平成 28 年度事業計画書 - 公益財団法人 竹中育英会

平成 28 年度事業計画書
公益財団法人竹中育英会
【公1】教育・研究への助成事業
1.国内奨学生に対する助成
(1)奨学生数と給付金額
・平成 28 年 1 月~平成 28 年 3 月
平成 27 年より継続の大学生 124 名、大学院生 46 名(修士 37 名 博士 9 名)
、計 170 名
・平成 28 年 4 月~平成 28 年 12 月
大学生 128 名(継続 88 名 新規 40 名)、大学院生 52 名(継続 23 名 新規 29 名)、計 180 名
・給付月額
大学生、大学院生ともに 80,000 円
(2)新奨学生の選考
・大学新規奨学生 40 名、大学院生(大学奨学生より進学した学生)29 名を採用予定。
・指定 20 大学より推薦を受けた新 2 年生各 2 名、及び当会大学奨学生から大学院に進学した学生
を対象に、5~6 月、選考委員会による書類選考及び面接選考を行い、採用者を決定する。
2.海外留学奨学生に対する助成
(1)奨学生数と給付金額
・平成 23~26 年選考の継続奨学生 9 名、平成 27 年選考の新規奨学生 4 名、計 13 名
・給付年額
4,500,000 円を上限とする。
(2)海外留学奨学生内定者の選考
・3 名内定予定
・7~9 月、指定 6 大学(各 2 名以内)、および当会国内奨学生より応募者を募る。
・11 月、選考委員会による書類選考及び面接選考を行い、内定者を決定する。
・留学先大学決定後、本決定とする。
3.奨学金総額
219,980,000 円
4.奨学生に対する支援
(1)行事の開催
奨学生相互の親睦を促進するとともに財団関係者・大学関係者・奨学生OBとの交流を目的に、
以下の行事を開催する。
・卒業奨学生歓送会(大阪・東京にて開催、2 月、3 月)
・新奨学生歓迎会(大阪・東京にて開催、10 月)
・各大学の集い(大学毎に年 2 回開催)
・大学間の集い(適宜)
(2)学生寮の設置・運営
・所 在 地 東京都練馬区中村橋 2 丁目 9 番 4 号
・施
設 鉄筋コンクリート造、延 1,632 ㎡
・収容可能数 28 名(男性 23 名、女性 5 名)
・寮
費 食費のみ
(3)奨学生OB組織(竹門会)に対する支援
・活動の機会と場を提供する。
・奨学生の集いへの参加を要請し、現役奨学生との交流を促進する。
5.研究者に対する助成
(1)建築研究助成金の交付
①対 象 者 大学院生で無所得の研究者
②募 集 方 法 研究課題の募集を日本建築学会に依頼し、同学会の機関紙「建築雑誌」及びHPを
通じて募集する。
③選 考 方 法 応募課題を研究助成選定委員会にて審査し、その結果を日本建築学会の学術推進委
員会に報告し決定する。
④助 成 件 数 10 件
⑤助 成 金 額 1 件 500,000 円 総額 5,000,000 円
⑥成 果 報 告 応募 1 年後に、研究論文等の提出を求め、研究成果を確認する。
6.ハンディキャップフィールドに対する助成
(1)学校法人日本聾話学校
・助 成 対 象 聴力・言語教育方法・施設・設備・器具の研究
・助 成 金 年額 350,000 円
(2)社会福祉法人無憂園
・助 成 対 象 教育設備等への支援
・助 成 金 年額 300,000 円
【公2】文化及び芸術の振興を目的とする事業の実施及び支援
1.
展示事業の実施
文化・芸術事業選定委員会により審査・選定された展示会(1)の実施と世田谷美術館(公益財団法人
せたがや文化財団)主催による展示会(2)への協力を行なう。
(1) Aino Aalto(アイノ・アアルト)展 ―Alva Aaltoと歩んだ25年―
① 内
容
フィンランドの著名な建築家 Alva Aalto の妻でありパートナーであった Aino Aalto
(1894~1949) の生涯を俯瞰するとともに、彼女がデザインした家具や照明器具、食器
やクロスなどの作品を展示する。彼女は「日常生活こそデザインされなければならない」
という信念のもと多くのデザインを手がけていますが、そのシンプルでオーガニックなデ
ザインは今日でも多くの人々の賛同を得ており、彼女の女性としてのたくましい生き方と
実用的な作品は、現代の私たちに多くの示唆を与えてくれるものと思われる。
② 展示日程(予定)
2016 年 7 月 1 日(金)~8 月 31 日(水)
於:ギャラリーエークワッド
③ 予算
9,890,000 円
(2) 竹中工務店400年の夢 ―時をきざむ建築の文化史―
① 内
容
竹中工務店の 400 年を超える歴史ある歩みを基盤として、社会的な、また文化的な状況
をふりかえることで、日本が近代化していく過程の中を「建築」という視点から眺望しよ
うとするもの。さまざまな創造行為、多彩な人々が結集して成立する建築と社会の関係性、
そこから発生する多種多様な美を探求するとともに、「日本のモノづくり」の本質を掘り
下げる。竹中工務店の「棟梁精神」から創り出された代表的な建築作品を時代との関係で
展示検証するとともに、竹中育英会を含む 3 つの公益財団にもスポットを当て、それぞ
れの社会貢献活動を紹介する。
② 展示日程(予定)
2016 年 4 月 23 日(土)~2016 年 6 月 19 日(日)
③ 予算
3,725,000 円
於:世田谷美術館