(japonais) / visite colibri 2015

2015年度コリブリ日本加盟校訪問 調査票
訪問日時: 2015年10月23日金曜日12時から15時まで
高校正式名称:カリタス女子高等学校 学校情報 information de l établissement
住所
adresse
電話番号
numéro de téléphone
最寄り駅
station/gare de proximitté
〒214­0012
神奈川県川崎市多摩区中野島4­6­1
044­911­4656 fax044­911­9517
中野島駅 / 登戸駅
高校面積
superficie du campus
敷地面積 27,147㎡ 建築面積8,236㎡
校舎数
nombre de bâtiments
1棟 (その他、法人棟、体育館あり)
生徒数
nombre d élèves
1118人(中高)
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校長名
nom du Proviseur
斎藤哲郎先生
国際課担当者名
nom de la personne en charge de la
relation inter l
フランス語教師名
nom du professeur de français
コリブリ担当は桜木先生(産休中)
専任:鷲頭弘子先生、橋本悦子先生、引地一男先生、桜木先生
非常勤:仏人3人 日本人4人
共学/男子校/女子校
établissement mixte/ garçons/filles
公立/私立
女子校
私立
学校の特色 / 特徴 particularités de l établissement
履修科目に関する特徴
particularités concernant des matières
scolaire
フランス語 中学校:
第2外国語として週2時間必修
高校:
第1外国語として 高1:週6時間 高2:週9時間 高3:週12時間
第2外国語として 高1:週1時間 高2:週2時間
課外活動に関する特徴
particularités concernant des activités
extra scolaire
ボランティア:学年ごとグループで活動する
例)東北の被災地(宮城県など)に毎夏50人ほど行く
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その他の特徴
autres particularités
教科ごとに生徒が違う教室に移動する。
科目ごとの情報はその科目の部屋周辺に置かれた電子掲示板に表示される。
フランス語教育 enseignement du français
コリブリ加盟年
Adhérant au Colibri depuis…
フランス語クラス開設年
Enseignement du français depuis…
コリブリ参加生徒数/年
nombre d élèves participant au Colibri
par an
設立当時
創立(1961年)から
2013年2人
2014年3人(ニューカレドニア含む)
2015年4人
長期交流経験あり
宗教 religion
宗教
quelle religion?
カトリック
宗教クラス:必修/選択
classes religieuses: obligatoires ou
optionnelles?
必修
宗教クラス時間数/週
nombre de cours religieux/semaine
週1時間 (「総合」の時間を利用)
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主観的に見た宗教色の濃さ
degré d implication religieuse
適度に濃い
制服 uniforme
制服の有無
y a-t-il un uniforme?
借用可能な制服の有無
Peut-on en emprunter un?
制服着用に関する厳しさ
sévérité concernant l utilisation de
l uniforme
制服着用に関する問題点
problèmes liés à l uniforme
あり
あり 留学生借用目的で卒業生の制服が保存してある
年1回くらい、校門で検査がある程度
特になし
在校生は第一ボタンをはめない生徒がいるが、本来ははめなければならない。
校則 règlements de l établissement
登下校に関する主な校則
règlement concernant le trajet entre le
lycée et la maison
生活態度に関する主な校則
règlement concernant la vie scolaire
立ち寄りは「原則」禁止(特に飲食店 塾、習い事などは例外)
音楽を聴きながら歩いてはいけない
道に広がってあるかない など
携帯電話は届出制で許可、しかし校内では電源を切ってロッカーに保管
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主観的に見た厳しさ
Degré de sévérité
普通
雰囲気 ambience
授業中 en cours
休み時間 récréation
昼食時 repas du midi
放課後 après les cours
職員室 salle des professeurs
先生と生徒の距離が近い
講義型授業で静か
教室間を移動する。
40分間
お弁当持参かカフェテリアで購入(お弁当かパン)
絨毯がひいてある教室以外ならば、どこで食べても良い。(教室、オープンスペース、
中庭など)
部活 高2まで続ける生徒が多い。
カウンター部分まで入ることができる。
時間割 emploi du temps
授業数及び時間/日
nombres de cours/ jour
毎日7時間授業 土曜日は休み
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コリブリ生徒用の時間割の有無
y a-t-il un emploi du temps aménagé
pour les élèves Colibri?
基本的には受け入れの生徒と同時間割
教師がフランス語クラスを幾つか選んで、参加させる。
書道や調理実習は受け入れ生徒のクラスではなくても参加。
授業開始時間
début du premier cours
8時20分朝礼
8時35分1時間目
授業終了時間
fin du dernier cours
15時25分に終礼
その後、掃除
16時から部活活動
交流 échange
長期交流:
精神年齢の違いや習慣の違いで、誤解や難しさが生じたこともあった。
過去にあった問題点
problèmes rencontrés par le passé
短期交流:
人間関係がこじれて、日本人生徒がパートナーではない仏人生徒に行くことになったこ
ともあった。
フランスで未成年の飲酒、タバコなどが日本人生徒の身の回りにあった。
色々な価値観を文化交流を通して肌で感じることができる。
過去の良かった経験
expériences positives par le passé
例えば:
- 具合の悪いので保健室で休んでいる仏人生徒を日本人生徒が休み時間ごとにお見舞い
に行ったら、度々見舞われて休めなかった仏人生徒が怒ってしまった。
- 日本人お母さんが具合が悪い時に、仏人生徒が何も言わなかった。でも仏人生徒は
お母さんが休んでいる邪魔をしたくなかっただけだった。
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仏人生徒に訪日前に準備してきて欲しいこと
ce qu ils veulent qu un élève français
プレゼンテーションの用意
fasse/ prépare avant son arrivée
仏人生徒に訪日後にして欲しいこと
ce qu ils veulent qu un élève français
fasse après son séjour
日本で体験を伝えて欲しい。
仏人生徒に訪日中にして欲しいこと
ce qu ils veulent qu un élève français
fasse pendant son séjour
日本語を話す努力をして欲しい(せめて、挨拶だけでも)。
できるだけ、社交的にする。
仏人生徒に訪日中にして欲しくないこと
ce qu ils ne veulent pas qu un élève
français fasse pendant son séjour
禁止されていることはしない。
総観 remarques générales
新宿から神奈川方面へ電車に乗り数十分、静かな住宅街にカリタス女子高等学校がある。10年前に建てられた校舎は採光の多い作り
で明るく透明感のある雰囲気がある。キャンパスに着いた後、まず昨年度の交換留学に参加した佐多明理(さたあさと)さん、田中佑
実(ゆみ)さん、飯泉萌子(いいずみもえこ)さんとお話しさせてもらった。
以下、その内容を要約して記載する。
「日本受け入れ時の問題点」
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日本のどのような点に興味があるのか分からなかった。
留学生があまり社交的でなかった。
テスト期間に受け入れ期間にかぶっていた(定期テスト3­4日間、模試1日)為、一緒に過ごせる休日が少なかった。
留学生が一人でいたい様子だった。いつも一人で部屋でコンピューターを使っていた。ご飯とお風呂以外は一人でいた。
興味があるのがアニメだけだった。
自己紹介の紙には書いてなかったけれど、糖分をいつも取らないといけない体質だそうだった。学校では飲食禁止なのに、飴などを
食べなければならなかった。
「日本受け入れ時の良い点」
• リビングで留学生と日仏の高校の違いについて話す。渡仏前の良い準備になった。
• 母、妹と留学生と一緒にリビングで一緒に話したこと。
• 趣味がお互いアニメだったので楽しかった。
• お父さんと留学生が仲良く話していたこと。
「フランス留学時の問題点」
• 日本語ではなくフランス語で話して欲しいけれど、実際にフランス語で話されてもよくわからなかった。
• 留学生が日本にいる時と態度が違かった。
• 受け入れ先の先生が新任の先生で何をすれば良いのかよく分かっていなかった。
• 日本の高校で留学生が歓迎されるように、フランスでも自分が歓迎されるのかと思ったらそうではなかった。
• 一緒に行った日本人留学生が英仏堪能で、自分に引き目を感じた。
• いつも一緒にいるので、距離の取り方がよく分からなくなっていった。最後には険悪に。
• 花粉の季節だとわからなかったので、薬を持って行かなかった。授業中に洟をかんでいたら、ホストシスターに教室から出るように言
われた。
「フランス留学時の良い点」
• 日本語の授業での交流が楽しかった。
• 誕生日にサプライズで友達が集まってくれた。
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• 日本語の授業でフランス語で話した。
• 授業がキャンセルになった時に、友人達と一緒に過ごした。
• 受け入れ先の過程が移民でフランス語をあまり話さなかったが、それでも一生懸命話しかけてくれた。
3人の経験談を聞いた後に、校長先生と鷲頭先生、そして橋本先生と一緒に校長室でお昼を頂き、カリタスの国際交流についてお話を
伺った。それによると、カリタスは中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、ブラジルなどと交流、または
留学生派遣の実績があり、学校側も受け入れ、派遣ともに慣れているようだった。派遣時も、生徒が留年せずとも一年間留学できるシ
ステムがある為、コリブリの長期、中期交流にも参加したことがある。
今回のアンケートは、昼食後に鷲頭先生と橋本先生にお話を伺って記入した。両先生方はコリブリの留学生受入れには慣れている様子
が伺え、毎回、文化の違いを楽しみながら経験していらっしゃるとのことだった。また既に様々な経験をしていらっしゃるお陰で、留
学生には適度な厳しさを持って接しながらも臨機応変に対応出来る「幅」があるようである。学校の明るい雰囲気も、生徒が外部の者
にもクリアな規則の中でも程よく自由を楽しんでいることが醸し出しているのではないかと思った。
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教室
校舎内のスペース
聖堂
校庭
廊下
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橋本先生(左)と
鷲頭先生(中央)
図書室
茶道体験中の
コリブリ留学生
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