あおぞら銀行

あおぞら銀行
2001 年度 中間期のご報告
最近の業績推移(連結)
(単位:百万円)
平成11/3期
平成12/3期
平成13/3期
平成13/9期
455,333
223,909
275,730
55,484
△3,523,986
△112,592
99,116
7,937
△469,252
112
98,331
8,551
353,114
353,114
419,781
419,781
連結純資産額
1,503
1,229
460,876
467,913
連結総資産額
13,776,868
8,346,327
6,163,766
5,833,384
債券残高
4,347,380
3,709,377
2,479,408
2,101,854
預金残高
1,930,527
1,770,550
1,398,553
1,258,545
貸出金残高
6,889,652
4,102,509
3,089,490
3,628,548
有価証券残高
1,190,262
1,073,210
721,477
725,834
―
―
15.13
14.36
連結経常収益
連結経常利益(△は連結経常損失)
連結当期純利益
(△は連結当期純損失)
資本金
連結自己資本比率
(国内基準)
(%)
目 次
ごあいさつ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
1
業務のご報告 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
2
業務トピックス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
6
単体業績概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
7
中間連結財務諸表 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
会社情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
将来に関する記述に対する注意事項
本資料には、将来の財政状態および経営成績に関する記述があります。この前提および将来予測の記述には、経営を取り巻く環境の変化等による一定の
リスクと不確実性が含まれていることにご留意下さい。
ごあいさつ
あおぞら銀行は、2000年(平成12年)9月から新たな経営体制
経営の健全化と意思決定の迅速化を図るための、経営と執行
のもとで、2001年(平成13年)1月の行名変更も経て、新銀行と
を分離したコーポレート・ガバナンス体制も、既に定着いたしまし
してスタートをいたしました。再出発にあたっては、
ソフトバンク
た。業務執行の監督を行う取締役会は、社外取締役が大宗を占め
株式会社・東京海上火災保険株式会社・オリックス株式会社・93
ており、株主出身ではない取締役・監査役を委員とする特別監査
行の地方金融機関を含む国内外105社にもおよぶ新たな株主の
委員会の監査により、株主からの経営の独立性も確保してまいり
皆様からの出資と、公的資金による2,600億円の優先株の引受を
ました。また、徹底した信用リスク管理体制をさらに強化していく
いただきました。この間、関係各位のご理解とご助力を賜りま
ことで、重要な経営課題である資産の質の向上と健全性維持を
したことを何よりも真摯に受け止め、深く御礼申し上げます。
図りたいと考えております。
おかげをもちまして、2001年3月期に続き、この2001年9月
一方、店舗コストの削減等を通じた経費節減等、効率性の向上
中間期におきましても、貸出を中心に堅調な実績を上げること
にも重要な課題として取組み、2001年3月期では前期比7 %の
で、業務純益175億円、中間利益85億円と、計画していた水準を
減少、今中間期でもさらに、前年同期比3%の減少を実現いたし
達成することができました。
ました。
社長就任以来この一年間、私は、新しい時代の社会・経済の
このように、あおぞら銀行は、おかげをもちまして、今中間期
急速な変化に合わせて、迅速な意思決定と行動により独自の役割
も順調な実績を上げることができました。今後も、金融サービス
と機能を果たせる銀行となるため、
「専門性を追求すること」と
「お客さまのニーズに身近であること」を重視して、業務の運営
と私たち自身の意識変革に取組んでまいりました。
貸出につきましては、お取引先数も増え、残高も順調に増加し
ており、中小企業向貸出も、今年度は計画を上回るペースで順調
の質の向上と財務内容の改善・収益力の向上を図ることにより、
「経営健全化計画」の確実な達成と一日も早い再上場を果たし
たいと考えております。
皆様には、今後とも一層のご指導を賜りますようお願い申し
上げます。
に実績が上がりつつあります。
今後も、特に、新しい産業の創造や事業の再編成に取組み、成
長性の高い事業を展開していくお取引先への、あおぞら銀行独自
の専門性を生かした金融サービスの提供を使命と考え、永続的
2001年12月
取締役社長 なお取引関係の構築を重視した業務展開を行っていくことを基
本姿勢としてまいります。
リテール業務についても、特徴ある商品と利便性の高いチャネ
ルの充実を図ってまいりました。引き続き、このために必要な
体制・商品・サービスを一層拡充してまいります。
1
業務のご報告
あおぞら銀行は、従来からの事業金融を中心とした取引、金融債をはじめとする各種金融商品の提供といった業務に加え、
投資銀行業務や新興企業投融資業務等で、お客さまのニーズの高い分野への絞り込みを行い、専門性を生かした課題
解決手段の提供を行っています。また、
リテール業務では、サービス提供チャネルの拡充、運用やローンに関する新しい
商品・サービスの提供を図ります。
バンキング業務(法人向け貸出・調達)
1
当行は、新銀行として発足以来、事業法人のお客さまの健全な資金需要に積極的に対応すべく、営業部
主要な業務の
門への人員シフトを行い、個々のお客さまのニーズに適合した金融商品・サービスの提供機能の強化等の
展開
施策を実施しました。特に、経済環境の大きな構造変化の中、日本経済の基礎を担う中堅・中小企業のお
客さまに対しては、安定的かつ良質な資金を提供するとともに、様々な経営課題に対し、的確、迅速に解決
このような施策を通じて、
策を提案・提供することを目指しています。2001年(平成13年)9月中間期では、
貸出残高は順調に増加したほか、前期末のお取引先数の約2割に相当する新規の事業法人のお客さまと
貸出取引を開始させていただきました。当行の提案を評価していただいた結果、お取引復活に結びつい
たケースも多く、今後もお客さまのニーズに応える施策を講じていきます。
また、従来のお客さまの信用リスクを評価する企業格付と個々の貸出案件毎の各種条件を組合せて判
断する「案件格付制度」を新たに導入し、信用リスクに対する評価の精緻化を図るとともに、行内における
評価体系を明確化・統一化いたしました。これにより、与信判断のスピードアップを図り、お客さまとの接触
機会を増やし、お取引内容を深めることで、営業基盤を拡大していきたいと考えています。
金融法人のお客さまには、従来の金融債取引に加え、サービサー業務、各種アドバイザリー業務、各種運
用業務、インターネット関連ビジネスに代表される新たな業務展開へのサポート等、お客さまのニーズに応
じた高付加価値サービスの提供に努めてきました。今後も、当行の重点業務として取組んでいきます。 なお、2001年1月のあおぞら銀行への行名変更を機に、法人のお客さまにご参加いただく会員組織とし
て「あおぞらクラブ」を4月に創設しました。会員間の効率的な情報交換や出会いの場をご提供し、会員の
皆様にビジネスチャンスを広げていただきながら、当行のみならず会員相互に経営課題解決のパートナー
となることを目的として活動しています。
マーケット業務
お客さまの様々な財務ニーズにきめ細かく対応するため、デリバティブ内蔵型の預金やローンをはじめ
とした各種マーケット商品を幅広く提供しています。また、近年取引が活発になってきた天候デリバティブ
やクレジット・デリバティブ等、金利や為替以外の収益変動リスクの回避手段のほか、新たな内蔵型商品も
今後、開発・提供していく予定です。また、地域金融機関のお客さまと提携し、為替リスクヘッジのための
クーポンスワップ等、地域金融機関のお取引先の様々なニーズに対応した商品提供も行っています。
2
投資銀行業務
2
新たな視点に
よる拡充
投資銀行業務においては、当行の強みを活かした不動産ファイナンス、ディストレス/リカバリーファイ
ナンス、ストラクチャード・ファイナンス業務等に積極的に取組み、実績を上げています。このほか、中堅・中
小企業のお客さまの海外事業展開に関し、各種ご相談を承るほか、月刊「あおぞらアジアビジネス」等
のレポートで情報を発信しています。
不動産ファイナンス業務
J‐REIT(日本型不動産投資信託)の登場にみられる法整備の進展や外資をはじめとする投資家の多様
化により、不動産の利用と所有を分離の上オフバランス化したスキームやキャッシュフローを重視した分析
を特色とする不動産ファイナンス手法(いわゆる不動産証券化、流動化、不動産ノンリコース・ファイナンス)
が近年、急速に普及しています。当行は、長年培った不動産分析、キャッシュフロー分析のノウハウや経験を
活用し、
このような分野におけるお客さまの多様なニーズにお応えしています。
ディストレス/リカバリーファイナンス業務
①不良債権(ディストレスト・アセット)関連業務
当行のサービサー子会社である「あおぞら債権回収株
式会社」は、不良債権の流動化市場におけるメインプレーヤーとしての地位を確立しており、お客さまの
ニーズにきめ細かくお応えしています。また、2001年(平成13年)9月の法改正によりサービサーが取扱
える債権の範囲が拡大されたことを受け、お客さまに対するサービスの内容も拡充しています。
②事業再生(リカバリー・サポート)関連業務
当行は、これまでの環境変化等から経済的困難な状況に
あるお客さまに対し、現在の取引金融機関等のご協力のもと、再建に向けた様々なサービスを提供してい
ます。事業の再生計画策定や新たな事業スポンサー探しのお手伝い等の財務アドバイザリー業務に加え、
再生途上にあるお客さまへの原料仕入資金等の業務継続上不可欠な資金の短期貸出(DIPファイナンス)
や、再生を前提とした中長期貸出も行っています。
③バイアウト・ファイナンス業務
近年の商法改正等の法会計制度整備もあり、企業の戦略的事業再編、
破綻企業の優良部門再生等の受け皿としてマネジメント・バイアウト(MBO )が注目を集めており、その
資金調達方法として、買収事業のキャッシュフロー評価により貸付を行うバイアウト・ファイナンスの市場も
拡大しています。当行は、バイアウト・ファイナンスをリスクに見合う適正な収益を見込める分野としてとら
え、日本ではまだ新しいこの分野に積極的に取組んでいます。
ストラクチャード・ファイナンス業務
当行では、新たな資金調達手段として急速に普及しているシンジケート・ローンの組成に係る業務(アレ
ンジャー業務、エージェント業務)や、利付金融債の発行・登録機関として培ったノウハウを活かし、公募債・
私募債発行の受託事務を行っています。また、多様化するお客さまの資金調達ニーズにお応えする手段と
して大きな成長を遂げている、ABS(資産担保証券)の組成や受託業務にも積極的に取組んでいます。
3
業務のご報告
また当行では、お客さまのバランスシートのスリム化・調達コスト低減のための手形・売掛債権やリー
ス・割賦債権、診療報酬債権等、多種多様な金銭債権を活用した債権流動化・証券化に取組んでいます。
信託銀行子会社である「あおぞら信託銀行株式会社」では、各種金銭債権の信託方式による流動化に多く
の実績を上げ、信託機能を活かしてお客さまの様々なニーズにお応えしています。
リテール業務
新銀行の発足後、個人のお客様の利便性向上のため、新規チャネル・商品・体制をさらに拡充してきま
した。お客さまにより身近で親しまれる銀行となることを目指して、2002年(平成14年)1月には行名変
更1周年を機に、個人のお客さま対象のキャンペーン実施や、新キャラクター「ゾウのアオ・ゾーラ」の発
表を行い、さらにお客さまのニーズに的確にお応えするサービスの質的な向上も図っていきます。
郵貯オンライン提携、テレフォンバンキング、
コールセンター等のリモートチャネルを拡充してきました
が、テレフォンバンキング専用の「あおぞらダイレクト定期」は取扱い開始以来、郵便局のATMを利用でき
るという手軽さからご好評をいただいています。個人のお客さまの資産運用等各種ご相談には全店にFP
(ファイナンシャル・プランナー)有資格者を在籍させ、税理士・弁護士等専門家集団との連携を図る等、体
制を充実させています。
また、あおぞら銀行として再出発し、本格的に個人向けローン業務を開始しました(当面は首都圏のみを
対象)。当行の強みであるお客さまとの対面営業を生かして、お客さまのニーズを汲み取り、特色のある
ローン商品を今後展開していく予定です。
9月に新宿の「住宅ローンセンター」にて取扱いを開始した個人版「資産再生」手助けローンは、お問合
せが相次ぎ、大変好評をいただいています。個人版「資産再生」手助けローンは、現在の住宅の評価額低
下により新規物件への買換えが出来なかったお客さまに対し、税制特例を考慮した返済方法を提案する等、
従来の枠組みにとらわれない方法で対応することで、早期の「資産再生」を実現していただくものです。今
後も特色を持った住宅ローン商品を順次展開し、お客さまの必要なサービス提供を目指します。
資産活用・資産運用に関する課題をお持ちのお客さまには、2002年1月より、本店内に「あおぞらフィナ
ンシャルガーデン」としてスペースを設け、専門の担当者がご相談に対応いたします。
さらに、当行は、今後のリテール業務の中核として、個人向けカードローン事業への参入を決定し、12月
にオリックス株式会社およびオリックス・クレジット株式会社と合弁で、
「株式会社あおぞらカード」を設立
しました。消費者ローン市場は、今後も期待収益性の高い市場であり、その市場において実績を積んでい
るオリックス・クレジット株式会社の業務ノウハウと、当行の営業チャネルを融合させたビジネスモデルに
より、新たな収益機会の獲得を目指します。現在、来年春のサービス開始に向けて準備を進めています。
4
新興企業投融資業務
3
新業務の
本格化
起業直後や成長段階の初期にあるベンチャー企業のお客さまにとって、適切な事業計画の立案と、それ
に基づく資金調達の確保は重要な課題です。当行は、ベンチャー企業のお客さまからの個別の資金ニーズ
にご融資でお応えするほか、当行のベンチャーキャピタル子会社である「あおぞらインベストメント株式会
社」を通じて、成長力のある新興企業ならびに有力なプロジェクトへの支援において成果を上げています。
また、
ビジネスプランの技術面や市場性を正しく評価し、適切なアドバイスを行い、その企業価値を高めるた
めに、
大学や事業法人、
監査法人といったさまざまな専門家とネットワークやアライアンスを構築してきました。
当行独自のベンチャー・ファイナンスへの取組みとしては、プロジェクト・ファンド組成による事業展開の
サポートを推進しています。この分野では、企業の店舗展開を支援するファンド、ゲーム・アニメ・映画・
音楽・出版等のエンターテイメント向け投資ファンドの組成等を行い、今後も、新しいファイナンス・スキー
ムの開発にも注力していきます。
また、事業の再編、承継を考えている企業に対するバイアウト投資にも積極的に取組んでいきます。
さらに、業務提携先であるシリコンバレーバンクの本店(カリフォルニア州サンタクララ)には、現地と日
本を結ぶ「ジャパンデスク」を設置し、2001年(平成13年)9月より当行の行員を常駐させました。今後も、
日米のクロスボーダー案件への取組みや、ベンチャー企業向けのコンファレンスの共同開催等を積極的に
推進する予定です。
ネット関連業務
当行も出資する「株式会社ブループラネット」は、地域金融機関のeビジネス参入の総合的なサポートを
事業目的として2001年4月に設立され、8月より本格的な事業展開を開始しました。総務系コンテンツを提
供するeビジネスパートナーや、お取引先企業に新しい取引の機会を提供するeビジネスチャンス等のイン
ターネット上でのサービスに加えて、セミナーの開催等リアルでのサポートの充実度について、地域金融
機関の皆様から高い評価を受けています。今後ご契約いただく地域金融機関とそのお取引先にとっても、
一層価値のあるポータルサイト事業となるように推進していきます。
また、
「ネットダイビキ」で親しまれている「株式会社ネットラスト」は、6月にB2C
(企業個人間電子商
取引)向け決済・物流サービス「MPD(マルチ・ペイメント&デリバリー)」を開始しました。有力なポー
タルサイトである「エキサイト」へ独占的OEM提供を行っているほか、オークションサイトの運営会社で
ある「 DeNA 」にも採用される等、ネットビジネスにおける決済・物流サービス業者としての地位を固め
つつあります。
5
業務トピックス
(2001 年(平成 13 年)4 月−12 月)
住宅ローンセンターを新設、
「資産再生」手助けローンを
「あおぞらダイレクト定期」発売開始
4
ペイオフ解禁に対応した預金保険対象の新型割引債「あお
取扱い開始
ぞらスーパー」の取扱いに続き、テレフォンフォンバンキン
新設の住宅ローンセンター(新宿。年末年始を除き年中無
グ専用の定期預金の取扱いを開始しました。
9
月 シリコンバレーバンクと業務提携
月
米国カリフォルニア州に本拠を置くシリコンバレーバンクと
休、平日:午後8時、土日祝日:午後5時まで営業)で、個人のお
客さまのニーズに対応した特色あるローンの第一弾として、
個人版「資産再生」手助けローンの取扱いを開始しました。
の提携により、同行が強みを持つテクノロジー・新興企業へ
シリコンバレーバンクに「ジャパンデスク」設置
のファイナンス手法の導入と、
日米企業の海外業務の橋渡し
シリコンバレーバンクの本店に、当行行員の駐在によるジャ
を目指します。
パンデスクを設置しました。
高松支店移転
経営合理化の一環として執務スペースの効率化・コスト
5 削減を図りました。11月には、上野支店・仙台支店、12月に
月 は広島支店も移転しました。顧客サービスの向上・満足度
アップ等も含めて、抜本的な店舗運営の改善・合理化に取組
んでいます。
カードローン会社「株式会社あおぞらカード」設立
オリックス・グループと個人向けカードローン会社を設立し
ました(当行出資比率60 %)。個人のお客さまへのローン
カードによる貸付を主な業務とするほか、地域金融機関
の個人ローンへの信用保証業務も行います。
12 新キャラクター「ゾウのアオ・ゾーラ」発表
月 行名変更1 周年( 2002 年1
あおぞらクラブの会員専用サイトでのサービス開始
7
月
経営課題に最適な解決手段をご提案するため、法人のお客
月)に際し、新キャラクター
さまに参加いただく会員組織として創設した「あおぞらクラ
として、体が空色で雲の模様
ブ」では、インターネット上の会員専用サイトでの情報提供
を持った象「アオ・ゾーラ」
を開始し、会員間の情報交換の場も設けました。
が登場します。これからもお
客さまに愛される、頼りにな
ブループラネット社のサービス開始
る銀行を目指していきます。
8 各地域金融機関の専用ポータルサイトの構築・運営をバッ
月
クアップし、総務関連業務のサポートメニューや助成金活用
の診断サービス、B2B(企業間電子取引)の支援等をネット
経由で供給していきます。
プループラネット社のサービス概念図
B銀行
電子調達システムサービス
Ariba Buyerによる間接材購買
Ariba Buyer
の運営支援
A銀 行
Ariba
中小企業
顧客
サービス
利用
中小企業支援サービス
B銀行
A銀 行
中小企業支援サービス
F & M
eビジネスチャンス
顧客
ビジネスマッチング
企業情報
決 済
助成金
総 務コンテンツ
各種情報提供
グル ープウェア
給与計算
経 営・会 計 税 務
法律相談
福利厚生
ECショップ
レンタル
サーバー等
ブ
ル
ー
プ
ラ
ネ
ッ
ト
顧客
eビジネスパートナー
顧客
顧客
顧客
6
あおぞら銀 行
スマ ート
ファー ム
日本 経 済
新聞社
アウトソーシング
サービス提供
ソフトバンク・
コマ ー ス
単体業績概要
1. 資産・負債および資本の状況
総資産は、2001 年(平成 13 年)3 月末比で 3,301 億円減少し、5 兆 8,449 億円となりました。これは前期末において特例資
金援助等の受領に伴い一時的に増加していた短期資金運用を減少させたものです。貸出金は、正常債権の積極的な積上げによ
り、5,404 億円増加しました。一方で、短期運用目的である現金預け金とレポ取引による保管有価証券等および債券借入取引
担保金は合わせて 8,579 億円減少しました。
負債は、より効率的な調達を進めたこと等から、前期末比で 3,379 億円減少し、5 兆 3,774 億円となりました。その内、債券
は 3,782 億円減少し、預金
(譲渡性預金を含む)は 64 億円増加しました。
資本の部につきましては、中間利益を 85 億円、金融商品会計におけるその他有価証券の時価評価に伴う評価差額金を 12 億
円計上したこと等により、前期末比 78 億円増加し、4,675 億円となりました。
資産・負債および資本の状況(単体)
科 目
(資産の部)
貸出金
外国為替
有価証券
金銭の信託
特定取引資産
買入金銭債権
買入手形
コールローン
現金預け金
保管有価証券等
債券借入取引担保金
その他資産
動産不動産
債券繰延資産
繰延税金資産
支払承諾見返
貸倒引当金
資産の部合計
(負債の部)
債券
預金
譲渡性預金
借用金
特定取引負債
売渡手形
コマーシャル・ペーパー
コールマネー
外国為替
借入有価証券
その他負債
退職給付引当金
オフバランス取引信用リスク引当金
特別法上の引当金
支払承諾
負債の部合計
(資本の部)
資本金
法定準備金
剰余金
中間(当期)未処分利益
中間(当期)利益
評価差額金
自己株式
資本の部合計
負債及び資本の部合計
(単位:百万円)
平成12/9末
平成13/3末
3,086,356
2,744
870,700
―
278,901
454
10,000
1,307,982
60,164
23,404
23,974
158,294
35,213
646
平成13/9末
3,092,049
1,689
727,758
4
565,793
8,350
3,632,435
2,923
731,912
5
553,297
8,030
―
―
40,699
△436,613
5,462,926
386,263
666,834
448,320
457,678
100,076
34,217
716
9,282
32,774
△356,888
6,174,922
331,408
79,435
324,056
311,416
110,758
33,629
446
9,283
72,582
△356,763
5,844,859
2,808,703
1,483,312
242,930
78,379
117,136
2,472,528
1,406,119
372,820
62,882
183,161
―
2,094,378
1,278,903
506,451
51,359
186,107
107,700
0
40,699
5,272,998
10,000
143,000
137
416,664
598,713
15,673
755
0
32,774
5,715,231
296,543
129
312,253
454,035
15,485
1,431
0
72,582
5,377,361
419,781
33,333
△263,186
△263,186
89,928
419,781
33,333
6,576
6,576
99,690
―
―
―
―
189,928
5,462,926
459,690
6,174,922
―
―
―
240,070
139
18,400
228,265
14,959
―
―
419,781
33,703
12,808
12,808
8,456
1,203
△0
467,498
5,844,859
7
2. 損益の状況
資金利益は、前年同期比で貸出金利回りの向上、高利回り債券の償還等による調達金利の低下により改善し、役務取引等利益
は着実に積上がりました。一方、経費は、一層の経営合理化により削減されました。以上により、一般貸倒引当金繰入前業務純
益は前年同期比 40 億円増加し、114 億円となりました。業務純益は、一般貸倒引当金取崩により、175 億円となりました。
不良債権処理額 101 億円等を臨時損益に計上したことから、経常利益は 74 億円、中間利益は 85 億円となりました。中間利
益は、前年同期の 899 億円に、保有株式の大宗を預金保険機構へ売却した際の株式等関係損益のうち、特別公的管理終了後の
新銀行としての 850 億円が含まれることから、前年同期比減少となりましたが、実質的には増益となっています。
利益総括表(単体)
(単位:百万円)
平成13/9期
業務粗利益
資金利益
役務取引等利益
特定取引利益
その他業務利益
経費
人件費
物件費
税金
業務純益
(一般貸倒引当金繰入前)
一般貸倒引当金純繰入額
業務純益
臨時損益
不良債権処理額
株式等関係損益
その他臨時損益
経常利益
特別損益
うち不適資産処理額
うち動産不動産処分損益
うち特例資金援助等の額
税引前中間
(当期)
利益
法人税、
住民税及び事業税
法人税等調整額
中間
(当期)
利益
8
平成13/3期
平成12/9期
30,817
28,849
1,386
△ 331
913
△ 19,460
△ 7,854
△ 10,849
△ 755
11,357
6,145
17,502
△ 10,094
△ 10,087
294
△ 300
7,407
200
―
54
―
7,608
△ 23
871
8,456
27,457
26,159
1,584
1,095
△ 1,382
△ 20,076
△ 8,208
△ 11,099
△ 768
7,380
47,403
54,783
43,841
△ 84,275
129,537
△ 1,419
98,625
△ 7,097
6,750
△ 196
△ 7,333
91,527
△ 1,599
―
89,928
56,782
52,223
3,013
3,140
△1,595
△39,987
△16,007
△22,566
△1,413
16,795
54,546
71,341
27,629
△95,820
128,382
△4,932
98,971
△6,907
6,731
180
△7,537
92,063
△1,655
9,282
99,690
3. 自己資本比率の状況
中間純利益 85 億円の計上等により、単体自己資本比率算出上の単体自己資本は、5,209 億円になりました。
また、リスクアセットは 3 兆 6,348 億円となり、経営の健全性を示す自己資本比率(国内基準)は、単体ベースで 14.33%
となりました。なお、連結ベースでは 14.36% となりました。
単体自己資本比率(国内基準)
(単位:億円)
項 目
基本的項目
(A)
補完的項目
(B)
平成12/9末
平成13/3末
平成13/9末
1,280
1,280
4,586
611
4,662
547
(C)
―
―
―
( D)
2,561
32,775
429
33,204
5,197
34,048
366
34,414
5,209
35,542
807
36,348
(D)
単体自己資本比率
(国内基準)= ―― ×100
(E)
7.71%
15.10%
14.33%
<参考>
連結自己資本比率
(国内基準)
7.78%
15.13%
14.36%
控除項目
自己資本
リスク・
アセット等
(A)+
(B)−
(C)
資産
(オン・バランス)
項目
オフ・バランス取引項目
計
(E)
4. 平成14年3月期業績予想
平成 14 年 3 月期の業績予想(単体)については、業務純益(一般貸倒引当金繰入前)240 億円、経常利益および当期利益 180
億円と、経営健全化計画と同額を予想しています。
(単体)
(単位:億円)
平成13/9期実績
業務純益
(一般貸倒引当金繰入前)
経常利益
当期利益
114
74
85
平成14/3期予想
240
180
180
平成13/3期実績
168
990
997
<参考>
(連結)
(単位:億円)
平成13/9期実績
経常利益
当期純利益
79
86
平成14/3期予想
190
185
平成13/3期実績
991
983
9
5. 資産内容の開示
平成13年9月期の不良債権処理概要
当行は、平成 13 年 9 月期においても金融庁の「金融検査マニュアル」
を踏まえた当行自己査定基準に則った自己査定を行い、正
確な資産実態の把握に努めています。
この自己査定結果に基づき、適正な償却・引当を行い総額 101 億円の不良債権処理を実施しました。
なお昨年度までに、
「不適資産」
(平成 11 年 5 月の金融再生委員会による資産判定の結果、当行が保有することが不適とされた
資産)
を整理回収機構へ売却した結果、資産内容の抜本的改善を実現しています。
平成 13 年 9 月期不良債権処理実績
(単位:億円)
平成13/9期
平成12/9期
9
87
5
0
貸出金償却
個別貸倒引当金純繰入
特定海外債権引当勘定純繰入
その他の債権売却損等
不適資産処分損
112
717
―
101
計
平成13/3期
356
576
―
―
14
△68
775
25
△67
891
自己査定、開示債権と引当・保全の状況
(単位:億円)
自己査定における分類区分
自己査定の
債務者区分
金融再生法に
基づく開示債権
破綻先
破産更生債権
及びこれらに
準ずる債権
118
担保・保証等による保全
118
危険債権
4,014
担保・保証等による保全
2,088
実質破綻先
破綻懸念先
要注意先
正常先
10
非分類
Ⅱ分類
Ⅲ分類
Ⅳ分類
部分直接償却
1,057
必要額を
引当
1,725
引当・保全
状況
非保全額に
対する引当率
総与信に対する
保全率
担保・保証等
118
(部分直接償却額)
1,057
(100.0%)
(100.0%)
担保・保証等
2,088
引当額
1,725
89.6%
95.0%
破綻先債権 76
延滞債権 4,068
3ヶ月以上延滞債権
23
担保・保証等
1,085
引当額
762
45.4%
要管理債権
以下合計
6,894
担保・保証等
3,292
引当額
2,487
要管理債権
以下引当率
69.0%
要管理債権
以下保全率
83.8%
総与信額
37,091
(部分直接償却額)
1,057
(参考)
平成13/3末
55.7%
(参考)
平成13/3末
72.9%
要管理債権
2,761
(要管理債権の)
担保・保証等
による保全
1,085
リスク管理債権
66.9%
貸出条件緩和債権
2,712
正常債権
30,197
リスク管理債権
6,880
自己査定の債務者区分の定義
リスク管理債権の定義
正常先
業績が良好で、
かつ、
財務内容にも特段の問題ないと認め
られる先。
破綻先債権
要注意先
業況が低調ないしは不安定な債務者または財務内容に
問題がある債務者など今後の管理に注意を要する先。
(要
管理先:要注意先の内、
3ヶ月以上延滞または貸出条件緩
和債権があり、
今後の管理に特に注意を要する先。
)
破綻懸念先
現状経営破綻の状況にはないが、
経営難の状態にあり、
経
営改善計画の進捗状況が芳しくなく、
今後、
経営破綻に陥
る可能性の高い先。
破綻先・
実質破綻先
法的・形式的に経営破綻の生じている先及び実質的にそ
れと同等の状況にある先。
元本又は利息の支払いの遅延が相当期間継続している
ことその他の事由により、
元本又は利息の取立て又は弁
済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかっ
た貸出金
(貸倒償却を行った部分を除く。
以下、
「未収利息
不計上貸出金」
という。
)
のうち、
次のいずれかの事由が生
じている債務者に対する貸出金。
① 会社更生法又は金融機関の更生手続の特例等に関す
る法律の規定による更生手続開始の申し立て
② 民事再生法の規定による再生手続開始の申し立て
③ 破産法の規定による破産の申し立て
④ 商法の規定による整理開始又は特別清算開始の申し
立て
⑤ ①から④までに掲げる事由に準ずるものとして大蔵省
令で定める事由
⑥ 海外の法律による、
上記に準ずる法律上の整理手続の
開始の申し立て
自己査定の分類の定義
非分類
正常先への全与信、
その他債務者区分への与信の内預金
等優良担保及び優良保証で保全され回収に特段の懸念
ない与信。
延滞債権
Ⅱ分類
要注意先の非分類以外の与信及び破綻懸念先・実質破綻
先・破綻先への与信の内、
不動産担保等一般担保・保証等で
保全された与信。
未収利息不計上貸出金であって、
破綻先債権及び債務者
の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支
払いを猶予した貸出金以外の貸出金。
3ヵ月以上
元金又は利息の支払が、
約定支払日の翌日から3ヵ月以
上遅延している貸出金で、
破綻先債権及び延滞債権に該
当しないもの。
Ⅲ分類
Ⅳ分類
破綻懸念先の非・Ⅱ分類以外の与信、
実質破綻先・破綻先
の担保評価額と処分可能見込額との差額部分
(回収懸念
が存し、
損失発生の可能性が見込まれるもの)
。
実質破綻先・破綻先の非・Ⅱ・Ⅲ分類以外の与信
(回収不能
または無価値)
。
延滞債権
貸出条件
緩和債権
債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、
金
利の減免、
利息の支払猶予、
元金の返済猶予、
債権放棄そ
の他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破
綻先債権、
延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しな
いもの。
自己査定に基づく償却・引当ルール
正常先
貸倒実績率に基づく予想損失率にて一括して一般貸倒
引当金を計上。
要注意先
貸倒実績率に基づく予想損失率にて一括して一般貸倒
引当金を計上。
(要管理先とその他要注意先については区
分して算出)
破綻懸念先
個々の債務者毎にⅢ分類の内必要額を算定し個別貸倒
引当金を計上。
実質破綻先・ Ⅲ分類及び、Ⅳ分類の全額を部分直接償却。
破綻先
(金融再生法上の開示債権とリスク管理債権との相違点について)
開示対象債権 リスク管理債権の対象債権が貸出金のみであるのに対
し、
金融再生法上の開示対象債権は、
貸出金・貸付有価証
の範囲
券・外国為替・未収利息・仮払金及び支払承諾見返
(ただ
し、
要管理債権は貸出金のみ)
です。
開示額の
集計単位
リスク管理債権が個別貸出毎に判定しているのに対し、
金融再生法上の開示債権は、
自己査定上の債務者区分に
基づき、
原則として債務者毎
(ただし、
要管理債権は個別
貸出毎)
に集計しております。
金融再生法に基づく開示債権の定義
破産更生債権 破産、会社更生、再生手続等の事由により経営破綻に
及びこれらに 陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる
債権。
準ずる債権
危険債権
債務者が経営破綻の状態には至ってないが、
財政状態及
び経営成績が悪化し、
契約に従った債権の元本の回収及
び利息の受取りができない可能性の高い債権。
要管理債権
3ヶ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権。
正常債権
債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないもの
として、
上記に掲げる債権以外のものに区分される債権。
11
<参考>
連結リスク管理債権
(単位:百万円)
破綻先債権
延滞債権
3カ月以上延滞債権
貸出条件緩和債権
合計
平成12/9末
平成13/3末
平成13/9末
40,100
362,129
14,167
334,753
751,151
27,931
321,781
1,714
319,531
670,959
7,630
406,795
2,301
271,248
687,975
貸出金業種別内訳
(単位:百万円、%)
業種別
平成12/9末
貸出金残高
国内
(除く特別国際金融取引勘定分)
製造業
農林水産業
鉱業
建設業
金融・保険業
卸売・小売業、飲食店
不動産業
運輸・通信業
電機・ガス・熱供給・水道業
サービス業
その他
海外及び特別国際金融取引勘定分
金融機関
その他
合 計
12
平成13/3末
構成比
貸出金残高
平成13/9末
構成比
貸出金残高
構成比
3,078,048
100.00
3,081,729
100.00
3,620,294
100.00
456,745
4,447
14,917
257,276
500,212
212,441
791,506
201,908
34,347
560,001
44,242
8,158
386
7,772
3,086,206
14.84
0.14
0.48
8.36
16.25
6.90
25.71
6.56
1.12
18.19
1.44
100.00
4.73
95.27
466,498
4,498
13,642
249,625
508,639
241,920
740,277
216,016
40,516
556,598
43,495
10,319
15.14
0.15
0.44
8.10
16.51
7.85
24.02
7.01
1.31
18.06
1.41
100.00
481,462
4,978
13,329
243,927
525,559
308,198
759,894
225,813
25,977
627,528
403,623
12,140
13.30
0.14
0.37
6.74
14.52
8.51
20.99
6.24
0.72
17.33
11.15
100.00
―
―
―
―
10,319
3,092,049
100.00
12,140
3,632,434
100.00
6. 経営健全化計画の達成状況について
(早期健全化法)
に基づき、
「経営の健全
2000 年(平成 12 年)9 月、「金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律」
化のための計画」
(経営健全化計画)を策定するとともに、公的資金による優先株式 2,600 億円の引き受け申請を行い、金融再
生委員会の承認を得て、2000 年 10 月に資本増強を実施しました。
2001 年(平成 13 年)9 月中間期では、健全な資産の積上げに加え、投資銀行業務等での役務収益等の増強に努める一方、経
営合理化を図った結果、年度計画の達成に向けて着実に実績を上げています。経費の削減についても物件費で店舗見直しによ
る不動産賃貸料削減を行い、人件費では成果主義を基本とする新給与制度の導入により、計画どおりの着地を見込んでいます。
国内貸出(インパクトローンを除く実勢ベース)は、平成 13 年度通期純増計画 3,563 億円に対して上期純増実績 5,480 億円(う
ち中小企業向け通期純増計画 350 億円に対して純増実績 771 億円)となり、上期において既に通期計画を上回る実績を上げて
います。今後も引き続き、資産の健全性に留意しつつ資金供給の役割を担い、確実に計画を達成していく予定です。
当行は、再民営化に際し多額の公的資金を受けたことを厳粛に受け止め、経営健全化計画の達成に取組んでいきます。
経営健全化計画(平成 13 年 8 月公表)主要計数
(単位:億円)
平成13/3期
業務粗利益
業務純益
(一般貸倒引当金繰入前)
当期利益
貸出金(平残)
総資産(平残)
Tier 1 比率(連結)
(注)
自己資本比率(連結)
平成13/9期
平成14/3期
平成15/3期
平成16/3期
実 績
計 画
実 績
計 画
計 画
計 画
567
167
996
34,755
69,076
13.36%
15.13%
559
136
991
34,700
71,100
11.79%
13.43%
308
114
85
34,358
56,538
12.86%
14.36%
640
240
180
32,700
58,300
12.40%
13.55%
735
320
220
35,600
56,200
12.14%
12.92%
815
400
340
37,900
58,700
12.18%
12.85%
(注)
国内基準
<参考>
中小企業等に対する貸出金
総貸出金残高(A)
中小企業等貸出金残高
(B)
(B)
/(A)
(注)1.
2.
(単位:億円、%)
平成12/9末
平成13/3末
平成13/9末
30,780
11,949
38.81
30,817
11,272
36.58
36,203
12,011
33.17
本表の貸出金残高には、海外店分及び特別国際金融取引勘定分を含んでおりません。
中小企業等とは、資本金 3 億円(ただし、卸売業は 1 億円、小売業、サービス業は 5 千万円)以下の会社又は常用する従業員が 300 人(ただし、
卸売業は 100 人、小売業は 50 人、サービス業は 100 人)以下の会社又は個人であります。
13
7. 機関銀行化回避について
当行取締役会は、特定株主の利益を優先することのないようほかの株主からの牽制が働く構成としています。また、主要株
主との取引を監査するため池尾取締役を委員長とし、株主出身でない取締役・監査役のみで構成している「特別監査委員会」を
設置しています。このような組織体制により、当行は機関銀行化を回避し、銀行の健全性を最優先として経営の独立を確保し
ています。なお主要株主との取引内容は、決算発表時の資料およびディスクロージャー誌において公表していきます。
事業親会社等グループとの貸出取引状況(単体)
ソフトバンクグループ
オリックスグループ
東京海上火災保険グループ
合 計
14
(単位:百万円)
平成12/9末
平成13/3末
平成13/9末
1先
166
7先
3,856
1先
164
8先
4,638
1先
162
11先
28,146
先数
―
―
―
貸出残高
―
―
―
8先
4,022
9先
4,802
12先
28,578
先数
貸出残高
先数
貸出残高
先数
貸出残高
中間連結財務諸表
中間連結決算における連結子会社は合併による減少および持分売却による子会社から関連会社への異動に伴い、13 社から
2 社減少し、11 社となりました。持分法適用関連会社は 0 社から 1 社となりました。
経営成績につきましては、経常収益が 555 億円、経常利益が 79 億円、中間純利益が 86 億円となりました。
財政状態につきましては、総資産が 5 兆 8,334 億円、株主資本が 4,679 億円となりました。
中間連結貸借対照表
資産の部
(単位:百万円)
科 目
貸出金
外国為替
有価証券
金銭の信託
特定取引資産
買入金銭債権
コールローン及び買入手形
現金預け金
保管有価証券等
債券借入取引担保金
その他資産
動産不動産
債券繰延資産
繰延税金資産
支払承諾見返
貸倒引当金
資産の部合計
平成12/9末
平成13/3末
3,083,794
2,744
866,211
―
278,901
1,289
1,317,982
59,752
―
―
206,773
36,762
646
223
19,994
△436,565
5,438,513
平成13/9末
3,089,490
1,689
721,477
4
565,793
9,991
386,263
667,075
448,320
457,678
101,768
35,409
716
9,610
25,315
△356,838
6,163,766
負債、少数株主持分及び資本の部
科 目
債券
預金
譲渡性預金
借用金
特定取引負債
コマーシャル・ペーパー
コールマネー及び売渡手形
外国為替
借入有価証券
その他負債
退職給付引当金
オフバランス取引信用リスク引当金
特別法上の引当金
支払承諾
負債の部合計
少数株主持分
資本金
資本準備金
連結剰余金
(△は欠損金)
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
計
自己株式
資本の部合計
負債、少数株主持分及び資本の部合計
3,628,548
2,923
725,834
5
553,286
11,443
331,408
79,603
324,056
311,416
111,165
34,772
446
9,769
65,418
△356,715
5,833,384
(単位:百万円)
平成12/9末
平成13/3末
2,829,245
1,480,216
238,430
57,799
117,136
―
240,070
3
―
249,550
15,183
―
0
19,994
5,247,630
940
419,781
33,333
△263,915
平成13/9末
2,479,408
1,398,553
372,820
55,548
183,161
10,000
143,000
2
416,664
601,478
15,881
717
0
25,315
5,702,552
338
419,781
33,333
6,457
―
―
743
189,942
△0
189,942
5,438,513
1,303
460,876
△0
460,876
6,163,766
2,101,854
1,258,545
506,451
44,295
186,107
―
404,243
2
312,253
468,785
15,781
1,403
0
65,418
5,365,141
329
419,781
33,333
13,156
1,198
443
467,913
△0
467,913
5,833,384
15
中間連結損益計算書
(単位:百万円)
科 目
経常収益
資金運用収益
(うち貸出金利息)
(うち有価証券利息配当金)
役務取引等収益
特定取引収益
その他業務収益
その他経常収益
経常費用
資金調達費用
(うち債券利息)
(うち債券発行差金償却)
(うち預金利息)
役務取引等費用
特定取引費用
その他業務費用
営業経費
その他経常費用
経常利益
特別利益
特別損失
税金等調整前中間
(当期)
純利益
法人税、
住民税及び事業税
法人税等調整額
少数株主利益
中間
(当期)
純利益
平成13/9期
平成13/3期
平成12/9期
55,484
45,539
(34,629)
(4,995)
2,377
645
2,781
4,141
47,547
17,158
(10,871)
(434)
(3,000)
266
990
1,852
19,805
7,473
7,937
290
92
8,135
511
△1,024
97
8,551
227,997
69,644
(37,128)
(11,858)
1,763
1,114
1,822
153,652
130,581
44,781
(21,261)
(469)
(3,421)
186
19
3,298
20,585
61,710
97,415
7,935
15,139
90,211
1,767
△45
530
87,958
275,730
108,061
(73,120)
(16,320)
3,336
3,141
3,999
157,190
176,613
56,848
(36,650)
(953)
(7,136)
361
―
5,136
39,887
74,379
99,116
8,438
15,517
92,037
2,285
△9,610
1,031
98,331
中間連結剰余金計算書
(単位:百万円)
科 目
連結剰余金期首残高(△は欠損金期首残高)
欠損金減少高
資本準備金取崩額
減資による欠損填補額
連結子会社の減少に伴う欠損金減少高
連結剰余金減少高
配当金
中間
(当期)
純利益
連結剰余金中間期末(期末)残高(△は欠損金中間期末(期末)残高)
16
平成13/9期
平成13/3期
平成12/9期
6,457
△465,932
△465,932
―
―
―
―
114,058
114,047
10
374,058
114,047
260,000
10
1,852
1,852
8,551
13,156
―
―
―
―
87,958
98,331
6,457
―
△263,915
中間連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
科 目
Ⅰ営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前中間
(当期)純利益
減価償却費
連結調整勘定償却額
持分法による投資損益(△)
貸倒引当金の増加額
(△は減少額)
債権売却損失引当金の増加額(△は減少額)
退職給与引当金の増加額
(△は減少額)
退職給付引当金の増加額
(△は減少額)
資産譲渡損失引当金の増加額(△は減少額)
オフバランス取引信用リスク引当金の増加額
資金運用収益
資金調達費用
有価証券関係損益
(△)
金銭の信託の運用損益(△)
為替差損益
(△)
動産不動産処分損益
(△)
特定取引資産の純増
(△)減
特定取引負債の純増減(△)
貸出金の純増
(△)減
預金の純増減
(△)
譲渡性預金の純増減
(△)
債券の純増減
(△)
借用金
(劣後特約付借入金を除く)
の純増減(△)
預け金
(日銀預け金を除く)
の純増
(△)減
コールローン等の純増(△)
減
債券借入取引担保金の純増
(△)減
コールマネー等の純増減
(△)
コマーシャル・ペーパーの純増減(△)
債券貸付取引担保金の純増減(△)
外国為替(資産)
の純増(△)
減
外国為替(負債)
の純増減
(△)
資金運用による収入
資金調達による支出
その他
小計
特例資金援助等による収入
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
Ⅱ投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出
有価証券の売却による収入
有価証券の償還による収入
金銭の信託の増加による支出
金銭の信託の減少による収入
動産不動産の取得による支出
動産不動産の売却による収入
連結の範囲の変動を伴う子会社株式の売却による収入
平成13/9期
平成13/3期
平成12/9期
8,135
492
―
20
△73
―
―
△98
―
686
△45,539
90,211
606
△139
92,037
1,171
△65
―
△687,916
△100,628
△9,147
―
△767,666
△100,628
△8,991
15,183
15,881
△14,794
―
△69,644
△14,794
717
△108,061
17,158
44,781
56,848
△1,603
△1
△116,502
△2
△853
△116,523
△3
△10,124
3,519
△51
12,507
2,945
△539,058
△140,122
133,631
△378,144
△3
614,189
53,402
146,261
261,243
△10,000
32,098
△1,233
0
45,783
△19,553
△156,255
40,336
1,189
1,400
△60,306
△19,433
△347,164
55
40,391
1,018,714
△290,333
△612,000
△880,131
△4
34,627
△1,245,385
△21,720
△969,229
△120,000
△3,905
5,539
△26
72,169
△50,758
△62,509
△4,052,349
3,242,800
△351
△809,900
46,576
1,027,269
△372,464
△477,610
△1,227,958
△483
△561,563
△322,368
△455,423
△1,066,300
△110,000
22,147
6,594
△26
111,115
△66,711
401,555
△4,351,614
3,236,536
△1,108
△1,116,186
△1,080,453
△2,326,274
△4,556,530
747,012
332,547
△1
833,391
1,868,295
―
1,727
△150
7,373
887,587
4,119,758
△3,004
4,728
△1,029
8,475
―
△506
525
399
△475
―
―
―
384,362
459,986
△11,250
―
―
△1,852
△105
―
△105,400
―
△107,650
△14,200
99,524
357,703
―
―
△817
△0
△13,208
―
△6,135
―
Ⅴ現金及び現金同等物の増加額
Ⅵ現金及び現金同等物の期首残高
Ⅶ新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額
Ⅷ連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額
26,707
31,774
△431,673
Ⅸ現金及び現金同等物の中間期末(期末)
残高
58,482
投資活動によるキャッシュ・フロー
Ⅲ財務活動によるキャッシュ・フロー
劣後特約付借入金の返済による支出
劣後特約付社債・転換社債の償還による支出
株式の発行による収入
配当金支払額
少数株主への配当金支払額
自己株式の取得による支出
財務活動によるキャッシュ・フロー
Ⅳ現金及び現金同等物に係る換算差額
―
―
△259
△0
453,037
1
△1
21,363
235,036
△98
△421,262
453,037
1
△1
31,774
17
中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
す。この結果、有価証券が2,063百万円増加し、その他有
1. 連結の範囲に関する事項
(1)連結子会社
価証券評価差額金が1,198百万円計上されております。
11社
主要な会社名
(ロ)有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託に
あおぞら信託銀行株式会社
おいて信託財産として運用されている有価証券の評価
あおぞら債権回収株式会社
は、時価法により行っております。
なお、あおぞらアセットマネジメント株式会社他1社は持 (2)特定取引資産・負債の評価基準及び収益・費用の計上基準
分の売却等により、当中間連結会計期間より除外しており
金利、通貨の価格、有価証券市場における相場その他の
ます。
指標に係る短期的な変動、市場間の格差等を利用して利益
(2)非連結子会社
を得る等の目的(以下
「特定取引目的」
)
の取引については、
8社
取引の約定時点を基準とし、中間連結貸借対照表上「特定
非連結子会社は、その資産、経常収益、中間純損益
(持分
取引資産」及び「特定取引負債」に計上するとともに、当該
に見合う額)及び剰余金(持分に見合う額)からみて、連結
取引からの損益を中間連結損益計算書上
「特定取引収益」
及
の範囲から除いても企業集団の財政状態及び経営成績に関
び
「特定取引費用」に計上しております。
する合理的な判断を妨げない程度に重要性が乏しいため、
特定取引資産及び特定取引負債の評価は、有価証券及び
連結の範囲から除外しております。
金銭債権等については中間連結決算日の時価により、ス
ワップ・先物・オプション取引等の派生商品については中間
2. 持分法の適用に関する事項
連結決算日において決済したものとみなした額により行っ
(1)持分法適用の非連結子会社
0社
ております。
(2)持分法適用の関連会社
1社
また、特定取引収益及び特定取引費用の損益計上は、当
(3)持分法非適用の非連結子会社
8社
中間連結会計期間中の受払利息等に、有価証券、金銭債権
(4)持分法非適用の関連会社
1社
等については前連結会計年度末と当中間連結会計期間末に
持分法非適用の非連結子会社及び関連会社は、中間純損
おける評価損益の増減額を、派生商品については前連結会
益(持分に見合う額)及び剰余金(持分に見合う額)からみ
計年度末と当中間連結会計期間末におけるみなし決済から
て、持分法の対象から除いても中間連結財務諸表に重要な
の損益相当額の増減額を加えております。
影響を与えないため、持分法の対象から除いております。
(3)デリバティブ取引の評価基準及び評価方法
デリバティブ取引(特定取引目的の取引を除く)の評価
3. 連結子会社の(中間)決算日等に関する事項
(1)連結子会社の中間決算日は次のとおりであります。
は、時価法により行っております。
6月末日
1社 (4)重要なヘッジ会計の方法
当行は、貸出金、債券及び預金等の多数の金融資産・負債
9月末日
9社
清算手続き中の会社
から生じる金利リスクをデリバティブ取引を用いて、あら
1社
(2)清算手続き中の子会社1社は9月末日現在で実施した仮決
かじめ定めた一定のリスク量の範囲内にコントロールす
る等、総体としてのリスク量を削減するオペレーション、
算に基づく財務諸表により、またその他の連結子会社につ
いわゆる「マクロヘッジ」を実施しております。この手法
いては、それぞれの中間決算日の財務諸表により連結して
は、
「銀行業における金融商品会計基準適用に関する当面
おります。
の会計上及び監査上の取扱い」
(日本公認会計士協会業種
中間連結決算日と上記の中間決算日等との間に生じた重
別監査委員会報告第15 号)に定められたリスク調整アプ
要な取引については必要な調整を行っております。
ローチによるリスク管理であり、リスク調整手段となるデ
リバティブ取引については、上記日本公認会計士協会業種
4. 会計処理基準に関する事項
別監査委員会報告第 15 号に定める暫定的な会計処理を
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
(イ)有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移
行っております。
また、外貨建有価証券(債券以外)の為替変動リスクを
動平均法による償却原価法
(定額法)
、持分法非適用の
ヘッジするため、
「銀行業における外貨建取引等の会計処
非連結子会社株式及び関連会社株式については移動平
理に関する当面の会計上及び監査上の取扱い」
(日本公認会
均法による原価法、その他有価証券のうち時価のある
計士協会業種別監査委員会報告第20号)
ものについては中間連結決算日の市場価格等に基づく
に基づき、事前に
時価法
(売却原価は移動平均法により算定)
、時価のな
ヘッジ対象となる外貨建有価証券の銘柄を特定し、当該外
いものについては、移動平均法による原価法又は償却
貨建有価証券について外貨ベースで取得原価以上の直先負
原価法により行っております。
債が存在していること等を条件として、時価ヘッジを適用
なお、その他有価証券の評価差額については、全部
しております。
資本直入法により処理しております。
(5)減価償却の方法
(追加情報)
①動産不動産
当中間連結会計期間からその他有価証券を時価評価
当行の動産不動産は、建物については定額法、その他につ
することにより生じる評価差額に税効果を勘案した額
いては定率法を採用し、当中間連結会計期間末現在の年間
を
「その他有価証券評価差額金」
として計上しておりま
減価償却費見積額を期間により按分し計上しております。
18
なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物:
50年
動 産:
5年∼15年
国内連結子会社の動産不動産については、資産の見積耐
用年数に基づき、主として定率法により償却しております。
②ソフトウェア
自社利用のソフトウェアについては、
「長期信用銀行法施
行規則」
(昭和57年大蔵省令第13号)
の規定により
「その他
資産」
に計上し、当行及び連結子会社で定める利用可能期間
(主として5年)
に基づく定額法により償却しております。
なお、平成11年3月31日以前に取得し、資産計上してい
た自社利用のソフトウェアについては、
「研究開発費及び
ソフトウェアの会計処理に関する実務指針」
(日本公認会計
士協会会計制度委員会報告第12号平成11年3月31日)
にお
ける経過措置の適用により、従来の会計処理方法を継続し
て採用しております。
(6)繰延資産の処理方法
当行の債券発行に係る繰延資産は、次のとおり償却して
おります。
(イ)債券繰延資産のうち割引債券の債券発行差金は、償還
期限までの期間に対応して償却しております。
(ロ)債券繰延資産のうち債券発行費用は、商法の規定する
最長期間(3年間)内で、償還期限までの期間に対応し
て償却しております。
連結子会社の社債発行に係る繰延資産は、5年間で均等
に償却しております。
(7)貸倒引当金の計上基準
当行の債権の償却及び貸倒引当金は、予め定めている償
却・引当基準に則り、次のとおり処理しております。
破産、特別清算等、法的に経営破綻の事実が発生してい
る債務者及びそれと同等の状況にある債務者に係る債権に
ついては、債権額から担保の処分可能見込額及び保証等に
よる回収可能見込額を控除した残額を取立不能見込額とし
て債権額から直接減額しております。なお、当中間連結会
計期間末現在、取立不能見込額として直接減額した金額は
105,727百万円であります。
現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可
能性が大きいと認められる債務者に係る債権については、
債権額から、担保の処分可能見込額及び保証等による回収
可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力
を総合的に判断し必要と認めた額を貸倒引当金として計上
しております。
上記以外の債権については、過去の一定期間における貸
倒実績等から算出した予想損失率に基づき、貸倒引当金を
計上しております。なお、特定海外債権については、対象国
の政治経済情勢等に起因して生ずる損失見込額を特定海外
債権引当勘定
(租税特別措置法第55条の2の海外投資等損
失準備金を含む。)として計上しております。
上記の償却及び引当金の計上にあたっては、ソフトバン
ク株式会社、オリックス株式会社、東京海上火災保険株式
会社及び他の金融機関等、預金保険機構並びに当行との間
で締結された平成12 年6 月30 日付株式売買契約書(以下
「株式売買契約書」
という。)
に定める
「貸出関連資産の瑕疵
担保」の規定に基づき、瑕疵及び減価の状況を総合的に勘
案のうえ、必要額の償却及び引当を行っております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関
連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監
査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づい
て上記の処理を行っております。
連結子会社の貸倒引当金は、一般債権については過去
の貸倒実績等を勘案して必要と認めた額を、貸倒懸念債
権及び破産更生債権等については、個別に回収可能性を
勘案し、回収不能見込額をそれぞれ引当又は償却を行っ
ております。
(8)退職給付引当金の計上基準
退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、当
連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込
額に基づき、当中間連結会計期間末において発生している
と認められる額を計上しております。また、数理計算上の
差異の損益処理方法は以下のとおりであります。
数理計算上の差異は各連結会計年度の発生時の従業員の
平均残存勤務期間内の一定の年数
(主として5年)
による定
額法により按分した額を、それぞれ発生の翌連結会計年度
から損益処理しております。
(9)オフバランス取引信用リスク引当金の計上基準
貸出金に係るコミットメントライン契約等の融資未実行
額に係る信用リスクに備えるため、貸出金と同様の自己査
定に基づく予想損失率に基づき計上しております。
貸出金に係るコミットメントライン契約等については、
前中間連結会計期間までは、実行後の融資残高に対して貸
倒引当金を計上しておりましたが、コミットメントライン
契約等の融資未実行額の増加に伴い、内包される信用リス
クが増大していることを考慮し、それに対応する引当金を
計上することが、会計上より合理的であると判断したこと
により、前連結会計年度から、融資未実行額に係る信用リ
スクを合理的に見積り、オフバランス取引信用リスク引当
金として計上しております。また、前中間連結会計期間に
おいて、オフバランス取引信用リスク引当金を計上した場
合には、前中間連結会計期間の経常利益及び税金等調整前
中間純利益はそれぞれ565百万円減少いたします。
なお、この引当金は商法第287条ノ2に規定する引当金
であります。
(10)特別法上の引当金の計上基準
証券取引責任準備金
0百万円
証券先物取引等に関して生じた事故による損失の補てん
に充てるため、証券取引法第65条の2第7項において準用
する同法第51条及び金融機関の証券業務に関する内閣府
令第32条に定めるところにより算出した額を計上してお
ります。
(11)外貨建資産・負債の換算基準
当行の外貨建資産・負債及び海外支店勘定については、
取得時の為替相場による円換算額を付す関連会社株式を除
き、中間連結決算日の為替相場による円換算額を付してお
ります。
連結子会社の外貨建資産・負債については、それぞれの
中間決算日等の為替相場により換算しております。
19
(追加情報)
当行は、従来、
「銀行業において
『新外為経理基準』
を継続
適用した場合の当面の監査上の取扱い」
(日本公認会計士協
会平成12年4月10日)
に基づき、
「新外為経理基準」
を適用
しておりましたが、当中間連結会計期間から、
「銀行業にお
ける外貨建取引等の会計処理に関する当面の会計上及び監
査上の取扱い」
(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告
第20号)
が適用される処理を除き、改訂後の外貨建取引等
会計処理基準
(
「外貨建取引等会計処理基準の改訂に関する
意見書」
(企業会計審議会平成11年10月22日)
)
を適用して
おります。この結果、従来の方法によった場合と比較して、
有価証券は3百万円増加し、経常利益及び税金等調整前中
間純利益はそれぞれ3百万円増加しております。
資金関連スワップ取引については、日本公認会計士協会
業種別監査委員会報告第20号に基づき、債権元本相当額及
び債務元本相当額の中間連結決算日の為替相場による正味
の円換算額を中間連結貸借対照表に計上し、異種通貨間の
金利差を反映した直先差金は直物外国為替取引の決済日の
属する期から先物外国為替取引の決済日の属する期までの
期間にわたり発生主義により中間連結損益計算書に計上す
るとともに、中間連結決算日の未収収益または未払費用を
計上しております。
なお、資金関連スワップ取引とは、異なる通貨での資金
調達・運用を動機として行われ、当該資金の調達又は運用
に係る元本相当額を直物買為替又は直物売為替とし、当該
元本相当額に将来支払うべき又は支払を受けるべき金額・
期日の確定している外貨相当額を含めて先物買為替又は先
物売為替とした為替スワップ取引であります。
異なる通貨での資金調達・運用を動機とし、契約締結時
における元本相当額の支払額又は受取額と契約満了時にお
ける元本相当額の受取額又は支払額が同額で、かつ、元本
部分と金利部分に適用されるスワップレートが合理的な
レートである直先フラット型の通貨スワップ取引
(利息相
当額の支払日ごとにその時点の実勢為替相場を反映して一
方の通貨の元本相当額を更改し、かつ、各利払期間ごとに
直先フラットである通貨スワップ取引を含む。
)
については、
日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第20号に基づ
き、債権元本相当額及び債務元本相当額の中間連結決算日
の為替相場による正味の円換算額を中間連結貸借対照表に
計上し、交換利息相当額はその期間にわたり発生主義によ
り中間連結損益計算書に計上するとともに、中間連結決算
日の未収収益または未払費用を計上しております。
(12)リース取引の処理方法
当行及び国内連結子会社のリース物件の所有権が借主に
移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取
引については、通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっ
ております。
(13)消費税等の会計処理
当行及び国内連結子会社の消費税及び地方消費税の会計
処理は、税抜方式によっております。
20
5.(中間)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
中間連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、
中間連結貸借対照表上の
「現金預け金」
のうち現金及び日本銀行
への預け金であります。
表示方法の変更
(中間連結貸借対照表)
(1)保管有価証券等の区分掲記
従来、
「その他資産」に含めて表示しておりましたが、資
産総額の100分の5を超えたため、区分掲記しております。
なお、前中間連結会計期間の「保管有価証券等」は、
23,404百万円であります。
(2)債券借入取引担保金の区分掲記
従来、
「その他資産」に含めて表示しておりましたが、資
産総額の100分の5を超えたため、区分掲記しております。
なお、前中間連結会計期間の「債券借入取引担保金」は、
23,974百万円であります。
(3)借入有価証券の区分掲記
従来、
「その他負債」に含めて表示しておりましたが、資
産総額の100分の5を超えたため、区分掲記しております。
なお、前中間連結会計期間の
「借入有価証券」
は、18,400
百万円であります。
(中間連結損益計算書)
(1)従来
「その他業務収益」
に含めて表示しておりました子会社
の信託報酬
(94百万円)
を当中間連結会計期間より
「役務取
引等収益」
に含めて表示しております。
「その他経常収益」
に含めて表示しておりました子会社
(2)従来
のコンサルティングフィー
(364百万円)
及び管理回収手数
料
(308百万円)を当中間連結会計期間より「役務取引等収
益」
に含めて表示しております。
追加情報
(金融商品会計)
金融商品に係る会計基準
(
「金融商品に係る会計基準の設定に
関する意見書」
(企業会計審議会平成11年1月22日)
)を適用し
ておりますが、現先取引及び現金担保付債券貸借取引につきま
しては、
「会計制度委員会報告第14号
「金融商品会計に関する実
務指針
(中間報告)
」の改正について」
(平成13年3月30日)
の適
用2.に基づき、同実務指針第210項にいう現行の会計実務によ
る処理を継続して行っております。
注記事項
(中間連結貸借対照表関係)
貸出金のうち、破綻先債権額は7,630百万円、延滞債権
1.
額は406,795百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相
当期間継続していることその他の事由により元本又は利息
の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計
上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下
「未収利息不計上貸出金」
という。
)
のうち、法人税法施行令
(昭和40年政令第97号)
第96条第1項第3号のイからホまで
に掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている
貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻
先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的とし
て利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
2.
3.
4.
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は2,301百万円で
あります。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、
約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻
先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は271,248百万円で
あります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支
援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、
元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取
決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以
上延滞債権に該当しないものであります。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸
出条件緩和債権額の合計額は687,975百万円であります。
なお、上記1.から4.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前
の金額であります。
また、株式売買契約書に定める「貸出関連資産の瑕疵担
保」
の規定に基づき、解除権を行使し、その有効性が確定し
た債権は、上記1.から4.に掲げた債権額に含まれておりま
せん。なお、当該債権額は6,868百万円であります。
5.
手形割引により取得した商業手形の額面金額は、4,392
百万円であります。
6.
有価証券には、非連結子会社及び関連会社の株式66百万
円及び出資金108百万円を含んでおります。
7.
消費貸借契約
(債券貸借取引及び現金担保付債券貸借取
引)により貸し付けている有価証券が、
「有価証券」、
「保管
有価証券等」及び
「特定取引資産」
中の商品有価証券に合計
86,433百万円含まれております。また、使用貸借又は賃貸
借契約により貸し付けている有価証券はありません。
8.
担保に供している資産は次のとおりであります。
担保に供している資産
貸出金
217,172百万円
保管有価証券等
206,200百万円
担保資産に対応する債務
コールマネー及び売渡手形
342,700百万円
上記のほか、為替決済、デリバティブ等の取引の担保あ
るいは先物取引証拠金等の代用として、貸出金24,770百万
円、有価証券379,877百万円、保管有価証券等46,300百万
円及びその他資産12,811百万円を差し入れております。
9.
当座貸越契約及び貸出金に係るコミットメントライン契
約等は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契
約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度
額まで資金を貸し付けることを約する契約であります。こ
れらの契約に係る融資未実行残高は、262,716百万円であ
り ま す 。こ の う ち 契 約 残 存 期 間 が 1 年 以 内 の も の は
252,352百万円であります。
10. 「中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事
項」
の
「4.会計処理基準に関する事項」
の
「
(4)
重要なヘッジ
会計の方法」に記載のヘッジ手段に係る損益又は評価差額
は、純額で繰延ヘッジ利益としてその他負債に含めて計上
しております。なお、上記相殺前の繰延ヘッジ損失の総額
は100,021百万円、繰延ヘッジ利益の総額は121,461百
万円であります。
11.
動産不動産の減価償却累計額
19,589百万円
12. 債券には、他の債務よりも債務の履行が後順位である旨
の特約が付された劣後特約付債券7,476百万円が含まれて
おります。
13. 借用金には、他の債務よりも債務の履行が後順位である
旨の特約が付された劣後特約付借入金44,195百万円が含
まれております。
21
(中間連結損益計算書関係)
1. 「その他経常収益」には、株式等売却益404百万円を含ん
でおります。
(リース取引関係)
1. リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以
外のファイナンス・リース取引
(借手側)
2. 「その他経常費用」には、貸倒引当金繰入額2,384百万円、 ・ リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額及び
中間連結会計期間末残高相当額
貸出金償却889百万円、オフバランス取引信用リスク引当
取得価額相当額
金繰入額686百万円を含んでおります。
動 産
5,972百万円
その他
11百万円
(中間連結キャッシュ・フロー計算書関係)
合 計
5,983百万円
現金及び現金同等物の中間期末残高と中間連結貸借対照表に
掲記されている科目の金額との関係
減価償却累計額相当額
平成13年9月30日現在
現金預け金勘定
預け金
(日本銀行預け金を除く)
現金及び現金同等物
79,603
動 産
その他
△21,121
合 計
(単位 百万円)
3,155百万円
4百万円
3,159百万円
58,482
中間連結会計期間末残高相当額
動 産
その他
合 計
2,816百万円
7百万円
2,824百万円
(注)
取得価額相当額は、未経過リース料中間連結会計期間末残高が有形固定
資産の中間連結会計期間末残高等に占める割合が低いため、支払利子込
み法によっております。
・未経過リース料中間連結会計期間末残高相当額
1年内
1,005百万円
1年超
1,818百万円
合 計
2,824百万円
(注)
未経過リース料中間連結会計期間末残高相当額は、未経過リース料中間
連結会計期間末残高が有形固定資産の中間連結会計期間末残高等に占め
る割合が低いため、支払利子込み法によっております。
・支払リース料
802百万円
・減価償却費相当額
802百万円
・減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法
によっております。
2. オペレーティング・リース取引
(借手側)
・未経過リース料
1年内
1年超
合 計
22
117百万円
3百万円
121百万円
(有価証券関係)
※ 1.
中間連結貸借対照表の「有価証券」のほか、
「特定取引資産」中の商品有価証券及びコマーシャル・ペーパー、
「その他資産」
中の任意組合等への出資について、当該組合等への構成資産のうちその他有価証券に準じて時価評価した有価証券を含め
て記載しております。
については、中間財務諸表における注記事項として記載しております。
※ 2. 「子会社株式及び関連会社株式で時価のあるもの」
※ 3. 売買目的有価証券以外の時価のある有価証券について、時価が取得原価に比べて 30% 程度以上下落した場合には、原則
として、時価が著しく下落し、かつ、回復の見込みがないものと判断し、減損処理を行っております。なお、当中間連結会
計期間において、減損処理を行った時価のある有価証券はありません。
1. 満期保有目的の債券で時価のあるもの
(単位:百万円)
平成13/9末
期 別
中間連結貸借
種 類
時 価
差 額
対照表計上額
うち益
うち損
国 債
10
10
△0
―
0
地方債
―
―
―
―
―
社 債
―
―
―
―
―
その他
―
―
―
―
―
合 計
10
10
△0
―
0
(注)
時価は、当中間連結会計期間末日における市場価格等に基づいております。
2. その他有価証券で時価のあるもの
(単位:百万円)
平成13/9末
期 別
取
得
原
価
種 類
株 式
債 券
国 債
地方債
社 債
その他
合 計
(注)1.
2.
中間連結貸借
評
価
差 額
対照表計上額
1,796
553,542
514,611
8,449
30,481
44,387
599,727
1,578
554,433
514,985
8,742
30,706
45,778
601,790
うち益
△218
99
1,092
414
294
383
1,615
2,807
891
373
292
224
1,391
2,063
うち損
318
201
40
1
158
223
743
中間連結貸借対照表計上額は、当中間連結会計期間末日における市場価格等に基づく時価により計上したものであります。
任意組合等の構成資産のうち、その他有価証券に準じて時価評価したものは、上記「その他」に含めております。
3. 時価のない有価証券の主な内容及び中間連結貸借対照表計上額
(単位:百万円)
平成13/9末
その他有価証券
非上場株式
(店頭売買株式を除く)
非上場外国証券
非上場債券
2,066
101,095
16,123
23
(金銭の信託関係)
1. 満期保有目的の金銭の信託
該当ありません。
2. その他の金銭の信託(運用目的及び満期保有目的以外)
該当ありません。
(その他有価証券評価差額金)
中間連結貸借対照表に計上されているその他有価証券評価差額金の内訳は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
平成13/9末
評価差額
その他有価証券
その他の金銭の信託
(△)繰延税金負債
その他有価証券評価差額金(持分相当額調整前)
(△)少数株主持分相当額
(+)持分法適用会社が所有するその他有価証券に係る
評価差額金のうち親会社持分相当額
その他有価証券評価差額金
24
2,063
2,063
―
865
1,198
0
―
1,198
(デリバティブ取引関係)
1. 金利関連取引
(単位:百万円)
平成13/9末
区 分
取引所
種 類
契約額等
店 頭
時 価
54,925
金利先物
金利オプション
△8
―
―
△5,587
―
―
△5,587
―
―
金利先渡契約
金利スワップ
金利オプション
その他
―
13,803,893
―
410,298
合 計
評価損益
△8
―
1,305
1,311
△4,290
△4,284
(注)上記取引については時価評価を行い、評価損益を中間連結損益計算書に計上しております。
なお、ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引は、上記記載から除いております。
2. 通貨関連取引
(単位:百万円)
平成13/9末
区 分
店 頭
種 類
契約額等
時 価
191,452
通貨スワップ
為替予約
通貨オプション
評価損益
△525
―
―
―
―
△525
―
―
(注)1.
上記取引については時価評価を行い、評価損益を中間連結損益計算書に計上しております。なお、ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取
引及び下記注 2. の取引は、上記記載から除いております。
(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第 20 号)に
2. 「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する当面の会計上及び監査上の取扱い」
基づき、期間損益計算を行っている通貨スワップ取引については、上記記載から除いております。
期間損益計算を行っている通貨スワップ取引の契約額等は、下記の通りであります。
(単位:百万円)
平成13/9末
種 類
契約額等
時 価
評価損益
94,099
通貨スワップ
△514
△514
また、同様に、先物為替予約、通貨オプション等のうち、中間連結会計期間末日に引直しを行い、その損益を中間連結損益計算書に計上してい
るもの、及び外貨建金銭債権債務等に付されたもので当該外貨建金銭債権債務等の中間連結貸借対照表表示に反映されているもの又は当該外貨
建債権債務等が連結手続上消去されたものについては、上記記載から除いております。
引直しを行っている通貨関連のデリバティブ取引の契約額等は、下記のとおりであります。
(単位:百万円)
区 分
平成13/9末
種 類
契約額等
店 頭
200,163
為替予約
通貨オプション
―
3. 株式関連取引
該当ありません。
4. 債券関連取引
(単位:百万円)
平成13/9末
区 分
取引所
店 頭
種 類
契約額等
時 価
評価損益
債券先物
債券先物オプション
5,579
0
0
―
―
―
債券店頭オプション
2,000
7
△0
7
△0
合 計
(注)上記取引については時価評価を行い、評価損益を中間連結損益計算書に計上しております。
なお、ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引は、上記記載から除いております。
25
5. 商品関連取引
該当ありません。
6. クレジットデリバティブ取引
該当ありません。
(セグメント情報)
1. 事業の種類別セグメント情報
連結会社は銀行業以外に一部で信託等の事業を営んでおりますが、それらの事業の全セグメントに占める割合が僅少であ
るため、事業の種類別セグメント情報は記載しておりません。
2. 所在地別セグメント情報
全セグメントの経常収益の合計額に占める日本の割合が90%を超えているため、所在地別セグメント情報の記載を省略
しております。
3. 海外経常収益
海外経常収益が、連結経常収益の10%未満であるため、海外経常収益の記載を省略しております。
(1株当たり情報)
(単位:円)
平成13/9期
連結ベースの1株当たり純資産額
連結ベースの1株当たり中間純利益
連結ベースの潜在株式調整後1株当たり中間純利益
64.84
3.01
2.78
(注)1. 連結ベースの 1 株当たり純資産額は、中間期末連結純資産額から「中間期末発行済優先株式数×発行価格」を控除した金額を、中間期末発行済
普通株式数
(
「自己株式」を除く)で除して算出しております。
2. 連結ベースの1 株当たり中間純利益は、連結中間純利益から、優先株式配当金総額を控除した金額を、中間期中平均発行済普通株式数(「自己株
式」を除く)で除して算出しております。
(重要な後発事象)
当行は、当中間連結会計期間末日において、米国エンロン社
(Enron Corp.)
が発行する転換社債を担保資産とする額面20百
万米ドルの債券
(リパッケージ債)
を保有しておりますが、同社は、平成13年12月2日付で米国連邦破産法第11条による会社更生
手続開始の申立てを行いました。当行は、当中間連結会計期間末日後、リパッケージ債の期限前償還により償還対価を取得し、当
該債券の帳簿価額と償還対価との差額
(1,787百万円)
が損失として発生しております。
26
会社情報 (平成 13 年 9 月末現在、但し拠点数は平成 13 年 12 月末現在)
昭和32年 4月
4,198億円
5兆8,448億円
設立
資本金
総資産
連結自己資本比率
(国内基準)
単体自己資本比率
(国内基準)
従業員数
拠点数
14.36%
14.33%
1,393人
国内/17本支店
海外/1支店、4駐在員事務所
東京都千代田区九段北 1−13−10
〒102-8660
本店
沿 革
昭和32年 4月
昭和52年 10月
平成 6年 2月
平成10年 12月
平成12年 9月
平成13年
1月
長期信用銀行法に基づき
「日本不動産銀行」として設立(資本金10億円)
行名を「日本債券信用銀行」
に変更
初の国内業態別子会社として、
「日債銀信託銀行」
設立
「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」
に基づく特別公的管理開始
ソフトバンク株式会社、
オリックス株式会社、
東京海上火災保険株式会社、その他内外金融機関等に対し、
預金保険機構が当行株式を譲渡し、
特別公的管理終了
行名を「あおぞら銀行」に変更
役員一覧 (平成13年12月7日現在)
取締役および監査役
取締役会長
笠井 和彦
業務執行役員
取締役社長
丸山 博※
専務取締役
専務取締役
岩下 智親※
梶原 健司※
取締役
取締役
取締役
取締役
取締役
取締役
取締役
取締役
孫 正義
宮内 義彦
樋口 公啓
ジェームズ D. クエール
マイケル J. オハンロン
常盤 文克
池尾 和人
成毛 眞
常務執行役員
常務執行役員
常務執行役員
常務執行役員
執行役員大阪支店長
執行役員
執行役員
執行役員
執行役員
執行役員
執行役員
執行役員
執行役員
常勤監査役
監査役
監査役
監査役
鴫原 健
中西 良夫
久保利 英明
堀 紘一
稲垣
石井
永木
小倉
栗原
川井
木村
鞍掛
里吉
二宮
友澤
中谷
瀧野
裕志
智章
史郎
泉
祥行
良一
大哲
法道
忠昭
哲男
正
行道
弘和
※執行役員を兼ねております。
27
株式等の状況
1. 発行済株式総数
普通株式
第四回優先株式
第五回優先株式 2,834,870 千株
48,144 千株
866,667 千株
2. 大株主 (平成13年12月7日現在)
①普通株式
氏名又は名称
ソフトバンク株式会社
オリックス株式会社
東京海上火災保険株式会社
サーベラス エヌシービー アクイジション エルエルシー
チェース マンハッタン インターナショナル ファイナンス リミテッド
ユービーエス キャピタル アジア パシフィック リミテッド
シリコン バレー バンクシェアーズ
信金中央金庫
全国信用協同組合連合会
労働金庫連合会
株式会社みちのく銀行
株式会社八十二銀行
株式会社駿河銀行
株式会社京都銀行
株式会社中国銀行
株式会社広島銀行
株式会社山口銀行
株式会社福岡銀行
株式会社西日本銀行
株式会社福岡シティ銀行
所有株式数
1,385,548千株
425,041
425,041
326,600
14,200
14,200
7,100
5,680
5,680
5,680
5,680
5,680
5,680
5,680
5,680
5,680
5,680
5,680
5,680
5,680
発行済株式総数に対する
所有株式数の割合
48.87%
14.99
14.99
11.52
0.50
0.50
0.25
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
②第四回優先株式
氏名又は名称
所有株式数
48,144千株
預金保険機構
発行済株式総数に対する
所有株式数の割合
100.00%
③第五回優先株式
氏名又は名称
株式会社整理回収機構
28
所有株式数
866,667千株
発行済株式総数に対する
所有株式数の割合
100.00%
拠点一覧 (平成13年12月末現在)
店 舗 名
国
内
店
舗
郵便番号
〒102-8660
東京都千代田区九段北1–13–10
札幌支店
〒060-0042
札幌市中央区大通西6–5–2
仙台支店
〒980-0021
仙台市青葉区中央3–2–1
新宿支店
〒160-0022
東京都新宿区新宿3–37–11
渋谷支店
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1–24–12
上野支店
〒110-0005
東京都台東区上野2–6–12
池袋支店
〒171-0022
東京都豊島区南池袋2–28–13
千葉支店
〒260-0015
千葉市中央区富士見2–3–1
横浜支店
〒231-0005
横浜市中区本町5–48
金沢支店
〒920-0864
金沢市高岡町2–37
名古屋支店
〒450-0002
名古屋市中村区名駅4–5–28
京都支店
〒604-8006
京都市中京区河原町通御池下ル下丸屋町394
大阪支店
〒542-0086
大阪市中央区西心斎橋1–2–4
梅田支店
〒530-0017
大阪市北区角田町8–47
広島支店
〒730-0011
広島市中区基町13–13
高松支店
〒760-0017
高松市番町1–6–1
福岡支店
〒810-0001
福岡市中央区天神1–14–18
支海
店外 ケイマン支店
海
外
駐
在
員
事
務
所
所 在 地
店
本
ニューヨーク駐在員事務所
電 話
03-3263-1111
011-241-8171
022-225-1171
03-3354-1600
03-3409-6411
03-3835-7511
03-3988-0911
043-227-3111
045-212-3481
076-231-4151
052-566-1900
075-211-3341
06-6245-2121
06-6315-1111
082-211-0125
087-821-5521
092-751-4261
P.O. Box 1040, West Wind Building, George Town,
Grand Cayman, c/o Aozora Bank, Ltd., Head Office
101 East 52nd Street, 29th Floor, New York, NY10022, U.S.A.
—
1-212-751-7330
シンガポール駐在員事務所
6 Temasek Boulevard, #23-02 Suntec Tower 4,
Singapore 038986, Singapore
65-333-6781
ソウル駐在員事務所
8th Floor, Shinhan Bank Building 120, 2-ka,Taepyung-ro,
Chung-ku, Seoul 100-102, Republic of Korea
82-2-774-8121
ジャカルタ駐在員事務所
17th Floor, Jakarta Stock Exchange Building Tower II, Jl.Jend.
Sudirman Kav. 52-53, Jakarta 12190, Indonesia
62-21-515-5155
※ 札幌支店は平成 14 年 3 月上旬に移転予定です。
※ 国内においての資料のご請求・お問い合わせは、各店窓口もしくはあおぞらホームコール(0120-250-399)をご利用ください。
(ご利用時間 9:00 ∼ 17:00 ※土・日・祝日を除く)
また、インターネット上に開設しております、当行ホームページもご覧ください。
(ホームページアドレス http://www.aozorabank.co.jp/)
子会社一覧 (平成13年12月末現在)
(単位:百万円、%)
会社名
所在地
業務の内容
設立年月日
資本金
当行出資 グループ
(百万円) 比率
(%) 出資比率
あおぞら信託銀行
(株)
東京都千代田区九段北1-11-5
信託業務・銀行業務
平成 6 年 2 月28日
5,000
100.00
―
あおぞらビジネスサービス(株)
東京都千代田区九段北1-13-10
事務受託業務・
労働者派遣業務
昭和62年 9 月21日
10
100.00
―
あおぞら債権回収
(株)
東京都千代田区九段北1-13-5
債権管理回収業務
平成 8 年 6 月18日
東京都千代田区九段北1-13-5
ベンチャーキャピタル業務
平成 3 年 5 月17日
500
20
73.60
100.00
―
あおぞらインベストメント(株)
東京都千代田区九段北1-13-10
カードローン業務・
消費者ローン保証業務
平成13年12月 6 日
1,000
60.00
―
あおぞら情報システム
(株)
東京都新宿区百人町2-8-15
情報処理サービス業務
昭和42年 4 月 1 日
―
東京都新宿区百人町2-8-15
情報処理サービス業務
昭和48年 5 月 9 日
―
コンピューター運用業務
平成 3 年 4 月 1 日
150
12
20
100.00
あおぞらソフトウェア
(株)
5.00
100.00
95.00
清算手続中
昭和53年10月25日
24
100.00
―
清算手続中
平成 8 年 8 月 6 日
20
100.00
―
(株)あおぞらカード
東京都府中市日鋼町1-21
The Nippon Credit Bank
オランダ領アンチルスキュラソー島
(Curaçao) Finance, N.V.
The Nippon Credit Bank (Curaçao)
オランダ領アンチルスキュラソー島
Capital, N.V. (in liquidation)
あおぞらコンピュータ
(株)
―
29
東京都千代田区九段北1-13-10 〒102-8660
Tel: 03(3263)1111(代表)
URL: http://www.aozorabank.co.jp/