形象派 三河・名古屋支部便り 形象ART5人展 2014.5.3. N0.2 VOL.Ⅵ 会期 H26年2月20日(木)~24日(月) (AM10:00~PM6:00最終日はPM3:00) 会 場 Gallery 森の響(おと) 日進市米野木町南山973-13 出品者 井上四雄・荻須ちはる・近藤 義行・清水きよ子・角谷 薫 形象ART5人展を開催!盛況!! 初めての場所で5人展を開催しました。場所は、安城から少し遠いところで すが、長久手や瀬戸方面には比較的近く、とてもお洒落で良い雰囲気のところです。建 物とその庭園も風雅ということばにふさわしい雰囲気です。また、喫茶とギャラリーが 別々の部屋になっており、お客様がコーヒーを飲む前を横切って作品を眺めることはあ りません。 5人は、三河・名古屋支部のメンバーです。このギャラリーは、水彩画の展示会が結 構多く、私自身、過去に数回見ています。作品は、いわゆる写実的な水彩画展が多く、 そんな中、形象派のメンバーがどのような、作品を展示するのか、とても期待していま した。井上四雄さんは黒を基調とした自由なカルトン画、荻須ちはるさんは、流れるよ うなイメージの水彩とカルトン画、角谷薫さんは、大胆奔放な筆使いの水彩、清水きよ 子さんは、独特の雰回気を持つ落ち着いた色調のカルトン画とバラエティーに富んでい ます。私自身は、風景を中心に自由かつ明るい調子の水彩画を出品し、合計で40点ほ どの展示となりました。5人各自が、自分のやりたいことを前面に打ち出すことができ、 とても魅力的な展示会になったと思っています。 店のオーナーもカルトン画の意味がよく理解できなく、説明するだけでは、分からな いようでしたが、作品を見てとても興味を覚えられたようでした。 見学者も多く、店の周辺だけでなく、名古屋からも来客が結構あり、皆様、真剣に1 点1点を何度も見ておられました。話しかけてみると、水彩画やパステル等をたしなん でいる方が多く、私たちの作品に何かを感じられたようで、嬉しくなりました。 展示だけでなく、ワークショップもここでやってみたいと決め、カルトン画と水彩画 とを午前、午後とに分けて実施しました。水彩画への関心度が高く、参加者が10数人 あり、その反響に驚かされました。花をモデルにデモを行い、形象派の水彩を描くのを 初めて見た方が殆んどで、驚きと興味しんしんの様子が直に伝わってきました。今後、 体験した方の中で、水彩画やカルトン画を形象派のメンバーと一緒に描きたいという方 が増えてくれることを望んでいます。長久手市文化の家でのトレーニングが、益々充実 することを願って今回の5人展の報告とします。 (近藤義行 記) <会場の様子> 第2回 会員会議 <ワークショップの様子> 開催 H.26.3.30.(日)PM2:00~ わかいめアトリエにて 議題1では、7月に開催される第20回記念の支部展の、出品作品のサイズや点数、 プレゼント用小品、作家別プロフィール票の作製について話し合いました。 議題2では、平成27年夏季デッサン大学(愛知開催)の会場候補地について、各自 が持ち寄った候補地を出し、その中から数カ所に絞り、直接会場に当たり、その結果を 持ち寄り決定することになりました。 なお、デッサン大学の参加者を増やすために、どのようなプランが必要か各自それぞ れの考えを出し合いました。 第23回水曜グループ展 *会 期 H.26.4.3. (木)~4.6. (日)(AM9:00~PM5:00) *会 場 安城市民ギャラリー(1F 展示室B) 桜が満開の4月初めの開催で、初日から大勢の方が来場して下さいました。 水曜グループのメンバーの他に、元メンバーの岡本功先生も出品して下さいました。 それぞれが3点ずつ位出品し、会場が少し狭いと感じるほどでした。 いつも見に来て下さる方々の感想では、「個々の良さが表された作品が見られたのが 良かった。」 「新しい感じの作品があり、目にとまった。」 「会場全体が明るい感じがした。」 などの声が聞かれました。 カルトン画や水彩画が多く、もう少し大きい作品があるとなお良かった。 3 人の形象 YMY展 voL.V *会 期 H.2 6 .4 .8.(火)~4.13.(日)(AM10:00~PM6:00) *会 場 ノリタケの森ギャラリー(名古屋市西区) *出品者 井上四雄・新実正男・近藤義行 2年に1回の3人展「3人の形象 YMY展」を企画してから、今回で5回目になり 8年が経った。 会場は、ノリタケの森ギャラリー。展示には制約が無く、各自の発想で、自由に制作 した作品を展示。今回は、特に三者三様であった。 <会場の様子> 近藤義行は、水彩画のみ。ハつ切りから30号まで、水彩の透明感と独特の色彩で、 人物・花・風景を具象的にあっさりと表現。両面構成の切れの良さに見るべき作品が有 った。女性に人気があった。 井上四雄は、8号と30号の大きさに限定。8号は、油彩とテンペラで形と色彩がう ごめく内面性の追及。 30号は、ベニヤのパネルとパネルに紙を貼り下地とし、クレパス・鉛筆・油彩・ミッ クストメディアで猫と野菜の斬新な両面構成で、見る人を圧倒する。 会場正面に30号10枚は、迫力が有り、会場が盛り上がった。 新実正男は、エッチング・油彩画・カルトン画で、大小合わせて35点と、陶・竹細 工等々のオブジエの作品多数。その中では、竹細工の大きな「バランストンボ」に一番 人気が有ったとか? そんな作品群での入場者の声。 ○「看板招き猫が待っていてくれてた。」 ○「うわ-、色がきれい。」 ○「黄色いバ ラが好き。」 ○「何か分からんが、おもしろい。」 敵だわ。」 ○「あの猫の顔に圧倒された。」 ○「猫何匹いるのかな。」 ○「このエッチングの作品が素 ○「○○さんを見直したわ-。」 ○「世の60歳以上の男性に元気をつけてエー。」 作品を前にして、語ってくれる作品の言葉に耳を傾けると、快いものであったり、厳し い課題であったりと、それぞれの今までに追及してきたものは何であったかを改めて見 直す機会であった。複雑に或いは単純に、深く多重的にそれぞれの過去形よりも、未来 形を求めて行きたい。 意欲を持って、創造的に、そんな展覧会であった。 (新実正男 記) なお、会場で、エッチングの紹介を兼ねて、来場者に銅版に自由に絵を描いてもらい ました。その銅板を印刷したのが以下の物です。 NEWS N0.1 画家 『昭和の気骨展』 福山すすむ 生誕99年記念 神谷清久所蔵作品展 開催 開催期日 平成26年8月20日(水)~8月24日(日) 開催会場 安城市文化センター 3F展示室 *詳しくは、後日出される案内ハガキをご覧下さい。 N0.2 加藤増司氏追悼文集 加藤増司氏に捧げる 加藤増司のここが一番 5月3日(土)発行 前回の支部便りで原稿の募集をお願いしましたところ、沢山の原稿をお寄せ頂きまし た。お陰で「春季デッサン大学」に間に合う5月3日(土)発行の運びとなりました。 ご協力ありがとうございました。 N0.3 デデムシ 新美南吉詩歌集 石川勝治・斉藤卓志 [編] 装丁・レイアウト 桂川 潤 装画 岡田 由利子 挿画構成 角谷 薫 春風社 定価(本体 1,800 円) 平成26年4月30日 昨年の6月に開催した「第19回三河・名古屋 発行 形象派展」の折りに、「新美南吉の 童話をテーマにした作品」も展示しました。その中の作品が、今回の『デデムシ 新美 南吉詩歌集』の装画・挿画に掲載されています。どのように構成されているか楽しみで す。 (昨年の新美南吉の童話をテーマにした作品の一部) 関連講演会開催 * 斉藤 卓志氏 講演会 7月13日(日) Pm2:00~ 安城市中央図書館 『新美南吉と少女の物語』 ―素顔からデデムシヘ― * 桂川 潤氏 講演会 7月27日(日) Pm2:00~ 安城市中央図書館 『詩歌と装丁』 -デデムシ 新美南古詩歌集をデザインして- 編集を終えて 前回の発行から2ケ月間に、展覧会が3ヵ所であり、皆さんにお知らせしたいことも 沢山ありました。他の支部でも、多くの活動をして見えることと思います。簡単な形式 で良いので、活動の様子を「支部便り」として他の支部へ発信しませんか。 N0.1 の後、鹿児島支部・福岡支部・台湾支部からの支部の報告を戴きました。それを是非各 支部に発信していきましょう。 (三河・名古屋支部 編集係)
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