●中海コンテナジャパン 寿健氏が社長就任 チャイナ・シッピング・コンテナ・ラインズ の日本総代理店、中海コンテナジャパン (CSCL) の新社長に、2008年11月1日付で寿健(Shou Jian)氏が就任し、このほど東京に赴任した。寿 健氏は同日付で中国海運(集団)総公司の日本現 地法人、中国海運日本の社長に就任、2社の社長 を兼任する。同氏は上海出身で、80年代に中国 の前身、上海海運(集団)総公司に入 海運(集団) 社。営業や運航などの業務に携わった。 CSCLは中国海運(集団)総公司傘下のコンテ ナ船社。北米、欧州、豪州、南米などの地域のほ か、アジア域内や中国沿岸などにサービスネット ワークを持つ。04年6月に香港証券取引所に上 場、07年12月には上海で新規株式公開(IPO) を 実施した。AXSアルファライナーの調べによると、 08年10月時点のコンテナ船運航規模は137隻、 42万9165TEUで世界第8位。 ●ルフトハンザ・カーゴ 日韓支社長にシュトルマー氏就任 は2008年12月1 ルフトハンザ・カーゴ(LCAG) 日、都内で日本支社長の交代レセプションパーテ ィーを開催した。フォワーダーを中心に関係者100 人が出席する中、ミヒャエル・シュトルマー氏の日 本・韓国支社長就任および08年5月まで同社日 本・韓国支社長を務めたブルーノ・ボービンガー 氏のルフトハンザ航空(旅客部門)日本・韓国地 区空港総支配人就任が発表された。パーティーに はLCAGのマーティン・シュリンゲンジーペン副社 長(アジア太平洋地区営業統括) が出席して二人 の昇進を祝福した。 新任のシュトルマー支社長は「ボービンガー氏 は非常に優れたチームを残してくれた。09年は難 しい年になるだろうが、当社はこれを乗り越える 自信がある。日本は高度な市場。世界的な景気 後退の中でも業績に貢献できると確信している」 とあいさつした。 シュトルマー支社長は85年にルフトハンザグ ループに入社。92年にLCAG入りし、アフリカ・ 中東地域セールス・マネージャー、郵便事業マネ ージャーなどを歴任。07年9月からはLCAG子会 社のカーゴ・カウンツでコマーシャル・ディレクタ ーを務めた。 ●近鉄エクスプレス ロンドンでTAPA認証A取得 近鉄エクスプレスは2008年12月2日、英国法人 がロンドン本社の倉庫でTAPA(物流資産保護協 会)認証のクラスAを取得したと発表した。同社 は現在、世界19カ所でクラスAを取得済み。欧州 ではアムステルダムの倉庫(04年取得) に次ぐ2 カ所目となる。取得日は08年11月13日。 ●日本郵船 新造欧州航路船が神戸初入港 日本郵船が欧州航路に投入した新造コンテナ (6480TEU積み) が2008年11月 船“NYK Theseus” 28日、神戸港(六甲アイランドRC6) に初入港し、 神戸港埠頭公社、神戸市みなと総局、神戸港振興 協会などが船内で歓迎セレモニーを行った。 104 CARGO JANUARY 2009 ●エミレーツ航空 中欧でCSA起用、販売強化へ ●にしてつ 本部事務所移転 エミレーツ航空はこのほど、ハンガリー、ルーマ ニア、ブルガリアの中欧3カ国で販売体制を強化 すると発表した。自社での販売拠点は設けずに フランスの貨物販売代理店(CSA) 、グローブ・エ ア・カーゴを起用する。中東、豪州に向けた建機 関連の輸出や極東アジアからの生地、服飾関係 品の輸入需要を見込んでいるという。 現在、同社はこれら3カ国への乗り入れを行っ ていない。そのため、ハンガリー/ルーマニア∼ ウィーン間、ブルガリア∼イスタンブール/アテ ネ間をトラッキングで対応して航空便に接続する。 ウィーンにはデーリー旅客便と週1便の貨物便、イ スタンブールには週11便の旅客便と週3便の貨物 便、アテネにはデーリー旅客便が就航している。 西日本鉄道国際物流事業本部(にしてつ) は、 本部事務所を移転し、1月13日から新事務所で 業務を開始する。これまで入居していたビルが建 て直し工事を行うことに伴う。移転後も電話、 FAX番号の変更はない。 新事務所の住所は次のとおり。 u住所=〒103-0021 東京都中央区日本橋 本石町4-4-20 三井第ニ別館7・8階 ●JPサンキュウグローバルロジスティクス 本社機能を集約、業務効率化 JPサンキュウグローバルロジスティクスは2008 年12月20日に本社機能を移転、集約し、同月22 日から新事務所で業務を開始する。これまで別フ ロア (山九本社の本館、別館) に分かれていた各 部署を集約することで業務を効率化する。なお、 電話、FAX番号に変更はない。 新所在地は次のとおり。 u所在地=〒104-0054 東京都中央区勝どき 5-11-11 北水ビル第二7階 ●物流連 第10回「物流環境大賞」公募開始 日本物流団体連合会は1日から第10回「物流環 境大賞」の公募を開始した。環境負荷軽減の面 から物流業の発展に貢献した団体・企業・個人を 表彰し、環境施策の一層の推進を図ることが狙い で、2009年2月27日が受付締切期限となっている。 詳細は物流連ホームページ (http://www.butsuryu.or.jp) で確認できる。 ●神戸港 小学生が船から見学 神戸市の小学生が船から港を見学する学習会 が2009年12月2日開かれた。神戸海事地域人材 確保連携協議会(会長=石田憲治・神戸大学教 が、神戸港の役割や働いている仕事を知って 授) もらおうと、学習用副教材「海とみなとが仕事の舞 台 神戸港」を発行。これを有効活用するため、 神戸市港務艇“おおわだ2”で神戸港を周回する 「みなとの学習会」が初めて企画された。 メリケンパークを出港後、川崎造船神戸工場、 三菱重工神戸造船所、ポートアイランドⅠ期、同 Ⅱ期、六甲アイランドを回る1時間コース。第1回 は真野小学校の小学4年生約30人が参加。神戸 港振興協会の森田潔振興部長が、副教材を使っ て自動車船やコンテナターミナル、レストラン船 など説明した。参加した坂本琉那さん (9歳) は「大 きい船があって面白かった。荷物がどうやって運 ばれるかが分かりました」と答えた。引き続き菊 水小、浜山小、湊山小、親和小、水木小が参加す る予定で、中学2年生の学習会も企画している。 ●OOCL インフォワールド100アワードを受賞 「インフォワールド OOCLは2008年11月25日、 100アワード」を受賞したと発表した。同賞は、イ ンフォワールド・メディアグループが発行するイン フォワールド誌が、画期的・創造的な方法でテク ノロジーをビジネスに生かしている企業を表彰し たもの。 運輸部門で表彰されたOOCLは、ライフサイク ル管理の可視化への取り組みが評価された。受 賞の対象となったのはOOCLオフィス間、顧客の 船積みから運賃情報まで1つに統合するシステム 「IRIS−2(The Integrated Regional Information System)」で、既存のシステムにSLコーポレーシ ョンの統合管理ソフトウェアなどを組み合わせて 性能の改善を図ったことが評価された。 インフォワールド・メディアグループは、技術分 野のメディア、イベント、調査会社であるインター ナショナル・データ・グループ(IDG) の一部門。イ ンフォワールド誌の編集スタッフが候補となる企 業100社を選出し、インフォワールド誌の読者や 提携企業、エンドユーザーなどが推薦した。 ●横浜港 事故・コスト・CO2削減へ 横浜市港湾局は2008年12月2日、大黒埠頭の で事故・コス (Y−CC) 横浜港国際流通センター ト・CO2削減に向けた取り組み「ゆっくり走って減 らそう!横浜港」の宣言会を開催した。主な取り 組み内容は、大黒埠頭・本牧埠頭および周辺道 路への看板・横断幕の設置、トラクタヘッドへの 前面幕の装着、エコドライブ講習会の実施など。 u問い合わせ先=横浜市港湾局横浜港管理セン ター南部管理課(本牧埠頭事務所、担当:藤川 氏、電話045-623-8231、FAX045-624-3407) ●神戸海洋博物館 世界の船会社カレンダー展 神戸港振興協会は2008年12月23日から09年1 月18日まで、神戸海洋博物館で「2009年世界の 船会社等カレンダー展」を開催する。国内外の海 運関連会社、海事関連機関が作成したカレンダ ーを集めた展示会で、今回で29回目。なお、月曜 日は休館。ただし1月12日は開館し、1月13日振 り替え休館。
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