昔駅前にあった丸光デパートのミュージックサイレンはいつ始まって、いつ終わったのか知りたい。ミュージックサイレンの開始は昭和28年12月で、このことは『宮城県百科事典』 p 976 『火の人　佐々木光男伝』p.158にある。ただ、終了については同著に記述がなく、河北データベースＫＤの記事検索によると平成12年10月4日付河北新報の記事に載っていた。＊丸光デパートとは㈱丸光。仙台駅前正面（現さくら野百貨店）に本店を構えていた。創業昭和21年(1946年）。戦後東北で始めて広告ネオンを屋上に設置して話題になった。全館蛍光灯、エスカレーターの設置、海の見える展望台などいずれも東北初見参であった。屋上のミュージックサイレンは、朝10時、正午、午後3時、5時、夜9時　で土井晩翠の「荒城の月」のメロディーを流し、仙台名物の一つといわれた。昭和60年(1985年)に店名を「ダックシティ丸光」、平成3年(1991年)には「仙台ビブレ」と変更し、「丸光」の名前が看板から消えた。「丸光」をキーワードに検索したところ、丸光デパート創業者の伝記『火の人　佐々木光男伝』に記載があることがわかった。『宮城県百科事典』には、ミュージックサイレンの概要が載っていた。ミュージックサイレンの終了に関しては、書籍では見当たらなかったが、河北新報データベースＫＤの記事検索で見つけることができた。参考資料『宮城県百科事典』（河北新報社／編集　河北新報社　1982年）『火の人　佐々木光男伝』（佐々木光男伝編纂委員会／編纂　丸光　1973年） - 17 -