平成27年度西洋なし「ルレクチエ」病害虫防除暦

平成27年度西洋なし「ルレクチエ」病害虫防除暦
JA佐渡西洋なし倶楽部
農薬取締法では、農薬使用者の責務や、遵守義務規定、努力規定が定められています。ルールを守って正しく使用しましょう。
回
数
時期
生育状態
対象病害虫
2月~
3月
越冬害虫
枝枯性病害
展着剤
薬剤及び水100㍑当たり薬量
(収穫前日数/総使用回数)
調合法
散布量
注 意 事 項
○使用
×不使用
1
2
3
3月中下旬
発芽前
4月中旬
脱苞期
4月下旬
開花直前
黒斑病
黒星病
輪紋病 芯腐症
シンクイムシ類ハマキムシ類
クワコナカイガラムシ
黒斑病 芯腐症
褐色斑点病
ハマキムシ類 シンクイムシ類
輪紋病・胴枯病の発生園では、病幹部を取り除
き、トップジンMペーストを塗布する。
ベフラン液剤25
休眠期/1回
250倍
400 ml
デランフロアブル
60日/4回
1000倍
100 ml
ダーズバンDF
(ドライフロアブル)
21日/3回
3000倍
33 g
チオノックフロアブル
30日/5回
500倍
200 ml
○
水 展着剤
ベフラン
×
水
デラン
ダーズバン
×
ラービンフロアブル
7日/3回
750倍
4
5
5月上旬
落花直後
6
7
8
9
5月中旬
5月下旬
6月上旬
毛振後
6月中旬
袋かけ
直前
6月中旬
10
11
12
6月下旬
袋かけ後
7月上旬
7月中旬
うどんこ病 褐色斑点病
黒星病 黒斑病 輪紋病
赤星病 疫病 炭疽病
デランフロアブル
芯腐れ症(胴枯病菌)
黒斑細菌病
クワコナカイガラムシ
アブラムシ類 ハマキム サイアノックス水和剤
シ類 シンクイムシ類
14
15
16
17
7月下旬
8月上旬
8月中下旬
9月上中旬
10月上旬
7日/5回
1000倍
100 ml
60日/4回
1000倍
100 ml
1000倍
100 g
30日/5回
500倍
200 ml
3日/9回
銅剤
1000倍
100 ml
ベストガード水溶剤
14日/3回
1000倍
100 ml
黒斑病 輪紋病
褐色斑点病
オキシラン水和剤
3日/9回
銅剤
500倍
200 g
シンクイムシ類ハマキムシ類
アブラムシ類カメムシ類
テルスター水和剤
前日/2回
1000倍
100 g
黒斑病 輪紋病
褐色斑点病
オキシラン水和剤
3日/9回
銅剤
500倍
200 g
前日/3回
4000倍
黒斑病 黒星病 赤星病
心腐れ症(胴枯病菌) チオノックフロアブル
炭疽病 褐色斑点病
黒斑病 輪紋病
褐色斑点病 黒星病
アブラムシ類
カメムシ類
アブラムシ類シンクイムシ類
カメムシ類コナカイガラムシ類
ナシヒメシンクイ
リンゴコカクモンハマキ
黒星病 黒斑病 輪紋病
心腐れ症(胴枯病菌)
キノンドーフロアブル
ダントツ水溶剤
コンフューザーN
3000倍
33 ml
黒斑病
黒星病 輪紋病
フロンサイドSC
30日/1回
2000倍
50 ml
アブラムシ類シンクイムシ類
カメムシ類コナカイガラムシ
スタークル顆粒水溶剤
前日/3回
2000倍
50 g
黒斑病 黒星病
褐色斑点病 輪紋病
キノンドーフロアブル
3日/9回
銅剤
1000倍
100 ml
ダニサラバフロアブル
前日/2回
2000倍
50 ml
ナリアWDG
前日/3回
2000倍
50 g
7日/3回
(有袋)
1000倍
100 g
3日/9回
銅剤
1000倍
100 ml
14日/5回
1000倍
100 g
オリオン水和剤40
3日/2回
1000倍
100 g
黒斑病 輪紋病
褐色斑点病 黒星病
オキシラン水和剤
3日/9回
銅剤
500倍
200 g
アブラムシ類 シンクイムシ類
カメムシ類 コナカイガラムシ類
ダントツ水溶剤
前日/3回
4000倍
25 g
トップジンM水和剤
前日/6回
1500倍
100 g
アブラムシ類シンクイムシ類
ハマキムシ類カイガラムシ類
輪紋病 芯腐症
水
ポリオキシンAL
間隔をあげず丁寧に散布を行う。
幼果期での散布の場合、薬害が発生するため開花
300
(350) 期の散布とする。
※袋かけが終了するまで果実にサビ
が発生しやすいので、展着剤や乳剤
は使用しない。
薬剤散布は天候に注意し、散布後す
ぐ乾く条件で実施する。天候回復が
見込めない場合は、受粉完了後に晴
れ間を見て散布する。
袋掛けは、輪紋病の感染が増加する
6月15日までに必ず完了のこと。
×
水
デラン
サイアノックス
300
(350)
×
水
チオノック
300
(350)
×
水
キノンドー
ベストガー
ド
350
(400)
×
水
オキシラン
テルスター
輪紋病の多発園では、樹幹にも十分散布する。
生理障害軽減のため6月上旬~7月下旬に、クレ
350
(400) フノンを薬液100L当たり1,0~1,2kgの割合
で加用してもよい。
ハダニ対策として、下草刈りを徹底する。
×
水
オキシラン
ダントツ
果実への薬害防止のため、袋かけは口をしっかり
400
(450) 閉め、葉を巻き込まない。
シンクイムシ類の被害が見られない園地では、ハマキコンN10
a100~150本設置でも良い。
10a当たり 150~200本設置
前日/3回
シンクイムシ類 クワコナカイガラムシハ
サイアノックス水和剤
マキムシ類 カイガラムシ類
黒斑病 黒星病
キノンドーフロアブル
褐色斑点病 輪紋病
黒星病 黒斑病
ベルクート水和剤
輪紋病 うどんこ病
×
25 g
ファンタジスタ顆粒水溶剤 黒斑病 黒星病
輪紋病 うどんこ病
300
水
チオノック ラービン (350)
防除上重要な時期なので、ムラのないよう十分散
布する。
ナシヒメシンクイムシ第1世代幼虫発生期。
(無袋)
45日/3回
ハダニ類
13
ポリオキシンAL水和剤
270
(300)
133 ml
黒斑病
4月末
開花期
石灰硫黄合剤との混用はさける。
270
(300) 温暖無風の日に枝幹部まで十分散布する。
注意事項確 水(展着剤)
450
ファンタジスタ
認
(500)
×
水
フロンサイ
ド
スタークル
×
水
キノンドー
ダニサラバ
○
水
展着剤
ナリア
サイアノックス
×
水
キノンドー
○
水
展着剤
ベルクート
オリオン
450
(500)
※袋かけ後以降展着剤使用
袋かけしてないところは展着剤
を加用しない。
クワコナカイガラムシ第1世代ふ化期
高温乾燥期に入り薬害を生じ易いので、涼しいと
きに散布する。
450
(500) ハダニ類の発生が心配されるので、不必要な徒長
枝は整理する。
ハマキムシ第2世代防除適期。散布ムラのないように死
角に注意して散布する。
450
(500)
450
乾燥が続く場合は、
(500) 生理障害対策のため灌水を実施する。
乾燥が続く場合は、生理障害対策のため灌水を実
施する。
400
(450)
ダニ多発園では、殺ダニ剤を加用散布する。
隣接した作物に、薬剤が飛散しないように注意す
る。
○
水 展着剤
オキシラン
ダントツ
400
(450)
○
水 展着剤
トップジンM
輪紋・胴枯病多発園は、収穫後にICボルドー412・30
400
(450) 倍(-/-)を散布する。
◎使用時期は、収穫前○○日まで使用可能であること、使用回数は年間○○回以内使用できることを示す。
◎有機銅剤(キノンドー、オキシラン)など、同一成分が含まれている薬剤の使用回数に注意してください。
●上記暦以外の薬剤を使用する場合や、臨時防除等は関係機関に相談する。
・ 農薬を使用する前にラベルに記載された使用上の注意事項をよく読み、その内容を必ず守ること。
(農薬取締法により使用者責任が問われます。)
・ 散布圃場の周囲へのドリフト(飛散)に注意しましょう。(可能性がある場合は必要な措置を講じるよう努めること)
・ 防除は生育や病害虫の発生予察に注意して適期におこないましょう。
・ 園地環境(防風樹の整備・草刈りの徹底)をよくしましょう。
※
散布量はS.Sによる10a当たりの散布量で、
・ 散布作業には、マスク、手袋等安全防除衣を着用しましょう。
( )内は手散布の場合を示しています。