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臨床レポート:Transfer-Controlシステムによる、ブロック骨の安定した

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臨床レポート
Transfer-Controlシステムによる、
ブロック骨の安定した移植術
医療法人京和会 KU 歯科クリニック 東京都渋谷区他開業 梅田 和徳
欠損補綴の選択肢の一つとして市民権を得たインプラン
ンドで確実に行うことは経験の少ない歯科医には困難である.
ト治療も時代の移り変わりとともに変化してきており,
マイジンガー社トランスファーコントロール(図.1, 2, 3)は受
「高齢者の可綴式義歯から固定式インプラントへの複数歯
給側を削合するドリルと同サイズの中空フライスドリルがセッ
大規模欠損」が大半だった時代から, 「比較的若い年代の周
トで準備され,
囲の健全歯を傷つけずに欠損部の審美機能回復を図りたい
なるうえ,
少数歯のケース」が多くなってきた. 当然審美的要求も高い
フレンドリーな器具である.
為, 理想的な補綴物をゴールとしたトップダウントリートメ
重度の歯周病で抜歯した46.47部2本の遊離端欠損. (図.7, 8)
ントは避けられず, その場合, 大きな骨欠損を起こしていたと
骨吸収が大きく, 特に46部は骨量が限りなく不足してしまい下
しても傾斜埋入などのポジションチェンジには限界がある.
顎管までの骨量は極わずか.
限られた範囲で最適なポジショニングを取るには長期予後
ると判断し, 軟組織治癒後の抜歯から6週間後にブロック骨移植
の良いブロック骨移植によるステージドアプローチを選択
を行う.
する機会は多く, それには豊富な経験と卓越した外科スキル
ルチケーションし,
が必要とされる.
リルを同サイズで選択.
頬側面は皮質骨が厚いためブロック骨
移植の成功の鍵は「動かない事・感染防止・スピード」
が割れやすくなるので,
ピエゾサージェリーにて連続性のある
であり, 移植骨の固定とテンションフリーの縫合テクニック
鍵穴状の骨切りを行い,
それぞれのブロックを一固まりで採取
と血流遮断時間を最小限にする手術スピードアップは欠か
しボーンスクリューにて固定. (図.4, 5, 6, 9)5ヶ月後の全層弁
せない. 移植骨を安定させるには, 受給側の形態とブロック骨
剥離で, 移植の成功を確認し, シンプルな術式でインプラント埋
の形態をフィットさせることが第一条件で, それをフリーハ
入が行える十分な顎堤が回復した事を確認した. (図.10) 図.1
抜歯窩と同側下顎枝頬側面から採取するド
図.3
図.5
下顎枝頬側面に適切な深さまで骨削合.
抜歯後、大きな骨欠損となり, 下顎
管までの骨量は限りなく少ない.
T-Cアブレイティブバー(⋥ᓘ6.0mm)
図.6
側面は皮質骨が厚いため、ピエゾサ
ージェリーで鍵穴状の連続した骨切
りを行う.
図.8
ステージドアプローチが必要であ
抜歯窩は慢性骨硬化を起こしているため全体にディコ
T-Cトレフィンバー(ᄖᓘ7.0mm/内径6.0mm)
図.4
大きく骨吸収を起こした46.47を
保存不可能と判断.
ボーンスクリュー固定も最小限で済むのでユーザー
図.2
マイジンガー社
トランスファーコントロール
図.7
骨採取後の形態修正の必要性が限りなく小さく
図.9
採取したブロック骨をボーンスク
リューで固定.
採取した2つのブロック骨. 皮質骨と海綿
骨を確認.
図.10
5ヶ月後, 十分な骨量が確保された顎堤を
確認.
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