平成24年度 事 業 報 告 書 - 一般法人・公益法人等情報公開共同サイト

平成24年度
事 業 報 告 書
(2012年度)
公益財団法人 吉田記念テニス研修センター
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目次
Ⅰテニス部門
【公益目的事業 1・・・テニスの普及】
1P
1.テニススクール事業・地域貢献事業
・アダルト
・ジュニア
・イベント
【公益目的事業 2・・・選手育成】
7P
2.選手育成
・レベルアップ
・フューチャーズ/ハイパフォーマンス
・車いすテニス
【公益目的事業 3・・・指導者育成】
17P
3.指導者育成
・研修
【公益目的事業 4・・・医科学からのサポート】20P
4.フィットネス・ケア
【収益事業 1・・・プロショップ】
25P
5 プロショップ
・プロショップ
・賛助会
・Le Club TTC
Ⅱ管理部門
30P
【法人会計】
・広報
・企画
・メンテナンス
・経理
・フロント
・その他
全 39P
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2012 年度(平成 24 年度)事業報告
Ⅰ.テニス部門
1.テニススクール事業・地域貢献事業(公益目的事業 1)
【アダルト】
総括
◇目標達成(累計で予算を上回る実績を達成)
2012年度の後半は、コーチの退職が相次いだことから、顧客の意向に沿えずフリーチケットに
変更しテニスを続ける方や、退会で会員の減少となってしまった。
一方、プライベートレッスンが毎月一定額を見込めるようになってきており、またフリーチケット
の増収とレギュラー増員の計画は94%の達成で終わるなど、レギュラー会員(月会費収入)の減
少をプライベートレッスン(現金収入)で補った。
・3月に複数のイベントを打ち、売上が普段の5~6倍である376,000円を達成
・3月フリーチケット販売が予定を上回る実績を上げた。
※3月フリーチケット販売:平均値の2倍である227,000円に達し、計画を上回った
(1)実績
①売上目標 102 百万円
実績 103 百万円
(2011 年度 実績 106 百万円
②目標月平均人数
920 名
実績 885 名
(2011 年度 実績 931 名
目標比 100.6%
対前年比△3 百万円)
目標比 96%
対前年比△46 名)
□アダルトレギュラー月平均在籍者数
目標 740 名
実績 715 名
(2011 年度 実績 747 名
目標比 97%
対前年比△32 名)
□フリーチケット・プライベートレッスン
目標 180 名
実績 170 名
(2011 年度 実績 241 名
目標比 94%
対前年比△71 名)
(2)各部門との連携
①総務、サービス事業との連携により、体験・クラス変更・ウェイティング等をスムーズに行い
入会促進に繋げた。
②イベント部門と連携し、イベント・トーナメントの実施から、受講者の意識とモチベーションの維
持、向上に繋げた。
(3)イベント/トーナメント
①M-1レディース(月例レディーストーナメント)
・10 回/年 開催(2 回雨天中止)
・目標集客数 10 組/回(100 組)
合計参加組数 60 組/8 回)
※目標 10 組に対し平均 9 組で目標を下回った。2 月、3 月は参加賞を工夫し、集客アップに
繋がった。
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②灼熱シングルス
・4 回/年 開催(2 回雨天中止)
・目標集客数
16 名/回
合計参加者数 35 名/2 回
*参加者へのフォローが徹底されており、雰囲気良く好評のイベントとなった。
③テニスプレーヤーの為の解剖学講座を開校
・3/13(水)~3/19(火) 1 週間開催
・目標集客数
100 名 合計参加者数 48 名
*プロ選手や外部の参加もあり、活発な意見も多く好評、来年度も定期的に開催予定。
④わいわい初心者ダブルス
・1 回/年 開催
・参加者数 7 組(14 名)
*ゲリライベントだったが、参加した親子には好評で複数回開催の希望もあり継続実施予定。
⑤集中レッスン・短期レッスン
・女子ダブルススペシャルレッスン
要望の多かった女子にターゲットを絞ったスポットレッスンを実施した。
・岩見コーチの顔見せレッスン
※ 新任ヘッドコーチのポイントレッスンで、2013年度のトーナメントクラス設立への
きっかけとなった。
・球出しイベント
※ イベント名から内容がわかり易く、お客様のニーズから外れることのないイベントであり
次に繋がるイベントであった。
(4)コーチング及びティーチングのスキルアップ
①情熱とプライドをもって顧客と接することに務めた
人としてコーチとして責任(質と数の意識)と自信をもって、レッスン及び業務を遂行した。
②コミュニケーション=絆
人とのコミュニケーションをとることで、相手の考えや気持ちを理解し、自己(コーチ)が行う
べき目標と役割を明確化した。その中で、精神的な結びつきを積み上げ、お客様との絆、スタッ
フの絆(チームワーク向上)に繋げることができた。
③教育プログラム、その他の研修プログラムの活用
TTC内部及び外部での研修から、日々のレッスンに活かし業務遂行に務めた結果、質の面で
顧客の反応は向上した。
④PDCAサイクルの徹底
PLAN(計画)→DO(実行)→CHECK(確認)→ACTION(改善)を励行したこと
から、各コーチが売上増強に繋げるイベントをより早くより有効的に展開することが出来た。
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【ジュニア】
総括
レギュラージュニア会員(月会費収入)の減少を、主にイベント(現金収入)で補った。イベントの
中でも、おはようキッズのチケットの購入が予算を上回った。2011 年 6 月にチケット制に移行した際、
家族で共有できるようにしたため、購入サイクルが短くなっていることが要因と考えられる。
レギュラー受講生の減少は、特に単価の高い H クラスの受講生の大幅な減少が影響した。
2013 年度は、カテゴリー変更の時期をはやめ、H クラスの活性化に繋げることが大事なポイントになる。
(1)実績
①売上目標
48 百万円
②目標月平均人数 665 名
実績 47.8 百万円
目標対比 99.7%
実績 582 名
目標対比 88% (前年比△68 名)
(582 名内訳 Kクラス 74 名、Yクラス 172 名、Cクラス 190 名、Hクラス 146 名)
≪解説≫
Kクラス 6才以下
4才~小学1年生
(レッドボール使用)
Yクラス 8才以下
小学1年生~小学3年生(レッド、オレンジボール使用)
Cクラス 10才以下
小学3年生~小学6年生(オレンジ、グリーンボール使用)
Hクラス 12才~18才
小学6年生~高校3年生(グリーン、ノーマルボール使用)
(2)お早うキッズ、パパママテニスについて
日曜日の早朝開催 7時45分~9時 ジュニアのスタートプログラムと位置付け注力した
・パパ・ママクラスを同時開催することで、親の理解と協力を体感して貰えている
・3つの約束を発信する(挨拶をする、時間を守る、身体や物を大切に使う)
※時間を守り多くの方々が集まり、挨拶から始まり3つの約束も定着してきている。
参加者数最大月 344 名、月平均 289 名で昨年度比プラスに推移した。家族で共有できる
チケットに変更したことにより、同時開催のパパママクラスの増員に繋がった。
(3)キャンペーン
・Kクラス限定体験レッスン&キャンペーンを開催した
入会者:4名
体験者:13 名(外部 8 名/スクール生 5 名)
※体験レッスンの受講者の入会特典にラケットをプレゼントして入会促進を図った。
・PLAY+STAY やゲームベースドアプローチの説明会
対象:保護者(13 名×4 回)
※保護者の方々を対象に説明会を実施し、レッスンに理解と興味を持って頂けた。
(4)ジュニアイベント/トーナメント
①各ステージ(レッド、オレンジ、グリーン)のゲーム大会を開催した
昨年度はオレンジステージのみで行っていたが、今年度は、各ステージ毎に行った。
事前に試合の詳細・注意事項を選手と保護者に案内したことで、ポジティブに試合に取り
組み、
『Play+Stay』の普及の原点となった。
・オレンジボール大会(1 回)
24 名
・グリーンボール大会(1 回)
2名
・レッドボール大会 (2 回)
28 名
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◇『Play+Stay』の定義【10 歳以下の大会での使用ボール】
・ステージ3(レッドボール)
・・・8 歳以下のジュニアが 23 インチのラケットを用いて
レッドコートでプレーする際に使用することを推奨す
る。
・ステージ2(オレンジボール)
・・10 歳以下のジュニアが 23~25 インチのラケットを
用いてオレンジコートでプレーする際に使用すること
を推奨する。
・ステージ1(グリーンボール)
・・10 歳以下の中でも上級レベルのジュニアが 25~26
インチのラケットを用いて、フルサイズのコートでプレ
ーする際に使用することを推奨する。
②『Play+Stay』ゲーム大会の実施
・開催数
2 回(7・12 月)
・目標集客数
80 名(40 名/回)
合計参加者数 61 名
*7 月はレッドステージのみの開催。12 月はグリーンとオレンジの開催。オレンジをYクラス
とCクラスに募集を分け、参加者を増やした。
③『Play+Stay』セミナー講師として情報を発信した
・年間 10 回開催
5月10日(木)日本テニス事業協会 担当:菅澤/古澤/松田
6月18日(月)レック興発
65 名
担当:菅澤/松田/小林
7月23日(月)スポーツクリエイト 担当:菅澤/松田
9月12日(水)日本テニス事業協会 担当:菅澤/古澤/小林
51 名
9月30日(日)埼玉県テニス事業協会 担当:古澤/古谷
24 名
10月 3日(水)VIPTOP
担当:古澤/小林
45 名
11月 2日(金)北海道テニス事業協会 担当:菅澤
34 名
12月 5日(水)日本テニス事業協会
27 名
12月27日(木)JITC
3月 7日(木)アスリード
担当:古澤
担当 古澤
31 名
担当 古澤
4名
2011JTA カンファレンスにて菅澤・穂積が PLAY+STAY の発表を行った。反響も多くこれだけ
の講演依頼につながった。PLAY+STAY は道具やコートを変えただけではなく、ゲームベース
ドアプローチによる指導が重要であるということを情報発信が出来た。
④ピヨピヨ親子ショートテニス教室
・開催数
年間 3 回(3・5・10 月)
・目標集客数
390 組(130 組/回)
合計参加者数 356 組
*イベントとしては成熟期にあり、クオリティーアップを目指した。10月には
かしわ国際テニストーナメントとのタイアップで参加選手とゲームをする時間を設け、
大いに盛り上がった。
また、Jr 選手のヴォランティア参加や父母の応援も年々増加し、一つのイベントとしては
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地域に定着し当財団の象徴として嬉しいイベントになっている。
⑤Hクラス強化試合
・開催数
8 回(1・3・5・6・7・9・11・12 月)
・目標集客数 160 名(20 名/回)
合計参加者数 153 名
*目標は平均 20 名に若干及ばず、目標を下回った。直前でのキャンセルや天候不順にも素早
く対応していくことが今後の課題である。同レベルの対戦相手になる等、選手のモチベーシ
ョンを上げるべく工夫が必要である。試験期間と強化試合の日程が重なり集客が伸びないこ
とがあり、事前の情報収集で改善を図る必要がある。
(5)外部活動
花野井小学校クラブ活動
・開催数 9 回/年
参加者平均 12 名
*近隣の花野井小学校の児童が、クラブ活動の一環として TTC でテニス実習を行った。
『Play+Stay』を取り入れ、オレンジコートでのゲームを楽しみ乍ら指導することが出来た。
【イベント】
総括
『Play+Stay』関係のイベントが回数を重ねることで、普及・発展に繋がってきている。
サマーフェスティバル、JWTAマスターズ、柏国際オープンテニストーメントなど、柏市や商工会議
所等との連携が進み、徐々にイベントの広がりをみせている。
ホームページでのイベントの告知に関して、開催要項を掲載するだけでなく、大会風景の画像や、
その結果等を含め、PR・広報との連携で活用が進み、TTCホームページの充実にも役立った。
またボール発注等に関しては、管理を徹底したことで昨年度同様の節約ができた。
(1)実績
・売上目標 25.4 百万円
実績 25.0 百万円 目標対比 98%
(対前年比 △0.3 百万円)
(2)アダルト・クラブ(LCT)イベント
団体戦イベントも含め、ある程度の参加数は確保できたが、今後も集客力強化が課題である。また、
ディレクターの変更により、推進力の低下は否めない。顧客の志向をキャッチし、満足度の高い展開
を目指す必要がある。
(3)ジュニアイベント
・参加者数
ブロッホカップ 5 大会 536名
【2011 年
-27 名】
関東ジュニアツアー
612名
【2011 年 -117 名】
ピーナッツカップは 1954名
【2011 年 -160 名】
※天候に恵まれ順調に開催できたが、フリーエントリーの 3 大会では、目標の参加数を確保できな
かった。他のジュニア大会(ヨネックスカップ 3 大会、TTCジュニア 6 大会)は、ともに定員
を確保できた。関東協会公認大会で、ロービングアンパイアを千葉県の審判委員会メンバーに、
協力を依頼したことで運営もスムーズであった。
(4)その他
7
・バラツアーは、受け入れ先の都合(世界大会開催の為)により中止。
・ブリティッシュヒルズキャンプは、震災の影響を考慮し中止とした。
(5)イベント・トーナメント総参加者数
①ジュニアトーナメント
全国選抜ジュニアテニス選手権大会
120 名
(前年度 120 名
±0 名)
ブロッホカップ(年 5 回)
542 名
(前年度 563 名
△21 名)
TTC ジュニア(年 4 回)
640 名
(前度度 640 名
±0 名)
ヨネックスカップ(年 3 回)
672 名
(前年度 672 名
±0 名)
関東ジュニアテニスツアー
612 名
(前年度 729 名
△ 117 名)
1954 名
(前年度 2114 名
△160 名)
ピーナッツカップ
オレンジ・グリーン・レッドボールシリーズ
(年 4 回)
54 名 (前年度 116 名
△62 名)
H クラス強化試合(年 8 回)
153 名 (前年度 142 名
11 名)
(*錬成会より H クラス強化試合に変更)
合計
4747 名
(前年度 5096 名
△349 名)
②ジュニアイベント
あそびの日(年 10 回:1 回雨天中止)
スポーツデー
298 名 (前年度 216 名
(前年度 58 名
中止
82 名)
△58 名)
ピヨピヨ親子ショートテニス教室(年 3 回)
356 名 (前年度 484 名
△128 名)
Play & Stay(年 2 回)
61 名 (前年度 84 名
△23 名)
バイスクルツアー
36 名 (前年度 33 名
3 名)
ファンラン
29 名 (前年度 18 名
11 名)
花野井小学校クラブ活動(年 9 回)
108 名 (前年度 126 名
△18 名)
H クラス集中レッスン
153 名 (前年度 19 名
134 名)
合計
1041 名 (前年度 1038 名
3 名)
③ジュニアキャンプ
30 名 (前年度 52 名
△22 名)
ジュニアキャンプ(5 月・7 月・11 月・12 月[雨天中止]) 90 名 (前年度 59 名
31 名)
白子キャンプ(6 月・2 月・3 月)
ブリティッシュヒルズキャンプ(1 月:中止)
北軽井沢キャンプ
合計
39 名 (前年度 39 名
±0 名)
159 名 (前年度 150 名
9 名)
④アダルトトーナメント
チャンピオンシップス
中止
レディースチームテニス
156 名(前年度 179 名
△23 名)
M-1 レディースダブルス
120 名(前年度 102 名
18 名)
サマーミックスダブルス
144 名(前年度 66 名
78 名)
バレンタインミックス
168 名(前年度 102 名
66 名)
8 名(前年度中止
かしわ国際オープン予々戦
8
8 名)
かしわ国際オープン予戦 シングルス
61 名(前年度 32 名
29 名)
32 名(前年度 32 名
±0 名)
32 名(前年度 32 名
±0 名)
721 名(前年度 545 名
176 名)
初打ちテニス大会
131 名(前年度 162 名
△31 名)
サマーフェスティバル
295 名(前年度 160 名
135 名)
TTC フェスタ
121 名(前年度 127 名
かしわ国際オープン本戦 シングルス
ダブルス
合計
⑤アダルトイベント
合計
547 名(前年度 449 名
△6 名)
98 名)
⑥Le Club TTC イベント・トーナメント
3249 名(前年度 4073 名
練習会
△824 名)
LPJ(土曜日・水曜日)
288 名(前年度 290 名
△2 名)
Vent Vert(年 2 回)
324 名(前年度 385
△61 名)
津幡 YOU 遊オープンツアー
中止(前年度 11 名)
12 名(前年度 12 名
木更津ぽんぽこ大会
バラツアー(中止)
±0 名)
(前年度中止)
142 名(前年度 105 名
ボサノヴァの集い
37 名)
ミッドナイトバトルダブルス
43 名(前年度 43 名
±0 名)
年忘れチャリティダブルス
26 名(前年度 40 名
△14 名)
ゴルフコンペ(年 4 回)
⑦車いすトーナメント
147 名(前年度 145 名
合計
4231 名(前年度 5104 名
合計
20 名 (前年度 20 名
2 名)
△873 名)
±0 名)
⑧セミナー・講習会
393 名(前年度 349 名
44 名)
全国選抜シンポジウム
130 名(前年度 130 名
±0 名)
スポーツセミナー(年 2 回:1 回中止)
108 名(前年度 32 名
76 名)
631 名(前年度 511 名
120 名)
科学セミナー
合計
2.選手育成事業(公益目的事業 2)
【レベルアップ】
総括
所属人数も増え、キャンプ(TTC 内の宿泊)、筑波山トレーニングと安定した活動が出来きた一年と
なった。イベントを通し、選手・保護者とコミュニケーション・相互理解をさらに深くすることができ、
また低学年に対してオレンジボールを導入し「Play+Stay」に沿ったレッスンも実施した。
(1)実績
・売上目標 4.1 百万円
実績 4.3 百万円 目標比 105%
・在籍者数 18 名(前年度 15 名 +3 名)
2 年生 男子 1 名 女子 0 名
3 年生 男子 4 名 女子 5 名
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(前年比 △0.9 百万円)
4 年生 男子 5 名 女子 3 名
(2)イベント・キャンプ
①ジュニアキャンプ参加者数(レベルアップ参加人数)
対象:8~10 才(2C、3C、2Y、3Y、レベルアップクラス)
場所:TTC
5 月 12 日
・スプリングキャンプ
12 月
・ウインターキャンプ
8日
合計
28 名
(11 名)
雨天中止
28 名
(59 名)
②ブリティッシュヒルズキャンプ
中止
③北軽井沢キャンプ
8 月 22 日-25 日
レベルアップからの参加者 10 名
④レベルアップキャンプ
6 月 16-17 日
15 名
(3)全体ミーティング(年 3 回)
①4 月 7 日(参加者数 30 名)
・指導方針・チャレンジシートの活用・グリーンボールの使用・年間スケジュールを説明
②9 月 15 日(参加者数 39 名)
・Futures の方向性・コーディネーションについて・筑波山トレーニングについて・オレンジボール
の有効性について解説した
(4)ボールキッズ参加者数
・全国選抜ジュニア
14 名
4 名(メインはフューチャーズ)
・柏オープン
・NECマスターズ
13 名
*事前に練習を重ね、レベルアップに繋がっており女子連審判部の評価も高い。
(5)フューチャーズテスト受講者数
①4 月 1 名
②9 月 0 名
(6)フューチャーズクラスへの昇格
①4 月 1 名
②9 月 0 名
【フューチャーズ・ハイパフォーマンス】
総括
(1)実績
・売上目標
34 百万円
・在籍者人数
37 名
実績
37 百万円
(2011 年度 37 名)
(2)主な国内ジュニアトーナメント
10
目標対比 109%
①千葉県ジュニアテニス選手権大会(3 月)
出場者数
40名:シングルス40名
(2011 年度 シングル35名)
ダブルス 31名(26組) (2011 年度 ダブルス29名(23組)
)
・U18 男子 シングルス:優勝
・U18 男子 ダブルス :優勝、準優勝
・U16 男子 シングルス:準優勝
・U16 女子 シングルス:優勝
・U14 男子 ダブルス :準優勝
・U14 女子 シングルス:優勝、準優勝
・U14 女子 ダブルス :優勝
※昨年度はダブルスのみのタイトルだったが、今年度はシングルスのタイトルも取ることが
でき個々のレベルアップの向上がみられた。2013年は、千葉県で圧倒できるテニスセンター
を目指すべく、各年代で上位進出しタイトルを獲っていきたい。
男子選手と U16 以降の選手の強化はまだ課題であるが、
『Play+Stay』をもとに育った選手
が低年齢に出てきているので、今後その低年齢の選手がどのようなパフォーマンスをしてい
くか注目していきたい。
②関東ジュニアテニス選手権大会(7 月)
出場者数
28名(延べ33名)
:シングルス18名
ダブルス21名(15組)
(2011 年度 19名(延べ27名)
:シングルス15名
ダブルス15名(12組))
Best8 以上進出数
9 (2011 年度
7)
③全日本ジュニアテニス選手権大会(8 月)
出場者数 10名(延べ11名)
Best16 以上進出者数
(2011 年度 8名(延べ11名)
3名 (2011 年度 9名)
男子ダブルス :3 位
本郷智伎/村松勇紀 (U18)
女子シングルス:best8 千村夏実(U18)
女子ダブルス :best8 古川真実(U16)
※目標であった4年連続全日本チャンピオン輩出は叶わなかったが、課題であった 16 歳以降の
ところで上位進出ができたということは一つの兆しになった。2013 年度はもう一度チャンピ
オンの輩出を目標にするとともに、全年代において上位に入って行けるようにチームの底上
を図り、準備していきたい。
④その他の国内ジュニアトーナメント
・全国大会出場者数
11名 (2011 年度 9名)
・全国大会での主な成績(best8 以上)
◇トヨタ Jr テニストーナメント(U16)4 月
女子シングルス:best8 古川真実(U16)
◇ダンロップ全国選抜ジュニアテニス選手権(U14/12)5 月
女子シングルス:3位 村松千裕(U14)
11
【ダンロップ全国選抜ジュニアテニス選手権・補足】
日本のジュニア選手の現状を明確化し今後の課題を提示するために、2009 年より
14 歳以下の試合に於いて試合時間、サーブの確率やウィナーで決めた数など様々な
項目に焦点を置きチャーティングを行っている。そして 2012 年までの 4 年間の統計を
取り、2013 年のシンポジウムにて分析結果を発表した。
国内では、14 歳以下のデータ集積と発表は初の試みであった。
◇U13RSK 全国選抜 Jr10 月
女子シングルス: 3 位 荒川晴菜
6 位 清水里咲
7 位 千村もも花
⑤国際トーナメント
・ITF, JOP, JPTA, Tournaments 主な成績
ITF
◇$10,000 Futures Tsukuba(茨城)4月
吉田元樹
シングルス:予選 1R
◇$10,000 Wiesbaden(ドイツ)4月
千村夏実 シングルス:予選 2R
◇$10,000 Bad Saarow(ドイツ)5月
千村夏実 シングルス:予選 2R
◇$10,000 Antalya(トルコ)9月
千村夏実 シングルス:予選決勝
◇$10,000 Antalya(トルコ)10月
千村夏実 シングルス:予選決勝
◇$10,000 Heraklion, Greec(ギリシャ)10月
千村夏実 シングルス:本戦 1R(予選突破)
◇$10,000 Heraklion, Greec(ギリシャ)10月
千村夏実
シングルス:予選決勝、ダブルス:本戦 1R
◇$15,000 Futures Kasiwa open(千葉)10月
村松勇紀、吉田元樹
シングルス:予選 1R、ダブルス:本戦 1R
◇$10,000 山梨国際女子(山梨)3月
千村夏実 シングルス:本戦 1R(予選突破)
◇$10,000 亜細亜大学国際女子(東京)3月
秋山みなみ
シングルス:予選 1R
JOP(best8 以上)
◇白子オープン4月
シングルス:吉田元樹 best8
◇国立オープン4月
12
シングルス:本郷智伎 best8
ダブルス :大内悠輔/下村亮太 優勝
◇白子オープン6月
シングルス:村松勇紀 best8
ダブルス:村松勇紀/本郷智伎、大内悠輔/真下喜亘、吉田元樹/斉藤啓人 best8
◇千葉トーナメント9月
シングルス:村松勇紀 best8
◇夏季ロイヤル SC オープン7月
シングルス:村松勇紀 準優勝、村松千裕 準優勝、山添絵理 best8、
千村もも花 best8
◇秩父オープン9月
ダブルス :吉田元樹/守谷総一郎 best8
◇野田オープン10月
ダブルス :吉田元樹/大塚淳史 優勝
◇グリーンカップ首都圏12月
シングルス:千村夏実 優勝
◇ルネサンス千葉オープン2013年1月
ダブルス :古川真実/斉藤美羽 優勝
⑥国際ジュニアトーナメント
・ITF Jr. Tournaments(ITF ジュニア大会へ出場した選手)
千村夏実、木村優子、奈良部駿、武智元一郎、金山菜々、村松千裕、竹内菜々花
藤岡佑、山添絵理、千村もも花、清水里咲
・ITF Jr ランキング
千村夏実
昨年度 281 位 (12 月)→今年度 873 位(4 月現在)
木村優子
昨年度 1060 位 (12 月)→今年度 1256 位(4 月現在)
村松千裕
昨年度ランキングなし→今年度 824 (4 月現在)
金山菜々
昨年度ランキングなし(12 月)→今年度 2066 位(4 月現在)
※今年度は新たに2名がポイントを取得しランキングに入った。千村夏実が大きくランキング
が下がったのは一般に移行のためである。全体的に選手は大会数も国内中心であり、ランキ
ングを取得、
また上げるには非常に厳しい状況である。ITF 大会出場の重要性を選手に伝え、
父母にも理解してもらうことが重要である。昨年度から、U14の選手の底上げに対する強
化を行っており、1~2年後には、ITF にチャレンジしていく選手が多くなっていく見込み
である。
・ITF Jr トーナメント参加者、主な成績(best8 以上)
◇ITF Jr China G5(中国)4月
参加者(1名):木村優子
◇ITF Jr China G3(中国)5月
参加者(1 名):木村優子
13
◇ITF Jr Korea G5(韓国)6月
参加者(6名):奈良部駿, 武智元一郎, 金山菜々, 山添絵理, 村松千裕, 竹内菜々花
結果:村松/竹内 ダブルス best8
◇ITF Jr Germany G1 (ドイツ)6月
参加者(1 名):千村夏実
◇ITF Jr Germany G2 (ドイツ)6月
参加者(1 名):千村夏実
◇ITF Jr Germany G4 (ドイツ)7月
参加者(1 名):千村夏実 結果:千村 シングルス準優勝、ダブルス優勝
◇ITF Jr China G4 (中国)7月
参加者(2 名):木村優子、藤岡佑
◇ITF Jr Hyogo G5(兵庫)8月
参加者(1 名):木村優子
◇ITF Jr Hyogo G4(兵庫)9月
参加者(1 名):木村優子
◇ITF Japan Open Jr G1 (名古屋)0月
参加者(1 名):木村優子
◇World Super Jr GA(大阪)10月
参加者(1 名):木村優子
◇ITF Jr Saitama G4(埼玉)1月
参加者(2 名):千村もも花、清水里咲
◇ITF Jr Auckland G3 (ニュージーランド)1月
参加者(2 名):奈良部駿、村松千裕 結果:村松 シングルス best8
◇ITF Jr Wellington G4(ニュージーランド)2月
参加者(2 名):奈良部駿、村松千裕 結果:村松 シングルス best4
⑦国際チームトーナメント
◇World Junior(U14 国別対抗戦)アジア/オセアニア予選 2012.5/7~5/12
村松千裕出場:5 位
⑧テニスキャンプ、通常練習以外の練習
◇強化練習会、トレーニング
・北信越交流会(2 回) 5 月 12 日~13 日、12 月 15 日~16 日
参加者:北信越 4 名、TTC 選手 4~10 名、その他外部選手 7 名
※北信越選手は元気がありレスポンスも早い。対抗戦においては TTC 選手が圧倒していた
が北信越選手のあきらめずトライする姿勢や思い切りの良さは見習うべきところである。
12 月の交流会内の抵抗戦に関東のクラブ(クリエイト TA)も呼び行なった。今後はこの
ように交流会を通じて他クラブも誘い盛り上げていきたい。
◇上海キャンプ 4 月 27 日~5 月 5 日 参加者:8 名
(高井雄乃介、高橋凛、藤原一聖、中根未来、関康憲、山上正人、渡邉大樹、下瀬誠希)
14
※今回で 3 回目の上海キャンプとなり、今回は総勢9名と大所帯での参加であった。
このキャンプをスタートしてから、科学セミナーの講師にコーチのコンラド氏が来ら
れたり、こちらから藤岡希が練習の拠点を上海に移すなど、様々な動きがあった。
キャンプでは練習はもちろんだがホームステイを通じて異文化や英語に多く触れ、国際
人になるべく刺激のある経験ができた。引率コーチのフィードバックとしては、受け身
での子供が多いのが気になったということだ。それらの事項については、帰国後すぐに、
各選手・父母と面談をして次につなげられるようにした。
◇白子キャンプ(6・11・2 月)
・6 月 23・24 日 参加者: 14 名
目的:夏の大会に向けてのキャンプ
・11 月 17 日 参加者: 6 名
目的:トレーニングキャンプ
・2013 年 2 月 16・17 日 参加者: 10 名
目的:県ジュニアに向けてのキャンプ
*アウリンテニスクラブとむさしの村テニスクラブとの対抗戦を行なった。
※年々選手の参加率が減ってきている。理由は試合と重なっていたり、学校の都合上なので
スケジュールの調整が必要である。また、キャンプ内で他クラブとの合同練習や対抗戦を
行ない刺激のあるキャンプにしていきたい。
◇北軽井沢キャンプ 8 月 22 日~25 日
参加者:39 名(TTC16 名,外部 23 名)
※今回は「問題解決力をつける」ことをテーマにキャンプを行なった。オンコートだけではな
くコート外でも自分のことは自分でやり、課題にも積極的に取り組ませるようにそのような
機会を多くつくった。今までやったことのないアクティビティー(ナイト泊、ナイトハイク
など)もあり子供達や北信越引率コーチに喜んでもらえた。課題や問題に対してフィリーズ
してしまう子供も多いが、それを解決しようとしたときのエネルギーを引き出すことが重要
だと感じた。今後もこのテーマをトライさせる為にこの北軽井沢キャンプは最適と捉え、継
続して行なっていきたい。
◇筑波山登山トレーニング 9 月 30 日
※天候不良のため中止。
◇ドイツテニス留学 ①4 月 10 日~7 月 10 日、②9 月 9 日~11 月 25 日
参加者:1 名(千村夏実)
目的:レベルの高い環境でのトレーニングとヨーロッパの ITF 大会の参戦
※千村にとって刺激が多く、また課題が明確になって良い経験になった。取り組んだこと
はリスクマネージメントとショットのバリエーションとスピンサーブがメインでこれら
は戻ってきても継続し行なっている。ITF 大会は、予選は突破して本戦に入ることは
できたがそこでもう一つ勝つことができなかった。本人も本戦からレベルが一気に上が
ることを感じ、そこで勝ちきるにはアンフォースドエラーを少ないプラス攻撃の継続が
必要だと実感できた。次の目標は本戦で勝ちポイントをとることだ。
15
来年度もまた、行く予定である。
⑨オムニコート,クレーコート練習会
・4 月 全国選抜 Jr 関東予選のためのオムニコート練習
(参加者:5 名)
・5 月 関東小学生大会のためのクレーコート練習
(参加者:3 名)
・7 月 関東ジュニアのためのオムニコート練習
(参加者:28 名)
・9 月 U13RSK 全国選抜 Jr 関東大会のためのオムニコート練習 (参加者:4 名)
・9 月 U15 中牟田杯関東大会のためのオムニコート練習
(参加者:3 名)
・10 月 U13RSK 全国選抜 Jr のためのオムニコート練習
(参加者:3 名)
・10 月 U15 中牟田杯のためのオムニコート練習
(参加者:3 名)
・11 月 全国選抜 Jr 千葉予選のためのオムニコート練習
(参加者:17 名)
・2013 年 1 月 U16 MUFG Jr 千葉予選のためのオムニコート練習(参加者:7 名)
・2,3 月 千葉県ジュニアのためのオムニコートコート練習
(参加者:37 名)
・3 月 U16 MUHG Jr に向けてのオムニコート練習
(参加者:5 名)
⑩選手/父母全体ミーティング、選手/父母向けインフォメーション
・ジュニア全体ミーティング (4 月 14 日)
・アンチドーピングセミナー(4 月)
・上海キャンプ説明会(3 月)
、フィードバックの面談(5 月)
・全国選抜ジュニアにおけるシンポジュウム(5 月 18 日)
・ジュニア全体ミーティング(9 月 14 日)
・ジュニア全体ミーティング、父母会 (1 月 19 日)
・雨の日に選手向けにレクチャー(雨の日随時)
(3)協会との関係
千葉県ジュニア委員会強化部会では、森コーチ、稲葉コーチが参加しており、県内の大会委員や、ジ
ュニア強化合宿引率など千葉県のジュニア育成に協力している。とくに稲葉コーチは 5 月には代表ジ
ュニアの引率でドイツに行き、そして 2013 年 1 月には ITF Jr NZ 遠征に帯同するなど活動の場を広
げてきている。様々な情報交換や帯同できるものへ TTC 選手も派遣するなど、協会との関係を活か
していきたい。
【車いすテニス】
総括
TTC からパラリンピック5名出場
◇国枝選手のロンドンパラリンピック金メダル獲得
怪我・手術を乗り越え、前人未到の 2 連覇を成し遂げたことは、本人のみならず周りの
スタッフ、関係者全員が大きな自信を持つことができた快挙であった。
◇齋田選手の5連続出場
◇眞田、三木選手、女子では堂森選手が初出場
大会終了後、選手とコミュニケーションを図り、9 名中 8 名がモチベーションを落とすことなく
2013 年度は個々の目標や課題に沿った練習内容や大会スケジュールを組みながら 2016 年リオデ
ジャネイロを目指し取り組んでいく。
16
(1)ロンドンパラリンピック
「ロンドンオリンピック・パラリンピック」に向けて、2008年度から計画された4ヶ年計画の
成果が発揮され、男子シングルスにおいて、国枝慎吾選手が見事「金メダル」を獲得し、
「北京」
に続き史上初のパラリンピック2連覇を達成した。
「裏づけのある練習」をすることにより、選手の不安を取り除くための練習を続けてきた。国枝選
手に関しては、フォアハンドの強化、サービス力の向上(コントロール・スピード)を中心に行
ってきた成果が結果につながったと感じる。肘の怪我があり、8ヵ月間ボールを打つことができ
なかったが、その間のフィットネス(体つくり)が功を奏し、テニス技術とチェアーワークにお
けるパワーとスピードの向上につながった。
また、アンクィーン氏による遠隔カウンセリングも続けられており、気持ちがぶれることなく、
金メダルに向けてすべての準備を整えてロンドンに臨むことができたことに、国枝選手も然るこ
とながら、彼を支えた環境(多くのサポート関係者)のレベルの高さゆえの結果であったと感じ
ている。
・各選手の結果
ロンドンパラリンピック
ワールドチームカップ韓国
齋田 悟司 シングルス B16
ダブルス B8 WTC 3位
国枝 慎吾 シングルス 優勝
ダブルス B8
眞田
卓
WTC 3位
シングルス B8 ダブルス B8 WTC
3位
※2012年6月に入会
三木 拓也 シングルス 1R ダブルス B8 WTC 選考されず6番目
堂森佳南子 シングルス 1R ダブルス B16 WTC 2位
藤本 佳伸 ロンドンパラ選考されず5位
WTC 3位
本間 正広 ロンドンパラ選考されず6位
WTC 選考されず5番目
(2)実績
①普及
・売上目標 2.8 百万円
②育成
・売上目標
実績
2 百万円
3.6 百万円
実績 1.9 百万円
目標対比 130%
目標対比 94%
(3)キャンプ関係
①オープンキャンプ
日
程: 3月30日
*雨のため今年も中止。3 回連続中止となった。
来年度以降は日程や予備日の設定も踏まえ実施できるよう検討したい。
②プレイヤーズ強化キャンプ
日 程: 2013 年 2 月 18 日~
20 日
時 間:Tennis 7:00~10:00(インドア)
(TTC)
Fit11:00~12:00
対象者:斎田悟司・国枝慎吾・藤本佳伸・堂森佳南子
コーチ:ホルスト・大高優・山倉昭男
*予定通り行われた。怪我のため参加ができなかった選手もいたが、A カテゴリーの選手たち
が集まりグループで練習することで、活気がでて良い雰囲気の中トレーニングをすることが
17
できた。
③8月ロンドン最終調整キャンプ
日 程:
8 月 5 日~12 日
前半の3日間は JWTA と合同キャンプ
後半の3日間は TTC 単独のキャンプ
場
所:福岡県飯塚市
TTC からは、代表に選出された(齋田・国枝・眞田・三木・堂森)の5名と、男子チーム
コーチ(丸山)
、チームトレーナー(安見)
、JWTA の役員として(山倉)の計8名が参加
した。毎日の厳しいメニューを選手達が積極的に行った。齋田・国枝両名が合宿の雰囲気
を作り、若手選手がそれに負けず劣らず食らいつくような、稀にみるバランスのとれたキ
ャンプを行うことができた。
(4)ジュニア育成
現在6名のジュニアが在籍中である。6名とも個々のペースで楽しくテニスを続けることができて
いる。中3の根岸紘未と奥山一輝の2名は、今後選手として大会に出ていくポテンシャルがある。
さらにパフォーマンスを上げていきたい。現在は週 1 回のレッスンなので、平日にもクラスができ
ると、十分な練習量を確保できる。学校のスケジュール面も含め検討する。
(5)主な大会結果(シングルス)
国枝慎吾
パラリンピック 優勝
オーストラリアンオープン 優勝(GS)
マスターズ 優勝
Paribas フレンチオープン 優勝(SS)
ローランギャロス 準優勝(GS)
齋田悟司
Busan オープン 優勝(G2)
Peace カップ 優勝(G2)
台湾オープン 優勝(G3)
Daegu オープン ベスト 4(G1)
藤本佳伸
大阪オープン 優勝(G3)
Gauteng オープン ベスト 4(G2)
台湾オープン 準優勝(G3)
Perry NZ オープン 準優勝(G3)
眞田卓
Daegu オープン 準優勝(G2)
Peace カップ 準優勝(G2)
Gauteng オープン 準優勝(G2)
本間正広
18
Taipei オープン 準優勝(G3)
三沢オープン ベスト 4(GF)
Atlanta オープン ベスト 8(G1)
堂森佳南子
Peace カップ 準優勝(G2)
Busan オープン 準優勝(G2)
Daegu オープン ベスト 4(G1)
Gauteng オープン ベスト 4(G2)
古賀貴裕
Atlanta オープン ベスト 8(G1)
SouthAfrican オープン ベスト 16(G1)
大阪オープン ベスト 4(G3)
深山知美
仙台オープン 優勝(GF)
三沢オープン 準優勝(GF)
北九州オープン ベスト 4(GF)
3.指導者育成事業(公益目的事業 3)
【研修】
総括
2012 年度はクラウドの活用や、トレーナーの視点からのトレーニングなど多様な方面で活躍する先生
方によるセミナーを企画し、多くの方にご参加頂けた。各コーチ、ご父兄が様々な情報に関心を持ち、
自己を高める機会として本研修を捉えて頂けている。その結果、売上目標も大幅に達成することが出来
た。
※クラウドデータを自分のパソコンや携帯電話ではなく、インターネット上に保存する使い方、
サービスのこと
(1)実績
・売上目標 1.6 百万円
実績 2.3 百万円
目標対比 140%
(2)スポーツ科学セミナーとスポーツセミナー
①スポーツ科学セミナー
テーマ:
「最新のテニスに順応できる選手の育成」〜若い時期に何をしておくべきか〜
講師 :HrvojeZmajic フヴォイエ・スマイッチ(クロアチア)
通訳 :稲葉洋祐
開催 2012 年 11 月 10 日 関西会場
うつぼテニスセンター
44 名参加
11 月 11 日 北信越会場 八尾町コミュニティーセンター 46 名参加
11 月 14 日 関東会場 1 TTC
103 名参加
11 月 15 日 関東会場2 TTC
102 名参加
11 月 17 日 東北会場
ベルサンピア宮城泉
19
52 名参加
11 月 18 日 九州会場
グローバルアリーナ
46 名参加
※ゲームベースドアプローチについて非常に詳細な説明がなされた。日本のコーチも
Play+Stay に従うのではなく、ツールとして使いこなせるようになってほしいとのメッセー
ジがあった。関東会場は過去 5 年間で最高の参加者であった。(公社)日本テニス事業協会
を通じた TTC コーチによるセミナー等の影響である。
②スポーツセミナー
◇日程 :2012 年 6 月 24 日 16:00~19:00
テーマ:
「テニスコーチのためのクラウド活用仕事術」
~仕事をより楽しく効率的にするために~
講師:吉川敦文 株式会社テニスナビ代表取締役社長
参加者:14 名
※クラウドを活用することでコーチと選手間のコミュニケーションをより充実させる方法
を学ぶことが出来た。最新技術を味方につけ、より価値の高いフィードバックを可能にし
ていきたい。
◇ 日程 :2013 年 2 月 24 日 16:00~19:00
テーマ:
「仮題:ナショナルチームを躍進させたフィットネストレーニング」
講師:浜浦幸広 元ナショナルチームフィジカルコーチ
参加者:47 名
*世界各地を転戦する選手に、いかにトレーニングを行うか。その難しさを伝えて頂いたと
ともに、どのような環境においても実施でき、かつ効果の高いトレーニング方法を実技して
頂いた。またトップレベルの選手だけではなく、ジュニアの選手にも用いられるリズム能力
を養うドリルなどテニスコーチにも取り入れられるドリルもあり、多くのコーチから満足の
声を頂いた。
(3)クリニック/キャンプ/シンポジウム
①全国選抜期間中教育プログラム
テーマ :ジュニアからの旅立ち
対象者 :コーチ、選手、父母
日程 :5月18日(金)
パネラー:笠原泰樹氏(SSC)、松井俊英氏(プロテニスプレーヤー)、桜井隼人氏(ナショナ
ルトレーニングセンター専任ディレクター)
参加者 :ジュニア、保護者 150 名以上超満員のため TTC コーチが参加できない
状況であった。
②JWTAマスターズ期間中のクリニック
日程:2012 年 12 月 1 日に決定
担当:テニスコーチ、フィットネススタッフ
リーダー:丸山トーナメントディレクター、ホルストテクニカルディレクター
(4)インターンシップ及び講師派遣
①TTC での経験を形式知化させてプレゼンテーションの形にまとめ、講習会形式に準備した。
20
②専門単元を担当するスタッフに確認をする。
③商品を体系化し広く活用し易くした。
※インターンシップ実績:新井麻蒼(元プロテニスプレーヤー)
2012 年 1 月 18 日~2012 年 1 月 26 日
※講師派遣:2012 年 6 月 9 日、10 日宮城県テニス協会ジュニアキャンプ
安見拓也
:2012 年 7 月 29 日 三沢市車いすテニス協会フィットネステスト 川崎亮人
(5)スタッフ、メンバーの教育
①コミュニケーション 報告・連絡・相談の重要性に変更
担当:丸山、菅沢
日程:2012 年 4 月 25 日
参加者:38 名
②スケジューリング 評価・アクションプラン・チェックに変更
担当:ホルスト・ギュンツェル
日程:2012 年 5 月 30 日
参加者:28 名
③応急処置実技試験
担当:安見
日程:2012 年 6 月 5 日~11 日
参加者:22 名
④ファンクショナルアプローチ
担当:安見
日程:2012 年 6 月 27 日
参加者:33 名
⑤イベントの機能分析
担当:大石
日程:7 月 11 日
参加者:31 名
⑥体に楽なアダルトレッスン
担当:碇谷隆人
日程:10 月 24 日
参加者:30 名
⑦Success of Europe Tennis
担当:HrvojeZmajic フヴォイエ・スマイッチ(クロアチア)
日程:11 月 13 日
参加者:26 名
⑧仕事に役立つクラウドの紹介
担当:加藤信昭
日程:12 月 12 日
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参加者:24 名
⑨接客について
担当:石川久美子
日程:1 月 9 日
参加者:26 名
⑩Play+Stay 統一事項
担当:古澤貴子
日程:2 月 13 日
参加者:25 名
⑪やる気にさせるフィットネストレーニング
担当:川﨑亮人
日程:3 月 13 日
参加者:32 名
(6)MFA
年間 5 回開催 32 名認定
※ジュニア父母より料金に対するクレームと消防との違いに対する質問を受けた。
(7)アンチドーピングセミナー
※今年は実施せず。パラリンピック関係者は JPC から公式の講習会が催されて全員参加した。
4.フィットネス・ケア事業(公益目的事業 4)
【フィットネス・ケア】
総括
2012 年度もジュニア選手、プロ選手、車いすテニス選手の土台となるフィットネス能力の向上並びに
ケア、コンディショニングを継続的に行った。また、一般のお客様に対してもフィットネストレーニン
グの普及を目指した。その結果、どの年代においても資本となる「身体」への気づきを多くの方々に
提供することが出来た。
(1)実績
・売上目標 2.4 百万円
実績 3.4 百万円
目標対比 138%
(前年比 +0.9 百万円)
(2)フィットネストレーニング
2012 年度も昨年度同様テニストレーニングのために、フィットネストレーニングのより良い計画と調
整を行った。そのために、テニスコーチと協力をしてトレーニングプログラムを年代別により深く週間
計画まで落とし込み、また、フィットネススタッフは選手にテニスの臨場感をもってフィットネスに取
り組んでもらえるようにテニスを深く理解するよう努めた。
① プロプレイヤーズプログラム
利用件数 158 件
2012 年度
2011 年度
・松井 俊英
18 回
22 回
・小野澤 新
68 回
26 回
22
・綿貫 裕介
34 回
57 回
・藤岡 希
38 回
84 回
*ツアーを転戦する選手のよきベースとして 1 年間戦える身体を作るため、コアトレーニングやレジ
スタンストレーニングを重点的に取り組んだ。トレーニングは継続によって真価を発揮するもので
あり、ツアー転戦のためトレーニングを行えない期間にも各フィジカル課題に対してアプローチで
きる自主トレーニングメニューの作成および管理を行う必要がある。また選手個々の特徴に合わせ、
メディシンボールトレーニングなどによって身体の使い方に関してアプローチを行う必要性を感
じた。
②フューチャーズプログラム
フィットネステストの結果
春:4 月に実施
全体評価平均 3.7
評価値 4.0 以上 48.6%
秋:9 月に実施
全体評価平均 3.4
評価値 4.0 以上 27.7%
※フィットネストレーニングにおける私たちの目標は、評価値 4.0 をスタンダード(目標:4.0 超え
の選手を全体の 80%にする)にして、TTC 選手たちを超人集団にすることである。そのため、今
年度のフィットネステストは満足のいく結果ではなかった。テニスにおいていかにフィットネス能
力が必要なのかをリアルにイメージさせ、よりフィットネスへのモチベーションを高める必要があ
る。フューチャーズ選手を超人集団にするために、選手全体の 50%クリアを次年度の最低条件とす
る。
③レベルアップコース
週 6 日(金~土)にフィットネストレーニングを行った。またフューチャーズ選手同様、4 月と 9
月に選手のアスリート能力の発達を把握するため、フィットネステストを行った。選手には個別に
フィードバックを行い、この年代からフィットネスに対して意識を高く持つよう指導した。またコ
ーディネーションチャレンジシートをフィットネストレーニング以外の時間に活用した。目標とす
る運動試技に対して積極的に取り組むことで様々な運動能力の基盤が形作られるため、選手がより
多くの時間チャレンジできる環境を今後も継続して提供していきたい。
④車いすプレイヤーズプログラム
利用件数 551 件
◇A カテゴリー 329 件
2012 年度
2011 年度
・斎田 悟司
91 回
76 回
・国枝 慎吾
80 回
87 回
・藤本 佳伸
50 回
44 回
・眞田 卓
52 回
0回
・堂森 佳南子
56 回
55 回
◇B カテゴリー
179 件
金曜日グループトレーニング 14 件
日曜日グループトレーニング 16 件
*ロンドンパラリンピックの準備など個々の目標に合わせチェアワークやパワー発揮などのフ
23
ィットネス能力の向上を目指し、日々のトレーニングプログラムを実施した。特に体幹トレー
ニングによって体幹のパワー向上のみならず、全てのフィジカル面に良い影響が出ることを期
待し体幹トレーニング頻度を増やした。その結果、日々のトレーニングで計測しているスパイ
ダーのタイムが高水準で推移する選手もいたため、一定の効果があったのではないかと推察す
る。
⑤一般のお客様に対して
利用件数 278 件(前年度 111 回)
今年度、最も力を入れた事業の一つである。一般のお客様に対してトレーニングの重要性を認知し
てもらうべく、コアトレーニングを軸としてプライベートトレーニングを展開した。自身の身体に
目を向けることの大切さを感じてもらうことで、腰痛などの症状が緩和したことやテニスのパフォ
ーマンスが向上したなどのお声を頂いた。自身の身体を自分自身で洗練させていくことの楽しさを
実感して頂けたと考察している。今年度は一対一でのプライベートトレーニングが主なアプローチ
であったが、より多くのお客様にフィットネスの重要性を知ってもらうためにはグループで行うト
レーニングも必要である。しかしながら、トレーニングに対してモチベーションが希薄な方には継
続が難しいのもフィットネスである。そのためトレーニングプログラムの展開はもちろんのこと、
なぜトレーニングが必要なのかといった知識、認識の普及を図る。
⑥コーディネーション教室
利用者
53 名 (2011 年度 38 名)
平均人数 4.6 名(2011 年度 4.6 名)
※一昨年度有料とした本教室の更なる内容の充実を図った。平均参加人数は変化していないものの、
より多くの選手が参加するようになった。コーディネーション教室の普及と平行して、コーディネ
ーションという概念を広く親へ知ってもらえるように工夫をすることで更なる参加者の獲得につ
なげる。
⑦その他
・より広くフィットネストレーニングの重要性を知ってもらうべくブログとボードを活用し、情報発信
することを課題としていたが実行に至らなかった。ブログやクラウド、掲示板などの情報伝達手段を
上手く活用する方法を考え出すことが課題である。
・プログラムに所属していないプレイヤーにプライベートトレーニングを提案し、顧客につなげること
は出来なかった。顧客につながる潜在的なプレイヤーを発掘するため、レッスンの終了後にアナウン
スをさせてもらうなどの積極的なアプローチ策を講じる。
・2012 年度は低年齢ジュニア(Y クラス)に対してのフィットネスを有料化したプログラム(コーデ
ィネーション教室)の質を向上させ、コーディネーション能力の 7 つの要素にアプローチ出来た。さ
らなる充実を目指すため、年間計画をより詳細に計画することを次年度の目標とする。
(3)ケア
ケアルーム利用者
内訳:プレーヤーズプログラム
189 件
フューチャーズプログラム
132 件
車いすテニスプログラム
168 件
24
205 件
外来・有料ケア
①プレイヤーズプログラム
松井選手…今年になって身体的トラブルの頻度を増してきた。ハムストリングス損傷、
肋間神経痛、梨状筋症候群等
小ノ澤選手…体は頑丈だが柔軟性が課題。
綿貫選手…一年を通じて大きな問題はなかった。
【帯同予定トーナメント】
全日本選手権大会 2012 年 11 月 4 日~11 月 9 日
対象者:松井俊 Best8、小ノ澤新 Best16、綿貫裕介 Best32
*選手のコンディションは上々であったが満足のいく結果は残せなかった。テニスコーチ、フィッ
トネスコーチと各選手についての具体的な課題を共有した。特に若手のプロ意識向上とプログラ
ムの精度向上が課題である。
②ジュニアプログラム
・コーチ陣との情報伝達のスピードアップ、クラウド利用による可能性を見出す計画の元に 6 月 24
日のスポーツセミナーでスプレッドシートの共有方法を教わったが実用に至っていない。
・毎回のトレーニングにコアトレを組み込んだが、全日本ジュニア出場レベルの選手 2 名が棄権を含
めパフォーマンスを発揮できずに夏を終了した事は、トレーナーとして大いに反省すべき点である。
スケジューリング、体の使い方の指導者間共通理解、傷害予防運動の徹底強化の 3 方向から改善し
ていく。
・外部医療機関利用の選手は山口整形外科に通う例が多かった。
・下瀬誠希が野球肘で全治 4 か月と診断を受けた。
【帯同予定トーナメント】
関東ジュニア帯同 7/14~7/18、全日本ジュニア選手権帯同 7/31~8/5
③車いすテニスプログラム
・Aクラスの 1/週のケアでは、42 回のマッサージを行い障害の早期予防に役立った。
・ロンドンパラリンピックに向けてのサポートと JWTA のナショナルチームトレーナー業務
※5/11~5/13JWTA ナショナル強化キャンプ
5/14~5/16 車いすテニスジャパンオープン帯同
5/20~5/28 車いすテニスワールドチームカップ帯同(韓国ソウル)
8/6~8/8JWTA ナショナル強化キャンプ
8/9~8/11TTC 車いすテニス強化キャンプ帯同
8/22~9/12 ロンドンパラリンピック帯同(英国ロンドン)
※キャンプはいずれもフィットネストレーニングを毎日 1 時間以上行うことができ、テニスとフ
ィットネスとケアのバランスが非常によく取れたキャンプになった。
国枝選手がパラリンピックで見事金メダルを獲得。リハビリテーションから競技復帰まですべ
て順調に事が進んだ。JTA テニスメディカルセミナーでギュンツェル・安見が発表。
・アンチドーピングセミナー参加を義務付けとした。
④一般・外来
25
・年間 240 人の許容を可能にするようにスケジューリングした。5 月/8 月/9 月は出張のため予算
達成できなかった。
・全国選抜ジュニア利用件数 22 件
・柏オープン外部プレイヤー利用件数 56 件(柏オープン全体で 70 件)
選手の若返りとともに、6 名の選手が個人トレーナーを帯同させていたため、昨年よりも利用者
が少なかった。
・スクール生応急処置件数 1 件
・コーチ陣に対する応急処置スキル維持・向上に努めた。
4/25 応急処置練習会実施。6/6 応急処置実技試験では 23 名が受験し 19 名が合格した。
応急処置試験官の育成・・・古澤コーチに加えて川﨑コーチが新たに試験官可能となった。
⑤メディカル・バックアップ
・早稲田大学福林徹先生…メディカルチェック、国枝選手のリハビリテーション協力体制のアレンジ
・キッコーマン総合病院田中先生…国枝選手の治療、下瀬誠希の診断・治療、
・阿部小児科阿部正視先生…柏オープンのオフィシャルドクター
・蒔田理療院蒔田昌彦先生…競技選手全般の治療と相談
・聖マリアンナ医科大学別府諸兄先生…国枝選手の手術
(4)フィットネススタッフの研修
・フィットネススタッフは、テニス選手、車いすテニス選手のフィジカルコンディションとフィット
ネストレーニングについて、年に 4 回フォーラムを行う。
・新入スタッフの教育。
※川﨑亮人コーチ
7/25-7/27 で MFA インストラクターを取得。
10/14 CSCS(Certified Strength & Conditioning Specialist)取得。
(5)施設のリニューアルを準備している
・2013 年度に向けてフィットネスルームのリフォーム計画案を策定した。
(コンストラクションワークの規模、予算等)
※見取り図を作成。予算・見積もり算定中である。
(6)各種測定評価
①フィットネステスト
・6 月にスクールジュニアのために TTC フィットネステストを行った。スクールジュニアのフィッ
トネスレベルは近年と同等であり、体力水準は横ばい傾向であった。
・フューチャーズプログラムとレベルアップコースの選手に年 2 回(4 月と 9 月)、フィットネス
テストを行った。また、フューチャーズプログラムは、体力作りのモチベーションアップのため
に、フィットネスボードに全選手の記録と、種目別、及び年齢別の最高記録を掲示した。テスト
終了後 3 週間以内にフィードバックすることを課題とし、4 月と 9 月共にテスト結果を 3 週間以
内にフィードバックすることが出来た。
② メディカルチェック
・4 月と 9 月に福林先生に依頼し関東ジュニアシングルス出場以上 14 歳以上に限定で行った。
26
※6月5日~6日の2日間、福林医師を招いて実施し 9 名のジュニア選手が参加したが重大な
問題はなかった。
※9 月は日程調整がつかず実施無し。
③形態測定
・4 月と 9 月にフューチャーズプログラム所属選手全員を対象に行った。特に身長の伸び始めて
いる子に生活習慣の改善を再度徹底したり、女子の体脂肪増加に対しては早期に示唆を入れた
りすることができた。
(7)イベント
①ジュニアプログラム
・北軽井沢キャンプではウォーミングアップにおいて股関節や肩関節といった傷害が発生しやす
い部位に対するストレッチの方法を指導した。またクレーコートという特有のサーフェスを有
効に活用するための滑り方を経験させるなどのフィットネスを行った。フィットネステストを
実施し、最終日までに集計を完了させ選手にフィードバックを行った。
・関東ジュニアと全日本ジュニアの準備のために、スペシフィックフィットネスキャンプを行い、
新しいトレーニングサイクルが始まる準備としてジェネラルフィットネスキャンプを行うこ
とを計画していたが、今年度は実施しなかった。
②その他
・バイスクルツアー。
目標参加人数 30 名に対し 36 名が参加した。
・TTC スポーツディ
普及コーチ、ジュニアコーチと協力して、TTC スポーツディを行計画であったが、雨天のた
め中止となった。
・TTC ファンラン。今年度もあそびの日と同時開催。
・あそびの日
あそびの日総参加人数 298 名
平均参加人数 33.1 名
目標である平均参加人数 30 名を上回る結果となった。
・TTC の様々なイベントで、フィットネストレーニングのクリニックを行う(例、JWTA マス
ターズインターンシップ、外部のプレイヤーに対するジュニアキャンプなど)。
5.プロショップ事業(収益事業 1)
【プロショップ】
総括
2012 年度は、販路(フルタイムコーチ)の減少、アダルト・ジュニアの会員数も減少傾向にあり、
売上実績の減少に繋がってしまった。
厳しい状況に加え、足型測定会がメーカー都合により未開催や、試し履きシューズも上期のミズノ、
バボラ、ヨネックスのみとなり、下期は未開催となった。ワゴンセールもスキンズなどセールウェア
(福袋を含む)販売予測を下回った。
27
好調な部分は、試打会売上達成やスタッフのガット張り替えサポートによる張り替え本数が増えている
ことである。好調な部分のやり方を日常業務に取り入れていくこと、そしてスタッフへの商品知識の向
上など今後の課題である。
(1)実績
予算
2012実績
2011実績
予算比
前年比
売上
¥24,000,000 ¥21,243,000
¥24,055,000
88%
88%
仕入
¥19,000,000 ¥16,437,000
¥18,422,000
86%
89%
利益
¥5,000,000 ¥4,805,000
¥5,618,000
96%
85%
(2)アイテム別売上(対前年比)
【2012 年度】
数量
ラケット
【2011 年度】
売上
数量
売上
338
\5,255,000
334
\5,763,000
ストリング
2676
\5,130,000
2608
\5,399,000
シューズ
498
\3,350,000
611
\4,235,000
ウェア
1033
\2,781,000
845
\3,056,000
アクセサリー
2596
\2,303,000
2266
\2,492,000
※今年度の売上金額は、どのアイテムも未達であった。しかし数量では、ラケット・ストリング・
ウェア・アクセサリーの4アイテムが昨年を超えた。
ラケットは、コーチのラケット販売が昨年より落ちているので、単価の安いジュニアラケットの
販売が増えた。
ストリングは、ガット張り替えキャンペーンとガット販売の数量はダウンしているが、張り替え
工賃が増えていることが影響している。
ウェアは、イベント時に開催した在庫処分¥500 セールの影響が大きい。
アクセサリーは、販売単価が¥887 と昨年より下がっていることが影響している。
(3)月ベースの売上状況
好調月・・・5 月
不調月・・・4、6、7、8、9、10、11,12、1、2、3 月
※不調月の中でも 8、9 月の売上が特に悪かった。ラケットの売上不振に加えワゴンセール
(8 月スキンズ)やフェアでのラケット販売など商品が動かなかった。一番の要因は、
例年に無い猛暑による来場者の低下が大きい。
(4)ショップイベント及びキャンペーン
◇試打会目標本数の達成
5 月目標 48 本/販売本数 51 本
11 月目標 48 本/販売本数 55 本
◇ガット張り替えキャンペーン期間総張替本数の達成
年間 900 本目標/実績本数 1109 本
28
6.賛助会(Le club TTC)事業(収益事業 2)
【賛助会・ヴォランティア】
総括
2012年度は法人賛助3社、個人賛助56名に新規入会を頂いた。しかし法人賛助、個人賛助会
においては未継続、退会もあり、新規獲得と同様に継続率を上げることが大きな対策となる。
2011年7月に公益財団法人となり、寄付金による税額控除の等についても丁寧なご案内を続けて
いく必要がある。
(1)賛助会員数
①総数
個人賛助会員
525名
法人賛助会員
33社
法人協賛企業総数 55社
地方会員総数
51名
②新規入会
法人賛助企業
個人賛助会員
3社
56名(目標70名)
法人協賛企業
3社
地方会員
0名
(2)2012年度も賛助会による支援の結果、下記のようなことが実現できた。
・指導者の育成面では、アン・クィーン氏、フヴォイエ・スマイッチ氏など
トップクラスの指導者との交流が可能となった。
・ロンドンパラリンピックに TTC から5人出場し、国枝選手が金メダルを獲得した。
・関東ジュニアテニス選手大会に28名、全日本ジュニアテニス選手権大会に10名出場すること
が出来た。
・海外キャンプ、そして海外遠征(ITF ジュニアトーナメン)を行うことが出来た。
・全国選抜ジュニアテニス選手権大会(33 回)
、ピーナッツカップ(37 回)などジュニアトーナメ
ントの開催が可能となっている。
(3)10年を越して賛助を頂いている方々へ、個人賛助27名の方に記念品をお送りした。
地方会員
個人賛助会員
法人賛助会員
2005 年
21 名
46 名
13 社
2006 年
6名
6名
0社
2007 年
5名
9名
3社
2008 年
1名
15 名
0社
2009 年
3名
13 名
0社
2010 年
2名
14 名
1社
2011 年
4名
14 名
0社
2012 年
0名
27 名
0社
29
※10年を越えて賛助会を継続された方々(個人、法人)
(4)Le Club TTC
発足して11年目になるが、個人賛助会員525名の中、297名の方々がクラブに入会されている。
日頃 TTC をご利用頂いている方々にTTCの活動をご理解頂き、賛助会に入会(クラブ入会)した。
(5)賛助会員対象イベントの実績
【今年度参加者 前年比】
・初打ち大会
【131名
△31 名】
・ゴルフ懇親会(年4回)
【147名
8 名】
・TTC サマーパーティー
【295名
64 名】
・Les Plus Jeunes(毎月 2回、年 21 回)
【288名】
△12 名】
・Vent Vert 大会(年2回)
【324名
△82 名】
雨天の為 1 日中止
・Le Club TTC 練習会
【3249名
△824 名】
・
「サマー」
「年忘れ」ミッドナイトダブルス
【66名
△26 名】
(6)ヴォランティア活動
2012年度も下記のような内容で 139 名の方々の協力を頂いている。
・ヴァンベールでの花の飾りつけ
(年2回 4 月、9 月)
5名
・チームジャルダンのガーデニング
(随時)
6名
・お早うキッズテニス
(毎週)
16 名
・ピヨピヨ親子ショートテニス教室
(年 3 回)
42 名
・ジュニアトーナメント等の大会運営 (随時)
35 名
・柏国際テニストーナメント
(10月)
12 名
・JWTA マスターズ運営、送迎
(12月)
8名
・KAZUKO 杯の集客、運営
(12月)
3名
・ピーナッツカップの運営、ロービング(12月)
9名
・バラの手入れ
3名
(随時)
※各イベント、トーナメント等の終了後にヴォランティアの方々との意見交換をし、改善するなどし、
次回につなげている。
(7)2012年度 講習会
①
ヴォランティア講習会の実施
1.応急処置の実習
【2012 年実績
6 名】
2.バラの手入れ 実習
【2012 年実績
2 名】
3.ピヨピヨ親子ヴォランティア講習会
【2012 年実績 年 3 回 42 名】
② 活動の案内、報告
1.インフォメーションボードの活用
2.TTC ニュース等での報告
※年間を通じて多くのイベント、トーナメントを始め色々な面でヴォランティアの方々にご協力頂い
ているが上記のような講習会を定期的に繰り返すことで質の向上に繫がっている。特に応急処置の実習
については、夏の大会などに実際に役にたったなど保護者等からの意見が聞かれ今後も継続する。
30
今後TTC外部からイベント等に協力頂く方々にもご案内し拡大と充実を図っていく。
【Le club TTC】
(1)実績
・新規会員 56名(目標対比 80%)
(2011 年度
61 名)
(2)練習会(午前:水・金曜日 午後:月・水・木・金曜日 夜:月・木・金・土曜日)
2010 年度 4.8 百万円
月平均 40 万円 参加者数 3531 名
2011 年度 5.1 百万円
月平均 43 万円 参加者数 4073 名
2012 年度 4.4 百万円
月平均 37 万円 参加者数 3249 名
※練習会は、会員入会目的の大きなウエイトをしめている。女性会員・ビギナーレベルが夜の練習
会に対応できるように、ビギナーゲームレッスンを夜の練習会に設ける等したが、挽回は出来な
かった。少数ではあるが、女性会員も参加されているので、その人達からのつながりを深堀して
行きたい。2013 年度は月毎のテーマを決めて行う予定である。
(3)LPJ(ル・プルジューヌ:月 1 回の LCT メンバーのテニス交流&お茶会)
レベル・地域・世代を超えて、テニスを通じた交流を行う。
土曜日(5・8・1 月を除く毎月) 試合とお茶会 7・12 月は外部との対抗戦を行った。
水曜日(6・12・2・3 月に開催)全て外部クラブとの対抗戦を実施した。
2012 年度 水曜日:参加者数 61 名(昨年度 89 名)収入 61,000 円(昨年度 89,000 円)
土曜日:参加者数 227 名(昨年度 201 名)収入 227,000 円(昨年度 201,000 円)
合 計:参加者数 288 名(昨年度 290 名)収入 288,000 円(昨年度 290,000 円)
※土曜日 LPJ は、月に一度の LPJ を楽しみにしている方も多い。しかしコート上でのテニス
は大いに楽しんでも、お茶会の参加が他のレッスン等で減ってしまう傾向にあり、今後会
員の興味のあること、身近でためになることをテーマにし、相互のコミュニケーションを
図り、楽しいお茶会を目指したい。
(4)イベント・トーナメント
① 4/28(土) 津幡交流会・パーティー 目標:30 名 参加:20 名
※TTC のメンバーは、初めて津幡と交流をした方が多く、津幡ツアーに向けて新しい
メンバーの発掘にもなった。バトルダブルスは、皆さんが趣旨を理解して下さり、
互いの交流が図れた。
② 4/29(日)30(月・祝) ヴァンヴェール(年齢別団体戦)
目標:各 16 チーム 参加:32 チーム
※津幡チームは今回は、2 チームの参加
③6/11(月) 木更津ぽんぽこ大会ツアー 目標:18 名(3 チーム) 参加:12 名(2 チーム)
※今までと違うメンバーが参加できたのはうれしい。楽しい大会参加となった。
④6/23(土) ミッドナイトバトルダブルス 目標:60 名 参加:43 名
※天気に恵まれ、涼しい中で試合をたっぷり行うことができた。ポイントの集計が、パソコンを
利用することによって、格段に短縮され表彰式への移行がスムーズにできた。参加された賛助会未
加入者へのフォローを、担当コーチの力借りながらやっていきたい。
31
⑤7/21(土)22(日) サマーミックスダブルスチームトーナメント
目標:各 16 チーム 参加:24 チーム
※天候に悩まされる二日間となったが、スタッフ・参加者・特にメンテスタッフの迅速な
コート整備により、全日程をこなすことができた。参加者の皆さんからも、『楽しかっ
た』の声や『弁当がボリュームたっぷりで良かった』など、ポジティブなフィードバッ
クが多く、好評であった。
⑥9/4(火)~10(月) ロンドンパラリンピック応援ツアー 目標:10 名 参加:13 名
※TTC 内外から13名の方が参加され、国枝選手の金メダル獲得もあり、最高に楽しい
ツアーの実現となった。
⑦9/8(土)9(日)
津幡 YOU 遊ツアー 目標:10 名 中止
昨年と日程変更のため
⑧9/23(祝) TTC フェスタ ボサノヴァコンサート 当日入場者 142 名
※ションボーン広場での開催を計画したが、雨天の為インドアコートでの開催となったが、
参加者も昨年より多く、テーブルと椅子の客席で、雰囲気も良かった。
⑨9/24(月)・25(火)雨天の為 10/2(火) ヴァンヴェール(年齢別団体戦)
目標:各 16 チーム 参加:22 チーム
※平日2日間の開催の為か、予定よりチーム数を確保できなかった。
基本的に、初参加チームを、毎回少しでも加わってもらえるよう、告知、勧誘を丁寧に
行っていく。
⑩12/21(金) 年忘れチャリティバトルダブルス大会
目標:60 名 参加:26 名
※例年より早めの日にちの設定をしたが、集客が悪かった。日程、時間、は検討の必要が」
ある。人数が少なかったので、テニスはたくさんでき、お客様の満足度は高かった。
⑪2/10(日)11(月) バレンタインミックスダブルスチームトーナメント
目標:各 16 チーム×2
参加:28 チーム
※目標チーム数には届かなかったが、ここ数年で参加者が最高になった。
グレード分けしたこと、フェイスブックを利用した告知ができたことが要因と思われる。
高レベルな参加者も多く、見ごたえのある試合が多く、テニスを見る楽しみも盛りだくさ
んであった。
Ⅱ
管理部門 (法人会計)
【広報】
(1)総括
①TTC の活動情報の伝達手段や PR 媒体を増やすとともに、新規入会やイベントへの参加など、
集客力を上げるための施策を行った。
12年度実績
アダルト
入会
94人
/
体験
226人
ジュニア
入会
153人
/
体験
133人
内ホームページ体験申込フォーム利用者数
アダルト
入会
11人
/
体験
32
21人
ジュニア
入会
3人
/
体験
4人
・TTC のポジティブな部分を利用者に対し伝え広げる工夫を行った。
Facebook 利用による情報発信とロンドンパラリンピックに関するニュースを
各社メディアに発信した。
(2)活動内容
①館内掲示物の維持管理および発行物の CI 管理
・館内掲示物
すべての掲示物について確認し掲示する流れができ、適正な掲示にした。
ジュニア選手紹介コーナーの切替え時期を9月、プロと車いすテニス選手については
年末の切り替えを実施した。
②TTC ロゴ使用の徹底
・紙媒体と Web 配信の役割分担をしたことで、昨年よりチェックが行き届き、間違ったロゴ使用の
ミスがほぼ無くなった。
・総務における管内掲示物、外部文書、大会プログラム等の文書チェックが徹底した結果、ミスが
無くなってきた。
③スタッフボードおよびスタッフイントロダクションブックの切り替え
・スタッフボードとスタッフイントロダクションブック切替を毎年3月に実施した。
ホームページのリニューアルもあり、コーチ紹介動画も制作しました。
(3)PR 活動
①ホームページと Facebook(SNS)の活用
・ホームページと TTC Facebook ページの充実・改善に努め、ホームページとの連動を図った。
Facebook ページの『いいね!』も 677 件となり、ファンの友達総数も10万人を越えてきている。
・ホームページのリニューアルについては、2013年に入ってからのスタートとなるが、より集
客力のあるホームページに改善する。
② J-COM(ケーブルテレビ)などによる PR
・パラリンピックやかしわ国際オープンの共催など、柏市と協力しながら PR するチャンスが
広がった年となった。
『広報かしわ』(8/1 号,9/1 号,9/15 号)や『商工かしわ』(9月号)などの媒体
にも記事が載ったのは効果が大きい。 また、パラリンピック選手の出場報告も実現し、新聞5紙
にも記事が載った。
③ 各メディアとの協力
・ トーナメントの取材要請をおこない、かしわ国際オープンや KAZUKO 杯の取材をテニス雑誌2社
にお願いした。今後も素材を提供し誌面に載せて貰えるよう交渉するとともに、良好な関係を構
築していきたい。
【雑誌】
テニマガジン・・・アン清村氏記事 1 件 プロ紹介 1 件 吉田和子記事 1 件
スマッシュ・・・ アン清村氏記事 1 件 ジュニア記事 3 件 テクニカル記事
◇ロンドンパラリンピック、国枝慎吾選手について
33
【雑誌】
テニマガジン
・・・車いすテニス記事、8 件 ジュニア記事 1 件
スマッシュ・・・
プロ 1 件 車いすテニス記事 2 件 コーチ紹介 1
テニスクラシック・・・車いすテニス記事 1 件 テクニカル記事 2 件
ジュニア記事 1 件
【新聞】
伊勢新聞社
朝日れすか
柏市民新聞社
柏商店街
【テレビ】
NHK 『パラリンピック』
テレ朝『報道ステーション』
テレ朝『モーニングバード』
NHK 『サンデースポーツ』
朝ズバ! 4 回
フジテレビ『大みそか列島縦断 LIVE』 1
J:COM 『ちばコレ!』2 回 全国選抜
かしわ国際オープン
NHK BS1『エルムンド』
WOWOW
山陰中央テレビ
NHK松江放送局
スカパー
チバテレビ
【WEB】
NTT クラルティ
NPO 法人 STAND (JWTA MASTERS モバイル中継も含む)
株式会社スポーツコミュニケーションズ
MA SPORTS
④JR 構内の掲示
柏オープンや JWTA MASTERS 等大会のポスター掲載を実施した。 2013年度は、更に早い
段階からの掲示を可能にし集客に繋げていきたい。
(4)TTC 各イントロダクションの制作
2012年版の TTC イントロダクションを制作はできなかったが、ホームページリニューアルに合
わせてリニューアルを進めていきたい。
(5)TTC プログラム、イベント等におけるビジュアルサポート
・各種研修会を撮影し、出席できなかったコーチの研修にも活用出来ている。
34
・15年永年継続表彰用の写真撮影を実施した。
※スタートの時期の遅れにより時期が大幅にずれ込み、年内に終了することができなかった。
・ブランドイメージを上げるため、TTC オリジナルデザインのスライド使用が進み、外部でのプレゼン
テーションで活用されるようになった。
・A グレードのイベントについて記録し、PR に活用してきた。
・体験から入会の流れについて見直し、申込書やツールの工夫・提案をおこなった。TTC のポジティブ
な面についてもこれらのツールに組込み、コーチがより使い易いように工夫してきた。
(6)メディア対応および刊行物の記録
・TTC 選手の記事を整理し、取材対応を関係団体、部署と協力し対応した。
・取材を受けるだけでなく TTC の PR も能動に行った。
・刊行物や放映された映像を記録保存した。
(7)TTC ニュースの発行
5 月、9月、1月にニュースの発行
年3回(VOL57~59)発行をした。2013年度については、更に TTC のポジティブな面が伝わるよ
う工夫する必要がある。
(8)研修の窓口業務
研修依頼の窓口として、スケジューリングと関係セクションとの調整を行った。
下記の職場体験などの社会貢献活動については総務で対応し、小学校2校で3回、中学校1校に対す
る職場体験、合計4回の対応を実施した。小学校は午前中のみ、中学校は2日にわたっての職場体験
の内容で行った。
また、小学校のご父兄が企画・実施する『親子レクリェーション』にも、ショートテニスと礼儀作法
のレクチャーの二本立ての内容で出張協力を行った。
・松葉第二小学校 10月26日(金) 9:00~11:30 1名
車いすテニス見学、および、フロントでのあいさつ
・田中小学校 10月29日(月) 9:00~11:30 3名
車いすテニス見学、および、フロントでのあいさつ
・花野井小学校2年生『町はっけん』11/6(火) 9:00~9:40 で10名
TTC の説明と質疑応答
・花野井小学校5年生『町探検』11月9日(金)9:00~11:30 で4名
TTC の説明と質疑応答
・田中中学校職場体験11月21日(水),22日(木) 3名
メンテナンス、フロント、テニスと TTC についてレクチャー、フィットネス、
テニス体験
・花野井小学校3年生『親子レク』11月28日(水) 3~4時間目 2クラス
礼儀・作法とショートテニスの2本立てのプログラムを実施。
35
【企画】
総括
電気、水道光熱費、電話、コピーなどの使用頻度は年々増す状況であるが、月次報告等で注意を呼び
かけ、無駄を無くすべく努力をし効果を上げた。
また、多くの方々にコートを利用していただけるよう、情報の発信に努めた。
(1)システム維持管理、機器の入れ替を実施
・経理の会計ソフトバージョンアップに伴い2台のみPC入れ替えを行った。
・状況を見ながら2013年度のPCの入れ替えを検討していく。
・古くなってきている機器にも注意し、万全の対応ができるよう予備サーバで毎日バックアップ
をする方法に変更した。
(2)コート管理
・コート稼働率の推移(現在の実働時間 6:00~24:00 で算出)
・2010年度(4月~3月)
インドアコート 86.5%
アウトドアコート 55.0%
全体 64.0%(雨天中止 2.1%)
・2011年度(4月~3月)
インドアコート 88.4%
アウトドアコート 49.9%
全体 60.9%(雨天中止 3.3%)
・2012年度(4月~3月)
インドアコート 83.6%
アウトドアコート 45.5%
全体 56.4% (雨天中止 2.9%)
レンタルコート売上推移(4月1日~3月31日)
・2010年度 3.9 百万円
・2011年度 3.7 百万円
・2012年度 3.4 百万円
週末トーナメントの予備日などで空きが出た場合はサービスエースのお知らせメッセー
ジや社内メールでの告知などを行ってきたが、やはり平日昼間の稼働率が団体のお得意様
グループの(12月10日までで昨年マイナス226.000円(279時間))減少が
大きい。
大学のサークルや大会での利用も減少しているので、特別料金などの設定での集客方法も
検討していく。
(3)備品消耗品などの削減
・月次管理を徹底し、コピー・電話・電気・消耗品について引続き無駄を省き節約の意識向上を
図った。
・震災による電気削減照明間引き、自動販売機のピークカット機能の継続。
2012年12月よりNTT光ネクスト利用による電話代の削減を図った。
コピー機好条件による入れ替えを2月に行い今後コピー代削減に期待できる。
電球蛍光灯など安い業者を見つけ経費削減になっている。
(例蛍光灯アスクルの半額以下)
2010 年度
電話代
889 千円
2011 年度
870 千円
36
2012 年度
742 千円(前年マイナス 128 千円)
電気代
8,886 千円
7,680 千円
8.869 千円(前年プラス 1.189 千円)
水道代
1,825 千円
1,506 千円
1.466 千円(前年マイナス 40 千円)
コピー代
1,321 千円
1,079 千円
1.078 千円(前年マイナス 1 千円)
【メンテナンス】
総括
メインテナンススタッフの役割分担等の見直しや、スタッフの日々の目配り、TTC を利用される方々
への協力の呼び掛けを繰り返し、安全・安心・清潔な施設維持管理を行った。
(1)コート補修について
・定期的な測量を実施し、工法を検討したことで大幅な経費削減を図り乍ら維持に努めた。
・技術指導を受け、スタッフによる補修を行った。
震災の影響とみられるコートの亀裂が冬場に入り進行し、新工法によるコートの改修工事、
亀裂補修を行った。
震災よりも地盤の問題と思われるコートがあり、凹凸は4回補修工事を行い、緊急性のある場合
や軽微な補修はメンテナンススタッフで対応したことは大きな教育の一歩となった。
(2)アウトドアコートナイター照明
・23年経過し一部の安定器は交換してあるがほとんどは耐用年数を超えており、不具合に備え
交換工事をその毎行った。
(3)インドアコート
・天井の断熱材の補修を高所作業車を入れて行った(年3回 7、11、3月)
断熱材の劣化が進んでいるため、垂れ下がる頻度が増している。
・コート面の水洗い洗浄を実施した。
(年1回 5月)
(4)その他
・高圧電線の水没と劣化により引き直し工事
・第一駐車場ゲートの腐食による塗装工事
・インドアシャッターの不具合など業者で対応した
・トーナメントデスク床の部分張替工事を実施した。(12月)
【経理】
総括
新体制での初年度(2011 年度)決算においては、前回までの決算業務に追加して膨大な配賦仕訳(組替仕
訳)入力が発生したが、会計ソフトの機能をフル活用して会計事務所の指示のもとで事務処理を円滑に実
施できた。2012 年度決算会計に向けて現在は入力処理を顧問先の加藤事務所にできる限り協力を乞う事
で時間圧縮を図る予定である。
(1)パソコンの環境整備
・PCA 会計ソフトがバージョンアップ
インターネットバンキング(BizStation)
給与計算ソフト(給与奉行)
37
※パソコンからの外国送金・ゆうちょ銀行振込もできるようになり時間外勤時間の圧縮の成果が
でているなど、現在は良好な体制で 2012 年度決算処理に入る事ができる状況である。
(2)売上データを共有
・各種イベント開催の入金について相互確認ができるようにポスレジやサービスエースから売上データ
を共有できた。
代金回収方法の確認やデータ出力方法などについて現場担当者との連携し、相互確 認をし、毎日の会
計処理に努めた結果、初年度区分会計の基礎ができている。
(3)事務の効率化と合理化に取り組む
・給与計算などの外部委託の推進
※給与計算に付随した社会保険事務・税務処理など現在の顧問先との関係やコストの問題もあり、
現在 2013 年 9 月を目標に調整中であり、的確に助言することで外部委託推進に貢献している。
(4)その他
・ル・クラブ練習会への参加・イベント参加などでお客様との時間を共有
・コーチとの情報の共有
・アダルトレッスンにおいては振替レッスンを通じてお客様との交流もでき、顧客ニーズの共有体験を
することができた。
【フロント】
総括
チームワークの徹底によりサービスの質が上がり、結果顧客満足度を上げることができた。
入会率を上げるべく、体験のお客様へのフォローの重要性をコーチ・フロント・総務で確認し、
フォロー体制を強化した。
また、フロントミーティングで接客について勉強会(外部研修まとめ)を実施(3 回)した。
笑顔の効果 ・接客中の表情や態度 ・言葉遣い ・コミュニケーションの方法(会話術)を向上させた。
① TTCフィロソフィーの理解と実行
・コミュニケーションの強化
イベント等の対応など、フロントでの人員フォローが必要な為、現場以外でのスタッフコミュ
ニケーションが図れたといえる。
・ホスピタリティー
お客様から「ありがとう」という言葉頂くことが増え、更にスタッフのモチベーションが上がっ
た。お客様が気持ち良く来られ、帰られる為にも元気な挨拶を実践した。
・チームワーク
お客様のフォローが必要な場合では担当コーチと⇔フロント、場合によってはスタッフ全体に情
報を流しながら、フォロー体制をとる事ができた。
② メディック・ファースト・エイドの取得
・緊急時の病院情報や地図は見直しをし、フロントとコーチルームに常備した結果、救急対応で
一命を取り留めた対応は最大のホスピタリティと言える。
・MFA については全員取得した。(未継続1名)
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・安全管理の部分で夏季の期間1日3回 WBGT 測定し、特にコーチに熱中症の注意を
促した。担当コーチや現場のスタッフの対応のおかげで、熱中症のよる救急車の要請は
0件となっている。
・体調不良のお客様への対応を行うにあたり、必ずスタッフがお客様に付き添う事を義務付けた。
③ 情報の共有と発信
・ブリーフィングではお客様の些細な情報を発信する場であり、イベントの現状の集客数やお客様
のお声、また体験者の予定や個別な情報など確認ができた。
また施設の状況、安全面、工事の予定、イベントの声かけなどのフォローや意見などがあり、
コーチとフロントで再度共有認識ができた。
・お客様チェックシート
Δ2012年4月~2013年3月までのお客様チェックシート件数
前年計数 48 件
・施設内、レッスン中に怪我
→ 39件(解決済)
・レッスン中に体調不良
→
2件(解決済)
2 件
・レッスン中に眼球負傷
→
6件(解決済)
9 件
・クレーム
→ 12件(解決済)
16 件
・ご意見・その他
→
8件(解決済)
・顧客情報
→
1件(解決済)
・盗難
→
3件
1 件
・サンキュー
→
2件
4 件
6 件
※2012年度は一部記入方法を改善し、怪我等の情報は事故報告書での提出により簡素化を図った。
◇怪我、事故報告(事故報告書より 2012 年 4 月 1 日~3 月 31 日まで)
総件数 54件 (救急車要請 2件)
・ジュニア
怪我
・ジュニア父兄 病気
・アダルト
怪我
病気
16件(含む 蜂に刺される 2件) (内病院へ5件)
1件
28件(内病院へ9件、手術2件)
1件
・フューチャーズ(選手育成コース)
怪我
4件(内病院へ1件)
怪我
4件(内病院1件)
・レベルアップ
・ユーザーズボイス(サービスエース)
Δ2012年4月~2013年3月までのユーザーズボイス件数
・お問合わせメール
→
1件(解決済)
・要望メール
→
5件(解決済)
・クレームメール
→
5件(解決済)
・サンキュウメール
→
1件
※2012年度の総件数は12件(前年度20件)でした。
レッスン内容に対するクレームが4件あり、早急に担当コーチが対応し解決をした。
39
要望の内容としてはレッスン・HP等あり、改善不可な件は担当者から説明しお客様に
ご理解を頂いた。フロントの対応に対するサンキュウが1件あった。
・サービスエースのメモ欄(サービスエースシステム)
※お客様の健康状態・怪我の具合によってのレッスンの対応方法や手続きの方法など、最新の活きた
情報が見られる為、重要なツールである。
確認後は担当コーチからもチェックを入れてくれ、フロントからも確認が便利になった。
・フロントノート
2012年4月からノートの内容を整理し、書きやすく見やすいものになった。
・メモファイル
最初はシンプルなファイルだったが、徐々に情報が増えてきた為煩雑ぎみであるが、緊急な対応や近日中
に対応しなければならない情報があるので、しばらく様子をみて整理をする方向である。
【その他】
(1)
(公財)日本テニス協会・
(公社)日本プロテニス協会・(公社)日本テニス事業協会・日本女子
テニス連盟及び日本車いすテニス協会等、各テニス団体との協力と交流を図った。
JTA ナショナルチームメンバー、海外からの ATP・WTA ランカーの施設利用、専門委員会、
各地域協会・都道府県協会の行事消化についても協力した。
◇(公財)日本テニス協会・(公社)日本テニス事業協会・関東テニス協会への役員派遣
◇関東テニス協会ジュニア委員会・千葉県テニス協会及びジュニア委員会への役員派遣
◇関東テニス協会ジュニア委員会・千葉県ジュニア委員会主催大会への役員・運営委員派遣
◇関東テニス協会公認大会
・関東ジュニアツアー 東京桜田倶楽部、神奈川 SSC との合同開催
・TTC ジュニア 18 歳・16 歳・14 歳・12 歳各年齢別
・ヨネックスカップ 14 歳・12 歳各年齢別
・柏ジュニアテニス選手権大会の主催
◇千葉県ジュニア委員会強化委員としてITFトーナメント(ニュージーランド、ドイツ)に引率
◇千葉県ジュニア委員会主催大会(千葉県ジュニアテニストーナメント、ジュニアサマーテニス
トーナメント、のびす大会)へのコート及びセミナールーム使用提供
(2)
(公財)日本テニス協会・
(公社)日本プロテニス協会・(公社)日本テニス事業協会、日本女子
テニス連盟、日本車いすテニス協会、中学・高校・大学関係、テニス学会、民間テニスクラブ、
諸テニス団体とも交流を図り、講師派遣を含めイベント・トーナメント等にも施設使用の協力
関係を進めた。
・全日本選抜ジュニアテニス選手権大会の開催
・男子フューチャーズかしわオープンの開催
・スポーツ科学セミナーの開催(全国 5 地域)
・JWTA マスターズの開催
・各種セミナー開催
(3)その他
①TTC チャリティウエルフェア―の開催
日時:11 月 28 日~12 月 11 日
内容:バザーの開催 ラッフル券の販売
*収益金をジュニア基金、車いすすみれ基金や各種団体へ寄付を行う
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②各種団体への募金活動
各種イベントやトーナメント等の提供を通して、社会還元及び地域への貢献活動を継続した。
◇公益財団法人日本ユニセフ協会
51,150〔円〕
。
。
。KAZUKO 杯・JWTA マスターズ・チャリティダブルス・年末時の TTC ウェルフェア―
◇アーサーアッシュ・エイズ撲滅財団
70,000〔円〕
。
。
。KAZUKO 杯・JWTA マスターズ・チャリティダブルス・年末時の TTC ウェルフェア―
◇財団法人世界自然保護基金(WWF)
70,000〔円〕
。
。
。年末時の TTC ウエルフェアー
◇乳癌撲滅啓蒙運動(あけぼの会)
83,900〔円〕
。
。
。レディースチームテニストーナメント開催時
◇千葉県テニス協会・ジュニア委員会
100,000〔円〕
。
。
。ピーナッツカップ柏ジュニアテニス選手権大会
◇東北地方太平洋沖義援金
217,951〔円〕
③新人事制度の導入について
当年度の大きなポイントとして、23 年 8 月から新人事制度の構築に取り組んだ。各スタッフの
目標意識とゴールセッティングが明確化された。また、新給与体系への移行に当たり評価の見
直しを図り、現状の立ち位置を理解するには良い機会であった。今後は、評価の運用と共に目
的意識を確り共有した運営に努める。
④リスク管理の強化について
23 年 3 月に発生した東日本大震災の対応については最小の被害で収まった。施設の安全管理・
運営面では点検ルールの施行やお客様の安全な誘導・安否確認など見直しと改善が図れた。
今後とも、お客様第一・安全第一を念頭に運営を図ることを徹底した。
⑤理事会・評議員会の運営について
・常勤理事会開催(毎月開催)
・定例理事会開催(年 5 回開催)
・定例評議員会開催(年 2 回開催)
経営方針から施策を展開する中で、人材の流出が続き、新体制の構築や新人事制度の導入など
情報を共有しながら進めることができた。今後共、経営の安定化と成長を目指し、社会に貢献
できる財団を目指したい。
以上
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