国民健康保険運営協議会 会議録 とき:平成27年5月14日 会 長 こんにちは。それでは、お待たせいたしました。定刻となりましたので、ただい まより松原市国民健康保険運営協議会を開催いたします。 開催に当たりまして、保険医代表委員2名が前回より新しい委員に交代しており ますが、前回欠席のためご紹介できなかったので、事務局より紹介をお願いします。 寺本課長。 寺本課長 それではご紹介させていただきます。 保険医代表の李委員でございます。 李 委員 李でございます。よろしくお願いいたします。 寺本課長 同じく妻谷委員でございます。 妻谷委員 妻谷です。よろしくお願いします。 寺本課長 続きまして、事務局の紹介をさせていただきます。 健康部長の岡田です。 岡田部長 岡田でございます。よろしくお願いいたします。 寺本課長 健康部次長の向井です。 向井次長 向井でございます。よろしくお願いします。 寺本課長 健康部副理事の宮本です。 宮本副理事 宮本でございます。よろしくお願いいたします。 寺本課長 健康部参事の伊藤です。 -1- 伊藤参事 伊藤でございます。よろしくお願いいたします。 寺本課長 保険年金課長補佐の中谷です。 中谷補佐 中谷でございます。よろしくお願いします。 寺本課長 保険年金課主幹の湯浅です。 湯浅主幹 湯浅でございます。よろしくお願いいたします。 寺本課長 保険年金課保険係長の平嶋です。 平嶋係長 平嶋でございます。よろしくお願いいたします。 寺本課長 最後に、私、保険年金課長の寺本です。 以上で、事務局の職員のご紹介を終わらせていただきます。今後ともどうぞよろ しくお願いいたします。 なお、会議の進行に当たりまして、皆様にちょっとお願いごとがあります。 発言をする際は、挙手の上、会長からの指名がありましたら、お手元のマイクの スイッチを入れていただいて発言のほうよろしくお願いします。そして、発言が終 わりましたら、スイッチを切っていただくように、よろしくお願いしておきます。 それでは、会長よろしくお願いします。 会 長 それでは、本日の会議の成立状況についてでございますが、本日の出席委員は1 3名です。欠席委員は井宮委員でございます。よって、松原市国民健康保険条例施 行規則第5条に規定されております定足数に達しておりますので、本日の会議は成 立することをご報告いたします。 それでは、案件に入ります前に、本日の会議署名委員を、保険医代表の李委員及 び被保険者代表の平井委員にお願いいたします。 それでは、本日の案件に入ります。 -2- 市長より諮問がありますので、お受けしたいと思います。 (市長入室) 会 長 では、市長より挨拶があります。 市長、よろしくお願いいたします。 澤井市長 皆さん、こんにちは。 本日は、公私何かとご多忙の中、国民健康保険運営協議会にご出席を賜り、まこ とにありがとうございます。 また、平素は、本事業の運営に対しまして、多大なるご支援、ご協力を賜ってお ります。重ねて御礼を申し上げます。 さて、本市では、この間、健康予防の事業の取り組みや、また収納率の向上等々、 さまざまな取り組みによりまして、この国民健康保険財政の健全化に職員を挙げて 取り組みをさせていただいてまいりました。しかしながら、この国保を取り巻く環 境は、社会状況等々依然厳しいものがございまして、平成25年度の決算におきま しては、約24億1,000万円の累積赤字を抱えるといった大変厳しい状況でご ざいます。 このような中、国におきましては、昨年度に引き続き、賦課限度額の引き上げが 行われました。本市の賦課限度額との乖離がさらに広がる状況となっております。 また、平成30年度から市町村国保が都道府県化の実施により保険料の標準化が予 想されるため、本市といたしましては、国基準との乖離を早急に解消してまいりた いと考えております。 この賦課限度額を引き上げることによって、中間所得層におきましては負担軽減 につながり、さらにやはりこの日本が誇ります皆保険制度を今後も維持していくと いうところから、我々はこの今回皆さん方に諮問させていただきたいと、このよう に考えております。 どうか委員各位には、よろしくご審議を賜り、答申をいただきますようお願いを 申し上げまして、簡単ですが、私からのご挨拶にかえさせていただきます。どうぞ よろしくお願いいたします。 -3- 会 長 寺本課長。 寺本課長 それでは、諮問書を代読させていただきます。 湯浅主幹 代読させていただきます。 平成27年度国民健康保険諮問書 松保第189号 平成27年5月14日 松原市国民健康保険運営協議会 会長 若林良信様 松原市長 澤井宏文 松原市国民健康保険条例の一部改正について(諮問) 上のことについて、国民健康保険事業の健全な運営に資するため、次の事項につ いて、貴協議会の意見を求めます。 記 1.松原市国民健康保険料賦課限度額を次のとおり改める。 (1)基礎賦課限度額について、現行の「51万円」を「52万円」に改める。 (2)後期高齢者支援金等賦課限度額について、現行の「14万円」を「17万 円」に改める。 (3)介護納付金賦課限度額について、現行の「14万円」を「16万円」に改 める。 2.前項の事項は、平成27年度分以後の保険料について、平成27年4月1日 から適用する。 澤井市長 よろしくお願いいたします。 会 市長におかれましては、他の公務がありますので、一旦退席されます。 長 (市長退室) -4- 会 長 それでは、諮問の内容について、担当者に説明を求めることにします。 中谷課長補佐。 中谷補佐 それでは、諮問事項についてご説明申し上げます。 お手元の資料の3ページから9ページでございます。 まず、本市の国民健康保険財政の状況でございますが、市長の挨拶にもありまし たように、平成25年度決算におきましては、約24億1,000万円の累積赤字 を抱えており、非常に厳しい状況であります。国民健康保険財政の健全化に向け、 保険料収納率の向上や医療費の適正化など職員一丸となって取り組んでいるところ でございます。 さて、今回の諮問事項といたしましては、国民健康保険料の賦課限度額の改定で ございます。 賦課限度額につきましては、政令により平成27年度以降の国基準が、基礎賦課 分が1万円増の52万円に、後期高齢者支援金等分が1万円増の17万円に、介護 納付金分が2万円増の16万円に引き上げられ、合計4万円増の85万円となって おります。 本市におきましては、平成26年度で介護納付金分を2万円引き上げましたが、 後期高齢者支援金等分で国基準と2万円乖離しており、今年度国の引き上げによっ て国基準との乖離は6万円となっております。 平成27年度につきましては、平成30年度からの市町村国保の都道府県化によ り保険料の標準化が予想されるため、早期に賦課限度額の国基準への引き上げが必 要であると考えており、基礎賦課分を1万円、後期高齢者支援金等分を3万円、介 護納付金分を2万円、合計6万円の賦課限度額引き上げの改定につきまして諮問す るものでございます。 賦課限度額を引き上げることにより、財源の確保や中間所得層の負担の軽減など の効果が期待できます。 お手元の資料3ページをごらんください。 上段では、保険料賦課限度額の国基準と本市の賦課限度額の推移を示しておりま す。中段からは、中部9市の限度額の状況を示しております。他市の状況につきま -5- しては、富田林市以外は既に国基準への引き上げが決まっております。 次に、資料4ページから7ページをごらんください。 こちらの資料は、今回の賦課限度額引き上げによる影響世帯を示しております。 太枠内が、今回の限度額の引き上げで保険料が増額となる世帯で、そのうちの網か け部分が限度額に到達する世帯でございます。 4ページが、基礎賦課分1万円、後期高齢者支援金等分3万円、合計4万円引き 上げた場合の影響世帯で、増額となる世帯は1,529世帯、限度額に到達する世 帯は843世帯となります。 5ページが、基礎賦課分を1万円引き上げた場合の影響世帯で、増額世帯、限度 額到達世帯ともに843世帯となっております。 6ページが、後期高齢者支援金等分を3万円引き上げた場合の影響世帯で、増額 世帯が1,529世帯、限度額到達世帯が934世帯となっております。 7ページが、介護納付金分を2万円引き上げた場合の影響世帯で、増額世帯が4 04世帯、限度額到達世帯が320世帯となっております。 以上で、諮問事項の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 会 長 それでは、ただいまの説明につきまして、ご意見、ご質問がございましたらお願 いいたします。 福嶋委員。 福嶋委員 この資料、先日いただいたんですが、他市の状況だとか、それから国の賦課限度 額が引き上げられるというふうなことで、諸事情はよくわかるわけなんですが、こ の賦課限度額を上げて、例えば1,000万以上の所得がある人がね、保険料が上 がるということについては、ま、理解ができるといいますか、そういうことで所得 の少ない人の負担を減らすということであれば、一定やむを得ないかなというよう に思うんですけれども、今回、先ほどの説明にもありましたけれども、中間所得層 の負担軽減につながるというふうな説明が、市長からも先ほどの説明でもあったわ けですが、もう少し具体的にどの辺の層の人の負担が軽くなるのかというのを、ち ょっと教えていただきたいんですが。 -6- 会 長 中谷補佐 中谷課長補佐。 今、ご質問のありました負担軽減になる世帯というところなんですが、基礎賦課 分と、それと後期高齢者支援金等分につきましては、本市では、今、実際に賦課総 額といいまして、これだけ保険料を掛けなければいけないという金額があるんです けれども、それを賄えるまでじゃない料率、要はちょっと料率を抑えた状態で、つ まり所得の低い世帯と中間所得の方にもともと軽減した状態で、今、料率を賦課し ている状態でありますので、基礎賦課分と後期高齢者支援金等分については、限度 額を引き上げた場合についても、特に中間所得者層に影響するものではございませ ん。 介護納付金分2万円につきましては、今、必要な保険料全て賦課している状態で ありますので、中間所得者の方に軽減がかかるようになっております。資料でいい ますと、7ページを見ていただけたらわかると思いますが、この左側から世帯ごと に1人世帯、2人世帯、3人世帯、4人世帯とあるんですが、1人世帯の左側が人 数で、右側が保険料の影響額になるんですけれども、このマイナスと出ているとこ ろが、実際に保険料が安くなる計算になるようなところとなっております。所得の 高い方は保険料が上がることになるんですが、所得の低い方はこのようにマイナス になる、要は中間所得層が保険料軽減になるような状態になります。 一応、介護分に対して減額となる世帯は4,400世帯ぐらいになると、現在、 見込んでおります。 以上でございます。 会 長 福嶋委員 福嶋委員。 今の説明によりますと、介護分で一部中間所得層の負担軽減があるということな んですが、今回、一番ふえる人は6万円上がるわけですけれども、この負担が軽く なる人の最高の額でいいますと4,606円。これが一番ようけこの負担が減る人 の額ですよね。そういう点では、負担軽減というんやったら、もっとね、この中間 層の人の負担が減るというふうにすべきじゃないかというように思うんです。所得 が200万円の4人世帯という一般的な標準家庭で、子供が2人というところで、 -7- 松原市の場合は昨年度の保険料が41万7,000円超しているんです。41万7, 000円いうことは、1カ月3万以上の保険料を払っているということになります。 毎月10万、20万の収入がある人やったら、国民健康保険に入ってへん人もわり あい多いですけれども、このごろは国民健康保険というか、会社が保険に入らせて くれへんで、国民健康保険に入っておられる方も増えています。そういう点でいう とね、本当にこの保険料が高いという実感を持っておられる方がたくさんおられる んです。この所得200万円の人にとったら、わずかですけれども負担は減るかも 分からないんですけれども、今のこの保険料自身がね、本当に大変高くて払い切れ ないというふうな状況がありますので、そういう点では、今回、賦課限度額を上げ て、中間所得層の負担が減るいうけれども、僕らにしたら、さっきもちょっと言い ましたけれども、1,000万円以上の所得がある人やったら、多少はふえてもし ようがないかなと思うんですけれども、今回の賦課限度額を上げることによって、 もっと所得の少ない人も負担がふえるというので賛成しかねる面がありますので、 そのことを申し述べたいと思います。 以上です。 会 長 寺本課長 寺本課長。 例えば、500万円所得で4人世帯となりますと、今回6万円の限度額まで到達 してしまいます。これについては、所得に対して保険料負担額が大変高いなという ふうな認識はしております。しかし、保険料を算定する際に、まず国・府からの歳 入から引いた残りを保険料で賄うという原理原則がございます。その中で設定する 保険料です。これについては、構造的な問題がやっぱり大きいかなと思うので、 国・府に引き続いて物を申していかなあかんなというふうに考えております。 しかし、ただ、多人数世帯で高くなる、これ、保険料を設定する際に応能割、こ れは所得によって決める部分と、応益割、これは受益に応じて決める部分から構成 されていまして、1人増えれば医療費もかかるであろうという。だから、その部分 は負担していただきたいということで保険料設定しております。 ただし、こういった、一方で、多人数世帯に対しては、所得や世帯員数によるん ですけれども、国の政令軽減や、あと市独自の減免制度で対応しておるところでご -8- ざいますので、どうぞよろしくお願いいたします。 会 長 福嶋委員 福嶋委員。 今、説明ありましたように、国の制度そのものが、かかった経費をどういう分担 で持つかということになって計算すれば、本来からいうたら、もっと松原市の場合 でも保険料は高くなるというふうな計算になると思うんです。それを、負担をでき るだけ抑えるということで努力をされているということはよくわかっています。そ ういう点でもあるんですけれども、実際に市民の立場に立ったら、この保険料が少 ない収入の中で、所得の中で払っていかなあかんという点で、今回のその賦課限度 額の引き上げがね、そういう形で市民の方にかぶってくるという、そういう点では、 私としては、よく事情はわかるんですけれども、国に対してしっかり保険料の引き 下げになるような努力をしていただくことも合わせてお願いしたいとは思うんです けれども、今回、なかなか賛成しかねるなというふうに思っています。 この問題もそうなんですけれども、今後、都道府県統一になってきますと、今、 松原市で行われている市独自の減免制度とか、そういうこともなかなか難しくなる というふうに聞いていますので、そういう点では、都道府県均一化していくような ことには、国の流れそのものがなっているとは思うんですけれども、そのことで、 さらに市民の負担がふえてくるという心配もありますので、そういう点に対しても 国に対して働きかけをぜひお願いしたいなというふうに思っています。 以上です。 会 長 寺本課長 寺本課長。 また、都道府県化になったら減免ということなんですけれども、これについては、 これから府と、そして市町村においてどうしていくか。当然不利益にならないよう に物を申していきます。だから、これからどうなるかというのはまだ未確定ですの で、その辺はしっかりと意見を申し上げていきたいと思います。 それと、今回賦課限度額の引き上げの目的というか理由なんですけれども、30 年度の都道府県化になりますと、市長の挨拶にもありましたけれども、まず保険料 -9- 率というのは、標準保険料率というのを各市町村に示されます。その中で、賦課限 度額については、多分府内統一で国基準に合わせてくるであろうと想定されます。 その際に、急激な引き上げによる被保険者の方々に対しまして負担を強いたくない という思いから、乖離を解消したいなという部分が1点と、あと、累積赤字をたく さん抱えております。これは、単年度収支が均衡ができなかったという過去の経過 がございます。その単年度収支を均衡するために、今回の引き上げによる増収が約 2,400万円見込んでおります。これは、やはり単年度収支の均衡の一助になる ものかなというふうに考えておりますので、それを考慮していただいて、どうぞご 検討いただければと思います。よろしくお願いします。 会 長 他にご意見、ご質問ございましたらお願いいたします。 ないでしょうか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 会 長 ないですか。 ご意見をいただいたところでございますけれども、こちらからの提案なのですが、 公益代表で一旦預からせてもらって、調整をさせてもらった上で、もう一度諮らせ てもらうというのが、いかがでしょうか。 李 委員 時間もありますので、そういう形で進めていただければ結構だと思います。 会 ありがとうございます。 長 じゃ、公益代表で少し時間をいただきたいというふうに思いますので、よろしく お願いします。 他の委員の方、しばらくお待ちください。 (休 会 長 憩) 休憩前に戻り、会議を再開いたします。 -10- 今、調整させていただいた内容を発表させていただきます。 今回、市長から諮問のありました事案につきましては、被保険者の経済状況や市 の財政状況等を鑑み、また平成30年度からの市町村国保の都道府県化を見据え、 基礎賦課分を1万円引き上げる52万円に、また、後期高齢者支援金等分を3万円 引き上げ17万円に改めることし、介護納付金分につきましては、昨年度に2万円 の引き上げを行っていることから、今年度は据え置き、来年度以降に検討するとい うことでまとまりました。 それでは、ただいまの内容につきまして、ご意見、ご質問がございましたらお願 いいたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 会 長 他に意見がないようですので、まとめさせていただきます。 本諮問事案における答申案につきまして、基礎賦課分1万円引き上げの52万円 に、後期高齢者支援金等分3万円引き上げの17万円に改めることとし、介護納付 金分につきましては、来年度以降に検討することとさせていただきたいと思います が、よろしいでしょうか。 岡田委員 それでよろしいと思います。 会 ありがとうございます。 長 よろしければ、事務処理のため、暫時休憩をさせていただきます。 (休 会 長 憩) 休憩前に戻り、会議を再開いたします。 それでは、諮問に対する答申の案文を朗読いたしますので、よろしくお願いいた します。 湯浅主幹。 -11- 湯浅主幹 それでは、答申案を朗読させていただきます。 平成27年度国民健康保険答申書(案) 平成27年5月14日 松原市長 澤井宏文様 松原市国民健康保険運営協議会会長 若林良信 平成27年5月14日付、松保第189号にて、松原市国民健康保険運営協議会 に対し諮問のあった、松原市国民健康保険条例の一部改正について、慎重なる審議 の結果、下記のとおり答申する。 記 1.松原市国民健康保険料賦課限度額を次のとおり改める。 (1)基礎賦課限度額について、現行の「51万円」を「52万円」に改める。 (2)後期高齢者支援金等賦課限度額について、現行の「14万円」を「17万 円」に改める。 2.前項の事項は、平成27年度分以後の保険料について、平成27年4月1日 から適用する。 以上でございます。 会 長 ただいま市長からの諮問に対する答申の案文の朗読がありました。 よろしいでしょうか。ご意見がないようでしたら、市長に入室をしていただきま すので。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 会 長 よろしいでしょうか。しばらくお待ちください。 (市長入室) 会 長 それでは、会議を再開いたします。 諮問に対する本協議会の答申を取りまとめましたので、私のほうから朗読し、文 書として市長に手渡したいと思います。 -12- 平成27年度国民健康保険答申書 平成27年5月14日 松原市長 澤井宏文様 松原市国民健康保険運営協議会会長 若林良信 平成27年5月14日付、松保第189号にて、松原市国民健康保険運営協議会 に対し諮問のあった、松原市国民健康保険条例の一部改正について、慎重なる審議 の結果、下記のとおり答申する。 記 1.松原市国民健康保険料賦課限度額を次のとおり改める。 (1)基礎賦課限度額について、現行の「51万円」を「52万円」に改める。 (2)後期高齢者支援金等賦課限度額について、現行の「14万円」を「17万 円」に改める。 2.前項の事項は、平成27年度分以後の保険料について、平成27年4月1日 から適用する。 澤井市長 ありがとうございました。 会 市長よりお礼の挨拶があります。 長 それでは、市長、よろしくお願いいたします。 澤井市長 ただいま皆様方に慎重なるご審議を賜り、ご答申をいただきました。心より御礼 を申し上げます。 本市といたしましても、この答申を踏まえ、ご審議いただきました内容につきま しても十分に尊重させていただき、今後の国民健康保険事業の運営に生かしてまい りたいと考えております。 いずれにいたしましても、今後、さらに高齢化が進んでいく中で、この国保を取 り巻く環境はさらに厳しさを増すということは誰もが予測できるところでございま すから、この国の制度でありますこの国民健康保険というものを、今後とも我々し っかり維持していけるよう、皆さん方にもご指導、ご鞭撻を賜り、しっかりと職員 一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。 -13- どうか会長を初め、委員の皆様方には、より一層のご理解とご支援、ご協力を賜 りますようよろしくお願いを申し上げまして、簡単ですが御礼の言葉にかえさせて いただきます。ありがとうございました。 会 長 市長におかれましては、他の公務がありますので退席されます。 (市長退室) 会 長 続きまして、平成27年度松原市国民健康保険特別会計予算について報告をお願 いいたします。 伊藤参事。 伊藤参事 それでは、平成27年度松原市国民健康保険特別会計の当初予算について、ご説 明申し上げます。 お手元の資料の10ページと11ページをごらんください。 10ページのほうが、当初予算の概要と基礎数値、11ページのほうが歳入歳出 額となっております。 まず最初に、11ページをごらんください。 平成27年度当初予算の歳入・歳出の総額は、それぞれ201億6,300万円 でございます。前年と比べまして24億7,600万円、約14%の増でございま す。 歳入歳出予算額がともに大幅に増額となった主な要因は、歳入の共同事業交付金 及び歳出の共同事業拠出金のうちの保険財政共同安定化事業において、今まで30 万円以上の医療費のレセプトを対象として府内市町村の医療費や所得の格差などを 調整していたものを、全てのレセプトを対象としたことにより、歳入の交付金、歳 出の拠出金ともに大幅な増額となったことによります。 その他、歳入の主だったところでは、被保険者数の減少や保険料軽減措置の拡充 などにより、まず保険料収入が約2億4,000万円の減少となっております。ま た、退職被保険者等の数が、平成20年度から続く制度の経過措置が終了すること に伴い、平成27年度からは、新規の適用者がなくなるため、退職被保険者等の医 -14- 療費に対し、社会保険診療報酬支払基金から交付される療養給付費等交付金が約1 億9,000万円の減少となっております。 なお、単年度収支均衡を図るため、市の一般会計から特別財政安定化支援として、 引き続き1億7,000万円の繰り入れを予定しているところであります。 また、下の、11ページの下の歳出の主だったところでは、医療の高度化が進ん でいるため、1人当たりの保険給付費が増加していますが、それ以上に被保険者数 が減少しているため、保険給付費が約2億3,000万円、1.9%減少していま す。また、後期高齢者支援金等や介護納付金も被保険者数の減少や、負担率の引き 下げなどにより、合わせて約1億7,600万円減少しております。 続きまして、10ページの下段の下のほうをごらんください。基礎数値と書いた ところです。 平成27年度の予算計上に当たりまして、被保険者数を3万8,330人と見込 んでおり、前年度より約1,700人の減となるものでございます。被保険者数減 少の主な要因は、高齢化により後期高齢者に移行される方が多いことによります。 世帯数については2万2,064世帯と見込んでおり、前年度より363世帯の減 となるものでございます。また、1人当たりの保険給付費につきましては30万8, 592円と見込んでおり、前年度より約7,500円の増となっております。 以上で、平成27年の予算の概要とさせていただきます。よろしくお願いいたし ます。 会 長 それでは、ただいまの報告につきまして、ご意見、ご質問がございましたらお願 いいたします。よろしいですか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 会 長 ないようでしたら、以上で全ての案件が終了しました。 事務局より、他にございませんか。 寺本課長。 寺本課長 次回の開催日程でございますが、これにつきましては、日程等を調整し、後日、 -15- 事務局より改めて連絡させていただきますのでよろしくお願いいたします。 以上でございます。 会 長 次回開催日程につきましては、改めて事務局より連絡がありますので、皆様よろ しくお願いいたします。 それでは、これをもちまして本日の運営協議会を終了いたします。ありがとうご ざいました。 -16-
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