Ⅵ 進路決定 1 求職登録 障害により就職が困難で、就職機会の少ない障害者については、一般求職者より さらに手厚い取り扱いによる求職受理がハローワークでされる。求職登録をするこ とで、職業相談、職業紹介(求人票を見て応募できる)や就職後の指導ができたり、 事業所に対しては助成金の交付をすることができる。 就職を希望する障害者は原則居住地を管轄するハローワークで求職登録を行いま すが、新卒者(在学中)については学校管轄ハローワーク(本校は西大寺ハローワ ーク)が行う。40名の生徒がハローワークの窓口に訪れると、時間もかかり混乱 するため、学校を会場にして求職登録を行う。 (1)実施時期 3年生の4月に、学校において求職登録を行う。(2~3日間) 当日、参加できない場合は、個別に西大寺ハローワークで求職登録を行う。 (2)参加者 生徒、保護者、ハローワーク職員、担任 (3)実施形態 生徒一人につき20~30分、3会場で行う。 (4)内容 学習や現場実習の状況、就職の具体的希望の確認 ・求職登録申込書、同意書、重度判定実施依頼書の記入 ・療育手帳(写) ・実習先一覧(実習評価等を伝える) (5)重度知的障害判定 雇用率、助成金制度等雇用対策上の「重度」知的障害者の範囲は、療育手帳の重 度(判定A)より広く設定されています。療育手帳Bの判定を受けている方の中で も雇用対策上の「重度」知的障害者に該当する場合がある。 本人・保護者から重度判定の依頼があった場合、公共職業安定所を通じて依頼判 定を受けて、重度判定を実施する。 IQ60未満の場合は、雇用対策上の「重度判定」に該当する場合がある。 ※この内容は、保護者に2年生の3学期の懇談等を利用して十分に説明しておく。 「重度」という表現について誤解を受ける保護者の方も多い。 ※「重度判定」を受けると、障害者雇用率でのダブルカウント(1人雇用すれば、 2人と換算される)ができるので、事業所側から雇用を優遇される場合がある。 Ⅵ- 1 - 2 採用に至る経路 (1)就労までの流れ 4月 職業相談 (求職登録) → ・・ ハローワーク西大寺から、専門官(3人)が来校して 実施する。生徒・保護者・担任が出席。 (1人 20~30分) 平日の午後、2日間程度 ※障害者手帳所有者が対象 (3会場に分かれて実施する) ハローワークから児童相談所(更生相談所)へIQの照会が行われる。 6月 職場見学 ↓ 現場実習 ・・ 本人、保護者、担任(面接) ・・ 実習を通して、本人・保護者・事業所が就業する力や 勤務態度などについて、卒業後の進路先 として適切 かどうかを考える。(2~3週間) ↓ 反 省 会 ・・ ↓ 雇用についての確認 実習の評価 実習の評価を経て、事業所と本人の就業意思 の確認 ※6月の実習で、よい評価をいただいた場合は、10月にもう一度、同じ事業 所で実習を行う。就労に結びつかない場合は、別の事業所で実習を行う。 → 内定したらハローワークへ連絡する ↓ IQが60未満の場合は、就職のメドが立ったら、障害者職業センターで重度 知的障害者判定を受ける。(本人・保護者・担任) →予約はハローワークが行う 求人票提出依頼 ↓ 求人票提示 ↓ ・・ ・・ ・・ 求人票の提出を事業所に求め、雇用条件や助成金等 について確認する。(進路係、ハローワーク) 事業所からハローワークに求人票が提出されたら、生徒、 保護者に求人票を提示して、雇用内容の確認をする。 (担任) 履歴書を記入(顔写真撮影)し、学校長推薦で応募書類 を作成する。(事業所に郵送) 応 募 ↓ ・・ 内 定 ・・ 事業所から学校宛に内定通知が送付される。(事務受付) 管理職が確認後、本人に手渡す。 ↓ 入 社 ・・ 事業所によっては、3月~初任者研修期間を設ける場合 がある。 ※事業所がハローワークに届ける。 Ⅵ- 2 - (2)就労関係機関相関図 求人票送付 学校 ①求人票提出 職業安定所 ②応募書類提出 採用通知送付 応募書類送付 ③採用通知提出 事 業 所 本人 家族 面接、入社打合せ 助成金申請 最低賃金適用除外申請 労働基準監督署 調査・認定 ④雇用上の重度判定(該当者) 障害者職業センター (3)障害福祉サービス受給者証の交付及び利用手続き 見学・面接・実習 学校 事 業 所 評価・内定 及 び 本人 福祉サービス利用申請 家族 ※障害程度区分判定 (1次・2次)・認定 福祉施設 福祉事務所 支給決定通知書 障害福祉サービス受給者証交付 利用契約を交わす ※就労継続A型事業所を進路先とする場合は、「障害福祉サービス受給者証」が必要に なります。また、事業所が移行支援(トライアル雇用)を望んだ場合や、通勤のため にグループホームを利用する場合も「受給者証」が必要になります。 (注)A型事業所は、暫定支給期間をはずす手続きが必要です。 3 施設利用の経路 就労を行ううえで、通勤距離が長かったり、家庭状況等の理由で、自宅から離れて 通勤を行う場合がある。代表的な施設はグループホームとなるが、在学中から体験利 Ⅵ- 3 - 用も出来るため、環境等に慣れてから、卒業後につなげることも出来る。 (1)グループホーム、ケアホーム 項目 グループホーム(共同生活援助事業) ケアホーム(共同生活介護事業) 利 用 就労し又は就労継続支援等の日中活動を利用 生活介護や就労継続支援等の日中活動を利用して 対象 している障害者であって地域において自立し いる障害者であって、地域において自立した日常 た日常生活を営む上で、相談等の日常生活上 生活を営む上で、食事や入浴等の介護や日常生活 の援助が必要な者。 上の支援を必要とする者 · 障害程度区分が 1 又は非該当 · 障害程度区分 2 以上 サ ー 主として夜間において、共同生活を営むべき 主として夜間において、共同生活を営むべき住居 ビ ス 住居において行う以下のサービス において行う以下のサービス 内容 · 相談その他の日常生活上の援助 · 入浴、排せつ又は食事等の介護 · 調理、洗濯又は掃除等の家事 · 生活等に関する相談又は助言 · 就労先その他関係機関との連絡その他の日常生 活上の支援 ア、受給者証の取得 居住地区の福祉事務所に行き、申請 手続きをします。 ※障害程度区分認定 (認定調査) 介護保険の認定基準を含む 106 項目で 1 次判定し、要支援から要介護 5 までを評 価します。 障害程度区分は、非該当、区分1~6の順:数字が大きくなるほど障害の程度が重 い。 ●グループホーム入居可能・・・非該当、区分1 ●ケアホーム入居可能・・・・・区分2以上 Ⅵ- 4 - (2)グループホームの体験利用 ア グループホーム体験利用(生活体験実習)までの手順 ①児童相談所の判定課で、判定の予約をとる。 ②児童相談所で判定を受ける。(療育手帳持参) ③最寄りの福祉事務所で、障害福祉サービスの申請(グループホームの体験利用)を する。 ④福祉事務所から、生徒に聞き取り調査に来る。 ⑤障害福祉サービスの受給者証が福祉事務所から送付される。 ⑥グループホームを行っている事業所に連絡し、体験受け入れ可能なグループホーム を調整していただく。(例:ぎおんハイツ、倉敷地域生活支援センター等) ⑦グループホームの見学(受給者証を提示して契約する) ⑧グループホーム体験 ※「受給者証」を所有している場合は、福祉事務所の申請から行えばよい。 ※実際の体験利用(生活体験実習)に際しては移行支援マニュアルのⅡ-2参照 イ 卒業後のグループホームの利用 上記「ア」に準じる。 ウ 宿泊型自立訓練(通勤寮)とグループホームの比較 平日の朝食 昼食 平日の夕食 宿泊型自立訓練 ○ × ○ ぎおんハイツ等 配膳当番あり 主のな特徴 日常生活全般のサポ 一ヶ月の料金の目安 約8万円程度 配膳当番あり ート 2 年間で出る グループホーム ○ × ○ 必要に応じて世話人 世話人の補助 が補助 世話人の補助 約10万円程度 ※体験利用なら 1 日 約 2000 ~ 3000 円程度 一人暮らし × × × すべて自分で行う 6~10万円程度 ※家賃による ※グループホームの築年数や利用形態等により、利用金額は異なるため、詳細は各事業所 へ問い合わせが必要である。 ※グループホーム・ケアホームの利用者(市町村民税課税世帯を除く)に対して、月額 Ⅵ- 5 - 1万円を上限に家賃が助成されます。 ①対象者 グループホーム・ケアホーム利用者(市町村民税課税世帯を除く) ②助成額(月額) 家賃を助成対象とし、利用者1人当たり月額1万円を上限。 ※家賃が1万円未満の場合は、当該家賃の額を助成。 ※月の中途で入退居した場合は、1万円を上限として実際に支払った額を助成。 ※家賃に対する助成は、他の障害福祉サービスに係る報酬と同様に、翌々月とな る。 (1軒屋タイプ) (アパートタイプ) Ⅵ- 6 - 4 移行支援 障害のある生徒が、地域で就労生活を安定して送るためには、「就労の場」と「生 活の場」での考えが必要であり、両者が一体的に支援されることが重要である。就労 上の課題が支援されるとともに、生活面での安定が職場への定着につながっていく。 このために 、「生活の場」である家庭や生徒と話し合いを持ち、卒業後の生活を見通 しながら移行支援を進めていく。 就労支援や生活支援が必要な生徒については、校内での学習の様子や現場実習の様 子を見ていただきながら、顔合わせや情報交換を主体としながら、早期から関係機関 と連携を取りながらすすめていく。 (1)移行支援会議 就職が内定したら、卒業後を見据えて、生徒と事業所、支援機関とを結ぶ会議を 開催する。 ア 出席者 必ず主席 ・公共職業安定所(管轄) ・障害者就業・生活支援センター ・事業主 ・生徒、保護者 ・生徒担任、進路指導主事 必要に応じて出席 ・地域生活支援センター ・市町村福祉事務所 ・かかりつけ医師、こども相談センター、保健福祉センターなどの支援機関 ・管理職、特別支援教育コーディネーター 地域 会場 ハローワーク 就・センター その他 岡山市東区 学校 西大寺 岡山 地域生活支援センター その他岡山市 学校 岡山 岡山 市町村福祉事務所 赤磐市 学校 和気 岡山 こども相談センター 倉敷 保健福祉センター 倉敷 児童養護施設等 千人雇用センター (必要に応じて) 倉敷市 総社市 イ くらしき健康福祉クラザ 倉敷中央 事業所 総社 津山市 ハローワーク津山 津山 津山 美作市 事業所 美作 津山 目的 卒業後の生活へ向けた生徒本人・家族のニーズを、学校・事業所・関係機関で 共通理解をし、卒業後の支援内容や支援体制について、支援機関や進路先に引き Ⅵ- 7 - 継ぐ。 ウ 支援機関との連携 卒業後、学校と就労支援機関が連携して定着支援を行っていくことができるよ う、卒業までの期間に就労支援機関へ支援登録を行うよう保護者へ啓発を図る。 エ 支援機関連絡先一覧 ※Ⅶ公的関係機関一覧表参照 5 前提となる実習先の決め方 (1)2年進路ケース会(2学期個別懇談前) 希望・能力など個々の生徒の就労イメージを学年内で共有 ↓ (2)2年2学期個別懇談 希望・能力など個々の生徒の就労イメージを本人・保護者と共有 ↓ (4)2年3学期実習先の設定 ケース会・2学期懇談を受けて2年3学期の実習先を選定 ↓ (5)本人への進路希望まとめ(2年3学期実習後) ↓ (6)2学3学期懇談 進路先候補(3年1学期実習先)のイメージ確認 ↓ (7)進路調整会議(2年年度末) ※詳しくは、現場実習指導マニュアルⅡ-3「3学年の実習とジョブマッチング」参照 ※A型事業所については、特別支援学校の実習調整会議を通して行う。 6 雇用手続き(求人票依頼~応募書類発送) (1)事業主の方への説明内容 < 第1段階 ・・事業主の方へ(別紙2)を渡す > ①事業所の管轄ハローワークで「高校生用求人票」を受け取る。 ※「障害者用の求人」であることと、雇用予定の生徒名(学校名)を伝える。 Ⅵ- 8 - ②求人票に必要事項を記入し、事業所の管轄ハローワークで受け付けていただく。 ※「障害者用の求人」であることと、生徒名(学校名)を伝え、「指名求人」扱いに していただく。(非公開扱いになる) ③ハローワークで受理された求人票(受付印のあるもの)の写しを、学校(岡山瀬戸高 等支援学校)に送付する。 < 第2段階 > ①学校(岡山瀬戸高等支援学校)から、ハローワーク西大寺に、応募書類を届ける。 ※応募書類の「付け紙」、生徒の「履歴書」、「調査書」(厳封したもの) ②ハローワーク西大寺から、学校からの応募書類に加えて 、「紹介状 」「採用通知書」 等の書類が送付される。 ③「採用通知について 」(学校長あて )、「採用通知書 」(本人あて)を、学校(岡山瀬 戸高等支援学校)に送付する。 ※(必要があれば)「入社承諾書」または「就職確約書」を添付する。 →「採否結果通知書」をハローワーク西大寺に送付する。 ④学校から、「入社承諾書」または「就職確約書」が送付される。 (事業所から、添付があった場合) < 第3段階 > ハローワークから、必要に応じて、助成金手続きの書類が、事業所に送付される。 (2)最低賃金の減額特例について 岡山県の最低賃金は、691円/時であるが。健常者と比べて、労働力が著しく 劣る場合には、最低賃金の減額をすることができる。 単に障害があるだけでは、許可の対象とはならず、その障害が業務の遂行に、直接、支 障を与えていることが明白である場合に限る。また、支障があったとしても、その支障の 程度が著しい場合でなければ、許可の対象とはならない。 <最低賃金除外申請の流れ> ①事業主が、管轄の労働基準監督署で、申請書類を受け取る。 (岡山、倉敷、津山、笠岡、和気、新見) ②事業所のなかで、作業能力が一番低い従業員(健常者)と、作業能力を比べる。 ※10日間の作業力の記録をとり、数値的に比べる。 ③労働能力が何%になるかを基に、賃金を算定し、申請書類を作成する。 ※賃金の%は、労働力の%を下まわってはいけない。(小数点2位以下切り捨て) ④申請書類を管轄の労働基準監督署に提出する。 Ⅵ- 9 - ※提出前に、一度見てもらうのがよい。 ⑤労働基準監督署から、実態調査を受ける。 ※申請上の2人の作業能力を実際に比較する。 ⑥最低賃金の除外申請を労働基準監督署が認可する。 ※申請から決定まで、3~4Wかかる。 <新卒者の場合> ①除外申請は、雇用労働者に対して行うものであり、在学中の生徒は、雇用前というこ とで該当しない。申請は、来春の雇用時点から行うようになる。 ②「求人票」には、最低賃金で記載し、「但し、作業能力に応じて、行政官庁の許可を 得たうえで、金額は変更することがある」と但し書きを記載する。 (3)週20時間の考え方 週20時間以上の就労時間の見込みがあれば、労働契約を結ぶことができる。 会社カレンダーによる年間勤務時間 ÷ 52週 = 週の平均勤務時間 週の平均勤務時間が20時間以上あれば、雇用契約を結ぶ事ができる。 ※実績が、極端にはずれると雇用保険が取り消される場合がある。 (例)7~8月の勤務時間がゼロ (事例) 青果加工を業とするA社は、夏期(7~8月)が閑散期となるため、昼前で仕事が終 わり、就業時間が減少する。このため、週20時間の確保ができない。一方、10月以 降は、繁忙期となり、21:00まで仕事をするなど、残業が必要になる。 →毎週20時間は無理だが、年間をおしなべると20時間が確保される。(OK!) (4)重度判定について IQ60以下で重判を受けます。IQで50以下は確定、50~60が検査対象者。 一度、重判を受けると、認定されない場合でも、5年間は次の重判を受けることができ ない。就労が決まると、ハローワーク西大寺が、岡山障害者職業センターに重度判定の 予約を入れる。 知的障害(軽度) → 重度判定(×) 知的障害(重度) → 重度判定(○) 知的障害(軽度)+身体障害(軽度) → 重度判定(×) 知的障害(軽度)+身体障害(重度) → 重度判定(○) 知的障害(重度)+身体障害(軽度) → 重度判定(○) Ⅵ - 10 - 速やかに療育手帳の更新をして、写しを進路係に提出してください。 採用が決定したら、ハローワークが児童相談所や知的障害者更生相談所にIQの照会 を行う。その際に必要となるのが最新の療育手帳である。療育手帳は3年ごとに更新す るが、本校の生徒は、入学時(中学3年生)に手帳を取得した生徒が大半になるため、 ほぼ全員が、高校3年生で手帳の書き換えをするようになる。 療育手帳は、事業所に障害者雇用枠で就労するのに必要であるし、重度判定を受ける 際にも必要である。早めに更新の予約を行い、速やかに手帳の更新をし、新しい療育手 帳が届いたら、写しを進路係に渡す。IQ照会のために、ハローワークに提出する。重 度判定の結果については、障害者職業センターから本人に届く。 < 重度判定の流れ > ①事業所から求人票が届き、学校からハローワークに応募書類を発送する。 ②ハローワークが、事業所に付け紙をつけて応募書類を届ける。 ③ハローワークが1Qの照会を行う。(障害者雇用の助成金に係わるため) ※IQ照会のために、療育手帳(更新したもの)が必要です。 ④1Q照会の結果、IQ50~60の生徒に対して重度判定を行うため、ハローワークが 障害者職業センターに、検査日の予約を入れる。 ⑤本人・保護者に実施と日程の連絡する。保護者へ再度「重度判定」の趣旨の確認を する。検査日を本校ワクとして指定されるが、どうしても都合のつかない保護者は、 各自で障害者職業センターに連絡をし直接予約を取っていただく。 ⑥重度判定のため、生徒、保護者が障害者職業センターに行く。学校の判断で必要に 応じて担任が同行する場合もある。 ⑦重度判定の結果が届く。 (注意)本人や保護者は、 「重度判定」という言葉を聞いただけで、知的障害は「重度」 ではないと抵抗される場合がある。障害そのものの重度判定ではなく、あくまで も、雇用上の重度判定であることを伝える。本人にとって不利になるものは一切 なく、事業者にとって障害者雇用をしてもらいやすくするためのものである。 ※重度障害者の場合は、障害者雇用数が2人とカウントできたり、助成金の額が倍増 したりする。 (5)ジョブコーチについて ジョブコーチを利用する場合には、西大寺ハローワークから、障害者職業センターへ の問い合わせ(予約、日程調整等)が必要である。利用申請は、事業所が行う。 Ⅵ - 11 - ①本人、保護者、担任が職業センターに行き、職業評価を受ける。 ②本人、保護者、担任、ジョブコーチ(2名)が事業所に行き、職場の人と顔あわせ (関係づくり)を行いながら、現場環境、作業内容等を確認する。 ③職業センターで、赴任日まで職業準備訓練(9:00~16:00)を受ける。 (6)A型事業所利用における暫定措置はずし A型事業所を利用する時の注意事項 → 暫定措置を外す A型事業所を利用する場合には「受給者証」が必要であり、市町村の福祉事務所で 発行してもらうが、通常の場合は期限が6月30日までとなっている。これは、毎年 この時期に、福祉サービス利用料に係る所得確認を行っているためであり、このため に4月からA型事業所を利用する場合にも期限が切られてしまう。 もちろん手続きにより、この後も継続してA型の利用はできるのですが、雇用がい ったん切れてしまうと、ハローワークからの特開金が出なくなってしまう。 特開金は継続雇用が条件であるため、4月からの数ヶ月勤務だけでは出ませんし、 7月からの雇用とみなされると、すでに4月から給料の支払いが行われているために 特開金の対象からは外されてしまう。 暫定措置を外すためには、受給者証の申請と合わせて、事業所からの手続きが必要 になる。市町村により、保護者だけの申請でできる場合もあるが、採用決定通知が届 いた後事業所と連絡を取り合いながら手続き申請をすることが必要です。 (注意事項) 4月から新規に事業所が立ち上がる場合は、求人票を確認して、入社日以降の日付 で利用申請をしなければならない。それ以前の日付での利用申請では、助成金が無効 になってしまう。 ※暫定外しの書類は、岡山県のネット上にあり、実習関連書類にアセスメントをつけ た支援評価を添付する(この手続きは事業所が行う)。 → 福祉事務所では、何故A型利用なのかが問われる。利用するには、事前にアセ スメントが必要なため、事業所によっては、アセンスメントのために追加実習を行う 場合と、現場実習での評価を用いる場合とがある。 (7)求人票が届いたら ア 進路係から、①保護者宛通知文 ②受領書 ③求人票 ④封筒 の4点をセットに して担任に渡す。 イ ①と④に保護者の宛名を書き、②と③を封筒に入れて、のり付け(緘)をする。 Ⅵ - 12 - ※「緘」印は、進路係の机上にある。 ウ 保護者から②が届いたら、②を進路係に渡し、応募書類の作成をする。 エ 応募書類は、⑤付け紙 ⑥履歴書 ⑦調査書の3点をセットにして、進路係に渡す。 起案後、3点セットが担任に返されるので、清書して進路係に提出する。 ⑤の保存場所 ※平成○○年度 → 53 進路 → 雇用手続き → 進路付け紙(担任) 注意! 調査書の日付は、履歴書の日付より1日後にする。 付け紙の宛名は、求人票に記載された事業所名及び代表者名を記入する。 付け紙の起案番号、日付は、起案後に記入する。 オ ⑤~⑦を白上質紙(3年団入口のBOX内)に印刷し、進路係に渡す。 カ 校長印を押印し、ハローワーク西大寺に提出する。 (8)採用通知授与式 採用通知書が届いたら、原則として、その週の金曜日に採用通知書授与式を校長室 で行う。 人数が少ないとき 朝 8:50~ 人数が多いとき 放課後 15:50~ 出席者 校長、教頭、事務長 本人、担任、進路係 記録係 事務室 ~ 授与式の流れ ~ ※画像フォルダ 25 年度→進路→採用通知授与式 ①開式の言葉 ②採用通知授与 ③お祝いの言葉(校長) ④閉式の言葉 : 司会進行(進路係) ※授与者が複数名いる場合は、個別に授与した後、全員にお祝いの言葉を述べる。 Ⅵ - 13 - 7 就職に係る問題等が起きた場合の流れについて 採用内定の取消し及び就職差別につながる不適切な採用条件(応募者の適正・能力以 外のこと、例えば、親の職業、家庭状況等)にしていると思われるような事象等、就職 に係る問題事象が起きた場合、次のような流れで、岡山県教育委員会に報告する。 (1)問題事象が起きた場合、学校は速やかに県教育庁指導課(以下、県教委)の報告 するとともに、学校を管轄する職業安定所にも報告する。(図①、③) (2)県教委は学校からの報告により事実確認を行い、違反と判断した場合、労働局(職 業安定課)に違反事象を報告する。(図②、④) (3)県教委から報告を受けた労働局は、関係公共職業安定所に指示し、学校への詳細 確認を行うとともに事業所への事実確認及び指導を行う。(図⑤、⑥、⑦) ○問題事象が起きた事業所と該当生徒のいる学校の管轄職業安定所が同じ場合 ⑧指導完了報告 ③電話報告 管轄職安 ①電話報告 学校 該当学校 ⑦指導報告 ④文書報告 県教委 労働局 ②事実確認 ⑨指導完了報告 ⑥事実確認と指導 該当 ⑤指示 事業所 Ⅵ - 14 - ○問題事象が起きた事業所と該当生徒のいる学校の管轄職業安定が違う場合 ⑥事実確認と指導依頼 ⑧指導完了報告 ③電話報告 該当学校 ①電話報告 学校 ④文書報告 県教委 労働局 管轄職安 該当事業所 管轄職安 ⑦指導報告 ②事実確認 ⑨指導完了報告 ⑤指示 事実確認 と指導 指導完了報告 該当 事業所 Ⅵ - 15 -
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