M6 の修行日記 - マハリシ総合教育研究所

M6 の修行日記
私、M6 がアーユルヴェーダのいろいろに挑戦します。
第一回の本日は、GHEE ギー(澄ましバター)を作ってみます。無塩バターから水分と
タンパク質を除去したものです。オージャスの質が高い純粋な油です。しかもおいしい。
アーユルヴェーダでは、良く使われる油です。
指導は、M6 の愛妻モミさんです。では、いってみましょう!!
第一回
GHEE
ギー
に挑戦
***ギーの詳しい作り方***
モミ:
「今回はギーを作ってみます。私はいつも手作りです。M6 さんは確か以前に
『これがギーなのか! 黒焦げ事件』を起こしています。」
M6
:「・・・。
あれは、20年以上も前です。アーユルヴェーダが上陸して間もない頃、
関連書籍もネットも携帯もなかった時代。
無塩バターを3個買ってきて鍋に入れました。溶かして、温度計で100度
になるまで熱して待つことしばし・・・。焦げ臭いにおいと煙がでてきました。
あわててふたを取ったら、黒っぽい何物かがそこに。気を取り直して濾してみま
した。黄金色ではなく黒っぽい物でしたが、あれはギーだったのでしょうか?」
モミ: 「アビアンガ(オイルマッサージ)用のごま油のキュアリングと間違えています。今回は、
黄金色の甘~い至福の香りのギーを作ってみましょう。
」
M6:「使うもの。今回は無塩バター450gで作ります。
最後に保存するビンは熱湯消毒できればしてく
ださい。
前回モミさんが作ったギーの底にカビがはえて
いました。びんの消毒をしておけば安心です。」
モミ:
「鍋は中が見やすいように、いつもパイレックスガラ
ス鍋を使っています。もちろん普通の鍋でもOKで
す。」
材料と道具
鍋にバターを全部いれる。中火で溶けて液体になるまで加熱する。
バターが溶けたら、強火で30秒ほど煮立たせます。
完全に溶けたら火を極弱火にする。
ゴボゴボ、ブリッブリッと3~5センチの泡が
立って、はじけて飛びます。注意してください。
かぶりつきで中を見ていたら危ないです。
約10分たったところです。
まだ黄色で透明感はありません。
バターのにおいがします。
溶かして10分ほどの写真(まだ黄色い)
モミ:
「あとは気長に待ちましょう。完全に放置するのではなく、たまに見てください。
私は、20分でタイマーをかけます。
」
M6:
「20分経ちました。モミさん、特に変わりませんよ。
」
モミ:
「おかしいですね。私が作るといつもこれくらい、30分くらいでできるのですが?」
M6:
「40分経過。お~ ようやく色が透明感のある黄金色になっている。
しかし、でてくる泡はまだ大きいです。」
40分経過
45分経過
ようやく透明感が出てきたところ
出てくる泡が大きいところに注目
M6:
「出てくる泡が小さくなって音も変わりました。なべ底に白いタンパク質が
たまっています。
」
モミ:
「そろそろ出来上がりです。香りも至福の甘~い香りに変わりました。
ここまで45分かかりました。」
M6:
「作る人の質によってかかる時間が変わるのでしょうか?何かまずかった?」
モミ:
「多分、室温、どこのメーカーのバターを使うかによってかかる時間が異なるのでは
ないかと思います。バチッと跳ねるので蓋をしたり取ったりしていたのもあるかな。
(鍋のふたはとっておいたほうが良いような気がしました。
)
しかし、出てくる泡がとても小さくなって、音が変わり、良い香りがしてくる
まで加熱し続けてください。明らかに変わりますのでわかると思います。
」
47分経過
泡が小さい状態
M6:
「ではペーパータオルで濾してできあがりです。」
モミ:
「お疲れ様です。今回は成功ですね。保存は室温で、冷暗所で保存してください。」
M6:
「所要時間1時間くらいは見ておかなくてはなりませんでした。自分が作ったギー
で早速ギーご飯を頂きましょう。うれしいです。では、また次回もお楽しみに!!!」
濾しおわり
完
成
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