業 深井 氏名 績 書 晃子 学 年 歴 月 事 項 昭和41年3月 お茶の水女子大学家政学部被服学科卒業 昭和41年4月 お茶の水女子大学大学院修士課程家政学研究科入学(西洋服飾史専攻) 昭和43年10月 お茶の水女子大学大学院修士課程家政学研究科(家政学修士)修了 昭和43年10月 高等学校教員免許1級(家庭科)取得 昭和49年10月 パリ第4大学(ソルボンヌ)芸術考古学学部で美学・美術史聴講(昭和51年6月まで) 平成2年12月 パリ高等社会科学研究 院(Ecole des Hautes Etudes en Science Sociale) Mme Pop のゼミ聴講(平成3年2月まで) 職 年 歴 月 昭和43年4月 事 項 武蔵野美術大学短期大学アパレル・コース非常勤講師「西洋服装史」(昭和44年3月 まで) 昭和44年4月 山脇学園女子短期大学家政学部非常勤講師「西洋服装史」(昭和48年3月まで) 昭和44年4月 帝人株式会社東京本社勤務(昭和48年9月まで) 昭和49年10月 パリ第4大学(ソルボンヌ)芸術考古学部3e cycleで美学・美術史聴講(昭和51年 6月まで) 昭和53年4月 共立女子短期大学家政学部非常勤講師「西洋服装史」(昭和58年3月まで) 昭和54年4月 京都服飾文化研究財団勤務(アソシエート・キュレーター 昭和57年4月からキュレ ーター、平成元年からチーフ・キュレーター(非常勤)(現在に至る) 昭和58年4月 共立女子大学家政学部非常勤講師「西洋服装史」(平成12年3月まで) 平成2年4月 武蔵野美術大学空間デザイン学部非常勤講師「西洋服装史」(平成4年3月まで) 平成5年4月 静岡大学教育学部非常勤講師「服装文化史」(平成13年まで) 平成5年4月 神戸女子大学教授家政学部「服装史」「被服デザイン論」教授(平成12年3月まで) 平成6年7月 国際日本文化研究センター客員助教授「比較服装論」(平成9年3月まで) 平成7年1月 大学設置審議会の教員組織審査において神戸女子大学大学院博士課程前期家政学研 究科生活造形学専攻教授「服飾学特論」「服飾学演習」「服飾学特別研究」M○ 合の資 格ありと判定 1 平成7年4月 滋賀県立大学人間環境学部非常勤講師「比較服装論」(平成11年3月まで) 平成8年10月 大学設置審議会の教員組織審査において神戸女子大学大学院博士課程後期家政学研 究科生活造形学専攻教授「服装学特論」D○ 合の資格ありと判定 平成9年11月 大学設置審議会の教員組織審査において立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻 非常勤講師「文明工学演習(生活環境・技術・流行)」のM可の資格ありと判定。 平成10年4月 立教大学大学院文学研究科比較文明学「比較文明学文化空間論」非常勤講師(現在に 至る) 平成11年8月 大学設置審議会の教員組織審査において静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学 科専任教授 「芸術と文化」「流行と社会」「鑑賞批評論(ビジュアルアーツ)」「芸術文化企画 評価演習」「ビジュアルアーツ演習Ⅰ」「ビジュアルアーツ演習Ⅱ」「卒業論文」「卒 業イベント」の資格ありと判定 平成12年4月 静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科教授(現在に至る) 平成12年4月 京都大学大学院人間・環境学研究科非常勤講師「特別講義VM、VD」(平成12年9 月まで) 平成12年4月 放送大学人文科学特別講義「身体の夢∼モードの20世紀」(平成16年3月まで) 平成12年4月 政策研究大学院大学政策研究科客員教授「アートマネージメント」 平成13年10月 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究科非常勤講師「形態資料学特殊研 究」(平成14年3月まで) 平成14年10月 お茶の水女子大学生活科学部非常勤講師「流行情報論」(平成15年3月まで) 平成15年11月 大学設置審議会の教員組織審査において静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科専 任教授「服飾・芸術論」「アートマネージメント特論2」の資格有と判定 平成16年4月 静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科教授 平成16年4月 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究科非常勤講師「服飾文化論」 学会及び社会における活動等 年 月 事 項 (所属学会) 昭和55年4月 International Council of Museums(ICOM) 昭和61年4月 服飾美学会 平成元年4月 ジャポニスム学会 平成10年9月 日仏美術学会 平成14 年4月 文化資源学会(理事) 2 平成16年6月 地中海学会 (委員・審査員) 昭和62年4月 毎日ファッション大賞審査委員(平成14年まで) 平成7年4月 朝日クラフト展審査委員(平成8年まで) 平成7年12月 International Council of Museums(ICOM)Costume Committee Board Member(平 成11年まで) 平成8年4月 通商産業省繊維産業審議会委員(平成11年3月まで) 平成8年4月 財団法人バイオインダストリー協会感性が基礎素材産業に与える影響等に関する調 査研究会委員(平成8年12月まで) 平成10年4月 広島現代美術館作品選定委員 平成10年10月 日本博物館協会博物館における学習支援に関する国際比較調査企画委員(∼平成11 年3月) 平成11年7月 京都市立美術館評議員(∼平成15年7月) 平成12年6月 静岡文化財団理事(∼平成16年5月) 平成13年6月 静岡県国際技能大会基本構想策定委員(∼平成14年3月) 平成14年4月 財団法人日本ファッション協会委員会委員(∼平成16年3月) 平成15年1月 マツダ自動車株式会社社外諮問委員 (学会発表・講演) ただし平成元年以降のみ 平成元年7月 トヨタ自動車(株)トヨタ技術会シンポジウム「デザインと技」パネリスト 平成2年5月 日本服飾学会総会にて特別講演 平成2年5月 服飾美学会総会にて基調講演 平成2年6月 展示学会第9回大会にて研究発表「KCI時代マネキンの特徴とその着装方法」 平成2年9月 International Council of Museum(ICOM)総会(ハーグ)にて招待講演 平成3年2月 国際ファッション・シンポジウム 91(日本ファッション協会主催)東京会議にてパ ネラー 平成5年3月 ジャポネズリー研究学会(現ジャポニスム学会)にて発表 平成5年7月 International Council of Museum(エジンバラ)にて研究発表 平成5年9月 繊維学会創立50周年記念プレシンポジウム招待講演 平成5年11月 小学館世界美術セミナー「印象派に見るモダンパリ」にてパネラー 平成6年4月 International Council of Museum(京都)にて基調講演 平成6年4月 京都国立近代美術館「モードのジャポニスム展」土曜講座にて講演 平成6年5月 国際日本文化研究センター第1回日文研公開セミナー「世界に広がる日本美術―海外 調査の成果をもとに」にてパネラー 平成6年5月 ジャポネズリー研究学会にて研究発表 3 平成6年5月 ファッション研究学会シンポジウムパネラー 平成6年6月 服飾美学会にて研究発表 平成6年10月 繊維学会50周年記念大会にて研究発表 平成6年10月 国際日本文化研究センター日本研究京都会議セッション「江戸のエロス」にてパネラ ー 平成6年11月 日本ファッション協会主催シンポジウム「日本ファッションの未来を考える」にてパ ネラー 平成7年3月 横浜市経済局主催シンポジウム「新生活文化の発信を横浜から」にてパネラー 平成7年3月 日本繊維機械学会第50回記念大会「変化するファッション」にて招待講演 平成8年1月 東京都美術館「オルセー美術館展」記念シンポジウム「近代生活の革命−モデルニテ と現代」にてパネラー 平成8年3月 大阪商工会議所主催「ファッションフォーラム・大阪」にてパネラー 平成8年6月 服装社会学研究会シンポジウム「流行をめぐる文化と産業」にて基調講演 平成8年8月 京都市、NHK京都放送局、京都市国際交流協会主催「講演会『身体と表現』にみる 芸術世界」にて講演 平成8年9月 International Council of Museums Costume Committee(プラハ)にて研究発表 平成8年10月 すみだファッションタウン推進協議会主催 96 すみだファッションタウンシンポジ ウム「日本のオリジナルを世界に」にて基調講演、パネラー 平成9年8月 ひろしま美術館主催「レンピッカの生きたパリ--アール・デコの時代とモード」展講 演会にて講演 平成9年8月 文化庁・北海道近代美術館主催「日本の美・雅の世界記念シンポジウム 日本の服飾 の美を考える−服飾文化の相互交流」にてパネラー 平成9年9月 国際日本文化研究センター公開セミナー「江戸の舞踏会」にて講演 平成9年10月 文化経済学会「発信する企業ミュージアム−都市と企業文化−」にてパネラー 平成9年11月 (株)けいはんな・関西文化学術研究都市推進機構主催 扉の向こうの」時間へ けいはんなマラソンセミナー、講演「未来のモードの時間」 平成10年2月 ホメオ京都主催講演会にて「印象派の画家たちと着物」講演 平成10年4月 ロスアンジェルス・カウンティ美術館にて講演「Japanese lnfluence on Western Fashion」 平成10年6月 桑沢デザイン研究所同窓会主催桑沢塾にて講演「ファッションデザインとジャポニス ム」 平成10年7月 アリオン音楽財団、朝日新聞社主催 第14回東京の夏音楽祭レクチャー&シンポジウ ム「ディアギレフ̶ -バレエリュスの20世紀」シンポジウム「パリ芸術の魅力」パネ リスト 平成10年11月 ニューヨーク近代美術館(MOMA)にて講演「Japanese Contemporary Fashion」 平成10年11月 ニューヨーク、ブルックリン美術館にて講演「Japonism in 4 Fashion」 平成11年1月 椙山女学園大学特別講義 平成11年2月 日経新聞主催 日本におけるフランス年実行委員会後援「日仏文化シンポジウム」パ ネリスト 平成11年4月 川村記念美術館「ルノワール展」記念講演「ルノワールとパリモード」 平成11年6月 桑沢デザイン研究所同窓会主催桑沢塾にて講演 平成11年6月 ラスキン文庫主催1999年度ラスキン連続研究講座「ヴィクトリア朝の愛と性」にて講 演「身体の夢、世紀末の女性とファッション」 平成11年7月 国立西洋美術館学術国際学術シンポジウム「皮膚の想像力」パネリスト 平成11年9月 International Council of Museums Costume Committee(アテネ)にて研究発表 平成11年11月 京都国立博物館国際シンポジウム「きものの美と歴史」パネリスト 平成11年12月 福岡アジア美術館大学1999、講師 平成12年1月 神戸ファッション美術館「モードの仕掛け人」展で講演 平成12年5月 大阪国立民族学博物館ミュージアム劇場にて講演 平成12年7月 ブリジストン美術館土曜講座「色彩を巡る5つの扉」にて講義 平成12年10月 International Council of Museums Costume Committee(リスボン)にて研究発表 平成12年11月 日本文化デザイン会議2000京都シンポジウムにてパネリスト 平成13年5月 筑波大学芸術系特別講義講師 平成13年6月 国立西洋美術館「ルネサンス展」にて講演 平成13年6月 静岡県主催「静岡デザインシンポジウム2001」にてパネリスト 平成13年7月 ブリジストン美術館土曜講座「ジャポニスム」にて講義 平成13年10月 睡眠文化研究会シンポジウム「眠り衣の文化史」パネラー 平成14年4月 韓国衣類産業学会総会特別講演「20世紀の身体と衣服」 平成14年4月 ルイス・ティファニー庭園美術館にて講演 平成14年6月 Institut Francais de la Mode にて特別講義 「Influence de la Mode Japonaise apres 1970」(パリ) 平成14年6月 ファッション環境学会総会「ジャパンファッションの再生」テーマセッション・パネ リスト 平成15年2月 東京都美術館「ヴェルサイユ展」セミナーにて講演 平成15年5月 韓国梨花女子大学生活環境研究所による招待講演「現代文化とファッション」 平成15年6月 New York The Frick Collection主催国際シンポジウムにて The Importance of the Kimono in Paintings of the Second Half of the Nineteenth Century and Its Influence on Fashion 講演(ニューヨーク) 平成15年7月 主催:Museum of New Zealand Te Papa Tongarewaにて Japonism in Fashion 講演 (ウェリントン) 平成15年10月 ブリヂストン美術館「近代の欲望 −19世紀末モードと美術の女性像−」講演 平成15年11月 豊田市美術館「パリ1900」 平成15年12月 ロレアル主催連続セミナー「戦後日本の色」 平成16年4月 京都国立近代美術館「COLORS」展記念オープニング講演 5 平成16年5月 京都国立近代美術館「COLORS」展連続セミナー講演 平成16年6月 高槻文化センター主催「いろ・色・色彩」セミナー講演 平成16年7月 静岡日仏文化協会主催「ルーブル美術館の秘密」講演 平成16年7月 日本養蚕研究所夏期講座「日本の絹とジャポニスム」講師 平成16年8月 浜北市役所主催なゆたセミナー「日本の芸術文化が西欧へ影響を与えるとき」講演 平成16年8月 家政学学会被服心理学研究会夏期講座講演 平成16年10月 森美術館対談シリーズ「身体の変容」講師 <展覧会監修> 昭和55年4月∼ 京都国立近代美術館・京都服飾文化研究財団主催「浪漫衣裳展」(於京都国立近代美 同年6月 術館) 昭和58年 ニューヨーク州立ファッション工科大学、京都服飾文化研究財団主催「アンダーカバ ーストーリー」(於ニューヨーク・京都・東京)を共同監修 昭和60年10月 京都服飾文化研究財団主催「フォルチュニイ展」(於東京スパイラル・ホール) 平成元年4月∼ 京都国立近代美術館・京都服飾文化研究財団主催「華麗な革命」(於京都国立近代美 同年5月 術館) 平成元年12月∼ ニューヨーク州立ファッション工科大学主催「Ancien Regime」(於ニューヨーク州 平成2年3月 立ファッション工科大学) 平成3年11月∼ パリ装飾美術館主催「Elegance et Modes en France du 18Xeme siecle 」(於パリ・ 平成4年4月 ルーブル宮衣装芸術美術館) 平成4年10月 京都服飾文化研究財団主催「Flair:ティナ・チャウのコレクション」(於東京ワコ ール麹町ビル) 平成5年6月 株式会社コム・デ・ギャルソン、京都服飾文化研究財団主催「エッセンス・オブ・ク オリティ」(於東京ワコール麹町ビル) 平成6年4月∼ 京都国立近代美術館・京都服飾文化研究財団主催「モードのジャポニスム」展(於京 同年6月 都国立近代美術館) 平成8年4月∼ パリ市美術館協会主催「Japonisme et Mode」(於パリ市立衣装美術館) を共同監修 同年8月 平成8年9月∼ 東京クリエイションフェスティバル実行委員会、京都服飾文化研究財団主催「モード 同年11月 のジャポニスム」(於東京TFTホール) 成10年4月∼ ロサンジェルス・カウンティ美術館「Japonism in Fashion」(於ロサンジェルス・ 同年6月 カウンティ美術館)を共同監修 平成10年11月∼ ニューヨーク・ブルックリン美術館「Japonism in Fashion」(於ブルックリン美術 平成11年2月 館)を共同監修 6 平成11年4∼6 京都国立近代美術館・京都服飾文化研究財団主催「身体の夢」展(於京都国立近代美 月 術館)を共同監修 平成11年8∼11 東京都現代美術館・京都服飾文化研究財団主催「身体の夢」展(於東京都現代美術館) 月 を共同監修 平成15年4∼6月 京都工芸繊維大学資料館主催「かくれんぼ」展ゲスト・キュレーター 平 成 15 年 7 ∼ 10 National Museum of New Zealand Te Papa Tongarewaの Japonism in Fashion(ウ 月 ェリントン)を共同監修 平成16年4-6月 京都国立近代美術館・京都服飾文化研究財団主催「COLORS;ファッションと色彩」展 (於京都国立近代美術館)を共同監修 平 成 16 年 8 − 12 森美術館・京都服飾文化研究財団主催「COLORS;ファッションと色彩」展(於森美術 月 館)を共同監修 賞 年 罰 月 事 項 (受賞) 平成2年 第7回毎日ファッション大賞特別賞受賞(衣装展「華麗な革命」の企画・実施に対し て) 平成2年 第33回FEC(ファッション・エディターズクラブ)賞受賞 平成11年 1999年度ジャポニスム学会賞特別賞受賞 (助成金) 平成4年2月 研究助成金 日本ファッション協会第一期ファッション研究助成取得 テーマ「19世紀後半、ヨーロッパにおこったジャポニスムといわれる動きの中でフ ァッションに現れた 平成13年4月 日本 の影響について」に対して 経済産業省より2001年の高感度ファッション産業創生支援基盤整備補助金を京都服 飾文化研究財団収蔵品に関するデータベース構築にたいして取得 上記について基本計画を立て、監修した。 平成16年度 科研費取得。共同研究「ファッション研究の新たなる地平」にたいして 7 教 大学院における学位指導実績 神戸女子大学大学院(博士課程前期) 教育上の能力に関する事項 育 活 動 年 月 日 概 要 平成9年∼平 神戸女子大学大学院博士課程前期家政学 成11年 研究科生活造形学専攻において、修士論 文「化粧の表象、あるいは現代社会にお ける身体観」の論文主指導教官として学 生を指導した。 年 月 日 概 要 立教大学大学院 平 成 12 年 ∼ 立教大学大学院文学研究科比較文明学専 平成14年 攻において修士論文「制度としての紳士 服」について論文作成の副指導にあたっ た。 京都大学大学院 平成12年 京都大学大学院人間・環境学研究科専攻 において修士論文「J=P・ゴルティエのオ ートクチュールにおける意味」について 論文作成の助言にあたった 職務上の実績 職務上の実績に関する事項 国際日本文化センターにおける共同研究 年 月 日 概 要 平成2年 ∼平成5年 共同研究「ジャポニスム研究会」 座長…芳賀徹同センター教授、共同研究者: 上垣外憲一、稲垣直樹、稲賀繁美、池上忠治、 周防珠実 「モードにおけるジャポニスム」を研究発表。 この研究は、パリ・モードにおける日本趣味い わゆるジャポニスムの影響をはじめて明らか にしたものであり、ジャポニスム研究に新し い広がりをもたらし、現在、広く引用されて いる。 平成5年 ∼平成8年 共同研究「近代日本の女達――その表象と自 己表現」 座長…芳賀徹同センター教授、共同研究者: 落合恵美子、上垣外憲一、稲垣直樹、稲賀繁 美、田中優子、荻野美穂、西川祐子、佐々木 英明,張鏡、井上章一、梅若猶彦、同研究会 で「 新しい女 のファッション観」を研究 発表 平成6年 共同研究「映像研究会」座長…白旗洋三郎同 センター教授、共同研究者井上章一、佐々木英 明、前田司 8 サントリー不易流行研究所共同研究 平成3年 ∼平成6年 共同研究「集いの文化」。人が集うことの意 味を多様な角度から検証した。共同研究者: 国立民族学博物館教授端信行、甲南大学教授 井上忠治、上智大学教授小林章夫、国立民族 学博物館教授熊倉功、京都精華大学助教授橋 爪伸也、国際日本文化研究所教授園田英弘、 不易流行研究所佐藤友美子、研究成果は後述 する「宴会とパーティー」(都市出版)とし て発表した。 京都国立近代美術館における共同研究 平成9年 ∼平成11年 共同研究「芸術と身体」 共同研究者、河本信二京都国立近代美術館主 任研究官、アーティスト沖啓介、国際日本文 化研究所教授尾本恵一、京都服飾文化研究財 団キュレーター周防珠実ほか。 平成15年4月 ∼現在に至 る 共同研究「身体表現における色彩」共同研究 者:京都国立近代美術館主任研究官河本信二、 京都大学人文科学研究所教授横山俊夫、立命 館大学教授遠藤徹、国際日本文化研究所助教 授稲賀繁美、京都大学j教授桜井芳雄 共同研究 平成13年4月 ∼平成14年3 月 共同研究「西洋衣服における保存・補修の研 究」共同研究者:福岡教育大学教育学部福沢 素子教授、京都服飾文化研究財団キュレータ ー周防珠実 静岡文化芸術大学学長特別研究共同研究 平成14年4月 ∼平成15年3 月 共同研究「ニューヨークにおけるパブリック アートの研究」共同研究者:静岡文化芸術大 学教授川口宗俊 同講師谷川真美 9 単著、 発行所、発表雑誌 発行又は発 著書、学術論文等の名 共 著 等又は発表学会 表の年月 称 の別 等の名称 (著書) 概 要 1 ファッション・ワ 共 著 昭和60年 ード・コレクショ ン 講談社 2 男が変わる女が 変わる 単 著 平成元年12 月 エディション・ワ 1980年代のファッションの変化と社 コール 会の変化についてのエッセイ。ファ ッションはそれを生み出す時代、社 会と文化を極めて敏感に照射してい る。80年代にみられた男性と女性の ファッションから、変容しはじめた 男性らしさ、女性らしさについて考 察した。A5版総頁282 3 デニムの本 共 著 平成3年 10 1980年代のファッションに重要な 100のキーワードを収集し、その意味 と用法を解説した。 本人担当部分:全131頁中75頁、A5 版 共著者:小池一子、深井晃子 現在、世界共通の衣服として普遍性 を持つジーンズについての本。本人 担当部分:全120頁中20頁、B4版。 その誕生生成の歴史と衣服としての 世界性、普遍性について、ジーンズ の素材であるフランスのニームで誕 生したデニムから考察した。 編者:アーバン・コミュニケーショ ンズ 共著:阿部勤、他18人 4 パリ・コレクショ 単 著 平成5年4 ン 月 モードの生成・モ ードの費消 講談社現代新書 モード、すなわちファッションと呼ば れる文化的、社会的表象は20世紀社会 を映しだす極めて特徴的な現象であ るといわねばならない。世界を巻き込 んで動く現代ファッションの流行動 向の鍵を握るものの一つは、現在パ リ・コレクションとして知られるフラ ンスに誕生し、育まれた経済システム である。19世紀、近代市民社会が誕生 し、衣服における平等化も進み、服飾 流行は20世紀のそれとほぼ変わらな いメカニズムを生みだしたのである。 19世紀から現代までのフランス・モー ドの歴史を俯瞰しながら、パリ・コレ クションが生成され、機能していく社 会と文化について分析し、パリ・コレ クションの構造と役割について論じ た。現代社会を特徴づける流行現象の メカニズムを解明するための一考察 でもある。文庫版総頁数212 5 ファッション・キ 単 著 平成5年6 ーワード 月 文化出版局 1980年代90年代のファッションの鍵 となった用語についてその語源から 現代的用法までを解き明かす。A5変 形版総頁数308 6 20世紀モードの 軌跡 文化出版局 20世紀の服飾流行についての歴史的 展開を時間軸ではなく、テーマ性によ り、例えばミニなどに見られる身体の 解放、世紀の後半に飛躍的に進んだ化 学素材の流入、あるいは服におけるユ ニセックス化に見られるジェンダー の問題など、20世紀モードの特性を示 す特徴あるテーマを取り上げ、考察し た。A5版変形総頁数221 単 著 平成6年4 月 11 7 ジャポニスム イ ン ファッション 単 著 平成6年4 月 平凡社 ジャポニスムをはじめてモードの視 点から解読し、実例を示しながらこれ まで見過ごされていた意味を解明し、 その重要性を論じた。19世紀後半、欧 米に広がったジャポニスムという現 象は、多様なジャンルにわたって大き な影響を与えたことについての研究 は近年めざましい。その点を踏まえな がら、ジャポニスムはモードというジ ャンルにおいてもまた、深く大きな影 響を与えていたことを多くの実例を 示しながら、初めて論理的に検証し た。この研究は、文学、美術史、比較 文化などの研究論文に引用され、また 中・高等学校の美術の教科書でも言及 されている。点字にも翻訳された。 A5版総頁数296 8 Japanese Fashion 単 著 平成6年9 Design 月 Philadelphia Museum of Art 「Japanese Design」展カタログの論 稿。第二次世界大戦後、日本デザイン が世界的に広がった中で、ファッショ ンデザインの位置づけを明らかにし、 その意味の重要性を考察した。同展 は、のちパリ、ミラノ、デュッセルド ルフ、大阪へと巡回し、開催地でそれ ぞれの言語に翻訳された。P37 9 Dictionnaire de la Mode au XXe Siecle 共 著 平成6年10 月 Edition du Regard. PARIS フランスで編纂された世界を視野に 入れた20世紀のモードとそれに影響 を与えた事象を網羅する事典。B4版 総頁数592 本人担当部分:日本関係項目30 監修:Bruno Remaury 10 シャネル 単 著 平成7年4 月 ギャップ・ジャパ 20世紀を代表するファッション・デザ ン イナーの一人である、シャネルの業績 とその影響を示した。B4版総頁数 645 11 イブ・サンローラ 単 著 平成7年7 ン 月 ギャップ・ジャパ 20世紀を代表するファッション・デザ ン イナー、イブ・サンローランの業績と 彼が与えた影響について解説した。 B4版総頁数640 12 12 クリスチャン・ラ 単 著 平成7年10 クロワ 月 ギャップ・ジャパ 1980年代の半ばオートクチュールの ン デザイナーとしてデヴューし、独特の 色彩と服装史を現代に読み替える作 品で世界的に活躍したフランス人デ ザイナー、ラクロワの業績と意味につ いて述べた。 B4版総頁数645 13 宴会とパーティ ー 都市出版 西欧的集いの形態であるパーティー と日本文化の集い形態である宴会の ありようを論じた。深井晃子は西欧と の文化的比較を行いながら日本にお ける集いの文化について、着るという 視点を中心に考察した。A5版総頁数 265 本人担当部分:第2章「パーティの装 い」P.77∼P.106 監修:端信行共著:深井晃子、小林章 夫、熊倉功夫、橋爪紳也、園田英弘、 井上忠司、端信行 大修館書店 フランス語のモード用語を解説した。 共著:深井晃子、原由美子、石上美紀。 A5版総頁数121 本人担当部分は項目の3分の一。 14 共 著 平成7年11 月 平成8年4 月 15 着想の科学 共 著 平成8年10 月 光生館 人間が着ることの意味を、様々な研究 分野から問う。その中で、本人は着る ことにおけるファッションの意味の 重要性、役割などを論じた。 A5版総頁数230 本人担当部分:P.173∼P.183 編者:柳沢澄子、遠藤四郎 共著:柳沢澄子、近藤四郎、布施谷節 子、高部恵子、田村照子、猪又恵美子、 松山容子、植竹桃子、祖父江茂登子、 深井晃子、他5名 16 21世紀に生きる 共 著 平成8年10 月 桐原書店 政治・経済・文化・社会・科学などか ら、21世紀を展望し、20世紀を検証す る。深井晃子は、服飾流行について担 当した。 変形A5版総頁数471 本人担当部分:21世紀の服飾流行 P.254∼P.258 編集委員:国正武重、他4名 共著:江田五月、田中秀征、小泉純一 郎、羽田孜、香西泰、佐和隆光、清家 篤、川勝平太,鷲田清一、島田雅彦、 深井晃子、佐々木毅、他85名 13 17 世界服飾史 監 修 平成10年4 共 著 月 美術出版社 古代ギリシアから現代まで世界の服 飾の歴史を多数の絵画資料と実物資 料の図版を用いながら、新たな視点で 解説した。 A5版総頁数184。本人は構想と執筆 者の選定を行い、前書きと第8章(20 世紀後半P.161∼P.184)を執筆し、図 版の選定、年表作成などを担当した。 監修:深井晃子 共著者、深井晃子、徳井淑子、古賀令 子、周防珠実、石上美紀、新居理絵 18 名画とファッシ ョン 単 著 平成11年4 月 小学館 人口に膾炙している名画を美術鑑賞 という視点からのみでなくファッシ ョンという視点から解説した。名画の なかに驚くべきエネルギーをもって 描き込まれている流行、風俗、個性を 雄弁に物語るファッションは、これま での美術史家達が見捨ててきたもの であった。ファッションに焦点を当て ることによって絵画の多様な意味が 理解される。これまでの固定的で一面 的でありすぎた絵画鑑賞、あるいは美 術評論の呪縛から解き放つための一 試案でもある。 A5版総頁数128 19 日本人の暮らし 共 著 平成12年4 月 講談社 20世紀の日本の暮らしを物、人、こと、 話から、再検証し、21世紀の生活につ いてを考える。A5版総頁数413。深 井晃子が担当したのは「下着とファッ ション」P.185∼ P.194。編者:柏木 博、小林忠雄、鈴木一義。共著者大塚 滋、藤本憲一、神崎宣武、深井晃子、 小林忠雄、柏木博、吉見俊哉、鈴木一 義ほか24名 20 ジャポニスム入 門 共 著 平成12年11 月 ジャポニスム学 文閣出版 ジャポニスムという現象を日本で始 めて総括的にまとめた。ジャポニスム の起こりからその広がりと影響範囲 までを解説。ジャポニスム学会編。こ の分野において初めて日本趣味のモ ードへの影響が取り上げられた。A5 版総頁数280。深井晃子の担当部分は、 モードのジャポニスムについてP.231 ∼ P.245。共著者、高階秀爾、小林利 延、三浦篤、宮崎克己、渡辺俊夫、岡 部昌幸、国府寺司、馬渕明子、鈴木博 之、深井晃子、ほか5名、 14 21 美術の解剖学講 義 アールヌーボー とアールデコ 解 説 平成13年2 月 共 著 平成13年5 月 筑摩書房 筑摩学芸文庫の森村泰昌著の解説。 小学館 19世紀末から20世紀始めの装飾芸術 における代表的スタイルである、アー ルヌーボー、アールデコの総括。千足 伸行監修。B4版全485p。本人深井 晃子は「時代のミューズたち」P.295 ∼P.309、「モダン ガールとファッション」P.310∼ P.336、他コラムを担当。共著者千足 伸行、鈴木博之、鹿島茂、深井晃子、 フィリップ・ティエボー。 23 皮膚の想像力 共 著 平成13年10 月 国立西洋美術館 同名の国際シンポジウムの報告書。皮 膚について様々なジャンルの研究者 が論じた。佐藤直樹他編著。A4版全 145p。深井晃子の担当は「皮膚と被 服」P.48∼P.55 第2の皮膚としての 衣服と身体性との関係を論じた。共著 者、谷川渥、クリストフ・ガイスマー ル・ブランデ、ゲルハルト・ヴォルフ、 カタリーナ・カネハ、喜多崎親、深井 晃子、池田忍、稲賀繁美、吉田憲冶、 佐藤直樹、ウルズラ・バンハンス・ビ ューラー。 24 ファッションブ ランド・ベスト 101 編 新書館 20世紀消費社会における顕示的消費 の対象となっているブランドについ てファッションの視点から考察した。 深井晃子は編と前書きを担当。A5版 全230p。 25 Gesichter der Haut 共 著 平成14年1 月 Nexus57、 Frankfrut 国立西洋美術館における国際学術シ ンポジウム「皮膚の想像力」のドイツ 語版。Christoph Geissmar-Brandi編 著、深井晃子の担当はP.63∼P.75。 本人の論文の一部はドイツの論文に 引用された。共著者は22に同じ。 22 平成13年11 月 15 26 ファッション 18世紀から現代 まで 監 修 平成14年10 共 著 月 Taschen, Koln 深井晃子がその形成に携わった京都 服飾文化研究財団の収蔵品から選り すぐった作品の写真を体系的に編ん だ写真で見る美術館。18世紀以降のフ ァッション史の本として日本語の原 本のほか、英、独、仏語ほか計10ヶ国 語にそれぞれ翻訳され、フランスの新 聞「ル・フィガロ」紙書評欄ほかで高 い評価を受けた。現在まで販売数は10 万部に達した。B4版全735p。深井晃 子は企画監修のほか、序を担当。共著 者 深井晃子、周防珠実、石上美紀、 古賀令子、新居理絵。 27 眠り衣の文化誌 共 著 平成15年2 月 冬青社 眠る時人は何を着るのか。この問いに ついて考察するため変遷史と現状、今 後の展望について取り上げた。A5版 全225p。深井晃子の担当はp58∼p 73と対談部分。共著者、高田公理、吉 田修而、重田真義、鍛治恵、深井晃子 、田村照子、 28 京都服飾文化研 監 修 平成15年 7 究財団の25年:企 共 著 月 業文化の形成 京都服飾文化研 究財団 29 もっと知ろうア ートマネージメ ント 静岡文化芸術大 学文化政策学部 芸術文化学科 日本における服飾研究を軸に展覧会、 出版物などの公開活動を通じて世界 的に認知されるようになった京都服 飾文化研究財団とその活動を支えた ワコールの文化貢献について財団25 周年を機にまとめた。深井晃子の担当 は、企画監修編集、論考「美術館とフ ァッション展」pp40−49、川久保玲と の対談「破壊・解体・エレガンス」pp50 −56. 静岡文化芸術大学文化政策学部芸術 文化学科の教育理念、内容静岡文化芸 術大学文化政策学部芸術文化学科に かかわる教科書「もっと知りたいアー トマネージメント」を共同編集。学科 の重要な教育内容であるアートマネ ージメントについてよりわかりやす く基礎と実践について解説し、学科の 教科書としてばかりでなく、広くアー トマネージメントの理解を深めた。 共著 平成16年3月 16 (学術論文) 1 ティーガウン 単 著 昭和57年9 月 京都服飾文化研 19世紀後期に西欧社会に登場した、女 究財団「ドレスタ 性用室内着ティーガウンについて考 ディ第2号」 察した。これは、当時のコルセット着 装習慣から解き放つ衣習慣の広がり を示唆する衣服であり、女性が社会的 枠組みから解放されようとしていく 直前、プライベート空間からそれが起 こった事実を検証した。 P6∼11 2 マージナルな造 形 ポワレの「Pan」 とペルージアの 靴 単 著 昭和60年3 月 京都服飾文化研 20世紀初期を代表するフランスのデ 究財団「ドレスタ ザイナー、ポール・ポワレはまた現代 ディ第7号」 的なアートディレクターとしても類 まれな才能を示した。とりわけ1920 年代、彼の周辺の若い才能たとえば、 ここで取り上げたアンドレ・ペルージ アらを支援し庇護したが、その活動と 成果の一つである豪華本「PAN」に ついて考察した。P11∼14 3 ベルエポックの モード 、アール ヌーボースタイ ルと現代衣服の 推進者たち 単 著 昭和60年9 月 京都服飾文化研 20世紀初頭、ベルエポックと呼ばれた 究財団「ドレスタ 新しい時代が創出した装飾芸術の様 ディ第8号」 式アールヌーボーのモードとそれを 推進し現代衣服の基盤を作ったクリ エーターたちについての考察。P6∼ 11 4 驚異の衣装師フ ォルチュニイと ポワレ 単 著 昭和60年10 月 京都服飾文化研 究財団 5 エルザ・スキャバ 単 著 昭和61年9 レリ 月 マルセル・プルーストの『失われた時 を求めて』でしばしば引用される、ヴ ェネチアを本拠として活躍したデザ イナー、マリアノ・フォルチュニイを 日本で初めて紹介した「フォルチュニ イ展」カタログの論稿。20世紀に顕 著となるアートとファッション・デザ インとの緊密な関わりに焦点を当て た。P40∼43 京都服飾文化研 20世紀前半、シュールレアリストたち 究財団「ドレスタ と交流し、後のモードにアートを取り ディ第9号」 込むというファッションの流れを先 取りしたファッション・デザイナー、 エルザ・スキャバレリについての作者 研究。P16∼21 17 6 服飾デザイナー としてのJ=Lダ ビッド 単 著 昭和62年9 月 京都服飾文化研 フランス新古典派の巨匠画家であり、 究財団「ドレスタ 皇帝ナポレオンの宮廷画家として名 ディ第11号」 をはせたジャック=ルイ・ダビッドが 積極的に服飾デザイン関わった事実 を検証し、またそれはどのような意義 があったのかについて考察した。P16 ∼23 7 江戸の紋様をつ 単 著 平成元年3 けたローブ・ド・ 月 シャンブル 京都服飾文化研 19世紀後半、ジャポニスムが欧米に広 究財団「ドレスタ く流行するに先がけて、17・8世紀、江 ディ第15号」 戸の小袖が長崎からオランダ東イン ド会社を通じて、男性用室内着とし て、西欧に受容された事実をアムステ ルダム国立美術館、ハーグ美術館の資 料をもとに検証し、その変容プロセス を考察した。P16∼19 8 19世紀パリ万博 を飾ったファッ ション 単 著 平成元年 エッフェル塔100 周年記念実行委 員会 エッフェル塔が建設された時代の建 築、ファッション、絵画を展望した群 馬県立美術館で開催された「エッフェ ル塔100年のオマージュ」展カタログ の論考。エッフェル塔により近代性を いち早く示した建築に比べ、ファッシ ョンの近代化は20世紀を待たねばな らなかった。P144∼149 9 ロココと新古典 の衣装 単 著 平成元年4 月 京都服飾文化研 究財団 「華麗な革命」展カタログの論稿。社 会と流行現象がいかに緊密な関係に あるかを示す例として他に例を見な い18世紀、フランスのロココからフラ ンス革命を経た激動時代の服飾流行 をとりあげ、政治と社会変動によって 服飾流行が極めて大きな価値変動を みたことを、文献資料と現存する実例 を詳しく検証しながら明らかにした。 P107∼119 10 L introduction 単 著 平成元年10 de la Mode 月 Occidentale dans le Japon de Meiji Paris−Musées パリ市衣装美術館における「Femme Fin de Sièecle」展カタログの論稿。 鹿鳴館時代の日本に移入された洋服 の受容と、その過程を考察した。ファ ッションを現代化への過程における 文化受容の一例として考察した。P 144∼157 18 11 KCIマネキン の特徴とその着 装方法 単 著 平成元年10 月 博物館研究 第24 京都服飾文化研究財団は展覧会にお 巻第11号 (財) ける衣装展示のための必要性から、多 日本博物館協会 くの衣装の実例から過去の女性の特 徴的な体型を持つ特殊マネキンを開 発した。時代による女性の体型の変化 を表した特殊マネキンの機能、特徴 と、それに時代衣装を着装させる方法 について、展覧会における展示の重要 性という視点から論じた。P3∼7 12 エリザベスⅠ世 時代の刺繍のボ ディス 単 著 平成2年3 月 京都服飾文化研 エリザベス1世に由来する極めて貴 究財団「ドレスタ 重な17世紀初期の刺繍のボディスを ディ第17号」 実例として、ルネッサンス末期のグロ テスク様式を論じた。P16∼21 13 明治のヨーロッ パ・モード 単 著 平成3年3 月 京都服飾文化研 明治・文明開化以降の日本の洋装化に 究財団「ドレスタ ついて考察した。日本の近代化と洋装 ディ第19号」 化の関係について考察した。P16∼21 14 ファッションの 単 著 平成3年9 ジャパン・ショッ 月 ク−1980 京都服飾文化研 1980年代以降、日本のファッションが 究財団「ドレスタ 世界に向けて力強く発信されたが、そ ディ第20号」 れはなぜ起こり得たのか。日本のファ ッション・デザインの特異性について 明らかにし、そしてそれはすなわち日 本文化の特性についての考察でもあ るが、ファッションの歴史においてそ の意義について論じた。P16∼22 15 Research on Periode Mannequins ICOM 「New Forms of 単 著 平成3年 Presentation in Museum Costume Collections」 16 ジャポニスムの 単 著 平成4年3 一側面、日本の絹 月 の室内着 時代により女性の理想的体型は変動 する。衣装展ではそれらの体型を持つ マネキンが必要とされるが、京都服飾 文化研究財団が独自に製作した特殊 マネキンの開発プロセスと、衣装展へ の適応について解説し、衣装展示にお けるマネキンの重要性について述べ た。P11∼20 京都服飾文化研 ジャポニスム現象が欧米に広がった 究財団「ドレスタ 19世紀後半、1873年ウィーン万博以 ディ第21号」 降、欧米向けに始まった輸出により、 欧米市場で好まれ、後にKimonoという 用語を欧米に定着させる要因の一つ ともなった日本製の絹の室内着につ いて検証し、その影響を考察した。 P16∼22 19 17 キモノはモード に影響を与えた か −その1 単 著 平成4年9 月 京都服飾文化研 19世紀後半、欧米に広がったジャポニ 究財団「ドレスタ スム現象ときものとの関連性につい ディ第22号」 て、前掲論文「ジャポニスムの一側面、 日本の絹の室内着」に続く論文。1864 年以降急速に絵画に現れた日本の着 物と、「KIMONO」「OBI」の フランス・モードにおける受容と広が り、また、用語として定着する過程を 考察した。この事実は後のフランス・ モードに大きな影響を与えることに なるものである。P16∼22 18 The Kyoto Costume Institute: Looking West 単 著 平成4年 UNESCO 「The Museum」 NO.179(vol.XLV No.s,1993) 19 キモノはモード に影響を与えた か −その2 単 著 平成5年3 月 京都服飾文化研 深井晃子が進めてきた一連の19世紀 究財団「ドレスタ 後半のジャポニスムときものについ ディ第23号」 ての論考をさらに進めた論考。日本趣 味受容の過程は19世紀には紋様デザ インの引用、即ち、表層的引用であっ たが、やがて20世紀には、きものと西 欧衣服との構造の違いに視点が向け られ、それにより西欧服の構成原理が 変化する糸口となったことを検証し た。これまで見過ごされていた、この きわめて重要な事実の発見により、モ ードにおけるジャポニスムが異文化 受容のプロセスを明確に示す例であ ることが理解された。P16∼22 20 19世紀後半、ヨー 共 著 平成5年4 ロッパに起きた 月 ジャポニズムと いわれる動きの 中でファッショ ンに現れた 日 本 の影響につい て 日本ファッショ ン協会「日本ファ ッション協会第 一期ファッショ ン研究助成金論 文」 20 日本において西欧衣装を収集する京 都服飾文化研究財団は1979年の設立 以来短期間のうちに海外でも注目さ れるほどの質的に高い衣装コレクシ ョンを形成したが、その過程とポリシ ーについて述べた。P8∼10 19世紀後半に広がったにジャポニス ム現象が、単に芸術の領域にとどまら ず、広くモードにまで及んでいたこと を論証した。具体的には異文化の受容 において表層から原理へと展開する 過程を、モードを一例として明らかに するという一連の深井晃子の研究に おける流れの中で、パリモードを支え たリヨンのテキスタイル・デザインに 1890年代以降1920年代まで驚くほど 鮮明に現れた、ジャポニスムの影響を 研究し検証した。 本人担当部分:全53頁中44頁 共著者:髙橋(深井)晃子、周防珠実 21 江戸小袖の変容 単 著 平成5年9 月 京都服飾文化研 19世紀半ば、ジャポニスムが欧米に広 究財団「ドレスタ がっていく。それはまず、1864年に芸 ディ第24号」 術家たちの作品に現われ、きものもそ の表現の一つとして、マネ,ホイッス ラー,ティソ、ルノワールらの当時の 多くの前衛的画家たちの作品に登場 する。彼らが描いたきものとは何だっ たのか、またどのような意味づけでそ の作品に描いたかを考察した。 P16∼21 22 モードのジャポ ニスム 単 著 平成6年4 月 京都服飾文化研 究財団 24 同時代性への同 化 単 著 平成7年3 月 京都服飾文化研 日本の明治大正時代の洋装化の過程 究財団「ドレスタ の、すなわち文化的ヘゲモニーにおけ ディ第27号」 る、ある意味においては必然を、世界 の服飾流行という視点から考察した。 P16∼22 25 服飾と流行 単 著 平成7年8 月 栃木県立美術館 「モードと諷刺」展カタログの論稿。 服飾流行とその現実との差異につい て考察した。 26 パラソルが花開 く 19世紀のファッ ションと女性た ち 単 著 平成7年9 月 イナックス出版 「和傘・パラソル・アンブレラ」展カ タログの論稿。19世紀鉄の飛躍的な発 展とともにアクセサリーとして急速 にその使用が広がった傘、特に女性に おいては流行のアクセサリーとして この時代に慣習化したパラソルにつ いて考察した。 P 49∼54 27 モデルニテとモ ード 単 著 平成8年3 月 京都服飾文化研 19世紀後半のフランスにおいてボー 究財団「ドレスタ ドレールが説く モデルニテ すなわ ディ第29号」 ち近代性において、モードは重要な要 因として捉えられていた。それはなぜ だったか、また具体的にどのようにマ ネなどの近代絵画の先駆者の絵画に 現れたのか、そしてこのことをどのよ うに解読することができるかを考察 した。P16∼21 21 同名の展覧会「モードのジャポニス ム」京都展カタログの論稿。ジャポニ スム現象を、モードの視点から解読 し、その意義と深く広範に及んだ影響 を展覧会とともに、初めて世に問う た. P14∼25 28 Le Japonisme dans la mode 単 著 平成8年4 月 Paris Musée 「Japonisme et Mode」展カタログの Musée de la Mode 論稿。 et de Costume これは京都で開催した「モードのジャ ポニスム」が招聘されパリで開催され た展覧会カタログであり、上記15に加 筆したもの。フランスにおいて初めて モードにおけるジャポニスムを論じ た。P 29∼58 29 モダンファッシ ョンと傘 単 著 平成8年6 月 フロント 財団法 19世紀においてボードレールがモデ 人リバーフロン ルニテ「現代生活」を模索したとき同 ト整備センター 時代の絵画、文学などに取り上げられ た<傘>は、現代性の表象であった。そ の傘、あるいはパラソルがファッショ ンにおいて果たした新しい役割につ いて論じた。P11 30 モードのジャポ ニスム 単 著 平成8年9 月 東京クリエイシ ョンフェスティ バル実行委員会 31 衣服は身体を持 つ 単 著 平成9年 京都服飾文化研 衣服の支持体である身体と表層であ 究財団「ドレスタ る衣服との関係を問いなおしながら、 ディ第32号」 20世紀のファッションについて論じ た。P16∼21 32 Japonism in Fashion 単 著 平成10年4 月 Los Angeles 「Japonism in Fashion」展カタログ County Museum of の論稿。 Art 前掲22を英語で発表した。アメリカに おいて初めてファッションにおける ジャポニスムを論じた。P4∼8 33 バレエリュスと パリモード 単 著 平成10年6 月 セゾン美術館 「ディアギレフのバレエリュス展」カ タログの論考。1910年、バレエリュス のパリ公演がモードに与えた影響に ついて考察した。 34 ルノワールとパ リ・モード 単 著 平成11年4 月 川村記念美術館 /北海道立近代 美術館 「ルノワール展」カタログ論考。画家 ルノワールが、同時代のモネら印象派 の画家たちによってモデルニテ(現代 性)の表象として注意深く観察された モードとどのように関っていたのか を考察した。ルノワールの前半の作品 は、彼がいかに忠実な19世紀後半のパ リ・モードの観察者だったかを示して おり、これまでの固定的なルノワール 像に新たな視点を加えた。P177∼180 22 「モードのジャポニスム」東京展カタ ログの論稿。上記15を土台として新た に検証された事例を加筆した。P16 ∼27 35 身体の夢 単 著 平成11年4 月 京都服飾文化研 究財団 36 世紀末,都市の相 貌 単 著 平成12年4 月 国際交流基金「国 20世紀末の都市についての一考察。都 際交流87」 市という環境が身体を包んでいるが、 それは衣服とどのような関連性を持 つのかを考察した。P37∼40 37 アルベルチーヌ 単 著 平成12年10 の部屋着、あるい 月 はプルースト的 モードの意味 集英社プルース ト全集「カイエ・ プルースト No.12」 マルセル・プルーストは小説「失われ た時を求めて」における重要な主人公 の一人であるアルベルチーヌにかか わりながら詳細なモード描写をすし ている。このことを通して、この小説 の本質でもある「時」の観念について 考察した。P16∼24 38 キモノ・サダヤッ 単 著 平成12年10 コ 月 川上音二郎とパ リ万国博覧会 福岡市博物館における同名の展覧会 のカタログ論考。1900年パリ万博の 際、パリ公演した川上貞奴が、ジャポ ニスムの広がる欧米にいかなる影響 を与えたかを検証した。P132∼135 39 19世紀の女性と 身体 財団法人ラスキ ン文庫 「ラスキン文庫便り」の論考。19世紀 末の女性像をその社会性と身体性か ら論じた。 40 時を映す装置、あ 単 著 平成13月3 るいはオデット 月 のアルモワール 単 著 平成12年11 月 京都国立近代美術館/東京都現代美 術館/ 京都服飾文化研究財団「身体の夢展」 カタログ論考。20世紀ファッションを 展観する同名の展覧会のカタログ論 考。服の支持体としての身体は20世紀 はじめ、大きな転換を迫られた。きっ かけとなったのはコルセットからの 解放だった。ファッションにおいて身 体は主体として押し出された。しか し、20世紀末、身体と服はその境界を 曖昧にしているばかりか、様々な意味 を一挙に露呈している。20世紀のファ ッションを身体という視点から展観 し、20世紀ファッションの特質を論じ た。P42∼51 京都服飾文化研 マルセル・プルーストの小説「失われ 究財団「ドレスタ た時を求めて」における重要な主人公 ディ39号」 の一人であるオデットという人物像 と揺れ動く当時の社会をモードとい う視点から考察した。 P26∼35 23 41 女性たちの活躍 とファッション 単 著 平成13年 5月 小学館「本の窓」 20世紀に登場した新しい女性像を表 象する服装と、その社会的背景につい て論じた。 P18∼21 42 フランス王家3 人の女性 単 著 平成13年10 月 TBSブリタニカ 伊勢丹美術館「フランス王家3人の貴 婦人物語展」カタログの論考。18世紀 フランスの宮廷文化においてポンパ ドゥール侯爵夫人、マリアントワネッ ト、ジョゼフィーヌらが果たした文化 的意味について考察した。P 143∼ 144 43 描かれた美女 単 著 平成13年11 月 東京富士美術館 東京富士美術館「女性美の500年展」 カタログの論考。各時代の理想像とし て描かれた美女という視点から、時代 と社会が求める女性像とは何かを考 察した。P 40∼45 44 <もの>が持つ 力の解明手段 単 著 平成14年3 月 京都服飾文化研 京都服飾文化研究財団に収蔵されて 究財団「ドレスタ いる多くの西欧衣装を事例として、文 ディ41号」 化遺産としての衣服の保存・補修につ いての意義と現状、そして今後の方向 性を実証的に考察した。P8∼11 45 Paris1910: 単 著 平成14年2 パリのロシア・バ 月 レエ 文化出版局 「Hi-Fashion 」 2002年4月号 46 ファッション、あ 単 著 平成14年5 るいは幸福なカ 月 リスマ的支配 新書館「大航海」 本号の特集「カリスマ」。これを深井 晃子はモードという多面的な現象か ら照射する。P 235∼239 24 20世紀、世界各地でアートの枠組みの 読み直しが起こっていくが、そうした 流れの上にたって20世紀のデザイン 運動とファッションの緊密な関係に ついて「越境するファッション」とし て論じていく。その幕開きとして20 世紀初頭のパリを震撼させたセルゲ イ・ディアギレフ率いるロシア・バレ エと、パリ・モードにおけるその影響 について論じた。あらゆる芸術がパリ で出会ったとき、驚くべき豊かな実り がもたらされた。P218∼223 47 Moscow 1920: 単 著 平成14年3 ロシア・アヴァン 月 ギャルド 文化出版局 「Hi-Fashion 」 2002年6月号 「越境するファッション2」1920年前 後、モスクワを中心としておこったロ シア・アヴァンギャルドにおけるマレ ヴィッチ、ロドチェンコらの活動につ いて考察した。後の20世紀の流れを牽 引していくことになる、芸術を生活と の融合のなかで捉えようとする彼ら の新しい視点について焦点を当てた。 P216∼221 48 美術館とファッ ション展 単 著 平成14年5 月 「美術フォーラ ム6」醍醐書房 「越境する美術史学」というテーマを 特集し揺れる美術史の枠組みについ て再考する中で、揺れ動く20世紀美術 の境界におけるファッションの位相 と、日本の美術館のファッションへの 姿勢を論じた。 49 New York 1960: ポップ・アート 単 著 平成14年5 月 文化出版局 「Hi-Fashion 」 2002年8月号 「越境するファッション3」1960年代 に現出した大衆消費社会における新 しいアート、ニューヨークを中心とし たポップ・アートはダイナミックなエ ネルギーを発散したが、そのときファ ッションがアートに見逃すことがで きない影響を与えはじめたことにつ いて論じた。P216∼221 50 Dressau-Berlin 1935-33 バウハウスの活 動 単 著 平成14年7 月 文化出版局 「Hi-Fashion 」 2002年10月号 「越境するファッション4」では現代 デザインの源泉、ワイマールで生まれ た実験的アート教育という理念を掲 げ、それを実践したバウハウス14年間 の活動を改めて検証し、特にバウハウ スの衣服デザインからその意義を論 じた。P259∼263 51 Rome 1965 単 著 平成14年9 アルテ・ポーヴェ 月 ラ、イタリアのア ヴァンギャルド 文化出版局 「Hi-Fashion 」 2002年12月号 「越境するファッション5」では、 1960年代世界同時的に新しいアート の動きが起こるが、イタリアでは前衛 芸術アルテ・ポーヴェラの活動が注目 された。アルテ・ポーヴェラの本質と、 その後のアートとファッションに及 ぼされた影響について論じた。P187 ∼191 25 51 London 1910 イギリス世紀末、 近代デザイン運 動とブルームズ ベリー 単 著 平成14年11 月 文化出版局 「Hi-Fashion 」 2003年2月号 「越境するファッション6」では、19 世紀ラスキン、ウイリアム・モリス以 来、国家的な政策としてデザインを取 り上げたイギリスのデザイン活動、と くに近年とりわけ光が当てられるよ うになったブルームズベリー・グルー プについて論じた。 P193∼197 52 Paris 1940 単 著 平成15年1 40年代スタイ 月 ル;戦争の時代の アートとファッ ション活動 文化出版局 「Hi-Fashion 」 2003年4月号 「越境するファッション7」では、第 2次世界大戦という状況下における 芸術活動は、いかなるものだったの か。そしてそれはどのように実現され たのか、この点について戦時下のパ リ・モードを中心軸において論じたP 190∼195。 53 Paris 1930 シュルレアリス ム 文化出版局 「Hi-Fashion 」 2003年6月号 54 Tokyo 1980 単 著 平成15年6月 発信するジャパ ニーズ・デザイン 文化出版局 「Hi-Fashion 」 2003年8月号 55 Tokyo 2000 越境するファッ ション 単 著 平成15年8月 文化出版局 「Hi-Fashion 」 2003年10月号 「越境するファッション8」では、シ ュルレアリスム、特にサルヴァトー ル・ダリと彼から発想を得ながら、 1930年代の熟成のパリ・モードにおい て衣服にシュルレアリスム的価値転 換の思考を取り込んでいったエル ザ・スキャパレリについて論じた。 「越境するファッション9」では、 1980年代飛躍的な発展を見せた経済 とともに、世界に向けて強いメッセー ジを発信し始めた日本のデザイン、特 にファッション・デザインについてそ の独自性と世界性について考察した。 「越境するファッション10」では、 21世紀以降、新たな枠組みの中でアー トとデザインがどう関わり、それらは どこへ向かうか。境界を越えて広がる ファッションと日本からの新しい発 信について考察した。 ファッション展 と美術館 56 Le Japon et La Mode 単 著 平成15年8月 京都服飾文化研 究財団 Musee des Arts Asiatiques Nice 単 著 平成15年4 月 単 著 平成15年10 月 フランス・ニースのアジア美術専門館 である同美術館が主催する展覧会 21em Siecle のカタログ論考。1970年代以降世界的 に注目されるようになった日本ファ ッションの独自性と世界性について 分析し、考察した。 26 京都服飾文化研 共著 究財団収蔵ドレ スの補修、修復技 術の現状分析 平成16年2月 57 仮託された夢、時 単著 代の色 平成16年4月 57 Drapes and 単著 Pleats, or Japanese Fashion Design 平成16年6 月 59 バクストの時代; 新しい曙光の色 へ 平成16年10 月 単著 日本家政学会誌 Vol.55 No.5 文化遺産としての衣服の現状維持の ために行われている方法論について 現状を分析し、その技法について検討 した。また、現時点では確立していな いこの分野に関わる科学的分析の重 要性について探った。 京都服飾文化研 京都国立近代美術館、森美術館、京都 究財団 服飾文化研究財団主催「COLORS」展カ タログ論考。色彩と服飾における社会 文化的考察、特に19世紀印象派芸術と の関連について考察した。 Hellenic Culture オリンピック文化イヴェントの一つ OrganizationS.A として開催された「プリーツとドレー ./Peloponnesian プ」展のカタログ論考。世界的注目さ Folklore れる日本のファッションの想像性と Foundation その特質をドレープとプリーツと言 う衣服構成の原則と言う視点に立ち 分析し考察した。 京都服飾文化研 20世紀初頭、色彩という視点から、芸 究財団 術にまたファッションに大きな変化 が起こる。そのフォーヴ、未来派、そ してバレエリュスなどの動きとバク ストとポワレについて考察した。 (その他) 「翻訳」 1 ヴォーグの60年 共 訳 昭和55年 マーガレット・ハ ウエル著 平凡社 2 女の下着の歴史 単 訳 昭和56年 セシル・ビートン 著 Vogue Book of 単 訳 昭和56年 Fashion Photography ポリ−・デブリン 著 文化出版局 4 太陽の染まる紋 共 訳 昭和57年 様 ウィダー・カワー ル著 文化出版局 パレスチナの服飾について 5 ファッション辞 単 訳 昭和63年 典 ジョージナ・オハ ラ著 平凡社 ファション・デザイナーと、その周辺 を含めたファッションの辞典。 3 雑誌ヴォーグの60年の歴史。 共著者:小沢瑞穂、髙橋(深井)晃子 、 他 3名 フランスの女性の下着の歴史につい ての文化史的考察。 コレクション・ジ ヴォーグ誌を彩った写真と写真家の ャパン・S.A 歴史。 27 6 カシミア・ショー 監 修 昭和63年 ル モニク・レヴィ= ストロース著 平凡社 インドに起源を持つカシミア・ショー ルが19世紀、フランスに流行し、フラ ンスのカシミア・ショール産業を生ん だが、その生成と栄光、衰退までの歴 史に初めて光をあてた。 7 レース・歴史とデ 監・訳 平成元年 ザイン アン・クラーツ著 平凡社 フランスにおけるレース産業の歴史 とデザインの変遷史。16世紀、イタリ アに発生したレースは、手仕事による 贅沢さと、稀少性により、国の産業を 左右する経済力を持ったが、産業革命 後の機械化により、その価値は転落し ていった 8 女性下着の歴史 単 訳 平成2年 セシル・サンロー ラン著 エディション・ワ セシル・サンローランの前著の現代部 コール 分が加筆され、再構成された。 9 フランスの更紗 単 訳 平成3年 ジュディット・ベ レディフ著 平凡社 フランスにおける更紗・プリント産業 の生成から衰退までの歴史と産業的 意味を問う。 10 マテリアル・ウェ 単 訳 平成3年 ルス ジャック・ラーセ ン著 京都書院 テキスタイル・デザインとインテリ ア・デザインの指導書。 11 ファッション・デ 単 訳 平成10年12 ザイナーを目指 月 すあなたへ ジャンフラン コ・フェレ著 日之出出版 建築家から転身し、ミラノとパリで活 躍したイタリアのデザイナー、フェレ が、ファッションデザイナーを目指す 若い人へ向けたアドバイス。 12 イヴ・サンローラ 監 訳 平成12年5 ン喝采と孤独の 月 間で アリス・ローソー ン著 日之出出版 20世紀を代表するデザイナー、イヴ・ サンローランの創造性とその苦悩に ついて膨大な一次資料を駆使して新 たなサンローラン像を描き出した。 「監修」 1 ファッション辞 典 監修 平成11年3 月 文化出版局 28 「展覧会図録」 1 フォルチュニイ 展 監修 昭和60年10 月 京都服飾文化研 究財団 東京スパイラル・ホールで開催した衣 装展のカタログ。20世紀初頭のマルチ タレント・アーチスト、マリアノ・フ ォルチュニイの日本において初めて 紹介した展覧会。 2 華麗な革命 監修 平成元年4 月 京都服飾文化研 究財団 京都国立近代美術館で開催したロコ コからネオ・クラシックまでの衣装展 のカタログ。 同カタログは英語、仏版が出版され、 衣装展カタログのベストセラー、ロン グセラーとなった。 3 モードのジャポ ニスム 監修 平成6年4 月 京都服飾文化研 究財団 京都国立近代美術館で開催した同名 の衣装展のカタログ。同展がアメリカ で開催されたのに伴い論考は英訳さ れた。 4 絢爛たる夜会服 の世界 監修 平成6年5 月 京都市美術館 京都市立美術館の同名の展覧会のカ タログ。 5 Japonism et Mode 監修 平成8年4 月 Paris Musées パリ市立衣装美術展における 「Japonism et Mode」展のカタログ。 「モードのジャポニスム展」を軸に再 編集された。 6 モードのジャポ ニスム 監修 平成8年9 月 東京クリエイシ ョンフェスティ バル実行委員会 「モードのジャポニスム」展(TFT ホール開催)のカタログ。 7 身体の夢 監修 平成11年4 月 京都服飾文化研 究財団 京都国立近代美術館/東京都現代美 術館で開催した同名の衣装展のカタ ログ。 8 COLORS ファッシ ョンと色彩 「分担執筆」 監修 平成16年 京都服飾文化研 究財団 京都国立近代美術館/森美術館で開催 した同名の展覧会カタログ 1 知恵蔵 共著 平成2年∼ 平成14年 朝日新聞社 現代用語事典 本人担当部分:生活 ファッション 2002年版 P.1145∼P.1152 2 新版現代デザイ ン事典 2004年版 共著 平成11年3 月 平凡社 デザイン全般に関する事典 本人担当部分:ファッションデザイン P.124∼P.129 29 「展覧会監修」 1 浪漫衣裳展 2 監修 昭和55年4月 ∼昭和55年5 月 京都国立近代美 術館 主催 京都国立近代美術館・京都服飾 文化研究財団による19世紀フランス の衣裳展。アソシエート・キュレータ ーとして参画。 アンダーカバ 監修 ー・ストーリー展 昭和58年 ニューヨーク 京都・東京 主催 ニューヨーク州立ファッション 工科大学・京都服飾文化研究財団。フ ァッションを作った下着の存在に光 を当てた展覧会。 3 フォルチュニイ 展 監修 昭和60年10 月 東京スパイラ ル・ホール 主催 京都服飾文化研究財団。日本に 初めて20世紀のヴェネチアで活躍し たマルチ・アーチスト、マリアノ・フ ォルチュニイを紹介。 4 華麗な革命展 監修 平成元年4月 ∼平成元年5 月 京都国立近代美 術館 主催 京都国立近代美術館・京都服飾 文化研究財団による18∼19世紀初め のフランス衣裳展。フランス革命が衣 服に与えた影響を検証したこの展覧 会は、後にニューヨーク、パリへと招 聘された。 5 Ancien Regime 監修 ニューヨーク州 立ファッション 工科大学 主催 ニューヨーク州立ファッション 工科大学。「華麗な革命」展がニュー ヨークへ招聘され、実施。 6 Elegance et Modes en France du 18ème Siècle 監修 平成元年12 月 ∼平成2年3 月 平成3年11 月 ∼平成4年4 月 パリ装飾美術館 主催 ルーブル宮パリ装飾美術館。パ リへ招聘された「華麗な革命」展。 7 Flair:ティナ・ チャウのコレク ション 監修 平成4年10 月 ワコール東京麹 町ビル 主催 京都服飾文化研究財団。 8 エッセンス・オ ブ・クオリティ 監修 平成5年6 月 ワコール東京麹 町ビル 主催 コム・デ・ギャルソン株式会社、 京都服飾文化研究財団。川久保玲の20 年間の作品を19世紀末の衣装ととも に構成。 30 9 モードのジャポ ニスム 監修 平成6年4月 ∼平成6年6 月 京都国立近代美 術館 主催 京都国立近代美術館・京都服飾 文化研究財団。19世紀後半西欧に起こ ったジャポニスム現象を始めてモー ドという視点から切りとり、それを現 存する衣装と資料とにより実証した 衣裳展。本展覧会はその後10年間に渡 り、東京、パリ、ロスアンジェルス、 ニューヨーク、ニュジーランドへ招聘 され、各会場で成長することになっ た。 10 Japonism et Mode 監修 平成8年4月 ∼平成8年8 月 パリ市立衣装美 術館 主催 パリ・ミュゼ。「モードのジャ ポニスム」展がパリに招聘され、パリ 市立衣装美術館とともに共同監修。 11 モードのジャポ ニスム 監修 平成8年9月 ∼平成8年 11月 TFTホール 主催 東京クリエイションフェスティ バル実行委員会、京都服飾文化研究財 団。Japonism in fashion東京展。 12 Japonisme in fashion 監修 平成10年4月 ∼平成10年6 月 Los Angels County Museum 「モードのジャポニスム」展がロスア ンジェルス・カウンティ美術館に招聘 され、共同監修した。 13 Japonisme in fashion 監修 Brookly Museum 「モードのジャポニスム」展がニュー of Art, New York ヨーク,ブルックリン美術館に招聘さ れ、共同監修した。 14 身体の夢 監修 平成10年11 月 ∼平成11年 2月 平成11年4月 ∼ 平成11年5月 平成11年7月 ∼平成11年 11月 平成15年7月 ∼ 平成15年10 月 平成16年4∼ 6月 平成16年8∼ 12月 15 モードのジャポ ニスム 共同 監修 COLORS ファッシ 共同 ョンと色彩 監修 京都国立近代美 術館 東京都現代美術 館 主催 京都国立近代美術館・京都服飾 文化研究財団・東京都現代美術館。ア ートとファッションを軸にした本展 は、鑑賞者にファッションを新しい視 点から認識させた。 ニュージーラン ド国立テパパ美 術館 主催ニュージーランド国立テパパ美 術館・京都服飾文化研究財団。同名の 展覧会の巡回展。 京都服飾文化研 究財団 主催京都国立近代美術館/森美術館/ 京都服飾文化研究財団。同名の展覧会 はファッションと色彩の関係を社会 的 文化的に考察した。 「ビデオ監修製作」 1 フォルチュ二― 監修 昭和60年10 月 京都服飾文化研 究財団 同名の展覧会のビデオをプロデュー スし監修した。 2 華麗な革命 監修 平成元年5 月 京都服飾文化研 究財団 同名の展覧会のビデオをプロデュー スし監修した。 31 3 モードのジャポ ニスム 監修 平成8年11 月 京都服飾文化研 究財団 同名の展覧会のビデオをプロデュー スし監修した。 4 身体の夢 監修 平成11年5 月 京都服飾文化研 究財団 同名の展覧会のビデオをプロデュー スし監修した。 5 身体の夢 監修 平成11年9月 放送大学 同名の展覧会を例として身体と衣服 の関係を考察した放送大学の特別講 義用ビデオを監修・出演した。 32
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