参考資料 - 伊藤鉄工

参考資料
参 考 資 料
目 次
カチオン電着塗装について……………………………… 562
JIS G5501 ねずみ鋳鉄品(FC150, FC200)……………… 563
JIS G5502 球状黒鉛鋳鉄品(FCD500)… ……………… 564
ダクタイル鋳鉄の組織…………………………………… 565
JIS H5120 銅及び銅合金鋳物(CAC202)… …………… 566
JIS H5202 アルミニウム合金鋳物(AC7A)
… ………… 566
JIS G5121 ステンレス鋼鋳鋼品(SCS13)… …………… 567
JIS B0403 鋳造品ー寸法公差方式及び削り代方式… … 568
JIS G3101 一般構造用圧延鋼材(SS400)… …………… 569
JIS G4303 ステンレス鋼棒(SUS304)…………………… 570
JIS G4305 冷間圧延ステンレス鋼板(SUS304)………… 570
JIS H3250 銅及び銅合金棒(C3602)… ………………… 571
JIS H8617 ニッケル及びニッケル、クロムめっき……… 572
JIS H8641 溶融亜鉛めっき… …………………………… 573
JIS G3452 配管用炭素鋼鋼管(SGP)
… ………………… 573
JIS K6741 硬質塩化ビニル管(VP, VU)
………………… 574
WSP 042 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管… … 574
JIS B0203 管用テーパねじ… ……………………… 575~576
JIS B0202 管用平行ねじ… ………………………… 576~577
各種ゴムパッキンの耐薬品性能一覧表………………… 578
SHASE-S209 マンホールふたを安全に
ご使用いただくために……………… 580~581
561
参考資料
耐食性に優れたカチオン電着塗装ラインを導入しました。
カチオン電着塗装とは?
電着塗装法は,低濃度の水溶性塗料溶液のなかに未塗装製品を入れ,対極との間に直流
電流を流し,塗料の薄い膜を折出させる方法です。
化学反応が進行すると,陰極付近に塗料が凝集し,不溶液の樹脂(ポリマー)となって
製品表面に均一な塗膜を形成します。
− 直流電流 +
+
+
+
+
電
極
被塗装物
塗料(アルカリ性)
+
カチオン電着塗装の使用例
●
自動車(ボディー・部品)
●
電化製品・OA 機器
●
鋼製家具
●
建築金物
カチオン電着塗装の特徴
◦優れた防錆力
非常に密着性の良い塗膜を形成するので,剥がれにくくすぐれた防錆力を発揮
します。
◦酸やアルカリに強い
従来の塗装に比べ,耐酸性・耐アルカリ性が向上しました。
◦膜厚が均一で塗り残しなし
形状・構造に関係なく均一な表面塗膜が得られます。
また,ディッピンゲ方式なので塗り残しがありません。
◦環境にやさしい
塗料は環境対応を目的とした鉛フリー型エポキシ樹脂系カチオン電着塗料です。
シックハウス症候群の原因と言われる揮発性有機化合物(ホルムアルデヒドなど)
を含みません。
カチオン電着塗装は,従来錆びやすいと言われている鋳鉄の欠点をカバーし,
美観・環境などに優れた性能を持ち,鋳鉄製品に適した一次防錆塗装です。
562
参考資料
参 考 資 料
JIS G 5501
ねずみ鋳鉄品
(抜粋)
FC150, FC200
1.適用範囲
この規格は,片状黒鉛をもつ鋳鉄品(以下,鋳鉄品という。)について規定する。
2.用語の定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
(1)別鋳込み供試材
鋳鉄品とは別個に,原則として鋳鉄品と同様の鋳型を用いて,1 バッチごとに鋳鉄品と同
一条件で鋳造する供試材。
5.機械的性質
鋳鉄品は,9.5の試験を行い別鋳込みの供試材の引張強さ及び硬さは,表2による。なお,硬
さは,注文者の要求がある場合に適用する。
7.外 観
表2 別鋳込み供試材の機械的性質
鋳鉄品の外観は,使用上有害なきず,鋳巣など
硬さ
引張強さ
種類の記号
2
があってはならない。
HB
N/mm
8.製造方法
FC100
100以上
201以下
(1)鋳鉄品は,キュポラ,電気炉,その他適当
FC150
150以上
212以下
な炉によって溶解し,鋳造する。
FC200
200以上
223以下
FC250
250以上
241以下
(2)鋳 鉄品は,受渡し当事者間の協定によっ
FC300
300以上
262以下
て,応力除去焼なまし,その他の熱処理を
FC350
350以上
277以下
行うことができる。
563
参考資料
参 考 資 料
JIS G 5502
球状黒鉛鋳鉄品
(抜粋)
FCD500
1.適用範囲
この規格は,球状黒鉛鋳鉄品(以下,鋳鉄品という。)について規定する。
2.用語の定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
(1)別鋳込み供試材
鋳鉄品とは別個に,原則として鋳鉄品と同様の鋳型を用いて,1バッチごとに鋳鉄品と同
一条件で鋳造する供試材。
3.種類の記号
鋳鉄品の種類の記号は,表1による。
表1 種類の記号
別鋳込み供試材による場合
FCD 500-7
5.機械的性質
鋳鉄品は,11.5の試験を行い,その引張強さ,耐力,伸びおよびシャルピー吸収エネルギーは,
表2による。ただし,耐力は,注文者の要求がある場合に適用する。
表2 別鋳込み供試材の機械的性質
種類の記号
引張強さ
2
N/mm
耐力
2
N/mm
伸び
%
FCD 500-7
500以上
320以上
7以上
シャルピー吸収エネルギー
(参考)
試験温度 3個の平均値 個々の値
硬さ
基地組織
℃
J
J
HB
―
―
―
150〜230 フェライト+パーライト
9.外 観
鋳鉄品の外観は,使用上有害なきず,鋳巣などがあってはならない。
10.製造方法
鋳鉄品の製造方法は,次による。
(1)鋳鉄品は,キュポラ,電気炉,その他適当な炉によって溶解し,黒鉛を球状化するための
処理を行い,砂型又はこれと同等の熱拡散率をもつ鋳型に鋳造する。
(2)鋳鉄品は,受渡し当事者間の協定によって,焼なまし,その他の熱処理を行うことができる。
(3)鋳鉄品は,注文者の承認があれば,製品検査後に補修,塗装,機械加工を行うことができる。
564
参考資料
参考資料
ダクタイル鋳鉄
ダクタイル鋳鉄とは,球状黒鉛鋳鉄とも呼ばれ,普通鋳鉄に比べ強靭性,耐衝撃性,
耐摩耗性,耐蝕性にたいへん優れております。その機械的性能は,JIS G 5502に規定
されており,その組織を顕微鏡で見たものが下記で黒鉛の形が球状になっているのが特
徴です。
FCD500(ダクタイル鋳鉄)
FC200(普通鋳鉄)
IGSダクタイルは,完全精練された溶解で抜群の品質の信頼度を誇ります。また独特
の合金添加によりFCD 600,FCD 700という高品質のダクタイルの受注もいたします。
565
参考資料
参 考 資 料
JIS H 5120
銅及び銅合金鋳物
CAC202
1.適用範囲 この規格は,砂型鋳造,金型鋳造,遠心鋳造,精密鋳造など(連続鋳造を除く)によって製
造された銅及び銅合金鋳物(以下,鋳物という)について規定する。
3.種類及び記号 鋳物の種類及び記号は,化学成分及び鋳造法によって,表1のとおり区分する。なお,
旧記号は,旧規格のものであり,参考のために併記したものである。
表1 種類及び記号
種 類
記号
(旧記号)
合金系
黄銅鋳物 CAC202
Cu-Zn系
2種 (YBsC2)
参 考
鋳造法の区分
合金の特色
砂型鋳造,金型鋳造, 黄銅鋳物の中で比較的
遠心鋳造,精密鋳造
鋳造が容易である。
用 途 例
電気部品,計器部品,
一般機械部品など。
4.品 質
4.1 鋳物の品質 鋳物は,鋳肌が良好で,使用上有害なきず,鋳巣などの欠陥があってはならない。
4.2 化学成分 鋳物の化学成分は,表2による。
表2 化学成分
記 号
記号(旧記号)
Cu
CAC202(YBsC2) 65.0〜70.0
Sn
Pb
主 要 成 分
Zn
Fe
Ni
Al
―
0.5〜3.0
24.0〜34.0
―
―
―
4.3 機械的性質 鋳物の機械的性質(引張強さ・伸び・硬さ)は,7.2及び7.3によって試験を行い,表
3による。
4.4 電気的性質 鋳物の電気的性質(導電率)は,7.4によって試験を行い,表3による。
表3 機械的性質・電気的性質
記号(旧記号)
導電率試験
引張試験
導電率
%IACS
JIS H 5202
伸 び
%
20以上
引張強さ
2
N/mm
195以上
CAC202(YBsC2)
硬さ試験
ブルネル硬さ
HB
―
参 考
引張試験
硬さ試験
0.2%耐力 ブリネル硬さ
2
N/mm
HB
―
―
アルミニウム合金鋳物
(抜粋)
AC7A
1.適用範囲 この規格は,金型鋳物,砂型鋳物などのアルミニウム合金(以下,鋳物という。)について
規定する。
2.種類及び記号 種類及び記号は,表1のとおりとする。
表1 種類及び記号
種 類
記号
合金系
鋳造法の区分
鋳物7種 A
AC7AF
Al-Mg系
砂型鋳造,金型鋳造
参 考
合金の特色
用 途 例
耐食性・じん性がよく
船舶部品・架線金具
陽極酸化性がよい。
建築用金具・彫刻
3.品 質
3.2 化学成分 化学成分は,表2による。
表2 化学成分
記 号
Cu
Si
Mg
Zn
Fe
化 学 成 分
Mn
Ni
単位 %
Ti
Pb
Sn
Cr
AC7A 0.10以下 0.20以下 3.5〜5.5 0.15以下 0.30以下 0.6以下 0.05以下 0.20以下 0.05以下 0.05以下 0.15以下
Al
残部
3.3 機械的性質 機械的性質は,次による。
(1)特に指定のない限り7.2による金型試験片又は砂型試験片によって代表する。
(2)6.2の引張試験を行った場合の試験の機械的性質は,金型の場合は表3,砂型の場合は表4による。
表3 金型試験片の機械的性質
引張試験
種 類
質 別
記 号
鋳物7種 A 鋳造のまま AC7A-F
566
引張強さ
2
N/mm
伸び
%
210以上
12以上
ブリネル
焼なまし
硬 さ
HB(10/500) 温度℃ 時間h
約60
―
―
参 考
熱 処 理
溶体化処理
温度℃ 時間h
―
―
時効硬化処理
温度℃ 時間h
―
―
参考資料
参 考 資 料
JIS G 5121
ステンレス鋼鋳鋼品
(抜粋)
SCS13
1.適用範囲
この規格は,ステンレス鋼鋳鋼品(遠心力鋳鋼管を含む。以下,鋳鋼品という。)について規
定する。
3.化学成分
鋳鋼品は,10.2の試験を行い,その溶鋼分析値は,表2による。
表2 化学成分
種類の記号
C
Si
SCS 13
0.08以下
2.00以下
Mn
P
単位 %
S
Ni
Cr
(3)
8.00
18.00
2.00以下 0.040以下 0.040以下
〜11.00 〜21.00
Mo
Cu
その他
―
―
―
4.機械的性質
鋳鋼品は,10.5の試験を行い,その耐力,引張強さ,伸び,絞り及び硬さは,表3及び表4に
よる。ただし,耐力の値は,注文者の指定がある場合に適用する。なお,シャルピー吸収エネ
ルギーについては,受渡し当事者間の協定による。
表3 機械的性質及び熱処理
種類の記号
SCS 13
熱処理条件℃
耐力
2
N/mm
記号 焼入れ 焼戻し 固溶化熱処理
S
―
― 1030〜1150急冷 185以上
引張強さ
2
N/mm
伸び
%
絞り
%
その他
440以上
30以上
―
183以下
9.製造方法
9.1 製造方法の一般事項 製造方法の一般事項は,JIS G 307の2.(製造方法)による。
9.2 熱処理 鋳鋼品は,表3又は表4の熱処理を行う。ただし,これ以外の熱処理については,
受渡し当事者間の協定による。
567
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参 考 資 料
JIS B 0403 鋳造品――寸法公差方式及び削り代方式
(抜粋)
1.適用範囲 この規格は,鋳造品の寸法に対する公差方式及び要求する削り代方式について規定
し,金属及びそれらの合金を種々の方式で鋳造した鋳造品の寸法に適用する。[序文g)及び
5.についても参照]。
この規格は,図面に一括して指示する鋳造品の普通寸法公差(以下,普通公差という。)の
等級及び要求する削り代,並びに特定の寸法の後に続けて直接指示する個々の公差等級及び要
求する削り代の両方に適用する(12.参照)。
この規格は,鋳造工場が模型(pattern equipment)又は金型を準備する場合,又はその準
備に対して責任を負う場合に適用する。
5.公差等級 CT1〜CT16で表示する16等級とする(表1参照)。普通公差がふさわしくない寸法
に対しては,個々の公差を割り当てる。
表1 鋳造品の寸法公差
を超え 以下
—
10
10
16
16
25
25
40
40
63
63
100
100
160
160
250
250
400
400
630
630 1,000
1,000 1,600
1,600 2,500
2,500 4,000
4,000 6,300
6,300 10,000
全鋳造公差
(2)
(3)
鋳造公差等級CT
7
8
9
10
0.74 1
1.5 02
0.78 1.1
1.6 02.2
0.82 1.2
1.7 02.4
0.9
1.3
1.8 02.6
1
1.4
2
02.8
1.1
1.6
2.2 03.2
1.2
1.8
2.5 03.6
1.4
2
2.8 04
1.6
2.2
3.2 04.4
1.8
2.6
3.6 05
2
2.8
4
06
2.2
3.2
4.6 07
2.6
3.8
5.4 08
4.4
6.2 09
7
10
11
単位 mm
(1)
鋳放し鋳造品の
基準寸法
1
0.09
0.1
0.11
0.12
0.13
0.14
0.15
2
0.13
0.14
0.15
0.17
0.18
0.2
0.22
0.24
3
0.18
0.2
0.22
0.24
0.26
0.28
0.3
0.34
0.4
4
0.26
0.28
0.3
0.32
0.36
0.4
0.44
0.5
0.56
0.64
5
0.36
0.38
0.42
0.46
0.5
0.56
0.62
0.7
0.78
0.9
1
6
0.52
0.54
0.58
0.64
0.7
0.78
0.88
1
1.1
1.2
1.4
1.6
11
02.8
03
03.2
03.6
04
04.4
05
05.6
06.2
07
08
09
10
12
14
16
12
04.2
04.4
04.6
05
05.6
06
07
08
09
10
11
13
15
17
20
23
13
—
—
6
7
8
9
10
11
12
14
16
18
21
24
28
32
(3)
14
—
—
8
9
10
11
12
14
16
18
20
23
26
30
35
40
(4)
15
—
—
10
11
12
14
16
18
20
22
25
29
33
38
44
50
(4)
16
—
—
12
14
16
18
20
22
25
28
32
37
42
49
56
64
(4)
(5)
注(2)公差等級 CT1〜CT15 における肉厚に対して,1 等級大きい公差等級を適用する。
7.肉厚 特に指定がある場合を除いて,公差等級CT1〜CT15における肉厚の寸法公差は,他の
部分に適用する公差等級よりも1等級大きい公差とする。例えば,図面上の寸法公差がCT10
であるならば,肉厚の公差はCT11とする。
568
参考資料
参 考 資 料
JIS G 3101
一般構造用圧延鋼材
(抜粋)
SS400
1.適用範囲
この規格は,建築,橋,船舶,車両その他の構造物に用いる一般構造用の熱間圧延鋼材(以
下,鋼材という。)について規定する。
2.種類及び記号
鋼材の種類及び記号は,表1のとおりとする。
表1 種類及び記号
種類の記号
SI 単位
従来単位
SS400
SS41
摘 要
鋼板,鋼帯,平鋼,棒鋼及び形鋼
備考 棒鋼にはバーインコイルを含む。
4.機械的性質
鋼材の降伏点又は耐力,引張強さ,伸び及び曲げ性は,表3のとおりとする。なお,曲げ性の
場合は,その外側にき裂を生じてはならない。
表3 機械的性質
245
以上
235
以上
215
以上
引張試
験片
mm
鋼板,鋼帯,平鋼,形鋼
の厚さ5以下
鋼板,鋼帯,平鋼,形鋼
の厚さ5を超え16以下
鋼板,鋼帯,平鋼,形鋼
の厚さ16を超え50以下
400〜510
鋼板,平鋼,形鋼の厚さ
40を超えるもの
棒鋼の径,辺又は対辺
距離25以下
棒鋼の径,辺又は対辺
距離25を超えるもの
伸び
%
5号
21 以上
1A 号
17 以上
1A 号
21 以上
4号
23 以上
2号
20 以上
3号
曲げ性
180°
内側半径
厚さの
1.5 倍
試験片
SS400
鋼材の寸法(1)
曲げ角度
種類の
記号
降伏点又は耐力
引張強さ
2
N/mm
(1)
鋼材の厚さ mm
16を超え 40を超え
2
16以下
40以下 るもの N/mm
1号
径,
辺又は
180°対辺距離の 2 号
1.5 倍
24 以上
569
参考資料
参 考 資 料
JIS G 4303
ステンレス鋼棒
(抜粋)
SUS304
1.適用範囲 この規格は,熱間仕上ステンレス鋼棒(丸鋼,角鋼,六角鋼及び平鋼を総称して,以下棒と
いう。
)について規定する。
3.種類及び記号 棒の種類は58種類とし,その記号は,表1による。
表 1 種類の記号及び分類
種類の記号
SUS304
備考 板であることを記号で表す必要がある場合には,
種類の記号の末尾に,―Bを付記する。
例 SUS304―B
分 類
オーステナイト系
3.化学成分
3.1 溶鋼分析値 棒は,9.1の試験を行い,その溶鋼分析値は,表2による。
3.2 製品分析値 棒の製品分析値は,注文者の要求がある場合に9.1の試験を行い,その許容変動値は,
JIS G 0321の表4による。ただし,この表に規定されていない元素及び化学成分の値については,
受渡当時者間の協定による。
4.機械的性質 棒は,9.2の試験を行い,その機械的性質は,次による。
(1)オーステナイト系の機械的性質 固溶化熱処理を行った棒の耐力,引張強さ,伸び絞り及び硬さは,
表7による。ただし,耐力は,特に注文者の指定がある場合に適用する。
表2 オーステナイト系の化学成分
種類の記号
SUS 304
化学成分%
C
0.08
以下
Si
1.00
以下
Mn
2.00
以下
P
0.045
以下
S
0.030
以下
Ni
Cr
8.00〜 18.00〜
10.50
20.00
Mo
Cu
N
その他
—
—
—
—
表 7 固溶化熱処理状態の機械的性質(オーステナイト系)
記号の種類
耐 力
2
N/mm
引張強さ
2
N/mm
伸び
%
HB
硬さ試験
HRB
HV
SUS 304
205以上
520以上
40以上
187以下
90以下
200以下
JIS G 4305
冷間圧延ステンレス鋼板
(抜粋)
SUS304
1.適用範囲 この規格は,冷間圧延ステンレス鋼板(以下,板という。)について規定する。
3.種類及び記号 板及び帯の種類は,62種類とし,その記号及び分類は,表1による。
5.化学成分 板及び帯は,11.1の試験を行い,その溶鋼分析値は,表3による。
6.機械的性質 オーステナイト系の機械的性質は,表8による。
表 1 種類の記号及び分類
種類の記号
SUS304
分 類
オーステナイト系
備考 板であることを記号で表す必要がある場合には,
種類の記号の末尾に,―CP を付記する。
例 SUS304―CP
表3 オーステナイト系の化学成分
種類の記号
SUS 304
C
Si
Mn
P
S
0.08
以下
1.00
以下
2.00
以下
0.045
以下
0.030
以下
化学成分%
Ni
Cr
8.00〜 18.00〜
10.50
20.00
Mo
Cu
N
その他
—
—
—
—
表8 オーステナイト系の機械的性質
570
種類の記号
耐 力
2
N/mm
引張強さ
2
N/mm
伸び
%
SUS 304
205以上
520以上
40以上
HB
187以下
硬さ試験
HRB
90以下
HV
200以下
参考資料
参 考 資 料
JIS H 3250
銅及び銅合金棒
(抜粋)
C3602
1.適用範囲
この規格は,展伸加工した断面が丸型・正六角形・正方形・長方形の銅合金の棒(以下棒とい
う。)について規定する。
2.種類及び記号
棒の種類及び記号は表1のとおりとする。
表1 種類及び記号
種 類
合金番号
形 状
C3602
押出棒
C3604
引抜棒
記 号
C3602BE
C3602BD
(2)
参 考
特色及び用途別
被削性に優れる。C3601・C3602 は展延性もよい。
快削黄銅 ボルト,ナット,小ねじ,スピンドル,歯車,バ
ルブ,カメラ部品など。
名 称
3.品 質
3.1 外 観 棒は形状正しく,仕上良好・品質均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。
3.4 機械的性質 棒の機械的性質(引張強さ・伸び・硬さ)は,表4による。ただし,C3601・
C3602・C3603・C3604・C3605 の棒について,硬さを適用した場合には,引張強さ及び伸
びは適用しない。
表4 機械的性質
合金番号 質 別
C3602
F
記 号
C3602BE-F
C3602BD-F
引張試験
径,辺又は
対辺距離 引張強さ
伸び
2
mm
%
N/mm
6 以上 75
314 以下
―
以下
硬さ試験
ビッカース ブリネル
HV
HB
75 以上
―
571
参考資料
参 考 資 料
JIS H 8617 ニッケル及びニッケル,
クロムめっき
(抜粋)
1.適用範囲
この規格は,鉄鋼,銅,銅合金,亜鉛合金,アルミニウム及びアルミニウム合金素地上に防食
並びに装飾の目的で行った有効面(1)のニッケルめっき,銅−ニッケルめっき,ニッケル−
クロムめっき及び銅−ニッケル−クロムめっき(以下,めっきという。)(2)(3)について規
定する。
注 (1)
用途上重要な表面をいう。
(2)
二層ニッケル,マイクロクラッククロム及びマイクロポーラスクロムなどを含む。
(3)
黄銅めっきは,銅めっきに含める。
3.種類,等級及び記号 めっきの種類,等級は,素地金属,下地めっき,最上層めっき,めっき
の最小厚さによって,表2Cのとおり区分し,その記号は,JIS H 0404による。
表2C 種類,等級及び記号
素地金属
めっき金
等 級
属の種類
ニッケル
銅及び
−クロム
銅合金
めっき
3級
下地
めっき
下地め
っき最
小厚さ
μm
最上層
めっき
最上層
めっき
最小厚
さμm
記 号
Nib
10
Crr
0.1
EP-Cu/Ni 10 b, Cr 0, 1r 又は
Ep-Cu/Nib, Cr r[3]
4.品 質
4.1 外 観 めっきの外観は,7.1によって試験を行い,つやの度合い,つやむら,色むら,
くもり,しみ,膨れ,きず,ピット,はく(剥)離,割れ,素地の露出及びその他使用上
有害な欠陥があってはならない。尚品質の限度は受渡当時者間の協定による。
572
参考資料
参 考 資 料
JIS H 8641
溶融亜鉛めっき
(抜粋)
1.適用範囲 この規格は,鉄鋼製品に防食の目的で施したもので,亜鉛鉄板及び亜鉛めっき鉄・
鋼鉄類を除く溶融亜鉛めっき(以下,めっきという。)の有効面(1)について規定する。
注(1)
有効面とは,用途の上で重要な面をいう。
2.種 類 めっきの種類は,付着量及び硫酸銅試験回数により表1のとおりとする。
表1 種 類
種 類
2種55
記号
HDZ 55
3.品 質
3.1 外 観 めっき面は実用的に滑らかで,不めっきその他使用上有害な欠陥があってはなら
ない。
3.2 付着量と硫酸銅試験 めっきの付着量と硫酸銅試験回数は,表2のとおりとする。
表2 品 質
種 類
記 号
付着量 g/m
硫酸銅試験回数
2種
HDZ 55
550 以上
—
2
適 用 例(参考)
過酷な腐食環境下で使用される鋼板・鋼
製品及び鋳鍛造品類
備 考 1.HDZ255 のめっきを要求されるものは,素地の厚さ 3.2 mm 以上である
ことが望ましい。3.2 mm 未満の場合は事前に当事者間で協議すること。
2.表中適用例の欄で示す厚さ及び径は,呼称寸法による。
3.3 密着性 めっき被膜は,素地とよく密着し,通常の取扱いではく離やき裂を生じないもの
でなければはならない。
JIS G 3452
呼 び 方
(A)
(B)
外 径
mm
配管用炭素鋼鋼管
(抜粋)
外径の許容差
テーパーねじを切る管
それ以外の管
±0.5mm
±0.5mm
±0.5mm
±0.5mm
±0.5mm
厚 さ
mm
厚さの許容差
ソケットを含
まない単位
重量 kg/m
0.419
0.652
0.851
1.31
1.68
2.0
2.3
2.3
2.8
2.8
3.2
3.5
3.5
3.8
4.2
2.43
3.38
3.89
5.31
7.47
8.79
10.1
12.2
15.0
19.8
5.3
5.8
6.2
6.6
6.9
24.2
30.1
36.0
42.4
53.0
7.9
7.9
7.9
7.9
67.7
77.6
87.5
97.4
6
8
10
15
20
1/8
1/4
3/8
1/2
3/4
10.5
13.8
17.3
21.7
27.2
25
32
40
50
65
1 11/4
11/2
2 21/2
34.0
42.7
48.6
60.5
76.3
80
90
100
125
150
3 31/2
4 5 6 89.1
101.6
114.3
139.8
165.2
±0.8mm
±0.8mm
±0.8mm
±0.8mm
±0.8mm
±1%
±1%
±1%
±1%
±1.6mm
4.2
4.2
4.5
4.5
5.0
175
200
225
250
300
7 8 9 10 12 190.7
216.3
241.8
267.4
318.5
±0.9mm
±1.0mm
±1.2mm
±1.3mm
±1.5mm
±1.6mm
±0.8%
±0.8%
±0.8%
±0.8%
350
400
450
500
14 16 18 20 355.6
406.4
457.2
508.0
±0.8%
±0.8%
±0.8%
±0.8%
±0.5mm
±0.5mm
±0.5mm
±1%
±0.5mm
±1%
±0.7mm
SGP
+規定しない
−12.5%
573
参考資料
参 考 資 料
JIS K 6741
硬質塩化ビニル管
(抜粋)
VP, VU
単位 mm
種類
区分
外径の許容差
外径
呼び径
13
16
20
25
30
40
50
65
75
100
125
150
200
250
300
350
400
450
500
600
700
800
18
22
26
32
38
48
60
76
89
114
140
165
216
267
318
―
―
―
―
―
―
―
V P
厚 さ
最大
最小
平均
最小
±0.2
±0.2
±0.2
±0.2
±0.3
±0.3
±0.4
±0.5
±0.5
±0.6
±0.8
±1.0
±1.3
±1.6
±1.9
―
―
―
―
―
―
―
±0.2
±0.2
±0.2
±0.2
±0.2
±0.2
±0.2
±0.3
±0.3
±0.4
±0.5
±0.5
±0.7
±0.9
±1.0
―
―
―
―
―
―
―
2.2
2.7
2.7
3.1
3.1
3.6
4.1
4.1
5.5
6.6
7.0
8.9
10.3
12.7
15.1
―
―
―
―
―
―
―
近似
内径
許容差
(参考)
+0.6
+0.6
+0.6
+0.8
+0.8
+0.8
+0.8
+0.8
+0.8
+1.0
+1.0
+1.4
+1.4
+1.8
+2.2
―
―
―
―
―
―
―
13
16
20
25
31
40
51
67
77
100
125
146
194
240
286
―
―
―
―
―
―
―
1m当り
の質量
(kg)
(参考)
0.174
0.256
0.310
0.448
0.542
0.791
1.122
1.445
2.202
3.409
4.464
6.701
10.129
15.481
21.962
―
―
―
―
―
―
―
外径
外径の
許容差
平均
―
―
―
―
―
48
60
76
89
114
140
165
216
267
318
370
420
470
520
630
732
835
―
―
―
―
―
±0.2
±0.2
±0.3
±0.3
±0.4
±0.5
±0.5
±0.7
±0.9
±1.0
±1.2
±1.3
±1.5
±1.6
±3.2
±3.7
±4.2
V U
厚 さ
最小
―
―
―
―
―
1.8
1.8
2.2
2.7
3.1
4.1
5.1
6.5
7.8
9.2
10.5
11.8
13.2
14.6
17.8
21.0
23.9
近似
内径
許容差
(参考)
―
―
―
―
―
+0.4
+0.4
+0.6
+0.6
+0.8
+0.8
+0.8
+1.0
+1.2
+1.4
+1.4
+1.6
+1.8
+2.0
+2.8
+3.2
+3.8
―
―
―
―
―
44
56
71
83
107
131
154
202
250
298
348
395
442
489
592
687
783
1m当り
の質量
(kg)
(参考)
―
―
―
―
―
0.413
0.521
0.825
1.159
1.737
2.739
3.941
6.572
9.758
13.701
18.051
23.059
28.875
35.346
52.679
72.018
93.781
WSP042 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管
(抜粋)
1.適用範囲:この規格は,常用温度60℃以下の建築排水などに使用する硬質塩化ビニルライニン
グ鋼管(以下,ライニング鋼管という)について規定する。
3.種類および記号:ライニング管および記号は,表1のとおりとする。
表1
種 類
排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管
記 号
D-VA
原 管
JIS G 3452(配管用炭素鋼鋼管)に準拠する
表3 寸法および許容差
574
原 管
呼び径
(A)
ライニング管
外 径
肉 厚
40
50
65
80
100
125
150
200
48.6±0.5
60.5±0.6
76.3±0.8
89.1±0.9
114.3±1.1
139.8±1.4
165.2±1.7
216.3±2.0
2.0
2.0
2.3
2.3
2.8
2.8
3.2
3.8
許容差
−0.3
−0.4
ビニル管
肉 厚 許容差
1.5
1.5
1.5
2.0
2.0
2.0
2.5
2.5
単位 mm
長 さ
±0.2
5500
±0.3
参 考
ライニング管平均肉厚
タイプⅠ
タイプⅡ
4.7
3.5
4.7
3.5
5.0
3.8
5.5
4.3
5.8
4.8
5.9
4.8
6.8
5.7
7.5
6.3
参考資料
参 考 資 料
JIS B 0203
管用テーパねじ
(抜粋)
1.適用範囲 この規格は,管用 テーパねじについて規定したもので,管,管用部品,流体機
(2)
器などの接続においてねじ部の耐密性を主目的とするねじ に適用する。
なお,ねじの呼びPT 3 1/3及びPT 7〜PT 12の管用テーパねじ並びに PS 3 1/2及びPS 7〜PS
12の管用平行めねじは付属書による。
(1)
注 “くだよう”と読む。
(2)
油井管その他特定のもののねじには適用しない。
備 考 この規格の本体に規定するねじは,ISO 7/1(Pipe threads where pressure-tight
joints are made on threads-Part
1:Desingnation,dimensions and tolerances)による管用ねじと一致する。なお付
属書に規定する管用ねじは ISO 7/1 に規定されていないものである。
(3)
2.種 類 管用テーパねじの種類は,管用テーパおねじ,管用テーパめねじ及び管用平行めねじ
とする。
(3)
注 こ の管用テーパねじの種類は,管用テーパおねじに対して使用するもので,JIS B
0202(管用平行ねじ)に規定する管用平行めねじとは寸法許容差が異なる。
3.基準山形,基準寸法及び寸法許容差 管用テーパねじの基準寸法及び寸法許容差は,付表によ
る。
4.表し方 この規格の本体によるねじの表し方は,付表に示すねじの呼びによる。ただし,記号
Rはテーパおねじを示し,テーパめねじはRc,平行めねじはRp,の記号を用いて表す。
例:テーパおねじの場合 R 11/2
テーパめねじの場合 Rc 11/2
平行めねじの場合 Rp 11/2
5.検 査 この規格によって製作したねじの検査は,原則としてJIS B 0253(管用テーパねじゲ
ージ)のテーパねじゲージによる。
(1)
付表 基準山形,基準寸法及び寸法許容差
55°
H′
6
D1
D2
l
太い実線は、基準山形を示す。
H=0.960237P
h=0.640327P
r=0.137278P
H′
=0.960491P
h =0.640327P
r ′=0.137329P
25.4
P= n
テーパめねじ
t
D1
D2
D
90
ねじの軸線
a
f
テーパおねじ
d
d2
16
d1
1
°
90
°
D
h
2
P
太い実線は、基準山形を示す。
25.4
P= n
基準径の位置
テーパめねじ
P
ねじの軸線
l′
r1
D1
D2
D
h
27.5°27.5°
h
2
55°
H
H
2
H′
h
27.5° 27.5°
テーパおねじとテーパめねじ又は平行めねじ
とのはめあい
平行めねじ
r1
h
2
r
h
2
H
2
H′
6
平行めねじに対して適用する基準山形
D1
D2
D
テーパおねじ及びテーパめねじに
対して適用する基準山形
575
参考資料
参 考 資 料
付表(続き)
ね じ 山
基 準 径
お ね じ
ね じ
(4) 山 数
ピッチ
ねじの 25.4
P
mm
呼 び
に
つき
( )
丸み
山の
高さ
外径
d
r
おねじ
有効径 谷の径
d2
d1
め ね じ
又は
r′
谷の径 有効径
内径
D
D2
D1
0.12
0.12
0.18
7.723
9.728
13.157
7.142
9.147
12.301
0.856
1.162
1.162
0.18
0.25
0.25
16.662
20.955
26.441
2.3091
2.3091
2.3091
1.479
1.479
1.479
0.32
0.32
0.32
11
11
11
2.3091
2.3091
2.3091
1.479
1.479
1.479
0.32
0.32
0.32
11
11
11
2.3091
2.3091
2.3091
1.479
1.479
1.479
0.32
0.32
0.32
n
(参考)
h
R1/16
R1/8
R1/4
28
28
19
0.9071
0.9071
1.3368
0.581
0.581
0.856
R3/8
R1/2
R3/4
19
14
14
1.3368
1.8143
1.8143
R1
R11/4
R11/2
11
11
11
R2
R21/2
R3
R4
R5
R6
単位 mm
基準径の位置
有効ねじ部の長さ(最小)
めねじ
おねじ
平 行
管端から
管端部 めねじ
の
D, D2
及び
D1の
軸線方 軸線方
基準の
許容差
向の許 向の許
長 さ
容 差 容 差
め ね じ
不完全ね
不完全ねじ部
じ部がな
がある場合
い場合
基準径
の位置
テーパめ
から大 テーパ 平 行
ねじ,平
径側に めねじ めねじ
行めねじ
向かっ
基準径の 管又は
て
位置から 管継手
(5)
小径側に 端から
向かって
l′
f
l
(参考)
t
配管用炭
素鋼鋼管
の寸法
(参考)
外径
厚さ
4.4
4.4
6.7
−
10.5
13.8
−
2.0
2.3
11.4
15.0
16.3
7.0
9.1
10.2
17.3
21.7
27.2
2.3
2.8
2.8
16.2
18.5
18.5
19.1
21.4
21.4
11.6
13.4
13.4
34.0
42.7
48.6
3.2
3.5
3.5
7.5
9.2
9.2
22.8
26.7
29.8
25.7
30.1
33.3
16.9
18.6
21.1
60.5
76.3
89.1
3.8
4.2
4.2
10.4
11.5
11.5
35.8
40.1
40.1
39.3
43.5
43.5
25.9
29.3
29.3
114.3
139.8
165.2
4.5
4.5
5.0
a
±b
±c
±
6.561
8.566
11.445
3.97
3.97
6.01
0.91
0.91
1.34
1.13
1.13
1.67
0.071
0.071
0.104
2.5
2.5
3.7
6.2
6.2
9.4
7.4
7.4
11.0
15.806
19.793
25.279
14.950
18.631
24.117
6.35
8.16
9.53
1.34
1.81
1.81
1.67
2.27
2.27
0.104
0.142
0.142
3.7
5.0
5.0
9.7
12.7
14.1
33.249
41.910
47.803
31.770
40.431
46.324
30.291
38.952
44.845
10.39
12.70
12.70
2.31
2.31
2.31
2.89
2.89
2.89
0.181
0.181
0.181
6.4
6.4
6.4
59.614
75.184
87.884
58.135
73.705
86.405
56.656
72.226
84.926
15.88
17.46
20.64
2.31
3.46
3.46
2.89
3.46
3.46
0.181
0.216
0.216
113.030 111.551 110.072
138.430 136.951 135.472
163.830 162.351 160.872
25.40
28.58
28.58
3.46
3.46
3.46
3.46
3.46
3.46
0.216
0.216
0.216
注(4) この呼びは,テーパおねじに対するもので,テーパめねじ及び平行めねじの場合は,Rの記号をRC又はRPとする(4.参照)
。
(5) テーパのねじは基準径の位置から小径側に向かっての長さ,平行めねじは管又は管継手端からの長さ。
備考 1. ねじ山は中心軸線に直角とし,ピッチは中心軸線に沿って測る。
2. 有効ねじ部の長さとは,完全なねじ山の切られたねじ部の長さで,最後の数山だけは,その頂に管又は管継手の面が残っていてもよい。
また,管又は管継手の末端に面取りがしてあっても,この部分を有効ねじ部の長さに含める。
3. a,f又はtがこの表の数値によりがたい場合は,別に定める部品の規格による。
JIS B 0202
管用平行ねじ
(抜粋)
1.適用範囲 この規格は,管用 平行ねじについて規定したもので,管,管用部品,流体機器
(2)
などの接続において機械的結合を主目的とするねじ に適用する。なお,ねじの呼びPF 1/8
〜PF 6 の管用平行めねじB級及びPF 7〜PF 12の管用平行ねじは付属書による。
(1)
注 “くだよう”と読む。
(2)
電線管その他特定のもののねじには,適用しない。
備 考 1.この規格の本体に規定するねじは,ISO 228/1(Pipe threads where pressure
-tight joints are not made on the threads-Part 1:Designation, dimensions and
tolerances)による管用ねじと一致する。なお付属書に規定する管用ねじは,
ISO 228/1に規定されていないものである。
2.ねじ部の耐密性を主目的をする管用ねじは,JIS B 0203(管用テーパねじ)によ
る。
(3)
4.種類・等級 管用平行ねじの種類は,管用平行おねじ,管用平行めねじ とし,管用平行お
ねじの等級は,有効径の寸法許容差により,A級とB級とに区分する。
注 (3) この管用平行めねじ管用平行おねじに対して使用するもので,JIS B 0203に規定す
る管用平行めねじとは寸法許容差が異なる。
(1)
576
参考資料
参 考 資 料
5.1 基準山形 基準寸法及び寸法許容差 管用平行ねじの基準山形 及び 基準寸法は下表によ
る。
6.表し方 この規格の本体によるねじの表し方は,下表に示すねじの呼びによる。ただし,おね
じの場合は,ねじの呼びの後に等級を表す記号(A又はB)を付ける。
例:おねじの場合 G 11/2 A,G 11/2 B
めねじの場合 G 11/2
7.検 査 この規格によって製作したねじの検査は,原則としてJIS B 0254(管用平行ねじゲー
ジ)のねじ用限界ゲージによる。
H
6
付表 1 基準山形及び基準寸法
太い実線は、基準山形を示す。
25.4
P= n
H=0.960491P
h=0.640327P
r=0.137329P
d2=d−h D2=d2
d1=d−2h D1=d1
めねじ
P
90
° ねじの軸線
d 又は D
H
6
おねじ
d2 又は D2
H
2
55°
r
27.5°27.5°
d1 又は D1
H
h
H
2
r
単位 mm
お ね じ
ねじの呼び
(
ね じ
山 数
25.4mm
につき
n
)
ピ ッ チ
P
(参 考)
ねじ山の高さ
h
山の頂及び
谷の丸み
r
外 径
d
有 効 径
d2
谷 の 径
d1
め ね じ
谷 の 径
D
有 効 径
D2
内 径
D1
G
1/16
28
0.9071
0.581
0.12
7.723
7.142
G
1/8
28
0.9071
0.581
0.12
9.728
9.147
8.566
G
1/4
19
1.3368
0.856
0.18
13.157
12.301
11.445
G
3/8
19
1.3368
0.856
0.18
16.662
15.806
14.950
G
1/2
14
1.8143
1.162
0.25
20.955
19.793
18.631
G
5/8
14
1.8143
1.162
0.25
22.911
21.749
20.587
G
3/4
14
1.8143
1.162
0.25
26.441
25.279
24.117
G
7/8
14
1.8143
1.162
0.25
30.201
29.039
27.877
G1
11
2.3091
1.479
0.32
33.249
31.770
30.291
G 11/8
11
2.3091
1.479
0.32
37.897
36.418
34.939
G 11/4
11
2.3091
1.479
0.32
41.910
40.431
38.952
G 11/2
11
2.3091
1.479
0.32
47.803
46.324
44.845
G 13/4
11
2.3091
1.479
0.32
53.746
52.267
50.788
G2
11
2.3091
1.479
0.32
59.614
58.135
56.656
G 21/4
11
2.3091
1.479
0.32
65.710
64.231
62.752
G 21/2
11
2.3091
1.479
0.32
75.184
73.705
72.226
G 23/4
11
2.3091
1.479
0.32
81.534
80.055
78.576
G3
11
2.3091
1.479
0.32
87.884
86.405
84.926
G 31/2
11
2.3091
1.479
0.32
100.330
98.851
97.372
6.561
G4
11
2.3091
1.479
0.32
113.030
111.551
110.072
G 41/2
11
2.3091
1.479
0.32
125.730
124.251
122.772
G5
11
2.3091
1.479
0.32
138.430
136.951
135.472
G 51/2
11
2.3091
1.479
0.32
151.130
149.651
148.172
G6
11
2.3091
1.479
0.32
163.830
162.351
160.872
備 考 表中の管用平行ねじを表す記号 G は、必要に応じ省略してもよい。
577
参考資料
各種ゴムパッキンの耐薬品性能一覧表
薬品
アセチレン
アセトン
アマ二油
アルコール
アンモニア
イソプロピルアルコール
エチルアルコール
塩化第二鉄
塩酸(10% RT)
塩酸(20% RT)
塩水
オリーブ油
過酸化水素(30% RT)
過酸化水素(5% RT)
か性ソーダ(10%20℃)
キシレン
グリセリン
クレゾール
クロロホルム
次亜塩素酸ナトリウム(10%RT)
次亜塩素酸ナトリウム(5%RT)
ジエチルエーテル
ジクロロメタン(塩化メチル)
白灯油
酢
水銀
水酸化カリウム
水酸化ナトリウム(50%RT)
酢酸
酢酸エチル
青酸カリ
大豆油
トリクロルエチレン
トルエン
ビール
ヒマシ油
フェノール
ヘキサン
ベンゼン
ほう酸(硼酸)
ホルムアルデヒド
メチルアルコール
硫酸(10% RT)
硫酸アルミニウム
硫酸第二アンモニウム
硫酸第二鉄
りん酸ナトリウム
硝酸(30%70℃)
燐酸(45%)
◎ ほとんど影響なし 使用可
○ 少し影響あり 使用可
△ 多少の影響あり 使用不可
× 影響大 使用不可
- データ無し
578
CR
EPDM
NR
NBR
SBR
クロロプレンゴム
エチレン・プロピレンゴム
天然ゴム
ニトリルゴム
スチレン・ブタジエンゴム
◎
×
○
◎
○
◎
◎
◎
◎
○
◎
○
△
○
◎
×
◎
×
×
△
○
△
×
△
◎
◎
◎
○
○
◎
○
×
×
○
◎
△
○
×
◎
◎
◎
○
◎
◎
◎
◎
×
○
◎
◎
△
◎
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
△
◎
◎
×
◎
×
×
△
○
×
×
×
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
○
×
×
○
○
○
×
×
◎
◎
◎
○
◎
◎
◎
◎
○
○
◎
×
×
◎
△
◎
◎
◎
○
○
◎
×
×
×
◎
×
◎
×
×
×
×
×
△
×
◎
◎
○
◎
×
×
×
◎
◎
△
×
×
◎
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
×
○
◎
×
◎
◎
○
○
◎
◎
◎
○
◎
◎
×
×
○
×
◎
×
×
×
△
×
×
○
△
◎
○
◎
△
×
◎
◎
×
×
△
◎
×
◎
×
◎
○
◎
×
◎
◎
◎
◎
×
△
○
◎
×
◎
○
○
◎
◎
◎
○
○
×
×
×
◎
×
◎
×
×
×
△
×
×
×
○
◎
◎
◎
×
×
◎
×
×
×
○
△
×
×
×
◎
○
◎
△
◎
◎
◎
◎
×
○
参考資料
579
参考資料
マンホールふたを安全にご使用いただくために
☆マンホールふたの選定,施工については専門知識のある方が行ってください。
◆マンホールふたの選定について
選定上の警告
1.当社の製造するふたは,SHASE-S209-2003に準じて製造されています。マンホールふたの
選定にあたっては,SHASE-S209-2003の適用の範囲,用途,種類および安全荷重を確認の
うえご使用ください。
SHASE-S209-2003より抜粋 表-1 マンホールふた
種 類
水封形
簡易密閉形
(パッキン式)
大きさの呼び(mm)
5000K
1500K
500K
5000K
1500K
500K
密閉形
500K
(ボルト・パッキン式)
300
300
300
300
300
300
350
350
350
350
350
350
400
400
400
400
400
400
450
450
450
450
450
450
500
500
500
500
500
500
600
600
600
600
600
600
450
500
600
750
750
900
900
750
750
900
900
安全荷重
KN(kgf)
50{5 103}
15{1 531}
5{511}
50{5 103}
15{1 531}
5{511}
当 社
相当品名
MCDH
MCAH
MCBH
MCDHG
MCAHG
MCBHG
MCBP
2.種類別の主な用途は表-2を参考にしてください。
使用用途を誤ると臭気,水漏れなどが発生するおそれがあります。
表-2 種類別の主な用途
用途 マンホールおよび
格子ふたの種類
SHASE-S209-2003 より抜粋
屋外タンク類
排水ますその他
などの点検口
配管用トレンチ
ハンドホール
し尿浄化槽
雨水ます
集水ます
雑排水ます
屋外汚水・
雑排水ます
屋内汚水・
雑用水タンク
地下油タンク
消火用水タンク
雨水タンク
タンク
汚水・雑排水
飲料用水タンク
雑用水タンク
消火用水タンク
雨水タンク
ゆう水タンク
タンク
汚水・雑排水
屋内タンク類
○
屋内タンク類 水封形
○ ○ ○ ○
○
簡易密閉形(パッキン式)
マンホールふた
○+
密閉形(ボルト・パッキン式) ○+ ○+ ○+
○ ○ ○ ○
○
床化粧マン 簡易密閉形(パッキン式)
ホールふた 密閉形(ボルト・パッキン式) ○
○ ○
インターロッキング
ブロック用化粧 簡易密閉形(パッキン式)
マンホールふた
格子ふた
角形格子ふた
○
○
○
○
○
○
○ ○ ○
○ ○
○
○ ○
○
○
○ ○
○
○
○
○
○
○
○
○ ○
○ ○ ○
(注)○+背圧がかかると予想される場合
3.適用の範囲
適用の範囲は屋内,敷地内および公道上を除く敷地周辺道路で安全荷重の範囲内でご使用
ください。
適用の範囲および安全荷重を超えて使用すると破損により事故およびケガのおそれがあり
ます。
敷地内でも車輛が多く通行する場合は,密閉式(ボルト・パッキン式)MCDPまたは
MCAPをご使用ください。
580
! 施工上の警告
1.重量の大きい製品に関しては,運搬,移動を複数の人員で行ってください。足の上に落と
すとケガのおそれがあります。
2.5000K,1500K,500K はそれぞれ安全荷重が違いますので,間違えないように据付けて
ください。
3.コンクリートで枠全体を受ける状態で施工してください。枠の破損により事故およびケガ
のおそれがあります。
! 施工上のご注意
1.傾斜地でのご使用はお控えください。設計通りの安全荷重が確保されないことがあります。
2.枠の上面と枠の仕上げ面は,同じ高さになるように施工してください。つまずいてケガを
するおそれがあります。
3.水封形の「5000K,1500K」と「500K」は寸法が違いますので,間違えないように据付け
てください。
◆マンホールふたの取り扱いについて
! 取り扱い上の警告
1.重量の大きい製品に関しては,運搬,移動を複数の人員で行ってください。足の上に落と
すとケガのおそれがあります。
2.取り扱いには手袋をご使用ください。指のケガ,骨折のおそれがあります。
! 取り扱い上のご注意
1.手荒な取り扱いはしないでください。破損するおそれがあります。
2.外部からの強い衝撃を与えないでください。破損のおそれがあります。
3.手荒な取り扱いはしないでください。防錆塗装が剥離し,錆びの発生原因となります。
◆維持管理について
! 維持管理上の警告
1.ふたが破損したり紛失した場合は,速やかに取り替え,または補充をしてください。
落下事故により,死亡または重傷を負う可能性があります。
2.マンホールの中に入って清掃などをする場合は,安全確認を行ってください。
酸欠および落下により,死亡または重傷を負う可能性があります。
3.ふたの表面が磨り減った場合は,速やかにお取り替えください。
滑ってケガのおそれがあります。
! 維持管理上のご注意
1.錆が発生したときは,清掃のうえ再塗装してください。
2.枠の溝の中に砂,小石などが入るとガタツキやふたの飛び出しの原因となります。
定期的に清掃してください。
3.水封形の場合は枠の内側の溝に,常時「水」を絶やさずにご使用ください。
水が無くなると臭気があがることがあります。
4.パッキンのはいったものは,損傷状況を確認のうえお取り替えください。
5.ふたの開閉時に手足を挟まれないようにご注意ください。
6.適用の範囲および安全荷重を超えた車輛が通過しないようにしてください。
破損することがあります。
581
参考資料
◆マンホールふたの施工について
製造中止一覧表
製造中止一覧表
※ 製造中止品は平成 27 年 6 月版の頁を掲載しております。
平成 28 年 10 月版には掲載しておりませんので平成 27 年 6 月版を参照して下さい。
製品群
符号
サイズ
27年版
ページ
T5AL
50
111
T5BL
50
T5AY
代替品
代替品
28年版ページ
樹脂製椀付き
床排水トラップ
T5AYS
108
111
樹脂製椀付き
床排水トラップ
T5BYS
108
全サイズ
112
鋳鉄製椀付き
床排水トラップ
T5AYS
108
T5BY
全サイズ
112
鋳鉄製椀付き
床排水トラップ
T5BYS
108
T5ALS
50
113
目皿、枠ステンレス製
樹脂製椀付き
床排水トラップ
T5AYS
108
T5BLS
50
113
目皿、枠ステンレス製
樹脂製椀付き
床排水トラップ
T5BYS
108
SSPM
全サイズ
353
玄関マット
Tバータイプ
SPM
357
SSPN
全サイズ
354
ノンスリップ玄関マット
Tバータイプ
SPN
357
SSGHA
全サイズ
355
エンドバー付き 歩道用
Tバータイプ
SGHA
358
SGRA
全サイズ
357
エンドバー付き 歩道用
ローレット Tバータイプ
SGHAN
359
SGES
全サイズ
372
スリット側溝蓋
円形水路用 なし
なし
SGBS
全サイズ
372
スリット側溝蓋
桝溝用 なし
なし
SCB
全サイズ
373
ステンレス製
ピット蓋
なし
なし
SSGCF
全サイズ
373
ステンレス製
リフト用グレーチング
なし
なし
製品名
排水金具
ステンレス製
グレーチング
582
主要製品種目とお取引方法
主要製品種目とお取引方法
□ 製 品 種 目 □
◦厨房排水管・排水通気配管用防食継手
◦排水鋼管用可とう継手
◦排水金具
◦排水トラップ
◦プラスター阻集器
◦マンホールふた
◦ハンドホール鉄ふた
◦床化粧マンホールふた
◦スリット側溝ふた・桝ふた
◦フロアーハッチ
◦格子網
◦落葉ダストキャッチャー
◦鋼製グレーチング
◦ステンレス製グレーチング
◦ルーフドレン
◦ベンチレーター
◦バルブボックス
◦土木・景観材製品
◦樹木保護盤(ツリーエレガンス)
◦車止
◦ベンチ
◦銘板
◦その他建設用製品の設計製作
■備考 弊社製品は工業所有権(特許、実用新案、意匠)を有するものが多数あり、
国土交通省、諸官庁公署でご採用されております。
□ お 取 引 方 法 □
◦価 格
本価格表の価格は2016年10月現在の価格でございます。原材料などの変動により価格
改定をさせて戴くことがありますのでご了承下さい。
◦消費税
本価格表の掲載価格には、消費税は含まれておりません。
◦お見積り、ご契約
▪お見積書の有効期限が経過した物件に関しては、事前にご連絡が無い限り、誠に勝
手ながら無効とさせて戴き、再度お見積り申し上げます。
▪新製品・特別注文品の設計見積りをご依頼の場合は、略図または詳細寸法をお願い
致します。納期・製作の都合がございますので、出来る限り早期にお引き合いをお
願い申し上げます。
◦設計変更
都合により製品の形状、寸法、材質など仕様を変更する場合もありますので、その節
はご了承くださいますようお願い申し上げます。
◦運 賃
製品は弊社工場渡しの価格で、運送費はすべてご注文主の負担となっております。
◦返 品
弊社の責任に帰すべき事由以外の返品は、損料をいただきます。
又、受注生産品・特別注文の返品はご容赦ください。
◦納 期
納品期日は弊社工場の出荷日とさせていただきますのでご了承ください。
583
伊藤鉄工株式会社の沿革と位置
伊藤鉄工株式会社の沿革と位置
□ 会 社 概 要 □
創 業 昭和6年5月30日
資 本 金 6,000万円
代 表 者 代表取締役社長 伊藤光男
本社所在地 〒332-0011 埼玉県川口市元郷3-22-23
敷 地 12,000㎡
建 物 7,200㎡
社 員 93名
経 歴昭和14年〜16年 伝導機、旋盤の製作
昭和17年〜18年 海軍施設本部、相模陸軍造兵廠の監理工場
昭和24年以降 排水鋳鉄管、衛生資材製造
昭和29年以降 建設省(現国土交通省)
、住宅公団(現都市再生
機構)、諸官庁、公署の選定品
平成15年 排水鋼管用可とう継手(IML継手)の製造
平成17年 カチオン電着塗装導入