山田 育弘さん 企業 株式会社 山田プラスチック工業 地元 企業 オリジナル製品の 開発も視野に 代表取締役社長 笹田 昌孝さん 自社ブランドの ストールも好評です 明治44年の創業以来、綿織物、特にふすま紙や 壁紙の基布を生産してきました。 そして、 もうひとつ の柱が、 平城遷都1300年祭の年に発表したオリジ ナル商品のストールです。蚊を通さず光と風を通す 蚊帳織りの特徴を生かし、 柔らかさと軽さにこだわり ました。 また古代色をイメージしたカラーを多彩に揃 え、 奈良らしさを打ち出しています。 東京などでの展 示会や物産展に出すことも多いのですが、 そのよう なときは、 お客様にさりげなく田原本のアピールもし ています。 今後も新しい自社商品を開発することはもちろ ん、 企画・販売力を身につけて時代のニーズに応え るため、 その道のスペシャリストや企業との連携も 視野に入れています。 ま ち の 産 業 笹田織物株式会社 地元 企業 競争力のある地域産業を育成して雇用の場を拡大し 地域経済の活性化を推進するために企業誘致を積極的に推進します 当社は、 全国的にも数少ない1300t、 860tクラス の大型射出機を導入しており、大型成形加工を得 意としています。大型加工品は、国内向けに関して は運賃などの関係で、 コスト的にもアジア諸国との 競争に勝つことができる分野です。 また、 特に大阪、 名古屋などへの納品が多いのですが、 これら大都 市では、大型になると倉庫の確保など負担が大き く、 その点も我々には有利。 田原本の地の利を生か した、 当社の最大の強みとなっています。 今後は、鉄板溶着など特殊成形の技術を生かし て自社製品の開発を進め、 「山田プラスチックにし かできないもの」 を生み出すのが目標。 また小ロット 量産体制をさらに整えて、 国際競争に対処したいと 思っています。 田 原 本 町 町 勢 要 覧 2 0 1 2 taharap5_p28.indd 16 19 12.8.9 5:37:51 PM 松元加工株式会社 代表取締役 誘致 企業 松尾 元信さん 大型製品打ち抜き加工の 拠点として ま ち の 産 業 当社は、液晶・プラズマテレビやOA機器などに 使用されている高機能フィルムの打ち抜き加工で、 高い評価を得ています。平成17年からは大型製品 の加工へと転換し、現在では太陽光パネルが主 力製品のひとつとなっています。 となりの橿原市から田原本町へ、本社機能と工 場を移したのは平成24年5月。 インターチェンジから 1km以内、10t トラックの出入りが可能な道の広さ などが決め手となりました。大型加工のできる工場 は全国的にも少なく、 移転により関西方面への拠点 としての位置づけを得ることができました。 また工場 新設により内部のクリーン化を徹底。高性能・高品 質をモットーとする当社にとって、 さらに高みをめざ す環境が整ったといえるでしょう。 池木プラスチック株式会社 代表取締役 誘致 企業 池木 啓仁さん 雇用と豊かな自然が 共存する町の実現を 平成24年4月、工場増設のため当地へ。幹線道 路のそばで大型トラックが出入りしやすいこと、将 来、京奈和自動車道の全面開通や田原本ICの設 置が見込まれていることが魅力でしたし、 周囲に田 んぼが広がっていることや、 町民の雇用に対する補 助金制度など支援策が整っていたこともプラス材 料でした。 創業から約50年。 当社は時代の変化にいち早く 対応し、現在は自動車・自転車・半導体の部品や LED用の照明レンズなどが主力製品となっていま す。 今後も 「ノースピード・ノービジネス (スピードがな ければ勝機を逸する) 」 をモットーとし、 ここ田原本で 雇用を守り、技術革新に取り組むとともに、提案型 企業として更なる進化をめざしていきます。 20 T A W A R A M O T O 2 0 1 2 taharap5_p28.indd 17 12.8.9 5:37:52 PM
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