7月号

平成28年7月4日
◆あかるく
◆やさしく
◆かしこく
◆つよい子
小松市立向本折小学校 7月 学校だより
校 長
表 久美子
恒例の校内すもう大会が6月20、21、24日の三日間にわたって行われました。
今年で32回目を数え、本校の伝統ある行事です。これまでは、各学年別に実施していました
が、今年は2時間続きの時間を取り、低・中・高学年のブロックごとに行いました。学年を越
えて粘り強く頑張る姿を互いに応援したり、上学年が下学年の世話をしたりすることを意識し
ました。
土俵に立ち、身を構えるどの子も形相が変わり、真剣な表情で歯を食いしばって勝負に挑む。
そして、土俵際まで追い詰められても、足をしっかりと付けて全身で踏ん張る姿を見ていると、
こちらも自然と拳に力が入ります。そして、周りの声援「頑張れ!!」の声
も大きくこだまし、大変盛り上がり有意義な大会となりました。最後まで諦
めずに勝負する子、負けて悔し涙を流す子、悔しさをぐっとこらえて口元を
引き締める子、励ましている子、勝った喜びを満面の笑みで表す子、表現の
仕方は様々ですがどの子もやりきったという表情でした。「最後まで諦め ず、
粘り強く頑張ること」、「礼に始まり礼に終わること」や、「勝っておごら
ず負けてくさらず」というめあても達成されました。
応援くださった保護者・地域の皆様そして、副審をしてくださった皆様、本当にあり がとう
ございました。
今年の学校保健委員会は、「いのち」をテーマにして開催しました。自分達が生まれるまで
の間、お母さんのおなかの中でどのように育ってきたのか、生まれたときの様子やその時の気
持ちについて保護者の方のお話を聞くこと、そして、いのちの誕生をお手伝いする助産師さん
のお話を聞くことを通して、「命は大切なもの。自分も周りの人も大切に」と いうことを、子
ども達が実感できるようにしたいと考えました。
温かい雰囲気の中、児童の発表やそれぞれのお話を真剣
に聞く子ども達の姿も、印象に残りました。
子ども達の前で、お話くださったお父さんやお母さん、
どうもありがとうございました。
以下、感想の一部を紹介します。
私は、3年生の時の自由研究で、「おなかの中の赤
ちゃん」について調べていたので、助産師さんが言っ
私たちを産んでくれたお母さん
ていたことがすごくわかった。また、健康給食委員の
は、すごく大変だったんだなと思っ
発表もよく分かった。でも、今日初めて知ったことが
た。私のママは「妊娠中毒症」とい
ある。それは、命の大切さだ。命は、そう簡単には、
う病気になって、おなかを切って私
手に入れられない大切なもの。私のお母さんも「出産
を産んだと言っていた。でも、頑張
、大変だったなあ」と言っていた。私は、いつもお母
って私を産んでくれて嬉しいなあ。
さんに大事にされていて、いま生きているので、お母
ありがとうと思った。
さんに感謝することと、命の大切さに気付けました。
(4年)
(5年)
最初の健康給食委員会の発表で、赤ちゃんの誕生する
までがわかった。その後の保護者の人の経験を聞いて、
赤ちゃんが誕生したときのうれしさや、つらいときの感
想に感動した。そんなに自分の子どもを大切にしている
かと思うと、「大事にされているんだな…」といつも心
の中では思っていたことだけど、改めて思った。(6年
)
講話では、様々な妊婦・出産の場面を通して、命の大切さを教えていただいた。最近、反
抗期に入ったかなと感じる言葉や行動があり、どう話していこうか考えていたところだっ
たが、今日の話を聞いてすっきりした。「あなたを大切に思っている。」という思いを伝え
ながら声をかけていこうと思う。(保護者)
自分と他の人を大切にしてほしいということを、普段なかなか面と向かって伝えること
ができないが、こういう機会で改めて自分自身で感じてもらえたのではと思い、とても良い
機会だったと思う。(保護者)