ボルシア・ドルトムントのサッカー

伊 勢崎 市立 三郷 小学 校
平 成2 7年 度学 校通 信
第12号
平成27年10月21日(水)
今 日 は 、「 大 き
くなったら」とい
うお話をしようと
思います。
校長先生は、2学期の始めに、学校目標「自分をみがく三郷
の子
未来へ
世界へ」について、自分をみがくのは
未来の
ため、世界と自分からつながることができるできる力を身につ
けるためなのだということについて話しました。そのためにも、
まず「めあて」をしっかり持ってがんばろうと話しました。運
動会でも、みなさんは「めあて」を持って頑張っていましたね。
朝礼
10 月 6 日
今日の話「大きくなったら」も、自分の将来の「夢」「めあて」についてのお話です。そして、こ
の話をするので、今日は校長先生の宝物を一つ持ってきました。
さて、皆さんは、大きくなったら、何になりた
いと思っていますか。今日、校長先生が用意した
のは、三郷小「大きくなったらランキング」ベスト4です。これは、去年の6年生が卒業アルバムに
書いたものから調べてみました。自分の将来の夢ですが、順番に見て行きましょう。
まず第4位は、「野球選
手」「バスケットボールの
選手」で、それぞれ5名
いました。続いて第3位
は、「パティシエ」です。
7人いました。そして第
2位「学校の先生」は、
8人でした。それでは、
第1位です。11人が書
いたのは「サッカー選手」
でした。きっと、皆さん
の中には、自分と同じだ
という人も多かったので
はないでしょうか。さて、
「大きくなったらランキ
ング」どうですか。第2
位に「学校の先生」が入っているのを見て、三郷小の子どもたちは、三郷小の先生と素晴らし出会い
をしているのだとも思いました。ここにはない「大きくなったら」もいっぱいありましたよ。例えば、
「お医者さん」「幼稚園や保育園の先生」「ペット関係の仕事」などなど、全部で40種類以上の「大
きくなったらなりたいもの」がありました。
校長先生は、このように「大きくなったら」という自分の夢を持つことは、学校目標「自分をみが
く三郷の子
未来へ
世界へ」にあるように「未来へ世界へ」向かって生きている皆さんにとってと
ても大切だと思います。ぜひ、「大きくなったら」という「自分の夢」を持ちましょう。2学期の中
で、クラスでも「大きくなったら」という自分の夢について「道徳」や「学活」などで考えることが
あると思いますよ。
では、大きくなったらという「夢」
は持つだけでいいの?というお話で
す。大きくなったらランキング1位のサッカー選手についてはど
うでしょうか。ここで、二人のサッカー選手について、紹介しま
す。一人目は、知っている人も多いでしょう。そう外国「ドイツ」
ドルトムントというクラブチームで活躍している香川真司選手で
す。日本代表としても活躍していますよね。さて、この香川選手
ですが雑誌の取材に対して子どもの頃の様子を語っています。小
学校に入る前から、ボール遊びが大好きだったことや、小学生に
なってからは、学校から帰ると家の前の公園で暗くなるまでボー
ルを蹴っていたそうです。さすがに、日本代表になる選手ですか
香川真司選手
ら、小学校の頃から毎日ボールを蹴っていたのですね。では、香
川選手がサッカーだけの小学校生活を送っていたのでしょうか。ここで、もう一人のサッカー選手を
紹介します。廣山望選手です。ちょうど、6年生の皆さんが生まれたころ日本代表として活躍した選
手です。香川選手がドイツで活躍していますが、この廣山選手も外国
「パラグアイ」という国で活躍した選手です。この写真もその頃の写
真で、先生の宝物も、この廣山選手がサインをしてくれたユニフォー
ムです。廣山選手ですが、外国「パラグアイ」で活躍していた時に、
校長先生もまた、先生として3年間パラグアイにいました。そして、
せっかくパラグアイにいるのだから廣山選手に先生の勤める学校に来
てもらってサッカー教室を開けないかと思い、サッカー教室を開くこ
とができました。先生チームと廣山選手チームと対戦もしました。サ
ッカー教室が終わって、子ども達から廣山選手へ質問ということにな
廣山
望選手
りました。いろいろな質問が出たのですが、その中で先生の担任の子
どもが、こんな質問をしました。「どうしたらプロのサッカー選手に
なれるのですか?」です。廣山選手は何て答えたと思いますか?先生もその質問を聞きながら、きっ
とサッカーの練習方法のアドバイスだとか一日中サッカーボールを触っているとか、そんな答えを予
想しました。でも、廣山選手が答えたのは、「君たちは、まずは勉強だね」ということでした。じゃ
あ廣山選手が小学校の頃、サッカーをしていなかったかと言えば、そんなことはなく香川選手のよう
に毎日ボールを蹴っていたと思います。
今日は二人のサッカー選手の話をしました。プロのサッカー選手を目指した時に、毎日の練習の大
切さを香川選手は教えてくれます。一方で、廣山選手は、それだけではなく「毎日の勉強」もしっか
りできなければだめなんだとも話しています。校長先生は、この二つが大切なのだと思います。サッ
カー選手を例に話をしたのですが、どの将来の夢についても同じで、例えばランキング 3 位のパティ
シエでは、パティシエになるための技術と共に、今必要なのは、やはり勉強なのだと思います。
皆さん、将来の夢や目標をしっかりと持ちましょう。そして、その夢に向かって小学生時代の香川
選手のように頑張ると共に、毎日の勉強を小学生時代の廣山選手のようにがんばりましょう。
10月6日
朝礼
校長先生の話
香川 真司(かがわ しんじ )選手
兵庫県出身のプロサッカー選手。ブンデスリーガ・ボルシア・ドルトムント所属。日本代表。ポジシ
ョンはミッドフィールダー(主にトップ下やサイドハーフ)、フォワード。
廣山
望(ひろやま
のぞみ)選手
千葉県出身の元プロサッカー選手。パラグアイ、ポルトガル、フランスを始めとする 5 カ国で活躍。
日本ではジェフ市原や東京ヴェルディ、ザスパ草津そして日本代表で活躍。2014 年から、JFA アカ
デミー福島で U-15 の育成に携わっている。