インフラストラクチャー投資マスタークラス – 2017シリーズ

インフラストラクチャー投資マスタークラス – 2017シリーズ
アセットオーナーとマネジャーのための先進投資技術
with the support of
経営幹部向インフラ投資マスタークラス
EDHEC Infrastructure Institute – Singapore
⽇日本政策投資銀⾏行行本店(東京) 2017年年5⽉月31⽇日
インフラ投資マスタークラス 日本政策投資銀行本店 2017年5月31日
はじめに
> インフラアセットへの機関投資家の投資は、オルタナティブ投資
を通じてポートフォリオの多様化を進めようとする⼤大きな傾向に沿っ
ています。この傾向により、国債より⾼高利利回りで⼗十分⻑⾧長期的な投資
商品および⽶米国物価連動国債 (TIPS) 以外の物価連動証券など、資
本市場以外での投資が増加しています。最近増加している投資の特
徴の⼀一つは、取引がまれで満期までの保有を前提としたアセットを
購⼊入対象として選択していることです。
⾮非上場で流動性のないインフラ債への投資には、評価やリスク判定
に関し多くの課題があるため、アセットクラスやリスクファクター
影響度をもとに設計を⾏行行うトータルポートフォリオアプローチに取
り⼊入れる際に⼤大きな困難を⽣生じます。
このマスタークラスでは、参加者の皆様に、この分野における最新
の学問的研究や実証的な調査結果を詳細に紹介します。
マスタークラスの講師は、Frédéric Blanc-Brude博⼠士 (EDHCinfra
Director) 、Timothy Whittaker博⼠士 (Head of Data Collection) 、Majid
Hasan博⼠士 (Head of Asset Pricing) の3⼈人です。この3名は、2013年年
より中⼼心メンバーとしてEDHECのインフラ投資研究プログラムを
推進してきています。.
流動性が極端に低い⾮非上場アセットの
パフォーマンスをベンチマーキング:
インフラ債の場合
> このマスタークラスでは、⾮非上場インフラ債の特徴や組成プロセ
スをはじめ、インフラ債ポートフォリオのリスク調整後パフォーマ
ンスの測定や評価の⽅方法にいたるまで、この資産への投資の本質を
参加者の皆様に詳細に理理解していただくことを⽬目的としています。
このマスタークラスでは、インフラ投資に関する既存のデータや評
価⽅方法を概観した上で、改善されたキャッシュフローモデルや評価
技術を紹介します。ダイナミックなリスクプロファイル、価格測定
⼿手段の不不在、インフラ事業へのプロジェクトファイナンスにおける
特定の商品の種類類におけるオプションなどのインフラ資産の特性に、
それらのモデルや技術は、より良く適合するように改良されたもの
です。また、インフラ債のクレジットイベントが⽣生じた場合の事業
再編の詳細な事例例研究を通じて、なぜ回収率が現⾏行行⽔水準になってい
るのか説明します。
このマスタークラスは、この分野に知識のない⽅方にも理理解しやすい
ように意図しており、新しい評価⽅方法の検討と実践的な適⽤用の分析
をバランス良く構成し、段階的な実施例例についての統合的な事例例研
究を含んでおります。
講義ノートと資料料は参加者の皆様に提供いたします。
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インフラ投資マスタークラス 日本政策投資銀行本店 2017年5月31日
アジェンダ
第1部:⾮非上場インフラ債を理理解する
> インフラ債商品の特徴:「具体的」から「契
約」へ
> 構造的信⽤用リスクの枠組みと最新事例例の分析
第2部:事例例研究:インフラ債投資の出⼝口コスト
と期待回収率
> インフラ事業における債権者と債務者のインセ
ンティブを理理解する
第3部:⾮非上場インフラ債投資のパフォーマンス
測定
> インフラ事業のリスクとキャッシュフロー割引
の期間構造について
> ⾮非上場インフラ事業債ポートフォリオのリスク
調整後パフォーマンスについて
マスタークラス講師
Frédéric Blanc-BrudeはEDHECinfraの
Directorであり、オルタナティブ投資につい
てのEDHEC/Yaleプログラムでインフラ投資
を教えています。また、グローバル・イン
フラストラクチャー・ファシリティー (GIF)
の諮問委員会のEDHEC代表を務めていま
す。
Majid Hasanは、EDHEC Infrastructure
InstituteのHead of Asset Pricingであり、極
めて流動性の低い資産に適⽤用される先進的
資産評価⽅方法の開発と運⽤用の責任者です。
Timothy Whittakerは、EDHEC
Infrastructure InstituteのHead of Data
Collectionであり、世界の⾮非上場インフラ
事業債への投資データの収集、分析、集
計を⾏行行うアナリストチームの責任者です。
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インフラ投資マスタークラス 日本政策投資銀行本店 2017年5月31日
Masterclass
on Infrastructure Investment, Frankfurt Stock Exchange, 19 October 2016
スケジュール
午前8:30 – 9:30 : ⾮非上場インフラ債を理理解する
午前9:30 – 10:30 : 事例例研究:出⼝口コストと期待回収率
休憩
午前 11:00 – 12:00 : ⾮非上場インフラ債投資のパフォーマン
ス測定
会場
お問い合わせと登録について
下記までご連絡ください
Grace Chen ([email protected])
+65 9183 9550
⽇日本政策投資銀⾏行行本店
Otemachi Financial City South Tower, 9-6, Otemachi 1-chome,
Chiyoda-ku, Tokyo 100-8178
⼤大⼿手町1丁⽬目9番6号, ⼤大⼿手町フィナンシャルシティ サウスタ
ワー, 千代⽥田区, Tokyo 100-8178, Japan
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インフラ投資マスタークラス 日本政策投資銀行本店 2017年5月31日
Masterclass
on Infrastructure Investment, Frankfurt Stock Exchange, 19 October 2016
本当の専⾨門家、本当の⼈人材、本当の資産
with the support of
アクサ・インベストメント・マネージャーズ – 2016年年9⽉月時点で700
億ユーロ以上の資産を運⽤用管理理しており、うち541億ユーロが不不動産
およびインフラへの直接投資で127億ユーロが実物資産融資です。
当社では実物資産への投資に際し360度アプローチを採⽤用しており、
株式および債券、すべての地域ですべてのセクター、上場および⾮非上
場商品と360度すべてを対象としています。当社は実物資産投資にお
いて先進的な企業で、欧州で最⼤大規模の不不動産ポートフォリオを有す
る最⼤大の資産運⽤用会社であり(1)、世界でも有数の企業です。
当社は30年年以上にわたりファンドやマンデートを管理理しており、14の
事務所で働く600⼈人の従業員が世界24カ国をカバーして、国、都市お
よびセクターの詳細な情報を⼊入⼿手しています。.
注(1) 出典:IP Real Estate Top 100 Investment Management Survey –
Nov/Dec 2016
詳しい情報は当社ウェブサイト:https://realassets.axa-im.com
ツイッターでのフォロー : Twitter @AXAIMRealAssets
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EDHEC Business Schoolは、1906年年に設⽴立され、EQUIS、AACSBおよび
Association of MBAs accreditationsの3機関すべてから国際的認証を受けた数
少ない教育機関です。学部、⼤大学卒、⼤大学院および企業幹部レベルを対象に
企業実務に対応できる経営管理理についての教育を⾏行行います。当校が提供する、
幅広い国際的な⼤大学院プログラムには、世界各国からの⼊入学者を受け⼊入れて
います。リール、ニース、パリ、ロンドンおよびシンガポールの5カ所にキャ
ンパスがあり、6,000⼈人の学⽣生と134⼈人のフルタイムの教授・研究者を擁して
います。ここ数年年、国際的なビジネススクールとしてトップの⼀一つに位置づ
けられています。
ビジネス戦略略の研究は、当校を代表する重要な研究分野の⼀一つです。営利利を
⽬目的とせず、経済的⾃自⽴立を図り、調査研究に邁進するという⽅方針をもとに、
当校の組織の中でもとりわけ研究開発部⾨門は、リソースの拡⼤大、ビジネスへ
の⽬目に⾒見見える貢献、地域を限定しないビジネスとの緊密な連携という当校グ
ループの戦略略⽬目的に⼤大きな貢献をしています。
EDHEC Infrastructure Institute-Singapore (EDHECinfra) は、インフラへの
投資家が必要とする深い知識の提供を⽬目的として設⽴立されました。当研究所
では、インフラへの私企業の投資とそのキャッシュフローデータを収集の上、
標準化を⾏行行うことにより、最先端の資産価格付けおよびリスク分析のモデル
を作成し、そのモデルを活⽤用してパフォーマンスのベンチマークを作成しま
す。このベンチマークを活⽤用することにより、インフラへの資産配分、慎重
な規制、インフラ投資のソリューションの設計が可能になります。
への投資とそのキャッシュフローに関する当研究所独⾃自のデータベースに⼊入
⼒力力します。
データ収集の効率化を進め、報告書の透明性を⾼高めるために、データ収集⽅方
法とその報告形式の標準化を進めています。当研究所のデータベースには既
に15年年に及ぶ数百を超える投資のデータが蓄積されており、現在利利⽤用できる
インフラ投資のデータベースとして最⼤大規模となっています。
このように広範で拡張的なデータベースを活⽤用して、⾮非上場のインフラ株式
や債券のキャッシュフローや割引率のモデルを作成し、投資家にとって重要
なリスクとパフォーマンスの測定に関する⼀一連の指標を作るための当研究所
で展開された技術開発とその応⽤用を⾏行行っています。
価格付けおよびリスク分析モデルを運⽤用することで、カテゴリー化を使って
グループ化したインフラ株および債券への投資パフォーマンスをポートフォ
リオ全体の測定値として示すことが可能です。このカテゴリー化は、例例えば
新規インフラ対既存インフラのように⾏行行いますが、投資家がインフラ投資を
⾏行行うに際しとても有効な⼿手段です。
当研究所では、インフラ事業データ提供協⼒力力者や他の情報源より⾮非公開のイ
ンフラ投資データを収集、整理理、分析の上、インフラ対象の株式および債券
EDHEC Asia Pacific
One George Street, #07-02, Singapore 049145
edhec.infrastructure.institute