宿題レポート②:アウトラインを作る ○ 手順: 宿題レポート①で得た情報や考えたアイデアを元にして,「議論の骨格」を作る。 ② 議論の骨格を基にして,「アウトライン」を作る。 ③ レポートでは,議論の骨格とアウトラインの両方を書く。 ○ ① レポートは,1つの文書としてワープロ(Microsoft Word)で書き,そのファイルを C-Learning のレポート機能を用いて提出(アップロード)する。 ○ 締切: 6月14日(火)午後5時。 例:テーマ「動物の権利」の議論の骨格 ・問い「動物に権利を認めるべきか」 ・主張「動物に権利を認めるべきである」 ・根拠「動物も苦痛や快楽を感じる能力がある」 「苦痛や快楽を感じる能力があることが,権利を認めることの本質的な条件である」 ・想定される反論「動物に苦痛や快楽を感じる能力があるとどうして分かるのか? 単に人間の側が,あると思っているだけではないのか?」 ・それに対する再反論「人間同士でも,他人の苦痛や快楽を直接感じることはできない。 しかし,他人も苦痛や快楽を感じていると考えている。動物も同様に考えることが できるのではないか」 事例の出典: 戸田山和久『論文の教室̶̶レポートから卒論まで』日本放送出版協会,2002 年。 例1:テーマ「動物の権利」のアウトライン タイトル「動物に権利を認 めるべきか」 1.はじめに ・問い「動物に権利を認めるべきか」 ・主張「認めるべき」 ・各節の内容 2.問題の背景と論点 ・動物の権利が問題になってきた背景 ・動物の権利をめぐる既存の議論 3.動物にも権利を認める べきである ・主張「動物にも権利を認めるべきである」 ・根拠: ・「動物にも苦痛と快楽を感じる能力がある」 ・「苦痛や快楽を感じる能力があることが,権利を認めることの本質的な条件である」 4.動物権利論への批判を めぐって ・反論「動物に苦痛や快楽を感じる能力があるとどうして分かるのか?」 ・再反論「それを言うなら人間も同じではないか?」 5.まとめ 例2:テーマ「動物の権利」のアウトライン(反論を立論に組み込む場合) タイトル「動物に権利を認 めるべきか」 1.はじめに ・問い「動物に権利を認めるべきか」 ・主張「認めるべき」 ・各節の内容 2.問題の背景と論点 ・動物の権利が問題になってきた背景 ・動物の権利をめぐる既存の議論 3.動物にも権利を認める べきである ・主張「動物にも権利を認めるべきである」 ・根拠: ・「動物にも苦痛と快楽を感じる能力がある」 ・反論「動物に苦痛や快楽を感じる能力があるとどうして分かるのか?」 ・再反論「それを言うなら人間も同じではないか?」 ・「苦痛や快楽を感じる能力があることが,権利を認めることの本質的な条件である」 4.まとめ
© Copyright 2024 Paperzz