プレミア貯蓄プラン - AMICI International Corp

2013 年 10 月
9 月 10
月
プレミア貯蓄プラン
投資目標
Amici International Corporation
は、 新興市場、商品、資源、エネル
ギー、貴金属およびその他の高成
長の機会を含め、分散化したポート
フォリオに投資することにより、長期
的な資金の増加達成を目指してい
る。
ポートフォリオの構成およびパフォーマンス
1 ヶ月
3 ヶ月
6 ヶ月
1年
3.48%
6.20%
10.02%
22.42%
R12 DWS Global AgriBusiness
4.04%
3.16%
-1.81%
1.88%
L06 Templeton global bond Fund
1.93%
2.02%
-2.54%
0.09%
-0.34%
5.21%
2.84%
25.40%
3.01%
6.21%
9.62%
15.95%
2.03%
3.07%
-1.33%
0.43%
-1.29%
4.44%
4.08%
22.40%
4.53%
4.98%
10.79%
25.85%
1.06%
5.07%
13.57%
17.63%
0.99%
6.23%
10.70%
27.83%
J74 Investec Global Strategic Equities
J71 Schroder Japanese Opportunities
P18 CGWM Select Global Opportunity
P65 Aberdeen Global Asian Pacific Equity
R63 Allianz Japan Equity
P02 Vanguard US 500 Stock Index
J58 Invesco Global Technology
J39 Schroder US Smaller Companies
2013 年 10 月
グローバル金融市場レビュー
2013 年 10 月の市場の概要
10 月、多くの市場が年初来の高値を記録し、株式は大幅に回復した。MSCI World は 4.0%の収益を得る中、
米国はこれよりわずかに良い 4.6%を記録。新興市場の株式も、米国連邦準備金制度による資産購入プロ
グラムの漸減が遅れたことから、4.0%の収益を得た。現在の改善しつつある世界経済成長の環境は、緩和
的な金融政策と組み合わさった場合、危険資産を好む傾向がある。
米国企業の決算発表シーズンは、S&P500 の約 80%が報告され、大まかに完了している。収益はアナリスト
達の予測を覆し、一般的に前向きだった。しかし、これらの収益は収益増加ではなく、収益率の回復とコスト
削減に支えられているため、長期的に見ると持続不可能なトレンドだ。
米国では、議論の焦点が債務限度から、米国連邦準備金制度による資産購入プログラムの漸減がいつ始ま
るのかへ移った。やや下降気味の経済データは、漸減が今年始まる可能性が低いことを示している。多くの
人々が、漸減は来年の第 2 四半期に始まるのではないかと考えている。しかし、連邦準備金制度は決定事
項は経済データによって変わり、経済が回復すれば漸減が早まる可能性もあることを述べた。
欧州の経済データは、10 月やや頼りないものであったが、全体的には改善を続けている。公式な情報がス
ペインとアイルランドは第 3 四半期に不況を脱したと示している。しかしながら、ギリシャは世界の貸し手から
さらなる支援が必要かもしれない。
2013 年 10 月
しかし、欧州圏は 2 つの新たな問題に直面している。ユーロの上昇とインフレーションの下降だ。景気循環の
この段階では、強いユーロは輸出に頼る回復に依存する可能性があり、経済に有害となり得る。一方で、イ
ンフレーションは 10 月、前年比で 0.7%だった。これは賃金の低下と需要薄の結果である。
5 月に始まった新興市場資産の売却は減少し、MSCI 新興市場指数は、10 月健全な 4%を得た。中国経済
が底に達し、第 3 四半期には経済が年間 9.1%に拡大した印がある。しかし、根本的なデータからは、中国
政府がより持続可能な国内需要に基づくモデルに向けて、経済の均衡化を図ろうとほとんどしていないことが
分かる。中国の銀行システムとその負債レベルには未だ懸念が残る。
ポートフォリオレビュー
株式市場は強力なパフォーマンスを記録し続け、投資家達は前向きで危険資産に戻りつつある。投資家達
が、米国市場が先陣を切り、回復が機運を得ていると信じているため、悪いニュースも大きな影響を与えない。
我々は、この機運が短期~中期間続くと信じており、そのため米国市場に露出度の高い、米国の株式やファ
ンドを好む(今月推奨する購入ファンドは Invesco Global Healthcare)。公債はパフォーマンスに期待できな
いため、公債への露出は下げることをお勧めする(Templeton Global Bond Fund は売却)。日本も成長の
可能性があると考えられるため(ただしリスクあり)、日本市場にも注目し続けていく。
ポートフォリオ変更
売り
L06 Templeton global bond fund
購入
J57 Invesco Global Healthcare
ファンドの目的は、世界中のヘルスケア企業に投資することで資本の成長を達成することである。
ヘルスケア・セクターは、投資家達にとって真の機会になると我々は考えている。これは、魅力的な査定、長
期的な基礎、さらに米国株式市場の短期から中期的な回復の可能性から、ヘルスケア・セクターに利益をも
たらす可能性がある。
2013 年 10 月
ファンドの特徴およびポートフォリオの見通し
J74 Investec Global Strategic Equities
当ファンドは、事業の改善を通した基本的な収益および株主価値を高めることを目指している。主要国際企
業への投資による長期的な資金の増加を提供することを目標としている。
世界の株式市場は、連邦準備金制度が米国経済回復には、未だ連邦準備金制度の刺激政策が必要だと判
断した知らせに対し、前向きに反応した。刺激政策を支援する人々は、連邦準備金制度は超緩和金融政策
を近々は維持する可能性が高いことを示唆した。先月に比べ、+3.48%。 保有
J74 Investec Global Strategic Equities Performance
2013 年 10 月 25 日までの累積パフォーマンス
成長 %
1 ヶ月
3 ヶ月
6 ヶ月
年間
3.48%
6.20%
10.02%
22.42%
2013 年 10 月
R12 DWS Global Agribusiness
当ファンドは農業セクターもしくはこのセクターから売上を挙げている企業に世界的に投資している。
世界の農業セクターは、失望的な 8 月を経て 9 月に回復。同セクターは、米国連邦準備金制度がその漸減
政策を遅延させるとの発表が基で、9 月にかけ一般的に市場の陽気なムードに引っ張られた。しかし、同セク
ターの短期的な問題は未だ残っている。当ファンドは長期的な展望で保有するべきだ。
同セクターには弱みはあるものの、先月は強力な株式市場のおかげで非常に前向きなパフォーマンスを記
録した。当ファンドの基礎はそのままであり、長期的なファンドである。 保有
R12 DWS Global Agribusiness Performance
2013 年 10 月 25 日までの累積パフォーマンス
成長 %
1 ヶ月
3 ヶ月
6 ヶ月
年間
4.04%
3.16%
-1.81%
1.88%
2013 年 10 月
J71 Schroder Japanese Opportunities
当ファンドは、資金元金の成長の提供を目的とする。主に日本企業の株式に投資することとなり得る。株の公
平公正な価値を計ることにより低評価されている株を見分け、そこへ投資しようとするものである。中長期で
の収益概観と質的要因(平均以上の収益の成長の持続性、収益の質、管理能力)を基に見ていく。
20 年にわたる、損失、デフレーション、災害を経て、日本の人々は持続可能な変化を起こそうと決心したよう
だ。まとまった政府、改善された企業コスト構成、さらに大量の未使用現金などから、日本株式の急上昇があ
るのではないかと見ている。どの程度確かかについては疑問があものの、円安とニッケイ株価の上昇の兆し
はある。我々は、これを今後もしっかりと追っていく。 保有
J71 Schroder Japanese Opportunities performance
2013 年 10 月 25 日までの累積パフォーマンス
成長 %
1 ヶ月
3 ヶ月
6 ヶ月
年間
-0.34%
5.21%
2.84%
25.40%
2013 年 10 月
P18 CGWM Select Global Opportunities
自己資本の増加と、長期間にわたる安定成長の見込み収益を組み合わせた、一貫した総利回りを求める投
資家のためにデザインされたこのファンドは、その目標を達成するため、複数の資産クラスを保有する。
当ファンドは一貫性があり、強力な株式市場に適している。Global Opportunity Fund は 10 月 3%の収益を
得た。それに比較して、当ファンドの同種グループは 2.75%の収益をあげた。累計、当ファンドは 15.95%の
上昇で、同種グループは 12.09%の上昇だった。
最良の企業のキャッシュフローから利益を得ており、全ての市場セクターで最も強力なバランスシートを持っ
ている当ファンドは、技術セクターで上昇傾向だ。さらに、技術設備投資は循環的で長期的な上昇する寸前
であるかもしれない。 保有
P18 CGWM Select Global Opportunities performance
2013 年 10 月 25 日までの累積パフォーマンス
成長 %
1 ヶ月
3 ヶ月
6 ヶ月
年間
3.01%
6.21%
9.62%
15.95%
2013 年 10 月
P65 Aberdeen Global Asia Pacific Equities
このファンドの投資目的は、最低でもファンドの資産の 3 分の 2 を株式と、アジア太平洋諸国(日本を除く)に
登録オフィスのある企業の株式関連の証券に投資することで、長期間の総利回りを得ることだ。
地域市場での収益は、最近の売却後、投資家達がアジアの市場で機会を追いかけたためである。この機運
は、先月前向きな収益に繋がった。 保有
P65 Aberdeen Global Asia Pacific Equities performance
2013 年 10 月 25 日までの累積パフォーマンス
成長 %
1 ヶ月
3 ヶ月
6 ヶ月
年間
2.03%
3.07%
-1.33%
0.43%
2013 年 10 月
R63 Allianz Japan Equity
当ファンドは、日本の主要な株式や大きな時価総額を持つその他の許可された株式会社への投資すること
で、自己資本の増加を目指す。
日本は、今後 3~6 ヶ月間にかけて、上がり気味になる可能性があるが、リスクは残る。過度に円安と拡大さ
れた金融政策に頼りすぎているため、結局は短期間でニッケイが上昇すると考えられる。我々は、この市場
を注意して見続ける。 保有
R63 Allianz Japan Equity performance
2013 年 10 月 25 日までの累積パフォーマンス
成長 %
1 ヶ月
3 ヶ月
6 ヶ月
年間
-1.29%
4.44%
4.08%
22.40%
2013 年 10 月
P02 Vanguard US 500 Stock Index
当ファンドは米国の大企業の株式に大きく支配されている米国株式市場において認知度の高いベンチマーク
会社、スタンダード&プアーズ(”S&P”)500 インデックスのパフォーマンスを監視する。
S&P 500は、6週目に上昇し、最高記録(10月最後の週)に到達した。これは、投資家達が連邦準備金制度
が資産購入プログラムを当面は維持し続けるという楽観的な考えに至ったためだ。前向きな感情が残ってい
るため、米国市場は流動性資産から利益を得て、短期から中期間にかけて強力であり続けると思われる。先
月は+4.53%。 保有
P02 Vanguard US 500 Stock Index performance
2013 年 10 月 25 日までの累積パフォーマンス
成長 %
1 ヶ月
3 ヶ月
6 ヶ月
年間
4.53%
4.98%
10.79%
25.85%
2013 年 10 月
J58 Invesco Global Technology
この基金の目的は、世界中のテクノロジー企業に投資することで長期的な資本の成長を達成することである。
技術セクターは活発な市場をしのぎ、当ファンドはベンチマークである MCSI 世界情報技術指標をしのいだ。
技術セクターは、企業支出と米国株式に対する前向きな感情から利益を得るため、技術セクターの株式は、
中期間にかけて前向きであると我々は信じている。過去 3 ヶ月にわたり+5.07%。 保有
J58 Invesco Global Technology performance
2013 年 10 月 25 日までの累積パフォーマンス
成長 %
1 ヶ月
3 ヶ月
6 ヶ月
年間
1.06%
5.07%
13.57%
17.63%
2013 年 10 月
J39 Schroder US smaller companies
当ファンドは、資金元金の成長の提供を目的とする。主に日本企業の株式に投資することとなり得る。株の公
平公正な価値を計ることにより低評価されている株を見分け、そこへ投資しようとするものである。中長期で
の収益概観と質的要因(平均以上の収益の成長の持続性、収益の質、管理能力)を基に見ていく。
市場が第 3 四半期の経済成長において、大幅な回復と、前向きな労働者レポートに前向きに反応したため、
株式は利益を上げている。現在の楽観的な波はヘッドラインを飾るビジネス・データによっては、続く可能性
がある。大きな利益は株価を上昇させることに繋がるだろう。先月は+0.99 %。 保有
J39 Schroder US smaller companies performance
2013 年 10 月 25 日までの累積パフォーマンス
成長 %
1 ヶ月
3 ヶ月
5 ヶ月
年間
0.99%
6.23%
10.70%
27.83%
2013 年 10 月
まとめと今後の展望
10 月、市場は再び米国の政治と政策に支配された。米国政府の一時機能停止による初期の弱体化を経て、
予算に関する議論が決議されると、危険資産は最回復した。10 月の低いデータから、MSCI All-Country
World Index が計る世界の株式は、本文書の作成時点では、5%近く上がっている。
予期していなかったことは、債券利回りと米ドルの弱体化で、これは予算決議に続いて起こった。これは、投
資家達が米国連邦準備金制度が、資産購入を漸減するのは早くて 3 月、もしくはその後だろうと信じたため
であろう。この遅延は政府の機能停止と 2014 年初旬に予測される他の予算議論に影響を受けた、軟弱な米
国経済によるものだ。
しかしながら、現在から今年の年末までは、危険資産は好ましいものであるように思える。株式は、がっかり
するようなデータがある時でも、前向きな反応を見せている。これは、悪いニュースがメディアで報じられた時
でさえ、投資家達が前向きな何かを見つけているからだろう。
全体的に、我々は米国が遅れさせた資産購入の漸減と、金融政策が岐路にあると考えている。しかし、今で
も明らかなのは、漸減がいつ始まってもおかしくないということだ。しかしながら、世界の政策はしばらくの間
は危険資産を支援するだろう。経済成長への緊縮財政の影響は薄れてきているように見える。
重要点:

米国が前進しているため、先進国では経済活動が回復している。欧州も改善し、日本の経済活動は、
アベノミクスのおかげで強くなる可能性がある(短期間)。新興国経済の状況、特に経常赤字がある
国には懸念が残る。しかし、中国経済データが安定してきた印もみられる。

先進国市場の予想収益はどん底に落ち込みつつあるため、もうすぐ上向きに上がり始めるだろう。
逆に、新興市場の予想収益は今後も落ち込むだろう。

株式は、公債に関して投資家達にさらなる価値をもたらす。

我々のポートフォリオでは、米国を好み、株式に過度に負担がかかったが残る。公債では不足状態
のままである。日本には上昇の可能性があるため、今後も慎重になりつつも注目していく。
2013 年 10 月
下記に記載した興味深いグラフは、成長と企業の収益循環における上昇を示している。米国における現在の
強力な収益循環は、この初めの印だろう。これが今後 6 ヶ月に起こることを適格に示す指標となるなら、米国
株式に注目するという我々の戦略を支えるものとなる。
利益と成長の勢い