優秀賞めんそーれ沖縄浦添市立浦城小学校 6 年銘苅あやねめんそーれとは、沖縄の方言で「いらっしゃいませ」という意味です。もしあなたがお友達を家に招いたとき、あなたならどう対応しますか。私ならまず家をきれいにして、ごちそうを作り、その友達が楽しんでくれるようなことを考えます。つまり、人を招いたらその人が帰るまで、楽しく過ごして、「また来たいな」という満足感と期待感を持って帰ってもらう、ということです。このことを沖縄の観光客にたとえてみましょう。沖縄の海の美しさには目を見張るものがあります。日本一といってもいいでしょう。水族館や首里城などの観光地の景観は見る人の目をおどろかせます。また、沖縄の料理は本土の料理とちがい、独特な食料をもちいるので、健康しこうと相まって今やブームとなっています。特にゴーヤー、ヘチマ、パパイヤなどはいつのまにか日本全土でさいばいされているほどです。しかし、この現状にあまんじていてはいけません。ほうっておけば、海はよごれるし、沖縄の特産物は、特産物ではなくなってしまうでしょう。又、せっかく楽しみにしていた観光客が突然の台風など災害にあった時どの様な対応をすればいいか、という問題もあります。まず、前者については、観光地に限らず自分の身のまわりの清掃に気を配り、日ごろから、環境を整えること、そして特産物などに関しては、やはり沖縄の産物が大きさや成じゅく度などで一番おいしいということを、アピールしていくということが大事だといえます。後者についての台風などの、突然の災害に直面した時、私たちはどう対応したらよいでしょうか。何年か前、台風にあった観光客をある家族が、ソーミンチャンプルーやサーターアンダギーなどで歓迎したというニュースをききました。このことを、応用して考えてみました。たとえば、体育館や空港に集めて、沖縄料理のバイキングをしたり琉球舞踊を見たりするとか、ボーリング場などの遊技場などでゲームをしたり、競技をしたりするのもいいと思います。去年私たちが、ディズニーランドに言った時、母がチケットを無くしてしまいました。すると、すぐに何かを察したスタッフが心配そうな顔で「いっしょうけんめい探します」と私たちに告げました。残念ながら無くしたチケットは見つかりませんでしたが、新しくチケットを作ってくれました。そのときの始めの不安感が一気に喜びにかわったのを今でも覚えています。その後ディズニーランドを楽しんだのはいうまでもありませんが、常にスタッフがお客さんに喜んでもらおうと気配りしていることに感心しました。このように、私たちがまず環境を整え、次に観光客を歓迎する気持ちを自分のこととして考え、「何度でも沖縄に行きたい」という気持ちになれるような沖縄にしていきたいと思います。だから私は、声を大にしていいたいです。「めんそーれ、沖縄」と。