8月 - とら太の会

とら太通信
∼2016年8月便り∼
テーマ
∼ 地域の中で共に生きよう
共に育ち合おう ∼
認定NPO法人とら太の会
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FAX
30-0702
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障害者入所施設で起こった悲惨な事件について
本日未明、神奈川県相模原市の障害者入所施設で起こった悲惨な事件は、日本各地に大きなショックをもた
らしました。とりわけ障害のある当事者や家族、関係者の受けた衝撃、そして不安や悲しみは言葉であらわす
ことができません。なにより、犠牲となった障害のある当事者、そのご家族に哀悼の意を表するとともに、負
傷した方たちの一日も早い回復を祈ります。ならびに、同施設で事件に遭遇した方たちの心の傷が時間をかけ
ながら癒されることを切に願います。
容疑者の卑劣な行為は、いかなる理由があるにせよ決して許すことはできません。一方で、なぜこのような
事件が障害者入所施設で起こってしまったのか、戸惑いと疑念が晴れません。こうした事件を二度とくり返さ
ないためにも、事件の背景や真相が究明されることを願います。
なお、報道によると容疑者には入院歴があったとされていますが、今後、精神障害に対する誤った認識や差
別が助長されないよう、各機関には慎重な対応を求めます。
最後に、本事件の報道に触れて、全国の障害のある当事者、その家族、関係者には動揺と不安が広がっていま
す。障害のある当事者と家族のみなさんには、できるかぎり冷静さを失うことなく、普段どおりの生活を送ら
れることを呼びかけます。あわせて、関係者のみなさんには、障害のある人とその家族の気持ちに寄りそい、
個々に応じた特別な支援・援助を行なっていくことを呼びかけます。
2016 年7 月26 日
きょうされん常任委員会
津久井やまゆり園の事件について
(障害のあるみなさんへ)
7月26日に、神奈川県にある「津久井やまゆり園」という施設で、
障害のある人たち19人が 殺される事件が 起きました。
容疑者として逮捕されたのは、施設で働いていた男性でした。
亡くなった方々の ご冥福をお祈りするとともに、そのご家族には お悔やみ申し上げます。
また、けがをされた方々が 一日でも早く 回復されることを 願っています。
容疑者は、自分で助けを呼べない人たちを 次々におそい、傷つけ、命をうばいました。
とても残酷で、決して 許せません。
亡くなった人たちのことを思うと、とても悲しく、悔しい思いです。
1
容疑者は「障害者はいなくなればいい」と 話していたそうです。
みなさんの中には、そのことで 不安に感じる人も たくさんいると思います。
そんなときは、身近な人に 不安な気持ちを 話しましょう。
みなさんの家族や友達、仕事の仲間、支援者は、きっと 話を聞いてくれます。
そして、いつもと同じように 毎日を過ごしましょう。
不安だからといって、生活のしかたを 変える必要は ありません。
障害のある人もない人も、私たちは 一人ひとりが 大切な存在です。
障害があるからといって 誰かに傷つけられたりすることは、あってはなりません。
もし誰かが「障害者はいなくなればいい」なんて言っても、
私たち家族は 全力でみなさんのことを 守ります。
ですから、安心して、堂々と 生きてください。
平成28年7月27日
全国手をつなぐ育成会連合会
会長 久保 厚子
きょうされんから届いたメールやホームページにあった手をつなぐ育成会の声明文です。
事件にあった事業所は、きょうされん加盟の事業所ではありませんでしたが、同じ障害者と関わる事業所として、
本当に胸の痛みます。
1939 年 10 月から 1941 年 8 月までの間にナチス・ドイツで行われた T4 作戦(優生学思想に基づいた安楽死政
策)で、戦争の障害になるものを、有無を言わせず障害者やユダヤ人などがたくさんの人が死刑されました。そ
の後も、看護師等により安楽死は続けられ、処刑されたのは 20 万人とも言われています。
今回の事件は、このことを彷彿とさせられる事件でしたが、どんなに重度の障がいがあっても、その人のいの
ちの尊厳は、誰にも奪うことのできないものです。
今回の事件を起こした加害者が精神の病を患っていたからという報道があり、精神障害をひとくくりにされる
ことも許されることではありません。今回の事件が起こった背景には、措置入院後、13 日で退院。その後の経過
観察がどのように行われたかということの方が課題とすべきことだと思います。
このような悲惨な事件が 2 度とないよう願いたいと思います。
山下 順子
∼とら太の会の理念∼
ふれあい
認め
学び
支え
つながる
(地域の中でいろんな人たちと ふれあい、違いを認めあい、学びあい、支え 支え合いながら
共育ちあいつながりあいましょう。
)
現在のとら太の会
会員数
正会員:171名
家族会員:499名
賛助会員:183名
<ご寄付を頂きました>
山下 浩さま
匿名の方より多額のご寄付を頂きました。
ありがとうございました。
<お知らせ>
平野たず子さん(みのりファミリー会会長)のご次男さんの健太郎さんのお宅に、6月3日、双子の仁花(にか)
ちゃん、仁心(にこ)ちゃんが誕生されました。おめでとうございます。
皆さんとご一緒に仁花ちゃんや仁心ちゃんの健やかな成長をお祈りしましょう。
2
サ ー ク ル
<ご 案 内>
☆ サークル役員会のご案内
講演会等について討議したいと思います。お忙しいと思いますが、ご参加ください。
日 時 2016年8月10日(水)19:00∼20:30
場 所 太田郷公民館
☆
いのちと向き合う講演会のご案内
少し先のことになりますが、助産師の内田美智子氏をお招きして、講演会を開催します。
たくさんの方々に聞いていただきたいと思っておりますので、ご近所やお知り合いの方々にも声をかけてく
ださい。
日
時
2016年8月27日(土) 開場:13:00
会
場
やつしろハーモニーホール
主
催
認定NPO法人とら太の会
入 場 料
開演:13:30
無料
とら太の会主催の講演会です。チラシを配布もですが、ご協力をよろしくお願いします。
☆
黄色いレシートキャンペーンは、毎月11日です。
毎年、黄色いレシートキャンペーンで頂いたご寄付は、とら太の家の ティッシュやトイレットペーパー、
衛生用品や防災グッズなどに使わせていただいています。是非、11日のお買い物は、イオン八代ショッピ
ングセンターに行ってみませんか?みなさまのご協力をお願いします。
☆
マッケンジー・ソープ展のご案内
熊本大震災が起こった後、いのちについて是非講演会をしたいと内田美智子氏の講演会を計画しました。と、
同時に、学習障害があるけれど、絵を描くことによって生きることに意欲が出てきて、世界中の人に愛を届
けたいと絵の中にハートを描き続けてこられました。是非、八代でもマッケンジー・ソープ展を開催したい
と思っていた矢先、鹿児島に来られるという話を聞いて、9 月 22 日から 24 日の 3 日間ハーモニーホールを
お借りして絵画展を開催し、マッケンジー・ソープ画伯にも来て頂くことにしました。ところが、癌が見つ
かり、闘病中ということで来会は叶いませんでしたが、予定通りマッケンジー・ソープの世界をご覧頂きた
いと思います。チラシ等が出来ましたらご案内しますので、楽しみにお待ちください。
日
時
2016年9月22日(木)∼9月24日(土)10:00∼18:00
会
場
やつしろハーモニーホール
多目的ホール
3
み
の
り
2016年度年間テーマ
Team(チーム)
∼∼自分らしく、みのりらしく∼
《みのりの事業》∼自立支援法に基づいて以下の事業を行っています!∼
就労継続支援 B 型:一般企業等での就労が困難な方に、働く場を提供すると共に、知識及び能力の向上のた
めに必要な訓練を行います。
生活介護:生活上必要な介護を行い、生活・作業のステップアップを目指す。また、様々な人間関係を経験し
共生を図り、生きがいを持って生活する。
☆
きょうされん・手をつなぐ育成会の賛助会員の申し込みを開始します。
2016年度きょうされんの賛助会員や手をつなぐ育成会会員を募集しています。更新の方も必ず申込書を
提出してください。きょうされんの会員になると、TOMOというきょうされんの冊子と一緒に熊本支部の
ひのくにのTOMOが送られてきます。賛助会費は年額3,000円です。
手をつなぐ育成会の正会員は年額2,000円です。
「手をつなぐ」の冊子を読みたい方は、会費とは別
に年額3,800円の購読料が必要です。どちらも、時代に沿った情報がいっぱいです。
ご希望の方は、オフィスまでお知らせください。
<7 月のみのり>
7 月末には学童・年長・みのりの合同キャンプがありました。みのりからの参加者は半分ほどでしたが、とら太
のサマーキャンプを思い出す、素敵な時間となりました。障害のある、なしに関わらず、お互いを知り、認め、
共に過ごす時間の中で、子どもたちはもちろん、みのりの仲間や私たちスタッフも学びある時間となったのでは
ないでしょうか。一緒の建物の中にいても、みのりも仕事が忙しくなり子どもたちと一緒に過ごす時間は短くい
なりました。どれだけ「共生」の取り組みができているだろうかと考えるときもあります。ですが、やはり当た
り前にそこにいることは、知らない間に子どもたちやみのりの仲間の中に「共生」の取り組みとして浸透してい
るのではないかと思います。これからもとら太らしく、暑い夏も子どもも大人も笑顔の毎日を過ごしていきたい
です!
☆8 月のみのり
4 日(木)
美容教室
5 日(金)
きょうされん荒彫塾参加(うらら)
6 日(土)
B 型土曜出勤日
8 日(月)
つばさ会会議
10 日(水)
13 日∼16 日
27 日(土)
きょうされん要望懇談会(代表者のみ参加)
夏季休暇
23 日(火)
南部つばさ会
「いのち」と向き合う内田美智子講演会
手をつなぐ育成会九州ブロック大会レポート発表(うらら)
○B型出勤日:8 月の土曜日の出勤は、6 日です。
・30 日(火)・31 日(水)
○8 月の新聞回収は・・・ 29 日(月)
∼新聞・ダンボール・アルミ缶・ビール瓶・一升瓶(茶・緑のみ)廃食油は随時みのりにて回収しておりま
す∼
物品販売にご協力くださったみな様、ありがとうございました。
今回もたくさんの方にご協力いただきました。本当にありがとうございました。
4
ひ
ありんこ園
<ありんこ園テーマ>
ねらい
底辺からの保育
子どもの視線よりももっと底辺から、子どもの主体性や自主性など経験を大切にした
保育づくりを行う。
<2016年度ありんこ園年間テーマ>
だ∼いすき!!
ねらい ・自分たちでやりたいことを主体的に計画し活動を展開しながら心ゆくまで楽しむ。
・
「できる」
「できない」に捉われずありのままの自分を表現し、それぞれの違いを受け入れあう。
・助け合い、支えあいながら、みんなでいっしょにいる楽しさ、うれしさを感じる。
<8月のテーマ
ねらい
へいわ>
・
「平和」について考え、自分たちにできることを見つける。
・異年齢の人たちと心ゆくまで夏を満喫する。
夏休みが始まり、とら太の家は一層にぎやかになりました。ありんこの子どもたちが楽しんでいる遊びに学童
の子どもたちが興味を持ったり、学童の子どもたちの遊びにありんこの子どもたちが憧れを抱いたり、お互いに
刺激しあい、影響しあいながら、同じ時間・空間を共有している子どもたちです。共に学びのある夏になるとい
いなと思っています。
先日はWEの環境隊の方々に、環境について、ゴミの分別について、自分たちにできることについてお話して
頂きました。真剣にお話を聞く子どもたちでした。ペットボトルをリサイクルすると、そのペットボトルが作業
服に変身することがわかり、びっくりの子どもたち。ゴミを分別することによって、地球の環境が守られること
がわかり、分別しなきゃいけないということを感じた子どもたちでした。特に年長組「やさしく地球を守る組」
の子どもたちは、ハッとしたようでした。これからの取り組みを考えさせられた時でした。ご家庭でも、是非、
子どもたちとゴミの分別について考え合っていただけたらと思います。
8 月は、夏ならではの遊びも楽しみつつ、平和学習を通して、平和って?とみんなで考え合っていけたらと思
います。当たり前に生活できることのありがたさ、お友だちと遊べるうれしさも一緒に感じていけたらと思いま
す。
WE環境隊の ♪ はじまるよ∼♪
環境についてのお話☆
5
放課後児童クラブとら太
<放課後児童クラブとら太の年間テーマ>
みんななかま
ねらい ○自分の存在に肯定間を持つ
○互いに支え、支えられて生かされていることを知る。
○それぞれが、主体的に活動を創造(想像)し、なかまたちと共に満足感や達成感を共有する。
<8 月のテーマ>
みとめる
ねらい ○ありのままの自分を知り、自分自身に自信を持つ
○さまざまな活動の中で、それぞれの違いを認め合う
○いのちについて考えあう
地震の後の入梅。豪雨に被害を受けた方々も少なくありません。雨が上がるようにと、とら太の家の軒先
には、てるてる坊主が並びました。
ようやく、暴雨の日の多かった梅雨も開け、本格的な夏がやってきました。今年は、地震の影響で2学期
が早く始まります。例年に比べると短い夏休みになりますが、欲張って楽しみたいと思います。
一昨年前頃から、とら太の家の活動も、ありんこやみのりと一緒に取り組めるものに変えて来ました。
今年、放課後児童クラブとら太のキャンプも、とら太の家のみんなが交流をとおして、自分自身と向き合え
るようにと、合同のキャンプにしました。ありんこの年長さんと学童とみのりのみんながひとつのグループ
に入り、グループリーダーを決めグループの名前を決め、活動を楽しみました。
帰ってきた子どもたちに、
「別々がいいか、一緒がいいか」と訪ねると。どの子どもたちも「一緒がいい!」
と応えました。時期を考えながら、もっと豊かに交流が出来るようにしていきたいと思ったキャンプでした。
みんなでドッヂボール
グループごとに朝食
みごとな花火大会
グループの散策活動
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ふれあいホーム・ふれあい農縁
とら太ふれあいホーム・ふれあい農縁の取組みの趣旨
地域の縁側:地域のだれもが立ち寄り、居場所になる家
地域の結作り:地域の人々とのつながりや支え合いを大切にする
地域の力おこし:地域のいろいろな資源や人材をいかした取り組み
「とら太の家」の8月は、蝉たちと夏季保育中の子どもたちの元気な声がひびきわたり、一年で一番にぎ
やかなひと月になります。妙見・古麓・宮地・西宮など自然豊かな戸外での活動が増え、地域の方々との出
会いやふれあいもふえる事でしょう。 地域のたくさんの方々に見守られ支えられて安全に心豊かに毎日を
過ごせていることを感謝しながら、この暑さを元気に乗り切りましょう
○ とら太の家の東側、ありんこ奥の窓を覆うようにゴーヤが茂り、実をつけ始めました。
6月にありんこの子どもたちが種蒔きをして育てています。 窓の下から段々にツルが伸び、
葉が増え、黄色い小さい花が咲き、小さな実になり…。 これも、おやつで食べちゃいましょう!!
○ 7月も、ボランティア、ご支援・ご協力を頂きました。
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パッチワーク:山口さま、加藤さま、宮田さま、内田さま
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子羊文庫:加藤さま、藤本さま
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白百合高校ボランティアクラブのみなさま
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みのりの仲間と共に作業:丸吉さま、浅山さま 森田さま
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ありんこ・学童と共に:上村実桜さま
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放課後児童クラブでの宿題指導に:中道さま
本当にありがとうございました。
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