WEC第 2 戦スパ・フランコルシャン 6 時間 プレビュー TOYOTA GAZOO

2016 年 5 月 2 日
WEC第 2 戦スパ・フランコルシャン 6 時間 プレビュー
TOYOTA GAZOO Racing
“ル・マン”の前哨戦となる“スパ”6 時間レースへ臨む
FIA 世界耐久選手権(WEC)第 2 戦スパ・フランコルシャン 6 時間レースが、今週末 5 月 7 日(土)に行われ
る。
TOYOTA GAZOO Racing は、チームの本拠地ドイツ・ケルンから僅か 120Km に位置する、隣国ベルギーの“ス
パ”へと向かう。
先月の WEC 開幕戦シルバーストーン 6 時間レー
スでは、2 位表彰台獲得と共に 2 台完走という結果
で今シーズンのスタートを切ったトヨタは、ライバ
ルを抑え、マニュファクチャラーズ選手権でのラン
キング首位で第 2 戦に臨むこととなる。
チームは、開幕戦の直後から、2 日間のテストを
スペインのモーターランド・アラゴンで行い、新型
TS050 HYBRID のさらなるパフォーマンスを引き
出すべく開発を進めた。
このテストでは、2.4 リッター直噴ターボエンジンと、8MJ に対応したバッテリーによるハイブリッドシステム
を採用した新型 TS050 HYBRID の開発を熟成し、さらなる進歩を遂げた。ル・マン 24 時間レースの前哨戦とな
る第 2 戦では、この改善されたパフォーマンスを最大限発揮する。
“スパ”に持ち込む 2 台の TS050 HYBRID は、“シルバーストーン”と同じく、ハイダウンフォース仕様。開幕戦
で学んだいくつかの車両セッティングの知見を活かしてレースに臨む。
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スパ・フランコルシャン 6 時間レースは、複雑な
思い出の残るレースでもある。2014 年には優勝と 3
位という好成績で、シーズンのダブルタイトル獲得
への大きな足がかりとなった。しかし、昨年は中嶋
一貴が公式練習中のアクシデントで負傷、また、決
勝レースでも 13 戦続いた WEC での連続表彰台獲得
記録が途絶えることとなった。
先月の開幕戦で、中嶋とアンソニー・デビッドソ
ン、セバスチャン・ブエミが駆る TS050 HYBRID #5
号車はタイヤのパンクに見舞われ、それに伴う車体
ダメージで大きくタイムをロス、16 位に終わったが、第 2 戦では雪辱を狙う。
一方、小林可夢偉、ステファン・サラザンとマイク・コンウェイの#6 号車は、3 位でチェッカーを受けたが、
その後首位のアウディがレース後の車検で失格裁定を受けたことによって、2 位という好結果でスタートを切るこ
ととなった。
2 台の TS050 HYBRID は、全力で“スパ”での表彰台復帰を目指す。土曜日に行われる決勝は、現地時間の午後
2 時半(日本時間午後 9 時半)に 6 時間レースのスタートが切られる。
佐藤俊男 チーム代表:
“スパ”はケルンのトヨタ・モータースポーツ(TMG)と、ブリュッセルのトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)
からも近く、我々にとってホームレースのひとつです。それだけにグランドスタンドで多くのサポーターを見るの
を楽しみにしていますし、彼らと共に結果を祝えるようなパフォーマンスを発揮したいと思います。“シルバース
トーン”での順位自体は良いものになりましたが、今シーズンの目標を達成するためには、更なるパフォーマンス
向上が必要です。チームはスペインでのテストを含め、全力で改良を進めています。彼らの多大な努力に感謝して
いますし、この週末、“ル・マン”への重要なステップである“スパ”でその努力が報われることを望んでいます。
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中嶋一貴(TS050 HYBRID #5 号車):
“シルバーストーン”は幾つかの理由で我々にとっては厳しい週末になってしまいました。しかし、“スパ”では良い
レースになると思っています。今週末は“ル・マン”へ向けて本当に重要なレースであり、TS050 HYBRID から最
大のパフォーマンスを引き出すべく集中します。個人的には、昨年アクシデントのために決勝レースが走れなかっ
たので、これまで以上に今週末のレースを楽しみにしています。“スパ”はドライバーであれば病院での TV 視聴で
はなく、走りたくなる素晴らしいコースなのです。
アンソニー・デビッドソン(TS050 HYBRID #5 号車):
“スパ”でのレースはいつも楽しいチャレンジです。私の好きなコースのひとつですし、TS050 HYBRID で走れる
ことを楽しみにしています。“シルバーストーン”以上に我々のハイブリッドシステムがコースに適合し、良いパフ
ォーマンスが発揮出来ることを願っています。しかし、実際に走り出せば、我々がいかに接近戦の渦中にいるかと
いうことが分かるだけでしょう。“スパ”のレースでは、シーズン最大のレースである“ル・マン 24 時間”へ向けて、
我々がどの領域の開発に集中する必要があるかを明らかにしてくれるはずです。
セバスチャン・ブエミ(TS050 HYBRID #5 号車):
“スパ”は本当に好きなコースです。素晴らしいコースというだけでなく、2014 年に勝利を挙げたという最高の思
い出もあります。昨年は厳しいレースだっただけに、今週末は大きな進歩が果たされていることを期待しています。
我々にとっては理想的なシーズンスタートとは言い難い開幕戦でしたが、我々は改善すべき点を分かっており、ケ
ルンへ戻ってからも、TS050 HYBRID から更なるパフォーマンスを引き出すべく、懸命な作業を続けて来ました。
公式練習から多くの周回が出来るよう、ここ数年のレース同様に、今年も好天に恵まれることを祈っています。
小林可夢偉(TS050 HYBRID #6 号車):
“スパ”も F1 や GP2 で走ったので良く知っているコースです。それだけに、TS050 HYBRID で走るのを楽しみに
しています。開幕戦“シルバーストーン”では、LMP1 カーでの初めてのレースを楽しめましたし、コース上の混雑
をどのように走るかなど、多くのことを学びました。これらの経験は間違いなく“スパ”でも役立つでしょう。天候
面では予測出来ないことで知られるコースですので、どうなるか分かりません。“シルバーストーン”では、ほぼ全
てのコンディションで走ることになったので、この週末は TS050 HYBRID を見極めるためにも、ドライになるこ
とを望んでいます。何が起こったとしても諦めることなく、全力で立ち向かいます。
ステファン・サラザン(TS050 HYBRID #6 号車):
“スパ”を走るのは本当に楽しく、LMP1 カーで走るのは至上の喜びです。このような長い伝統を持つコースはシリ
ーズカレンダー上にも少なく、それだけにいつも“スパ”に向かうのは楽しみです。我々は表彰台という好結果でシ
ーズンのスタートを切りましたが、更に高い競争力を望んでいます。チームは“シルバーストーン”以来、改良を求
めて本当にハードに作業を進めており、TS050 HYBRID のパフォーマンスがどこまで上がったのかを確認するの
は興味深いことになるでしょう。我々の TS050 HYBRID が“スパ”に適合していて上位争いが出来ることを期待し
ています。
マイク・コンウェイ(TS050 HYBRID #6 号車):
“ル・マン”へ向けての更なるステップアップを果たすために、“スパ”は我々にとって忙しい週末になるでしょう。
“ル・マン”まで、もうそれほど時間は残されていないので、全てのチャンスを TS050 HYBRID の調整に費やした
いと思います。“シルバーストーン”から我々がどれだけの進化を遂げられたかを確かめるべく、“スパ”でも全力で
作業を続けることを意味します。マニュファクチャラー選手権では首位に立っていますが、我々には、まだやるべ
き事があるということは分かっており、この週末に良い進化を遂げられると思っています。
スパ・フランコルシャン 6 時間レースにおける TOYOTA GAZOO Racing の戦績:
2013
#7 号車 予選 4 番手、決勝リタイア
#8 号車 予選 5 番手、決勝 4 位
2014
#7 号車 予選 4 番手、決勝 3 位
#8 号車 予選 2 番手、決勝 1 位
2015
#1 号車 予選 6 番手、決勝 8 位
#2 号車 予選 7 番手、決勝 5 位
以上
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