテルメトロポリタン山形
4.予防接種法施行令の一部を改正する政令につ
いて
竹内副会長より、東北医師会連合会会長から、
平成17年度事務職員研修会開催に伴う事務職員
佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理
の派遣依頼があるが、今年度は本会が担当で開
対策室長から、予防接種法施行令の一部を改正す
催される旨説明があり、事務局で対応することと
る政令が7月29日に公布され、定期の予防接種の
決定。
対象者の見直し等が行われたとの通知があるが、
36
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
5.第59回東北医師会連合会総会並びに学術大会
中條常任理事より、県炎症性腸疾患研究会代表
世話人から、市民公開講座への名義後援依頼があ
について
9月10日(土)〜11日(日) 盛岡市
武田常任理事より、岩手県医師会長から、第59
回東北医師会連合会総会並びに学術大会への出席
る旨説明があり、後援了承。
8.山形県の救急医療体制等に関する検討会につ
いて
8月3日(水) 山形県庁
案内がある旨説明があり、有海会長、竹内・三須・
須藤副会長、佐藤・三原・武田・板坂・中條・鈴
木常任理事、松下・佐藤・山科理事出席と決定。
中條常任理事より、県健康福祉部長から、県の
救急医療体制等に関する検討会への出席案内があ
6.各種検診委員会委員の辞退・委嘱について
る旨説明があり、有海会長、中條常任理事出席と
決定。
上山市医師会
辞退
須田
暁
乳がん検診委員
9.健康づくり・健康長寿に関する事例収集のた
めのアンケート調査協力依頼について
天童市東村山郡医師会
辞退
高橋
ふつ
乳がん検診委員
中條常任理事より、日本医師会常任理事から、
健康づくり・健康長寿に関する事例収集のための
米沢市医師会
アンケートへの調査協力依頼がある旨説明があり、
委嘱
阿部
広幸
乳がん検診委員
本会の回答については、中條常任理事に一任し、
〃
横山
英一
〃
各郡市地区医師会長あて協力依頼することと決定。
鈴木常任理事より、上記医師会長から、乳がん
10.その他
検診委員会委員の解職並びに委嘱依頼がある旨説
明があり、それぞれ了承。
HbA1c 検査の取り扱いについて
7.市民公開講座「炎症性腸疾患」への名義後援
県支払基金では「糖尿病の疑い」でのHbA1c
依頼について
11月20日(日) 山形大学医学部
検査は認められるが、県国保連合会では認められ
ないということなので、今後、社保と国保審査委
員の懇談会等で検討していただくこととした。
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
37
乳がん検診中央委員会
本会乳がん検診中央委員会は、去る7月6日(水)
に併用検診は進んでいるようである。乳がん
午後1時30分より県医師会館、各地区医師会館に
確診者数70件のうち37件はマンモグラフィ
おいて、テレビ会議により開催された。
併用から発見されている。
初めに有海会長より、
「特に乳がん検診の内容は
進歩してきて、最近、乳房撮影が重視されてきた
ことは、ご存知のとおりであるが、がん検診の指
針が変わり、乳房撮影が二方向になったことから、
○塚本委員長より、平成16年度県結核成人病予
防協会成績について説明。
一次検診受診者数34,609件のうち要精検
マンパワーや精度管理の面においては、今後レベ
者数1,362件、精検受診率は83.4%であった。
ルアップを図らなければならない。
乳がん確診者数は疑いも含めて37件、発見率
本日は、これまでの乳がん検診についてご報告
は0.1%で、これは全国平均並みの数である。
いただき、その中に問題点を見つけながら、今後
マンモグラフィ実施状況は、一般住民は約
の検診に役立てて行きたいと思っている。また、
60%、職域は約40%であった。
今年はマンモグラフィ講習会を企画し県内にさら
に力強い一つの力が生まれてくると思うので、こ
の点も含めご協議をお願いしたい。
」
との挨拶があ
り、続いて塚本委員長の司会で協議が進められた。
○菊地委員より、平成16年度山形市医師会健診
センター成績について説明。
一次検診受診者数11,943名のうち要精検
者数486件、精検受診率は65.8%と低い結果
出席者
会
長
となっている。乳がん確診者数は9件で全体
有海
躬行
担当副会長 竹内
輝博
担当理事
明朗、大沼
鈴木
の0.08%であった。
マンモグラフィ実施状況については、大半
央、山科
昭雄
深尾
彰
委 員 長
塚本
長
中央委員
川越慎之助、鈴木
明彦(代理)
菊地
惇、宮脇
法親、渡部
修一
関根
智久、天野
吾郎、豊野
充
大森
典夫、北村
正敏
が併用検診を受けている。
○渡部委員より、平成16年度山形県成人病検査
センター成績について説明。
オブザーバー 山形県保健薬務課係員
一次検診受診者数6,327件のうち精検受診
者数は265件で、精検受診率は85.8%という
非 常 に 高 い 結 果 で あ り、乳 が ん 発 見 率 は
0.15%であった。
マンモグラフィ実施状況は、併用が64%で
○報
告
年々増加している。
1.乳がん検診成績について
○県保健薬務課係員より、平成15年度山形県成
績について説明。
過去10年間の推移から、一次検診受診率お
○鈴木常任理事より、平成16年度鶴岡地区医師
会荘内地区健康管理センター成績について
説明。
よび、乳がん確診率については全国同様増加
一次検診受診者数7,658件のうち、精検受
傾向にある。精検受診率は80.2%で、そのう
診者数164件、精検受診率80.4%、乳がん確
ちマンモグラフィ併用は79.3%であり、すで
診者は疑いを含め3件、発見率は0.03%とか
38
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
なり低めの数になっている。
村を対象に実施した、乳がん検診の実施状況調査
マンモグラフィ実施状況は、40歳から60歳台
結果について説明。
までは半数くらいが併用であるが、全体とし
ては40%程度の受診率となっている。
○協
議
1.平成17年度講習会開催計画について
2.平成16年度乳がん検診講習会実施状況について
塚本委員長より次の通り説明。
平成16年度乳がん検診従事者講習会は、郡市地
区医師会に委託して2回、本会乳がん検診講習会
①マンモグラフィ講習会
鈴木常任理事より、8月20日(土)・21日(日)
山形市において医師部門、技師部門を同時開
催することになっている旨報告。
を、山形市と酒田市において開催、山形県乳癌検
診講習会・同乳腺疾患研究会をそれぞれ山形市に
おいて開催した。
②乳がん検診従事者講習会
県からの委託を受けて実施している乳がん
検診従事者講習会については、今年度も各郡
3.山形県健康診査実施要領の改正について
市地区医師会に委託し、実施することとした。
県保健薬務課係員より、平成17年4月1日から、
40歳以上はマンモグラフィを「原則として実施す
2.
「乳がん検診等に関する問題点」として下記に
る」ことに、撮影方向は一方向から二方向に、検
ついて意見交換を行った。
診間隔は原則として2年に1回実施することに改
○回報書について
正された旨説明。
○隔年検診について
○マンモグラフィ装置の精度管理について
4.乳がん検診の実施状況について
県保健薬務課係員より、今年6月に県内全市町
○乳がん検診料金設定について
○検診受診率について
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
〃
7月 1日
防災医療救護体制について、各郡
市地区医師会長宛通知。
〃
第18回健康スポーツ医学講習会
の開催について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
第55回全国学校保健研究大会の
開催について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
2日
安田恒人先生叙勲祝賀会がホテル
仙台プラザで開催され、有海会長出席。
〃
3日
山形県腎友会設立30周年記念祝
賀会並びに第3回定期大会がオーヌマホテル
で開催され、有海会長出席。
〃 4日 第2回ICF合同研修会実行委員会
が山形市総合福祉センターで開催され、佐藤
常任理事出席。
〃
6日
乳がん検診中央委員会(テレビ会
議)を県医師会館他で開催。
〃
7日
第11回本会学術大会実行委員会
を県医師会館で開催。
〃
第4回山形県四師会禁煙推進委員
会が県歯科医師会館で開催され、中條常任理
事出席。
〃
国立病院機構山形病院重症心身障
害児施設協力会総会が同病院で開催され、市
村経理係長出席。
〃
8日
会報編集会議を県医師会館他で開
催。
〃
平成17年度(第1回)都道府県医
師会臨床検査精度管理担当理事連絡協議会が
日本医師会館で開催され、鈴木常任理事出席。
〃
佐藤兵衛先生の叙勲を祝う会が寒
河江市・ホテルシンフォニーで開催され、有
海会長出席。
〃 13日 第4回常任理事会を県医師会館で
開催。
〃 14日 第6回日医健康スポーツ医学委員
会が日本医師会館で開催され、中條常任理事
出席。
39
平成17年度山形県農薬危害防止
運動の実施について、各郡市地区医師会長宛
通知。
〃
平成17年度医療法第25条第1項
の規定に基づく立入検査の実施について、各
郡市地区医師会長宛通知。
〃 15日 マンモグラフィ読影講習会実行委
員会を県医師会館で開催。
〃
第1回山形県国民保護協議会幹事
会が自治会館で開催され、伊藤事務局長出席。
〃
国内における変異型クロイツフェ
ルト・ヤコブ病の発生を受けた献血の受入れ
に係る措置の実施に伴う血液製剤の回収等に
ついて、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
第13回「ノバルティス地域医療
賞」候補者の推薦依頼について、各郡市地区
医師会長宛通知。
〃
放送大学学生募集要項等を各郡市
地区医師会長宛送付。
〃 17日
第32回会員親睦ゴルフコンペを
ブラッサムガーデンクラブで開催。
〃 20日
平成17年度先天性代謝異常等検
査技術検討会が県衛生研究所で開催され、須
藤副会長出席。
〃 21日 医師国保組合通常組合会が県医師
会館で開催され、有海会長、松下・藤山理事
出席。
〃 22日 各郡市地区医師会における救急・
大規模災害等対策について、各郡市地区医師
会長宛通知。
〃 23・24日 第17回東北学校保健・学校医大会
が秋田ビューホテルで開催され、有海会長、
竹内・須藤副会長、佐藤常任理事出席。
〃 25日 山形県高齢者保健福祉推進委員会
が自治会館で開催され、有海会長出席。
〃
山形県医師会第9回協力貯蓄制度
について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃 26日
平成16年度日本医師会生涯教育
制度申告における「申告確認はがき」並びに
「修得単位集計票」について、各郡市地区医師
会長宛通知。
〃 27日 第4回全理事会並びに酒田地区医
師会との懇談会を、酒田市・十全堂社で開催。
40
〃
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
28日 日本医師会年金事業の普及推進運
動について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
禁煙指導医療機関の再調査方依頼
について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
「介護保険法の一部を改正する法
律(公布日施行部分)の施行」に伴う主治医
意見書の記載に係る留意事項について、各郡
市地区医師会長宛通知。
〃 29日 「介護保険法改正に伴う介護報酬
等見直し(平成17年10月実施)」に関する諮
問・答申について、各郡市地区医師会長宛通
知。
〃
第8回東北ブロック感染症危機管
理会議講演会の開催について、各郡市地区医
師会長宛通知。
〃
インフルエンザワクチンの安定供
給対策について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
必ずしも高度でない先進医療の特
定療養費化について、各郡市地区医師会長宛
通知。
〃
養鶏場の業務従事者等に対する健
康調査の実施について、各郡市地区医師会長
宛通知。
〃
平成17年度保健衛生功労者山形
県知事表彰候補者の推薦について、各郡市地
区医師会長宛通知。
〃
健康づくり・健康長寿に関する事
例集のためのアンケート調査協力依頼につい
て、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
「救急の日」
及び「救急医療週間」
の
実施について、各郡市地区医師会長宛通知。
〃
第59回東北医師会連合会総会並
びに学術大会の案内状を各郡市地区医師会長
並びに会員宛送付。
〃
在宅医療の推進のための実地研修
事業の委託について、各郡市地区医師会長宛
通知。
〃
厚生労働省「たばこ対策緊急特別
促進事業の実施について」各郡市地区医師会
長宛通知。
〃 30日
第50回山形県国保地域医療学会
がホテルメトロポリタン山形で開催され、有
海会長出席。
〃
第89回置賜医会がタスパークホ
テルで開催され、有海会長出席。
〃 30日・31日
第18回全国有床診療所連絡協議会総会が
リーガロイヤルホテル広島で開催され、竹内
副会長、佐藤常任理事出席。
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
41
会 員 異 動
7月31日現在会員数 1,709名
A会員 735名 B会員 910名 C会員 3名 準会員 61名
○ 会 員 訃 報
死 亡 年 月 日
平成17年7月31日
○ 入
月 日
4. 1
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
6. 1
6. 3
7. 1
〃
〃
〃
〃
〃
〃
○ 異
月 日
6.29
7. 1
〃
〃
〃
〃
〃
〃
7.11
7.15
7.19
○ 退
月 日
6. 3
郡市地区医師会
山
形
市
平
氏
沢
名
敏
享 年
80歳
会
郡市地区医師会
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
寒河江市西村山郡
山 形 大 学
山 形 大 学
山
形
市
山
形
市
天童市東村山郡
寒河江市西村山郡
北 村 山 地 区
米
沢
市
会員区分
準
準
準
準
準
準
準
準
準
準
準
準
B
準
準
B
B
A
B
準
B
氏
依知川
橋 本
近 藤
渡 邉
土 谷
藤 山
守 川
山
神 田
小 川
簡 野
峯 田
多 田
野 村
花 輪
田 中
藤 原
橋
安孫子
佐 伯
穂 坂
名
潔
透
芳 史
奈 美
大仁朗
純 一
新 人
太 三
秀 人
俊 一
宗 明
武 興
敏 彦
尚
千 智
眞 司
耕
和 晃
譲
和 則
雅 之
旧 勤 務 地
山形市
山形市
山形市
山形市
山形市
山形市
山形市
山形市
山形市
西置賜郡
山形市
山形市
山形市
山形市
山形市
山形市
宮城県
栃木県
埼玉県
東根市
米沢市
動
郡市地区医師会
寒河江市西村山郡
山
形
市
山
形
市
上
山
市
北 村 山 地 区
酒 田 地 区
酒 田 地 区
南陽市東置賜郡
山
形
市
新庄市最上郡
寒河江市西村山郡
会員区分
A→B
B→A
B
A
B
B→A
B
B
B
A
A
氏
名
狩
山
佐
吉
野
本
藤
井
橋
大 滝
新 澤
白 鳥
金 井
井 出
安孫子
房
江
崇
明
一
光
介
英
子
正
醇
平
英
晋
陽
圭
豊
正
備
考
会員区分変更
新規開業
医師会の異動
現住所変更
勤務先変更
新規開業
医師会の異動
勤務先変更
〃
施設所在地移転
施設名称変更
会
郡市地区医師会
新庄市最上郡
会員区分
B
氏
芦
名
田
宏
備
考(移転先)
神奈川県
42
山形県医師会会報 平成17年8月 第648号
編
集
後
記
まだマニフェストも、選挙演説も始まっていま
サァ選挙です!
郵政民営化法案が参議院で否決され、衆議院が
せんが、郵政民営化には賛成だが小泉首相のやり
解散された。参議院での責任を衆議院が取らされ
方がおかしいから反対したというのが都会での議
る。不出来な弟の代わりに兄貴が怒られるのか、
論であり、郵便局切捨てになるので、郵政民営化
それとも兄の不始末を弟が尻拭いさせられるのか。
には反対というのが田舎の意見でしょう。郵政民
どちらなのか判らないが、変な話です。自分が信
営化法案は、法律として不備なので反対という変
念を持って提出した法案を否決する事は、総理大
な反対もあるでしょう。
臣不信任と同じという小泉首相の意見は尤もです。
郵政民営化も必要ですが、医療福祉問題は一番
郵便事業を国家公務員がやる必要がないと思うし、
大事な問題と思います。選挙運動には、余り深入
自分の技能が進歩しないのに、毎年昇給する公務
りしないようにしてきた私としては、医療福祉問
員給与はおかしい。勤務態度もおかしい。民間に
題に対する立候補者の意見を聞いてから支持する
任せるのは大賛成です。
方を決めたい。
(佐藤
平成17年8月5日 印刷
平成17年8月10日 発行
山 形 県 医 師 会 会 報 第648号
¥ 525
本会会誌の誌代525円は、山形県医師
発
行
者
編集委員
〃
〃
〃
〃
発
有
竹
佐
三
中
佐
行
所
躬
輝
泰
一
明
紀
社団法人
行
博
司
郎
夫
嗣
山形県医師会
〒990-2432 山形市荒楯町一丁目8番9号
TEL 023-631-4350 FAX 023-631-4352
会会費賦課微収規程第2条別表に定め
る会費の中に含まれる。
海
内
藤
原
條
藤
泰司)
印
刷
所
㈱
誠
文
山形市本町一丁目7番50号
堂
印
刷