InfoTrace V1.6.15 リリースノート 株式会社ソリトンシステムズ 2010 年 7 月 InfoTrace®は、株式会社ソリトンシステムズの登録商標です。 Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国、およびその他の国における 登録商標です。 その他、本書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標 です。 本文中に ™、®、©は明記していません。 Copyright © 2003-2010, Soliton Systems K.K., All rights reserved. 目 目 次 次 1 本書について............................................................................ 4 2 拡張・強化した機能概要 .......................................................... 5 2.1 新機能および拡張・強化した機能 .................................................................... 5 2.2 修正した問題と制約解除した機能 .................................................................... 6 3 制約事項と注意事項 ............................................................... 29 3.1 制約事項 ......................................................................................................... 29 3.2 注意事項 ......................................................................................................... 53 3.3 OS標準のライティング機能で記録可能なログ .............................................. 57 4 アップデート.......................................................................... 59 4.1 アップデート手順 ........................................................................................... 59 InfoTrace V1.6.15 リリースノート 1 本書について 本書は、「InfoTrace V1.6.15」(以降 InfoTrace)の今回のリリースでの制約事項、注意事項を 記載しています。InfoTrace を使用する前にお読みください。 リリースノート、その他のユーザーズガイドの内容に矛盾がある場合、リリースノート の内容にしたがってください。 リリースノート以外に、弊社Webサイト(http://www.soliton.co.jp/)で、InfoTraceに関する 最新情報を提供しています。 -4- 2 2 拡張・強化した機能概要 拡張・強化した機能概要 InfoTrace V1.6.15 の新機能および拡張・強化した機能、および本リリースで修正した問 題と制約解除した機能の概要を説明します。 なお、アップデートパック 15 は、過去のすべてのアップデートパックの内容を含んで います。 2.1 1. 新機能および拡張・強化した機能 InfoTrace Agent のサポート対象 OS に Windows 7 を追加 InfoTrace Agent のサポート対象 OS に Windows 7 を追加しました。エディションは、以 下のとおりです。 z Windows 7 Home Premium z Windows 7 Professional z Windows 7 Enterprise z Windows 7 Ultimate ※1 32 ビットバージョンのみサポート対象となります。 2. ※2 Windows XP Mode は、サポート対象外です。 ※3 共有フォルダオプション、共有プリンタオプションはサポート対象外です。 InfoTrace Agent の除外プロセスにソフトウェアを追加 InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[除外プロセス]に、以下のセキュリティ対策 ソフトウェアを追加しました。追加するセキュリティ対策ソフトウェアのプロセスが既に 登録済みの場合は、プロセスの備考に名称を追加しました。 3. z ウイルスバスターコーポレートエディション 10.0 z ウイルスバスター 2009 z ウイルスバスター 2010 z McAfee VirusScan 2009 z McAfee VirusScan Enterprise 8.5i z McAfee VirusScan Enterprise 8.7i z Norton AntiVirus & Norton Internet Security 2009 z Norton AntiVirus & Norton Internet Security 2010 z エフセキュア クライアント セキュリティ 7.12 z エフセキュア クライアント セキュリティ 8.01 z エフセキュア インターネット セキュリティ 2009 Windows Server 2003 のサポート対象 Service Pack を変更 InfoTrace Agent でサポートしていた Windows Server 2003 の動作環境として、「SP なし」 はサポート対象外になります。今回、性能改善のためにドライバの修正をしているため、 「SP なし」の環境では正しく動作しません。 -5- InfoTrace V1.6.15 リリースノート Windows Server 2003 で、サポート対象となる Service Pack は以下となります。 z Windows Server 2003,Standard Edition(SP1/SP2) z Windows Server 2003,Enterprise Edition(SP1/SP2) ※Windows Server 2003 R2 については、変更ありません。 2.2 修正した問題と制約解除した機能 V1.6.15 で修正した問題と制約解除 1. Windows Vista で、共有フォルダ内のファイルを別のコンピュータから名前変更されたときに 記録される RENAME サブイベントの新しいファイル名が正しくない InfoTrace Agent をインストールした Windows Vista で、公開している共有フォルダ内の ファイルを別のコンピュータから名前変更された場合、RENAME サブイベントの新しい ファイル名には、「¥」が欠落したパスが記録される問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 2. 分散ファイルシステム(以降、DFS)の共有フォルダ内で、Windows Vista が行ったファイル 操作が記録されない DFS の共有フォルダ内で、Windows Vista が行ったファイル操作が記録されない問題を 修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 3. Windows Vista で、外部記憶媒体に対してファイルの書き込み操作をしたとき、ファイルイベ ントのログオンユーザー名が空白で記録されることがある Windows Vista で、USB メモリなどの外部記憶媒体に対してファイルの書き込み操作を したとき、書き込みを行ったプログラムがすぐに終了する場合は、その操作に該当するフ ァイルイベントのログオンユーザー名が空白で記録されることがある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 4. ネットワーク上の、共有名を含むパスがコンピュータ名よりも短いファイルまたはフォルダの 名前を変更すると、ブルースクリーンが発生する 以下の両方の条件を満たすファイルまたはフォルダの名前を変更すると、ブルースク リーンが発生する問題を修正しました。 z ネットワーク上のファイルまたはフォルダ z 共有名を含むパスがコンピュータ名より短いファイルまたはフォルダ 例)コンピュータ名:ServerName フォルダ名 :¥Share¥a この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 5. InfoTrace Agent がインストールされている Windows Vista で、InfoTrace GuardAgent サービス のスタートアップの種類を「自動」以外に設定できる InfoTrace Agent がインストールされている Windows Vista で、InfoTrace GuardAgent サー ビスのスタートアップの種類を「自動」以外に設定できる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent -6- 2 6. 拡張・強化した機能概要 IP アドレスからコンピュータ名を逆引きできない環境で、共有フォルダオプションにより記録 されるログレコードのクライアントユーザー名が「[-UNKNOWN-]」と記録される場合がある IP アドレスからコンピュータ名を逆引きできない環境で、共有フォルダオプションによ り記録されるログレコードのクライアントユーザー名が「[-UNKNOWN-]」と記録される 場合がある問題を修正しました。 ただし、同時にコンピュータ認証とユーザー認証の 2 つのネットワークセッションが存 在した場合は、どちらのユーザー名がクライアントユーザー名に記録されるかは不定です。 例)コンピュータ認証とユーザー認証の 2 つのネットワークセッションが存在していて、 コンピュータ名が「PC-A」、ユーザー名が「admin」の場合 クライアントユーザー名には、コンピュータ認証のネットワークセッションから取 得した「PC-A$」、またはユーザー認証のネットワークセッションから取得した 「admin」のどちらかが記録されます。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 7. インテリジェントウェイブ社のウイルスチェイサーとの共存時、ビジネス・ワン社の消防くん の処理が遅くなる インテリジェントウェイブ社のウイルスチェイサーと InfoTrace Agent が共存した場合、 そのコンピュータ上にインストールされているビジネス・ワン社の消防くんの処理が遅く なる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 8. インテリジェントウェイブ社のウイルスチェイサーとの共存時、ファイルイベントのファイル 名がドライブレターのない形式で記録される場合がある インテリジェントウェイブ社のウイルスチェイサーと InfoTrace Agent が共存したとき、 ファイルイベントのファイル名がドライブレターのない形式で記録される場合がある問題 を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 9. 共有フォルダオプションを使用して共有フォルダを監視していると、まれに InfoTrace Agent が エラーになる場合がある 共有フォルダオプションを使用して共有フォルダを監視していると、まれに InfoTrace Agent がエラーになる場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 10. ファイルイベントの監視を有効にしてある InfoTrace Agent がインストールされたコンピュータ で、ブルースクリーンが発生する場合がある InfoTrace Agent は、ファイルイベント監視のためにフィルタドライバを使用しています。 通常は、このフィルタドライバからフォルダ名やファイル名が「¥」で区切られたフルパ スの形式で伝わってきますが、「/」で区切られたフルパスの形式で伝わってくることがあ り、このときブルースクリーンが発生する場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 11. ログの保存場所として、InfoTrace Server のネットワークアドレスを FQDN で指定すると、 InfoTrace Server にログが送信されない場合がある InfoTrace Agent 設定のログ設定で、[InfoTrace Server のネットワークアドレス(A)]を FQDN で指定すると、InfoTrace Server にログが送信されない場合がある問題を修正しまし た。この問題は、InfoTrace V1.6.13 のみで発生していました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent -7- InfoTrace V1.6.15 リリースノート 12. 同一ドライブレターに対して異なるデバイスを接続したとき、ごくまれにブルースクリーンが 発生する場合がある 同一ドライブレターに対して異なるデバイスを接続したとき、ごくまれにブルースク リーンが発生する場合がある問題を修正しました。 例えば、E ドライブに USB メモリを接続し、その後、USB メモリをはずして USB 接続 の CD-ROM ドライブを同じ E ドライブに接続します。 この状況で、USB メモリと CD-ROM に対してファイルアクセスが発生している状態の ときなどが該当していました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 13. Windows Vista、かつマルチコア CPU が搭載されているコンピュータ上で、同一ファイルへの 名前変更処理が短時間に複数のプロセスから行われると、ブルースクリーンになる場合がある 以下の両方の条件を満たすコンピュータ上で、同一ファイルへの名前変更処理が短時間 に複数のプロセスから行われると、ブルースクリーンになる場合がある問題を修正しまし た。 z Windows Vista がインストールされている z マルチコア CPU が搭載されている この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 14. セーフモードサブイベントのイベント発生日時が正しく記録されず、前後にずれる場合がある セーフモードサブイベントのイベント発生日時が正しく記録されず、前後にずれる場合 がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 15. 弊社の SmartOn シリーズと共存させるとき、InfoTrace Agent を後からインストールすると、 SmartOn の「ファイル/フォルダ制限」、「ドライブ制限」、「ホワイトリスト」機能が正常に動作 しない場合がある Windows Vista で、弊社の SmartOn シリーズと InfoTrace Agent を共存させるとき、 SmartOn クライアントより後に InfoTrace Agent をインストールすると、共通ファイルが古 いバージョンで上書きされ、SmartOn の「ファイル/フォルダ制限」、「ドライブ制限」、「ホ ワイトリスト」機能が正常に動作しない場合がある問題を修正しました。 この問題が発生していた InfoTrace のバージョン: z 1.6.10~V1.6.13 この問題が発生していた SmartOn のバージョン: z SmartOn V1.8.0.0 以上 z SmartOn NEO V2.6.0.3 以上 z SmartOn NEO V2.8.0.0 以上 z SmartOn ID V2.8.0.0 以上 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 16. 共有フォルダをネットワークドライブに割り当てているとき、ファイルイベントのファイル名 のパスが正しく記録されない場合がある 他のコンピュータの共有フォルダのサブフォルダをネットワークドライブに割り当てて いる状態で、サブフォルダ内のファイルを操作したとき、ファイルイベントのファイル名 のパスが正しく記録されない問題を修正しました。 -8- 2 拡張・強化した機能概要 例えば、「¥¥[コンピュータ名]¥[共有フォルダ名]¥[サブフォルダ名]」を Z ドライブに割 り当てているとき、「Z:¥yyy.txt」を操作すると、ファイルイベントのファイル名には、 「Z:¥[サブフォルダ名]¥yyy.txt」と記録されてしまう場合がありました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 17. DFS のルートフォルダをネットワークドライブに割り当てたとき、ファイルイベントのファイ ル名のパスが正しく記録されない DFS のルートフォルダをネットワークドライブに割り当てたとき、ファイルイベントの ファイル名のパスが正しく記録されない問題を修正しました。 例えば、「¥¥PC_A¥Share」を Z ドライブに割り当てているとき、「Z:¥yyy.txt」を操作す ると、ファイルイベントのファイル名には、「Z:¥PC_A¥Share¥yyy.txt」と記録されていま した。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 18. ファイルイベントのファイル名のパスが正しく記録されない場合がある 他のコンピュータの共有フォルダ内のファイルを操作したとき、ファイルイベントのフ ァイル名のパスが正しく記録されない場合がある問題を修正しました。 例えば、「¥¥[コンピュータ名]¥[共有フォルダ名]¥xxx¥yyy¥zzz.txt」のファイルを操作し たとき、ファイルイベントのファイル名が「¥yyy¥zzz.txt」などとパスの一部が欠落した状 態で記録されてしまう場合がありました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 19. Windows Vista で、監視ゾーンで使用する<USERPROFILE>リダイレクタが、OS インストー ル時に作成したユーザーアカウントのパスに変換される場合がある Windows Vista で、ログオンしているユーザーにかかわらず、監視ゾーンで使用する <USERPROFILE>リダイレクタが、OS インストール時に作成したユーザーアカウントのパ スに変換される場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 20. 多数の CPU を搭載したコンピュータで、大量のファイルアクセスが発生すると、ファイルアク セスの性能が低下したり、CPU 使用率が異常に上昇したりする 多数の CPU を搭載したコンピュータで、大量のファイルアクセスが発生すると、ファ イルアクセスの性能が低下したり、CPU 使用率が異常に上昇したりする問題を修正しまし た。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 21. コピー検知処理で使用する非ページプールメモリの使用方法を変更 InfoTrace Agent は、COPY サブイベントを記録しない場合も非ページプールメモリを使 用していましたが、COPY サブイベントを記録しない場合は、非ページプールメモリを使 用しないように変更しました。 COPY サブイベントの設定を変更した場合は、コンピュータを再起動してください。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 22. ゾーン除外の設定で、パスとプロセスの両方が指定されていると、設定が有効にならずに、除 外したプロセスのログが記録される場合がある InfoTrace Agent のファイルイベントの監視ゾーンで、パスとプロセスの両方を除外設定 しても、除外したプロセスのログが記録される場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent -9- InfoTrace V1.6.15 リリースノート 23. 共有フォルダオプションで記録したログレコードの共有のリンク先の値が、別のクライアント の接続先の情報で記録されてしまう場合がある 共有フォルダオプションで記録したログレコードの共有のリンク先の値が、別のクライ アントの接続先の情報で記録されてしまう場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 24. ドメインユーザーによる初回ログオン時に、デスクトップ上でのファイル操作が正しく記録さ れない ドメインユーザーによる初回ログオン時に、デスクトップ上でのファイル操作が正しく 記録されない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 25. 任意のフォルダにボリュームをマウントすると、Windows 上での操作ができなくなる場合があ る InfoTrace Agent がインストールされているコンピュータで、任意のフォルダにボリュー ム(ハードディスクなど)をマウントすると、Windows 上での操作ができなくなる場合が ある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 26. Agent インストールサブイベントおよび Agent アンインストールサブイベントのログオンユー ザー名が記録されない Agent インストールサブイベントおよび Agent アンインストールサブイベントのログオ ンユーザー名が記録されない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 27. リンクアップしているネットワークアダプタの数が変動すると、まれに InfoTrace Agent がエ ラーになる 複数のネットワークアダプタが存在するファイルサーバーに共有フォルダオプションが 有効な InfoTrace Agent がインストールされているとき、リンクアップしているネットワー クアダプタの数が変動すると、まれに InfoTrace Agent がエラーになる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 28. 多数のコンピュータによるファイル操作が繰り返されたときの共有フォルダオプションによる ログレコードは正しく記録されない場合がある 共有フォルダオプションを使用して監視している共有フォルダが、多数のコンピュータ から同時に接続され、さらに共有フォルダ内のファイルに対してファイル操作が繰り返さ れると、共有フォルダオプションによるログレコードの以下の情報が取り違えて記録され る場合がある問題を修正しました。 z クライアントコンピュータ名 z クライアントユーザー名 z クライアント IP アドレス z クライアント MAC アドレス この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 10 - 2 拡張・強化した機能概要 29. Windows Vista で InfoTrace Agent の上書きインストール後、初回ログオン時のログオンサブイ ベントが記録されない Windows Vista で InfoTrace Agent を上書きインストールした場合、上書きインストール 後、最初にログオンしたときのログオンサブイベントが記録されない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 30. McAfee VirusScan Enterprise 8.7i との共存時、再起動後の初回の COPY サブイベントが記録さ れない場合がある、またはコピー元のファイルが誤認されて記録される McAfee VirusScan Enterprise 8.7i と InfoTrace Agent が共存したときの以下の問題を修正し ました。 z コンピュータ再起動後、最初に行ったファイルのコピー操作が記録されない場 合がある z コピー元のファイルが誤認されて記録される 例) 1)D:¥AAA フォルダの「aaa.txt」をコピーし、D:¥BBB フォルダへ貼り付ける 2)再度、D:¥AAA フォルダの「aaa.txt」をコピーし、D:¥CCC フォルダへ貼り 付ける このとき、2)の操作で記録された COPY サブイベントには、コピー元のファイ ルとして「D:¥AAA¥aaa.txt」でなく「D:¥BBB¥aaa.txt」が記録される この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 31. SHARP AR-266FG のプリンタへ印刷したとき、プリントイベントの印刷枚数が正しく記録され ない場合がある SHARP AR-266FG の プ リ ン タ へ 印 刷 し た と き 、 プ リ ン ト イ ベ ン ト の 印 刷 枚 数 が 「213399040」枚と記録される場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 32. InfoTrace Agent アンインストール時に InfoTraceAgent.exe のアプリケーションエラーが発生す る場合がある InfoTrace Agent のアンインストール時に、InfoTraceAgent.exe のアプリケーションエラー が発生する場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 33. InfoTrace Agent アンインストール時に改行コードのみのログレコードを LogServer へ送信する 場合がある InfoTrace Agent のアンインストール時に、改行コードのみのログレコードを LogServer へ送信する場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 34. LogServer によるログファイルのソート時にタイムアウトする場合がある LogServer によるログファイルのソート時に、タイムアウトし「InfoTrace Server との通 信がタイムアウトしました。」というメッセージが表示される場合がありましたが、タイ ムアウトとする時間を、3 秒から 60 秒へ変更することにより、ソート中のタイムアウトを 発生しにくくしました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server - 11 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート V1.6.13 で修正した問題と制約解除 1. InfoTrace のモジュールやログファイルに対してファイル操作を行うと、まれにブルースクリー ンが発生する場合がある InfoTrace Agent がインストールされているコンピュータで、ファイル保護機能により不 正な操作を防止している InfoTrace のモジュールやログファイルに対してファイル操作を 行うと、まれにブルースクリーンが発生する場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 2. 実際のファイルおよびフォルダ操作と異なるログが記録される場合がある InfoTrace Agent がインストールされているコンピュータで、操作したファイルやフォル ダのパスにチルダ(~)が含まれるとき、実際の操作と異なるログが記録される場合があ る問題を修正しました。 チルダ(~)を含むパスの例:C:¥PROGRA~1(C:¥Program Files をあらわしています) この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 3. ゾーン除外しているプロセスのログが記録される場合がある InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[監視ゾーン]で除外したプロセスのログが記 録される場合がある問題を修正しました。 例:監視ゾーンにプロセス「excel.exe」、かつ拡張子「.tmp」の除外設定をする このとき、「excel.exe」が拡張子「.tmp」のファイルを操作したことがログに記録さ れてしまう場合がありました。 なお、Symantec AntiVirus Corporate Edition と InfoTrace Agent が共存した場合に、この問 題が発生することを確認しています。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 4. OS の一時フォルダの場所をデフォルトのユーザープロファイルフォルダから変更している場 合、InfoTrace Agent が不正処理を起こす InfoTrace Agent がインストールされているコンピュータで、OS の一時フォルダの場所 を OS デフォルトのユーザープロファイルフォルダ以下にあるフォルダから別のフォルダ に変更している場合、監視ゾーンの<TEMP>リダイレクタを正しいパスに変換できず、 InfoTrace Agent が不正処理を起こす問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 5. 切断状態のネットワークドライブが存在すると、DFS のネットワークドライブへのアクセスに 時間がかかる場合がある 分散ファイルシステム(以降、DFS)のルートフォルダ、および共有フォルダにネット ワークドライブが割り当てられているコンピュータで、割り当てたネットワークドライブ のいずれかに切断状態のものが存在すると、DFS のネットワークドライブへのアクセスに 時間がかかる場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 6. Windows XP/2003/Vista で数十ページのドキュメントを印刷すると、spoolsv.exe のハンドル数 が増加し続ける プリントイベントを記録する設定の InfoTrace Agent をインストールした Windows XP/2003/Vista で、数十ページのドキュメントを印刷すると、spoolsv.exe のハンドル数が増 加し続ける問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 12 - 2 7. 拡張・強化した機能概要 複数のコンピュータから監視対象の共有フォルダに対して同時にファイル操作が行われたとき、 InfoTrace Agent が不正処理を起こす場合がある 共有フォルダオプションが有効な InfoTrace Agent がインストールされたファイルサー バーに対して、複数のコンピュータから監視対象の共有フォルダへ同時にファイル操作が 行われたとき、まれに InfoTrace Agent が不正処理を起こす場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 8. 共有フォルダを提供するコンピュータに対して、プリントサーバーから共有フォルダ内のファ イルを操作した場合、共有フォルダオプションで記録したログレコードのクライアントユー ザー名が「[-UNKNOWN-]」と記録される 以下の条件をすべて満たす場合、共有フォルダオプションで記録したログレコードのク ライアントユーザー名が「[-UNKNOWN-]」と記録される問題を修正しました。 z z 共有フォルダを提供するコンピュータにネットワークプリンタが登録されてい る 上記ネットワークプリンタを提供しているプリントサーバーから共有フォルダ を提供するコンピュータの共有フォルダ内のファイルを操作する この問題は、ネットワークプリンタがプリントサーバーと通信するときに使用するユー ザー名とプリントサーバーが共有フォルダに接続するときのユーザー名が異なるために発 生していました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 9. 共有プリンタオプションが有効な InfoTrace Agent がインストールされているコンピュータで、 まれに InfoTrace Agent が不正処理を起こす場合がある 共有プリンタオプションが有効な InfoTrace Agent がインストールされているコンピュー タで、まれに InfoTrace Agent が不正処理を起こす場合がある問題を修正しました。 なお、Windows XP Professional SP2 でこの問題が発生することを確認しています。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 10. 弊社の SmartOn シリーズのクライアントとの共存時、[ファイル/フォルダ制限]、[アプリケーシ ョン制限]、[ホワイトリスト]機能が無効になる 弊社の SmartOn シリーズのクライアントと InfoTrace Agent が共存している状態で、 InfoTrace Agent をアンインストールし、アンインストール後に OS の再起動をしなかった 場合、OS の再起動をするまで SmartOn シリーズの[ファイル/フォルダ制限]、[アプリケー ション制限]、[ホワイトリスト]機能が無効になる問題を修正しました。 この問題が発生する SmartOn シリーズのバージョンは以下のとおりです。 z SmartOn NEO V2.6.0.0 z SmartOn ID V2.6.0.2 z SmartOn V1.6.0.3 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 11. Agent インストールサブイベントと Agent アンインストールサブイベントの IP アドレスおよび MAC アドレスがそれ以外のログの IP アドレスおよび MAC アドレスと異なる 有効なネットワークアダプタが複数存在するコンピュータに InfoTrace Agent をインス トールした場合、Agent インストールサブイベントと Agent アンインストールサブイベン トの IP アドレスおよび MAC アドレスが、それ以外のログの IP アドレスおよび MAC ア ドレスと異なる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 13 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 12. InfoTrace Server 設定で、TraceBrowser 認証パスワードに 51 文字以上の値を設定すると、そ れ以降 InfoTrace Server の設定が変更できなくなる InfoTrace Server 設定で、一旦 TraceBrowser 認証パスワードに 51 文字以上の値を設定す ると、それ以降<変更>ボタンや<OK>ボタンをクリックした時にエラーが表示され、 InfoTrace Server の設定が変更できなくなる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 13. 63 台以上の InfoTrace Agent が同時に LogServer にログを送信すると、LogServer が異常終了 する V1.6.6 以降で 63 台以上の InfoTrace Agent が同時に LogServer にログを送信すると、 LogServer が異常終了する問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 14. InfoTrace TraceBrowser で、検索がタイムアウトした時に表示されるメッセージが正しくない InfoTrace TraceBrowser で、ログ検索時に LogServer との通信がタイムアウトしてソート の状態が確認できなくなった場合、「ログファイルのソートに失敗しました。InfoTrace Server のディスク容量を確認してください。」という状況に合わないメッセージが表示さ れる問題を修正しました。 「InfoTrace Server との通信がタイムアウトしました。」という状況に合った正しい内容の メッセージを表示するようにしました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server,TraceBrowser 15. InfoTrace TraceBrowser で、InfoTrace イベントの[InfoTrace 操作(I)]で指定した条件とは異なる ログが検索される場合がある InfoTrace TraceBrowser で、デスクトップイベントの[デスクトップ操作(I)]のチェックを すべてはずした状態で検索したとき、InfoTrace イベントの[InfoTrace 操作(I)]で指定した条 件にかかわらず、すべての InfoTrace イベントのログが表示される問題を修正しました。 また、InfoTrace イベントの[InfoTrace 操作(I)]のチェックをすべてはずした状態で検索し たとき、本来すべての InfoTrace イベントのログが表示されるはずですが、表示されない 問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace TraceBrowser 16. 63 台以上の InfoTrace Agent が同時に LogServer にログを送信すると、ログファイルの中に、 文字化けしたような異常な文字が混入する場合がある V1.6.6 以降で、63 台以上の InfoTrace Agent が同時に LogServer にログを送信すると、 LogServer が格納したログファイルの中に、文字化けしたような異常な文字が混入する場 合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server この問題は、V1.6.13 で改善しておりましたが、V1.6.13 リリースノートから記載が漏れ ていたため、今回新たに追加しました。 V1.6.11 で修正した問題と制約解除 1. 監視している共有フォルダへの大量のファイル操作が発生すると、InfoTrace Agent が不正処理 を起こす場合がある 共有フォルダオプションを使用して監視している共有フォルダに他のコンピュータから の大量のファイル操作が発生すると、InfoTrace Agent が不正処理を起こす場合がある問題 を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 14 - 2 2. 拡張・強化した機能概要 プリントスプーラが使用しているフォルダに対するファイルイベントのログが記録される 共有フォルダオプションが有効な InfoTrace Agent がインストールされているコンピュー タ上の共有プリンタへ、他のコンピュータから印刷を行った場合、プリントスプーラが使 用しているフォルダに対するファイルイベントのログが記録される問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 3. 共有フォルダ内のファイルを Mac OS 10.2 または 10.3 で参照したときの操作が記録されない V1.6.8 以降の共有フォルダオプションを使用して監視している共有フォルダ内のファイ ルを Mac OS 10.2 または 10.3 から参照したとき、その操作が記録されない問題を修正しま した。 ただし、Mac OS 10.4 または 10.5 から参照した場合は記録されません。 この内容はあくまで参考情報で、Mac OS からの操作をサポートするわけではありませ ん。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 4. Windows Vista でシステムイベントログに InfoTrace Agent に関するエラーが記録される InfoTrace Agent をインストールした Windows Vista で、イベントビューアの[システム]に 以下のエラーが記録される問題を修正しました。 「InfoTrace Agent サービスは、対話型サービスとしてマークされています。しかし、シス テムは対話型サービスを許可しないように構成されています。サービスは正常に機能 しない可能性があります。」 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 5. Windows Vista でシステムイベントログに InfoTrace GuardAgent に関するエラーが記録される 場合がある InfoTrace Agent をインストールした Windows Vista で、イベントビューアの[システム]に まれに、以下のエラーが記録される場合がある問題を修正しました。 「InfoTrace GuardAgent サービスは、対話型サービスとしてマークされています。しかし、 システムは対話型サービスを許可しないように構成されています。サービスは正常に 機能しない可能性があります。」 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 6. Windows Vista でファイル保護機能が有効にならない InfoTrace Agent をインストールした Windows Vista で、ユーザーアカウント制御により 管理者特権で操作した場合、ファイル保護機能が有効にならない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 7. アクティブウィンドウサブイベントが記録されない場合がある 以下のウィンドウタイトルを取得できないため、アクティブウィンドウサブイベントが 記録されない問題を修正しました。 z Windows Vista のセカンダリログオンの機能によりログオンしているユーザー以 外のユーザーで起動されたアプリケーションのウィンドウタイトル z Windows Vista のユーザーアカウント制御により管理者特権で起動されたアプリ ケーションのウィンドウタイトル この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 15 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 8. 監視しない設定にしている特殊なファイル操作のログが記録される場合がある 特殊なファイル操作(OPEN、ATTRIBUTE、READ、WRITE、SIZE、TIME サブイベン ト)を監視しない設定にしているにもかかわらず、ログが記録される場合がある問題を修 正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 9. Windows 2003 ドメインに参加している Windows Vista で、ネットワークプリンタを監視して いると、まれに InfoTrace Agent が不正処理を起こす場合がある Windows 2003 ドメインに参加している Windows Vista で、ネットワークプリンタを監視 していると、まれに InfoTrace Agent が不正処理を起こす場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 10. Citrix 社の Citrix XenApp の「Citrix Client Network」サービスが起動しなくなる Citrix 社の Citrix XenApp(Citrix Presentation Server 4.5)がインストールされている Windows Server 2003 に InfoTrace AgentV1.6.10 をインストールすると、「Citrix Client Network」サービスが起動しなくなる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 11. アクティブウィンドウの切り替わりが短時間に大量に行われると、OS の動作が遅くなる場合 がある アクティブウィンドウの切り替わりが短時間に大量に行われると、OS の動作が遅くな る場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 12. ハミングヘッズ社のセキュリティプラットフォームで暗号化されたファイルを復号したとき、 OS の動作が遅くなる場合がある ハミングヘッズ社のセキュリティプラットフォームで暗号化されたファイルを復号した とき、OS の動作が遅くなる場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 13. 弊社の SmartOn との共存時、ログオンまたはログオフを繰り返すと OS の動作が遅くなってし まう場合がある 弊社の SmartOn と InfoTrace Agent が共存したとき、ログオンまたはログオフを繰り返す と OS の動作が遅くなってしまう場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 14. 弊社の SmartOn NEO との共存時、ログオン・ログオフを繰り返すとアクティブウィンドウサ ブイベントがまれに記録されなくなる場合がある InfoTrace Agent と弊社の SmartOn NEO が共存したとき、ログオン・ログオフを繰り返す とアクティブウィンドウサブイベントがまれに記録されなくなる場合がある問題を修正し ました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 15. Windows Vista で InfoTrace Agent をアンインストール時に InfoTrace GuardAgent サービスがア ンインストールされない Windows Vista で InfoTrace Agent のアンインストールを実行したあと、インストールさ れたモジュールやレジストリ情報は削除されますが、InfoTrace GuardAgent サービスを削 除できない場合がある問題を改善しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 16 - 2 拡張・強化した機能概要 16. ログオフした後に印刷が完了したとき、プリントイベントのログオンユーザー名が空白になる 場合がある ログオンしている間に印刷を開始し、ログオフした後に印刷が完了(紙が出力されプリ ントスプーラから印刷ジョブが消える)したとき、プリントイベントのログオンユーザー 名が空白になる場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 17. Windows Vista でプリントイベントを監視している場合、警告ログが大量に記録される InfoTrace Agent をインストールした Windows Vista で、プリントイベントを監視してい る場合、イベントビューアの[システム]に「SpoolerWin32SPL」の警告ログが大量に記録さ れる問題を修正しました。 InfoTrace V1.6.8~V1.6.10 の場合、レジストリエディタを起動して以下のキーを作成す ることで回避できます。 HKEY_USERS¥S-1-5-18¥Printers¥Connections この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent レジストリエディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場 合、OS の再インストールが必要になることがあります。弊社は、レジストリエディタの 誤用により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリエデ ィタは、自己の責任において使用してください。 18. 設定ファイルを連続で更新すると、監視ゾーンが正しく設定されない場合がある InfoTrace Agent の設定ファイルを連続で更新すると、まれに監視ゾーンが正しく設定さ れない場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 19. V1.8 の InfoTrace Agent から受信した約 500 バイト以上のログデータは文字化けして格納され る場合がある V1.6.7 以降の LogServer が、V1.8 の InfoTrace Agent から約 500 バイト以上のログデータ を受信したとき、約 500 バイト以降の文字は文字化けして格納される場合がある問題を修 正しました。 通常の運用では、V1.8 の InfoTrace Agent のログデータを V1.6 の LogServer が受信する 状況は発生しません。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 20. LogServer が約 2000 バイトを超えるログデータを受信すると、アプリケーションエラーが発生 し異常終了する場合がある LogServer が約 2000 バイトを超えるログデータを受信すると、アプリケーションエラー が発生し異常終了する場合がある問題を修正しました。通常の運用では、2000 バイトを超 えるようなログは発生しません。何らかの不明なプログラムが、誤って LogServer にデー タを送信した場合などに発生します。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 21. InfoTrace Alerter 設定でアラート条件を適用するときに表示される注意メッセージが複数回表示 される InfoTrace Alerter 設定でアラート条件を適用するとき、InfoTrace Server 設定でアラート機 能向けにスプールを作る設定になっていない場合に表示される注意メッセージが、複数回 表示される問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server - 17 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 22. InfoTrace Server 設定の[ログの保存期間(P)]の入力フィールドが無効なとき、[Alt]+[P]キーが正 しく動作しない InfoTrace Server 設定の[ログの保存期間(P)]の入力フィールドが無効なとき、[Alt]+[P] キーを押すと[無期限(E)]にフォーカスが移ってしまう問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 23. InfoTrace Alerter 設定のアラート条件設定画面に誤りがある z z z InfoTrace Alerter 設定の「アラート条件設定(2/4)」画面で、[時間帯(Z)]のチェッ クを外したときに「:~:」が無効にならない問題を修正しました。 InfoTrace Alerter 設定の「アラート条件設定(2/4)」画面で、[イベント(E)]のチェ ックを外したときに[イベントのサブタイプ(V)]が無効にならない問題を修正し ました。 InfoTrace Alerter 設定の「アラート条件設定(3/4)」画面で、[Alt]+[N]キーが重複 して設定されている問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 24. InfoTrace Agent 設定で、変更または削除ボタンをクリックするとフォーカスが消えてしまう InfoTrace Agent 設定で、以下のボタンをクリックするとフォーカスが消えてキーボード 操作ができなくなる問題を修正しました。 z [ファイルイベント]-[監視ゾーン]の<変更(C)>または<削除(T)>ボタン z [ファイルイベント]-[除外プロセス]の<変更(B)>または<削除(T)>ボタン z [ファイルイベント]-[共有フォルダ]の<変更(B)>または<削除(T)>ボタン z [デスクトップイベント]の<変更(C)>または<削除(T)>ボタン この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 25. InfoTrace Alerter 設定で「InfoTrace Alerter 設定のバージョン情報」画面の文字が最後まで表示 されていない InfoTrace Alerter 設定で、「InfoTrace Alerter 設定のバージョン情報」画面の Copyright の 文字が最後まで表示されていない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 26. InfoTrace Agent 設定の[ログ]で、[ローカル PC(C)]が選択されたときに[InfoTrace Server のネッ トワークアドレス(A)]が無効にならない InfoTrace Agent 設定の[ログ]で、[ローカル PC(C)]が選択されたときに[InfoTrace Server の ネットワークアドレス(A)]が無効にならない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 27. InfoTrace TraceBrowser でテンプレートの「上書き保存」または「名前を付けて保存」画面の 「プリンタ名」が「クライアント MAC アドレス」と表示される InfoTrace TraceBrowser で、テンプレートの「上書き保存」または「名前を付けて保存」 画面の「プリンタ名」が「クライアント MAC アドレス」と表示される問題を修正しまし た。 この問題が該当するコンピュータ:TraceBrowser 28. InfoTrace TraceBrowser の「テンプレート管理」画面の[固定テンプレート]タブで、無効である はずのショートカットキーが有効である InfoTrace TraceBrowser の「テンプレート管理」画面の[固定テンプレート]タブで、 [Alt]+[U]、[Alt]+[D]、[Alt]+[A]、[Alt]+[E]、[Alt]+[R]キーが有効である問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:TraceBrowser - 18 - 2 拡張・強化した機能概要 29. InfoTrace TraceBrowser で「ログレコード」画面のタブオーダーが正しくない InfoTrace TraceBrowser の「ログレコード」画面で、[Tab]キーを押してフォーカスが移動 する順番が一部正しくない問題を修正しました。 問題のあった順番 z [ログオンユーザ名]の次に[SmartOn ユーザ名]へ移動しない z [MAC アドレス]の次に[プログラム名]へ移動しない z [ドメイン/ワークグループ]の次に[イベント]へ移動しない この問題が該当するコンピュータ:TraceBrowser 30. InfoTrace TraceBrowser でテンプレートの「上書き保存」または「名前を付けて保存」画面の タブオーダーが正しくない InfoTrace TraceBrowser のテンプレートの「上書き保存」または「名前を付けて保存」画 面で、[備考(N)]にフォーカスがある状態で[Alt]+[N]をクリックすると、[テンプレート名 (T)]へフォーカスが移動する問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:TraceBrowser 31. InfoTrace TraceBrowser の検索モードでバックトレースを選択したとき、無効であるはずのシ ョートカットキーが有効である InfoTrace TraceBrowser の検索モードでバックトレースを選択したとき、[Alt]+[N]、 [Alt]+[U]、[Alt]+[W]、[Alt]+[X]、[Alt]+[Y]、[Alt]+[Z]キーが有効である問題を修正しまし た。 この問題が該当するコンピュータ:TraceBrowser 32. 共有フォルダオプションにより記録されたログでクライアントコンピュータの情報を誤認する 場合がある 共有フォルダオプションを使用して監視している共有フォルダに対して同一ユーザーで 2 つのコンピュータからセッションが張られている場合、1 つのコンピュータからの操作 が行われた場合でも、2 つのコンピュータから操作されたログが記録されることがある問 題を修正しました。 これは、V1.6.8 で修正した問題です。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 33. コピー先ファイルに対して、共有フォルダオプションによるログが記録されない 共有フォルダオプションを使用して監視している共有フォルダ内のファイルをコピーし た場合、共有フォルダオプションのログはコピー元ファイルに対しては記録されるが、コ ピー先ファイルに対しては記録されない場合がある問題を修正しました。 これは、V1.6.8 で修正した問題です。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent V1.6.10 で修正した問題と制約解除 1. チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社の Pointsec Media Encryption との共存 時、ブルースクリーンになる場合がある チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社の Pointsec Media Encryption 2.6.2 と InfoTrace Agent が共存した場合、ブルースクリーンとなり、OS が起動しない場合 がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 19 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 2. デスクトップ上のファイルをコピーまたは FTP でアップロードするとき、CLOSE サブイベン トが記録されない場合がある デスクトップ以外の場所からデスクトップ上にコピーしてきたファイルを、さらにデス クトップ以外の場所にコピー、または FTP でアップロードするとき、デスクトップ上のフ ァイルに対する CLOSE サブイベントが記録されない場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 3. InfoTrace TraceBrowser を 2 つ以上動作させると検索テンプレートが消えてしまうことがある 1 台のコンピュータ上で InfoTrace TraceBrowser を同時に 2 つ以上動作させると、作成ま たは上書き保存した検索テンプレートが消えてしまうことがある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:TraceBrowser 4. 監視ゾーンに文字コード 0x7c を含む全角文字が設定されているインストーラまたは設定ファイ ルは、正しく表示されない InfoTrace Agent 設定で、監視ゾーンに文字コード 0x7c を含む全角文字(例:ポ、鋼)が 設定されているインストーラまたは設定ファイルを開いた場合、正しく表示されない問題 を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 5. InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[除外プロセス]に、以下のソフトウェアを追加しま した z ウィルスバスター コーポレートエディション 8.0 z Windows Desktop Search ただし、「ウィルスバスター コーポレートエディション 8.0」のプロセスは既に登録済 みのため、備考に名称を追加しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 6. InfoTrace 障害レポート作成ツールで以下の問題を修正しました z Windows のイベントログを採集できない z 「ワトソン博士」で、出力先がデフォルトではないログおよびクラッシュダン プは採集できない z Users 権限のユーザーで実行すると、「アプリケーションログサイズ」が 0KB と なり正しく採集できない この問題が該当するコンピュータ:すべて V1.6.8 で修正した問題と制約解除 1. 除外するプロセス名に誤りがある InfoTrace Agent 設 定 の [ フ ァ イ ル イ ベ ン ト ]-[ 除 外 プ ロ セ ス ] の 「 PcScanSrv.exe 」 を 「PcScnSrv.exe」に変更しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 2. 共有フォルダオプションで共有フォルダを監視していると、CPU を過剰に消費し、サーバーコ ンピュータの動作が遅くなる 共有フォルダオプションで共有フォルダを監視していると、InfoTrace Agent が CPU を過 剰に消費し、サーバーコンピュータの動作が遅くなるという問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 20 - 2 3. 拡張・強化した機能概要 共有フォルダオプションで共有フォルダを監視していると、メモリを過剰に消費してしまう 共有フォルダオプションで共有フォルダを監視していると、InfoTrace Agent がメモリを 過剰に消費してしまう問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 4. InfoTrace Agent が不正処理を起こす場合がある プリントスプーラから想定していない情報を取得した場合、InfoTrace Agent が不正処理 を起こす場合があるという問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 5. InfoTrace Agent がハンドルを過剰に消費してしまう ファイルのコピーを繰り返す操作を記録する場合に、InfoTrace Agent プログラムが、ハ ンドルを過剰に消費してしまう問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 6. Symantec 社製ウイルス対策ソフトウェアと共存した場合、ウイルス対策ソフトウェアの検索 速度が遅くなる InfoTrace Agent と Symantec 社製ウイルス対策ソフトウェアが共存した場合、ウイルス対 策ソフトウェアの検索速度が遅くなる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 7. InfoTrace TraceBrowser で、「別のセッションが検索を実行中です」というメッセージが表示さ れる InfoTrace TraceBrowser でログを検索中にネットワークの断線などで異常中断した場合、 次回検索時に「別のセッションが検索を実行中です」というメッセージが表示され、検索 できない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 、TraceBrowser 8. 84 文字以上のアンインストールパスワードを設定した場合、InfoTrace Agent がインストールで きない InfoTrace Agent 設定の[インストーラ]の[アンインストールパスワード]で、84 文字以上 のパスワードを設定した場合、InfoTrace Agent がインストールできない問題を修正しまし た。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 9. ファイルサーバーの共有フォルダに他のコンピュータがアクセスしてもイベントに記録されな いことがある ファイルサーバーの共有フォルダに他のコンピュータがアクセスしても、イベントが記 録されないことがあるという問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 10. 共有フォルダへアクセスしてきたコンピュータによる RENAME、DELETE の動作は SHARE サ ブイベントとして記録されない場合がある 共有フォルダへアクセスしてきたコンピュータによる RENAME、DELETE の動作は SHARE サブイベントとして記録されない場合があるという問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 21 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 11. 共有フォルダへ同じユーザーでアクセスしてきたコンピュータが複数存在する場合、SHARE サブイベントに記録するクライアントコンピュータの情報を誤認する場合がある 共有フォルダへ同じユーザーでアクセスしてきたコンピュータが複数存在する場合、 SHARE サブイベントに記録するクライアントコンピュータの情報を誤認する場合がある という問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 12. InfoTrace V2.x の InfoTrace Agent が既にインストールされているコンピュータに InfoTrace V1.6.x の InfoTrace Agent を上書きインストールできてしまう InfoTrace V2.x の InfoTrace Agent が 既に イ ンス トール さ れて いるコ ン ピュ ータに InfoTrace V1.6.x の InfoTrace Agent を上書きインストールできてしまう問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 13. ログの送信中に、ネットワークの断線、または LogServer のシャットダウンが複数回発生した 場合、ログレコードが重複、または喪失することがある ログの送信中に、ネットワークの断線、または LogServer のシャットダウンが複数回発 生した場合、ログレコードが重複、または喪失することがあるという問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent V1.6.6 で修正した問題と制約解除 1. 保護機能がついているファイルに自由にアクセスできてしまう InfoTrace Agent で、以下のソフトウェアと共存したときに、InfoTrace 以外のプログラム からの削除、書き込み、名前変更を禁止しているファイルに自由にアクセスできてしまう 問題を修正しました。 z VirusScan 4.5.1 SP1 z VirusScan 8.0 (VirusScan 4.5.1 SP1 に対して上書きインストールし、設定を引き継いだ場合) この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 2. 検索テンプレートを保存しても、InfoTrace TraceBrowser を終了するまで設定ファイルに反映 されない InfoTrace TraceBrowser で、検索テンプレートを保存しても、InfoTrace TraceBrowser を終 了するまで設定ファイルに反映されない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 、TraceBrowser 3. 検索テンプレートで「一日の時間帯」が保存されない InfoTrace TraceBrowser で、検索テンプレートの「一日の時間帯」が保存されない問題を 修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 、TraceBrowser 4. 検索テンプレートの項目でない「開始日時」および「終了日時」がテンプレート内容に表示される InfoTrace TraceBrowser で、検索テンプレートの項目でない「開始日時」および「終了日時」 がテンプレート内容に表示される問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 、TraceBrowser - 22 - 2 5. 拡張・強化した機能概要 障害レポート作成ツールの 1/6 ページで、<次へ>ボタンをクリックすると強制終了する 障害レポート作成ツールの 1/6 ページで、<次へ>ボタンをクリックすると強制終了する 問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:すべて 6. ログの保存場所が「ローカル PC」に設定されていても、AGENT_UNINSTALL サブイベントの ログレコードのみが LogServer に送信される InfoTrace Agent で、ログの保存場所が「ローカル PC」に設定されていても、LogServer と通信できる場合、InfoTrace イベントの AGENT_UNINSTALL サブイベントのログレコー ドのみが LogServer に送信される問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 7. Windows 2003 でワトソン博士のログとクラッシュダンプが取得されない Windows 2003 で障害レポート作成ツールを実行した場合、5/6 ページで「ワトソン博士 のログとクラッシュダンプを取得する」を ON にしても、ワトソン博士のログとクラッシ ュダンプが取得されない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:すべて 8. CPU 使用率を軽減させる InfoTrace Agent で、共有フォルダオプションの処理の見直しにより、CPU 使用率を軽減 させる修正を行いました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent V1.6.5 で修正した問題と制約解除 1. デフラグできない InfoTrace Agent で、デフラグを実行しようとすると、エラーが発生し、デフラグできな い問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 2. InfoTrace SearchServer がバッファーオーバーフローして強制終了してしまう場合がある InfoTrace TraceBrowser でログを検索時に、InfoTrace SearchServer がバッファーオーバー フローして強制終了してしまう場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 3. メーラテンプレート、web ブラウザテンプレート、インターネット関連テンプレートですべて のプリントイベントが検索される InfoTrace TraceBrowser の以下の固定テンプレートですべてのプリントイベントが検索さ れてしまう問題を修正しました。 z メーラテンプレート z web ブラウザテンプレート z インターネット関連テンプレート この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 、TraceBrowser 4. CSV ファイルに出力している間、応答なしになる InfoTrace TraceBrowser で検索結果を CSV ファイルに出力している間、応答なしになる 問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 、TraceBrowser - 23 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 5. InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[除外プロセス]に、ウイルスチェックプログラムを 追加しました InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[除外プロセス]に、以下のウイルスチェック プログラムを追加しました。 z ウイルスバスター2007 z ウィルスバスターコーポレートエディション 7.3 z McAfee Internet Security Suite 2007 z Norton Internet Security 2007 z F-secure アンチウイルスクライアントセキュリティ 5.72 z F-secure アンチウイルス Windows サーバ版 5.72 z F-secure インターネットセキュリティ 2007 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 6. ゾーン除外してあるファイルに対してのログが、監視ゾーン設定中に記録されることがある InfoTrace Agent で、ゾーン除外してあるファイルに対してのログが、監視ゾーン設定中 に記録されることがある問題を修正しました。 ただし、今回の対策は発生頻度を低くするもので、完全に問題解消するものではありま せん。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 7. InfoTrace 障害レポート作成ツールで採集する情報を増強しました InfoTrace 障害レポート作成ツールで採集する情報に以下の内容を追加しました。 z サービスプロセスのアカウント情報 z InfoTrace のライセンス情報 この問題が該当するコンピュータ:すべて 8. 「SHARE」サブイベントのみがオンになっている場合、コンピュータの動作が遅くなる場合が ある InfoTrace Agent で、「ファイルイベント]-[監視するファイル操作]の「SHARE」サブイベ ントのみがオンになっている場合、監視ゾーンのチェックをしていたためにコンピュータ の動作が遅くなる場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 9. POWER_ON サブイベントのログレコードに、ログオンユーザー名が記録される場合がある InfoTrace Agent で、コンピュータの電源を入れた時に記録される POWER_ON サブイベ ントのログレコードに、ログオンユーザー名が記録される場合があるという問題を修正し ました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 10. 印刷時、またはコンピュータ起動時に不正処理を起こす場合がある InfoTrace Agent で、印刷時、またはコンピュータ起動時に不正処理を起こす場合がある という問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 24 - 2 拡張・強化した機能概要 V1.6.3 で修正した問題と制約解除 1. Symantec 社製ウイルス対策ソフトウェアと共存した場合、ウイルス対策ソフトウェアやその 他のソフトウェアの動作が遅くなる InfoTrace Agent と Symantec 社製ウイルス対策ソフトウェアが共存した場合、ウイルス対 策ソフトウェアやその他のソフトウェアの動作が遅くなる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 2. SmartOn ユーザー名が 19 バイト分しか記録されない InfoTrace Agent で、弊社製品 SmartOn と共存した場合、SmartOn ユーザー名が 19 バイト 分しか記録されない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 3. 弊社製品 SmartOn の SmartOn クライアントが InfoTrace Agent より早く起動した場合、 SmartOn ユーザー名が記録されない InfoTrace Agent で、弊社製品 SmartOn の SmartOn クライアントが InfoTrace Agent より早 く起動した場合、SmartOn ユーザー名が記録されない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 4. InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[除外プロセス]に、「Computer Associates eTrust Antivirus 7.1」、「Computer Associates Anti-Virus 2007」を追加しました InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[除外プロセス]に、以下のウイルスチェック プログラムを追加しました。 z Computer Associates eTrust Antivirus 7.1 z Computer Associates Anti-Virus 2007 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 5. プリンタを 29 台以上登録すると、InfoTrace Agent が不正処理を起こす InfoTrace Agent をインストールした Windows NT 系コンピュータで、プリンタを 29 台以 上登録すると、InfoTrace Agent が不正処理を起こす問題を修正しました。 修正により監視できるプリンタの台数は、60 台までです。61 台目以降のプリンタは監 視しません。共有プリンタの監視できる台数も 60 台までです。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 6. 弊社製品 SmartOn と共存し、かつ読み取り制限をかけた場合「遅延書き込みデータの紛失」と いう Windows メッセージが表示される InfoTrace Agent で、弊社製品 SmartOn と共存し、かつ読み取り制限をかけた場合、「遅 延書き込みデータの紛失」という Windows メッセージが表示される問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent V1.6.1 で修正した問題と制約解除 1. InfoTrace TraceBrowser で「ログファイルのソートに失敗しました。InfoTrace Server のディス ク容量を確認して下さい。」というメッセージが表示される InfoTrace TraceBrowser でログを検索時に、InfoTrace Server のディスク容量が確保されて いるにも関わらず「ログファイルのソートに失敗しました。InfoTrace Server のディスク容 量を確認して下さい。」というメッセージが表示され、検索できない場合がある問題を修 正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server - 25 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 2. 「遅延書き込みデータの紛失」という Windows メッセージが表示される InfoTrace Agent で、「遅延書き込みデータの紛失」という Windows メッセージが表示さ れる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 3. デスクトップイベントの「除外するプロセス」に除外するプロセスが複数設定されている InfoTrace Agent は、不正処理を起こしたり、監視をしなくなったりする InfoTrace Agent 設定で、デスクトップイベントの「除外するプロセス」に除外するプロ セスが複数設定されている InfoTrace Agent は、不正処理を起こしたり、監視をしなくなっ たりする問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 4. 共有フォルダオプションを使用して共有フォルダを監視していると、InfoTrace Agent が不正処 理を起こす場合がある 共有フォルダオプションを使用して共有フォルダを監視していると、InfoTrace Agent が 不正処理を起こす場合がある問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 5. 共有フォルダオプション、共有プリンタオプションのデフォルト設定を OFF にしました InfoTrace Agent 設定で、[ファイルイベント]-[監視するファイル操作]の「SHARE」サブ イベントと[プリントイベント]の「共有プリンタを監視する」のデフォルト設定を OFF に 変更しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 6. 共有フォルダオプション、共有プリンタオプションライセンスを購入していないにも関わらず、 設定を ON にできる InfoTrace Agent 設定で、共有フォルダオプション、共有プリンタオプションライセンス を 購 入 し て い な い に も 関 わ ら ず 、 [ フ ァ イ ル イ ベ ン ト ]-[ 監 視 す る フ ァ イ ル 操 作 ] の 「SHARE」サブイベントと[プリントイベント]の「共有プリンタを監視する」の設定を ON にできる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 7. InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[除外プロセス]に、「Symantec AntiVirus Corporate Edition」を追加しました InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[除外プロセス]に、以下のウイルスチェック プログラムを追加しました。 z Symantec AntiVirus Corporate Edition この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 8. 共有フォルダオプション、共有プリンタオプションのライセンス数が 0 に減少した場合は、警 告メッセージを表示するようにしました InfoTrace TraceBrowser でライセンスの変更をしたとき、共有フォルダオプション、共有 プリンタオプションのライセンス数が 0 に減少した場合は、警告メッセージを表示するよ うに変更しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 、TraceBrowser 9. InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]の「一定量以下のファイルアクセスは除外する」を 「一定量未満の CLOSE ログは除外する」に変更しました InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]の「一定量以下のファイルアクセスは除外す る」を「一定量未満の CLOSE ログは除外する」に変更しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server - 26 - 2 拡張・強化した機能概要 10. InfoTrace 障害レポート作成ツールで採集する情報を増強しました Windows 2003 の場合、InfoTrace 障害レポート作成ツールで採集する情報に R2 だった場 合、R2 であることをレポート情報に含めるように変更しました。 この問題が該当するコンピュータ:すべて 11. InfoTrace 障害レポート作成ツールをセーフモードで起動したコンピュータで実行すると、レ ポート出力が完了しない InfoTrace 障害レポート作成ツールをセーフモードで起動したコンピュータで実行すると、 レポート出力が完了しないという問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:すべて 12. 他社製のソフトウェアと共存した場合、ブルースクリーンが発生する InfoTrace Agent と他社製の特にファイル暗号関係のソフトウェアが共存した場合、ブ ルースクリーンになってしまう問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 13. 弊社製品 SmartOn と共存した場合、SmartOn のファイル、フォルダ制限を解除してしまう InfoTrace Agent と弊社製品 SmartOn が共存した場合、SmartOn のファイル、フォルダ制 限を解除してしまう問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 14. Windows 2003 に InfoTrace Agent をインストールした場合、Windows XP 用のモジュールがイ ンストールされてしまう Windows 2003 に InfoTrace Agent をインストールした場合、Windows XP 用のモジュール がインストールされてしまう問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent V1.6.0 で修正した問題と制約解除 1. InfoTrace TraceBrowser を複数起動できる 1 台のコンピュータで、InfoTrace TraceBrowser を複数起動できるようなりました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 、TraceBrowser 2. InfoTrace Server にログを送信しきれなかった場合、再送信するためログレコードが二重になる ことがある InfoTrace Agent のコンピュータが突然シャットダウンなどして、InfoTrace Server にログ を送信しきれなかった場合、再送信するためログレコードが二重になることがある問題を 修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 3. InfoTrace Alerter 設定で、全体設定を無効にしてもアラートが発生する InfoTrace Alerter 設定で、全体設定を無効にしてもアラートが発生する問題を修正しまし た。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server - 27 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 4. InfoTrace イベントの AGENT_INSTALL サブイベントのログレコードを InfoTrace Agent が送信 するように変更する v1.4.x 以前では、InfoTrace Agent インストール時に InfoTrace LogServer と通信できた場 合、InfoTrace イベントの AGENT_INSTALL サブイベントのログレコードを InfoTrace Agent インストーラが送信していましたが、v1.6.0 以降の InfoTrace Agent インストーラで は、InfoTrace Agent のインストール先のスプールフォルダ内にそのレコードを記録し、 InfoTrace Agent が送信するように変更されました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 5. 右クリックの印刷を実行すると枚数が 0 で記録される ファイルを選択し、右クリックの印刷を実行すると枚数が 0 で記録される問題を修正し ました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent 6. 先頭に半角スペースをつけて拡散トレースモードで検索すると、InfoTrace TraceBrowser が異 常終了する InfoTrace TraceBrowser の以下の検索入力フィールドで、先頭に半角スペースをつけて拡 散トレースモードで検索すると、InfoTrace TraceBrowser が異常終了する問題を修正しまし た。 z コンピュータ名 z ログオンユーザー名 z MAC アドレス z ドメイン/ワークグループ z プログラム名 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 、TraceBrowser 7. InfoTrace 障害レポート作成ツール(6/6)で、フォルダの参照ダイアログからキャンセルすると 操作できなくなる InfoTrace 障害レポート作成ツール(6/6)で、フォルダの参照ダイアログからキャンセル すると操作できなくなる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:すべて 8. InfoTrace 障害レポート作成ツール(6/6)で、添付ファイルリストに同じファイルをいくつも登 録できる InfoTrace 障害レポート作成ツール(6/6)で、添付ファイルリストに同じファイルをいく つも登録できる問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:すべて 9. 他の SYSLOG サーバー製品と InfoTrace Server を同じコンピュータにインストールした場合、 双方または、片方が正常に動作しない 他の SYSLOG サーバー製品と InfoTrace Server を同じコンピュータにインストールした 場合、双方または、片方が正常に動作しない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Server 10. 上書きインストール時に InfoTrace Agent モジュールファイルの一部がコピーされない Widnows98/ME で新しいバージョンへアップデートする場合、上書きインストール時に InfoTrace Agent モジュールファイルの一部がコピーされない問題を修正しました。 この問題が該当するコンピュータ:InfoTrace Agent - 28 - 3 3 制約事項と注意事項 制約事項と注意事項 機能上の制約事項と注意事項を説明します。 3.1 制約事項 InfoTrace Server 1. ログの保存場所へのアクセス制限によりログが蓄積できない InfoTrace Server のログの保存場所に指定したフォルダへのアクセス制限(セキュリティ 機能での書き込み禁止、フォルダ属性の読み取り専用など)は設定しないでください。 また、アクセスする権限のうち、ログの保存場所に指定したフォルダ、およびすべての親 フォルダに対して「SYSTEM」(「LOCAL SYSTEM」)が、アクセス(フルコントロー ル)する権限を剥奪しないでください(アクセス禁止に設定しないでください)。剥奪す ると、ログを保管できなくなる、ログを検索できなくなるなど、InfoTrace が正しく稼動し なくなります。ここでいう「アクセスする権限」とは、Windows のセキュリティ機能で設 定する、「X(具体的にはユーザー名)に対するアクセス許可」のことです。 2. 使用可能なストレージ InfoTrace Server のログ保存用ディスクは、Windows 上でローカルハードディスクとして 認識される必要があります。 ストレージの性能は、InfoTrace のパフォーマンスに大きな影響を与えるため、InfoTrace Server のログの保存用ディスクには、できるだけ高性能で、かつ信頼性の高い装置を採用 してください。例えば、SAS 規格 15,000 回転以上の内蔵ハードディスクや、RAID の装置 などを推奨します。 SAN、iSCSI などのネットワークストレージを使用する場合、InfoTrace Server が動作中 に保存先フォルダへのデータの読み書きが阻害される状況が発生したときには、データを 保障することはできません。そのため、ストレージ専用ネットワークや冗長化経路等の、 性能と信頼性を維持し安定させるための策を施し、お客様で十分検証した上で使用してく ださい。 NAS は、Windows 上でローカルハードディスクとして認識されないため、サポート対象 外です。 USB 接続によるハードディスクを使用することは可能ですが、性能と信頼性の観点にお いてサポート対象外です。 ストレージのハードウェア障害が発生した場合、InfoTrace Server がストレージに保存す る全データを保証することはできません。 3. Windows Server 2003(SP なし)で、ログファイルのソートに失敗する場合がある InfoTrace Server をインストールした Windows Server 2003(SP なし)で、InfoTrace TraceBrowser でログを検索したとき、または夜間処理時に、ログファイルのソートに失敗 する場合があります。この現象は、Windows Server 2003 の Service Pack 2 以降を適用する ことで改善します。 - 29 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート InfoTrace TraceBrowser 4. Administrator 権限以外のユーザーでログオンすると InfoTrace TraceBrowser が起動できな い InfoTrace TraceBrowser を使用するには、Administrator 権限のユーザーでログオンしてく ださい。 5. 「単純検索」モード以外では[結果から絞り込み(-)]が選択できない InfoTrace TraceBrowser で「単純検索」モード以外で検索した場合、[結果から絞り込み()]は指定できません。 6. 複数の InfoTrace TraceBrowser が同一の InfoTrace Server 上で交互に単純検索すると[結果 から絞り込み(-)]の結果が正しくなくなる コンピュータ A とコンピュータ B の InfoTrace TraceBrowser で、1 台の InfoTrace Server に接続し、「コンピュータ A で単純検索→コンピュータ B で単純検索→コンピュータ A で 結果から絞り込み」という操作を行うと、本来コンピュータ A で単純検索した結果から絞 り込みされなければならないのに、コンピュータ B で単純検索した結果から絞り込みされ てしまいます。「コンピュータ A で単純検索→コンピュータ A で結果から絞り込み」とい う操作を行った場合は、正しく絞り込みされます。 7. バックトレースが遅い、またはトレース結果が 0 件になる場合がある バックトレースの解析には多くの時間が必要で、拡散の階層が深ければ深いほど時間が かかります。表示前(フィルタ前)の対象件数が数百万件あると表示に相当の時間がかか ります。また、バックトレースが 0 件と表示される場合、指定したログレコードの日時を 検索条件の終了日時に指定し、開始日時を終了日時の数時間前や、終了日の 0 時 0 分を指 定するなど検索期間を短くしてバックトレースしてください。 8. ログ検索実行時のログソートに時間がかかる Windows 2000 Server 環境の InfoTrace TraceBrowser で検索すると、ログソートに異常に 時間がかかります(InfoTrace LogServer の定時ソートも同様です)。検索対象のログは、 800MB ぐらいで数時間かかることがあります。Windows Server 2003 環境では、10 分程度 で終了します。ログソートは OS 付属の sort.exe を利用していますが、OS の違い(C ラン タイムライブラリの違い)により本現象が発生するとの回答を、マイクロソフト社よりい ただいています。また、Windows 2000 用のパッチ提供予定はないとのことです。 9. 1 つの TraceBrowser.exe では 1850MB 分の検索結果しか表示できない 1 つの TraceBrowser.exe では、1850MB 分の検索結果しか表示できません。1 レコードの 平均サイズは約 350 バイトになりますので、約 528 万件(1850MB / 350 バイト)が表示で きます。 10. 同一の InfoTrace Server に接続した複数の InfoTrace TraceBrowser で同時に検索すること はできない 複数の InfoTrace TraceBrowser から同一の InfoTrace Server に接続することができますが、 同時に検索できる InfoTrace TraceBrowser は 1 つになります。1 つの InfoTrace TraceBrowser で検索している間に、別の InfoTrace TraceBrowser で検索を開始すると、「別のセッション (”コンピュータ名”)が検索を実行中です。しばらくたってから再度検索してください。」 と表示されます。 - 30 - 3 制約事項と注意事項 11. 拡散トレースの結果が大量のとき、応答なしの状態になる場合がある InfoTrace TraceBrowser で、拡散トレースの結果が大量のとき、ステータスバーに「受信 完了。展開開始。」と表示されたまま、応答なしの状態になる場合があります。この現象 は、しばらくすると回復します。 InfoTrace Agent設定 12. ファイルイベントの監視ゾーン設定を変更したとき、コンピュータを再起動するまで反映 されない場合がある ファイルイベントの監視ゾーンを変更したとき、そのコンピュータを再起動するまで、 COPY サブイベントに関する新しい監視ゾーン設定が反映されない場合があります。 COPY サブイベント以外のファイルイベントに関しては、再起動しなくても反映されます。 COPY サブイベントが反映されない事象として、既に監視ゾーンで除外にしていたもの を監視に、逆に監視から除外に変更した場合が該当します。監視ゾーン変更の確実な反映 は、コンピュータ再起動後となります。 13. ファイルイベントの監視ゾーンに UNC パスを指定すると、指定した UNC パスごとに通信 が発生する ファイルイベントの監視ゾーンに UNC パスを指定した場合、以下のタイミングでシ ョートパスが求められるために、指定した UNC パスごとに約 10~30 パケット(約 2,000 ~4,500 バイト)の通信が発生します。 z InfoTrace Agent がインストールされているコンピュータへのログオン時 z InfoTrace Agent の起動時 z 設定ファイルの更新時 14. ファイルイベントの監視ゾーンまたは除外プロセスに 15 文字以上のプロセス名を指定し た場合、判定には先頭から 14 または 15 文字が使用される ファイルイベントの監視ゾーンまたは除外プロセスに 15 文字以上のプロセス名を指定 した場合、OS によって、以下のように判定されます。 z Windows Server 2008 以前の OS:先頭から 15 文字の完全一致 z Windows 7 以降の OS:先頭から 14 文字の完全一致 InfoTrace Agentのイベントの記録 15. サイズが 0KB のファイル、またはフォルダのファイルイベントが記録されない サイズが 0KB のファイルについてはログが必要ないという認識から、ファイルイベン トが記録されません。フォルダのみのファイルイベントも同様です。 ただし、読んだ量、書いた量などのサイズが記録されない RENAME および DELETE サ ブイベントは記録されます。 16. フォルダごと削除した場合、サブフォルダやファイルの DELETE サブイベントが記録さ れない フォルダごと削除した場合、Windows 9x 系では、親フォルダ内のファイル削除は記録さ れますが、サブフォルダやサブフォルダ内のファイル削除は記録されません([Delete]キー と[Shift]+[Delete]キーの両方)。 - 31 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート Windows NT 系で親フォルダを指定して[Delete]キーを押した場合、親フォルダ内のファ イルは RENAME(ゴミ箱への RENAME)サブイベントとして記録され、サブフォルダ内 の フ ァ イ ル は DELETE サ ブ イ ベ ン ト と し て 記 録 さ れ ま す 。 Windows NT 系 で [Shift]+[Delete]キーを押した場合、すべて DELETE サブイベントとして記録されます。 Windows 9x 系/NT 系ともフォルダに関するイベントは記録されません。 17. OS のネットワークプレースで Web フォルダまたは FTP サイトを指定した場合、ネット ワークプレース内でのファイル操作が記録されない FTP 接続した際の接続先に対するファイル操作(FTP サーバー内でのファイル操作)は、 記録されません。 18. ファイルの COPY サブイベントが記録されない場合がある InfoTrace は OS が 検 知可 能なファ イル イベント (RENAME 、 DELETE 、 SHARE 、 CLOSE、OPEN、ATTRIBUTE、READ、WRITE、SIZE、TIME サブイベントなど)は検知 できるため、ファイルアクセスの有無を確認することができます。しかし、InfoTrace Agent が独自に検知している COPY サブイベントに関しては、精度、感度が完全ではあり ません。コピーを検知できず見逃してしまう場合もあります。この問題は、順次改善して いく予定です。 19. 読んだ量、書いた量が異なる場合がある ファイルをコピーしたときに記録する、読んだ量および書いた量は、同一ファイルのコ ピーを行っても、時によって異なる値が記録される場合があります。 20. 同一ファイルを複数回開いた場合、ファイルイベントが記録されない 特定のアプリケーションで、同一ファイルを開いて閉じる、を繰り返した場合、2 回目 以降の操作(編集)が記録されません。 弊社では、以下のアプリケーションで、この現象が発生することを確認しています。 z z z メモ帳(notepad.exe) Internet Explorer ワードパッド(wordpad.exe) 21. ファイル名の変更が実行できなかったにもかかわらず RENAME サブイベントとして記録 される 既に存在するファイル名と同一のファイル名へ名前変更を行った場合、エラーになり名 前変更が失敗しますが、RENAME サブイベントとして、この操作が記録されます。 22. テキストファイルを編集後に「名前を付けて保存」したとき、DELETE サブイベントが記 録される場合がある 秀丸、ワードパッド、メモ帳で「名前を付けて保存」したとき、DELETE サブイベント が記録される場合があります。 23. Windows Vista で CD および DVD にファイルをコピーすると、コピー元のファイルの DELETE サブイベントが記録される場合がある Windows Vista で CD および DVD にファイルをコピーすると、コピー元のファイルの DELETE サブイベントが記録される場合があります。 24. OS 付属の ftp.exe を使用してファイルをダウンロードしたときの CLOSE サブイベントが 記録されない場合がある OS 付属の ftp.exe を使用して、ファイルをダウンロードし、システムドライブへ保存し たとき、CLOSE サブイベントが記録されない場合があります。 - 32 - 3 制約事項と注意事項 25. Windows Vista/7 の「ピクチャ」「ビデオ」等のフォルダがデフォルトで監視されない ファイルイベントの監視ゾーンには、「マイ ドキュメント」フォルダの監視がデフォル トで設定されています。Windows XP では「マイ ピクチャ」「マイ ビデオ」等のフォルダ が「マイ ドキュメント」フォルダ以下に存在していたため、これらのフォルダもデフォ ルトで監視されていました。 Windows Vista/7 では「ピクチャ」「ビデオ」等のフォルダが「ドキュメント」フォルダ と同じ階層に存在するため、これらのフォルダはデフォルトの設定では監視されません。 Windows Vista/7 で「ピクチャ」「ビデオ」等のフォルダを監視/除外したい場合は、以下 のようにそれぞれのフォルダについて、監視ゾーンに監視/除外の設定を行ってください。 ・<USERPROFILE>¥Pictures ・<USERPROFILE>¥Videos また、ユーザーがフォルダの位置を変更した場合は、変更先のフォルダを監視ゾーンに 設定する必要があります。 26. コピー元またはコピー先が除外設定されている場合、COPY サブイベントが記録されない コピー元またはコピー先が監視ゾーン設定で除外設定されている場合、COPY サブイベ ントが記録されません。コピー元とコピー先の両方が監視ゾーン設定で監視の場合のみ COPY サブイベントが記録されます。 27. 同一内容のデータを 2 つ以上のファイルに書き込むと、一方のファイルを他方にコピーし たという COPY サブイベントが記録される場合がある 同一内容のデータを 2 つ以上のファイルに書き込むと、一方のファイルを他方にコピー したという COPY サブイベントが記録される場合があります。 例) 1) 2) c:¥work に abc.txt というファイルを作成する c:¥work¥Sub に 1)の abc.txt と同一内容の abcsub.txt というファイルを作成する このとき、c:¥work¥abc.txt から c:¥work¥Sub¥abcsub.txt への COPY サブイベントが記録 されます。 28. COPY サブイベントの日時が、実際のコピー操作よりも遅い日時で記録される 共有フォルダ内のファイルを他のコンピュータからコピーしたとき、実際にコピーした 日時よりも遅い日時で COPY サブイベントが記録されます。 29. Firefox でファイルをダウンロードして保存したとき、ファイルイベントが記録されない場 合がある Firefox 2 または 3 の各バージョンでファイルをダウンロードして保存したとき、ファイ ルイベントが記録されない場合があります。 30. ファイルイベントのプログラム名は半角 14 または 15 文字しか記録されない ファイルイベントのプログラム名は、Windows Vista 以前の OS の場合は、先頭から半角 15 文字、Windows 7 の場合は、先頭から 14 文字しか記録されません。InfoTrace Agent は ドライバレベルでファイルイベントを監視しています。この制約は Windows 上、ドライバ レベルでプログラム名を取得するときの制約です。 31. 管理者特権に昇格してファイル操作を続行すると、ファイルイベントのプログラム名には 「explorer.exe」ではなく「dllhost.exe」と記録される ユーザーアカウント制御が有効な環境で、Windows フォルダや Program Files フォルダの ようなユーザーアカウント制御対象フォルダ内のファイルに対してファイル操作を行うと きは、管理者特権に昇格する必要があります。 - 33 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート このような場合、昇格してファイル操作を続行すると、ファイルイベントのプログラム 名には「explorer.exe」ではなく「dllhost.exe」が記録されます。 32. 実行ファイル名に 2 バイト文字が含まれる場合、ファイルイベントのプログラム名が文字 化けする 実行ファイル名(exe)に 2 バイト文字(DBCS)が含まれる(例:"業務.exe"のよう な)場合、ファイルイベントのプログラム名が文字化けします。2 バイト文字(DBCS) が含まれるプロセス名は、OS で制限されているためです。 33. Windows 9x 系でファイルイベントのプログラム名が空白になる(1) Windows 9x 系で、bat ファイルを起動した場合、プログラム名は空白になります。bat フ ァイル内のコマンドのプログラム名は記録することができます。例えば、bat ファイル内 で Ping.exe を実行した場合、プログラム名は「Ping.exe」と記録します。 34. Windows 9x 系でファイルイベントのプログラム名が空白になる(2) Windows 9x 系に共有フォルダを作成し、他のコンピュータからその共有フォルダのファ イルへアクセスされた場合、プログラム名は空白になります。 35. CLOSE サブイベントのプログラム名に「System」と記録される場合がある CLOSE サブイベントのプログラム名に、ファイルにアクセスしたプログラム名ではな く、「System」というプログラム名が記録される場合があります。 36. Windows NT/2000/XP/2003 で、DFS の共有フォルダのサブフォルダをネットワークドラ イブに割り当てた場合、正しいパスが記録されない Windows NT/2000/XP/2003 で、DFS の共有フォルダのサブフォルダをネットワークドラ イブに割り当てた場合、ファイルイベントのファイル名のパスが正しく記録されません。 例)・¥¥server_A¥share_B を DFS ルートフォルダとします。 ・¥¥server_A¥share_B¥subfolder_C フォルダを、ネットワークドライブ(Z:)に割り 当てます。 こ の と き 、 Z:¥file_D に ア ク セ ス す る と 、 フ ァ イ ル イ ベ ン ト の フ ァ イ ル 名 が 「Z:¥file_D」ではなく「Z:¥subfolder_C¥file_D」と記録されます。 37. RD コマンドを使用して削除したフォルダ内のファイルがロングネームであっても、 DELETE サブイベントのファイル名はショートネームで記録される RD コマンドを使用してフォルダを削除したとき、そのフォルダ内のファイルがロング ネームであっても、DELETE サブイベントのファイル名は、ショートネームで記録されま す。 38. 外部記憶媒体の中のファイルを開いている状態で、外部記憶媒体を外した場合、そのファ イル操作を記録したファイルイベントのデバイスには「?1」が記録される USB メモリ等の外部記憶媒体の中のファイルを開いている状態で、外部記憶媒体を外し た場合、そのファイル操作を記録したファイルイベントのデバイスには「?1」が記録され ます。これは操作対象のファイルがあるドライブの種類が判定できないためです。 39. ドライブレターを変更しても、再起動を行うまでは、ファイルイベントのファイル名、新 しいファイル名、デバイス、新しいデバイスが正しく記録されない ハードディスクのドライブレターを変更した場合、再起動を行うまでは、ファイルイベ ントのファイル名や新しいファイル名は、変更前のドライブレターで記録されます。また、 このとき、デバイスや新しいデバイスは空白で記録されます。 - 34 - 3 制約事項と注意事項 例えば、D ドライブのドライブレターを「F」に変更して、そのドライブ内の「aaa.txt」 というファイルを操作した場合、ファイルイベントのファイル名は「F:¥aaa.txt」と記録さ れるはずが、再起動するまでは、「D:¥aaa.txt」と記録されます。 40. シンボリックリンクを設定したフォルダ内でファイル操作を行った際に記録されるファイ ルイベントのファイル名、および新しいファイル名のパスが変動する シンボリックリンクを設定したフォルダ内でファイル操作を行った際に記録されるファ イルイベントのファイル名、および新しいファイル名のパスが、シンボリックリンクを設 定したフォルダのパスであったり、リンク先フォルダのパスであったりと、変動すること があります。 41. Windows Vista/7 でファイルイベントが記録されない場合がある Windows Vista/7 に共有フォルダを作成し、他のコンピュータからその共有フォルダのフ ァイルを操作したとき、ファイルイベントが記録されない場合があります。 42. Windows Server 2003 以降の OS で ATTRIBUTE サブイベントが記録されない Windows Server 2003 以降の OS で、ATTRIBUTE サブイベントが記録されません。 43. Windows 9x 系で SIZE サブイベントが記録されない Windows 9x 系でのみ、SIZE サブイベントが記録されません。 44. Windows Server 2003 以降の OS で TIME サブイベントが記録されない Windows Server 2003 以降の OS で、TIME サブイベントが記録されません。 45. TIME サブイベントが記録されない場合がある テキストファイルや bat ファイルなどを編集して保存しても、TIME サブイベントが発 生しないため、記録されない場合があります。これは、編集するソフトウェアによっても 異なります。 46. 共有フォルダオプションは、パケットキャプチャソフトウェアで取得できないような操作 は記録できない 共有フォルダオプションは、Sniffer、Wireshark、Ethereal などのパケットキャプチャソ フトウェアと同等の精度で共有フォルダへの操作を記録します。パケットキャプチャソフ トウェアで取得できないような操作は記録できません。 47. 共有フォルダオプションの検知精度が低くなる場合がある 共有フォルダオプションが有効な InfoTrace Agent をファイルサーバーへインストールし、 運用しているとき、以下の症状が発生する場合は、共有フォルダオプションの検知精度が 落ちます。 A) CPU 使用率が 100%になる B) 物理メモリのうち、利用可能なメモリの合計値が 10%以下になる この状態に陥らない目安として、ファイルサーバーが通常運用状態で、常に CPU 使用 率が 50%以下、利用可能メモリの合計値の 45%以上になっている状態に調整後、共有フ ォルダオプションが有効な InfoTrace Agent をインストールして運用をしてください。 48. 利用可能なメモリ領域が不足していると、共有フォルダオプションによるログレコードが 記録されない 共有フォルダオプションが有効な InfoTrace Agent がインストールされているコンピュー タで利用可能なメモリ領域が不足していると、パケットデータを保持できないため、共有 フォルダオプションによるログレコードが記録されません。 - 35 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 49. 共有フォルダオプションの監視処理が実行される前から存在したセッションを使用した共 有フォルダへの操作は記録されない場合がある 共有フォルダオプションの監視処理が実行される前から存在したセッションを使用した 共有フォルダへの操作は記録されない場合があります。 50. ファイルサーバーへの接続に IPv6 を使用した場合、共有フォルダオプションで操作を監 視することはできない ファイルサーバーへの接続に IPv6 を使用した場合、共有フォルダオプションで操作を 監視することはできません。 51. Red Hat Enterprise Linux から共有フォルダのファイルを操作した場合、共有フォルダオ プションによるログレコードが記録されない V1.6.8 以降の共有フォルダオプションを使用して監視している共有フォルダ内のファイ ルに対して、以下のバージョンの Red Hat Enterprise Linux から操作しても共有フォルダオ プションによるログレコードが記録されません。 z Red Hat Enterprise Linux ES 3 z Red Hat Enterprise Linux ES 4 ただし、Red Hat Enterprise Linux EL 5.1 からの操作は記録されることを確認しています。 52. 共有フォルダ内のファイルを Mac OS 10.4 または 10.5 で参照したときの操作が記録され ない V1.6.8 以降の共有フォルダオプションを使用して監視している共有フォルダ内のファイ ルを Mac OS 10.4、または 10.5 から参照した場合、共有フォルダオプションによるログレ コードが記録されません。 ただし、共有フォルダオプションの新形式で記録する RENAME および DELETE サブイ ベントや旧形式での名前変更および削除の操作に対する SHARE サブイベントは記録され ます。 53. 共有フォルダオプションにより記録されるログレコードのクライアントユーザー名が「[UNKNOWN-]」と記録される 共有フォルダを提供するコンピュータに対して NTLM 認証を行わないクライアントか らのアクセスや、NTLM 認証に関するパケットが取得できない場合、共有フォルダオプシ ョンにより記録されるログレコードのクライアントユーザー名が「[-UNKNOWN-]」と記 録されます。 54. ルーターを越えて共有フォルダを使用したコンピュータのクライアント MAC アドレスは 「000000000000」と記録される ルーターを越えて共有フォルダを使用された場合、共有フォルダオプションにより記録 されるログレコードのクライアント MAC アドレスは「000000000000」と記録されます。 55. 日立ソフト社の「秘文」の[組織外持ち出し]を実行した場合、コピー先へのファイルイベ ントが記録されない 日立ソフト社の「秘文」の[組織外持ち出し]を実行した場合、コピー元のファイルアク セスは記録されますが、コピー先へ書き込んだファイルアクセスは記録されません。 56. Symantec AntiVirus Corporate Edition 10.0 または、Symantec Client Security 3.0 との共存 時、COPY サブイベントが記録されない Symantec AntiVirus Corporate Edition 10.0 または、Symantec Client Security 3.0 と InfoTrace Agent が共存したとき、COPY サブイベントが記録されません。以下のシマンテック社の Web サイトより修正モジュールを適用してください。 - 36 - 3 制約事項と注意事項 「データ暗号化プログラムで暗号化したファイルを開けない」 http://service1.symantec.com/support/INTER/entsecurityjapanesekb.nsf/jp_docid/20050712145310 949?OpenDocument&dtype=corp 57. Symantec Endpoint Protection 11.0.5 との共存時、再起動後の初回の COPY サブイベント が記録されない場合がある、またはコピー元のファイルが誤認されて記録される Symantec Endpoint Protection 11.0.5 と InfoTrace Agent が共存した場合は、以下の問題が発 生します。 z コンピュータ再起動後、最初に行ったファイルのコピー操作が記録されない場 合がある z コピー元のファイルが誤認されて記録される 例) 1)D:¥AAA フォルダの「aaa.txt」をコピーし、D:¥BBB フォルダへ貼り付ける 2)再度、D:¥AAA フォルダの「aaa.txt」をコピーし、D:¥CCC フォルダへ貼り 付ける このとき、2)の操作で記録された COPY サブイベントには、コピー元のファイ ルとして「D:¥AAA¥aaa.txt」でなく「D:¥BBB¥aaa.txt」が記録される また、エフセキュア アンチウイルス Windows サーバ 9.00 との共存時にも、同一の問 題が発生する場合があります。 58. エフセキュア社のセキュリティ対策ソフトウェアとの共存時、COPY および RENAME サ ブイベントが記録されない場合がある エフセキュア社の以下のセキュリティ対策ソフトウェアと InfoTrace Agent が共存したと き、COPY および RENAME サブイベントが記録されない場合があります。 z F-Secure Internet Security 2006 z F-Secure Internet Security 2007 z F-Secure Internet Security 2008 z エフセキュア インターネット セキュリティ 2009(※) z エフセキュア インターネット セキュリティ 2010(※) z エフセキュア アンチウイルス Windows サーバ 7.0 z エフセキュア アンチウイルス Windows サーバ 8.0 ※OS が Windows 2000/XP の場合のみ 各セキュリティ対策ソフトウェアの[ウイルスとスパイウェア防御]を OFF にすることで 回避可能です。 以下のセキュリティ対策ソフトウェアでは、この問題が発生しないことを確認していま す。 z エフセキュア プロテクション サービスビジネス ワークステーション 9.0 z エフセキュア プロテクション サービスビジネス サーバ 9.0 z エフセキュア アンチウイルス ワークステーション 9.0 59. Microsoft Security Essentials との共存時、リアルタイム保護が有効な設定になっていると、 COPY サブイベントまたは CLOSE サブイベントが正しく記録されない場合がある Microsoft Security Essentials と InfoTrace Agent が 共 存 し た と き 、 Microsoft Security Essentials のリアルタイム保護が有効な設定になっていると、COPY サブイベントが記録さ れなかったり、間違って記録されたりする場合があります。 また、CLOSE サブイベントのプログラム名が「svchost.exe」と記録される場合がありま す。 - 37 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 60. McAfee VirusScan Enterprise 8.7i との共存時、Excel ファイルに対する CLOSE サブイベ ントが記録されない場合がある McAfee VirusScan Enterprise 8.7i と InfoTrace Agent が共存したとき、そのコンピュータ上 の Excel ファイルにアクセスしても、CLOSE サブイベントが記録されない場合があります。 61. プリンタを新規登録直後、プリントイベントが記録されない プリンタを新規登録した場合、約 2 分経過後からプリントイベントが記録されるように なります。 62. プリンタの名前を変更しても、コンピュータを再起動するまでは変更前のプリンタ名が記 録される プリンタの名前を変更した場合、コンピュータを再起動するまでは変更前のプリンタ名 が記録されます。 63. Windows 9x 系でプリントスプーラに表示されない印刷操作が記録されない Windows 9x 系で、プリントスプーラに表示されない印刷操作は、記録されません。例え ば、出力ポートを FILE にした場合などです。 64. プリントスプーラに表示される情報が空のときプリントイベントは記録されない プリントスプーラに表示される情報の内、ドキュメント名または所有者のどちらかが表 示されない場合、プリントイベントは記録されません。 65. プリントサーバーのプリントスプーラに印刷ジョブが存在する状態でシャットダウンした 場合、その印刷ジョブは記録されない プリントサーバーのプリントスプーラにクライアントコンピュータからの印刷ジョブが 存在する状態でクライアントコンピュータをシャットダウンした場合、その印刷ジョブは 記録されません。 66. プリントスプーラのウィンドウタイトルに「接続できません」または「アクセス拒否」な どの文字列が表示されている場合、プリントイベントが記録されない 監視対象プリンタのプリントスプーラのウィンドウタイトルに「接続できません」また は「アクセス拒否」などの文字列が表示されている場合、そのプリンタへのプリントイベ ントが記録されません。 67. プリントスプーラを表示した状態で IP アドレスを変更した場合、プリントイベントが記 録されない プリントスプーラを表示した状態で IP アドレスを変更した場合、プリントイベントが 記録されません。 68. プリントイベントのファイル名が「リモート ダウンレベル ドキュメント」と記録される 場合がある InfoTrace Agent はプリントスプーラを監視し、その情報をプリントイベントとして記録 します。そのため、プリントスプーラ上のドキュメント名に「リモート ダウンレベル ド キュメント」と表示されればそのとおりに記録します。印刷枚数が N/A になっているため、 「0」枚となり、出力されるレコード数が増える場合(1 回の印刷操作で複数のプリントイ ベントのログレコードが出力)があります。 69. プリントイベントのファイル名が文字化けする場合がある Microsoft Word 2003 または Adobe Acrobat 8 で、ファイル名に特定の文字列が含まれてい るファイルを印刷すると、プリントイベントのファイル名が文字化けする場合があります。 この現象は、InfoTrace Agent がインストールされていない環境でも発生します。 - 38 - 3 制約事項と注意事項 Microsoft Word に関しては、以下の Web サイトを参照してください。 「ファイル名に半角かっこを含む Word 文書を印刷すると、プリンタの[印刷ドキュメン ト名]に半角かっこがアンダースコアに置き換えられたファイル名が表示される」 http://support.microsoft.com/kb/944002/ja Adobe Acrobat 8 に関しては、公式文章はありませんでしたが、Adobe Acrobat 9 で解消さ れていることを、弊社内にて確認しています。詳しくは、Adobe 社へ確認してください。 70. LPR ポートを利用した印刷時に印刷枚数が「0」枚になる LPR ポートを利用して印刷した場合、プリントスプーラに印刷枚数が表示されないもの は、印刷枚数が「0」枚になります。 71. Windows 9x 系で Internet Explorer から PostScript プリンタへ印刷した場合、1 ページご とに記録される Windows 9x 系で、Internet Explorer から PostScript プリンタへ印刷した場合、1 ページ 1 ログレコードの形式で記録されます。この印刷ログはプリンタドライバに依存します。 72. Windows 9x 系で Internet Explorer やペイントからの印刷枚数が正しく記録されない Windows 9x 系で、Internet Explorer や OS 付属のペイントからローカルプリンタまたはネ ットワークプリンタへ印刷した場合、印刷枚数が正しく記録されません。 73. Windows 9x 系でローカルプリンタへの印刷枚数が正しく記録されないことがある Windows 9x 系で、Microsoft Office などから印刷した場合、ネットワークプリンタへの印 刷枚数は正しく記録されますが、ローカルプリンタへの印刷枚数が正しく記録されないこ とがあります。 74. Windows 9x 系に設定している共有プリンタへ印刷した場合、プリントイベントが記録さ れない Windows 9x 系で共有プリンタを設定し、この共有プリンタへ印刷した場合、プリントイ ベントは記録されません。プリントイベントに必要な情報が取得できないためです。 75. Windows 9x 系で同名ファイルを連続して印刷した場合、プリントイベントが実行回数分 記録されない 同名ファイルを短時間に連続して印刷した場合、実際の印刷実行回数よりプリントイベ ントのログレコード数が少ないことがあります。 76. Windows XP Home Edition でプリントイベントが記録されないことがある プリントサーバーに Windows XP Home Edition のログオンユーザーと同じユーザーが登 録されていない場合、プリントイベントが記録されないことがあります。 77. Windows XP SP2 からネットワークプリンタへ印刷した場合、プリントイベントが記録さ れないことがある Windows ファイアウォールの設定で、プリンタの通知ポート(ポート番号:139/TCP、 445/TCP)が閉じられている場合、InfoTrace Agent はプリントイベントを記録することが できません。以下のマイクロソフト社の Web サイトを参照し、スコープを「任意」に設定 することでプリントイベントを記録することができます。 「ネットワークプリンタで印刷するときに印刷通知メッセージが表示されない」 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;873147 - 39 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 78. プリントサーバーとの認証にログオンしているユーザーとは違うユーザーを必要とする場 合、そのプリントサーバーが提供するネットワークプリンタへのプリントイベントが記録 されない クライアントコンピュータからネットワークプリンタを使用する場合、プリントサー バーとの認証にログオンしているユーザーとは別のユーザーでの認証が必要な場合があり ます。この場合、以下の理由によりクライアントサブイベントは記録されません。 z 印刷ジョブのユーザー名はクライアントコンピュータにログオンしているユー ザーではなく、プリントサーバーとの認証に成功したユーザーの名前になる z InfoTrace Agent はログオンしているユーザー名と印刷ジョブのユーザー名を比較 し、一致した場合のみログを記録する形で監視している 例えば、ユーザー名:「USER_A」でログオンし、プリントサーバーとの認証をユーザー 名:「USER_B」で行った場合、印刷ジョブのユーザー名は「USER_B」となります。 InfoTrace Agent は、ログオンユーザー名の「USER_A」と印刷ジョブのユーザー名の 「USER_B」を比較し、ユーザー名が一致していないため、ログを記録しないと判断します。 79. インターネット上のプリンタに URL 接続したプリンタへのプリントイベントが記録されな い URL 接続を指定したプリンタを追加した場合、プリントイベントが記録されません。 80. 他のドメインのプリンタへ印刷した場合、プリントイベントが正しく記録されない InfoTrace Agent がインストールされているコンピュータが所属しているドメインと違う ドメインのネットワークプリンタへ印刷した場合、プリントイベントが記録されない、ま たはプリントイベントの印刷枚数が「0」枚になることがあります。 81. Windows 7 で、コンピュータ起動後、数分間は印刷操作を監視できない場合がある Windows 7 で、オフライン状態のネットワークプリンタが存在すると、コンピュータを 起動してから数分間は印刷操作を監視できない場合があります。 82. Microsoft Excel 2003 の HotFix を適用すると、「Microsoft Office Document Image Writer」 のアイコンが表示されなくなる プリントイベントの監視を有効にしてある InfoTrace Agent がインストールされているコ ンピュータで、Microsoft Excel 2003 の HotFix を適用すると、コントロールパネルの「プリ ンタ」に「Microsoft Office Document Image Writer」のアイコンが表示されなくなります。 これは、Microsoft Excel 2003 の HotFix 側の問題です。 以下のマイクロソフト社の Web サイトを参照してください。 「Office 2003 または Excel 2003 に Excel 2003 の更新プログラムをインストールするとシ ステムのイベントログに警告イベントが記録される」 http://support.microsoft.com/kb/978171/ja 「Microsoft Office Document Image Writer」のアイコンを復旧させるためには、Print Spooler サービスを再起動後、Microsoft Office の修復を実施する必要があります。 - 40 - 3 制約事項と注意事項 この操作をサイレントで実行できる WSH(Windows Script Host)の記述例の一部を、以 下に参考として記載します。 Set ServiceSet = GetObject("winmgmts:").ExecQuery("select * from Win32_Service where Name='Spooler'") for each Service in ServiceSet RetVal = Service.StopService() next Set ServiceSet = GetObject("winmgmts:").ExecQuery("select * from Win32_Service where Name='Spooler'") for each Service in ServiceSet RetVal = Service.StartService() next Set objInstaller = CreateObject("WindowsInstaller.Installer") For Each strProduct In objInstaller.Products If UCase(Right(strProduct, 28)) = "6000-11D3-8CFE-0150048383C9}" Then Set objShell = CreateObject("WScript.Shell") objShell.Run "msiexec /fm " & strProduct & " /qb+ /qn" WScript.Quit End If Next これらの情報はあくまで参考情報です。上記操作によりアイコンを復旧する場合は、一 度、お客様のお手元のコンピュータで正しく修復できるか動作確認をした上で、障害が発 生している複数のコンピュータに適用するようにしてください。 もし、修復できない状況が発生した場合は、マイクロソフト社へ問い合わせをしてくだ さい。 本件が発生しないようにするためには、Microsoft Excel 2003 の HotFix を適用する前に、 InfoTrace Agent のプリントイベントの監視を行わない設定にする必要があります。現時点 では、これ以外の回避手段はありません。 83. プリントサーバーとしてクライアント OS のコンピュータを運用している環境で「コンピ ュータへの接続数が最大値に達しているため接続できません」とメッセージ表示されアク セス拒否されることがある クライアント OS(Windows NT 4.0/2000/XP/Vista)で共有プリンタを設定しプリント サーバーとして運用している場合、そのコンピュータへアクセスすると「コンピュータへ の接続数が最大値に達しているため接続できません」とメッセージ表示されアクセス拒否 されることがあります。 InfoTrace Agent は印刷情報を取得するため、コンピュータに登録されているプリンタへ のセッションを張り続けます。しかし、OS の仕様により、クライアント OS での共有資源 への同時アクセス数は 10(Windows XP Home Edition は 5)に制限されています。このた めアクセス数を超過するとアクセス拒否されます。 回避方法には、以下の方法があります。 z プリントイベントを監視しない z プリントサーバーに使用しているコンピュータをクライアント OS からサーバー OS に変更する z 共有プリンタを使用するコンピュータの台数を減らす - 41 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート z プリントサーバーに InfoTrace Agent をインストールし、共有プリンタオプショ ンで共有プリンタを監視し、共有プリンタを使用するコンピュータの InfoTrace Agent の設定を「ローカルプリンタを監視する」に変更する 84. ネットワークプリンタを多数登録してあるクライアント OS のコンピュータで、印刷操作 が正しく記録されない場合がある クライアント OS(Windows NT 4.0/2000/XP/Vista/7)でネットワークプリンタが多数登 録してあると、印刷操作が正しく記録されない場合があります。 InfoTrace Agent は印刷情報を取得するため、コンピュータに登録されているネットワー クプリンタへのセッションを張り続けます。しかし、OS の仕様により、クライアント OS での共有資源への同時アクセス数は、以下のとおり制限されています。 z Windows XP Home Edition:5 z Windows 7:20 z 上記以外の場合:10 このためアクセス数を超過するとアクセス拒否されます。回避方法には、以下の方法が あります。 z プリントイベントを監視しない z ネットワークプリンタの登録数を減らす z プリントサーバーに InfoTrace Agent をインストールし、共有プリンタオプショ ンで共有プリンタを監視し、ネットワークプリンタを使用するコンピュータの InfoTrace Agent の設定を「ローカルプリンタを監視する」に変更する 85. Windows 7 で、ネットワークプリンタに対して印刷したとき、プリントイベントのログレ コードが 2 レコード記録される場合がある Windows 7 で、ネットワークプリンタに対して印刷したとき、以下の 2 レコードが記録 される場合があります。 z 通常記録されるプリントイベントのログレコード z ページ数が「0」で、それ以外は上記ログレコードと同一のログレコード 86. Windows XP または Windows Vista をプリントサーバーとして運用している環境で、同一 ファイルを連続印刷すると、すべての印刷操作が正しく記録されない場合がある 共有プリンタオプションが有効な InfoTrace Agent をインストールした Windows XP また は Windows Vista をプリントサーバーとして運用している環境で、プリントサーバーへ同 一ファイルを連続印刷すると(プリントスプーラに印刷ジョブがスプールされる程度)、 すべての印刷操作が正しく記録されない場合があります。 87. Windows 9x 系から共有プリンタへ印刷した場合、印刷枚数が「0」枚になる 共有プリンタオプションで共有プリンタを監視している場合、Windows 9x 系からの印刷 は枚数を取得できないため、印刷枚数が「0」枚になります。 88. Windows ファイアウォールが有効なコンピュータから共有プリンタへ印刷すると、サー バーサブイベントの IP アドレスと MAC アドレスが正しく記録されない Windows XP SP2 以降の Windows ファイアウォールが有効な OS から共有プリンタへ印 刷する際、Windows ファイアウォールの設定の「例外」タブ内にある「ファイルとプリン タの共有」にチェックが入っていないと、サーバーサブイベントの IP アドレスと MAC ア ドレスが正しく記録されません。 - 42 - 3 制約事項と注意事項 89. サーバーサブイベントの IP アドレスと MAC アドレスが正しく記録されない場合がある プリントサーバーから、プリントサーバー上の InfoTrace Agent が共有プリンタオプショ ンを使用して監視している共有プリンタへ印刷すると、サーバーサブイベントの IP アド レスが「0.0.0.0」、MAC アドレスが「000000000000」と記録される場合があります。 90. ル ー タ ー を 越 え て 共 有 プ リ ン タ を 使 用 し た コ ン ピ ュ ー タ の MAC ア ド レ ス は 「000000000000」と記録される ルーターを越えて共有プリンタが使用された場合、サーバーサブイベントの MAC アド レスは「000000000000」と記録されます。 91. Windows Vista をプリントサーバーとして運用している環境で、サーバーサブイベントの IP アドレスと MAC アドレスが正しく記録されない場合がある 共有プリンタオプションが有効な InfoTrace Agent をインストールした Windows Vista を プリントサーバーとして運用している環境で、プリントスプーラに複数の印刷ジョブがス プールされる状況が発生すると、IP アドレスが空白、MAC アドレスが「000000000000」 と記録される場合があります。 92. チャイルドウィンドウのアクティブウィンドウサブイベントが記録されない Windows NT 系では、チャイルドウィンドウのアクティブウィンドウサブイベントが記 録されません。Windows 9x 系では、記録されます。 93. コマンドプロンプトのアクティブウィンドウサブイベントが記録されない Windows NT 系では、コマンドプロンプトのアクティブウィンドウサブイベントが記録 されません。Windows 9x 系では、記録されます。 94. コマンドプロンプトまたはパワーシェルにより、ウィンドウタイトルが変化したときのア クティブウィンドウサブイベントが記録されない コマンドプロンプトまたはパワーシェルにより、ウィンドウがアクティブな状態(ウィ ンドウが最前面)のままで、ウィンドウタイトルが変化しても、アクティブウィンドウサ ブイベントは記録されません。 95. Windows NT4.0 でアクティブウィンドウサブイベントが記録されない場合がある Windows NT 4.0 で、アクティブウィンドウサブイベントを記録するには、PSAPI.DLL が インストールされている必要があります。アクティブウィンドウサブイベントが記録され ない場合、以下のマイクロソフト社の Web サイトから PSAPI をダウンロードし、インス トールしてください。 「Platform SDK Redistributable: PSAPI for Windows NT」 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=en&FamilyID=3D1FBAED-D12245CF-9D46-1CAE384097AC 96. 保護されたデスクトップ上のウィンドウの操作が記録されない 保護されたデスクトップ上のウィンドウの操作は記録されません。保護されたデスクト ップとは、以下のことをあらわします。 z Windows Vista 以降の OS で、ユーザーアカウント制御の画面が表示されたとき のグレーアウトしたデスクトップ z [Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを押したときの Windows のセキュリティ画面が表示され たデスクトップ - 43 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 97. Windows Vista 以降の OS で、ウイルスバスター2008 以降の「不正変更の監視」が有効な とき、アクティブウィンドウサブイベントが記録されない場合がある InfoTrace Agent をインストールした Windows Vista 以降の OS で、ウイルスバスター2008 以降の設定項目である「不正変更の監視」が有効なとき、アクティブウィンドウサブイベ ントが記録されない場合があります。 回避するためには「不正変更の監視」の設定内の「例外設定」に ITAgentSub.exe を追加 してください。 98. クオリティ社の QAW が禁止ソフトウェア起動時に表示するダイアログのアクティブウィ ンドウサブイベントが記録されない クオリティ社の QAW が禁止ソフトウェアの起動制御をしている状態で、禁止ソフトウ ェアを起動した場合に表示されるダイアログのアクティブウィンドウサブイベントが記録 されません。 99. Microsoft Excel 2007 および Microsoft PowerPoint 2007 で、表示どおりのウィンドウのタ イトルが記録されない Microsoft Excel 2007 および Microsoft PowerPoint 2007 で記録されるアクティブウィンド ウサブイベントのウィンドウタイトルは、表示されているウィンドウのタイトルと異なり ます。 例) 表示されているウィンドウタイトル:プレゼンテーション 1 - Microsoft PowerPoint 記録されるウィンドウタイトル :Microsoft PowerPoint - [プレゼンテーション 1] 100. Windows 7 で、コマンドプロンプト操作を行った場合、アクティブウィンドウサブイベン トのプログラム名は「conhost.exe」で記録される Windows 7 で、コマンドプロンプト操作を行った場合、アクティブウィンドウサブイベ ントのプログラム名は、「cmd.exe」ではなく「conhost.exe」で記録されます。 101. ノーブレークスペースを使用している Web サイトのウィンドウタイトルは、ノーブレー クスペースの部分が「?」で記録される HTML のタグである<TITLE>タグの中にノーブレークスペース( など)を使用し ている Web サイトを参照したとき、アクティブウィンドウサブイベントのウィンドウタイ トルは、ノーブレークスペースの部分が「?」で記録されます。 102. Windows Vista で、電源オフサブイベントの IP アドレスが「0.0.0.0」と記録される場合が ある Windows Vista で、電源オフサブイベントの IP アドレスが「0.0.0.0」と記録される場合 があります。 103. Agent 起動および Agent 終了サブイベントに記録される項目の値が OS により異なる Windows Vista より前の OS では、Agent 起動および Agent 終了サブイベントの以下の項 目は、ユーザーセッションのセッション 0 の情報が記録されます。 z ログオンユーザー名 z SmartOn ユーザー名 Windows Vista 以降の OS では、セッション 0 はシステムプロセスやサービスプロセス専 用になるため、Agent 起動および Agent 終了サブイベントの上記項目は、空白で記録され ます。 104. Windows 9x 系で Agent 終了サブイベントにログオンユーザー名が記録される Windows 9x 系で、Agent 終了サブイベントにログオンユーザー名が記録されます。 - 44 - 3 制約事項と注意事項 105. 弊社の SmartOn ID または SmartOn NEO との共存時、Agent 起動および Agent 終了サブ イベントの SmartOn ユーザー名は空白になる 弊社の SmartOn ID または SmartOn NEO と InfoTrace Agent が共存したとき、Agent 起動 および Agent 終了サブイベントの SmartOn ユーザー名は空白になります。 106. ログオフしている状態ではログオンユーザー名が空白で記録される ログオフしている状態では、ログオンユーザー名は空白で記録されます。ただし、 Agent 起動サブイベントでは、ログオンユーザー名が記録される場合があります。 107. Windows Vista 以降の OS で、セッション 0 で動作するプログラムにより発生したイベン トのログオンユーザー名が空白になる Windows Vista 以降の OS で、セッション 0 で動作するプログラム(主に OS のプロセス やサービスプロセス)により発生したイベントのログオンユーザー名は空白で記録されま す。 108. Windows XP でマルチユーザーログオンしているとログオンユーザー名を誤認してしまう Windows XP でマルチユーザーログオン(ユーザーの簡易切り替え)を使用している場 合、最初にログオンしたユーザーで操作が記録されます。または、ログオンユーザー名が 記録されません。 109. コントロールパネルの[ユーザーアカウント]からアカウント名を変更しても、ログオン ユーザー名に記録されるユーザー名は変わらない ログのログオンユーザー名には、Windows のログオンユーザー名を記録しています。以 下の OS で、コントロールパネルの[ユーザーアカウント]からアカウント名を変更したと き、変更されるのは表示上(ようこそ画面とスタートメニュー)のアカウント名であるた め、ログのログオンユーザー名に記録されるユーザー名は変わりません。 z Windows XP Home Edition z Windows XP Professional(※) z Windows Vista Home Basic z Windows Vista Home Premium z Windows Vista Business(※) z Windows Vista Enterprise(※) z Windows Vista Ultimate(※) z Windows 7 Home Premium z Windows 7 Professional(※) z Windows 7 Enterprise(※) z Windows 7 Ultimate(※) ※ドメインに参加していない場合のみ 110. ドメインに所属しているコンピュータでローカルのコンピュータへログオンしても、ドメ イン/ワークグループにはドメイン名が記録される ドメイン/ワークグループには、ユーザーの所属するドメインやワークグループではなく、 コンピュータの所属するドメインやワークグループの名前を記録しています。このため、 ドメインに所属しているコンピュータでログオン先をローカルのコンピュータとしてログ オンした場合でも、ドメイン名が記録されます。 - 45 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 111. セーフモードで起動した場合の操作が記録されない セーフモードで OS を起動した場合、InfoTrace Agent サービスを開始できないため、そ の時の操作は記録されません。セーフモードで起動したというログのみ記録されますが、 Windows 9x 系では、セーフモードで起動したというログも記録されません。 112. リモートコントロールソフトウェアを利用したリモートコントロールウィンドウ内での操 作が記録されない リモートコントロールソフトウェアを利用したリモートコントロールウィンドウ内での 操作(ファイルイベント、プリントイベント、デスクトップイベント)は、記録されませ ん。 113. ネットワーク非接続環境での IP アドレスが「127.0.0.1」または「0.0.0.0」になる Windows 9x 系と Windows NT4.0 で、固定の IP アドレスを設定している場合は、ネット ワークケーブルが抜けていても設定されている IP アドレスを記録できます。 それ以外の OS では、固定の IP アドレスを設定している、DHCP 環境でネットワーク ケーブルが抜けている、モバイルコンピュータでネットワークが認識されていない、また はスタンドアロンのコンピュータでネットワークカードがない場合は、InfoTrace Agent が 取得する IP アドレスは「127.0.0.1」または「0.0.0.0」となります。 動作環境 114. ログ送信中にネットワーク断線が発生すると、ログレコードがごくまれに重複する場合が ある ログ送信中に LogServer との間でネットワーク断線が発生した場合、ごくまれにログレ コードが重複して送信されてしまう場合があります。 115. 弊社の SmartOn Solo との共存時、InfoTrace Agent のファイル保護機能が有効にならない 場合がある 弊社の SmartOn Solo と InfoTrace Agent が共存したとき、InfoTrace Agent のファイル保護 機能が有効にならない場合があります。この問題が発生する以下のバージョンの SmartOn Solo と共存させないでください。 z z z V1.2.0.0 V1.2.1.0 V1.2.2.0(SmartOn Solo V2.0 に同梱版) 116. Netscape Proxy Server 3.5 がインストールされている Windows NT 4.0 に InfoTrace Agent をインストールすると Netscape Administration Server 3.5 サービスが起動しない Netscape Proxy Server 3.5 がインストールされている Windows NT 4.0 に InfoTrace Agent をインストールすると、Netscape Administration Server 3.5 サービスが起動しなくなります。 Netscape 以外を使用するか、InfoTrace Agent をアンインストールしてください。 117. CA Anti-Virus r7.1 との共存時、Excel ファイルの上書き保存を行うと、共有違反のメッ セージが表示される場合がある CA Anti-Virus r7.1 と InfoTrace Agent が共存したとき、Excel ファイルの上書き保存を行 うと、以下のメッセージが表示される場合があります。 「ドキュメントは保存されましたが、共有違反のため、保存したドキュメントを再び開 くことができません。ドキュメントを閉じて、再度開いてください。」 これは、CA Anti-Virus 側の特殊な動作の影響により、InfoTrace Agent と共存することで 発生する事象です。 - 46 - 3 制約事項と注意事項 以下の方法で回避できます。 1)CA Anti-Virus のリアルタイムモニタを無効にしてください。 2)レジストリエディタを起動して、以下の Setting キー内で右クリック-[新規(N)][DWORD 値(D)]を選択してください。 HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥INO_FLTR¥Setting 3)DWORD 値のエントリは、名前:"Controls"、データ:"00000003"としてください。 4)コンピュータを再起動してください。 レジストリエディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場 合、OS の再インストールが必要になることがあります。弊社は、レジストリエディタの 誤用により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリエデ ィタは、自己の責任において使用してください。 118. CA Anti-Virus r8.1 がインストールされているコンピュータに InfoTrace Agent をインス トールすると、ログオンができなくなる、またはアプリケーションの動作が不安定になる 場合がある CA Anti-Virus r8.1 がインストールされているコンピュータに InfoTrace Agent をインス トールすると、ログオンができなくなる、またはアプリケーションの動作が遅くなるなど、 アプリケーションの動作が不安定になる場合があります。 以下の方法で回避できます。 1)CA Anti-Virus のリアルタイムモニタを無効にしてください。 2)レジストリエディタを起動して、以下の Setting キー内で右クリック-[新規(N)][DWORD 値(D)]を選択してください。 HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥INO_FLTR¥Setting 3)DWORD 値のエントリは、名前:"Controls"、データ:"00000003"としてください。 4) コンピュータを再起動してください。 レジストリエディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場 合、OS の再インストールが必要になることがあります。弊社は、レジストリエディタの 誤用により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリエデ ィタは、自己の責任において使用してください。 119. AOS テクノロジーズ社のファイナルデータとの共存時、Microsoft Excel または Microsoft Word などがフリーズしてしまう場合がある AOS テクノロジーズ社のファイナルデータと InfoTrace Agent が共存したとき、Microsoft Excel や Microsoft Word などがフリーズしてしまう現象が発生する場合があります。 120. NEC 社の InfoCage との共存時、自己復号暗号ファイルを復号する際にエラーが発生する 場合がある NEC 社の InfoCage Ver.1.0 と InfoTrace Agent が共存したとき、自己復号型暗号ファイル を復号する際にエラーが発生する場合があります。InfoCage を Ver.1.1 以降にアップデート してください。 - 47 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 121. IME2000 で日本語入力切り替えが IME ツールバーからできなくなる IME2000 の環境に InfoTrace Agent をインストールすると、IME2000 のツールバーがディ セーブルになり日本語入力切り替えが IME ツールバーからできなくなります。キーボー ド操作による入力切り替えは可能です。IME ツールバーによる切り替えができなくなるの は、InfoTrace Agent が「デスクトップイベント」を取得するためにメッセージフックして いるためです。マイクロソフト社に問い合せた結果、メッセージフックするプログラムが 常駐していると、IME2000 ではこの問題が発生するとの回答をいただきました。回避方法 は以下のいずれかになります。 IME2000 による回避方法: 以下のマイクロソフト社の Web サイトを参照してください。 「MS-IME のツールバーの動作について」 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;416998 「フックプログラムにより Windows 2000 のデスクトップに IME 2000 のツールバーが 2 つ 表示されることがある」 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;811845 また、以下のいずれかの方法により回避できる可能性はありますが、確実に回避できる 方法はありません。 1) IME ツールバーを一旦タスクトレイに収納した後、再び表示を行う。 2) Active Desktop を Web ページとして表示しないように設定する。 3) IME ツールバーをタスクバーに収納したままにする。 4) 直接入力のときに IME ツールバーを隠すようにする。 参考:今までの実績では、3)の回避可能率が高いようです。1)は、障害が発生するたび に行う必要がありますが、2)~4)は一度設定しておくことで都度行う必要はありま せん。 InfoTrace Agent による回避方法: メッセージフックしないようにするため、「InfoTrace Agent 設定」のログの設定で[デス クトップイベントをログする(D)]および[プリントイベントをログする(R)]のチェックをは ずして、設定ファイル(project.ini)を更新してください。 注意:IME2002 の場合、ツールバーが 2 つ表示されることがありますが、これは上記問題 とは無関係です。以下のマイクロソフト社の Web サイトを参照してください。 「言語バーが 2 つ表示される現象について」 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;418466 122. Lotus Notes の入力補完機能を使用するとカーソル位置が不正となり、かつ正しく入力補 完されない InfoTrace Agent インストール後に Lotus Notes の入力補完機能を使用すると、正しく入力 補完されないことがあります。例えば、アドレス帳で「山田 花子」と通常入力補完され るところが、「山田」のみとなるなど正しく入力補完されないことがあります。メーカー に問い合せた結果、Lotus Notes 側の問題であるとの回答をいただきました。詳細は以下の メーカーの技術情報を参照してください。回避方法は以下のいずれかになります。 Lotus Notes による回避方法: 詳細は以下の Web サイトを参照してください。 「翻訳の王様 [マウス辞書&翻訳] 起動中に日本語文字のアドレス入力補完機能を使用する とカーソル位置が不正になり文字が壊れる」 http://www-06.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/724812 - 48 - 3 制約事項と注意事項 修正された Notes R5.0.13 もしくは、R6.0.5/6.5.4 を使用してください。詳しくは購入元 へ確認してください。 InfoTrace Agent による回避方法: 「InfoTrace Agent 設定」のログ設定で[デスクトップイベントをログする(D)]および[プリ ントイベントをログする(R)]のチェックをはずして、設定ファイル(project.ini)を更新し てください。 123. McAfee VirusScan v4.5.1 で「圧縮ファイル」がスキャン対象になっているコンピュータ に InfoTrace Agent をインストールすると、圧縮ファイルのスキャンが遅くなる McAfee VirusScan v4.5.1 で「圧縮ファイル」がスキャン対象になっているコンピュータ に InfoTrace Agent をインストールすると、圧縮ファイルのスキャンが遅くなります。「圧 縮ファイル」をスキャン対象から除いて使用してください。また、VirusScan 2004 など新 しいバージョンでは、この問題は発生していません。 124. 小さい単位でファイルアクセスが多発するアプリケーションの動作が遅くなる ファイルイベントは、ファイル I/O で検知する仕組みのため、小さい単位でファイルア クセス(READ、WRITE サブイベント)が短い時間に集中して多発するアプリケーション の動作が遅くなる可能性があります。 125. SiS 7018 Audio Driver がインストールされている Windows 2000/XP のコンピュータに InfoTrace Agent をインストールすると OS の動作が異常に遅くなる SiS 7018 Audio Driver(sis7018.sys)がインストールされている Windows 2000/XP のコン ピュータに InfoTrace Agent をインストールすると、OS の動作が異常に遅くなります。SiS 7018 Audio Driver(sis7018.sys)を無効にしてください。ただし、Windows XP の場合、OS 標準付属のドライバに変更することで回避することができます。Windows 2000 の場合、コ ンピュータメーカーに最新ドライバが存在するか確認して試してみてください。試しても 遅い場合、SiS 7018 Audio Driver を無効にしてください。 126. C-Media Audio Driver がインストールされている Windows 2000/XP のコンピュータに InfoTrace Agent をインストールすると OS の動作が異常に遅くなる C-Media Audio Driver がインストールされている Windows 2000/XP のコンピュータに InfoTrace Agent をインストールすると、OS の動作が異常に遅くなります。回避するため には、C-Media Audio Driver を無効にするかアンインストールしてください。 この現象は、以下の Audio Driver で発生することを確認しています。 z C-Media High Definition Audio Driver 127. シマンテック社のセキュリティ対策ソフトウェアがインストールされている Windows NT/2000/XP/2003 のコンピュータに、InfoTrace Agent をインストールすると、ブルース クリーンが発生する場合がある シマンテック社の以下のセキュリティ対策ソフトウェアがインストールされている Windows NT/2000/XP/2003 のコンピュータに、InfoTrace Agent をインストールすると、ブ ルースクリーンが発生する場合があります。 z Symantec AntiVirus Corporate Edition 9.x z Symantec AntiVirus Corporate Edition 10.x z Symantec Client Security 2.x z Symantec Client Security 3.x - 49 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート Symantec AntiVirus のカーネルスタック使用量を調整することで回避可能です。詳細は、 以下のシマンテック社の Web サイトを参照してください。 「Windows NT/2000/XP/2003 で STOP 0x0000007f エラーが発生する」 http://service1.symantec.com/support/inter/entsecurityjapanesekb.nsf/jp_docid/20040617115928949 ?OpenDocument#_Section2?=&ver=&pcode=&src=&miniver=&tpre=jp&prev=&dtype 128. ジュニパーネットワークス社の NetScreen.Remote VPN クライアントとの共存時、OS の 動作が遅くなるなどの現象が発生する ジュニパーネットワークス社の NetScreen.Remote VPN クライアント(Ver.8.6 以前)と InfoTrace Agent が共存したとき、OS の動作が遅くなったり、デスクトップが表示されな かったり、ブルースクリーンになってしまう現象が発生します。NetScreen.Remote VPN ク ライアントを Ver.8.7 以降にアップデートしてください。 129. 三菱電機社の CRYPTOFILE との共存時、ブルースクリーンになり OS が起動しない 三菱電機社の CRYPTOFILE Ver.1.2 と InfoTrace Agent が共存したとき、ブルースクリー ンになり OS が起動しない現象が発生します。CRYPTOFILE を Ver.1.3 にアップデートし てください。 130. WinMagic 社の SecureDoc との共存時、ブルースクリーンになり OS が起動しない WinMagic 社の SecureDoc と InfoTrace Agent が共存したとき、ブルースクリーンになり OS が起動しない現象が発生します。SecureDoc を Ver.4.0 以降にアップデートしてくださ い。 131. ウイルスバスター2007 との共存時、ブルースクリーンになり OS が起動しない場合があ る ウイルスバスター2007 と InfoTrace Agent が共存したとき、ブルースクリーンになり OS が起動しない現象が発生する場合があります。ウイルスバスター2007 を Ver15.30 以降に アップデートしてください。 132. SoundMAX Integrated Digital HD Audio との共存時、OS がフリーズする SoundMAX Integrated Digital HD Audio(ADIHdAud.sys)と InfoTrace が共存したとき、タ スクトレイから起動する音量調節パネルで「ミュート」にチェックすると、OS がフリー ズします。この問題は、日本ヒューレット・パッカード社とデル社のコンピュータで発生 していましたが、両社がリリースした最新ドライバを使用することで回避できます。 問題が発生するコンピュータおよびドライババージョンは、以下のとおりです。最新ド ライバをインストールしてください。 表 3.1.1 メーカー 日本ヒューレット・ パッカード社 デル社 コンピュータの型番および最新ドライバ URL コンピュータ型番 HP Compaq Business Desktop dc7900 MT HP Compaq Business Desktop dc7900 SF HP Compaq Business Desktop dc7900 US OptiPlex 360/760/960/755 ドライババージョン 5.10.1.5880 Rev. A 5.10.1.5880 Rev. A 5.10.1.5880 Rev. A 5.10.1.7255, A10 何らかの理由で、最新ドライバのインストールが行えない場合には、以下のいずれかで 回避できます。 z 音量調節パネルで「ミュート」操作を一切行わない z SoundMAX を無効にし、コンピュータを再起動する ただし、音量がまったく出力されなくなりますので、注意してください。 [SoundMAX を無効にする手順](Windows XP の場合) 1) コントロールパネルの「システム」を起動してください。 - 50 - 3 制約事項と注意事項 2) システムのプロパティ画面が表示されます。ハードウェアタブの<デバイス マネージャ(D)>ボタンをクリックしてください。 3) デバイスマネージャ画面が表示されます。[サウンド、ビデオ、およびゲー ムコントローラ]に表示されるデバイスの中から「SoundMAX Integrated Digital HD Audio」を選択し、マウスを右クリックして、表示されるメニ ューから[無効(D)]をクリックしてください。 133. InfoTrace Agent がインストールされているコンピュータでブルースクリーンが発生する場 合がある InfoTrace Agent がインストールされているコンピュータで、ブルースクリーンになり、 その画面に「STOP 0x00000035 NO_MORE_IRP_STACK_LOCATIONS」というメッセージ が表示される場合があります。 この現象は、Windows 付属のプログラムである mup.sys の問題に起因している場合があ ります。上記メッセージが表示されたときは、以下のマイクロソフト社の Web サイトで公 開している方法で改善する場合があります。 「ドメインにログオンしようとすると、"STOP 0x00000035 NO_MORE_IRP_STACK_LOCATIONS"エラー メッセージが表示されることがありま す。」 http://support.microsoft.com/kb/906866/ja インストール/アンインストール 134. Windows NT Workstation 4.0(SP6)に InfoTrace V1.6.8 以降の InfoTrace Agent をインス トールすると、エラーが発生する場合がある Windows NT Workstation 4.0(SP6)に InfoTrace V1.6.8 以降の InfoTrace Agent をインス トールすると、エラーが発生する場合があります。Windows NT Workstation 4.0(SP6)に InfoTrace V1.6.8 以降の InfoTrace Agent をインストールする場合は、Internet Explorer を 4.0 以降のバージョンにアップデートしてください。 135. InfoTrace Server をアンインストールしてもログが消えない InfoTrace Server をアンインストールしても、保管ログは削除しない仕様です。保管ログ は手動で削除してください。 136. InfoTrace Agent のインストール/アンインストール方法のサポート範囲 Windows 2000/XP/2003/Vista/7 での InfoTrace Agent のインストール/アンインストール方 法のサポート範囲は以下のとおりです。 「偽装ユーザー」とは、InfoTrace Agent 設定の[下記のユーザー権限でインストールする (M)]でユーザーを指定してインストールした場合です。 Administrator 権限 偽装ユーザー 方法 自動再起動 自動再起動 自動再起動 自動再起動 なし あり なし あり スタートアップ インストール ○ ○ ○ ○ スクリプト アンインストール ○ ○ ○ ○ ログオンスクリプト インストール ○ ○ ○※1 ○※1 アンインストール ○ ○ ○※1 ○※1 タスクの インストール △※2 △※2,4 △※3 △※3,4 コンピュータ起動時 アンインストール △※2 △※2,4 △※3 △※3,4 タスクのログオン時 インストール ○※1 ○※1 ○※1 ○※1 アンインストール ○※1 ○※1 ○※1 ○※1 ○:実行可 △:一部の環境で実行不可 - 51 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート Windows Vista/7 の場合のみ、以下の制約があります。 ※1:ユーザーアカウント制御が有効な場合は、ユーザーアカウント制御の画面が表示 されます。また、bat ファイルを実行したコマンドプロンプトが表示されたまま になることがあります。 ※2:ユーザーアカウント制御が有効な場合は、タスクの[最上位の特権で実行する(I)] にチェックしていないと実行不可であるため、サポート対象外です。 ※3:実行不可であるため、サポート対象外です。 Windows 2000/XP/2003 の場合のみ、以下の制約があります。 ※4:自動再起動ありで実行しても、インストールやアンインストール終了後に自動で 再起動されません。 ※シャットダウンスクリプト、ログオフスクリプトについては、お客様で十分検証してか ら実施してください。 詳しくは、マイクロソフト社へ問い合わせてください。 - 52 - 3 3.2 制約事項と注意事項 注意事項 弊社のSmartOnとの共存 1. インストール/アンインストール 弊社Webサイト(http://www.soliton.co.jp/)にて、別途公開しております。 2. InfoTrace インストールフォルダへのアクセス制御 SmartOn の機能により、InfoTrace のインストール先フォルダにアクセス禁止や読み取り 専用などの設定を行うと、InfoTrace Agent が取得したログを保存できなくなるため、制限 しないように注意してください。この注意事項は、他のアクセス制限ソフトウェアと共存 した場合も同様です。 InfoTrace設定ファイル 3. InfoTrace 設定ファイルに関する注意 InfoTrace で使用する設定ファイル(project.ini やその他のファイル)を、エディタなどで編 集しないでください。設定ファイルの変更は、「Agent 設定+インストーラ」、「Alerter 設 定」、「Server 設定」を利用して行ってください。 提供ツール以外で編集した場合は、サポート対象外となりますので、注意してください。 InfoTrace Server 4. TraceBrowser 認証パスワード InfoTrace Server のインストール直後は、[TraceBrowser 認証パスワード]が設定されてい ません。この状態だと、InfoTrace TraceBrowser から接続することができません。InfoTrace Server 設定で[TraceBrowser 認証パスワード]を設定してください。 5. InfoTrace LogServer 1 台あたりの InfoTrace Agent 管理台数 InfoTrace LogServer 1 台が受け持つことができる InfoTrace Agent 数は、2500~3000 台で す。ただし、InfoTrace Server 設定の[アラート機能向けスプールを作る(S)]を設定している 場合、従来のログ保管に加え、アラート監視用のログが最近 2 日分保管されるため、受け 持つことができる InfoTrace Agent 数は、最大 2000 台を目安にしてください。これは、ロ グを二重に保管するためです。この台数は、CPU が Pentium4 周波数が 2.0GHz 程度のコ ンピュータの場合です。コンピュータの性能に応じて受け持つことができる InfoTrace Agent 数は上下します。 InfoTrace TraceBrowser 6. 使用メモリ 1 つの TraceBrowser.exe では最大 1850MB のメモリを使用します。物理メモリが足りな くなった場合、ページングファイルを使用して動作しますが、その場合、ハードディスク を仮想メモリとして使用するため、物理メモリを使用する場合よりも動作が遅くなります。 7. InfoTrace Server と共存していない InfoTrace TraceBrowser の検索速度 InfoTrace Server と共存している InfoTrace TraceBrowser と共存していない InfoTrace TraceBrowser で検索速度を比較した場合、共存していない InfoTrace TraceBrowser では、ロ グデータの受信時に暗号化しているため、共存している InfoTrace TraceBrowser の約 1.5 倍 の時間がかかります。 - 53 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート InfoTrace Agent設定 8. アンインストールパスワード [アンインストールパスワード(A)]を設定しないとインストーラを作成できません。[ア ンインストールパスワード(A)]には、1 文字以上の英数字を指定してください。 9. 下記のユーザー権限でインストールする [下記のユーザー権限でインストールする(M)]を指定した偽装インストールをすることが できる OS は、Windows 2000 以降となります。Windows NT 4.0 では利用できません。また、 Windows 9x 系では、ここで指定するユーザーに関係なくインストールすることができます。 動作環境 10. 事前検証の必要性 InfoTrace Agent、InfoTrace Server ともに、ユーザーズガイドに記載のある動作環境の条 件を満たしていれば正常に動作します。ただし、制約事項に記載してある内容のように、 OS 以外のソフトウェアとの共存により、正常に動作しない場合や、適切なパフォーマン スが得られない場合もあります。 導入、展開前には検証環境か、少数のコンピュータでの事前検証の実施を強く推奨しま す。事前検証により、運用の指針を立てることができ、また他の製品との共存問題を洗い 出すこともできます。これにより、システム展開時のリスクが軽減され、展開後もスムー ズに運用を開始することができます。 11. ファイアウォールなどがある環境 InfoTrace LogServer と InfoTrace Agent の間にファイア ウォールなど がある場合、 InfoTrace Agent が使用するポート番号が通信できるように設定してください。 12. Windows ファイアウォールの設定 Windows ファイアウォールが有効になっている場合、InfoTrace Server で使用するポート 番号を例外に手動で登録する必要があります。 ポート番号は、以下のとおりです。 ポート番号 19982/TCP 19983/TCP 19984/TCP 13. クライアントアクセスライセンス Windows Server 2003 に InfoTrace LogServer をインストールする場合、InfoTrace Agent 台 数分の CAL 購入が必要です。 14. リモートデスクトップ リモートデスクトップ機能を使用した場合、接続される側のコンピュータの操作が正し く記録できません。サポート対象外です。 15. ターミナルサーバー環境、およびシトリックス・システムズ社の Citrix XenApp 環境 Windows Server 2003 のターミナルサーバーやシトリックス・システムズ社の Citrix XenApp(Citrix Presentation Server 4.5)がインストールされているコンピュータで、接続し てきたコンピュータの操作が正しく記録されません。これらの環境はサポート対象外です。 - 54 - 3 制約事項と注意事項 16. 暗号化ファイルシステム(1) インストーラの保存場所および InfoTrace Agent のインストール先に EFS 設定をすると、 EFS 設定を行ったユーザーアカウント以外で InfoTrace Agent のバージョンアップおよびア ンインストールができなくなります。 17. 暗号化ファイルシステム(2) LogServer のログの保存場所のフォルダを EFS で使用することも可能ですが、運用が大 変なため推奨しておりません。使用する場合は、弊社コンタクトセンターにお問い合せく ださい。EFS 設定方法をご案内いたします。 18. 仮想環境 InfoTrace Agent、InfoTrace Server は、VMware、Virtual PC の各製品、その他の仮想環境 で理論上動作可能です。動作実績も一部ありますが、すべての場合においては未検証のた めサポート対象外です。お客様にて十分検証の上、お客様の責任で使用してください。 19. クラスタ環境での使用 InfoTrace は、クラスタ環境を特別に考慮したソフトウェアにはなっていません。クラス タ環境に導入を検討されている場合、導入前に事前検証を十分に行ってから導入してくだ さい。 20. Microsoft Cluster Server 環境 Microsoft Cluster Server のサーバーに InfoTrace Agent をインストールすると、Microsoft Cluster Server のシステムが正しく動作しなくなります。サポート対象外です。 21. ウイルスバスターとの共存 ウイルスバスター2007 以降の「不正変更の監視」や「不審ソフトウェア警戒システム」 という機能で追加されたサービスとして InfoTrace Agent が検出された場合、「変更を元に 戻す」機 能を 使用して 、InfoTrace Agent を削除し ない ようにし てく ださい。 もし 、 InfoTrace Agent を削除してしまった場合は、以下の手順で復旧することができます。 1)レジストリエディタを起動して、Agent フォルダ以下のレジストリ情報を削除してく ださい。 HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Soliton Systems K.K.¥InfoTrace¥Agent 以下すべて 2)InfoTrace Agent をインストールしてください。 3)InfoTrace Agent をアンインストールしてください。 4)改めて InfoTrace Agent をインストールしてください。 レジストリエディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場 合、OS の再インストールが必要になることがあります。弊社は、レジストリエディタの 誤用により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリエデ ィタは、自己の責任において使用してください。 22. 環境依存文字 InfoTrace は Unicode には対応していないため、ログデータに含まれる JIS2004 の文字の 内、環境依存文字(Unicode)はサポート対象外です。 23. 無停電電源装置(UPS) InfoTrace Server は、製品の性質上、ログファイルへの書き込みが常時発生しています。 Windows のシャットダウンを介さず、InfoTrace Server のサービスが停止されない状態で突 発的に電源が切れると、ログファイルが破損する可能性があります。 - 55 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート インストール/アンインストール 24. 評価版の試用期限と InfoTrace Agent インストール台数 評価版の試用期限は 60 日まで、InfoTrace Agent インストール台数は 20 台までとなって います。機能的には製品版と同じですが、試用期限切れ 14 日前になると、InfoTrace TraceBrowser の起動時に毎回警告が表示され、試用期限を超過すると InfoTrace Agent から 送信されたログは廃棄されます。継続して使用する場合は、製品版ライセンスを購入後、 ライセンス変更を行ってください。警告は表示されなくなり InfoTrace が使用可能となり ます。ライセンス変更後は、InfoTrace TraceBrowser を起動しなおしてください。 25. 印刷時に Spool32 の不正処理が発生する Windows 9x 系で、InfoTrace Agent を上書きインストールまたはアップデートした後は、 必ずコンピュータを再起動してください。再起動せずに印刷を行うと、Spool32 の不正処 理が発生します。 26. リモートデスクトップ接続でのインストールおよびアンインストール 管理リモートデスクトップ以外の通常のリモートデスクトップ接続での、インストール およびアンインストールはしないでください。正常に動作できない場合があります。 27. InfoTrace Agent インストール/アップデート時のウイルス対策ソフトウェアとの共存につ いて ウイルスバスター2007 以降で「不正変更(ウイルス/スパイウェア)の監視」、「不審ソ フトウェア警戒システム」などの機能が有効になっている場合、InfoTrace Agent のインス トールやアップデートを行うと、疑わしい動作として検出されます。ソフトウェアの詳細 情報と処理(「許可」または「拒否」)を選択するメッセージが表示されますので、「許 可」を選択して処理を続行し、インストールやアップデートを完了させてください。 また、その他のウイルス対策ソフトウェアで同様の機能を持つ製品の場合も、正常にイ ンストールやアップデートが完了するようにしてください。 - 56 - 3 3.3 制約事項と注意事項 OS標準のライティング機能で記録可能なログ Windows XP、Vista の OS 標準ライティング機能を使用して CD または DVD の書き込み を行った場合、InfoTrace Agent V1.6.x では、以下のログを記録できます。 ファイルイベント z 書き込み元ファイルの読み込みログ ライティング機能が一時ファイル作成のために書き込み元ファイルを読み込ん だ際のログです。 z 書き込みイメージ作成ログ ライティング機能が一時ファイルを作成した際のログです。 z 書き込みイメージ削除ログ ライティング機能が一時ファイルを削除した際のログです。 z メディアへの書き込みログ デスクトップイベント z アクティブウィンドウのタイトルログ 「CD 書込みウィザード」などのタイトルのログを記録します。 Windows XP の場合 Windows XP で記録できるログは以下のとおりです。 表 3.3.1 イベント ファイルイベント デスクトップイベント Windows XP で記録できるログ ログの種類 記録 備考 書き込み元ファイルの読み込みログ 可 書き込みイメージ作成ログ 可 注 1,2 書き込みイメージ削除ログ 可 注 1,2 メディアへの書き込みログ 不可 アクティブウィンドウのタイトルログ 可 注 1:InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[監視ゾーン]で、以下の作業フォルダ が「監視」として設定されている必要があります(デフォルトで設定されてい ます)。 C:¥Documents and Settings¥ログオンユーザー¥Local Settings¥Application Data ¥Microsoft¥CD Burning 注 2:環境や操作手順などにより、記録されない場合があります。記録可能か、お客様 の環境にてご確認をお願いします。 - 57 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート Windows Vista の場合 Windows Vista の場合、メディアに書き込みを行う形式は 2 種類あります。 z マスタ形式 メディアに書き込むデータをすべて選択し、一度に書き込みを行う形式 z ライブファイルシステム形式 USB メモリやフロッピーディスクにファイルを保存するときと同様に、逐次書 き込みを行う形式 形式により記録できるログは以下のように異なります。 マスタ形式 マスタ形式で記録できるログは以下のとおりです。 表 3.3.2 Windows Vista マスタ形式で記録できるログ イベント操作 ファイルイベント デスクトップイベント ログの種類 記録 備考 書き込み元ファイルの読み込みログ 可 書き込みイメージ作成ログ 可 注 1,2,3 書き込みイメージ削除ログ 可 注 1,2,3 メディアへの書き込みログ 不可 アクティブウィンドウのタイトルログ 可 注 1:InfoTrace Agent 設定の[ファイルイベント]-[監視ゾーン]で、以下の作業フォルダ が「監視」として設定されている必要があります(デフォルトで設定されてい ます)。 C:¥Users¥ログオンユーザー¥AppData¥Local¥Microsoft¥Windows¥Burn 注 2:書き込みイメージ作成、書き込みイメージ削除の際に下記のファイル名で CLOSE、DELETE、RENAME サブイベントが発生します。 C:¥Users¥admin¥AppData¥Local¥Microsoft¥Windows¥Burn¥Burn¥desktop.ini C:¥Users¥admin¥AppData¥Local¥Microsoft¥Windows¥Burn¥Burn1¥desktop.ini 注 3:環境や操作手順などにより、記録されない場合があります。記録可能か、お客様 の環境にてご確認をお願いします。 ライブファイルシステム形式 ライブファイルシステム形式で記録できるログは以下のとおりです。 表 3.3.3 Windows Vista ライブファイルシステム形式で記録できるログ イベント操作 ファイルイベント デスクトップイベント ログの種類 書き込み元ファイルの読み込みログ 記録 備考 可 書き込みイメージ作成ログ 不可 書き込みイメージ削除ログ 不可 メディアへの書き込みログ 可 アクティブウィンドウのタイトルログ - 注1 注 1:ライブファイルシステム形式では、書き込みのためのウィンドウが存在しません。 - 58 - 4 4 アップデート アップデート 旧バージョンの V1.2.x/V1.4.x からアップデートする場合には、まず V1.6.0 にバージョ ンアップデートする必要があります。バージョンアップデートの方法は、新規インストー ルと同じ手順で上書きインストールしてください。この場合、「InfoTrace Server 設定」と 「InfoTrace Alerter 設定」の再設定が必要になります。また、インストール完了後は、コン ピュータの再起動が必要になります。 4.1 アップデート手順 V1.6.x から V1.6.15 へのアップデート手順は、以下のとおりです。 InfoTrace Server 1. 2. 3. InfoTrace TraceBrowser 1. 2. 3. InfoTrace に関するすべてのアプリケーションを終了してください。 it16UpdatePackX.exe を実行し、画面の指示にしたがいアップデートしてください。 it16UpdatePackX.exe の'X'部分は、このアップデートパックの番号です。 it16UpdatePackX.exe は自己解凍後、UpdatePack.exe を自動で起動します。 最後にコンピュータ再起動が必要な場合があります。画面の指示にしたがってくだ さい。 InfoTrace に関するすべてのアプリケーションを終了してください。 it16UpdatePackX.exe を実行し、画面の指示にしたがいアップデートしてください。 it16UpdatePackX.exe の'X'部分は、このアップデートパックの番号です。 it16UpdatePackX.exe は自己解凍後、UpdatePack.exe を自動で起動します。 最後にコンピュータ再起動が必要な場合があります。画面の指示にしたがってくだ さい。 InfoTrace Agent 1. 2. 3. まず、InfoTrace Server をアップデートしてください。 アップデート完了後、[InfoTrace Agent 設定]を起動し、Agent のインストーラを作成 してください。 手順 2 で作成したインストーラを使用して、既存の Agent がインストールされている コンピュータに上書きインストールしてください。新規インストールの際もこのイ ンストールディスクを使用してください。 - 59 - InfoTrace V1.6.15 リリースノート 4.1.1 アップデート完了の確認 アップデートが正しく適用されたことを確認する手順は、以下のとおりです。 InfoTrace Server TraceBrowser を起動してください。 1. 2. メニューの[ヘルプ(H)]-[製品情報(A)]を実行してください。 製品情報ダイアログ内に表示されているバージョンが「1.6.15」になっていることを 確認してください。 InfoTrace TraceBrowser TraceBrowser を起動してください。 1. 2. メニューの[ヘルプ(H)]-[製品情報(A)]を実行してください。 製品情報ダイアログ内に表示されているバージョンが「1.6.15」になっていることを 確認してください。 InfoTrace Agent 1. 2. 3. 4. 「ファイル名を指定して実行」を実行してください。 ファイル名を指定して実行ダイアログに「regedit.exe」と入力し、OK ボタンを押し てレジストリエディタを起動してください。 HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Soliton Systems K.K.¥InfoTrace¥Agent キーを開い てください。 version エントリの値が「1.6.15」になっていることを確認してください。 レジストリエディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場 合、OS の再インストールが必要になることがあります。弊社は、レジストリエディタの 誤用により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリエデ ィタは、自己の責任において使用してください。 - 60 -
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