ケチ ュ ア語のなぞなぞ

じ
め
ー
に
ペ ル ー ・ク ス コ 地 方 を 中 心 に ー
ケ チ ュア 語 の な ぞ な ぞ
は
青
木
芳
夫
ア ソ ヘ リ カ ・パ ロ ミ ー ノ ー1 青 木
パ ー セ ソト、 一八 四万 人 が ア ソデ ス山脈 を中 心 と す る 農 村
で暮 ら し て いる [付 図 参 照 ]。
ケ チ ュア語 は ス ペイ ソ語 と 並 ぶ公 用 語 に認 定 さ れ た が、 実
ま た、 法 的 に は、 一九 七 五年 五月 二七 日付 の政 令 によ り
同 地 方 の 代 表 的 な 土 着 言 語 であ る ケ チ ュア語 のま ま 紹 介 す
効 を 伴 わ な い ま ま数 年 が 過 ぎ 、 一九 七 九年 七 月 一二日 に発
一127一
本 稿 の 目 的 は 、 南 米 ペ ル ー ・ア ソ デ ス南 部 の な ぞ な ぞ を 、
る こ と に あ る 。 ケ チ ュ ア語 で は な ぞ な ぞ は ﹁≦ oε oぼ 犀¢口o﹂
ユ 一
日 oω日 霞 ご 、 同 ア ヤ ク ー チ ョ地 方 で は
① ク ス コ県 、② ア ヤ ク ー チ ョ県 、 ③ プ ー ノ県
﹁芝9 仁o匡 昌巴h仁団﹂ と 呼 ば れ 、 ペ ル ー ・ク ス コ 地 方
で は コ 日 oωヨ o員
織
誌 黙慧
藻
な いし
﹁一
ヨ oく骸 boρ げoく8 ︽o凶uρ・ω﹂ と い う 呪 文 の よ う な 呼 び 掛
[
乞 o<母 同o αΦ ︾
σq仁昌o HΦミ " ωω]。
げ で 問 答 が 始 め ら れ る 。 と も に ﹁何 だ ろ う な 、 さ あ ﹂ と い
う ほど の意 味 であ る
今 日 の ペ ル ー で は 、 ケ チ ュ ア 語 は 、 一九 八 一年 の 国 勢 調
査 に よれ ば 五 歳 以 上 の人 口 のう ち 二 ニパ ー セ ソ ト に当 た る
一万 人 は ケ チ ュ ア語 の み を 話 し 、 = 二
三 一八 万 人 に よ り 日 常 的 に 話 さ れ て い る 。 そ の う ち 、 七 ・
六 パ ー セ ント、 =
木1987a:72
(出 典)青
着諸語の分布
図1土
圏 内 の公 用 語 に 指 定 し 、 地 名 標 識 等 も ス ペイ ソ語 と ケ チ ュ
オ ス の 三県 か ら な る 広 域 行 政 圏 ﹁イ ソカ ﹂ が ケ チ ュア語 を
さ れ た。 近 年 では 、 ク ス コ ・アプ リ マ ック ・マド レデ デ ィ
ス ペ イ ソ語 に 対 し て ケ チ ュア語 は ﹁地 域 的 公 用 語 ﹂ と 規 定
り 停 止 さ れ る ) の第 八 三条 では ペ ルー 全 体 の公 用語 であ る
布 さ れ た現 行 の ペ ル ー憲 法 (今 年 四 月 フジ モ リ大 統 領 によ
﹁ア ル フ ァ ベ ッ ト を 答 に し た も の ﹂ が 一例
や ⑰ の よ う に ﹁音 の お も し ろ さ ﹂ の 例 な ど も あ る 。 ま た 、
の だ が 、 例 題 ⑬ や ㊥ の よ う に ﹁考 え 落 ち ﹂ の 例 や 、 例 題 ⑳
を 見 る な ら ば 、 も ち ろ ん ﹁形 状 な ぞ な ぞ ﹂ が 圧 倒 的 に 多 い
こ れ を 指 標 に ペ ル ー ・ク ス コ地 方 の ケ チ ュ ア 語 の な ぞ な ぞ
ぞ に 人 気 が あ る、 と 指 摘 し て い る [
川弼
と か ﹁た く ら ん だ 謎 ﹂ と 呼 ば れ る 性 的 な 含 み の あ る な ぞ な
の にす ぎ な い が、 プ ー ノ県 を中 心 に、 旧 西 ド イ ッ か ら の技
ペ ル ー で は、 土着 言 語 の復 権 は牛 歩 にも 似 て遅 々 た る も
含 み の あ る な ぞ な ぞ も 例 題 ⑪ や⑯ のよ う に少 な く は な い の
語 の 歴史 を 反 映 し て いる と も解 釈 でき よ う 。 な お 、 性 的 な
な い こと は 文 字 言 語 と し て の発 展 を 阻 ま れ てき た ケ チ ュア
(例 題 ⑭ ) し か
ら ①O "ω①Olω①ω]
。
ア語 を 併 記 す る に いた って い る。
術 協 力 を え て 七 〇 年 代 、 八〇 年 代 に進 展 し た 二重 言 語 ・二
以 下 では 、 実 際 のな ぞ な ぞ を 列 挙 す る こと と す る が、 本
で あ る。
ニス タ の名 を 冠 し た 、 ク ス コ市 に あ る ド ミ ニ コ会 系 の 研究
稿 の な ぞ な ぞ は 筆 者 ら が 直 接 採集 し た も の では な く、 主 と
重 文 化 教 育 の実 験 [
甜 卦 HΦc。刈o] や、 著 名 な イ ソデ ィ ヘ
所 によ る 土 着 言 語 によ る 出 版 事 業 等 に は 評 価 す べき も の が
し て ア ソ デ ス 司 牧 研 究 所 が 採 集 し た も の 冒 勺﹀ コ・◎●] に
多 々あ る 。 本 稿 も ま た 、 こ の よ う な 土着 言 語 の復 権 、 土 着
" ω。
。i 凸 ●
若 干 他 のも の
nZ O︿O冥 O α① ﹀ σq巳 冨 目Φミ
言語 によ る 出 版 事 業 に微 力 な が ら も寄 与 し た いと い う筆 者
≧ <母 ΦN ρ 9 。。
bΦ HΦ。
。c。 " 蕊 - 刈。。] か ら 補 充 し 、 再 録 し た
な お 、 ケ チ ュ ア語 を ど の よ う に 表 記 す る か 、 つ ま り 正 書
も の であ る。
ら の希 望 か ら 生 ま れ た。
と ころ で、 チ リ の ス ペ イ ン語 のな ぞ な ぞ (
Oα一
く一
b.
O]
PNOo
o)
法 の問 題 は政 治 的 な 性 格 を 内 包 す る も の で
を 採 集 ・分 析 し た 三 原幸 久 氏 は 、 そ の内 容 か ら ﹁形 状 な ぞ
な ぞ﹂ ﹁考 え 落 ち ﹂ ﹁音 の お も し ろ さ ﹂ ﹁ア ル フ ァベ ットを
そ れ 自 体 非 常 に興 味 深 い テ ー マで はあ る が、 本 稿 で は、 一
[
囎 誹 H⑩。。刈σ]、
答 にし た も の﹂ 等 に大 別 し 、 ま た ﹁二重 に意 味 を 持 った 謎﹂
一128一
九 七 五年 一〇 月 に ペ ルー政 府 に よ り 制 定 され た 正 書 法 (教
育 大臣令第 四〇 二一
ニー 七 五 号 ) のう ち ク ス コーー プ ー ノ地 方
に関 す る も の に ほぼ 準 拠 し て い る。 ま た 、 な ぞ な ぞ の中 に
は ア ヤ ク ー チ ョ地 方 の ケ チ ュア語 のも の [
Zρ<母 8 H逡 己
も いく つか あ った が 、 本 稿 で は ク ス コ地 方 の ケ チ ュア語 に
③
④
(答 ) ooげoρoげゆ
る ア チ ョク チ ャ
(白 い ズ ボ ソ で 歩
チ ュウ ヒ [タ カ 科 、 足 の部 分 の毛 が 白 っ
くξ 8 旨 ミ ミq§ 貯 oρ bξ 置 零翅 き
く若者)
(答 ) 巴 ρ角日巴
ぽ い]
冨 芝 o 犀.
oωbぎ 菖P げ仁犀 日 o︽毒甘 o口口昌 (チ ュ ー ニ ョが 一
警 .
仁身 5口p 醇 昌 一
8 げ8 げ∈p
§ 鴇
一
跨 翅 営g ぼ言 p
そ し てま た、 ス ペイ ソ語 から の借 用 語 に つい て は、 今 で
つ、 パ タ パ タ す る も の が 二 つ、 光 る も の が 二 っ、 棒 が 四
げ爵
は す っか り ケ チ ュア語 に同 化 し、 ケ チ ュア語 風 に発 音 され
っ、 紐 が 一 つ)
書 き 替 え て あ る。
る も のも あ るが 、 本稿 では スペ イ ン語 の まま 綴 ってイ タリ ッ
犬
oお oρ 9 仁。。[11 εOo。]
三 ⇒ (山 々 の ニ ソ ニク )
スカ ソク
飛行機
(高 く 飛 ぶ 缶 製 の 鳥 )
(答 ) 黛註§
oげ.
巳 冨昌 鼠 惹 。 臣 爵 .
亀日き
つだ け 、 で も 働 こ う と す る 人 々 )
(答 ) o≦ 旨 o[11 0αqε o] 針
Oお Oρ 冨 鼠 日 き 富 一
一
6 ぼ 官 営 ヨ =。。冨 昌 (あ の 山
の上 から き ら き ら 光 る も の)
匿 ρ翅
。音 艮 仁爵 O (目 が 一
巴ε [11 巴8 ]コ bげo妻 8 貯 ミ 嘗 ωρo [ま た は 風 oげぎ 犀仁]
(答 ) O§ 肋
臣 冨
(答 ) 巴 ρo
⑤
⑧
⑦
⑥
ク にす る か 、 あ る いは角 カ ッ コの中 に ス ペイ ソ語 を 併 記 し
てあ る。 あ る 意 味 では、 これ ま で抑 圧 さ れ てき た ケ チ ュア
な ぞ な ぞ 一二〇
げ仁閃 9 艮 碧 。 犀.
仁日 信 犀.
仁ヨ 仁 日 鋤畠 巳 。。冨 閃信冨
(答 ) § 無、
§ ◎オ リ ー ブ の実
ヨ § § ミ 歪 巳 。。8 ρO (石 の 心臓 を 持 つ未 亡人 )
二
語 の歴 史 と 現 状 を 象 徴 す る も の と受 け取 る こ とも 出 来 よ う。
①
②
o置 ロboωげo口犀仁 (背 中 の 曲 が った 老 人 た ち が 橋 を 渡 っ て
いる )
一129一
ch'eqerin(1ぐ
(湘)bandera懸
◎huktankarunachap'uruwiksacha,latakasku[=
casco]cha(媚1嘩
ぐ ミ ス 》・ゐ 姻 ・
⊃ 毅'十
(即)g°uantes辞
く議 運Q'.17n[正Q週
ト縦
huksach'aukhupiasuleho[=azulejo]
二 く)
waqamushan(→
(麹)cerveza勾
一 ミ疑
(純)加c勿
②qa面ataqwayqellay,noganataqwayqellay(く
鶏 鄭 べQ曲
廻'恨)脹'巡
簑 £ 寂 一)Q曲
禦'[艮)照)
聚 慧1卜 碁 。
く
頃 環 慧 軒[喫)
(即)chiwchikuna〈
覇 憩楚
○ リ ニ}Q{1ユ ⊥ 心 申 ロ 月 る)
(純)ch'aska測
ρ の £e罐
(即)hanp'atuタHJ
㊥ch'unchulsapa,misk'illawaqaqpayacha(
座§簑 毅 〉 駒 ぐ 蝿 ゆ 榊 鄭)
Taytachaqch'uyagolgen,yupaychisnisgamana
yupayatina,apakuychisnisgamanaogariyatina
(無 ぺ%心
ー㍗ る
五anpauranpinanpahawanpit'awipa
『 想 ρ 掴e}L思
siwknispapanpapiparagaysarahach'irayashan
(櫓 ゆ1≦ 二AJU卜Q想
楚 姻御[ツ)
(細)hak'aqlluキ
◎
ン%u
紙
trastraschakichayoq(」
111'[霞
⑭taytancorneteyo,mamantaraqtaraq(叙
ぐQ誕p言
wichaymanuraymantirankucielogawa
ト.コ
(蜘)chaki[喫
曜
、Qも 〈4ミ憩
司 の トノ汐 蝋 駅 憩 嘉 福 ρ 無 霧 ・6司 一)トノ諭 無 駅 凝
(純)加
吻
ト ミ.く(く
②qhopomachucha,q'omerkirucha(遡
Q榊
く)
ゆ 二 韓 攣Q翼
・
鋼)
(即)ch'askaI圓
⑭hukt'oqontahaykunhinaspapisqat'oqoman
(純)ichhuna≠
叫 ξミoi懸
Otaksallakurkumachucha,kirunpaatipasga
llank'apakunchakra[=chacra]pi(纒
嶋 叩Q榊
く 為 裏Q皐
(純)ichhuna輯
椰 梱 肺 題Oト ノニ ゆ)
(→〈杣 凝 蛍 医 想 。
〈 〉・簑 升 虫
…
更o懸
(想口)killa[斗
⑯hawanpipapawachu,ukhunpi・//(ミ
想慧ら 辛
←]匝 ミ
廼i>huklliphpanpachapipartint'antacha(
ヒRヤ 申 裏'{ζ 慧 ※ 来)
想 引一虫Q.〈N)
くトラ
(純)iglesゴ
α
麟 くn
(糞1)killa[斗
Oyuraqkani,yuraqhamuni,wakchapas,ghapagpas
noqatamunawanku(禽
ト]匝 ミ
pukatiyanapiyuraqyuraqsipaskunat
毅 一)楚{05。{ロ:.:..10ト
ノ
G鷺 二 睡 思 鳳
励 唄 。 幅 一)二 く 影)鶏 媚 鞠 ρ 諭 禽 よ∼一)如 経 一)喚 ゆ)
(即)kachi蝉
○{ロ 凝 鰹r昆 ψ
(純)kiru麹
⑧qorikiskamanasik'iyatina(柵
二)
Ohatungagapatamantaoqeasnu[=asno]
waqayamushan(十
く杣 凝 湘Q引
駒 匡 翅Qロ
〃
く 簑 些 ニ トノ
ニ ゆ)
(憩1)kisa\-ll\
⑧waranqamantamikhuna(ヤ
ゆラ
く (純)kanpana[=campana]蝦
(純)kiwna十
●hukch'inwayq'ochapiasul[=azul]asnu[=asno]
waqashan(軸
⑧
灸 饗 ゆ 駒 ㌍ 二 釦Qロ
《 簑 窪 ニ トノニ ゆ)
(純)kanpana[=campana]潮!
≦楚 檸 § 筆∼櫓o'噂1慧
(純)katre[=catre]マ
区 卜・
血khunaskhaaychata,askhapapatasa
ichaqamanawirayanchu,astawantulluya
秘 へ 辛 徳 ヤ 申 如 毅v駒
Otutakarga[=carga]ntinp'unchaykaruna[=carona]11antin(慢
へ わ(穫
躯乞
乙
⑧hatunpanpapi,kuskant'antachawikch'urayashan
癖 祥一等2生⊃e扇PQ)
・
ミ《蝦
ρQ)
(純)kuchillu[=cuchillo]十
Maltu[=alto]pikurus[=cruz],panpapisuy
(長牌
慧 十{トト罧'臨
瞳P慧
⑬
⑭
⑮
⑯
⑰
⑱
(答 ) 閃仁三 仁﹃
む コ ソド ル
ヨ ミ β日 碧
oげo矯コΦρb甘 oω 冨 団昌①ρ讐 bo。
。 ρ.
Φbヨ 富 。。oρΦ犀仁⇒ (あ ち
乏 。冒 ⇒。げ∬
ら こち ら に荷 物 を 置 い て い く も の )
日 o冨
ヒ ョウ タ ソ
9 塁 き
(答 ) 一
艮 鋤≦三
ρ8 鋤日 き
OげO︽O⇒ b日O昌O 毒 O齪仁口Oげ仁鴇ロ一
口OH
PO旨 OげOくO⇒ ︻
PO口O
ヨ
類 骸 仁昌oげ仁 (岩 と 衝 突 し て も 死 な ず 、 川 の 中 に 入 っ て も
死 な ず 、 火 の中 に 入 っても 死 な な い も の)
影
影
(あ な た は 行 く 、 あ な た は 行 く 。
bξ 貯 仁ρ 一
一
〇ρ母 日 oω一 (前 を 歩 く 同 郷 人 )
(答 ) 2
。
b暫
昏仁
oぼ 暮 き
(答 ) 昌8 酔 仁
﹃言 匹 同言 露 ρ鋤けδβ口匹
影
零 窃 閃冨 。匿
惹 ぎ げ、
霞 昌 窃冨 ロ
げOb矯
ぐ 魯 ぎ O (も う 捕 ま え る こ と
あ な た に つい て行 こ う )
(答 ) 痔 5 昏 ¢
げ仁ρ ミ.
§ ミ 日 O昌P辞
も 出 来 な い未 亡 人 )
影
冨 g 8冨 嘗 辞 替
(答 ) 痔 5 9 仁
ず島
蛇
(野 原 に 捨 て ら れ て い る 細 い 縄 )
(答 ) 日 ooげ.
oρ乏 翅
⑳
⑩
@
⑫
⑬
⑭
鼠 唇 。 冨 ≦き 葺
畠 暮 。ξ き 葺
蛇
(
道 の上 や道 の下 にあ る 縄 の端 )
(答 ) ヨ ooげ.
oρ類 串
甘.
嘗
bゆ団鋤 δ ρずΦ団爵 仁員 8 00げ仁 仁b臣 鋤oげ言
老 人 が そ れ を鎮 め る )
冨 ≦ ω。p
名 。。。窪 8 匿
(老 婆 が 暴 れ 、
訂 堵 。。。旨 き
(真 っ赤 な 顔 に 心 臓 が 四
[
煮 え 立 っ] 鍋 と し ゃ も じ
信旨 ρP 什磐 。 ω。呂 08
(答 ) 日 き 犀P 芝 巨 冨 韓 ぎ
薯 冨
お っ )
鼠 匹 ωbき
り んご
bξ 旦
(答 ) ミ§ N§ §
辞 コ巳 三 8
冨 置 P 日 o口o 吋仁凱ρboρ 霞 ゆ鴇 仁昌 (道 に 沿 っ て 歩 き 、 歌
(道
い な が ら 暮 ら し 、 暮 ら し を 歌 い 、 下 って い っ て 、 決 し て
川
戻らな いもの)
(答 ) 日 o︽仁
討 邑 碧 o ρo謹 ≦ 錯 ℃ヨ 。鴇 僧日 8 窃 。げ畠 聾 霧 8 巨
川
ち
を 開 け てお く れ 、 ど こま でも 行 こう )
(答 ) 日 昌 信
江団艮 ロロ ρ、
Φb好 oρ"b仁﹃冒貯 日 o口鋤 ρ、
①b貯 oρ (重 そ う
猫
に座 る が 、 軽 々と 歩 く も の)
(答 ) 日 甘 ぼ
一132一
⑯
⑯
⑰
⑱
⑲
げ島
け、
8 8 鼠 げ昌 犀巨 も ぽ ω8
け"
8 8 § pρ ぎ ρ。。
巨 巷
指 先 の な い手 袋
(一つの穴 か ら 入 り、 五 つの穴 か ら出 る も の)
(答 ) §篭§ 題
ま
製 粉機
目 仁く仁。。b巴冨 ρ9 ρΦ 計Rδ (く る く る 回 る だ け で お 金 を
出 す)
(答 ) § ミ§
日 昌 仁ωb艶 ρ 日 ξ 房 b巴冨 艮 翅 爵 。日 仁p 日 昌 仁。。冨 田 鴇
日 β︽信ωbo目o ぼ ωb、
o唄巴窪 B仁旨 (く る く る 回 り な が ら う ん
水力製粉機
こ す る 、 く る く る 回 り な が ら お し っこす る )
§ 晶§
火
﹃仁日 一 日 o口㊤ oρ霞 帯 讐 一
昌o (捕 ま え ら れ な い 赤
(答 ) ミoN
"
§
u仁冨
い石)
(答 ) 口言 o
ざ喜 仁 貯喜 仁 爵 けξ 譜 b.
8 冨 ρ鴛 。 ρ.
Φ三 言 。 (ワ ラ
耳
の 中 で小 さ く な って いる 赤 膚 の皮 )
(答 ) 巳 昌議
ωρ8 げo
⑪
⑫
⑬
⑭
⑯
道
(
村 の紐 、 山 の 帯 )
oげ仁昌風 ぽ 昌o oげ三 母 貯 仁ρ (帯 の よ う に 伸 び る も の )
(答 ) 評 5
道
[の り ]
(進 む ほ ど に 後 に 残 し 、 ま た
臣 ρ鼠 ρ ≦讐 仁P O同ρOρ oげ仁暮 宣
(答 ) 解 5
ユ巳 ω8 ①巳 "ロ巳 ωoρ①巳
道
進 む ほ ど に後 に残 す も の)
(答 ) 解 5
類 巴ho[11 ≦ 8 ]ρ讐 冒 ρ鋤二P 8げげ仁 ↓
、
罵o口 け.
マo口 (牛
を 追 い だ し な が ら 、 イ チ ュ草 を 根 元 か ら 引 き 抜 い て し ま
8蔦 ⊆ 一
量
⊆ ρげ讐8 一冨 po 芝艮 艮 βp讐o ρo口。。
ρ輿も一
う)
ま
(答 ) 識8 0げ.
o 櫛
翼
ζ δ嘗 昌oげo ヨ o曾 .
o oげo置 口鼠 b、
欝 涛 信5 (イ チ ュ草 の 丘
窃 げ僧P 尻犀塁 ω巴ρo榊
碁
[
"け
O同O]
犀Gbo
で黒 い 牛 た ち を 追 っ掛 け て い た と き 、 ク リ ス ピ ンと い う
o呂 o目蝕 oげ罠
若 者 が 足 を 折 った )
ゼ
(答 ) 凶oρoげ、
o 櫛
⑯▼ 翼
↓爵 o口聾
⑩ ▼ 8導 口L o導 仁 日 oρo営 鴇げoρ b、
鋤ρ貯 ρm
Ro 民仁藁
訂 ω冨 P 一
〇夢 仁 巴匹営 (イ チ ュ草 の 丘 の麓 に あ る 赤 膚 の
の で、 一つの山 が それ を 防 い で い る )
(答 ) 凶署 一 目
犀仁寒 5日 o口鼠 (二 頭 の 野 生 の 牛 が 角 で 喧 嘩 す る
く る く る巻 い て いる も の)
(答 ) 巳ロユ ρ銭 o 耳 殻
一133一
⑰
⑱
⑲
⑩
@
⑫
㊥
鎚B 邑 鋤犀昌 日 8 0 訂 巨日き 。げ∼ ざ 。。訂 昌 § 言 冨 。。
≦8
◎ ε 冨 ρo﹃o b仁昌評仁 (昼 は 鏡 だ が 、 夜
(こ の こ ぶ が な け れ ば 、 い つも 一緒 に お れ る の だ が )
Q量
(答 ) 凱睾 一 目
b.
信⇒oげ塁
は 皮 製 の戸 )
(答 ) 凱睾 一 目
(私 の 肉 を お
臣 ξ 。。。b巴 m
5 羅5自鴇 仁。。冨 "ゴ旨 ε 三 8 鶴 頴 ρ毒 き oぼ 。。
アボ ガド
(欲 し く て 買 う と 、 卵 ま で 舐 め る )
b巴富 く
塁 oげo旨 鋤 日 貯 げ信ざ 犀げ三 冨 旨 o 臣 ρ宅 昌
アボ ガ ド
食 べ、 私 の丸 いも の を お 舐 め )
(
答 ) U巴冨 く
旨 同8 歪 冨 ρ 頴 暮 .
巨 。営 巻 冨 ざ 冨 窟 冒 ω冨 づざ
グ アモ
む (真 っ白 な シ ー ッ で 眠 っ て い る 黒 い も の )
(答 ) boρ塁
げ仁叶 一.
OρO昌↓
O <¶
O同犀仁口℃一
ω閃O︽ け
、
OρO昌什P Oρoo一
口 (一
ズ ボ ソ
惹 ぎ ゴ.
§ 軍
日 8 。 9 。ぎ 貯 § 9 仁}
つの穴 から 入 り 二 つの穴 から 出 る も の)
(答 ) 旨 ミミ qミ
窓 暮 鋤日 碧
仁5仁日 oづ 箋貯 oげ.
信昌置 bげ爵 昌涛 仁旨 (床 に 落 と し て も 割
⑭
⑮
⑯
⑰
㊥
⑲
れ な い の に、 水 に入 れ る と 割 れ る も の)
﹃8 ω冨 ρ。p 団8 臣 旨 貯 8
(
答 )旨 鷺 、 紙
冨 三 く8 冨
惹 鑓 ρ。。訂 "
日 雪 o口 bξ ぎ oげ仁"日 o口讐◎ρ ユ日 o昌oげ仁 (目 明 き し か 知
日 8 冨 。冨
ミ.
§ 臣 冨 く8 冨 旨 帯 。ρ (ワ イ
本
ら な い物 知 り の紳 士 だ が 、 歩 き も しな い し、 話 しも し な
いも の)
9 。崔
(答 ) bg o﹃窃 ρo ρ巴ρo
げ爵
毛 。冨 [" <鋤OO]ざ 冨 も 霞 8
ソ の味 だ け が分 か る猫 背 の老 人 )
蚤
ざ 喜 ξ 一巻 冨
(答 ) 営 固
ざ げピ
毛艮 o[目 くOO鋤]閃仁5鋤 (ワ ラ の 中 に い る 黒 い 牛 や 白 い 牛 )
(答 ) b涛 ㌍ 仁。。O 蚤 と シ ラ ミ
犀印︽b鹸 o げoρo団b籔 P ρ.
Φb罵ぎ 鋤ρ b讐 ρPb識 o (こ こ に
(答 ) 黛.
§
ね パ イ ナ ップ ル
零 鋤ぞ 鋤白 。三 。ρ 毒 。置 。ω8 臨
も あ そ こ に も あ っ て、 ケ ピ リ ナ 布 の端 に も あ る も の )
貯 口 冨 8 昌 ρ.
。酵 § 軍
ベ ッド
(太 陽 の よ う に 暖 め 、 赤 ち ゃ ん も く れ る も の )
(
答 ) b仁凱仁口O
葺 言 b鼠 § レ 巳 き 量 。げ.
き ㍉ 巷 讐 き ざ 暮 鋤p
一134一
⑳
⑳
⑫
⑳
@
⑳
凱o零貯 計5 匹 唇 軸
5 (太 陽 は 眠 り 、 月 は 目 覚 め る 。 人 を 倒
眠気
し、 目 を 閉 じ さ せ る )
(答 ) b仁凶昌
糸巻 き
日 仁唄仁。。b巴 冨 毒 貯 ωoくゆ犀二ρ (く る く る 回 る だ け で 妊 娠
す る も の)
(答 ) b仁ω犀O
日 仁崔 ωb巴貯 日 仁旨 。。b鋤 斜 o= oげβ団爵 仁ρ (く る く る 回
糸巻き
る だ け で妊 娠 す るも の )
(答 ) b仁ω冨
b信昌o 曽§ ミ oげ辞 一
〇げげ仁 冨 b旨 o[11 00b巳 o]oげo (高 地
の 修 道 士 に 、 イ チ ュ草 の 聖 堂 )
ヨ
(答 ) b.
♂oρo ま た は ︽仁↓
げ仁 シ ャ コ (鶴 鵡 )
B 置p鋤 § § 遠8げ艮 § o b巳6 ε
巨 昌 oρ 同巨 2 鵯§ ・
§寒 5
⑳
⑰
⑱
⑳
曾ミ 鳴
§
冨bげ8 窃 げ鋤 p
9 0芝角B 仁。。
疑 5 (木 陰 の 中 か ら 赤 い 牛 が 覗 い て い る )
舌
訂 poげo 仁犀げ仁営 b・
⊆訂
(答 ) ρ巴冒
団霞 8
舌
(白 い 囲 い の 奥 で は た め く 赤 い旗 )
(答 ) ρ巴ピ
日 僧ヨ o 犀旨 o 毒 o$ P 冨 唄雷 一
づ口 b鋤ω犀9口 (お 母 さ ん 月
霜
が 結 び 、 お 父 さ ん 太陽 が解 く )
(答 ) ρoω鋤
鼠 口bo 仁冨 ⇒b廿 鼠 口bo げo毒 o口営 ρoぢ Φ 二づ団8 げo (道
霜
の 上 にも 下 にも 銀 の小 太 鼓 が あ るも の )
(答 ) ρ窃 鋤
日 ミ 三 〇昌 o置 口b8 ㌍ げ鋤ε ロ ρOoげ讐 o⇒ o冨 づbo巳 鴇
O﹃ρO昌 ρ"
OωOコけO⇒ 毒 鋤ωOb鋤昌一︾日 O口O o。一
日一
︽Oρ 屏Oづ一℃
屏げ碧 訂
(川 を 渡 り 、 海 を 渡 る 。 山 や 谷 を
0げo昌oげ母 話8 0げo 日 o日 〇三 8
手紙
ユ8 0旨 讐 oρ 団ooげo巳
ている)
(答 ) ρo印o鼠
さ
石臼
。。貯 甘 げo (娘 の ほ う は 尻 軽 で 、 母 親 の ほ う は お 尻 が 汚 れ
≦ o芝 〇三 8
(答 ) ρΦ一
ρo
矯§ o 仁日 讐 oρ 閃三 ぎ b仁ロ犀仁 (頭 の 赤 い 兵 士 た ち が 戦 争
⑳
越 え る。 口は な いが 、 話 す こと が でき る私 )
マ ッチ
b仁冨
ε ゴ﹂ [11 け
O同O]
に行 き 、 頭 が 黒 く な って帰 還 す る )
(答 ) bげ仁ωb仁ゴ昌 11 欲 ωh
o同o]
oぼ 唇 麸 b霞 β 噛
§ 鶏 §.
ミ
巳 野 信日 碧 $
(わ た し の 向 こ う を 歩 く 同 郷 人 )
雲
日 8 げ"
昌
(答 ) bげ5 卍
芽酔
一135-一
⑯wasiwaka[=vaca]manaintirikuq({懸Q丑
一想 ニ ト/
t,oqoyoq(魅
豪ρ{勲磁)凝v戸
(即)runtu鼠
→く曖 梱 駅 導∼入」``"iト)
く
(迎)qowiヘ
⑱pukapukarunacha,manaoqariyatina(僑
ヤ
釦e<暫
●haykunllogsin,haykunllogsin,wikch'uytukupun
(く
。捧
・田 唄o'く
。"oi葺
毅9'轄
り ゆ 軌 恥
ゆ 汐
肺 駒 無 燈 入」司
(純)sansa竪
⑧hukt'oqopik'achanpakunawaqtanaykus
Q)
N
(湘)Nghona姻
e岳
く嶺
(即)sarahank'ay・
●hukphinaturu[=toro]chak'aspichugacha
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駒 ・Rホ 亭N.くQ齪o粁
⑧1伽
贈 饗 畑一)
ム
θmankahinaqhawapayana(〃
N
(即)roqotu十
くO"・
心 想 躰 ○ 司 眼 トノニ ゆ て 緬 汐
ム 心 舞ミ!トる
⑱phinapayachak'aspichupacha(1珪
ミ1醍筆∼遺Q〆
額o
く翻Q・
囲 簑 遺
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輪 二U二
ゆ'累
二
榊 榊)
踏 饗 榊 く)
(純)roqotu十
(雛 【)sisii坦
く副(≡)・ム 心 舞ミ!卜./
⑱hukmankapi,iskayniraqmikhuna(10Q寒
騨 照Q《
sipaskunaaphanllafiapuriyushanku(陣
ム 心 駁1ト る
⑱phinaphi五amachuchak'aspichupacha(暉
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く
〕轄
⑧rumisikipiaskhayanakamap'itisintur
冒 二 ゆ 榊 鄭)
(純)roqotu十
(遍口)sipasp'asnaト
眞§)
(純)runtu鼠
●wasinut'unallapergayoq,manapunkuyoq,mana
蚕想 日
襲
⑧yuraqchukchachayoq,q'omerpollerach
5酬
想 贈QK・R一
ム)
(憩)siwilla[=cebolla]然
㊧sikiykipich'apuyoq,kasqankiwaqachi
(震 曝 想 汐D命
ρD命
の 毅 螺 簑 櫓o'誕
(純)siwilla[=cebolla]然r'旨
ゆ 司 伽 想 ヶ〆{曜br2ξ
梱 唄 イミ宰 ゆ 汐Q)
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讐
[=camisa]cha,chikchipaumacha(贈
薫 二 る や パ
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終)\ 起
Yanagochamantanq'ellumuyuk
(即)纏
㍗'蜂 署
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思 駒 ρOlbゆ
ヨii慈
纏 ト
ト
(囲{螺 …灸 』 櫃 面Q網
即 一)トノ剤 →
月 ○ 螺 如 一)"手 拠 榊)
(即)siwilla[=cebolla]然
翼トノ〉 虞 ゆ 汐
(渥口)tiyana註
③hukmaqt'acha,q'omerpantaloncha,pukakamisa
遍
〃α
二
ム ミ1ト ヤ
◎iskayk'aspichakunapihukkuruchapuri
汐Q)
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(純)suti蝉lii叢
⑧tutaqharip'unchaywarmi(怒
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(即)tree蔵
慧 田R駒'Iln)
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⑨hawanpiachakaw,ukhunpiananaw(《
叙攣
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⑧sikillaymantatanqariway,maykamapasrishallaqmi
(灘 灸 憩 黒 一)N>嶋r昆
憩'勾
(純)tikras[=tijeras]慧
入」鄭P汐
ch'unpip'achawanchuraykusqa({ロ
く環 慧 櫓 楚42ド 〆
硬
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牒 釦Q蜜
梱 榊 ト'ヨ トノ〉 ゆ
(遍 口)t,anta。
(即)tikras[=tijeras],dedal,awuha[=aguja]慧
謄'鞭
寸・[〉
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黙 慧[霞 如 盟…・
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(鎚1)t2〃Zfl心
に 入」心)
⑧mamansaq'achaka,taytanPieromachu,wawantaq
ch'ullan五awi(嘩
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〈 〉、
●muyumuyunkanitegsimuyuhina,nogawan
mananObispokanchu(誕
蝋 励'菰
価 ゆ 汐Q。
⑧samakuypas,punukuypas,qellakuypas,11ank,aypas,
再 司1潔9慧
く
marq'ayllanpinhap'irayasunki(章
・ミ等∼oi当0420や
(即)"u"[酬
ロ 「 ⇒」
b仁冨
ρ"
Φ嘗 oげo (だ く 足 で 、 毛
(道 よ 開
(尻 尾 が 棒 の 、 怒 っ
bo︽ooげo 民 oω官 oげ信booげo (尻 尾 が 棒 の 、 赤 く
犀.
窃 冨 。げ弓 o。冨
とうがらし
u亀 oo冨
とうが らし
水
け 、 ど こま でも 行 こう )
(答 ) 信昌¢
旨 oω 自 oω oげ巴boげo 誉
布 を担 いでいるもの)
ロウ ソク
が、家 を満たすも の)
(答 ) 竃ミ
切 ると こ ろ )
ヴ ァイ オ リ ソ
ω仁艮 罫 5 P ざ 艮 8
(
答 ) ミ6。鳶§
巴犀貯
き oも 暮 昌 口 ざ 。巨 8
ρ、
8 言 。 (お 尻 は キ ス す る
(頭 は 触 わ る と こ ろ 、 お 尻 は キ ス す る と こ ろ 、 お へそ は
E目き 日巳琴 § p ω匿 昌 ω
聾
[の 明 か り ]
げ仁oげ、
信凱 冨 ゴ﹂⇒8 0 白 o訟 げ仁三 .
昌 oρ (小 さ な 人 間 だ
き
(答 ) 信三 冨 [口 o<Φ冨 ] 羊
。
。
§
鼠 巳 冨旨 o 居仁類 亀 ρ鋤 日 o鴇 鋤日 8 窃 同δ鋤ρ巳
(答 ) 仁Oげ仁
て いる 老 婆 )
bぼ 尉
(答 ) 信Oげ仁
な った老 婆 )
⑮
⑯
⑰
⑱
⑪
⑩
⑪
⑫
⑬
ヴ ァイ オ リ ソ
と ころ 、 首 は愛 撫 す ると こ ろ)
(答 ) §巨 §
仁日 き 嘗 目 き 。冨 oぼ ロミ 8 "9 蹄 き 豆 巳 。。犀、
ざ 冨 団8
[
乳]牛
鼠 ︽けき
ミ§ .
ミ 食 類 o≦磐 ざ 8
(頭 の と こ ろ は 恐 い が 、 股 の と こ ろ は お い し い も の が あ
る)
(答 ) 毒 艮 9[11 <ooo]
日 鎚寒 5 警 8 鼻 母 お 昼
犀錺 惹 σΦ昌 11 8 ω8 げΦ邑 (お 母 さ ん は せ っか ち 、 お 父 さ ん
めんどり、お ん
ぞ 鋤冨 [11 <。8 ]
は ク ラ リネ ット、 赤 ち ゃん は鈴 の よ う )
辞 暮 o ξ o⇒宮
(答 ) 白 巴 ぢ P 犀.
o巨犀P oぼ 毒 oげ節 仁昌o
冨 毛き 箕
どり、 ひよこ
辞 コ冨
富 冨 団零 ◎ 。︽ ざ 口臣 き 巳
ワラ
てら れ て い る牛 の尻 尾 )
(答 ) ぞ O。。犀げO
$ b翅 妻邑 塁
発 芽 し た ト ウ モ ロ コシ
b暮 三 自 鋤旨 。 鐸 .
貯 ざ ≦昌 も 8ぼ ざ ︽8 oρω
巨 色 88
(答 ) 零鹸 碧 仁
スが ピ ッと 出 てく る よ )
β 同 巳 岳 日 仁5ρo (蓋 を し て 、 蓋 を し て 、 今 す ぐ に 。 ペ ニ
冨 。ぼ ざ 筈 餌︽
oげ6 8 げo 毛 貯 oげ、
ξ o携 。。げo口 (道 の 上 に も 道 の 下 に も 捨
⑭
⑮
⑯
一138一
⑰
⑱
⑲
⑳
(私 の お へ そ を 押 さ え て。 ペ ニ ス が 出 て く る で し ょ う )
く、 ス ラ ム化 を 免 れ て いな い が、 そ の都 市 化 は、 典 型 的 な
都 市機 能 の整 備 は こ の 人 口移 動 の ペ ー スに遅 れ る こと 甚 し
に変 貌 し つ つあ り、 都 市 化 ・近 代 化 ・情 報 化 の波 が押 し寄
に ユ ニー クな 面 を 併 せ持 って い る。 一方 、 農 村 自 体 も 急 速
発 展 し てき た首 都 リ マの ﹁ア ソデ ス化 ﹂ と形 容 され る ほど
植 民 地 都 市 (白 人 ・都 市 化 ・スペ イ ン語 の優 勢 な ) とし て
発芽した トウモ ロコシ
(答 ) 零 凱 昌 信
旨 oげo旨 o boρ舞 帯 巳 p 誓 仁一
冨 =仁暮 oρ ρ、
Φ。
。m
5 (知 識
の生 ま れ る と こ ろ、 小 さ い人 間 の巣 )
(答 ) 矯8 げoく 零 oω一 学 校
↓8 ρ 日 き o 日 涛 ぴξ ⇒一
唄8 "ゲ艮 、
仁。訂 ぎ
せ 、 共 同 性 、 親 密 性 の濃 厚 だ った 労働 や遊 び の風景 も ま た
9 "
仁ω8
そ の影 響 を 受 け よ う と し てい る。
ビ デ オ はま だ都 市 の中 間階 級 以 上 の家 庭 に普 及 す る のみ で
を携 帯 し 、 大 音 量 に し て歌 な ど を聞 い て いた も の であ る。
カ セが 流 行 し て い た。 人 々は ど こに行 く と き でも ラ ジ カ セ
筆 者 ら の経 験 でも、 一九 八 四年 か ら 八 六年 に か け てラ ジ
日 貯串 巳 くoρ (倉 は か ら っぽ 、 食 物 も な い 。 ネ ズ ミ だ け
飢 え
が殖 える)
(答 ) く醇 ρ串
日 昌 最 5 b霧 話P ﹃貯 鼻 、
餌旨 ぎ $ ρ鋤 ωoρ8 寅 ρ (ど こ に
足跡
行 っても 跡 に残 す も の )
(答 ) 崔 営
あ った 。 た だ、 八 六 年 夏 (
南 半 球 では 冬 ) 筆者 ら が 一時 滞
語 系 の村 で は ケ チ ュア語 と 並 ぶ 南 ア メリ カ の土着 言語 の 一
在 し た ボ リ ビ ア の ソ ラー タ と いう、 山 深 い谷 間 の アイ マ ラ
大根菜
れ ρ、
Φ=信 冨 警 仁[" 8 9 0]o冨 ℃ ρ、
o日 ΦH bo ΦB o冨 "
(答 )遷 歪
饗 R8 巴匹 oげo(黄 色 の 帽 子 、緑 色 の ス カ ー ト 、 白 い お 尻 )
つであ る ア イ マ ラ語 の ラジ オ 局 が あ った り 、 機 械 好 き の神
オ 映 画 の 上映 会 が あ って人 々が 楽 し ん で いた 姿 が 、 強 く 印
父 の い る フラ ン シ ス コ会系 の教 会 の施 設 では と き ど き ビ デ
今 日 ペ ルー は、 周知 のと お り 経 済 的 、 社 会 的 にも 危 機 の
象 に残 って いる。 と ころ が、 一九 九 二年 夏 には ペ ルー のク
終 わ り に 1 変 わ りゆ く 遊び の 風景 の中 で ー
最 中 に あ る 。 人 々 は、 農 村 か ら 地 方 都 市 へ、 さ ら には 首 都
ス コ市 近 郊 の農村 ユカ イ でも ク ス コ市 の ビデ オ ・レ ソ タ ル
三
の リ マ へと 、 家 族 ぐ る み、 村 ぐ る み で移 動 し つづ け て いる。
一139一
店 か ら 借 り てき た 映 画 ビ デ オ を 上 映 し て金 を 受 け取 る 家 庭
が 二、 三軒 も 出 現 し て い た。 急 速 にビ デ オ時 代 を 迎 え よ う
と し て い る の であ る 。
テ レ ビ .ラ ジ カ セ ・ビ デ オ の 普 及 に 伴 い 、 ペ ル ー 農 村 の
遊 び の風 景 も ま た変 貌 を 遂 げ よう と し て いる。 そ し て、 か
つ て の 日本 と 同 様 に、 な ぞ な ぞ 遊 び の よ う な 口頭 伝 承 も ま
た廃 れ て いく の かも し れ な い。 し か し 、 こ れ ま で ス ペイ ソ
語 の陰 で抑 圧 さ れ てき た ケ チ ュア語 な ど の土 着 言語 が 復 権
し つ つあ る 現 在 、 な ぞ な ぞ の よ う な こと ば 遊 び の効 用 が 見
直 さ れ 、 意 外 な 創 造 性 を 発 揮 し てく れ る こと を 筆 者 ら は 期
待 し た い。
な お 、 末 尾 では あ る が 、 口頭伝 承 に は 門 外 漢 の筆 者 ら に
ペ ル ー .ア ヤ ク ー チ ョ地 方 の な ぞ な ぞ 遊 び の 資 料 を 提 供 し
てく だ さ った畏 友 の文 化 人 類 学 者 の加 藤 隆 浩 さ ん に、 こ の
場 を 借 り て感 謝 す る。
︹註︺
﹁一
日霧 日 o母 こ の短 縮 形 と いわれ る [
い貯鋤 HΦ
。
。
N"Φω]。
な お、﹁
一
ヨo団蝕 bo9げ亀 8 唄o識boω﹂を ク ス コ地 方 のケ チ ュア
(1 )
﹁バ ルト ロメー ・デ ・ラ ス ・カ サ ス﹂ ア ソデ ス地域 研 究 所
語 に強 い て書 き 替 え るな らば 、 ﹁
一
日m
巳oρ げo鴇 .
巴 窃﹂と な る。
(2 )
の こと で、 ︿ア ソデ ス ロ頭伝 承 ﹀ の シリ ーズ では スペ イ ソ語
と ケ チ ュア語 の 二言 語 併 用 で出 版 され て いるも のが 多 い。
し て服 喪 中 であ る こと を示 す 。 こ こか ら、 なぞ な ぞ では ﹁
未
(3) ア ソデ ス地 方 では今 日 でも 未 亡人 は 一年 間 は 黒 い服 を 着 用
亡人 ﹂ は 黒 を象 徴 す る こと に な る。 な お、 ペ ルー で オリ ー ブ
と いえ ば、 黒 っぽ い熟 果 塩蔵 も のを 指す よう であ る。 例 題⑰
等 を 参 照 の こと。
に生 育す る。 胞 子嚢 の部分 を 煮 込 み や サ ラダ にし て食す る。
(4 ) アチ ョク チ ャは ア メリ カ原 産 の ツ ル科 植物 で ア ソデ ス斜 面
薬 効豊 か であ る。 胞 子 嚢 は成 熟 す ると 自 然 に弾 け る。 こ こ で
﹁形状 な ぞ な ぞ﹂ であ る。
は 、枝 に連 な って いる 胞 子嚢 のか まぼ こ状 の形 か ら連 想 し た
地 の自 然 条件 であ る 昼夜 間 の厳 し い温度 差 を 利 用 し て加 工 さ
(5 ) チ ュー ニョと は凍 結 乾 燥 ジ ャガイ モの こと で、 ア ソデ ス高
れた保 存 食 品 の こと であ る。 原料 のジ ャガ イ モと比較 す る と、
元 の 二分 の 一な いし 三分 の 一の重 量 に な る。 こ こ では ﹁
形状
なぞ な ぞ﹂ であ る。
(6 ) 草 刈 り鎌 は、 形 状 は 欧文 の疑 問符 の形 を し てお り、 刃 の部
分 が ノ コギ リ の よう にギ ザギ ザ 状 にな ってい るも のが多 く 使
な お、 イ チ ュ草 は、 アソデ ス高 地 の代表 的 な 禾本 科 植 物 の
用 さ れ る。 ここ では ﹁形状 な ぞ な ぞ﹂ であ る。
総 称 であ る。
畑 に似 て いる か ら、 と いう 説 [
Zo︿程﹃
o 自① ﹀σq巳訂 H
逡 刈"
(7 ) 教 会 の屋根 を 上 か ら見 れ ば ジ ャガ イ モの種蒔 き が 終 わ った
ミ ] も あ る が、 ﹁bo
bo﹂ は ス ペイ ソ語 では ﹁ロー マ教 皇 ﹂ を
指 す か ら、 と 単純 に解 釈 す る こと も 出来 よ う。
一140一
(8) 色 に加 え て、 ア ソデ ス住 民 の耳 に は教 会 の鐘 の音 色 が ロバ
の鳴 声 のよ う に聞 こえ る と いう [
Z黒 昌 δ α⑦ ﹀σq鼠 ﹃ H逡 刈"
お]。
(9) 高 地 に 生育 す る刺 草 で、 学 名 は 頃 δoσ
Qざげoω
oと いう 。 葉
は 濃 緑色 で、 茎 や葉 の部分 に トゲ の よ う な毛 状 のも のが 密 集
こと であ る。
(16) こ の場 合 、 牛 と は蚤 や シラ ミを 指 し、 イ チ ュ草 と は毛 髪 の
(17) 黒 い牛 と は 蚤 のこと であ り、 足 を折 る と は櫛 の歯 が こぼ れ
る こと を意 味 す る。
お り、 そ れ を包 んで いる白 く て多汁 質 の果 肉 の部 分 を食 す る。
を つけ る。 平 べ った く て長 い鞘 の中 に黒 い種 が 一列 に並 ん で
る 。 海 抜 二 八〇 〇 メー ト ルま で の温暖 地 方 で生育 し 、白 い花
(18 ) 南 ア メ リカ 原 産 の樹 木 であ り 、 学 名 は H
口σq鋤閃Φ巳 色 であ
(10) キ ヌアは ペ ルー 原産 の アカ ザ 科 植物 で、 トウ モ ロ コシが 栽
甘 い。
し てお り、 それ に触 る だ け で猛 烈 な かゆ み に襲 わ れ る。
培 でき な い よう な 三〇 〇〇 メー ト ルな いし 四〇 〇 〇 メ ー ト ル
な ぞ な ぞ であ る。 ケ チ ュア語 では ﹁U巳 は場 所 の接辞 、 ﹁評 ﹂
(19 ) こ の例 題 は 語 末 の音 あ る いは韻 (
﹁b凶ゆ﹂)を 楽 し む た め の
強 の高 地 で栽 培 さ れ る こ とが 多 いが、 最 近 健 康食 品 と し て見
直 さ れ、 都 市 の家 庭 でも需 要 が 増 え る とと も に、 換 金 作 物 と
す ぐ に逃 げ出 し、 ま た イ チ ュ草 が茂 って いる よ う な荒 涼 と し
(20 ) 修 道 士 が人 前 に出 な いよ う に鶴 鵡 も人 間 の気配 を 感 じ ると
物 を 運 ぶ の に利 用 し たり す る。
な お、 ケ ピ リ ナ布 と は多彩 色 で薄物 の織 布 の こと であ る。
は ﹁す でに﹂ と いう意 味 の接辞 な いし副 詞 であ る。
し てト ウ モ ロ コシ地 帯 でも栽 培 さ れ る よ う にな った。 種 子 は
微 細 だ が、 蛋 白 質 の含有 量 が 高 い。 パ ソ状 にし て焼 く か粥 状
にし て食 す る。 こ こ での答 は 、 近 年 キ ヌアと と も に 見直 さ れ
(11) コソド ルは ア ソデ ス地方 を 代 表 す る鳥 であ り、 全 長 一メー
た 高 地 を住 み かと す る鳥 であ る。
つ つあ る ア ソデ ス植 物 の キ ウイ チ ャ でも い いだ ろ う。
ト ル半、 両 翼 五 メー ト ル弱 に及 ぶ も の もあ る 。 こ こで は コソ
粉 し な け れば なら な い。
の方 の石 は懸 命 に転 がす よ う に 上下 な いし左 右 に動 かし て製
の方 の石 は地 面 に据 え付 け てあ る の で底 が汚 れ る し、 他 方 上
(21 ) こ の場合 娘 は 上 の方 の石 で、 母 親 は下 の方 の石 であ る。 下
ド ル の翼 を広 げ て飛 翔 す る姿 を 十 字架 に喩 え て いる。
(12) 例題 ⑭ の よう に、 ここ で の答 は ﹁雲 ﹂ でも い い。
(13) ア ソデ ス地 方 の ワイ ノ の 一曲 の歌詞 にも あ る と お り、 リ ソ
ゴ の種 は 四 つであ る 。
(14) 例 題 ⑰ の よう に、 ここ で の答 は ﹁水﹂ でも い い。
デ ス地 方 で は クイ と 呼 び親 し ま れ て いる。 古 く か ら食 用 に家
(22 ) ク イ と は テ ソジ ク ネズ ミ のこと であ り、 そ の鳴 声 から ア ソ
畜 化 さ れ て き て、 ア ソデ ス の農家 では室 内、 特 に火 の気 のあ
(15) ア ソデ ス地 方 では 製 粉機 を 具 備 す る農 家 は 中農 層 な いし 富
トウ モ ロコ シ等 を 製粉 す る こと によ りそ の加 工賃 を取 得 す る。
る 台 所 で飼 育 され てお り、 戸外 に逃 げ 出 さ な いよ う に 日光 を
農 層 に属 す るだ ろ う 。 彼 ら は、 自 家 用 の みな ら ず、 他農 家 の
重 要 な収 入源 の 一つ にな って いる 。
一141一
嫌 う よ う に躾 けら れ て いる。 そ の肉 は鶏 肉 の味 に似 て淡 泊 で
ある。
(28 ) 本 稿 では唯 一の アル フ ァ ベ ットを 答 にも つ例 題 であ る が、
ケ チ ュア語 の場 合 母音 の ﹁o﹂ は厳 密 に い えば 音素 では な く
る の なら ば 、 ﹁oび♂bo﹂ は ﹁
¢げδbに﹂ と表 記 し な け れば なら
スペ イ ソ語 から の借 用語 も ケ チ ュア語式 の発 音 ど おり 表 記す
な く な り、 こ のな ぞ な ぞ自 体 成 立 し な く な る。 も ち ろ ん ﹁o
異音 にす ぎず 、 し た が って三 母音 表 記論 に立 つな らば 、 ま た
辛 いが、 皮 の部 分 は そ れ ほど 辛 く な い。 ペ ルー の家 庭 の食 卓
甑ωbo﹂ でな け れば なら な い、 と いう 積 極 的 な 理由 も考 え に
級 のも の で ある 。 色 は緑 ・黄 ・赤 と多 様 であ り、 種 は非 常 に
には 欠 く こ と の出 来 な い調 味 料 の 一つであ る 。 こ こ では 、 辛
(23) 学 名 は O呂 ω貯¢ヨ ω
b●で、 ト ウガ ラ シの仲 間 と し ては 最 大
さ (﹁9 一
5
2鋤﹂ に は ﹁辛 い﹂ と い う意 味 が あ る ) と形 か ら 連
く い。 ただ し 、 ﹁司 教﹂ と 天動 説 を 掛 け て いる の な らば 別 問
(29 ) 羊 も ま た牛 や 馬と 同 様 に ヨー ロッパ から 伝来 した 家畜 であ
題だが。
想 す る な ぞ なぞ であ る。 例 題 ⑮ 以 下 を参 照 の こと。
う な も の、 普 通 は 石 投げ 用 の紐 で互 い に膝 下 の部分 を叩 き 合
ルパ カ が い るが、 前 者 は荷 獣 用 に、 後 者 は 毛刈 り用 に、 主 と
る。 ア ソデ ス地 方原 産 の大型 家 畜 に は ラ クダ科 の リ ャ マや ア
(24) ア ソデ ス地 方 の伝 統 的 な 民 俗 舞踏 の 一つで踊 り手 は縄 のよ
う 。 も ち ろ ん叩 か れ る と痛 い の で、 踊 り手 は 叩 か れ ま いと し
し て利 用 され て いる。
て激 し く 跳 んだ り 跳 ね た りす る こと に な る。 遊戯 的 な要 素 を
含 ん だ舞 踏 だが 、 そ の姿 と 音 か ら ト ウ モ ロ コシを煎 ると き を
アソデ ス地方 でも古 く か ら伝 承 さ れ てお り 、今 日 では 日常 的
ア語 で は ﹁oげ鋤﹂) は ト ウ モ ロ コ シを 発 酵 さ せ て つく る が 、
(30) チ チ ャ酒 (チチ ャは本 来 力 リブ海 域 の アラ ワク語 で、 ケ チ ュ
よ う に足 元 ま で覆 っている 。 し か し、 夜 にな り修 道 服 を 脱 ぐ
(25) 神 父 が昼 間 正 装 す る修 道 服 は 、ち ょう ど 女 性 の スカー ト の
にも 共 同労 働 用 にも 重 要 な役 割 を 担 って いる。 チ チ ャ造 り の
連 想 さ せ る なぞ な ぞ であ る。
と 下 か ら ズ ボ ソが現 われ る 。
シ の乾 いた葉 を敷 き つめ た箱 のよ うなも の に入れ て上 から覆 っ
最 初 の工程 は水 に漬 け てお いた トウ モ ロ コシ粒 を トウ モ ロコ
てお き、 毎 日水 を掛 け てや ると 一週 間 ほど で発 芽 す る。 この
メキ シ コの円盤 状 のも のが有 名 だが、 ア ソデ ス地 方 の ト ルテ ィ
発 芽 した トウ モ ロ コ シ粒 を ﹁宅H
昌O
b仁﹂ と 呼 び 、 こ の工 程 か
(26) ト ルテ ィリ ャと いえば 、 ト ウ モ ロ コシ に石 灰 を混 ぜ て作 る
リ ャは ト ウ モ ロコ シと ジ ャガ イ モを材 料 にし た も の であ る。
にな った ト ウ モ ロ コシ粒 は戸 外 の日当 た り の よ いと ころ で自
ら 連 想 し て作 られ た な ぞ なぞ が 例題 であ る。 さ て、 も やし状
﹁
黒 い湖 ﹂ と は 油 を指 す と 思 わ れ る。
葉 が小 さ い割 には 大き な 黄 色 の花 を つける 。果 実 は緑 色 の紡
ル臭 が漂 ってく るが 、 石臼 で つぶ し、 煮 立 て、 濾過 し、 数 日
然乾 燥 させ た後、 この頃ま で には周 囲 には甘酸 っぱ いア ル コー
(27) ア メリ カ 原産 の サ ボ テ ソ で、学 名 は Ob¢口二〇油o信ω
言凸8 。
シー で美 味 。
錘 形 を し てお り、 皮 が厚 い割 に は剥 き やす く、 果 実 は ジ ュー
一142一
を か け て発 酵 さ せ る と、 出 来 上 が る。 ト ウ モ ロ コシ ・ビ ー ル
の地酒 と考 え れ ば よ い。 大 粒 のト ウ モ ロ コシ の産 地と し て有
こと に な る の で、 普 通 自 家 だ け では消 費 でき な いの で、 棒 の
名 な ク ス コ市 近郊 の ウ ルバ ソバ 地方 で は 一度 に相 当 量 を 造 る
先 に ナ イ ロソ袋 等 を つけ て戸 外 に掲 げ てお き、 チ チ ャ販 売 中
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大 学學 報 ﹄ 第 六 七号
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( 一九 九 一)
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﹁チ リ の言 語遊 戯 ﹂ 江 口 一久 編 ﹃こと ば遊 び の民族 誌 ﹄ 東
三原 幸 久 (一九 九 〇 )
京、 大 修 館 書店 。
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の目印 と す る 。
食 用 で は な い。葉 っぱ が 食 用 には適 さ なく な った頃 に引 き 抜
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ア メ リ カ ﹄ 第 一七 号 、 京 都 、 ラ テ ソ ア メ リ カ 資 料 セ ソ タ ー 。
﹁ケ チ ュ ア 語 / ス ペ イ ソ語 / 日 本 語 小 辞 典 ﹂ ﹃資 料 ラ テ ソ
(31 ) ク ス コ地 方 では ユ ユは 葉 っぱ の部 分 を 食 し、 大 根 の部 分 は
いて みる と、 白 い大 根 の部 分 が 出来 て いる程 度 のも のであ る 。
参考 文 献
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(一九 八 七 a)
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青 木 芳夫
﹁ペ ル ー ・プ ー ノ 県 の 二 重 言 語 ・二 重 文 化 教 育 ﹂ ﹃奈 良 大
(一九 八 七 b )
学 紀 要 ﹄ 第 一六 号
青木芳夫
﹁ペ ル ー の 二 重 言 語 教 育 の 二 類 型 ﹂ ﹃奈 良 史 学 ﹄ 第 五 号
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三 原 幸 久 (一九 八四 )
﹁チ リ で伝 承 さ れ てい る 三 三 三 のな ぞ なぞ ﹂﹃大阪 外 国 語
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