Apollo Twin USB ハードウェア・マニュアル

Apollo Twin USB ハードウェア・マニュアル
マニュアル・バージョン 150923
www.uaudio.com
Bill Putnam Jr. よりメッセージ
この度はあなたの音楽制作システムに、UAD リアルタイムプロセシングを実現する Universal Audio の
Apollo Twin USB ハイレゾリューションインターフェイスを加えて頂き、誠にありがとうございます。新しい
機材を導入するためには時間の投資と予算が必要であることは重々理解しています - 我々の目標は
投資に対して成果を上げることです。我々はユーザーのクリエイティブの中の一つの役割を果たせると
いう事実は、我々の努力の一つの成果であり、我々は、本機とともにあなたの一部となり、信頼いただ
けたことに感謝致します。
Apollo は、多くの点で UA が長い歴史の中で表現してきたものの最高の例の一つです。1950 年代に私
の父によってオリジナルの UA の創立からアナログ、デジタルオーディオテクノロジーの両方において
の最高を届けるというのが我々のビジョンです。長年の間に UA はアナログレコーディングデバイスの
中でも最も切望された作品のいくつかを生産しました。さらにクラシックなアナログハードウェアの中でも
っとも厳しいデジタルバージョンを提供するために最先端のデジタルシグナルプロセッシングを開発しま
した。アナログとデジタルの両方で我々独自の専門知識と経験は、非常に特別な何かを作り出すことを
可能にしました。
ハイクオリティのアナログフロントエンドをはじめとする、Apollo Twin USB の音響パフォーマンスが基盤
として機能します。Apollo Twin USB はリアルタイムに UAD プラグインを使用できる唯一のオーディオイ
ンターフェイスで、我々のプラグインを使用してトラッキングやミックスを行うことが可能ですが、これはま
だほんのスタートです。Fairchild や LA-2A コンプレッサーをベースにかけてトラッキングをしながら、
Neve® コンソールのチャンネルストリップをかけてモニターしたいと思いませんか?または、SSL チャン
ネルストリップをかけてトラッキングしているボーカルに Lexicon®のリバーブをかけてみてはいかがでし
ょうか?まったく問題ありません - これは Apollo だけが提供できるワークフローです。
UA は、テクノロジーが最終的にクリエイティブなプロセスの役に立たなければならないという考えへの
堅固な信念と献身さを持っています - バリアがあってはいけません。これはスタジオでの問題を解決
するためにオーディオ機材を発明した私の父の体現した理想です。テクノロジーは使いやすくなければ
ならず、邪魔になってはならないと、父は私に教えました。私はこれを考慮して「アナログワークフロー」
の Apollo コンソールソフトウェアを開発しました。コンソールにおけるワークフローの利便性がコンソー
ルリコールプラグインのような革新と共に使いやすさと素晴らしく生産的な経験を行える DAW との統
合に繫がると確信しています。
あなたが Apollo を知り、ご自身のクリエイティブなプロセスに組み込まれたことに誇りと興奮が伝わって
くることを願っています。また、今後数年間にわたって素晴らしいサウンド、素晴らしいプラグインととも
に使いやすさを提供し、あなたのクリエイティブな活動のお役に立てることを願っています。 ありがとう
ございます。
敬具
Bill Putnam Jr.
*すべての商標は、それぞれの所有者の財産として認識されています。個々の UAD パワードプラグインは、別売です。
Apollo Twin USB Hardware Manual
2
Welcome
ヒント: 任意のページ番号やセクションをクリ
ックすると直接ジャンプすることができます。
もくじ
Bill Putnam Jr よりメッセージ ................................................................................................................ 2
チャプター 1: はじめに .................................................................................................................4
Apollo Twin USB ..................................................................................................................................................4
Apollo Twin USB の特徴 ..................................................................................................................................5
操作について ........................................................................................................................................................7
Apollo Twin USB のマニュアルについて ....................................................................................................9
ウェブ・ドキュメンテーション ......................................................................................................................... 10
テクニカルサポート .................................................................................................................................. 11
チャプター 2: クイックスタート ................................................................................................ 12
クイックスタートについて ............................................................................................................................... 12
ハードウェア・セットアップ ............................................................................................................................. 13
ソフトウェア・セットアップ ............................................................................................................................... 14
インプットソースとモニターシステムに接続 ........................................................................................... 15
ハードウェア I/O レベルのセッティング ................................................................................................... 16
チャプター 3: コントロールと接続 ......................................................................................... 17
コントロールについて...................................................................................................................................... 17
トップパネル ................................................................................................................................................ 19
フロントパネル ........................................................................................................................................... 22
サイドパネル .............................................................................................................................................. 22
リアパネル........................................................................................................................................................... 23
チャプター 4: 仕様 ...................................................................................................................... 25
スペック表 .................................................................................................................................................................. 25
ハードウェア・ブロックダイアグラム .................................................................................................. 29
チャプター 5: トラブルシューティング .................................................................................. 30
チャプター 6: 注意事項 ............................................................................................................ 31
安全について重要な情報 ............................................................................................................................. 31
保証について ............................................................................................................................................. 32
メンテナンス ............................................................................................................................................... 32
修理サービス ..................................................................................................................................................... 32
Apollo Twin USB Hardware Manual
3
Table Of Contents
チャプター 1: はじめに
Apollo Twin USB
ハイレゾリューションでの音楽制作にアナログサウンドを加える
Apollo Twin USB は、いたるところに伝説的なアナログ
のスタジオサウンド、フィーリングやフローをクリエイター
に与え、デスクトップ・レコーディングを改革します。
Windows 用の 2x6 USB 3 オーディオインターフェイスは、
オンボードの UAD DUO プロセッサーと絶賛されている
Universal Audio の 24-bit/192 kHz オーディオ・コンバ
ージョンを備えています。 さらに UAD プロセッシングと
Unison™ テクノロジーを使用することにより Neve、
Studer、Manley、Lexicon などあらゆる UAD プラグイン
を使用して、ほぼレイテンシー無くレコーディングするこ
とができます。それは Neve、API、Universal Audio*によ
る新しいマイクプリアンプ・エミュレーションも含みます。
Universal Audio の画期的な Apollo Twin USB の
Unison テクノロジーは、世界中のユーザーに求められ
ているチューブとソリッドステート・マイクプリアンプの重
要なインピーダンス、ゲインステージの“スウィートスポ
ット”などコンポーネントレベルの回路の動作を再現した
トーンを提供します。
Apollo のマイクプリアンプとそのオンボード UAD プラグインのプロセッシングにより、これまで
にないハードウェアとの統合による Unison は、バンドルされている UA 610-B Tube Preamp
プラグインのような美しいエミュレーションを介してレコーディングする
ことができます。
OPTICAL IN
OFF
ON 12VDC
注: Unison に関する詳細な情報は、 Apollo ソフトウェア・マニュアルを参照してください。
Apollo Twin USB は、スマートな 2 基のクラス最高のマイク/ライン・プリアンプ、2 系統のアナロ
グ・ラインアウト、すべてのリスニング・レベルでフル・ハイリゾリューションのデジタルコントロー
ルによるアナログ・モニターアウト、オプティカル接続を介した最大 8 系統のデジタル・インプット
を備えています。オンボードの UAD-2 DUO によるプロセッシングにより、リアルタイムでのトラ
ッキングや、Pro Tools、Cubase、Ableton Live 等の DAW 上でのミックス時に UAD プラグイン
を使用することができます。
人間工学に基づいたデスクトップ・デザイン、堅牢なアルミニウム構造、及びフロントパネルの
ヘッドフォンや、楽器への接続において、Apollo Twin USB は適切なツールが適切な位置に配
置されています。
*Apollo Twin USB には、“Realtime Analog Classics” UAD プラグイン・バンドルが同梱されています。その他のプラグインは、
www.uaudio.com で別途販売されています。すべての商標はそれぞれの所有者に帰属します。
Apollo Twin USB Hardware Manual
4
Chapter 1: Introduction
Apollo Twin USB の特徴
主な特徴
•
デスクトップ 2 イン/6 アウト高品位 24 ビット/192kHz オーディオコンバージョンの USB 3 オーディオ
インターフェイス
•
ビンテージ・コンプレッサー、EQ、テープマシン、マイクプリアンプとギターアンプ・プラグインを使
用してほぼゼロレイテンシーでトラッキング可能
•
Windows コンピューターで高速帯域幅を使用可能にする USB 3 コネクター
•
Unison™テクノロジーは、クラシックなチューブとトランス・ベースのマイクプリアンプの素晴らし
いモデリングを提供します。
•
プレミアム・マイク/ラインプリアンプ×2;ラインアウト×2;フロントパネル Hi-Z インストゥルメント
インプットとヘッドフォンアウト
•
デジタルコントロールされたアナログアウトは、すべてのリスニングレベルで高解像度のオーディオ
を提供します。
•
オプティカル接続によって最大で 8 チャンネルのデジタルインプットを追加
•
妥協のないアナログ設計、優れたコンポーネント、製品全体をプレミアムクオリティで構築
•
UAD パワードプラグインは VST、RTAS、AAX64 対応のメジャーな DAW で使用可能
すべての機能
オーディオインターフェイス
•
最大 24 ビット、サンプルレート 192 kHz*
•
最大で 10 x 6 同時入出力
•
2 チャンネルアナログ- デジタル変換
• バランス・マイク/ラインインプット x 2
• Hi-Z インストゥルメントインプット x 1
•
6 チャンネルのデジタル ― アナログ変換:
• デジタルコントロールのステレオモニターアウト
• ステレオヘッドフォンアウト
• ラインアウト 3-4
•
8 チャンネルまでのデジタルインプット:
• 8 チャンネルまでの ADAT オプティカル(S/MUX 対応)、または
• 2 チャンネルの S/PDIF オプティカル
マイクプリアンプ
•
ハイリゾリューションでクリアなデジタルコントロールのアナログ・マイクプリアンプ×2
•
フロントパネルを含むプリアンプのすべてのパラメーターをソフトウェアでコントロール可能
•
切替式ローカットフィルター、48V ファンタム電源、20dB のパッド、フェイズの反転、ステレオリンク
*96 kHz maximum on S/PDIF digital inputs
Apollo Twin USB Hardware Manual
5
Chapter 1: Introduction
モニター
•
デジタルコントロールされたアナログモニターアウトは、最高の忠実度を提供
•
2 ヘッドホンアウトは独立したミックスバスを作成可能
•
ラインアウトプット 3-4 を独立したキューミックスに使用可能
•
モニターレベルとミュートをフロントパネルからコントロール
内蔵 UAD-2
•
2(DUO) SHARC DSP プロセッサー
•
すべてのアナログ / デジタル・インプットでリアルタイム UAD プロセッシング
•
•
DAW との使用時は、他の UAD-2 デバイスと同じ特徴と機能を提供
•
完全な UAD パワードプラグイン・ライブラリーは、UA オンラインストアで入手可能
UAD パワードプラグイン“Realtime Analog Classics Plus”をバンドル
ソフトウェア
Console アプリケーション:
•
リアルタイム UAD プロセッシングを使用したモニタリングとトラッキングが可能
•
Apollo Twin USB の機能や特徴をリモート・コントロール
•
DAW トラックをルーティングするための Virtual I/O は、Console を使用してトラッキング可能
•
独立した 2 つのステレオ AUX バス
Console リコール・プラグイン:
•
リコールのために DAW セッション内に Console セッティングを保存
•
DAW プラグインから Apollo Twin USB のモニター・コントロールに容易にアクセス
•
VST、RTAS、AAX 64 プラグイン・フォーマット対応
UAD Meter & Control Panel アプリケーション
•
グローバルな UAD セッティングとモニターシステムの使用状況を設定
Other
•
魅力的で耐久性のあるデスクトップ・フォーム
•
ロック式電源プラグは、偶発的な断線を防止
•
簡単なファームウェアのアップデート
•
1 年間の動作保証
同梱物
•
•
Apollo Twin USB 本 体
外部パワーサプライ:アメリカ、ヨーロッパ、イギリス、オーストラリア、中国で使用できるよう変換可
能
•
USB 3 SuperSpeed ケーブル
•
ゲッティングスタート URL カード
Apollo Twin USB Hardware Manual
6
Chapter 1: Introduction
操作について
オーディオインターフェイス
Apollo Twin USB は、世界トップクラスの 24 ビット/192 kHz のオーディオ変換を採用したプレ
ミアム 2x6、USB3 オーディオインターフェイスです。他のギアのインプットとアウトプットを接続
し、そのギアのシグナルを Apollo Twin USB 上でアナログ-デジタル(AD)変換、またはデジタ
ル-アナログ(D/A)変換します。デジタル・シグナルは、USB3 SuperSpeed ケーブルを使用し、
USB3 プロトコルによって超高速でホストコンピューターにルーティングされます。
Apollo Twin USB は、高性能 A/D-D/A 変換、DSP シグナル・リコンストラクションとホストとの
接続性を最新の技術によって提供し、Universal Audio の専門知識である DSP アクセラレー
ターや UAD パワードプラグインとアナログ機材のデザインにより高い効果をもたらします。
Apollo Twin USB は、トラッキングやモニタリング時に統合された DSP エフェクトとオーディオ
インターフェイスを使用するだけでなく、ミキシングやマスタリング時にも UAD-2 DSP アクセラ
レーターを使用することができます。
リアルタイム UAD プロセッシングについて
Apollo Twin USB では、リアルタイム UAD プラグインを使用することができます。Apollo
Twin USB の画期的な DSP + FPGA テクノロジーによって、2msec 以下のレイテンシーで
UAD プラグインを使用することができ、複数の UAD プラグインを使用してもレイテンシーを
増やすことなく使用することができます。
リアルタイム UAD プロセッシングにより、モニタリングやトラッキングの際の究極の環境を手
に入れることができるのです。
注:Apollo Twin USB は、他の UAD-2 デバイスと同じように UAD-2 アクセラレーター
上でのみ動作する UAD パワードプラグインをロードすることができます。ネイティブ
(ホストベース)プラグインを UAD-2 DSP 上で動作させることはできません。
Console ソ フ ト ウ ェ ア
Console ソフトウェア・アプリケーションは、ホストコンピューター上で動作し、Apollo Twin USB のオ
ーディオインターフェイスの I/O および多くの設定、ミキシング、リアルタイム UAD プロセッシング
とモニタリング・コントロールにアクセスするために使用します。Console のアナログ・スタイル
のワークフローは、使いやすいミキサー・インターフェイスで一般的によく使う機能にはすぐに
アクセスできるよう設計されています。
リアルタイム UAD プロセッシングは、Console 内だけで使用可能な特別な機能です。 Apollo
Twin USB のアナログとデジタル・インプットのすべてがリアルタイム UAD プロセッシングを行
なうことができ、リアルタイム・プロセッシングと Console のインプットは、レコーディングのため
に DAW にルーティングすることができます。
DAW のようなオーディオ・ソフトウェアを使用することなく Apollo Twin USB のインプットを(リア
ルタイム UAD プロセッシングの有無に関係なく)モニターできるよう、Console は Apollo Twin
USB のデジタル・ミキサーを制御することができます。
Console は Apollo Twin USB の持つパワーを最大限に引き出すために不可欠です。
Console とリアルタイム UAD プロセッシングを使用する方法についての詳細は、Apollo ソフト
ウェア・マニュアルを参照してください。
Apollo Twin USB Hardware Manual
7
Chapter 1: Introduction
DAW で UAD パワードプラグインを使用する
Apollo Twin USB と UAD プラグインは、Console を使用せずに DAW 内で使用することも可能
です。プロセッシングにホストコンピューターのプロセッサーを使用する代わりに Apollo Twin
USB の DSP を使用する以外は、その他の(ネイティブ)プラグインと同様に動作します。この
使用方法の場合、UAD プラグインは I/O ハードウェア・バッファリングによるレイテンシーの影
響を受けます。
DAW で UAD パワードプラグインを使用する詳細の情報については、UAD システム・マニュア
ルを参照してください。
スタンドアローンで使用する
Console アプリケーションは、すべての Apollo Twin USB の機能を使用するために必要とさ
れますが、ハードウェアユニットは、ホストコンピューターへ USB3 接続なしで制限された機
能を備えたデジタルミキサーとして使用することができます。
Apollo Twin USB は、電源を落とし、再度投入するまで、アクティブな I/O アサイン、シグナルルーテ
ィング、モニター設定を、内部のファームウェアに保持します。したがってホストコンピューターを接続
していなくても最後に使用した設定を使用することが可能です。
プラグイン・ファイルはホストコンピューター上に存在するため、UAD プラグインがパワーダウ
ンしている時には保持されないことにご注意ください。しかし、ホストシステムとの接続は失わ
れる(USB3 ケーブルが抜かれる)時、UAD プラグインが動作中であれば、Apollo Twin USB
の電源が落とされるまで使用中の USB プラグイン・インスタンスはアクティブなままです。
Apollo Twin USB Hardware Manual
8
Chapter 1: Introduction
Apollo Twin USB のマニュアルについて
すべての Apollo についてのマニュアルは広範囲に渡り、その内容は機能の分野によって分けられています。各分野
は、別々のPDF ファイルを有しています。各ファイルの概要、またはそれらにどのようにアクセスするかについてはこのセ
クションで説明します。
注:技術情報を含む広範囲なウェブ・ドキュメンテーションも使用可能です。
Apollo マニュアル・ファイル
注: すべてのマニュアルは、PDF 形式です。PDF ファイルは、Adobe Reader などフリーの PDF リ
ーダー・アプリケーションが必要です。
Apollo ハードウェア・マニュアル
各 Apollo モデルは、固有のハードウェア・マニュアルを有しています。Apollo ハードウェア・マニュアルは、特定の
Apollo モデルの完全なハードウェア関連の詳細が含まれてており、詳細なハードウェア機能の説明、コントロール、
コネクター、および仕様が記載されています。
注: 各ハードウェア・マニュアルでは、ファイル名に各 Apollo モデル名が含まれます。
Apollo ソフトウェア・マニュアル
Apollo ソフトウェアマニュアルは、Apollo ハードウェア・マニュアルに関連したガイドです。Apollo のソフ
トウェアをどのように設定し、Console アプリケーションをどのようにコントロールし、Console リコール・
プラグインを使用するかという詳細な情報を記載しています。これらのソフトウェアツールを操作して
Apollo のオーディオインターフェイス機能を DAW 環境に統合するためにこのソフトウェア・マニュアルを
参照してください。
UAD システム・マニュアル
UAD システムマニュアル(PDF のみ)は、Apollo の UAD-2 機能に関する取扱説明書で、全体の UAD
プロダクトラインに適用されます。UAD デバイスや、UAD メーター&コントロールパネル・アプリケーショ
ンを設定することや、DAW 内で UAD パワードプラグインを使用する方法、または UA のオンラインストア
でオプションのプラグインをオプションのプラグインライセンスを得る方法等を説明しています。また、
Apollo 特有の情報と個々の UAD パワードプラグインの説明以外の UAD についてのすべての説明を記
載しています。
UAD プラグイン・マニュアル
すべての個々の UAD パワードプラグインの特徴や機能については、UAD プラグイン・マニュアル(PDF
のみ、新しいプラグインの場合は個々のファイルとして用意)に記載されています。各プラグインの操作
やコントロール、ユーザーインターフェイスについて知るにはこのマニュアルを参照してください。
ダイレクトデベロッパー・プラグイン
UAD パワードプラグインは、弊社のダイレクトデベロッパー・パートナーによるプラグインも含まれています。
これらサードパーティによるプラグインの マニュアルは、プラグインの開発者自身によって作成され、独立
したファイルとなっています。これらのプラグインのファイル名は、プラグイン名と同じタイトルです。
Apollo Twin USB Hardware Manual
9
Chapter 1: Introduction
インストールされるドキュメントのロケーション
これらの方法の中のいずれかを使用してインストールしたドキュメントへアクセスすることができます。:
•
UAD Meter & Control Panel アプリケーション内のヘルプ・メニューにある“View
Documentation”を選択してください。
•
•
•
Console アプリケーション内のヘルプ・メニューから“Documentation”を選択してください。
Windows スタートメニュー>すべてのプログラム>UAD Powered Plug-Ins>Documentation
マニュアルは、オンラインでも使用することができます。:
www.uaudio.com/support/manuals.html
ウェブ・ドキュメンテーション
Apollo に関する最新の技術情報は、Universal Audio のウェブサイト上に掲載されています。サポート・
ページには、アップデートや、他の出版物では得られない最新情報を含んでいます。最新のニュースを
ご覧になるために下記ページにアクセスしてください。:
・www.uaudio.com/support/
UAD ユーザーフォーラム
非公式の UAD フォーラムは、オンラインでヒントや情報の交換を行うことができます。:
・www.uadforum.com
Apollo を使用するための参考になる多くのインフォメーション・ビデオがオンラインで見ることができます。
・Universal Audio Support Channel
Apollo Twin USB Hardware Manual
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Chapter 1: Introduction
テクニカルサポート
ユニバーサルオーディオは、無料のカスタマーサポートを登録頂いたすべての Apollo ユーザーに
提供します。電子メール、または弊社の通常の営業時間内(月曜日~金曜日の午前 9 時から午後
五時:太平洋標準時)では、弊社のサポートスペシャリストの電話によるサポートを受けることがで
きます。
メールサポート
電子メールを介したオンラインサポートを必要とする場合、以下のヘルプチケット・フォームへのリンクをクリッ
クしてください。:
•
https://www.uaudio.com/my/support/create/
あるいは、www.uaudio.com/support を訪れ、その後、ヘルプチケットを作成するためにウェブページの
右側になる青色の“サポートチケットを送る”ボタンをクリックしてください。
電話サポート
USA toll-free:
国際電話:
Germany, Austria, Switzerland:
Apollo Twin USB Hardware Manual
+1-877-698-2834 (1-877-MY-UAUDIO)
+1-831-440-1176
+3-120-800-4912
11
Chapter 1: Introduction
チャプター 2: クイックスタート
クイックスタートについて
Apollo Twin USB ハードウェアとソフトウェアのインストールとセットアップは、以下の主要なステップで構
成されています。これらのステップはこのチャプターで説明しています。
1. ハードウェア・セットアップ: Apollo Twin USB ハードウェアを接続して電源を入れてください。
2. ソフトウェア・セットアップ: Apollo Twin USB ソフトウェアをダウンロードしてインストールして
ください。
3. インプット・ソースやモニターシステムへの接続
4. ハードウェア I/O レベルの設定: 入出力レベルを調整する方法を説明しています。
Apollo Twin USB Hardware Manual
12
Chapter 2: Quick Start
ハードウェア・セットアップ
適切な設置場所の選択
•
Apollo Twin USB を平らな位置に置き、下の足はユニットの下の空気の流れを保ちます。
•
しっかりとした机の上に置き、トップパネルのコントロールを操作する圧力に耐えら
れるに十分なものの上に置いてください。
•
接続するケーブルのためにユニットの背後に十分なスペースを残してください。
•
ユニットのサイドパネル、底面にある通気口をふさがないでください。
コンピューターと電源への接続
注意: Apollo Twin の電源を入れる前に、モニタースピーカーの音量を下げ、ヘッドフォ
ンを耳から外してください。
1. Apollo Twin USB とホストコンピューターの USB3 ポートを付属の USB 3 SuperSpeed
ケーブルで接続し、ケーブルの両端がきちんと挿入されていることを確認してください。
2. AC コンセントに付属の電源ケーブルを接続します。(Apollo TwinUSB はバスパワ
ーでは動作しません)
3. Apollo Twin USB のリアパネルにある電源入力ジャックにロックバレル式電源ケー
ブルを接続してください。:
a) ジャックの切れ目をバレルコネクターのタブに合わせて挿入してください。
b) 接続したバレルコネクターを右回りに回すとケーブルが固定され、不意に抜けてしま
うことがありません。
4. 重要: ロッキング・バレルのタブが本体のスロットと合わせられ、バレルが確実に挿入された後
に、コネクターを固定するためにバレルを回転させてください。
1.
バレルタブの位置を合わせる
2. バレルを回してロックする
12VDC
5. リアパネルの電源スイッチを使用して Apollo Twin に電源を入れてください。
6. ソフトウェアのインストールとセットアップを行ってください。(次ページ参照)
Apollo Twin USB Hardware Manual
13
Chapter 2: Quick Start
ソフトウェアのセットアップ
注:このページの項目は、Apollo ソフトウェア・マニュアルに記載されています。関連する情報につ
いては Apollo Twin USB ソフトウェアマニュアルを参照してください。
システム必要要件
Apollo Twin USB が正常に動作するようにすべてのシステム要件が満たされなければなりません。イ
ンストールに進む前に Apollo ソフトウェア・マニュアルのシステム必要要件を参照してください。
ソフトウェアのインストール
ソフトウェアは、ハードウェアと UAD プラグインを使用するためにインストールする必要があります。
UAD パワードプラグイン・ソフトウェアのインストーラーは、Apollo Twin USB ソフトウェアやドライバー
が含まれています。
重要: ソフトウェアをインストールする前に Apollo Twin USB を接続し、電源を入れていください。
最新版の UAD パワードプラグイン・ソフトウェアインストーラーを手に入れるには以下の URL をご覧くだ
さい:
• www.uaudio.com/downloads
Registration and Authorization
Apollo Twin USB は UAD-2 機能を使用する際、アンロックするために my.audio.com に登録を行い、
オーサライゼーションを行わなければなりません。ウェブブラウザーによるレジストレーションとオーサ
ライゼーションは、UAD ソフトウェアによって、初めてデバイスを接続した時に自動的に行われます。
システム・コンフィグレーション
DAW や関連した機材と統合する方法など、Apollo Twin USB システムをセットアップする詳細な情報につ
いては、Apollo ソフトウェア・マニュアルに記載されています。
Console アプリケーション
付属の Console アプリケーションは、Apollo Twin USB ハードウェア用のソフトウェア・インターフェイス
です。Console は、Apollo Twin USB とそのデジタルミキシング、モニタリング、リアルタイム UAD プロ
セッシング機能をコントロールします。Console は、サンプルレート、クロックソース、リファレンス・レベ
ルなどの Apollo Twin USB I/O の設定を行なうためにも使用します。
Console を操作する方法についての詳細は、Apollo ソフトウェア・マニュアルを参照してください。
UA サポート・ビデオ
Apollo Twin USB を使用するための多くの情報を持つビデオをオンラインで視聴することができます。:
• www.uaudio.com/support/
Apollo Twin USB Hardware Manual
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Chapter 2: Quick Start
インプットソースとモニターシステムに接続
典型的なセットアップ例を紹介します。Apollo Twin USB のコネクターとすべてのコントロールに
関する詳細な情報はチャプター 3:コントロールとコネクターを参照してください。
一般的な接続セットアップ
Apollo Twin USB Hardware Manual
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Chapter 2: Quick Start
ハードウェア I/O レベルのセッティング
このセクションでは、ハードウェア・インプット(マイク、ライン、Hi-Z)のインプットゲイン・レベルの
設定や、ハードウェア・アウトプット(モニター、ヘッドフォン)の音量レベルの調整を行う方法を
説明します。コントロールの名称や番号については、トップパネルの図を参照してください。
重要:先に進む前に、モニタースピーカーの音量を下げ、ヘッドフォンを耳から外してください。
インプットゲインの設定
1. チャンネル・インジケーター(3)がチャンネル(CH1、CH2)を表示するまで、PREAMP ボタ
ン(9)を押して調整するインプットチャンネルを選択します。
2. インプットタイプ・インジケーター(5)が目的のインプット・ジャック(*下記参照)を表示する
までインプットセレクト・ボタン(11a)を押してインプットタイプを選択します。
3. チャンネル(4)のインプット・メーターが最大限に近づくよう、赤いクリップ LED が点灯しな
い程度までレベル・ノブ(1)を上げてチャンネルゲインを調節してください。レベルが高過
ぎる場合、パッド(11)を有効にしてクリッピング(赤い“C”LED が点灯)を避けてください。
4. 他のインプットチャンネルのインプットゲインを調節するには 1~3 の手順を繰り返してください。
アウトプットボリュームの設定
1. MONITOR ボタン(10)を押すとモニターセレクト(6)またはヘッドフォンセレクト(8)イ
ンジケーターのどちらかが点灯し、調整するアウトプットボリュームをモニター、ヘッド
フォンのどちらか)選択することができます。
2. 必要なボリュームになるまでレベル・ノブを上げることで音量をコントロールします。(スピ
ーカー自体の音量調整も必要です)
3. 他のアウトプットボリューム(モニター、ヘッドフォン)を調整するには 1~2 の手順を繰り返してください。
モニターアウトプットのミュート(およびミュート解除)
1. MONITOR ボタン(6)を押して、モニターアウトプットを選択してください。
2. モニターアウトプットをミュートするには、レベル・ノブ(1)を押してください。モニターが
選択(6)されてミュートされている場合、ボリュームレベル・インジケーターLED(2)は赤
くなります。
3. モニターが選択されている時に、モニターのミュートを切り替えるには、レベル・ノブ(1)を押し
てください。
注意事項:
• ¼” モノの TS(tip-sleeve)プラグをフロントパネルの Hi-Z インストゥルメント・ジャック
(12)に接続した場合、自動的にチャンネル 1 のマイク、ライン・インプットを無効にして
Hi-Z インプットが選択されます。
• ステレオソースを接続する時、両方のチャンネルを同時にコントロールするためにインプット
を選択した後にリンク・ボタン(11)を押してください。
• ラインアウト 3 と 4 は、ソフトウェア(Console や DAW)のみがアクセス可能です。
次は?
オーディオインターフェイスの設定を行う方法や、Console アプリケーションの使用方法、リアルタイム
UAD プロセッシングについては Apollo ソフトウェアマニュアル を参照してください。
Apollo Twin USB Hardware Manual
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Chapter 2: Quick Start
チャプター 3:コントロールと接続
Apollo Twin USB ハードウェアのコントロールや、フロントパネル、リアパネル上のすべてのコネ
クタージャックについての詳細な説明はこの章で説明します。
注: インプットゲイン・レベル(マイク、ライン、Hi-Z)とアウトプットボリューム(モニター、ヘッドフ
ォン)を設定するには、ハードウェア I/O レベルのセッティングを参照してください。
コントロールについて
いくつかの Apollo Twin USB のコントロールは複数の機能を持っています。各機能は、使用
中のモードや、そのモード内での設定によって異なります。特定の機能を制御するには、該当
するコントロールがアクティブにされていなければなりません。
動作モード
Apollo Twin USB のトップパネルには、プリアンプとモニターの 2 つの動作モードがあります。:トッ
プパネルにあるコントロールの機能は、アクティブな動作モードによって異なります。アクティブなモ
ードは PREAMP、MONITOR ボタンで選択することができます。モードを選択するには、各ボタンを
押してください。各モードについては、以下に詳述します。
注:すべてのトップパネルの機能は、対になっているソフトウェア、Console ソフトウェ
ア・アプリケーション内から(モードを変えることなく)同時に操作することができます。
詳細については、Apollo ソフトウェアマニュアルを参照してください。
プリアンプ・モード
Apollo Twin がプリアンプ・モードになっている場合、すべてのトップパネル・コントロール
はインプット機能に関連して動作します。インプット機能を調節するためには、PREAMP ボ
タンを押してプリアンプ・モードに切り替え、インプット・コントロールをアクティブにしてくださ
い。
注:プリアンプ・モードでは、モニター、ヘッドフォン機能をコントロールすることはできません。
プリアンプ・チャンネル
Apollo Twin は、2 つのアナログインプット・チャンネルと 1 セットのインプットチャンネル・コントロ
ールがあり、選択しているチャンネルのすべてのチャンネル機能を調整します。選択チャンネ
ルを切り替えることでもう一方のチャンネルをコントロールすることができます。
チャンネル・セレクション
選択中のチャンネルは、メインディスプレイ左側のインプット・メーター上で
CH1、または CH2 と表示されます。トップパネルのコントロールは、選択され
ているチャンネルの機能を調節するために使用します。
プリアンプ・モードの時、選択するチャンネルを変更するには PREAMP ボタン、
またはレベル・ノブを押してください。もう一度押すと、他のチャンネルへ移動します。
Apollo Twin USB Hardware Manual
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Chapter 3: Controls & Connectors
インプットタイプ
各チャンネルに、それぞれ 1 つのプリアンプが搭載されています。マイク、またはライン・
インプットをプリアンプのインプット・ソースとして使用可能です。インプット・ソースの選択
は、INPUT SELECT ボタンを押して行います。選択しているインプット・ソースは、インプッ
ト・メーター下のインジケーターで表示されます。
チャンネル 1 のみが Hi-Z インストゥルメント・インプットを使うことができます。インスト
ゥルメントのケーブルをフロントパネルの Hi-Z インプットに接続すると自動的に Hi-Z イ
ンプットが選択されます。
プリアンプ・オプション
2 つのインプットチャンネルは、トップパネルの下部
にそれぞれ 6 つのボタンによってアクティブにできる
様々なプリアンプ・オプションがあります。
プリアンプ・オプションの状態は、プリアンプオプション・ボタン上のディスプレイ・パネルに表示されま
す。使用されているオプションは明るく光ります。
すべてのプリアンプ・オプションがすべてのインプットタイプに使用できるわけではありません。詳細
については、このチャプター後半の“トップパネルのコントロール”を参照してください。
モニター・モード
Apollo Twin USB がモニター・モードの時は、すべてのトップパネル・コントロールはアウトプット機
能に関連して動作します。アウトプット機能を調節するためには、MONITOR ボタンを押してモニタ
ー・モードに切り替え、モニター・コントロールをアクティブにしてください。
注:モニター・モードでは、インプット機能をコントロールすることはできません。
重要: Apollo Twin USB のモニターやヘッドフォン・アウトプットのボリュームを調整するにはモニ
ター・モードにする必要があります。
アウトプット・タイプ
Apollo Twin USB には、モニターと、ヘッドフォンという 2 つのメイン* ステレオアウトプット・タイプがあります。
レベル・ノブは、各アウトプット・タイプの音量レベルを調整するために使用され、選択しているアウトプットの
音量を調整します。選択を切り替えることでもう一方のアウトプットボリュームを調整することができます。
注: *ライン・アウトプット 3 と 4 は、ソフトウェアでのみコントロールすることができます。
モニターセレクト
選択しているアウトプット・タイプは、アウトプット・メーターの上下にあるインジケーターが
点灯して表示します。レベル・ノブは、選択しているアウトプットの音量を調節します。
モニター・モードで、選択しているアウトプットを変更するには MONITOR ボタンを押して
ください。もう一度押すと、再度アウトプットを切替えます。
モニターミュート
MONITOR が選択されている時に、ステレオモニター・アウトプットをミュートするにはレベル・ノブを押
してください。モニターアウトプットがミュートされた時にレベルインジケーター(ノブの周りの LED リン
グ)は、緑色から赤色に変わります。もう一度押すとミュートを解除します。
Apollo Twin USB Hardware Manual
18
Chapter 3: Controls & Connectors
トップパネル
このセクションで行うコントロールの説明については、下図を参照してください。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
Apollo Twin USB’のトップパネル
(1) レベル・ノブとスイッチ
レベル・ノブとスイッチは複数の機能をコントロールします。ノブの機能は、PREAMP(9)と
MONITOR(10)ボタンで選択します。
選択した機能の値を上げるには時計回りに回します。モニター(6)が選択されている時、押すとモニタ
ーアウトプットがミュート/ミュート解除を切替えます。プリアンプ(3)が選択されている時は、チャンネ
ル 1 と 2 を交互に切替えます。
Unison 機能との統合:レベル・ノブは、Unison 対応の UAD プリアンプ・プラグインをコン
トロールするために使用することができます。Unison についての詳細な情報は、 Apollo
ソフトウェアマニュアル を参照してください。
(2) プリアンプゲインとボリュームレベル・インジケーターLED
レベル・ノブの周りの LED は、選択した機能の相対的なレベルを表示します。(インプット・プリアンプ
ゲイン、モニター/ヘッドフォンの出力ボリューム)
注: モニターを選択中に、アウトプットがミュートされるとインジケーターLED は赤に変わります。
Apollo Twin USB Hardware Manual
19
Chapter 3: Controls & Connectors
(3) チャンネルセレクト・インジケーター
選択されているインプットチャンネルは、インプット・メーター上部でチャンネル名を点灯します。
PREAMP ボタン(9)を押してチャンネル 1 と 2 を切替えてください。
ヒント: プリアンプ・モード時にはレベル・ノブ(1)を押してチャンネル 1/2 を切り替えることもできます。
(4) インプット・メーター
インプットチャンネル 1 と 2 のインプットシグナル・レベルを表示します。赤いクリップ LED が点灯
している場合、チャンネルのプリアンプゲイン(レベルの設定を参照)を下げてください。
(5) インプットタイプ・インジケーター
このインジケーターは、どのインプットタイプ(マイク、ライン、Hi-Z)がアクティブになっているかを表
示します。インプットタイプを変更するには、インプットセレクト・ボタン(11a)を使用してください。
注: Hi-Z イ ン プ ッ ト は チ ャ ン ネ ル 1 で の み 使 用 可 能 で す 。
(6) モニターセレクト・インジケーター
このインジケーターが点灯している時、レベル・ノブ(1)は、ボリュームとモニターアウトプット(15)の
ミュートをコントロールします。モニター・コントロールをアクティブにするには MONITOR ボタン(10)
を押してください。
(7) ステレオアウトプット・メーター
メインのステレオシグナルアウトプット・レベルを表示します。* メインのアウトプット・レベルは、モニタ
ーとヘッドフォンボリューム・レベルから独立しています。アウトプット・メーター上部の赤いクリップ LED
が点灯している場合、アウトプットに供給しているレベルを下げてください。
*例外: HEADPHONE が、Apollo Twin 上で選択され、Console のヘッドフォン・ソースが“HP”に設定
されている場合、このアウトプット・メーターは Console のヘッドフォン・センド、または DAW からのヘ
ッドフォン・バスのレベルを表示します。
(8) ヘッドフォンセレクト・インジケーター
このインジケーターが点灯している場合、レベル・ノブ(1)はヘッドフォン・アウトプット(13)のボリュームを
コントロールします。ヘッドフォンのコントロールをアクティブにするには、MONITOR ボタン(9)を押してく
ださい。(ボタンを 2 回押す必要がある場合もあります)
(9) PREAMP ボタン
インプットチャンネル・コントロールをアクティブにするには、PREAMP ボタンを押してください。チャン
ネル 1 と 2 の間を切り替えるには、もう一度ボタンを押します。
ヒント: レベル・ノブ(1)を押してチャンネルを切り替えることができるのは、プリアンプ・モード(インプ
ットコントロールがアクティブ)になっているときのみです。
(10) MONITOR ボタン
MONITOR ボタンを押して、レベル・ノブ(1)でボリュームのコントロールを可能にします。もう一度押すとモ
ニターとヘッドフォンのボリューム・コントロールを交互に切替えます。
ヒント: インジケーター(6、8)はどちらのボリューム(モニター、ヘッドフォン)をレベル・ノブ(1)
でコントロールしているか表示します。
Apollo Twin USB Hardware Manual
20
Chapter 3: Controls & Connectors
(11) プリアンプオプション・ボタン
インプットチャンネルを選択した場合、これら 6 つのボタンは以下の a~f までの 6 つのプリア
ンプ・オプションをコントロールします。インジケーターが点灯しているオプションが有効になっ
ています。MONITOR(6)や HEADPHONE(8)が選択された場合、プリアンプ・オプションは変
更できなくなり、ディスプレイのこの部分は消灯します。
Unison インテグレーション: プリアンプ・オプションは Unison 対応プリアンプ・プラグインをコ
ントロールするためにも使用することができます。Unison に関する詳細な説明は、 Apollo ソ
フトウェアマニュアル を参照してください。
このセクションで行うコントロールの説明については、下図を参照してください。
a
b
c
d
e
f
Apollo Twin USB プリアンプ・オプション
(a) インプットセレクト
チャンネルに使用するインプットを選択します。ボタンを押してマイクとライン・インプットと切り替
えることができます、インプットタイプ・インジケーター(5)に選択中のインプットが表示されます。
¼” モノ(tip-sleeve) プラグをフロントパネルの Hi-Z インストゥルメント・ジャック(12)に接続すると自動
的に Hi-Z インプットが選択されます。
注: Hi-Z イ ン プ ッ ト は チ ャ ン ネ ル 1 に の み 使 用 可 能 で す 。
(b) ローカット・フィルター
カットオフ・フリーケンシーが 75Hz のローカット(ハイパス)・フィルターを有効にします。
(c) +48V
マイク・インプット用の 48 ボルト・ファンタム電源を供給します。ファンタム電源は通常、コンデン
サーマイクに必要とされます。+48 はマイク・インプットにのみ使用可能です。
注意:不必要なマイクの損傷を防ぐために必要な場合以外は、ファンタム電源を有効にしないでく
ださい。
(d) パッド
インプットシグナルのレベルを 20dB アッテネーションします。パッドはライン、Hi-Z インストゥル
メント・インプットには使用できません。
(e) 極性 Ø
インプットシグナルの極性(フェイズ)を反転させます。
(f) リンク
インプット 1 と 2 をリンクし、両方のチャンネルをステレオペアとして調整可能にします。
注: Hi-Z ジャック(12)に接続されている場合にはリンクを使用することはできません。
Apollo Twin USB Hardware Manual
21
Chapter 3: Controls & Connectors
フロントパネル
このセクションで行うコントロールの説明については、下図を参照してください。
12
13
Apollo Twin USB のフロントパネル
(12) Hi-Z インストゥルメント・インプット
ギター、ベースなどのハイインピーダンス楽器を接続します。このジャックに楽器を接続すると、
自動的にチャンネル 1 のマイクとライン・インプットは無視されます。
Hi-Z インプットのレベルは、マイク/ライン・インプットと同じ方法で設定します。
注:ジャックは ¼” モノ (tip-sleeve) プラ グを使用 して くだ さい 。
(13) ヘッドフォン・アウトプット
¼” ステレオ・ヘッドフォンを接続してください。MONITOR ボタン(10)で HEADPHONE(8)を選択した場合、
ボリュームはレベル・ノブ(1)で設定します。
サイドパネル
セキュリティロック・スロット
サイドパネルにある盗難防止のセキュリティスロットは一般的な Kensington ロックを接続するこ
とができます。
Apollo Twin USB Hardware Manual
22
Chapter 3: Controls & Connectors
リアパネル
このセクションで行うコントロールの説明については、下図を参照してください。
注:リアパネルのすべての¼” ジャックは、アンバランス TS (tip-sleeve)、またはバラン
ス TRS (tip-ring-sleeve) 接 続 を 使 用 し ま す 。
20
19
USB 3
LINE OUT
3
MONITOR
L
4
R
MIC/LINE 2
MIC/LINE 1
OPTICAL IN
POWER
18
OFF
ON 12VDC
17
16
15
14
Apollo Twin USB’s rear panel elements
(14) MIC/LINE インプット 1/2
チャンネル 1 と 2 のジャックは、マイク・インプットに使用するオスの XLR プラグ、またはライン・
インプットに使用する ¼” フォーンプラグのどちらかを接続可能です。
各チャンネル(マイク、ライン)に使用するインプットは、インプットタイプ・ボタン(11a)で決定し
ます。
警告: 機材の故障やトラブルを防ぐために XLR インプットを接続、切り離す前にチャンネ
ル上の+48V ファンタム電源を無効にしてください。
(15) MONITOR アウトプット
パワードスピーカー(またはスピーカーアンプ)を接続します。MONITOR ボタン(10)でモニタ
ーを選択した時にレベル・ノブ(1)でレベルを設定できます。
(16) LINE OUT 3 / 4
この¼” フォーン・アウトプットは、ソフトウェアを介してアクセスします。LINE OUT3 と 4 は、他の機材に
オーディオ信号を送るために使用します。
(17) 電源インプット
付属のパワーサプライを接続します。(Apollo Twin はバスパワーでは動作しません)不用意
に外れないようコネクターを回転させてロックしてください。
重要: ロッキング・バレルのタブが本体のスロットと合わせられ、バレルが確実に挿入され
た後に、コネクターを固定するためにバレルを回転させてください。
Apollo Twin USB Hardware Manual
23
Chapter 3: Controls & Connectors
(18) POWER スイッチ
このロック・スイッチは、Apollo Twin USB に電力を与えます。使用しない時は OFF に切り替えてく
ださい。
注意: Apollo Twin の電源をオンにする前にモニタースピーカーの音量を下げ、ヘッドフォンを
耳から外してください。
(19) OPTICAL IN
他の機材からのオプティカル ADAT や S/PDIF アウトプットを接続するための TOSLINK 入力です。
注: 使用するプロトコル(ADAT、または S/PDIF)は、Console セッティング・ウィンドウ
で指定可能です。
(20) USB 3 ポート
付属の USB 3 SuperSpeed ケーブルを使用して、本機の USB 3 タイプ B ポートとホストコンピ
ューターの USB 3 タイプ A ポートを接続してください。
重要: ホストコンピューターに Apollo Twin USB を接続する際は USB 3 SuperSpeed
ケーブルを使用してください。USB 2 ケーブルは使用できません。
Apollo Twin USB Hardware Manual
24
Chapter 3: Controls & Connectors
チャプター 4: 仕様
すべての仕様は特に明記が無い限り典型的なパフォーマンスです。そして次の状況下でテストされて
います:バランス出力を使用して 48kHz 内部サンプルレート、24 ビットサンプルデプス、20kHz 測定帯
域幅
システム
I/O 仕様
マイク入力
2
アナログライン入力
2
Hi-Z 入力
1
アナログライン出力
2
アナログモニター出力
2(1 ステレオペア)
ヘッドフォン出力
1 ステレオ
デジタル入力ポート(TOSLINK オプティカル)
1(ADAT 、 S/PDIF、選択式)
USB 3 ポート
1
A/D – D/A 変換
対応サンプルレート(kHz)
44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192
A/D ビット当たりのサンプルレート
24
同時 A/D 変換
2 チャンネル
同時 D/A 変換
6 チャンネル
アナログのラウンドトリップレイテンシー
1.1 ミリセコンド(サンプルレート/96 kHz )
4 つの UAD-2 プラグインがシリアル接続した Console
アプリケーション使用時のレイテンシー
1.1 ミリセコンド(サンプルレート/96 kHz )
(続く)
Apollo Twin USB Hardware Manual
25
Chapter 4: Specifications
アナログ I/O
周波数レスポンス
20 Hz – 20 kHz, ±0.1 dB
ライン入力 1 & 2
コネクター・タイプ
¼” メス、TRS バランス( XLR/TRS コンボ)
ダイナミック・レンジ
117.5 dB (A–weighting)
S/N 比
117.5 dB (A–weighting)
THD + N
–108 dBFS
CMRR
60 dB 以上 (10’ ケーブル)
デフォルト・インプットインピーダンス
10K Ω
ゲインレンジ
+10 dB ~ +65 dB
リファレンス・レベル
+4 dBu
最大インプット・レベル
+20.2 dBu
マイク入力 1 & 2
コネクター・タイプ
XLR メス、ピン 2 ポジティブ( XLR/TRS コンボ)
ファンタム電源
+48V (インプットごとに切替)
ダイナミックレンジ
118 dB (A–weighting)
S/N 比
118 dB (A–weighting)
THD + N
–110 dBFS
等価入力ノイズ
–127 dB
CMRR
70 dB 以上(10’ ケーブル)
デフォルト・インプットインピーダンス
5.4K Ω(Unison プラグインによっって可変)
ゲインレンジ
+10 dB ~ +65 dB
パッド・アッテネーション(インプットごとに切替)
20 dB(Unison プラグインによっって可変)
最大インプット・レベル
+26 dBu (最小ゲイン、パッド有効時)
Hi-Z 入力
コネクター・タイプ
¼” メス TS アンバランス
ダイナミック・レンジ
117 dB (A–weighting)
S/N 比
117 dB (A–weighting)
THD + N
–101 dBFS
インプット・インピーダンス
1M Ω(Unison プラグインによっって可変)
ゲインレンジ
+10 dB ~ +65 dB
最大インプット・レベル
+12 dBu
(続く)
Apollo Twin USB Hardware Manual
26
Chapter 4: Specifications
アナログ I/O
周波数レスポンス
20 Hz – 20 kHz, ±0.1 dB
ライン出力 3 & 4
コネクタータイプ
ダイナミックレンジ
¼” メス TRS バ ラ ン ス
SN 比
118 dB (A–weighting)
THD+N
–107 dBFS
ステレオレベル・バランス
±0.05 dB
アウトプット・インピーダンス
600 Ohms
最大アウトプット・レベル
20.2 dBu
118 dB (A–weighting)
モニター出力 1 & 2
コネクタータイプ
ダイナミックレンジ
¼” メス TRS バ ラ ン ス
SN 比
115 dB (A–weighting)
THD+N
–105 dBFS
ステレオレベル・バランス
±0.05 dB
アウトプット・インピーダンス
600 Ohms
最大アウトプット・レベル
+20.2 dBu
リファレンス・レベル
+14 dBu, +20 dBu (選択式)
115 dB (A–weighting)
ステレオヘッドホン・アウトプット
コネクタータイプ
ダイナミックレンジ
¼” メスTRS ステレオ
SN 比
113 dB (A–weighting)
THD+N
–101 dBFS
最大アウトプット・レベル
600Ω負荷時に 80 mW
113 dB (A–weighting)
(続く)
Apollo Twin USB Hardware Manual
27
Chapter 4: Specifications
デジタル入力
S/PDIF
コネクター・タイプ
オプティカル TOSLINK JIS F05 ( ADAT と共有)
フォーマット
IEC958
対応するサンプルレート(kHz)
44.1, 48, 88.2, 96
S/PDIF 入力チャンネル
2(ステレオ L/R)
ADAT
コネクター・タイプ
オプティカル TOSLINK JIS F05
フォーマット
ADAT デジタル Lightpipe with S/MUX
対応するサンプルレート(kHz)
44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192
チャンネルアサイン: 44.1 kHz、48 kHz
1 –8
チャンネルアサイン: 88.2 kHz、96 kHz
1 – 4 (S/MUX)
チャンネルアサイン: 176.4 kHz、192 kHz
1 – 2 (S/MUX)
同期ソース
インターナル、S/PDIF、ADAT
電源
パワーサプライ
External AC to DC
AC コネクタータイプ
Changeable blades (UL, VDE, UK, SSA, CCC)
AC 入力電圧
100V – 240V AC, 50 – 60 Hz
DC コネクタータイプ
Male plug, 2.1 mm x 5.5 mm, center positive
DC 入力電圧
12 VDC、±5%
最大消費電力
12 ワット
ENVIRONMENTAL
動作温度レンジ
摂氏 0º ~ 35º
保存温度レンジ
摂氏–40°~ 80º
動作湿度レンジ
20% ~ 80%
寸法/重量
寸法
幅
6.31”
高さ
2.60”
奥行、シャーシーのみ
5.86”
奥行、突起物含む
6.20”
梱包用の箱の大きさ(幅 x 奥行 x 高さ)
20.32cm x 20.32cm x 13.97cm
重量
梱包重量 (梱包品、アクセサリー含)
1.75kg
重量(ユニットのみ)
1kg
パッケージの内容
Apollo Twin USB DUO 本体
外部パワーサプライ:アメリカ、ヨーロッパ、イギリス、オーストラリア、中国で使用できるよう変換可能
USB 3 SuperSpeed ケーブル
ゲッティングスタート URL カード
Apollo Twin USB Hardware Manual
28
Chapter 4: Specifications
ANALOG OUTPUTS
+48V
+48V ON/OFF
MIC PAD
IN/OUT
MIC IN 1
HI-Z/MIC
SELECT
HI-Z/MIC-LINE INPUT GAIN
SELECT
10 – 65 dB
ø
A/D
PAD
OUTPUT
VOLUME
LOW-CUT POLARITY
ON/OFF CONTROL
+14dBu / +20dBu
SELECT
MON OUT L
PAD
D/A
1/4” TRS
XLR FEMALE
OUTPUT
VOLUME
DSP
+14dBu / +20dBu
SELECT
HI-Z IN
D/A
MON OUT R
PAD
1M
+4dBu / -10dBV
SELECT
1/4”
1/4” TRS
LINE OUT 3
LINE IN 1
D/A
PAD
+4dBu / -10dBV
SELECT
1/4” TRS
+48V ON/OFF
+48V
MIC PAD
IN/OUT
MIC IN 2
PAD
29
XLR FEMALE
MIC/LINE
SELECT
INPUT GAIN
10 – 65 dB
LOW-CUT POLARITY
ON/OFF CONTROL
ø
A/D
DSP
LINE IN 2
PAD
D/A
1/4” TRS
MIXER
CLOCKING / SYNC
D/A
HEADPHONES OUT
D/A
1/4” TRS
SYSTEM CONTROL
1/4” TRS
OPTICAL INPUT
SHARC®
DSP
DRAM
SHARC®
DSP
DRAM
OPTO
ARM®
PROCESSOR
Chapter 4: Specifications
USB 3.0
HOST INTERFACE
TYPE B
Apollo Twin USB ハードウェア・ブロックダイアグラム v02 9/23/2015
1/4” TRS
LINE OUT 4
EEPROM
FRONT PANEL
Hardware Block Diagram
Apollo Twin USB Hardware Manual
ANALOG INPUTS
チャプター 5: トラブルシューティング
以下の表にいくつかの一般的な使用上に起こりうる問題の解決方法を示します。さらにヘルプが必
要な場合、テクニカルサポート にご連絡ください。
症状
チェック項目
電源が入らない
• 電源ケーブルがきちんと挿入し、ツイストバレルをロックしてください。
• 電源スイッチが“ON”の位置にあるか確認してください。
• AC 電源が異なるデバイスのプラグに差し込んで使用できることを確認してください。
ユニットがコンピューター
で認識されない
• USB 3 SuperSpeed ケーブルの両端が完全に挿入されていることを確認してください
• 最新の Apollo Twin USB ソフトウェアがインストールされていることを確認してください
• Apollo Twin USB の電源を切り、電源を再投入してシステムを再起動してください
• 別の USB 3 SuperSpeed ケーブルを試してください。(USB 2 ケーブルは使用できません)
モニターから音が出ない
• モニタリングシステムの接続、電源とボリュームを確認してください
• モニターノブが上がっていることを確認してください
• モニター出力がミュートになっていないことを確認してください
• モニターLED が動いているか確認してください。(シグナルフローのチェック)
マイク、ライン入力の
音が出ない
• マイク/ラインスイッチが正しく設定されているか確認してください
• プリアンプのゲインがチャンネル用になっていることを確認してください
• チャンネル 1 では、Hi-Z インプットに何も接続されていないことを確認してください
マイク入力の音が出ない
• (マイクが必要である場合)+48V のファンタム電源が供給されていることを確認してください
Hi-Z 入力の音が出ない
• 接続したデバイスのボリュームが上がっているか確認してください
• 1/4" TS プラグで接続しているか確認してください(TRS は使えません)
プリアンプコントロールがチ
ャンネルへ影響を与えない
• 必要なチャンネルがコントロールを行うために(プリアンプ・モードでレベル・ノブをクリックし
て)選択されているか確認してください。
デジタル・インプットレベルを
調整することができません
• デジタル・インプットのシグナルレベルは、これらのインプットに接続したデバイスで調整されます
• UAD プラグインは必要に応じてゲインを調節するために使用することができます
再生中にオーディオの不
具合やドロップアウトが
起こる
• オーディオバッファサイズの設定を増やしてください
• クロッキングの設定を確認してください(ケーブルの接続とすべてのデバイスが一つのマ
スタークロックに同期していることを確認)
不快なエコー/フェイズが起こる
• インプットモニターがコンソールと DAW の両方で有効になっていないか確認してください
何も接続していない場合
でもスタティック、または
ホワイトノイズが聞こえる
• 使用していないすべてのプリアンプチャンネルのプリアンプゲインを最低値にしてくださ
い(何も接続していない時でもマイクプリアンプはノイズを発生させることがあります)
• いくつかの UAD プラグインは、オリジナルの機材をモデリングしてノイズを発生さ
せることがあります。;プラグインの GUI でノイズをオフにするか一時的にノイズを
消すために、そのプラグインを使用しているチャンネルをミュートしてください
ユニット内の様々な LED が
点滅しています
• これは無視しても問題ありません。通常の動作挙動の範囲内です
Apollo Twin USB が予想外
の動作をします
• 最後の手段として以下の手順を行って、ユニットのハードウェア・リセットを行ってください。:
1. Apollo Twin USB の電源をオフにしてください
2. PREAMP、LOW CUT、POLARITY コントロールを押したままにしてください。
3. 上記のコントロールを押したまま電源を入れてください
4. すべてのフロントパネルの LED が高速で点滅するので、その後にコントロールを離す
Apollo Twin USB Hardware Manual
30
Chapter 5: Troubleshooting
チャプター 6: 注意事項
安全について重要な情報
本機をご使用になる前に、慎重にこの取扱説明書と安全に関するご提案の項目をよくお読みください。
その後、後の参考のためにお手元に置いておいてください。本機、並びに操作説明において示される
警告にしたがってください。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
水と湿気 ― 水の近くや極端に湿気の多い場所でのご使用はおやめください。
落下物と液体の侵入 ― 物が落ちないように注意を払い、開口部から筐体内に液体が零れない
ように注意を払ってください。
換気 ― ラックや他の場所に設置する場合、充分な換気が可能であることを確認してください。換
気が不十分であると過熱の原因になり、ユニットの故障の原因となる場合があります。
熱 ― ユニットは熱を持つ機器や他の機材から距離を置く必要があります。
電源 - ユニットは本マニュアルに記載されているタイプのパワーサプライを使用し、ユニットに接
続されなければなりません。
電源コードの取り扱いについて ― AC 電源コードは、それを踏みつけて歩いたり、何かに挟ま
れたりしないように配線を行なってください。プラグのコードがユニットからコンセントに接続される
までの間に注意を払ってください。濡れた手でプラグやコンセントを触ると感電の恐れがあるので
触らないでください。プラグを抜く時は必ずプラグ本体を持って行なってください。
プラグの絶縁 ― 3 ワイヤーのプラグを採用し 3 番ピンがグラウンドです。このプラグをコンセン
トに接続できない場合は、電気技術者に相談してください。グラウンドタイププラグの目的を損な
わないようにしてください。
クリーニング ― デバイスの外観を掃除する場合下記のルールに従ってください。
a.
電源をオフにし、ユニットのプラグを抜いてください。
b.
優しく、きれいな布で拭いてください。
c.
エアゾールスプレー、シンナーや研磨剤を使用しないでください。
長期間使用しない場合 - 長期間使用しない場合は、ユニットのAC電源コードを抜いておいてく
ださい。
修理を必要とする損害 - ユニットは下記の場合、資格のあるサービススタッフによって修理を行
う必要があります。:
a.
AC パワーサプライが損害を受けた場合
b.
物が落下したり、液体がこぼれた
c.
ユニットが雨にさらされた
d.
ユニットが通常の動作を行わないか、パフォーマンスが著しく低下した
e.
ユニットを落下させる等して損傷を与えた
サービスを受ける ― 正規ユーザーは、マニュアルに記述されている通り、ユーザー自身
が修理を行うことはできません。サービスを受ける必要がある場合は、視覚のあるサービス
スタッフに任せなければなりません。
Apollo Twin USB Hardware Manual
31
Chapter 6: Notices
保証について
Universal Audio はしゅべてのハードウェア・プロダクトの保証を提供します。詳細については、
www.uaudio.com/support/warranty.html または、テクニカルサポートにお問い合わせください。この限定保
証は特定の法的権利が付与されています。または、国や州によって異なれるその他の権利がある場合も
あります。
メンテナンス
Apollo 8 はヒューズ等のユーザーによる交換が可能なパーツは搭載されていません。ユニットは工場で内
部的に調整され、再調整を行う必要はありません。内部をユーザーが調整することはできません。
修理サービス
Apollo 8 に問題がある場合、最初にシステムセットアップ、接続、ソフトウェアのインストール、
トラブルシューティング表のすべてのチェックを行ってください。それでも改善されない場合、テ
クニカルサポートにご連絡ください。
修理サービスの詳細については、下記リンクを参照してください。:
•
www.uaudio.com/support/rma-faq.html
FCC コンプライアンス
米連邦通信委員会(FCC)
米国クラス A マニュアルステートメント
注: この機器は、FCC 規則のパート 15 に準ずるクラス A デジタル装置の制限に準拠していま
す。これらの制限は、住宅に設置した場合に有害な干渉に対する妥当な保護が提供できるよ
うになっています。この機器は、無線周波数エネルギーを発生させ、使用し、拡散することがで
き、指示に従って設置されずに使用した場合、無線通信に有害な干渉を起こす場合がありま
す。しかし、指示の通りに設置を行なっても生じないという保証はありません。本機がラジオや
テレビの電源をオン/オフを行うようなテレビの受信に有害な干渉を引き起こす場合、自己責
任で干渉に対処する必要があります。
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受信アンテナの向きや位置を変更してください。
•
本機と受信機の j 距離を離してください。
•
受信機が接続されている場所とは異なるコンセントに本機を接続してください。
•
販売店、または経験のあるテレビ/ラジオ技術者に相談してください。
本機への変更は、Universal Audio による認可を受けなければ、機器を操作するユーザーの権限が
無効になることがあります。
Apollo Twin USB Hardware Manual
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Chapter 6: Notices
免責事項
本マニュアルに記載されている内容は予告なく変更される場合があります。Universal Audio 社は、本マ
ニュアルに関して市場にあける暗黙の保証や特定の目的への適合性を含むいかなる種類の保証もしま
せん。Universal Audio 社はこのマテリアルの使用に関連し、ここに含まれるエラー、直接的、間接的、特
別な、付随する、派生的損害に対して責任がありません。.
エンドユーザー・ライセンス契約
ソフトウェアに対するユーザーの権利は、添付されているエンドユーザーライセンス契約書によって管
理されています。そしてそれのコピーは以下に見つけることができます。: www.uaudio.com/eula
商標について
本マニュアルに記載されている Universal Audio、Universal Audio の “diamond”ロゴ、 UAD、UAD シリ
ーズ”、“UAD-1、UAD-2、UAD-2 SOLO、UAD-2 DUO、UAD-2 QUAD”、“パワードプラグイン、1176LN、
1176SE、Teletronix、LA-2A、LA-3A、LA-610、LA-610MkII、 2-1176、2-610、6176、710 Twin-Finity、
2192、4-710d、Cambridge EQ、DreamVerb、Plate 140、Precision Limiter、 RealVerb Pro、Precision
Buss Compressor、Precision De-Esser、Precision Maximizer、Satellite DUO、Satellite QUAD、Apollo
と “Analog Ears | Digital Minds,”の商標は、Universal Audio、またはその他の会社の商標、、または登
録商標です。これはすべての UA の商標に関する包括的なリストではありません。そしてここに記載さ
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