教授 上木 政美

教授
TEL:
上木
(0144) 67-8911
E-mail:
政美
FAX:
U E K I
M a s a m i
(0144) 67-8911
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最終学歴: 小樽商科大学大学院商学研究科
学
位: 修士(商学)
(小樽商科大学)
所属学会: 経営情報学会、OR学会
■ Keywords
ゲーム理論、エイジェンシィ理論、公共財、ミクロ経済学、ハブレスカンパニー
研 究 内 容
Projects
「核を持たない企業間連携のありかた」
バブル崩壊後の経済低迷が続く日本の中で,北海道経済はさらに厳しい状態が続いている.めぼしい大企業があ
るわけでなく,公共事業だよりの産業と多くの中小企業から経済基盤は成り立っている.しかし中には特許あるいは
独自の技術を戦略として個性を光らせる小企業もあり,北海道経済を支える重要な役割を担っている.これからの地
方経済が活力を生み出すには,国への依存体質を改め,これら中小企業が自立しかつ個性的な経済活動を展開す
ることが必要不可欠である.大企業に対抗する手段として,中小企業が企業間連携をすることはひとつの有力な方法
と考えられる.企業間連携を考える場合,核になる企業が中心となって連携を形成するという一般的なイメージがある
が,核になる企業を持たない企業間連携(ハブレス・カンパニー)という極めて斬新な概念がある.この核になる企業
を持たない企業間連携のあり方について理論と数値例を交えて研究している.テーマは「集積から発生する効果」「製
品の個性化」「非協力か協力か」「情報の共有化」の4点である.
「ハブレス・カンパニーの概念」
ハブレス・カンパニーとは、自由な意思を持った複数の企業がコンピュータ・ネットワークの上でオープンな連携を達
成し、それらの企業が統治中枢(hub)を必要とすることなく(-less)、あたかも一つの会社(company)であ
るかのごとく自律的に活動する有機体をさす。
「ハブレス・カンパニー」の概念図
特に核となる企業はないが中小
の企業が連携しあたかも1つの
会社のようにふるまう
協力可能分野(共同研究、受託研究、技術相談、後援会、技術研修など)
Possible Areas of Cooperation